あんじゅ「十月一日は醤油の日」

アッカリ～ン

あんじゅ(第二回ラブライブが開催され、私たちA-RISEは一次予選を突破！)

あんじゅ(でも今回はμ'sも勝ち残って、最終予選でも手強いライバルになりそうだから…)

英玲奈「μ'sは二度の合宿を行って英気を養い、結束を強めたらしい」

あんじゅ「へー」

ツバサ「そこで私たちもプチ合宿を敢行しようと思うの」

あんじゅ「ぷち…合宿？」

英玲奈「遠出したり何日も費やさなくてもいいから、三人で同じ場所に泊まり、同じ物を食べる。それだけでも一体感が生まれると思わないか？」

あんじゅ(…というわけで、ツバサの家に泊まることにしたんだけど…)

ツバサ「え！？…ちょ、あんじゅ何してんの！？」

あんじゅ「何って、お醤油かけただけよ」

ツバサ「なんでキャベツに醤油かけるの。とんかつのつけあわせの千切りキャベツよ？」

英玲奈「とんかつにかけるソースでキャベツもいただくのが基本だろう？」

あんじゅ「いや、私とんかつにもお醤油かけたし。ソースは使わないわよ」

ツバサ「邪道よ！お醤油なんて合わないでしょ？」

あんじゅ「そんなことないわよ。…だいたい、ツバサがキャベツにかけたのは何？」

ツバサ「マヨネーズだけど？」

あんじゅ「それこそ邪道でしょ。何にでもマヨネーズかければいいってものじゃないわよ」

ツバサ「お醤油よりマヨネーズのほうが絶対合うから。とんかつのソースとの相性もいいし」

あんじゅ「あなたたちも日本人なら、そんな固定観念にとらわれず一度お醤油で食べてみなさいよ。何にでも合うのよ。お醤油は」

英玲奈「あんじゅがそんなに醤油好きとは…意外だな」

ツバサ「一番日本人っぽくない顔と名前なのにね」

あんじゅ「失礼ね。見た目や名前は関係ないでしょ。お醤油の良さがわかってるなら外国人だって心は日本人よ」

【翌朝・十月一日】

あんじゅ「ツバサ、英玲奈。朝ごはんできたわよ。一緒に食べましょ♪」

ツバサ「わ、きれいな目玉焼き。意外と料理上手なのね」

英玲奈「朝食の王道だな」

あんじゅ「私が本気を出せばこれくらい…アーリーブレックファストよ！」

英玲奈「朝飯前と言いたいのか？」

ツバサ「それだと単に早めの朝食じゃない？」

あんじゅ「前じゃなくて朝食だからこれでいいのよ」

えれあんツバ「いただきます♪」

ツバサ「あんじゅ！？…な、何してるの？」