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【Netflix】エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE/El Camino: A Breaking Bad Movie

776 :Anonymous :2019/12/18(水) 22:29:11.85 ID:XMM+sZxs0.net
本編の最終話は、ジェシーの今後について余韻を残しており、ジェシーのその後を描くという方向性は、観衆の関心と合致しており間違っていなかった。
しかし、この映画の不満の源泉は:
 そもそも本編でジェシーが脇役だった。ウォルターの苦悩に比べて、ジェシーの苦悩は圧倒的に尺が割かれていなかった。
↑これに尽きると思う。ジェシーのキャラが弱かったのは事実であった。

「オイタに心惹かれ、実行してしまう人間性が行き着く先は、地獄でしかないのか?」
↑このテーマが根底にあるのは確か。

ところで本編では、ウォルターの人間性を誇張して描写するあまり、結果的に客観的に見てかなりクソな人物として描かれていた。
ダイナーでの回想シーンは、砂漠でバッテリー切れになった後のタイミングなのかどうか知らんけど、
あの回想シーンこそ、ウォルターの本質というかエッセンスを描いているシーンだったと思う。
あのシーンは、ウォルターが素朴にジェシーの幸福と言うか、将来を思い遣るシーンであって、
本編でクソに描かれていたウォルターの良い面を強調する為のシーンだと思う。
あのウォルターが情熱的にビジネスを学べと熱弁する語り口調こそ、ウォルターの創造性であって彼の愛情の発露だと思う。
ウォルターがジェシーの学歴を記憶していないのは、ウォルターの超越性というか、格下とみなす人間に対して見せる態度の象徴だと思う。
そして、「お前は幸運だ。特別なことをするのに長年待たずに済んだ」というのは、ジェシーのみならず、視聴者に対するメッセージでもある。
犯罪教唆しているわけではないが、こういう台詞があってこそ、ドラマだと思う。

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