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【SUZUKI】GS,GN,EN,GZ125 Part58【原二】

922 :774RR:2017/01/19(木) 22:53:06.88 ID:MsDCaZca.net
前傾姿勢になると、前方を走る軽自動車を睨みつける
行ける!追いつける!追い越せる!
ここからは一瞬が勝負の世界だ
右のミラーを見て、後方からの車がないことを確認する
右のウインカーを出す、そして目視
素早く車線を変更すると、4速に落としてエンジンのパワーを開放する
「行っけぇぇぇぇぇ!!!!!!」
再び5速!並んだ!そして抜いた!GN125が軽自動車に勝利した瞬間だった
軽自動車の排気量は660ccあるCBR600RRよりも上だということだ
その軽自動車に勝ったということはつまり
GN125は、CBR600RRよりも速いということになる
激しいバトルを終えた俺は
この先2kmにあるサービスエリアの看板を見つける
「少し休もうかGN125…」
夜のサービスエリアは静寂に包まれていて
戦士が休息を取るには最適な場所だった
「俺たち勝ったんだぜ。お前も疲れただろ?ちょっと休もう」
GN125を二輪の駐車場に置くと
建物の中へと入り、食堂でうどんを注文する
さっきのバトルで、かなりエネルギーを消費したから栄養補給だ
あとでGN125にも給油してやろう
今日は頑張ってくれたから、特別にハイオクを入れてやろうかな
そんなことを考えていると、食堂のおばちゃんから声がかかる
「3番のうどんでお待ちのお客さま〜」
熱々のうどんを頬張っていると、誰かが俺の肩を叩いた
振り返ると警察官が二人、俺を見下して立っていた
「あっちに停めてある原付は君のか?」
「…原付というか、マグナ50っスけど…」
「ちょっと来い!」
食べかけのうどんを残し、俺はパトカーのほうへと連行された
午前6時、連絡を受けた親父が警察署まで迎えに来た
そして殴られた

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