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【物語】欅坂46の小説★3【エロも可】

1 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 00:04:00.99 ID:30uHdLzwK.net
素人レベルからでも投稿できる小説スレです
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です

投稿者は多大な時間と労力をかけて
作品を投稿していますのでご協力をよろしくお願いします

またこのスレの投稿される作品はすべてフィクションであり
実在する人物や団体や建物等との関係は一切ありません

★過去スレ★

【物語】欅坂46の小説★2【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1489546278/


【物語】欅坂46の小説【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1487327352/
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvvv:1000:512:----: EXT was configured

2 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 00:44:22.06 ID:i1gPLxxBa.net
>>1
スレ立て乙でありますm(__)m

3 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 01:55:57.41 ID:i1gPLxxBa.net
「ねぇ早く寝なよ」
理佐ちゃんが夜中に起き出して2ちゃんしてる俺に声をかけてくる

「これを書くまでは寝られない」
「なに書いてんの」
理佐ちゃんが俺のスマホを覗きこむ

「え〜っ!?新しい小説スレ立ったの?」
驚きの声をあげる理佐ちゃん

「さっきスレ立てれないって泣き言言ってたよね」
「俺の敬愛するチワン族さんが立ててくれたんだよね」
「絶妙な下ネタ混ぜてダジャレ漫才書くチワン族さんだね」

俺の妄想には「キモイこと書いてんじゃねぇよ」ってドス効かせるくせに
チワン族さんを褒める理佐ちゃんにちょっと嫉妬する俺

「理佐ちゃん俺の妄想も褒めてくれ」
「やだよ」
「なんでや」
「俺君のは恥ずかしいからちゃんと読んでないよ」

俺のは飛ばし読みしてんのか・・・
理佐ちゃんの言葉に愕然として落ち込む俺
そんな俺を可愛いそうに思ったのか眠い眼を擦りながら読んでくれる理佐ちゃん

「ねぇ最近の妄想の私デレ過ぎじゃない」
「そうかな?」
「そうだよ、ツン多目のデレ少な目が私のツンデレだよ」
「だからせめて妄想の中だけではデレ多目の理佐ちゃんでいて欲しいんだけど・・・」
おずおずとお願いする俺

「今後はデレ禁止ね」
理佐ちゃんにデレてもらいたいだけが目的で妄想書いてる俺に意地悪言う理佐ちゃん

「理佐ちゃんがデレない妄想なんて妄想する意味ないじゃん・・・(涙)」
「でも私こんなにデレないよ」
「じゃあこれからは俺の妄想みたいにもっとデレてきてよ」
「恥ずかしいからやだよ」
なんて冷たく拒否する理佐ちゃん 

だけど優しい理佐ちゃんは朝まで俺の妄想読み込んでくれて
照れながらもデレ多目の理佐ちゃんになってくれそうだから好き

4 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 01:58:28.33 ID:i1gPLxxBa.net
さっそく長文書かせてもらいましたm(__)m

5 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 06:59:16.90 ID:30uHdLzwK.net
>>3 私なんぞを登場させていただき光栄です
m(_ _)m

6 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 07:50:11.77 ID:UgYw6HMB0.net
チワンさん、ありがとうございます
スレの入れ替わりという節目の日に、
立ち会えず申し訳ないww
というわけでインタビューです


--この度、スレを立ててくださったチワンさんの印象は?--

平手「ただのギャグマシーンですね」
鈴本「エロ仙人。あはは」
米谷「いやー、相当迷惑な人ですよ。なにせ、
    私はムッツリスケベのレッテルを貼られましたからね」


--では、スレ立てについてひと言ください--

鈴本「ありが…あー!栗の羊羹だあ!バカは帰りまーす」
米谷「あんまり言いたくないけど…感謝ですね」
平手「それは、もう感謝しかないですよ。
    初期てちの無邪気さを表現できる唯一の人ですよ、チワンさん」

7 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 08:03:06.70 ID:PW3FrqJO0.net
【欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=Z6pn4OIdP8A

【天空の欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=CNjzbXBkWXw

8 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 10:04:00.78 ID:7uISslDB0.net
さすが

9 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 15:07:36.99 ID:Tsq2d3qraNIKU.net
長濱「平和のため撃ち込まれた爆弾」
米谷「44口径の穴から」
今泉「覗いた光景はどんな世界」

石森「朝っぱら軽くビール3杯」
土生「草でも吸って頭を剃って」
菅井「お寺に出家とか言っちゃって」
原田「糞坊主のドタマ2発御初」

平手「午前5時まだ夜明け前の空」
上村「テレビを点けりゃ不幸な事故」
齋藤「年中無休工事やら渋滞」
理佐「国あげて無我夢中」
志田「馬鹿じゃない?」

10 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 20:33:34.23 ID:30uHdLzwKNIKU.net
>>6 ありがとうございます
m(_ _)m

米さんには申し訳ない気持ちもありますが
テンプレにあるようにあくまでも架空の人物ですので(笑)

11 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 22:07:10.60 ID:dJ3GkuqjdNIKU.net
特に新しいニュースもないのに
本スレで無理やり話題にされすぎてもはや不快なメンバー

小林
上村
鈴本
原田

影山
東村

そして、アンチスレも滅多に立たない

逆に平手、齋藤、長濱、志田辺りは毎日の様に…あっ…(察し)

12 :上京理佐ちゃん 第49話:2017/04/29(土) 23:51:40.55 ID:SqNcWodgaNIKU.net
仕事探しのために日帰りで東京に出てきた俺
理佐ちゃんが夕飯食べてけって言ってくれたので理佐ちゃんの部屋へ

「どうしたの難しい顔して」
悩みに悩む俺に理佐ちゃんが話しかけてくる

「運命の出会いしたかも」答える俺
「運命の出会い・・・?」戸惑う理佐ちゃん

「俺君・・・それって浮気?」
理佐ちゃんがめっちゃ怖い顔で問い詰めてくる

「浮気ってなに!?」驚く俺
「とぼけてんじゃねぇよ」ドス効かせて詰めてくる理佐ちゃん

「運命の出会いしたって言ったよ今」
「違う違う!?」慌てて首振る俺
「何が違うの?」
「運命の出会いってそういう意味じゃなくてね」
必死に説明しようと焦る俺
「うるさい!謝って!」
「ごめんなさい」
条件反射で謝っちゃうパブロフの俺

「もう帰って」
冷たく言って部屋に籠っちゃう理佐ちゃん

「理佐ちゃん誤解なんだけど」
「言い訳聞かないよ」
「言い訳じゃなくて運命の出会いって仕事の師匠のことなんだけど・・・」
「え〜〜っ!?」

恥ずかしそうに部屋から出てくる理佐ちゃん

「ねぇ怒ってる?」
照れ笑いしながら聞いてくる理佐ちゃん
「いや、呆れてる」
「呆れてるの?」
「うん、早とちりでヤキモチ妬くほど俺に惚れてたかと呆れてる」
俺の言葉に顔真っ赤にして下向いちゃう理佐ちゃん

「照れさせてんじゃねぇよ」ってささやかな抵抗する理佐ちゃん

「浮気じゃなくて安心した」って聞く俺に
「最初から心配なんてしてないよ」
なんて精いっぱい強がり言いそうだから好き

13 :上京理佐ちゃん 第50話:2017/04/29(土) 23:55:10.41 ID:SqNcWodgaNIKU.net
「じゃあその師匠のとこで修業するの?」
ご飯のおかわりをよそってくれながら聞いてくる理佐ちゃん

「そうだね一流の職人になりたいからね」
「厳しそう」
「覚悟の上ですよ」
「どのくらい修業するの」
「一生修業ですよ」
「ねぇ職人って言葉と修業って言葉に酔ってない?」

理佐ちゃんに図星突かれて焦る俺

「何で分かったの?」
「誰が見ても浮かれてるよ」
「まぁ浮かれるよ一生涯師と仰ごうかって人に出会ったんだからね」
「そうなんだ」
ちょっと嬉しそうな理佐ちゃん

「おっ理佐ちゃんも俺と師匠の出会いを喜んでくれるの?」
「うん、俺君の眼がキラキラしてるの嬉しい」

理佐ちゃんと並んで食器洗いする俺

「手伝ってくれるの珍しいね」
「たまにはね」
「ところでさ、さっき何で悩んでたの」

理佐ちゃんに言われて大事なこと思い出す俺

「ねぇどうしたの?」
「う〜ん、大事なこと忘れてた」
不安そうに俺の顔を覗き込む理佐ちゃん


「やだって言ったじゃん」涙声の理佐ちゃん
「うん・・・」
「二時間は遠いよ・・・」
「ごめん・・・」
泣いちゃう理佐ちゃんに何も言えない俺

「俺君電車大丈夫?」
泣き止んだ理佐ちゃんが聞いてくる
「まだ大丈夫かな」
「ごめんね」
「何が」
「わがまま言って」
なんて答えていいか分からない俺

「俺君が私のこと応援してくれたみたいに私も俺君の応援しなきゃね」
「理佐ちゃん・・・」

思わず理佐ちゃんを抱きしめる俺
「俺君・・・力強いよ」
可愛く呟く理佐ちゃん
「あっごめん」って謝る俺に

「ううん大丈夫・・・それより今日は帰っちゃ嫌かも」
って照れながらも言ってくれそうだから好き

14 :上京理佐ちゃん 第51話:2017/04/30(日) 00:00:51.73 ID:nKkOBzC8a.net
生まれて初めてと言っても過言ではない歓喜の朝を迎えてる俺
我慢しても喜びと嬉しさが手に手をとってやって来た
そんな浮かれ気分な俺

夢じゃないだろうか?
自分のほっぺをつねってみようか?
いや、そんな必要はない
隣を見ればいいだけさって口笛吹く俺

可愛い寝顔の愛しの理佐ちゃんが居る

出会った時から世界一の美人だと思っていたが
今朝の理佐ちゃんには現在過去未来永遠に誰もかなうまい

何度も言うようなことじゃないから1度しか言わないが

俺は理佐ちゃんを抱いた
ついに俺は理佐ちゃんを抱いたのだ

長かった、思えば告白も上手く出来ず手を繋いで歩くことすら苦労してた俺

そんな俺おめでとう!!!

「ねぇ朝から騒がないで」
理佐ちゃん起きちゃった!?

「誰にお祝い言ってたの?」
タオルケットで顔隠しながら聞く理佐ちゃん
目から上だけ出してる姿も世界一可愛い

「自分にお祝い言ってた」さすがに照れる俺
「バ〜カ」照れてタオルケットに隠れちゃう理佐ちゃん

「ねぇあっち行ってて」
「何で?」
「俺君が居たらベッドから出れないんだけど」

「気づかなかったごめん」慌ててあっち行こうとする俺

そんな俺を呼び止める理佐ちゃん

「なに?」って振り返ろうとした俺に
「こっち見ちゃダメ!恥ずかしいから」

なんだ?呼び止めてみたり見るなって言ってみたり・・・

「1回しか言ってあげないからちゃんと聞いてよ」

なんだろう?
理佐ちゃんの言葉をドキドキして待つ俺

「私ね前より俺君のこと好きになったみたい」
なんて嬉しいこと言ってくれそうだから好き

15 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 00:55:55.17 ID:ZMIdNQ1SK.net
前スレ★2は計801レス(PC表示695KB・ぬこ表示475 KB)で無事埋まりました

お疲れ様でした

16 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 02:45:45.54 ID:5m41cuuia.net
>>15
お疲れ様ですm(__)m

17 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 07:46:54.11 ID:9GiRUVWY0.net
>>14
庭さんのことだから、細かい描写入れるかと思ったww
俺くんの喜びがひしひしと伝わってきます

18 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 07:50:06.16 ID:9GiRUVWY0.net
『高2の軍曹』 プロローグ

茜ちゃんは高校2年生になりました。
高2になって、魔法がかかったように美しくなりました。
なんてことはなく、特に何も変わっていません。
もちろん、長い年月が磨き上げた美しさは、とどまることを知りません。
ただ、幼馴染としてその成長を目の当たりにしてきたので、
特に「美しい」という感覚はありません。

茜ちゃんは学校でも群を抜く美しさと可愛さを誇りますが、
当の本人はなにやら気にしているようです。
春休み中、こんな会話がありました。

「茜ちゃん、何読んでるの?」
「MAQUIA。ファッション誌」
「それ、小嶋陽菜でしょ。顔小さいね」
「はぁ…そうだね」
「どうしたの?」
それきり、口を聞いてくれませんでした。
何かマズいことでも言ってしまったのでしょうか?

