【プロセカ】プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat.初音ミク 1784曲目【SEGA】

818 ：名無しですよ、名無し！(みかか) (ﾜｯﾁｮｲW 2dd8-WLmC)：2024/03/26(火) 18:04:14.94 ID:cNvrwUCO0.net

「むぅ……このブレスレットはかなり良い品だが、さっきのお店で見たネックレスも捨てがたいな……」
「ごめんなさいね、天馬くん。忙しいのに、雫へのプレゼント選びに付き合ってくれて」
「構わんぞ！妹を元気にしてくれている礼だ！だが…雫に似合うアクセサリーなら、桃井愛莉が一番よく分かってるのではないか？」
「ふふ、ありがとう。確かに雫のこと結構分かってるつもりだけど……その、雫って何でも大体似合っちゃうし、わたしからの贈り物なら全部喜んでくれるのよ。だから他の人の意見も欲しくなっちゃって」
「確かに……その光景が目に浮かぶようだ。では、雫に似合う、かつ雫が喜ぶプレゼントを一緒に考えよう！」
「助かるわ！……あら？見て天馬くん、向かいの棚！大人っぽアクセ特集ですって。雫にぴったり！」
「なに！……おお〜、確かに大人っぽい雰囲気だな。雫に似合う色と言えば、こっちの薄い緑が……」
「あの子気に入ったら配信に付けてきそうだし、メンカラ意識した方がいいかしら。するとこっちの……」
「「あっ、これ雫が好きそうだな(わ)！」」ｺﾞﾁﾝｯ
「うわぁ〜〜〜！すまん、桃井愛莉！！！！ぶつかってしまった！！！！！」
「ちょっ！天馬くん声が大きい！バレちゃ……ああ、もう！店員さんすみません！これお会計お願いします！」

「すまなかった。大声を出した挙句、強引に選ばせることになってしまって……」
「気にしないでいいのよ。他のお客さんいなくてバレなかったんだし、それに……わたしたち2人が『これは雫が好きそう』って直感したんだから、きっと喜んでくれるわ」ﾋﾟｯ
「む、だといいんだが……」ﾋﾟｯ
「あれ？天馬くん、電車こっちじゃないわよね？」
「ん？ああ、送っていくぞ。暗くなってきたし、仮にバレていて変なファンに後をつけられていたりしたら危ないだろう」
「……そう。じゃあ、お言葉に甘えさせて貰うわね」
「うむ。席は……空いていないな」
「次の駅で沢山乗って来るから、座れるとよかったんだけどね。……わっ、ほら！いつもより凄い人ね！？」
「(酷い混雑だ！知らない男性と桃井愛莉を隣にする訳にはいかない！)……すまん、桃井！」
「えっ？……きゃっ！？」ｷﾞｭｯ
(咄嗟に引き寄せてしまったが、この体制は所謂壁ドンとかいうものではないか？……咲希の先輩という印象が強く大人びて見えているが、こうして見ると、思ったより小さくて可愛らしいんだな。アイドルらしく顔立ちも綺麗で……いや！オレは何を考えているんだ！？)
(急になに！？天馬くん……あ、他の人たちから守ってくれてるんだ。案外男らしいところあるのね。神代さんの隣にいると小さく見えるけど、ちゃんと背が高くて筋肉もしっかりし……待って何考えてるのわたし！？)
「「…………………」」
「……なぁ、桃井」
「な、なに？天馬くん……」
「遅くなって腹も減ったし……この後、食事でもどうだ……？」
「……！そ、そうね。お腹すいたものね。もう少し……おしゃべり、しましょ？」