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【SUZUKI】V-Strom650/XT/800DE Part28【DL651】
- 54 :774RR:2023/01/21(土) 18:01:44.82 ID:3wHifop7.net
- >>48
チーフエンジニア 番匠哲也
Vストローム800DEは基本的に“Vストローム”ですからオンロード主体のままです。あくまでツーリングメインで、例えばフルパニアとかタンデムの旅も含めて、オンロードを楽しく走れるのが基本。我々は“オフロードバイク”を作ったつもりはありません。
冒険心を引き立てたい。そういうバイクにしたかったんです。悪路で“引き返そうかな”と思うようなシチュエーションでも進んでいけるように。他のVストロームといちばん違うことは“開発段階から未舗装路ありき”で設計されていること。ここが最大の違いになります。
ですからオフロードで大ジャンプ! とか、そういう使いかたは考えていないんです。前後サスペンションのストローク量220mm、最低地上高220mmというのも、オンロードの走りを楽しむことができつつ、そこに悪路での走破性をプラスするために導き出した最適な数値。完全なオフロード仕様ならもっと(サスペンションを)長くすることもできますから。
エンジンを直列2気筒にしたのは前後長を短くしたいからです。2軸のバランサーを90度に配置して、これまで以上にコンパクトなエンジンにしています。これによってピボットからアクスルまでを短くできました。
それとフレームをアルミじゃなくて鉄にしたのは強度が理由。アルミは強度的には弱い。強度や剛性なら鉄がベストチョイスだと判断しました。
フレームに求められるものって、突き詰めていくとオンロードでもオフロードでも、要求されるものに大きな違いはなくなってくると思うんです。今回はエンジンとフレームが同時進行で開発できたのも大きい。ただ、悪路での強度面を補うためにVストローム800DEにはダウンチューブとしてのサブフレームを入れています。
トラクションコントロールのG(グラベル)モードなんですけど、アレ実は予定になかったんです。でもテストを含む現場から「こんなに未舗装路で楽しいバイクなんだから、頼むこういうのをつけさせてくれ!」って逆にお願いされまして(笑)。
エンジンをかけて空ぶかしするだけでもワクワクするはず。双方向クイックシフターも、それありきで開発していますし、この800の走りに必要な電子制御も揃えています。とにかく、走りを感じて欲しいです!
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