それはともかく、新しい生活の始まりです。
守屋茜が僕の元を離れるその日まで、僕は筆を執り続けます。
『高2の軍曹』、はじまりです。

19 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 09:13:32.14 ID:xPgqdCeQa.net
>>17
本当は50話と51話の間にもう1話エッチしてるの途中まで書いたんだけど自分の体験が反映し過ぎて恥ずかしいなと・・・ボツにしてしまいましたw

高2の軍曹始まって良かったです
チワン族さんが期待してたみたいな中3中2って遡るのもいずれお願いしますw

20 :上京理佐ちゃん 第52話:2017/04/30(日) 13:39:32.40 ID:xPgqdCeQa.net
「時間ないからパンでいい」
恥ずかしがってるうちに時間なくなっちゃった理佐ちゃん

朝食の用意してくれる理佐ちゃん見てると自然と笑顔になってしまう俺

「何ニヤニヤしてんの?」
「昨日の理佐ちゃん可愛いかったなぁと思って」

俺の言葉に顔を真っ赤にして照れる理佐ちゃん

「思い出してんじゃねぇよ」
小さな声で呟きながらパンにバター塗ってくれる可愛い理佐ちゃん

「やっぱ理佐ちゃんの近所に部屋借りることにしたから」
パンかじりながら告げる俺
「えっ!?」驚く理佐ちゃん
「2時間ぐらい通勤圏内だわ」
照れくさいからことさらぶっきらぼうに言う俺

「それは嬉しいかも・・・」
平静を装ってるけど嬉しさ隠しきれない笑顔の理佐ちゃんが可愛い

朝から理佐ちゃんと手を繋いで歩いてる俺
駅までの道はなかなか人が多くて照れくさい

「理佐ちゃん朝はちょっと恥ずかしいから手離していい」
「やだ」
「でも人が多いからさ」って抵抗する俺
「それでもやだよ」
「子供か!」ってつっこむ俺に
「今日は嬉しいから離さないよ」
なんて言って繋いだ手をギュッてする笑顔の理佐ちゃん

「恥ずかしがり屋の理佐ちゃんどこ行った?」
「知らないよ」
「ツン多めの理佐ちゃんどこ行った?」

「今日ぐらいデレ多めでもいいでしょ?」
「うん・・・」
いつもと違ってデレデレな理佐ちゃんに戸惑う俺

「私反対のホームだから」
駅に着いてようやく繋いだ手をほどいてくれた理佐ちゃん

「今度のお休みに一緒に部屋探そうよ」
「理佐ちゃんも一緒に探してくれんの?」
「俺君一人だと心配だからね」
なんてちょっとツン出してくるけど優しい理佐ちゃん

「理佐ちゃんありがとう」って言いながら抱きしめようとする俺に

「駅でデレデレしてんじゃねぇよ」
って自分のことは棚に上げてドス効かすツン全開な理佐ちゃん

そのくせ反対側のホームから嬉しそうに手を振っちゃうくらい幸せそうな理佐ちゃんだから好き

21 :上京理佐ちゃん 第53話:2017/04/30(日) 13:44:26.76 ID:xPgqdCeQa.net
あっという間に今度のお休み

理佐ちゃんと二人で不動産屋さんを巡る旅に出た俺

「この部屋良くない?」
何故か俺よりノリノリの理佐ちゃん

それより気になることが・・・

「ねぇどうしたの?」
戸惑い気味の俺に気づいて理佐ちゃんが聞いてくる

「腕・・・」
「腕?」
「うん、組んでるなぁと思って」
「ダメ?」
小首かしげて聞く理佐ちゃんの可愛さにやられる俺

「ダメじゃない」って慌てて首を振る俺に
「腕組むの恥ずかしかったんだから知らんぷりしてて欲しかったな」
なんて照れて拗ねるけど腕は組んだままの理佐ちゃん

「色々見ちゃうと悩むね」ため息つく理佐ちゃん
「適当に決めちゃおうよ」
「ダメだよ」
「面倒くさくなっちゃった」
「妥協してんじゃねぇよ」
って俺の意見を封殺する理佐ちゃん

俺が住む部屋なんだから妥協したって言いじゃねぇか!
そっと心の中で言い返す負け犬な俺

忘れてたぜ理佐ちゃんが色々見て歩くの好きだったことを・・・
浪人生だった頃に理佐ちゃんの服屋さん巡りに付き合わされた悪夢が甦る俺

「この部屋良いな」
もうどんな部屋でもいいから決めたい俺
「ダメだね」厳しい理佐ちゃん
「家賃のわりに良いと思うけどな」
「私と同じ駅じゃないからダメ」
「隣の駅だよ」
「隣の駅は近所って言わないよ」
本当に妥協しない理佐ちゃん

「近所にこだわらなくてもいいじゃん」って駄々コネる俺に
「駄々コネてんじゃねぇよ」ってドス効かせる理佐ちゃんだけど

「掃除や洗濯してあげたいしご飯も作ってあげたいから近所じゃないとダメ」
とか言ってくれそうだから好き

22 :愛しの嫁理佐ちゃん 第85話:2017/04/30(日) 15:07:04.81 ID:xPgqdCeQa.net
「寝ないで何してんの?」
丑三つ時を過ぎても寝ない俺を心配さしてくれる愛しの嫁理佐ちゃん

「天皇賞の予想してんの」
「天皇賞・・・」

ヤバい!?うっかり答えちゃった(焦)
競馬新聞隠そうと慌てる俺

一瞬早く競馬新聞を奪い取る素早い理佐ちゃん

「ごめんなさい」謝る俺
黙って競馬新聞見てる理佐ちゃん
「日本国民として陛下の名を冠せられてる天皇賞だけは買わずにはいられなかったんだ」
必死に言い訳する俺に
「うるさい!黙って!」って理佐ちゃん

「サトノより内に入ったキタサンからだね」
「理佐ちゃん・・・」
予想し出した理佐ちゃんに戸惑う俺

「びっくりした」唖然とする俺を笑う理佐ちゃん
よくわからないけどうなずく俺

「俺君が競馬好きだから勉強したんだよ」
「勉強したんだ・・・」

「どうしたの?喜んでくれると思ったんだけど・・・」
複雑な表情になっちゃった俺を不安そうに見てる俺

「ギャンブルする女は好きじゃない」ぼそりと呟く俺に
「自分のこと棚にあげて勝手なこと言ってんじゃねぇよ」って怒る理佐ちゃん

「もう寝る」って拗ねちゃう理佐ちゃんだけど
「レインボーラインは押さえときなよ」って自分の推奨馬教えてくれそうだから好き

23 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 15:22:54.65 ID:AYdBQ2hHa.net
>>22
理沙ちゃん可愛すぎる...
ありがとうございます!

24 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 17:33:38.85 ID:IP9qleAba.net
>>23
こちらこそ読んでくれてありがとうございます
励みになりますm(__)m

25 :愛しの嫁理佐ちゃん 第86話:2017/04/30(日) 17:40:25.00 ID:IP9qleAba.net
天皇賞を理佐ちゃんとテレビで観戦してる俺

拗ねた理佐ちゃんの機嫌をとるためにキタサンブラックとレインボーラインを中心に買わされた俺

「理佐ちゃんレインボーライン出遅れた〜」
思わず天を仰ぐ俺

12着に沈むレインボーラインに愕然とする俺
理佐ちゃんに一言文句言ってやるかって思った矢先

「出遅れなんてデムーロの奴ムカつくね(怒)」
俺より先に怒り出す理佐ちゃん

俺より先に自分が怒り出すことで俺の出鼻を挫き怒らせないという高等戦術か?

「出遅れなければね〜馬は力あるはずだから・・・」
まだ強がり言ってる負けず嫌いな理佐ちゃん
「負ける方が多いのがギャンブルだから悔しがってもしょうがないよ」慰める俺

「そんなこと言ってるから負けるんだよ」
自分の薦めた馬のせいで負けたことを棚に上げる理佐ちゃん

「あんまり悔しがってるとギャンブルにハマって抜け出せなくなるよ」
熱くなる理佐ちゃんを優しく諭す俺

「駄目ギャンブラーの俺君と一緒にしてんじゃねぇよ」ってドス効かした後に

「俺君に嫌われたくないからギャンブルなんてやらないよ」
なんて可愛いこと言ってくれそうだから好き

26 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 17:50:26.91 ID:A3QieG5S0.net
>>19
こっちのパターンもあります
今、どっち書こうか悩んでます

『中2の軍曹』 プロローグ

茜ちゃんは中学2年生になりました。
中2になって変わったことと言えば、涙の数でしょうか。
多少なりとも、涙をこらえることを覚えたようです。
それでも泣き虫なことに変わりはありません。

先日、教室にいるとこんな会話が聞こえてきました。

男子グループの女子談義にて、
「守屋ってさぁ、泣き虫だよね」
「たしかに、俺ああいうの苦手だわ」
「かわいいけど、性格がねぇ…」

また、とある女子にいたっては、
「茜ちゃんって、尖ってるよねー」
「この間さぁ、キレられたんだけど意味わかんな〜い」
「目立ちたがり屋だよね」

僕に言わせれば、全部が嫉妬に聞こえますね。
一歩引いたところから傍観するのが、中学生です。
僕だってそうです。
したがって、そんな視点から守屋茜を描くことにします。
何ぶん臆病者の僕なので、茜ちゃんに聞けないこともあります。
そこは、ご了承願いたい。
テーマは「涙」
『中2の軍曹』、はじまりです。

27 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 19:39:05.64 ID:A3QieG5S0.net
『一枚とってもいいですか』

「人生なんて落ち葉ですよ」
落ちた一葉が即席の髪飾りになり、イチョウは役目を終えた。
木漏れ日を遮るサングラスと、髪に留まるイチョウとが、
奇妙なコントラストを形成する。
それが少し可笑しくて、ドライバーの横顔に微笑んだ。

「笑わないでもらえますか。真面目に話してるので」
明瞭な低音は、この車のエキゾーストに協和した。
「いえいえ、平手さん、感心しているところです。この車の例えに
葉っぱを用いたことを。ひらひらと走るイメージですから」
彼女の言葉が独り歩きしないよう、広報として最大限のフォローをした。
「そう、それならよかったわ」

銀杏が並ぶ緩やかなカーブを、加速しながら進んでいく。
依然、頭の上には髪飾りがある。平然とした顔をしているのが、
やはり可笑しい。
やがて車は減速して、元いた場所に帰ってきた。

「平手さん、一枚とってもいいですか」
「ええ」とサングラスをはずしながら答えた。
我ながら、いいセリフを思いついたものだ。
僕は髪飾りを取り、彼女に差し出した。
「一枚取りましたよ」と言うと、
彼女は目を大きくして笑いだした。


銀杏の舞い込むオープンカー
「このクルマを走らせれば、きっとだれもが、しあわせになる」

MAZDA ロードスター

28 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 19:48:23.94 ID:IP9qleAba.net
>>26
同時進行も有りじゃないでしょうか
複数連載は退屈しないで良いですよ 

>>27
インタビューシリーズかと思ったらCMシリーズだったw

29 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 20:18:59.23 ID:A3QieG5S0.net
>>28
書いてるうちに、CMいけんじゃね?と思ってww

僕には同一人物の複数連載は無理ですね
理佐ちゃん物語を読んでるだけで、頭混乱してますからww

30 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 21:18:57.79 ID:SfbErEc8p.net
>>1
遅ればせながら、ありがとうございます。
ゆいぽんとの妄想恋愛をまだ続けられるので
幸せです

