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【明日方舟】アークナイツ Part1321

215 :名無しですよ、名無し!:2021/04/02(金) 16:23:26.53 ID:7OtHN3S+0.net
ソーンズと二人で過ごすことも珍しくなくなったが、部屋で二人きりというシチュエーションは初めてだった。
僕のベッドの上でくすぐって遊んでいたら、なんか変な空気になって会話が途切れた。
今は僕が後ろから抱きついてそのまま二人で寝転んだような体勢だ。
「……急に変な声出すなよな」
「出してないが」
「出しただろエロい声」
「出してない」
くすぐられて思わず漏れた笑い声や制止の声ではない、明らかに性質の違う音。
それがソーンズの口から出たものだと理解するまでにしばらく掛かった。
(こいつもあんな声、出すのか……)
それは経験したことのない種類の衝撃だった。
(っていうか、この体勢でこの空気……なんか、ヤバい)
全身が密着している。いやだからどうだって話じゃないはずだ。男同士だし。
鼻元がソーンズのうなじ付近に触れる。シャンプーに気を遣うタイプでも無さそうだが、髪の良い匂いが鼻腔を満たす。
その清涼な香りの中に微かに、ほんの少しだけ汗の匂いが混じっていた。
一日過ごした後だからか。それとも今のこの状況に発汗しているのか。
何故かその香りを嗅いだ瞬間に脳が痺れたような気がした。
「おい……」
僕は無意識に両手を、ソーンズの太ももに這わせていた。
「何をしてる?やめろ」
いつものように冷たくあしらうソーンズ。いや、違う。いつもと同じじゃない。
後ろから見える耳や首筋の色が普段と違う気がする。褐色ゆえわかりにくいが……
(少し……赤くなってる?あのソーンズが……)
そうかもしれない、と思った瞬間に心臓がドクンと跳ねた。
「おいっ……!」
太ももに置いた手を内側へ少しずつ移動させる。より柔くより弱いところへ。
今はもうはっきり分かる。明らかにソーンズは汗ばんでいた。
「やめろ」
そう言ってソーンズは腕を掴み抵抗しようとする。
(……弱い……全然力入ってないじゃないか)
形だけの拒絶。言い訳のための反抗。
それは最早抵抗ではなく誘惑だった。
自分の中で「タガ」が一つまた一つと外れていく。いとも簡単に、流れるように。
体験したことのない極度の興奮に支配された自分ではもうこの侵攻を止めることは出来そうになかった。
「……やめ、ろっ」

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