ポケモンGO 神奈川県総合 Part.48

ピカチュウ

・10月13日（木）ルージュラとゴーリキーが突然…

早朝に散歩中、近所でCP1000越えのリザードを捕獲できたは良かったものの
調べてもらうと個体値がすこぶる最悪だったという事実が判明するや否や博士を10月の冷たい海にじごくぐるまでぶち込んで道連れにしてやりたい衝動を抑えつつ結局アメにしてしまった
罪悪感を覚えながら今日もみなとみらいに到着。
相変わらず葬式帰りのようなテンションの俯き加減のゾンビのようなトレーナー達が点在している。
異様な光景？
そんなことは百も承知だ。
だが今はゾンビになることが心地良い。
表の顔だけでは駄目なんだ、俺は。
そんなどうでもいいことはさておいて、果たして昨日のカップルはラプラスを捕獲して幸せになることができたのだろうか。
どうであれ天涯孤独の身には関係のない話で俺は今日もベンチに座して一意専心、ラプラスを諦めない。
ギャラドスがシャワーズよりも勝っている点について考察しながら捕獲に勤しむも
これといって目を惹くようなレアキャラは出現せず
みなとみらいのポケモンはいつも通りパウワウ、ビリリダマ、コイル、サイホーン、タッツー、ニョロモなどが主な面子
「だぁから！お呼びじゃねえんだっつ！」
節目節目でドククラゲ、シードラ、ゴルダックなどの進化組が出てくるたびに俺は荒々しい奇声染みた独り言を人目も憚らずにぶちまける
一体なにが目的なのだろうか
こいつらはもはやレアでもなければ捕まえやすくも可愛くもない
俺も含め、大部分のラプラス目当てのトレーナー達にとっては百害あって一利なしの害獣さながらの存在だ
いや、ポケモンたちに罪はない
そう思ってしまっているのはもはやラプラスを始め、Ｓクラスのレアキャラに目が眩み自分の感覚が麻痺していることの何よりの証拠だった
ため息まじりにコンビニで買ったカレーパンを貪りながらいつになるかもわからないラプラスを待ちながらジムのある方向へゆっくりと歩いていると、人目を憚らずにカップルが朝っぱらからディープキスをしているのが視界に入ってきた
２人がポケモントレーナーなのか否かは定かではないが愛すべき存在がいないにも関わらずすっかりと興奮してしまった俺は寒空の下、最愛のピカチュウの待つ臨港パークへと向かっていった