31 :北の街の理佐ちゃん 第33話:2017/05/01(月) 00:10:47.79 ID:bB9jrX30a.net
暖簾しまって理佐ちゃんと二人きり

「明日付き合って欲しいの」
「いいよ、どこ行くの?」
理佐ちゃんに誘われたら世界の果てまで着いていく覚悟の俺

「お墓参り」
「お墓参り?」
「うん、あの人にね、報告したいと思って」
「報告?」
「俺君と結婚するって報告!」
鈍い俺に怒り気味の理佐ちゃん

「亡くなった旦那さんに報告行くのに新しい男連れてくの?」
「変な言い方しないでくれる」
むくれる理佐ちゃん

「旦那さんも理佐ちゃんのこと心配してるだろうから挨拶して安心させてあげるか」
「俺君のこと見たら安心どころか心配で化けて出るよ」
罰当たりなこと言う理佐ちゃん

「そう言えばお線香もあげたことないな」
「言われてみたらそうだね」
顔見合わせる俺と理佐ちゃん

仏壇の遺影を見る俺
「めっちゃイケメンだね」
板前と聞いて勝手に古くさい男をイメージしてた俺

「そうかな」
「老け顔のイカツイ人かと思ってたから意外だわ」
「板前さんってそんなイメージ?」
笑いながら聞く理佐ちゃん

「うん、でも旦那さんは爽やかで真逆だね」
「中身は古風だったかな頑固だったし」
「さすが板前さん」
納得してうなずく俺

「でも優しかったよ」
理佐ちゃんが懐かしそうに呟く
「大事にしてもらってたんだ」
「うん、俺君と同じくらい大事にしてくれた」
理佐ちゃんの言葉に照れる俺

「俺は女を大事にするようなやわな男じゃないけどな」
ってわざと荒っぽく言ってみる俺に

「無理してんじゃねぇよ」って理佐ちゃんは笑ってそうだから好き

32 :北の街の理佐ちゃん 第34話:2017/05/01(月) 00:14:40.45 ID:bB9jrX30a.net
旦那さんとの思い出を理佐ちゃんに聞かされてるうちに帰りそびれた俺

「泊まってく?」
理佐ちゃんが聞いてくる
「いや、カプセルホテルにでも泊まるよ」
「遠慮・・・してるの?」
心配そうに聞く理佐ちゃん
「なんで?」
「思い出話しし過ぎちゃったかな・・・って」

「そんなんじゃないよ」
「本当に?」
「本当だよ」
「じゃあなんで?」
「うーん、仁義みたいなもんかな男同士の」
「なにそれ」
「無念だったろうなってさ」

黙って俺の話を聞いてる理佐ちゃん

「理佐ちゃんを幸せにしたいとか守りたいとかのさ、旦那さんの思いを俺が受け継いでこうと思ったんだ」
俺の言葉にうなずく理佐ちゃん

「だから墓参りするまでは旦那さんへの仁義を通したいんだ」

「俺君も考え方古いね」
「古いかな?」
「古いよ」って笑う理佐ちゃん

「俺君で良かったな」
「何が?」
「好きになったのが」

なんて言っていいか分からず黙る俺に

「照れてんじゃねぇよ」ってドス効かすくせに
理佐ちゃんも凄く照れてるみたいだから好き

33 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:36:50.05 ID:O4kgnYhZd.net
 
「おっと」
「なあに?」
「15分で終電」
「帰るの?」
「おまえ送らねえと」
「うちは今日はいいよ 親出かけてるから」
「まじで? 迷うこと言いやがって」
「一番も早いから朝帰れば平気」
「一番?」
「一番電車」
「あー 終電の反対は しょでん な 最初の電車で初電」
「電車詳しいね」
「いやこれは常識のうちだろ」
「ごめん、常識弱いんだ」
「嘘だよ、本当は鉄道ちょっと好きだよマニアじゃないけど」

34 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:39:11.96 ID:O4kgnYhZd.net
 
「あのさ」
「ん?」
「こうしてたら、うちら恋人同士に見えるのかな」
「ねーよ絶対」
「なんで?」
「なんていうか、尾関と俺のバランス?」
「だよね」
「同意すんなよ そこは怒れよ」
「いいんだ 俺くん元気になったから」
「俺はずっと元気だけどな」
「ふふ うん そうだね」
「やっぱカップルに見えるのかもな俺たち」
「気になる?」
「こんなところに知り合いはいねえだろ」
「うちは平気だよいても」
「‥‥」
「口の悪い奴がいたらさ 俺くんはこんな時にもう他の女と遊んでるのかとかさ
 フリーだからって尾関も尾関だろとかさ 言われるかもしれないけど
 でもうちは平気
 だって俺くんとうち友達じゃん」
「まあそうは言うけど男と女だし」
「男子じゃなくてうちのこと呼びつけたじゃん今日は
 でもさ 俺くんが凹んでるときに、つきあえるのが今でもうちでさ
 嬉しかったよ」
「尾関は余計なこと言わねえからな」
「なんていうのかな うち意外と気ぃ使ってないのね今日も
 割と自然体 それで俺くんがなんだこいつって感じなかったのならさ」
「おう」
「やっぱさ」
「おう」
「波長が合うって感じなのかな」
「そうかもな」

35 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:42:11.56 ID:O4kgnYhZd.net
 

「次だよ」
「おっおう おまえずっと起きてたの」
「うん だって行き過ぎちゃったら戻るにもまだ本数少ないし」
「それはそうだけど やっぱ尾関は頼れるな」
「そうでもなくない?」
「昨日と今日ありがとな」
「うん あのさ」
「おう」
「もしもいつか 今度はうちが誰かにふられて凹んだときはさ」
「任せとけ」
「まだ言い終わってないし」
「やっべ わりい」
「うちが凹んだときはさ」
「おう」
「そっとしといてね」
「あらー そっちかい」
「うち落ちてるとき構われるの苦手なんだ」
「うーん そういや尾関って構って光線出してるとこ見ないよな」
「でしょ」
「おっ着いた」
「降りよ」
「家まで行くか」
「いいよここで」
「じゃあな 月曜日」
「うん」
「マジサンキュ」
「いいえ♪」



「行っちゃった
 本当は、いつか凹んだときにはつき合ってほしいけど
 俺くんがその時フリーなはずないんだから」

36 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:43:45.82 ID:O4kgnYhZd.net
終わりです

37 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:47:58.99 ID:mMdMhsEbK.net
>>36 一気に読める会話のリズムが素晴らしいと思う
そして何よりもオチが秀逸

2人には幸せになってほしい

38 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 07:40:35.35 ID:AqxYP2z70.net
>>36
尾関の雰囲気だと、コメディチックな感じになりそうだけど、
案外イケますね
会話だけでここまで表現できるのが羨ましい

39 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 07:43:21.74 ID:AqxYP2z70.net
『高2の軍曹』 第1話

 「ちゃんと入れてよ」
 密着した肌は、微かに濡れている。
 乱れた髪は湿気を含み、香水が立ち昇る。
 とっさに手首を握られたせいで、緊張がばれてしまった。


先程までよく晴れていた夕方の天気が、いつの間にか変わっている。
明日から新学期なのに、何だこの雨は!
稲妻が鋭く閃き、ポツリポツリと大きな雨粒が落ちてきた。
僕は長年の習慣で、傘を持たずに外出することは滅多にない。
だから突然の雨に動揺することもなく、静かに傘を広げると、
後方から、「キャー!」と言いながら、
傘の下に真白な首を突込んだ女の子がいる。

「びっくりした。茜ちゃんかぁ」
「傘忘れちゃった。家まで入れてって」
僕は傘を差し出して、「貸してあげるよ」と言った。
自分たちの高校に近いこともあり、相合傘は恥ずかしかった。
それでも茜ちゃんは、「いいの、一緒に帰ろ」と僕の手首を掴んだ。
そして真顔で傘の主導権を奪った。
茜ちゃんのほうが身長は低いため、僕は屈まなければならない。
「ちゃんと入れてよ」と言う僕に、
茜ちゃんは少し体を近づけてくれた。

それだけのお話。

40 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 19:05:23.25 ID:ZyW7qH0Xa.net
>>35
マジで良いっす
なんか余韻が残るこの感じがたまらなく好き

41 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 19:09:35.33 ID:ZyW7qH0Xa.net
>>39
相合い傘良いわ〜
茜ちゃんと僕の距離近づいてますよね

42 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 19:48:17.55 ID:mMdMhsEbK.net
>>39 素晴らしい滑り出しですね

私と違い冒頭の流れのまま下ネタまでは行かないところが先生の品格ですね
今後どこまで距離が縮まっていくのか期待高まります

43 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 21:27:09.88 ID:AqxYP2z70.net
>>41
>>42
あざーす
この後ですが、二人に微妙な距離感ができます。
2話で少し舵を切ります
春は出会いの季節ですから…

44 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 21:49:44.71 ID:6NmW1Ucja.net
>>43
楽しみです

45 :学習塾の理佐ちゃん 第1話:2017/05/01(月) 21:54:08.57 ID:6NmW1Ucja.net
理佐ちゃんと出会ったのは親にうるさく言われて通うことになった学習塾

俺の中学から通う生徒が大半を占める学習塾で隣の中学から通う理佐ちゃん
人見知りな性格も手伝ってかいつも寂しそうにしていた

大人っぽい美人の理佐ちゃんにひとめ惚れした俺

寂しそうな理佐ちゃんを見るのが切なくて話しかけたりちょっかい出す俺

そんな俺に戸惑う姿が超可愛いくてますます理佐ちゃんへの恋心が募る俺

そんなある日
いつものように理佐ちゃんにちょっかい出す俺

塾が始まる前の幸せな時間だってドキドキしながら理佐ちゃんに話しかける俺に

「ちょっかい出してんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃん

突然の低い声に驚く俺

「今の声・・・理佐ちゃん?」恐る恐る聞く俺

顔真っ赤にして照れてる理佐ちゃん

「ごめんね」
照れてる理佐ちゃんに慌てて謝り逃げようとする俺
「待って!違うの」って理佐ちゃんが俺を呼び止める

「ちょっとこっち来て」
回りの生徒の目を気にして廊下に俺を連れ出す理佐ちゃん

「どうしたの理佐ちゃん?」
「俺君のこと怒ったんじゃないの」
「そうなの?良かったぁ」って胸を撫で下ろす俺

「いつも話しかけてくれて嬉しかったから・・・何か答えようと思って・・・」
「そうなんだ」
「うん、緊張しちゃって低い声になっちゃただけ」

「口調が怒ってるみたいだったから俺ビビっちゃった」
笑いながら言う俺に
「お兄ちゃんいるからたまに乱暴な口調になっちゃうんだ」

恥ずかしそうに言い訳する理佐ちゃんは絶対に可愛いだろうから好き

46 :学習塾の理佐ちゃん 第2話:2017/05/01(月) 21:57:57.81 ID:6NmW1Ucja.net
お兄ちゃんがいるせいで乱暴な口調になっちゃうって教えてくれた理佐ちゃん

あの日から俺がちょっかい出すと回りに聞こえないように小さい声で
「ちょっかい出してんじゃねぇよ」って返してくれる理佐ちゃん

なんだか理佐ちゃんと仲良くなってるみたいで嬉しい俺

人見知りの理佐ちゃんも俺には馴れてくれたみたいで自分から話しかけてくれる

「ねぇどこ受験するか決めてる?」
「まだ決めてないや」
「早く決めないとどこも受からないよ」
「そうなの?」
「そうだよ、目標は大事だよ」
「なかなか決めらんないんだよね」
「私も手伝うから決めたら?」

仲良くなって分かったんだけど理佐ちゃんは世話好きで面倒見のいい子だ
美人で可愛いだけじゃなくて性格も良い理佐ちゃんにますます惹かれる俺

俺の成績から行ける高校を割り出してくれる理佐ちゃん
「理佐ちゃん優しいな」
呟く俺に「そんなことないよ」って照れる理佐ちゃん

ヤバい照れる理佐ちゃん超可愛いじゃんって感動する俺

もっと照れさせようと理佐ちゃんを褒める俺

「ねぇ褒めるのやめて」
真っ赤になって照れる理佐ちゃんも絶対に可愛いだろうから好き

47 :学習塾の理佐ちゃん 第3話:2017/05/01(月) 22:03:31.96 ID:6NmW1Ucja.net
大好きな理佐ちゃんと仲良くなってすっかり有頂天な俺

調子に乗って理佐ちゃんにちょっかい出す俺
はしゃぎ過ぎたのだろうか?
先生に怒られ居残り説教かまされる俺

やっと説教から解放されて塾から出てきた俺

「怒られ過ぎ」
理佐ちゃんが俺に声をかける

「もしかして待っててくれたの?」感激する俺
「怒られてへこんでるかなと思って」
俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

俺の顔を覗き込む理佐ちゃん
顔が近すぎてドキドキな俺
理佐ちゃんに恋する俺の気持ち気づいてないのかな?

