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【たった200勝】北山由里スレ11【複垢完全否定】
- 386 :ピカチュウ:2019/02/10(日) 17:16:42.34 .net
- 本拠地、新宿中央公園で迎えたレイド戦
彼女サオピカが大遅刻、生放送も勢いを見せず惨敗だった
コメントに響くファンのため息、どこからか聞こえる「もうオワコンだな」の声
無言で帰り始める視聴者達の中、昨年の対人戦の神ターシーは独りシャッター前で泣いていた
GW杯で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるベスト16入賞者達・・・
それを今のポケモンGOで得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「僕を信じてください・・・」ターシーは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ターシーははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰ってPVPをしなくちゃな」ターシーは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ターシーはふと気付いた
「あれ・・・?お客さんがいる・・・?」
ベンチから飛び出したターシーが目にしたのは、立ち見席まで埋めつくさんばかりの視聴者だった
千切れそうなほどに投げ銭が振られ、地鳴りのようにウィーアー!が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするターシーの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「タダシ、ジム防衛だ、早く行くぞ」声の方に振り返ったターシーは目を疑った
「き・・・北山さん?」 「なんだハゲ、居眠りでもしてたのか?」
「タ・・・タイキックス?」 「なんだターシー、かってにタイキックスを切り捨てやがって」
「山田さん・・・」 ターシーは半分パニックになりながらフレンドリストを眺めた
1番:山田 2番:北山 3番:はつだ 4番:ジャッシュ 5番:パクパク 6番:ゆずみん 7番:まきやん 8番:ヒコボン9番:タイキックス
暫時、唖然としていたターシーだったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「視聴者・・・視聴者交代だ!」
両親からお金を受け取り、グラードンへ全力疾走するターシー、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっているターシーが発見され、アコスと信者は病院内で静かに息を引き取った
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