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【物語】欅坂46orけやき坂46の小説 ★5【エロも可】

445 :ウィンドチャイムが鳴る頃 EP13:2018/10/19(金) 20:06:00.32 ID:hwnHp79P0.net
「最近由依ちゃんと距離があるんだよね。
それがなんか気になって。」
それから数日後の休日にまたいつものTully'sで理佐とそんなことを話した。
「知らないよそんなこと」
理佐は何だか不機嫌そうに、頬杖をついて
出口のほうを見た。
「ごめん」
「そんなに気になるならぽんのところに行けばいいじゃん」
理佐も彼女もそうだが、突然冷たくなる
人が周りに多い。
しかし今日は僕が寝坊したことに
原因がある。
「いやそんな訳じゃ」
「ただの幼なじみと彼女どっちが大事なの」
理佐は声を上げて言った。
「そりゃ彼女だよ」
「もうその話しないでね。なんか嫌。」
淹れたてのアイスコーヒーは苦味ばかりした。
「なんか追加で食べますか?」
僕はカウンターのほうを指さした。
しばらくの間逡巡するみたいに
無言の時間が通り過ぎた。
やがて理佐は僕のほうを見た。
「いいの?」
理佐は笑えるくらい甘いものに弱い。
理佐の照れ隠しの微笑みに僕の心の翳りが
薄らいでゆくのを感じた。

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