「あまりへこんでないね」
笑いながら呟く理佐ちゃん

「心配して損したな」
「損させてごめんね」笑う俺

「私帰るね」
俺に手を振って歩き出す理佐ちゃん

理佐ちゃんを追いかける俺

「俺も今日はこっちから帰ろ」
理佐ちゃんに並びながら声かける俺
「俺君家こっちからも帰れるの?」
「分かんないけど待っててくれたから」
ちょっと照れくさい俺

「もしかして送ってくれるの?」
「俺のせいで暗くなっちゃったからね」
照れくさいから横向いて言う俺

そんな俺を意外そうに見てる理佐ちゃんは
「嬉しいな」って微笑んでくれそうだから好き

48 :学習塾の理佐ちゃん 第4話:2017/05/01(月) 22:10:34.41 ID:6NmW1Ucja.net
夜道を並んで歩く俺と理佐ちゃん

格好つけて送るのはいいが・・・
初めて理佐ちゃんと歩くことにド緊張の俺

「ねぇなんか喋って」突然理佐ちゃんが言い出す
「えっ!?」戸惑う俺に
「なに喋っていいか分からないから俺君が喋って」
「俺も何を喋っていいかわからなくて困ってんだよね」苦笑いする俺

「困ってたの?」聞く理佐ちゃん
「うん」
「いつもちょっかい出すくせに困ってんじゃねぇよ」
可愛く呟く理佐ちゃんは困ってる俺にちょっと嬉しそうだ

「理佐ちゃんと二人になったら緊張しちゃった」
「俺君まで緊張しないでよ」

「理佐ちゃんも緊張してんの?」
俺の問いかけに黙っちゃう理佐ちゃん

突然沈黙する理佐ちゃんに戸惑う俺

「どうしたの理佐ちゃん」
「なんでもない」素っ気なく答える理佐ちゃん

理佐ちゃん怒ってるのかな?って動揺する俺

気まずい沈黙のまま理佐ちゃん家に到着しちゃった俺と理佐ちゃん

何がなんだか分からない不安から逃れるように
理佐ちゃんに「じゃあね」って声かける俺
一瞬理佐ちゃんが何か言いたそうな表情になった気がする

理佐ちゃんに何か言うべきだったかなって後悔しながら夜道を帰る俺

「俺君!」
理佐ちゃんの呼び声に足を止める俺

理佐ちゃん・・・追いかけて来てくれたのか・・・?

「急に黙っちゃってごめんね」
俺の目を見て謝る理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・?」
謝る理佐ちゃんに戸惑うしかない俺

「俺君に私の気持ち気づかれちゃうと思って・・・急に怖くなっちゃった」
途切れ途切れだけど一生懸命話す理佐ちゃん

「気持ち・・・?」嬉しい予感にドキドキしながら聞き返す俺

理佐ちゃんは照れながらも「俺君のこと大好きな私の気持ち」
なんて答えてくれそうだから好き

49 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:16:52.84 ID:6NmW1Ucja.net
前スレで文字数制限の中で書いた「学習塾の理佐ちゃん」なんですが
不本意だったので書き直しさせていただきましたm(__)m

50 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:34:36.96 ID:AqxYP2z70.net
>>45
塾は閉鎖的な空間ゆえ、独特な雰囲気が出ていいですね
それと心なしか、文体に幼さが見えて
感情移入しやすいです

51 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:53:41.18 ID:AqxYP2z70.net
『高2の軍曹』 第2話

「新入生、テニス部に来るかな?」
茜ちゃんは心配そうな顔をしている。生徒数の少ない学校ゆえに、
入部者がいない可能性もある。最悪の場合、廃部だ。
「うーん、来てほしいね」

入学式が終わり、顧問にひな壇の解体を命じられた。
茜ちゃんは、何を聞いても上の空で作業も手についていない。
テニス部のエースは、心配に押しつぶされていた。
茜ちゃん、断言しよう。君はキャプテンにはなれない。
(事実、この後のミーティングでは、部員が彼女の独裁を恐れて、
キャプテンを作りたがらなかった)
視野を狭めるほどの責任感の強さは、キャプテンには不要だ。
卒業した菅井キャプテンを見ればよくわかる。
視野の広い人間は、一見無責任に見えるものだ。

長かった作業もようやく終わり、僕たちはコートへ駆け出した。
日差しに照らされたコートには、すでに3人の来客がいる。
男子2人と女子が1人。
茜ちゃんが、3人に優しく声をかけた。

「テニス部入るの?」「はい」「はい」「…」

この時返事をしなかった女の子が、後に色んな意味で茜ちゃんの
ライバルとなる。
彼女の名は、志田愛佳。

52 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:56:09.06 ID:AqxYP2z70.net
『高2の軍曹』 第3話

「フォルト!ゲーム志田」

すごい新人が現れた。1ゲーム先取のミニマッチではあるが、
あの茜ちゃんに勝った。それも、サーブ権は全て茜ちゃんに
あったにも関わらず、リターンエース2回とダブルフォルト2回
の完封だ。

ことの発端は志田だった。
「一回、守屋さんのサーブ受けてみたいです」
と志田はキラキラした目でお願いをした。
「いいよ。かすりもしないだろうけど」と茜ちゃんは応戦した。
そして、この結果だ。

ゲームが終わると、茜ちゃんは逃げ出した。
ひと目もはばからず泣いていた少女にも、羞恥心が芽生えたのだ。
しばらくそっとしておこう。

僕は志田に駆け寄り、「すごいね」と言った。
志田は黙ったままだ。何か不満そうな顔をしている。
「どうしたの?」
「チッ。あの人、手抜いた。」
「え?あか…守屋が?」
「始まる前、なんか話してましたよね」
「ああ…俺が君を褒めたんだよ。身長あるし、動きもいいって」
「他には?」
「何も…ああ、君のことをカワイイっていったかも」
「それだ」「ん?」
「力が入りすぎていた原因」

僕が何をしたって言うんだい?

53 :名無しって、書けない?:2017/05/02(火) 15:33:09.22 ID:KOsOOxvKK.net
>>52
なんかドキドキする展開に…
楽しみ過ぎる

54 :名無しって、書けない?:2017/05/02(火) 22:30:01.84 ID:KUi26l5Ua.net
>>52
高2編は幕開けから嵐の予感
いったいどうなってしまうのか!?

55 :北の街の理佐ちゃん 第35話:2017/05/02(火) 23:24:50.34 ID:KUi26l5Ua.net
山の中腹にある寺にたどり着いた俺と理佐ちゃん
田舎の寺ってのはなんだって山の中にあるんだって文句言いたい俺

「凄ぇとこにあるね旦那さんのお墓」思わず声が出るヘトヘトな俺
「そう?」
疲れはてた俺とは対照的にけろっとしてる理佐ちゃん
「理佐ちゃん体力凄いね・・・」ちょっと引く俺
「月命日の度に来てるから慣れてるだけ」こともなげに言う理佐ちゃん
「毎月お墓参り来てたの!?」驚いてでっかい声になっちゃう俺に呆れる理佐ちゃん
「こんな山の中じゃ寂しいと思って・・・」
「理佐ちゃん優しいね」
「ううん、私も寂しかったから」俺の言葉に首振って答える理佐ちゃん

お墓の回りの草むしりする俺
理佐ちゃんは一生懸命墓石洗ってる・・・

なんだかんだ言って亡くなった旦那さんのことまだ好きな理佐ちゃん
墓石になっても理佐ちゃんに洗って貰える旦那さんが羨ましい・・・

しかし墓石に嫉妬しちゃう俺って小さいなって自嘲気味に笑う俺

「ねぇなに笑ってんの?」笑う俺を不気味がる理佐ちゃん

「理佐ちゃん旦那さんのことまだ好きなんだなぁって思ったら笑顔になっちゃった」
微笑む俺に「ごめんね」ってすまなそうな理佐ちゃん
理佐ちゃんにそんな顔させたくない俺

「謝んなよ」
「えっ・・・」
「亡くなった旦那さんを忘れず思ってる理佐ちゃんが俺は好きなんだからさ」
「俺君・・・」
「そんな理佐ちゃんだから惚れたんだぜ・・・だからさ、謝んなよ」

俺の言葉に涙溢れちゃう理佐ちゃん
涙声で「ありがとう」って言うのが精一杯みたいだ

旦那さんのお墓に手を合わせる俺と理佐ちゃん
薄目開けて理佐ちゃんを盗み見る俺
旦那さんに何を語りかけてるんだろう?

しかし長い・・・
俺なんて会ったことも無いから退屈しちゃうよ理佐ちゃん
「理佐ちゃん邪魔したくないから席はずすね、旦那さんとゆっくり語り合って」
理佐ちゃんにささやいてふらふら墓地見物に行っちゃう俺

それからなおも数十分間目を閉じて手を合わせる理佐ちゃん

「俺君お待たせ」
「語り合えた?」聞く俺に何にも言わずに頷く理佐ちゃん

「俺にも旦那さんの声聞こえたよ」
「なんて言ってた?」
「理佐は不器用で誤解されやすいけど素直で優しい女だから幸せにしてやってくれって言ってたわ」
「本当に?」疑わしげな眼差しで俺を見る理佐ちゃん
「うん、俺君のような立派な男と一緒になるって聞いて安心したってさ」
微笑みながら言う俺に

「堂々とウソついてんじゃねぇよ」ってドス効かせてくる理佐ちゃんだけど

「私もあの人が俺君に会ったら安心してくれるとは思うけどね」って言ってくれそうだから好き

56 :北の街の理佐ちゃん 第36話:2017/05/02(火) 23:30:12.16 ID:KUi26l5Ua.net
「理佐ちゃん帰り何か食べてこ」
「お腹すいたね」
「こんな時は肉だな、焼肉いこ」 
「こんな時って言っときながらお墓参りの帰りに焼肉?」
「良いじゃん、火葬場の帰りじゃないんだから」
「うーん、じゃあ良いよ」
俺に同意してくれる優しい理佐ちゃん

「よし!そうと決まったらこんな辛気くさい場所とっとと退散しようぜ」
早く焼肉食べたくて張り切る俺

「ちょっと俺君、声が大きいよ」
理佐ちゃんが何か目で合図してくる

なんだ?理佐ちゃんの視線の先には寺の住職が立ってる

住職に挨拶する理佐ちゃん

「結婚?この男と」
値踏みするような目で俺を見る住職

嫌な目で俺を見るんじゃねぇやハゲジジイ!
腹の中で毒づく俺

「この男が相手じゃ旦那さん心配して成仏出来んじゃろ」
とんでもない暴言かますハゲジジイ
しかも理佐ちゃんツボっちゃってめっちゃ笑ってる(泣)

「こんな邪悪な魂しばらくぶりに見たぞい」
理佐ちゃんにハマって気を良くしたハゲジジイは暴言を吐きまくる

ちきしょう!理佐ちゃんがハゲジジイの暴言にハマってるせいで言い返せない俺

ふて腐れる俺をそっちのけで話し込む理佐ちゃんとハゲジジイ

「そうか結婚の挨拶を旦那さんに」
「はい」
ハゲジジイにはなんだか素直な理佐ちゃん

「月命日のお墓参りは今日が最後になると思うんで・・・お墓よろしくお願いします」
ハゲジジイに旦那さんのお墓を託す理佐ちゃん
月命日最後のつもりなのか・・・

「美人が毎月墓参りに来るの楽しみにしてたんじゃがのう」
生臭いこというハゲジジイに「すいません」って苦笑いする理佐ちゃん

理佐ちゃんそんな生臭坊主に謝ることないぞって心の中でエール送る俺

「ここんとこ明るくなったとは思っておたんじゃがこの男が原因かな?」
「たぶん・・・」首かしげながら答える理佐ちゃん

そこは自信持っていけよ理佐ちゃん!

「奥さんが惚れたとこ見ると、もしかして見所ある奴かもしれんの」って高笑いするハゲジジイ

ハゲジジイにつられて理佐ちゃんも「私が惚れてる以外良いとこ無いかもしれませんけど・・・」
なんてどさくさ紛れに言いそうだから好き

57 :北の街の理佐ちゃん 第37話:2017/05/02(火) 23:37:26.34 ID:KUi26l5Ua.net
「凄ぇ毒舌坊主だったわ」疲れはてる俺
「私には優しいんだけどね」
「美人にだけ優しいなんて生臭坊主もいいとこだな、あのハゲ」

「あの人が亡くなった時に凄くお世話になったんだ」
言いながら振り返って山の中腹にある寺を見上げる理佐ちゃん

やっぱり寂しそうな顔してる

「俺が死んだら月命日来てくれる」
「えっ?」
突然の俺の言葉に戸惑う理佐ちゃん

「変なこと言わないでよ」
「理佐ちゃん優しいから来てくれるんだろうな」
「止めて!怒るよ」
「そしたら死んでも寂しくなくていいや」
話すの止めない俺

「ねぇどうしたの?急にそんな話・・・」
「理佐ちゃん来なくなったら寂しいんじゃね?」
俺の言葉に戸惑いながら理佐ちゃんが呟く

「ご住職が?」

鈍いぞ理佐ちゃん!
この場面でなんで俺があのハゲジジイを気にかけると思った!

