■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【雨の日ほど】カイロス無視すんのやめろ飴27【大活躍】
- 697 :ピカチュウ:2018/01/11(木) 20:40:28.83 ID:Cl7rf+Kj0.net
- ある晴れた日、カイロスはお散歩していました
そこにストライクが大きな袋を持って通りかかりました
「ストライクくん、何持ってるの?」
「ないしょ、ないしょ、カイロスくんにはなーいしょ」
そう言うとストライクはどこかへ行ってしまいました
「へんなストライクくん・・・」
しばらく歩くと、こんどはスピア―が美味しそうなハチミツの壺を抱えて通りがかりました
「スピア―くん、どこ行くの?」
「ないしょ、ないしょ、カイロスくんにはなーいしょ」
スピアーは急いで飛んで行ってしまいました
「いいもん、バタフリーちゃんに聞くもん」
カイロスはバタフリーのお家に向かいました
ちょうどバタフリーのお家の前でコンパンを発見しました
「あっ、コンパンちゃん、何しに行くの?」
「ないしょ、ないしょ、カイロスくんにはなーいしょ」
そう言うとバタフリーに招き入れられお家の中に消えました
「もうっ、バタフリーちゃん!お家で何するの?カイロスも入れてよ!」
「ないしょ、ないしょ、カイロスくんにはなーいしょ」
バタン・・・
「え〜?そうだこっそりのぞいちゃえ」
カイロスは窓からこっそり家の中をのぞきました
すると、バタフリーもストライクもスピアーもコンパンもキャタピーにビードルや友達の虫ポケモンがいっぱい
みんなで楽しそうに何かを作っていました
「あっ!ダメだよのぞいちゃ!」
シャーっという音ともにカーテンが閉められてしまいました
カイロスはスーッと心が冷たくなり、胸がつぶれそうなほど悲しくなり、丘の上まで走りました
「うわ〜ん!ストライクくんのどてかぼちゃ!スピアーくんのとうへんぼく!コンパンちゃんのおたんこなす!バタフリーちゃんのへちゃむくれ〜!」
カイロスは丘の上で大粒の涙を流しました、つめたい、つめたい、涙を流しました
「もういいさ、みんな僕のことがきらいなんだ・・・」
「そ〜っと、そ〜っと、ぬきあし、さしあし、しのびあし・・・」
「カイロスくん!」
「えっ!?ストライクくん、それに、みんな?・・・何?僕のことを笑いにでも来たのかい?」
「ふふふカイロスくん、目隠し目隠し」
「えっ?ちょっと・・・」
カイロスは目隠しをされ、手を引かれ、みんなに誘導されました
「目隠し、目隠し、いいこと、いいこと、ないしょ、ないしょ♪」
「カイロスくん、目隠しとっていいよ」
「う、うん・・・えっ!?」
目隠しを取ると、そこはバタフリーのお家の中
きれいに飾り付けられたお部屋の中には、おいしそうな料理や大きなケーキが並べられています
「カイロスくん、お誕生日おめでとう!」
「ないしょにしてて、ごめんね」
「びっくりさせようと思ったんだ」
「たんたんたんたん誕生日♪カイロスくん、お誕生日おめでとうー!」
カイロスは、また泣きました
胸がぐっとつぶれそうになり、大粒の涙があふれてきました
でも、今度の涙はあたたかく、カイロスは満面の笑顔で
大好きなみんなと、たのしい、たのしい、誕生日をすごしたのでした。
総レス数 958
221 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200