ジム防衛考察スレpart76

710 ：ピカチュウ (JPW 0H0f-QW7N)：[ここ壊れてます] .net

川崎民のとき、防衛スレで知能に障害がある子の町に遊びに行かされた
彼は脇目もふらずにポケモンGOをやっていて、正直、「こいつでもポケモンGOとかわかるんだなあ」と思った
三十日ほど彼のプレイを見ていて、とても悲しい事に気が付いた
彼がそのゲームでやっているのは、瀬谷区の周りでビードルとカラスを捕獲する、
ただそれだけだった。10垢にただ一つの本垢のTLは50を越えていた。
彼は永遠、手投げでキャタピーを捕獲し続けた
とても楽しそうだった
先に進めてやろうと思い端末に手を伸ばしたら凄い剣幕で怒鳴られた。
なんて怒鳴られたか聞き取れなかったけれど、とにかく怒鳴られた
それを見て彼の母親が「ごめんなさいね、瀬谷ちゃんはポケモン大好きのよ」とワイに謝った
彼はポケモンGO以外のアプリは入れていなかった

ワイはそれ以来、ポケモンGOをやらなくなった。以前のようにポケモンGOにのめり込めなくなってしまったのだ。
端末を握るとやるせなくなった。レイドの集団に遭遇してもみんながやるのを見ているだけだった
その間、ワイはポケモンGOに興じる瀬谷くんの背中だけを見るように努めた本当にむなしかった
その内に、ワイはポケモンGOを憎むようにさえなった。
今までの人生の中で、あんなに何かを憎んだことはない
それは真夜中にワイを目覚めさせた
ポケモンGOなんかこの世からなくなってくれと本当に願った
ワイは手持ちポケモンを彼に全部あげて、アプリはアンスコしまおうと思ったが、グズマに怒られそれすらできなかった。
一人暮らしをしている今でもポケモンGOは嫌いだし、もちろんスマホにも入れていない。

時々、彼と、永遠に世界を救えなかったであろう彼のトレーナーの事を思い出すと、とても悲しくなる