拍子抜けする俺に
「ごめん・・・冗談」理佐ちゃんが呟く
「冗談かぁ」って苦笑いするしかない俺

「でも・・・良いの?」
「その代わり焼肉奢ってね」
仕返しに冗談言う俺

「ばーか」って言いながら手繋いでくる理佐ちゃん

手繋いで山道を降る俺と理佐ちゃん

「俺君が優し過ぎるからとどんどんワガママになっちゃうね、私」
そんなこと言う理佐ちゃんに
「良いよ、俺もワガママになるから」なんて言ったら

「それは絶対許さないよ」って言いそうだから好き

58 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 07:47:33.71 ID:jZGpagOa0.net
>>57
--「俺が死んだら月命日来てくれる」--

このひと言が素晴らしいです
一気に雰囲気が変わって、物語の軌道修正も上手い

59 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 07:50:38.31 ID:jZGpagOa0.net
『高2の軍曹』 第4話

控えめに言って、志田は天才的なプレーヤーだ。
恵まれた体格、底知れぬ落ち着き、天性のラケット捌き。
そして、美人とくる。
もしかすると、茜ちゃんより美人かもしれない。
志田に振れはじめた心の針を懸命に戻しながら、
中庭に居るであろう茜ちゃんの元へ向かった。

すすり泣く声が大きいため、居場所はすぐにわかった。
茜ちゃんは芝生に体育座りをして顔を伏せている。
僕は黙って彼女の肩に手を置いた。声なんか出さなくても、
わかるはずだ。
「私、ダメだね。後輩に負けて泣くなんて」
「あのさ…さっき志田と話したんだけど、茜ちゃん何かあった?」
「わかんない」
「俺、謝るよ。何か悪いこと言ったんなら」
その瞬間、視線の端に人物を捉えた。志田が手招きしている。

結局、この招き猫の誘惑に負けて、茜ちゃんに「後でね」と冷酷な言葉をかけ、
僕は一旦この場を離れた。茜ちゃんには申し訳ないが、それだけ
志田が魅力的に思えたのだ。廊下の影に隠れた志田を見つけると、
いきなり手を引っ張られた。

そして、とんでもないことになる。

60 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 08:19:50.85 ID:jZGpagOa0.net
『高2の軍曹』 第5話

志田は一芝居うって出た。
だがしかし、この時の僕はこれが芝居であることなど、知る由もない。
とびっきりの甘い声で呼ばれ、腕を絡ませてきた。
「ちょっ…志田?」
「いいから」と小声で耳打ちされた。その声さえも色っぽい。
志田は大きく甘い声で”演技”を始めた。
「どこ住んでるんですかー?」
「彼女いるんですかー?」
と茜ちゃんに聞こえる大きな声で、僕を質問攻めにする。

やがて、茜ちゃんも泣き顔を上げ怪訝そうな顔でこっちを見る。
志田は「それ来た!」と言わんばかりに、絡ませていた腕を
さらに引き寄せた。腕が志田の胸に当たるも、それが胸かどうか
は判別がつき難かった。

両者を見比べた。
今にも危害を加えそうな眼をした虎と、
いじわるで悪い眼をした猫。
こんな感じだ。

「せんぱーい、一緒に帰りましょーよ」
とびっきりの甘い声を最後に、僕たちは学校を出た。
茜ちゃんはお化けのような顔をして僕たちを見送った。

61 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 10:57:25.44 ID:y/YUuJQOa.net
>>58
ありがとうございますm(__)m

>>59
>>60
僕君もなちゃんに揺れまくりですやん

62 :隣の席の理佐ちゃん 第36話:2017/05/03(水) 15:27:28.19 ID:hRJo5U6ma.net
理佐ちゃん家に勉強に誘われた俺

家に二人っきりという状況に発情してしまいヤル気が爆発してしまった俺
あと一歩とゆうところで理佐ちゃんに金玉蹴りあげられ撃沈の俺

でも帰り際、理佐ちゃんから次への期待を抱かせること言われて喜んだ俺

早く理佐ちゃんに会いたいって俺の希望通りに翌日の朝だ

あれ?理佐ちゃんまだ来てないや

待ち合わせ場所に理佐ちゃんが居ないなんて初めてだ
いつもは時間より早く来て俺を待っててくれる優しい理佐ちゃん

理佐ちゃんを待つ俺
人を待つのがこんなに幸せなことだなんて知らなかったよ

学校はもう遅刻の時間だけど理佐ちゃんを待つ忠犬ハチ公みたいな俺
忠犬ハチ公がご主人を思うより俺が理佐ちゃんを思う気持ちの方が強いって教えてやる

そんなふうに意気込んでたら理佐ちゃんからLINE来た

「授業始まってるよ」
なんでや!
理佐ちゃんに置き去りにされてた俺

休み時間に職員室で先生に怒られる俺

遅刻ぐらいで職員室呼ぶなや!早く理佐ちゃんとこに戻りたいんだ俺は

駈け足で理佐ちゃんおわす教室に戻る俺

理佐ちゃん席に居ね〜

「おいブス!理佐ちゃんどこ行った?」
後ろの席のブスに聞く俺
「休み時間になったらすぐ出てったよ」
なんて探索のヒントにもならない返事するブス 
「どうせ2時間目が始まるから戻ってくるよ」

言われてみればそれもそうだと時計を見る俺
あと3分か・・・長いな・・・
廊下出て待ってよってダッシュな俺

ドア出たとこで人にぶつかりクラッシュする俺

吹っ飛ばした相手はまさかの理佐ちゃんだ
「ごめん、大丈夫?」
謝りながら助け起こそうとする俺

その手をやんわり拒否して「うん、大丈夫」って席に戻っちゃう理佐ちゃん

なんか違う?

いつもなら「ぶつかってんじゃねぇよ」ってドス効かせた後で
「俺君こそ大丈夫?」ってツンデレかましてくるのが理佐ちゃんだろ

なんだかよくわからないけど微妙に空いちゃった距離が不安にさせるから好き

63 :隣の席の理佐ちゃん 第37話:2017/05/03(水) 15:34:07.26 ID:hRJo5U6ma.net
微妙に空いてしまった理佐ちゃんとの距離に呆然自失なまま席に着く俺

「理佐に避けられてんねw」
後ろの席のブスが嬉しそうにささやく

ブスの心無い一言が胸に突き刺さる俺

先生が読む国語の教科書が虚しく聞こえるよ理佐ちゃん
勇気の無い俺はすぐ隣にいる理佐ちゃんの方も見れない

「なんでお前泣いてんだ!?」
教科書読みながら教室を回ってた先生が驚きの声を上げる

気づいたら涙が溢れてる俺

「どうした?ちょっと俺怒りすぎたか?」
俺の涙が遅刻を怒った自分のせいだと勘違いして慌てる先生
「何でもねぇです先生」
「何でもないわけないだろ、怒られてる時はふて腐れてたのに時間たったら涙溢れてるって・・・情緒不安定かお前?」

理佐ちゃんがこっち見てる気配がする

うるせぇ!話しかけんな
心の中で先生に文句言う俺
理佐ちゃんの視線を感じて辛いんだ

「ねぇ・・・」
休み時間になると同時に理佐ちゃんがハンカチ出しながら俺に話しかけてきてくれる
喜んで理佐ちゃんの方に振り向こうとする俺に

「これ使いな」って後ろのブスがハンカチ渡しながら割り込んでくる

ブスに遠慮する理佐ちゃん 
咄嗟にハンカチを後ろに隠す姿が可愛いくて美しい

教室から出てっちゃう理佐ちゃん

「余計なことすんなブス!でもありがとう」
って言いながらブスにハンカチ返し理佐ちゃんを追いかける俺

「理佐ちゃん待ってくれい!」叫ぶ俺
振り向いてくれない理佐ちゃん

「お〜い理佐ちゃ〜ん!」何度も叫ぶ俺に

「うるさい!黙って!」
っていつもみたいにドス効かせてくれた後にハンカチ出して俺の涙を拭いてくれそうだから好き

64 :隣の席の理佐ちゃん 第38話:2017/05/03(水) 15:40:31.55 ID:hRJo5U6ma.net
怒りながらもやっと振り向いてくれた理佐ちゃん

「大きい声で名前呼ばれたら恥ずかしいよ」
ハンカチで俺の涙拭きながら呟く優しい理佐ちゃん

「ごめん、聞こえてないのかと思って・・・」
「聞こえてたけど恥ずかしいよ」
「重ね重ねごめん」

「ねぇまた勘違いしてない?」
しょんぼり謝る俺に理佐ちゃんが心配そうに聞いてくる
「勘違い・・・?」
「うん、私に嫌われたと思ってない」

うなずく俺に「やっぱり勘違いしてた」って苦笑いしながら呟く理佐ちゃん

「だって先に学校来ちゃうし・・・なんか避けてるし・・・」
理佐ちゃんの言葉にちょっと安心して拗ねる俺

「昨日からね・・・」
「うん?」
「俺君との距離が前より近く感じるようになっちゃって」照れ笑いする理佐ちゃん

「どんな顔して俺君と会えばいいか分かんなくて避けちゃった、ごめんね」
笑顔で謝る愛しの理佐ちゃん

「マジで嫌われたと思ってた」ほっとして呟く俺に

「安心した?」優しい笑顔で聞く理佐ちゃん
「うん、安心した」って答える俺に

「授業中に泣いてんじゃねぇよ」って優しくドス効かせたあとに
「勘違いさせてごめんね」ってほっぺにチューしてくれそうだから好き

65 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 19:58:35.02 ID:jZGpagOa0.net
『高2の軍曹』 第6話

日沈んで半時間あまり、燃ゆる夕映えも次第に薄らいで、
大空に漂う白い浮雲の縁にのみ、幽かな薔薇色の影を残している。
ああ、何という幻影であろう。僕はこの夕暮の美しい夢に心酔した。

隣では絶世の美人が、過去の思い出に耽っている。
「あの場所で越えるはずだった。
中学2年の時、3年の守屋さんと対戦したんです」
「ああ、あの時の守屋は無敵だったね」

「そう、でも打ち崩す自信があった。けど、完敗。
試合前日に怪我しちゃって。
その後の大会では県内で1位になったけど、
すでにあの人は卒業してて、目標が目の前から消えた。
勝っても勝ち続けても、あの人は超えられなくて…
私は知りたい。あの戦いの本当の答えを…」

およそ高1の女子が発する言葉ではなかった。先程までの甘い声は
どこ吹く風、今の真面目な説明に僕はやられた。
間違いない、この子は歌舞伎町でも喰っていける。

「あんなに弱いんじゃ、ここに来た意味無くなる。
だから、さっきあんな事したんです。何かの景気付けになればと
思って。でも、ちょっとやりすぎたかも…反省してます」
「心配ないみたいだよ」
僕の指先には、茜ちゃんがいる。河川敷の高架下で一人黙々と
サーブの練習をしていた。遠くて顔はわからないけど、絶対に茜ちゃんだ。
一心不乱に壁にボールを打ち続けている。
君のそういうところが好きなんだ。絶対に負けを認めない性格。

「ああなったら、もう守屋には勝てないよ」
「ええ、わかってます」
「守屋の様子見てくるよ。あの人、倒れるまで練習するから。
 志田ちゃんはどうする?」
「ちゃん付けは止めてください」
「ああ、ごめん…愛佳はどうする?」
「えっ…」
「ははっ、耳赤くなった。じゃあね」

志田に振れかけた針が正位置に戻るのと同時に、
時計の針もちょうど夜の7時を差した。

66 :名無しって、書けない?:2017/05/04(木) 10:50:16.99 ID:UB3cPilQa.net
>>65
今度はあかねんの方に揺れてるw

67 :名無しって、書けない?:2017/05/04(木) 12:29:47.90 ID:4emcvKPn0.net
>>62
ブスに恨みでもあるんですか
めっちゃ厳しいじゃないですかww

>>66
そりゃ、揺れますよ
こんな美人が二人もいたら
庭さんはブレませんねー

68 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 00:00:17.84 ID:Xao3d7EJa.net
>>67>>67
俺の場合は小説書きたいというより理佐ちゃんにデレてもらいたい一心で書いてるだけだからブレようが無いですw

69 :上京理佐ちゃん 第54話:2017/05/05(金) 02:47:08.23 ID:Xao3d7EJa.net
執念とも言える粘り強さで本当に自分の部屋の近所に俺の部屋を見つけた理佐ちゃん

理佐ちゃんに急かされるまま契約しちゃう俺

「俺君良かったね明日から住めるよ」
嬉しそうな理佐ちゃん
「でも明日から東京暮らしは急過ぎない?」
「そんなことないよ」
「心の準備が出来てないから不安だな」
いつになく弱気な俺に
「大丈夫だよ俺君には私がついてるんだから」
なんて言ってくれる優しい理佐ちゃん

「それにね私が待ちきれないの俺君のこと」
てなこと言ってくれる理佐ちゃんに急かされながら田舎に舞い戻り引っ越しのために荷物まとめる俺

荷物って言っても机に飾ってある理佐ちゃんの写真ぐらいであとは服が少々
男一匹大東京で裸一貫勝負するつもりの俺に荷物なんて邪魔になるだけさ

「本当にそれだけでいいの?」
「うん、男の旅立ちってのは身軽にするもんだって思ってるから」
「変な理屈だね」笑いながら言う理佐ちゃん

実家に帰る理佐ちゃんを送る俺

「明日の今頃は東京かぁ」
色々なことを思い出して感慨深い俺

「なに思い出してるの?」
「生まれてから色々あったんだろうけど高校入ってからのことしか思い出さないや」
笑いながら言う俺
「そうなの?」
「うん、高校で理佐ちゃんと出会って今までのことだけだね、思い出すの」
「私のせいで他の思い出消えちゃったんだ」苦笑いの理佐ちゃん

「私もなかなか告白出来ない俺君のこと思い出してた」
「あん時は緊張しちゃって何を喋っていいか分からなくなっちゃったんだよね」
「うん、ビビって告白諦めそうになる俺君見てこんなダメ男と付き合ったら世話焼けて大変だろうなって思ってた」
「そうなんだ」理佐ちゃんの言葉に苦笑いする俺に

「こんなに好きになると思わなかったな」って言ってくれそうだから好き

70 :上京理佐ちゃん 第55話:2017/05/05(金) 02:51:32.92 ID:Xao3d7EJa.net
「こんなに好きになると思わなかったな」

理佐ちゃんの言葉が大気に溶け込んで俺を包み込む

「理佐ちゃん・・・」
理佐ちゃんを見つめる俺

「俺君・・・?」
理佐ちゃんが小首かしげて俺の顔を覗きこんでくる

タイミングも顔の位置もばっちりだよ理佐ちゃん

理佐ちゃんにキスする俺

ちょっと驚くけど、すぐに受け入れてくれる理佐ちゃん

「急にキスしてんじゃねぇよ」
小さい声で呟く理佐ちゃん
恥ずかしそうにそっぽ向く姿が可愛い

恥ずかしそうな理佐ちゃんを見てたらムラムラしちゃった俺

いかん!いかん!この場面はムラムラしちゃいけない場面だ
自分のムラムラを押し殺すように無言で歩く俺

「ねぇどうしたの?」
理佐ちゃんの問いかけに何か答えなきゃと思いながらも変なこと言っちゃいそうで無言の俺

「黙ってんじゃねぇよ」
無言の俺に拗ねる理佐ちゃん

拗ねる姿が可愛すぎてますます我慢出来ない俺

「理佐ちゃん家・・・人居るよね?」
「お父さんとお母さんは居るかな・・・どうしたの急に?」
突然の俺の質問に戸惑いを隠せない理佐ちゃん

「うーん、お父さんとお母さんが居るのかぁ」苦悶する俺
「俺君・・・?」

「理佐ちゃん・・・」
「なに・・・?」
いつになく切羽詰まった俺に戸惑う理佐ちゃん

「今からラブホ行かない?」

「えっ・・・」俺の誘いに目が点になる理佐ちゃん

「理佐ちゃん?」
俺の声にやっと気を取り直した理佐ちゃん

「こんな日に欲情してんじゃねぇよ」って俺の耳を思いっきり引っ張る

「痛い、痛いよ理佐ちゃん」
「うるさい!謝って!」
なんて怒ってる理佐ちゃんだけど
「ごめんなさい」って素直に謝る俺に

「もう少し上手く誘ってくれないと頷いてあげられないでしょ」とか言ってくれそうだから好き

71 :上京理佐ちゃん 第56話:2017/05/05(金) 02:59:05.10 ID:Xao3d7EJa.net
ラブホから出て来たらもう丑三つ時だ

「故郷での最後の夜を理佐ちゃんと過ごせたことは生涯忘れない」
「また大げさなこと言ってる」呆れる理佐ちゃん
「だって感動してるんだから仕方ないじゃん」
「はいはい、ほら行くよ」
俺のことを軽くいなした理佐ちゃんは俺の手を取って歩きだす

「じゃあ、明日・・・ってもう今日か」
「そうだね」
思わず笑顔になる俺と理佐ちゃん

「朝、迎えに来るわ」
理佐ちゃんに手を振る俺
「はーい、帰り道気をつけてよ」
俺に手を振り返す理佐ちゃん

「ほら!早く起きな!」
母ちゃんに叩き起こされる俺

「やべぇもうこんな時間じゃん!?」慌てて跳ね起きる俺
「理佐ちゃん待ってるから早くしな」って母ちゃん

理佐ちゃんが?

慌てて着替えて居間に行く俺
そこには愛しの理佐ちゃんが

「寝坊してんじゃねぇよ」
俺にだけ聞こえる小さな声で呟く理佐ちゃん
いたずらっぽい笑顔が可愛い

「絶対寝坊すると思ってた」
読みの鋭い理佐ちゃん 

「面目無いです」
「早めに迎えに来て正解だったね」笑う理佐ちゃん

「世話の焼ける子だけど理佐ちゃんよろしくね」
俺のことを理佐ちゃんに託す母ちゃんに手を振りながら駅に向かう俺と理佐ちゃん

「理佐ちゃんとの遠距離恋愛も終わりか・・・」
電車の窓から遠ざかる故郷の景色を見ながら感慨深い俺

「前から思ってたんだけど電車で2時間の距離で遠距離恋愛は大げさじゃない?」
「理佐ちゃんに毎日会えないのは寂しかったから遠距離恋愛だよ」
身も蓋もないこと言い出す理佐ちゃんに拗ねる俺

そんな俺に「拗ねてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「私だって大好きな俺君に毎日会えなくて寂しかったんだからね」って言ってくれそうだから好き

72 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 07:26:32.54 ID:+TVHyjAS00505.net
>>60
「それが胸かどうかは…」で笑った

73 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 07:54:47.34 ID:3FVn1poF00505.net
>>71
また、細かい描写は避けましたねww

>>72
個人的には貧乳も好きですけどね

74 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 07:57:01.48 ID:3FVn1poF00505.net
『高2の軍曹』 第7話

話しかける勇気がなく、あちらこちらと春の夜を歩んだ。
柔らかな草の上に佇み、四辺を眺めると、一輪の月の薄い光を受けて、
水たまりが暗黒の空を映し出している。
魔術のような春の夜に、うっとりしていると、突然、肩を叩かれた。

「ごめんね」
視界の端に入りこんだのは、真白な指先。何回この手を見ただろう。
いつの間にか練習を終えていた茜ちゃんが芝生に座り込んだ。
それを見て僕も隣に座る。
手の届かない間隔が、今の二人の距離をそのまま表している。

「私のこと、面倒くさいと思ってるでしょ?」
答えられなかった。確かに茜ちゃんは面倒くさい女である。
強すぎる正義感に、男勝りの気性、そしてすぐに泣く。
「ごめんね。私、もうちょっと強くなるよ」
「もう十分強いよ。強いから、泣くんだ。弱いからじゃない」
綺麗な横顔が笑っている。右頬が月の光に輝くのは、
汗か或いは涙のせいだろうか。
虚しい笑顔にいたたまれなくなり、僕は立ち上がった。
「帰ろうぜ、もう遅いし」

「はい、これ」
ハンカチを手渡された。
茜ちゃんを見た。

彼女の瞳が気づかせてくれた 僕も泣いているのだと

75 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 10:38:28.65 ID:SFX0IdxfK0505.net
>>74
元パフュヲタとしては思わずWonder 2を聴きたくなってしまう素晴らしい展開乙です

ところで
このスレを立てる前にIP表示無しで立ててしまった重複スレがやっとdat落ちしたようです
ご面倒おかけしました

76 :名無しさん :2017/05/05(金) 18:54:45.05 ID:Ki/asj+qa.net
>>73
避けてしまいました(照)

>>74
高2編は登場人物が感情動きまくってドキドキするっす

>>75
チワン族さんおひさしぶりですm(__)m

77 :2ちゃんの理佐ちゃん:2017/05/05(金) 19:55:34.88 ID:Ki/asj+qa0505.net
「ねぇ上京理佐ちゃん最終回って言ってなかった」

昨夜書き上げた上京理佐ちゃんを読んでた理佐ちゃんが聞いてくる

78 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 19:56:41.17 ID:Ki/asj+qa0505.net
>>77
しくじっちゃった(泣)

79 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 21:02:15.08 ID:SFX0IdxfK0505.net
>>78
米谷「大丈夫。大丈夫やで。みんな読みたいんやから」
織田「『上京理佐ちゃん2』にするの忘れた〜ってことにしてもええんやで〜ほんまに〜」
長沢「…みいちゃんがめっちゃ睨んどるよ」

80 :2ちゃんの理佐ちゃん 第6話:2017/05/05(金) 22:40:54.59 ID:Ki/asj+qa.net
「ねぇ上京理佐ちゃん最終回って言ってなかった?」

昨夜書き上げた上京理佐ちゃんを読んでた理佐ちゃんが聞いてくる

「最終回だよ」答える俺
「最終回って書き忘れてるよ」
「マジで!?」
「ほら」理佐ちゃんが俺のスマホを見せてくる

「本当だ、最後に『完』って入れたつもりだったわ」苦笑いする俺
「どうするの?」
「面倒くさいからこのまま終了でいいや」
こともなげに言う俺

「私の名前使ってる小説なのに面倒くさいとか言うんだ」寂しそうな理佐ちゃん

「ねぇ推し変しようとしてない」不安気に聞く理佐ちゃん
「する訳ないじゃん推し変なんて」
必死に推し変疑惑を否定する俺

「でも知ってるよ、最近また由依の応援スレ覗いてるの」
「でも書き込みはしてないよ」
「情報収集してるんでしょ」
「情報収集・・・?」

何を言い出すんだ理佐ちゃん?
確かに画像を収集はしてるけど・・・

「うん、私の小説飽きてきたから由依の小説書くんでしょ」
的外れな推理を披瀝する理佐ちゃん

「全然飽きてないよ」
理佐ちゃんの推理に苦笑いしながら答える俺
「本当?」
「うん、まだ書きかけのシリーズあるし」
「でも北の街の理佐ちゃんもそろ最終回じゃない」
「そうだね結婚しちゃったら愛しの嫁理佐ちゃんと被るから終了かな」
「ほらぁ〜終わらせようとしてるじゃん(泣)」
まるで駄々っ子な理佐ちゃん

「そんなことないよ」必死に首を横に振る俺
「じゃあ続けて」
無理を言ってくる理佐ちゃん

「実はねシリーズ増えすぎて1個1個書く間隔が空き過ぎちゃってノリが悪いんだよね」
変な理由に自分でも笑っちゃう俺

「大阪府さんに複数連載すすめてた本人が笑ってギブしてんじゃねぇよ」ってドス効かせる理佐ちゃん

「北の街の理佐ちゃんも上京理佐ちゃんも続けなきゃダメだよ」って言いそうだから好き

81 :2ちゃんの理佐ちゃん 第7話:2017/05/05(金) 22:49:45.19 ID:Ki/asj+qa.net
「だいたいさ上京理佐ちゃんは私が夢を叶えるまでの話じゃないの?」

まだ文句言ってる理佐ちゃん

「いや、あれは遠距離恋愛がテーマだったから俺君が東京に出た時点で最終回なの」
「何それ、私聞いてないよ」
「話したらキモい言って書かしてくれないから・・・」
「なに!」
「なんでもないです」
ヤカラの如く絡む理佐ちゃんに困る俺

「上京理佐ちゃん続けないなら他の妄想も禁止ね」

マジか・・・
妄想を禁じられるぐらいなら書くかって決意の俺

「俺君やる気になってくれた」喜ぶ理佐ちゃん

「そう言えばさっき最終回って誤送信しちゃったんだよね」
大事なこと思い出した俺

「それがどうしたの?」
言いながら俺のスマホで小説スレの誤送信を見に行く理佐ちゃん

「やっぱり恥ずかしいな、1回最終回ってしちゃったのに続けるって」
頭かきかき苦笑いの俺

そんな俺には目もくれずにスマホを覗き込んでた理佐ちゃんが声をあげる

「俺君見て、チワン族さんが上京理佐ちゃん2ってアイデアくれてるよ」
瞳をキラキラ輝かせて言う理佐ちゃん

「上京理佐ちゃん2で決まりだね」嬉しそうな理佐ちゃん
「何が決まりなの・・・?」
理佐ちゃんの言ってる意味が飲み込めない俺

「俺君鈍いよ、遠距離恋愛編が終わったら東京編を上京理佐ちゃん2で書く予定でしたってしちゃえばいいんだよ」
「最初から予定してた振りしろってこと?」
「うん、これで恥ずかしくないよ」
俺のために悪知恵働かせる理佐ちゃんも可愛い

「なんだか東京編書きたくなってきた」

理佐ちゃんの近所で過ごす東京生活の妄想が湧いてきた俺

「北の街の理佐ちゃんも愛しの嫁理佐ちゃんと被らないように工夫して続けてね」
なんて欲張りな理佐ちゃん

黙ってうなずく俺に

「東京編は簡単にラブホ連れてかないでよ」ってツンかまして来そうだから好き

82 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 22:55:41.15 ID:Ki/asj+qa.net
>>79
妄想が思わぬ方向に展開して上京理佐ちゃん続けることになったんで
「上京理佐ちゃん2」このタイトル使わしてもらいますm(__)m

83 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 23:28:43.91 ID:YJh1riQX0.net
『高2の軍曹』 第8話

いつもは茜ちゃんの後ろを歩くけど、今夜は僕が前だ。
理由は2つ。
1つめ、泣いている顔を見られたくなかった。単に恥ずかしいという
のもあるが、涙の理由を説明できる自信がなかった。ドS女が弱みを
見せた男を放って置くわけがない。何としてでも追求は避けたかった。
2つめ、茜ちゃんはかなり弱っていた。引きつった笑顔にうつろな目、
この顔が彼女の最も危険な顔だ。小5の頃、この顔をしながら田んぼに落ちて、
危うく死にかけた。
それを防ぐためにも、僕が前を歩かなければならない。

「あっ」
数分歩いたころ、茜ちゃんにお金を借りていたことを思い出し、
僕は急に立ち止まった。
「忘れてた、この間バスで100円借りたじゃん。あれさ…」
振り向いたのが間違いだった。いや、ある意味正解だ。
茜ちゃんは前を見ておらず、そのまま僕の胸に飛び込んでくる。
それを寸前で防ごうとして、反射的に両手を出すも、
触れたのは彼女の頬。もうこれはキスシーン以外の何物でもない。
でも、しないよ。ただの幼馴染だからね。

「え、なに?」
茜ちゃんには、もう怒る気力もないみたいだ。
僕はピストルを突きつけられた時のように両手を上げ、
「ちゃんと前見て、歩けよ」とその場を凌ぐ。
茜ちゃんは操り人形のように頷いた。そして動かなくなった。

風がやみ、茜ちゃんはその日の感情を使い果たした。
明日の朝までには笑顔になってね、茜ちゃん。

84 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 23:35:50.82 ID:YJh1riQX0.net
>>75
>>76
2話から8話まで、全部1日のお話だから
ちょっと展開が動きすぎですけどねww

チワンさんの漫才また見たいなあ
庭さん、なんか知らんけど落ち着いてくださいww

85 :名無しって、書けない?:2017/05/06(土) 03:42:31.00 ID:fvcaGvgFK.net
>>82
理佐ちゃんに名前呼んでもらうと何かドキドキしますねw
今後の展開に期待

>>84
最近ちょっと他スレ(もちろんネタスレ)でゆいぽんになりすますという課題に取り組んでたのでw

86 :名無しって、書けない?:2017/05/06(土) 09:40:29.87 ID:fvcaGvgFK.net
>>85 せっかくだからいくつか転載してお茶を濁しておく(笑)
・・・・・・
家族でお出かけしたときのお話。

駐車場に車を停めて外に出てみると、ワンちゃんがいたんです。
とっても愛想がよくて私たちにもしっぽ振ってくれたりして可愛くって。

ご主人様の帰りを待ってるのかなって思ってたんですけど
私たちが帰る時間にもまだ同じようにいたんです。

何時間も待たされてかわいそうだなと思いながら駐車場の看板を見たら
『ワンコ・イン・駐車場』って書いてありました。

小林由依です♪

・・・・・・・・
今日は満月。
お星様たちもとってもきれいで、見とれちゃうほどの夜空でした。

でも、ふと考えると
どの星がどういう名前なのかさっぱりわからないんです。
お月様だけはわかるんですけど。

まるで欅坂みたい(笑)

なんてね(笑)

小林由依です♪

・・・・・・・・
みなさん今年はお花見行けましたか?
満開の桜を見ながら
二人セゾンの歌詞を思い出した方はいますか?(笑)

私もあの詞に影響を受けまして
冬の間、家の近くにある花も葉もなくなった木を毎日見上げながら
満開の日を想像してたんですけど

イチョウの木だった(笑)

小林由依です♪

・・・・・・・・
みなさんはバスとかで移動中に何をされてますか?

私は最近はもっぱらスマホゲームやってるんですけど
菜々香とかはずっと窓の外の景色を見てるんですよ。

この前もみんなでバス移動中に私はゲームやってて
ものすごく大切な場面になってたんですけど
その時、窓の外を見てた菜々香が急に『あ!富士山だ』って叫んだんです。

やっぱり気になるじゃないですか。
それでゲームを放り出して『どこどこ?』って窓の外を見たんですけど
ビルばっかりで富士山なんて全然見えなくて。

テレビ局の名前にさん付けするのは止めてほしいです(笑)

小林由依です♪

87 :名無しって、書けない?:2017/05/06(土) 14:28:14.73 ID:atzwkLeJa.net
>>84
最終回って書き忘れたのを補填ついでに2ちゃんの理佐ちゃん書こうとしたんですけど・・・
書いてるうちに東京編も書きたくなってしまいとっちらかってしまいましたw

>>86
ゆいぽんのブログ真似るスレに出没してるんですねw

88 :隣の席の理佐ちゃん 第39話:2017/05/07(日) 02:48:56.92 ID:dftB5N5Ia.net
理佐ちゃんに嫌われてないどころかチューしてもらった俺

「泣いてたと思ったら今度は笑顔全開って、あんた本当に情緒不安定なんじゃないの?」後ろの席のブスが言ってくる

「うるせぇ!てめえが理佐ちゃんに避けられてるとか言うから涙が溢れちゃっただけで泣いてねぇよ」
「それを泣いてるって言うんだよ」ブスが俺をからかってくる

「何とでも言ってくれ、俺は理佐ちゃんに避けられてないどころかチューされたから幸せなんだ」ってブスの挑発を相手にしない俺

「えっ!?」
俺の言葉に驚くブスと聞き耳たててたその他大勢のクラスメイト

恥ずかしさで下向く理佐ちゃんも可愛いなんて言ってる場合じゃないな・・・って我に帰る俺

「ありえない!ふつう言う?」
俺の予想通りお怒りの理佐ちゃん

「すいません、挑発に乗ってしまいました」
「もう恥ずかしくて教室戻れない」
ちょっとヤケおこす理佐ちゃん

「理佐ちゃんが俺のこと大好きなのみんな知ってるからそんなに恥ずかしがんなくても・・・」
「そういう問題じゃないよ・・・」ため息まじりに呟いて下向く理佐ちゃん

落ち込み過ぎやろ

「クラスの連中だって付き合ってんの知ってんだからキスぐらい毎日してると思ってるよ」落ち込む理佐ちゃんを励ます俺

「うるさい!ちょっと黙って!」

うわっ、理佐ちゃん怒った

「怒ってないよ」って理佐ちゃん
俺の心を読んだのか?


なんか考え込む理佐ちゃん

「キスもしてないんだよね私たち・・・」ぽつりと呟く理佐ちゃん
「うん・・・してない」

言われてみたらエッチ寸前まで行きながら理佐ちゃんとキスしてないうかつな俺

この雰囲気はもしかして・・・
 
どう考えてもキスいける雰囲気だよな!これ?

「俺君・・・」俺を見上げる理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・」名前を呟いて理佐ちゃんの肩を抱く

授業開始のチャイム無視してキスに行く俺

次の瞬間
俺から身をかわす理佐ちゃん

「なんで〜!?」思わず叫ぶ俺
「喋っちゃった仕返し」イタズラっぽく笑う理佐ちゃん

愕然とする俺に「授業始まっちゃうよ」
って走り出す後ろ姿は眩しいだろうから好き

89 :隣の席の理佐ちゃん 第40話:2017/05/07(日) 02:53:00.02 ID:dftB5N5Ia.net
色々あったがなんとか無事に放課後を迎えることが出来た俺

「今日も理佐ちゃん家で勉強したいな」
朝から一番言いたかった台詞を理佐ちゃんにぶつける俺

「なんで?」
鞄に教科書入れる手を休めてこっち見る理佐ちゃん
無表情で俺の真意を探っているようだ

下心を見抜かれませんようにって祈る俺

「なんか勉強したい心に火が点いたと言うか・・・?」
この言い訳苦しいかって半信半疑の俺

「ふ〜ん、火が点いたの勉強心だけ?」
超疑惑の眼差しむける理佐ちゃん

「誤解して欲しくないんだけど、理佐ちゃんの気持ちの準備が出来るまではプラトニックで行くって決めてっから俺」
なんて嘘八百な俺

理佐ちゃんが押しに弱いって分かったからには部屋に入ったら押して押して押しまくって押し倒しちゃうつもりの俺

「本当かな?」
ヤバい邪なこと考えてたら顔に出ちゃったか!?

「いやいや、本当だよ、信じてよ」
「あ〜!うるさい」ってちゃんと聞いてくれない理佐ちゃん

「それにさ、理佐ちゃんも言ってたけどまだキスもしてないのにエッチは早いなって反省したんだよね」
「ねぇ大きい声でエッチとか言わないで・・・」
小さい声で注意する恥ずかしがり屋の理佐ちゃん

「ごめん」理佐ちゃんにつられて小さい声で謝る俺

超反省してますポーズの俺に
「本当に真面目に勉強する?」って理佐ちゃん

よしきた!理佐ちゃんが乗ってきたよ!って心の中でガッツポーズの俺

「うん、真面目に勉強したい」何回もうなずく俺

「じゃあ・・・家来る?」ついに根負けの理佐ちゃん
「行きます」って良いお返事の俺

学校から駅までの道を歩く俺と理佐ちゃん

「ねぇはしゃぎ過ぎ」
歩きながら時折スキップになる俺に呆れながら注意する俺
「昨日の分まではしゃがせてくれ」
「なにそれ?」
俺の言ってる意味が分からず聞き返す理佐ちゃん

「昨日はどこ行くか分からないまま理佐ちゃん家の駅まで連れてかれたからね」
「それがなに?」
「最初から理佐ちゃん家に行くってことを喜びたいのだよ俺は」
「それではしゃいでんるんだ」
俺がはしゃぐ理由を知ったところでやっぱり呆れる理佐ちゃんだけど

「そんなに喜んでくれるんなら毎日家に呼んじゃおうかな」って言ってくれそうだから好き

90 :隣の席の理佐ちゃん 第41話:2017/05/07(日) 03:05:56.27 ID:dftB5N5Ia.net
今度こそ!そんな想いを抱いて理佐ちゃん家再びな俺

理佐ちゃん家の駅に降り立ちヤル気満々の俺

「どんな理由でも俺君から勉強したいなんて言い出すとはね」
理佐ちゃんがからかうようにいってくる

「昨日理佐ちゃんに勉強見てもらって手応え感じたから・・・」
本当は違うことに手応え感じてる下心を隠しながらしらじらしく答える俺

「昨日はほとんど勉強してないよ」
俺に冷めた視線おくる理佐ちゃん

確かに理佐ちゃんとエッチすることばっかり考えてて勉強どころじゃなかった俺

「先に言っとくけど今日お母さん居るから」

しまった!その可能性は考えてなかった俺

「がっかりしたw」意地悪な笑顔で聞いてくる理佐ちゃん

「うん・・・」ショックで素直に答えちゃうピュアな俺

「がっかりしてんじゃねぇよ」
ってドス効かせながら手繋いでくる理佐ちゃん

「やっぱり理佐ちゃんのお母さんも美人なの?」
「うーん?どうなんだろ・・・」
「理佐ちゃんが凄い美人だからお母さんも美人でしょ、きっと」
俺の言葉に立ち止まる理佐ちゃん

「俺君、私は慣れてるからいいけどお母さんの前ではそういうの言っちゃダメだよ」
「そういうのって・・・どんなこと?」
「私のこと凄い美人とか大げさに褒めたりとかかな」
「褒めちゃダメなの?」
「うん、俺君大げさだからお母さんびっくりすると思う」
「俺、大げさかなぁ理佐ちゃんの美しさとか人柄の良さが凄すぎてまだまだ足りないと思ってるんだけど・・・」
「また始まった」って呆れる理佐ちゃん

「実際世界中の褒め言葉集めても理佐ちゃんの素晴らしさを表現するには足りないんだよね言葉が・・・」
なんて嘆いてる俺に
「詩人みたいなこと言ってんじゃねぇよ」ってドス効かせたあとに

素直な理佐ちゃんは「ありがとう・・・嬉しいな」って言ってくれそうだから好き

91 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 05:43:35.54 ID:4vcwMMRXK.net
>>90 乙です
相変わらずブスに厳しく下心満載の俺君が素晴らしいw

かく言う私はまた出来心で他スレにスレチネタを書いてしまいましてm(_ _)m
オチは以前別のスレで使ったやつの盗用ですw
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1493973362/41-45

92 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 07:07:01.21 ID:/kZunHoea.net
>>91
読ませていただきました
相変わらず完成度の高いパロディー書いてらっしゃるチワン族さんに敬服してしまいます

それはそれとして・・・

めっちゃスレチでびっくりしましたw

93 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 08:31:03.82 ID:OcjlerJI0.net
>>91
うん、びっくりするくらいスレチですねww
面白いですけどね
握手会の倍率なんかのブラックユーモアも
なかなかです

94 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 08:37:19.43 ID:OcjlerJI0.net
『高2の軍曹』 第9話

ぐんそう【軍曹】
自他に厳しく接する叩き上げ型の人物を指した呼称。
「鬼軍曹」と呼ぶこともある。
--Wikipediaより抜粋?
茜ちゃん、そういうことらしいですよ。

テニス部に新入生が入ってから一週間、いわゆる仮入部期間が終わり、
いよいよ新チームの発足だ。それに先立ち、ミーティングが行われた。
3年生は4月の大会で引退するので、早いうちにキャプテンを決めておこうと
いうわけだ。討論のテーマは「守屋をキャプテンにするか否か」の一点のみ。
守屋が適任とは言い難いが、守屋以上の人材がいるとも思えない。
1年生が3人、2年生が4人の討論会が始まった。
口火を切ったのは、なんと1年生の志田。

「わたし、この人がキャプテンならやめます」
もちろん、守屋は言い返す。
「じゃあ、やめろよ」
センスの欠片もない返しだ。この返答のせいで、キャプテン守屋案は消えた。
まあ、わかっていたことだ。
みんなが黙ってしまったので、仕方なく仲裁を入れた。
「でも、どうする?形式上の主将は必要だよ」
「それは守屋さんでいいですよ。ただ、この人に権限を与えないでください」
志田は思っていたよりも賢かった。
「じゃあ、みんなそれでいい?」「はーい」「じゃ、かいさーん」
横から殺気を感じたのは、たぶん気のせいだ。

95 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 09:27:17.39 ID:4vcwMMRXK.net
>>92-3
いや、スレチじゃない書き込みもいくつかしてたんですが
スレタイを見ていると我慢できなくなりましてw

>>94
なんか緊迫感がw

96 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 12:38:56.71 ID:OcjlerJI0.net
>>90
やっぱり、隣の席シリーズが一番好きだなあ
俺くんの情緒不安定なところがツボww
>>95
少しストーリーが弛んでたので、ここらで引き締めようかとww

97 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 22:17:22.56 ID:9xkrPzGca.net
>>94
これは本格スポ根小説になりそうですね

>>95
ゆいぽんのブログ真似るスレも見てきました
チワン族さん多才すぎますw

>>96
隣の席シリーズ贔屓にしてくれてありがとうございますm(__)m
俺も隣の席の理佐ちゃんは愛着があるんで嬉しいです
理佐ちゃん出てるシリーズは全部愛着あるんですけどねw

98 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 22:55:57.84 ID:OcjlerJI0.net
『高2の軍曹』 第10話

七人の論客は、約一名を除き、「守屋をキャプテンにしない」という
結論に達した。その約一名と、なぜかついて来る志田、そして僕、
この三人で学校を出た。二人がシャビとイニエスタだとすれば、
ちょうどブスケツのような位置で、僕は後方からついて行く。
サッカー知らない人はごめん。
その二人の華麗なパス回しのせいで、僕にはボールが回ってこない。

「守屋さんって…顔でかいですね」
「あんたに言われたくないよ。ちょっと背が高いからって…」
「あはは、怒ってる〜」
「うるせえよ!」
愉快なパス交換だ。至近距離から弾丸ミドルをぶつけ合っている。

やがて行き詰まって、志田がボールを預けに来た。
「ねえねえ、あの人って男子からモテますか?」
「守屋?うーん…どうだろ」
「『守屋』って呼んでるんですか?付き合ってるんですよね?」
「付き合ってないよ。家となりだから一緒に帰ってるだけ」
「え!?付き合ってないんですか?」
「そうだよ。志田ちゃんは彼氏いるの?」
「私もいません。あと、ちゃん付けやめてください」
「あーごめん。でも意外だね、美人なのに」

その瞬間、本日二度目の殺気を感じた。茜ちゃんはものすごい勢いで
睨んでいる。ただ、この視線は僕ではなく、志田に向けられたものだった。
僕の言葉に妬いているのではなく、志田の美貌に嫉妬しているのだ。
茜ちゃんは、自分が一番美人でありたいと願う人だから、こういう言葉には敏感だ。
で、隣の志田はと言うと、照れて嬉しそうな眼でこちらを見つめている。
美人ふたりの視線に、僕は文字どおり釘付けとなった。
そんな僕に追い打ちをかける質問が飛んでくる。

「私と守屋さんだったら、どっちが美人ですか?」

 
 誰もが風見鶏みたいに 風の向き次第で
 あっちこっちへとコロコロ変わる

もう、その後のことはよく覚えていない

99 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 23:09:06.10 ID:OcjlerJI0.net
>>97
軍曹感を出しすぎですかねww
あと、志田ちゃんが出過ぎなので、
題名変えたほうが良いかもしれないww
『軍曹と猫』みたいな

100 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 23:30:58.38 ID:9xkrPzGca.net
>>99
確かにどっちもキャラが立ってるからそのタイトルでもいいかもw
主役が二人だと展開がひろがって読んでて面白いけど書くのは難しそうで尊敬しますm(__)m

101 :隣の席の理佐ちゃん 第42話:2017/05/07(日) 23:37:41.16 ID:9xkrPzGca.net
「なんかドキドキしてきちゃったな」

理佐ちゃん家に着いた途端にまだ見ぬ理佐ちゃんのお母さんの存在にビビる俺

そんな俺を「ビビってんじゃねぇよ」って笑う理佐ちゃん

「俺君なら大丈夫、私が好きになった人なんだから自信持ってよ」
俺を励ましてくれる優しい理佐ちゃん

理佐ちゃんの優しさに思わず抱きついちゃう俺

「きゃっ!?」
理佐ちゃんの可愛い悲鳴に下心が顔出しちゃう俺

「俺君どうしたの?」
「ちょっとだけ、不安鎮まるまでこうしてて」またも嘘八百な俺

『思春期の下心はビビりを越える』って言葉は真理だわ

「しかたないな」
俺の言葉を信じてくれた理佐ちゃんが俺の頭を撫でてくれる

そんな理佐ちゃんにちょっとだけ良心の呵責を覚える俺

でも下心には抗えず理佐ちゃんから離れられない俺

「家の前で何やってんのよ?」
声をかけられて我に返る俺と理佐ちゃん

玄関のドア開けて女の人がこっち見てる
まさか・・・

「お母さん!?」
叫ぶと同時に俺を突き飛ばす理佐ちゃん

やっぱり理佐ちゃんのお母さんだ!?

「仲が良いのはいいけど家の前で抱き合うのはどうかしら」
必死に弁明する理佐ちゃんを笑いながらからかうお母さん

「だから違うって言ってるのに」唇とがらせてむくれる理佐ちゃん

「俺君もなんか言ってよ」

「初めまして理佐さんと真剣に交際させていただいています」
理佐ちゃんに促されてとりあえず挨拶する俺

そんな俺にキョトンとするお母さん

「急に挨拶してんじゃねぇよ」って照れながらドス効かせる理佐ちゃん

「私がちゃんと紹介したかったのに」ってむくれる理佐ちゃんも可愛いだろうから好き

102 :隣の席の理佐ちゃん 第43話:2017/05/07(日) 23:42:00.31 ID:9xkrPzGca.net
「うちの娘がいつもお世話になってます」
俺に合わせて真面目に挨拶する理佐ちゃんのお母さん

「いやいや僕の方が理佐ちゃんには面倒見てもらってますから」
お母さんに頭をさげる俺

「俺君には理佐ちゃんって呼ばれてるんだ」
笑いながら理佐ちゃんをからかうお母さん

さすが理佐ちゃんのお母さん・・・
理佐ちゃんよりドSだ

「部屋行って勉強するよ」
照れ隠しでわざとぶっきらぼうに俺に声かける理佐ちゃん

「理佐ちゃんご機嫌ななめね」
俺を置いて部屋に行っちゃう理佐ちゃんを見送って笑うお母さん

「あっすいません、僕も勉強してきます」
お母さんに頭さげて理佐ちゃんの後を追おうとする俺

「うちの娘良い子でしょ」
「はい?」お母さんの言葉にふりかえる俺

「親の私が言うのもあれなんだけど優しくて面倒見良くて」
理佐ちゃん居なくなった途端に娘自慢始めるお母さん

「それに美人でしょ私に似て」俺の目をみて圧かけてくるお母さん
「凄い美人です・・・お母さんに似て」素直な俺にうなずくお母さん

「ちょっとだけ不器用で誤解されちゃうんだけどねうちの理佐ちゃん」
「はぁ、そういう不器用な理佐ちゃんだから好きなのかもしれないです」

「あら、ありがとう」俺の言葉にちょっと嬉しそうなお母さんだけど

「大人っぽく見えるから勘違いしちゃうかもしれないけど、まだ子供だから大切にしてあげてね」
俺に釘さすことも忘れない抜け目ないお母さん

「はい、生涯大切にしたいと思っております」
直立不動でお母さんに誓う俺

「俺君どうしたの?」理佐ちゃんがドアの隙間から顔出して心配そうに声かけてくる

「そろそろ俺君返してあげないと理佐に怒られちゃうわね」

イタズラっぽく笑うお母さんはなんとなく理佐ちゃんと似てそうだから好き

103 :隣の席の理佐ちゃん 第44話:2017/05/07(日) 23:46:55.20 ID:9xkrPzGca.net
「めっちゃ疲れた(泣)」

理佐ちゃんの顔見たら安心して泣きが入っちゃう俺

「ねぇ大丈夫?」理佐ちゃんが心配してくれる
おっ!チャンスか?ってまたまた下心発動の俺

「ちょっと辛いかも」って理佐ちゃんにくっつく俺
「えっ大丈夫?」って母性本能発動の理佐ちゃんが俺を気づかってくれる
理佐ちゃんめっちゃ優しい〜ってウキウキな俺

はっ!て振り向いてドアの方見る俺

「どうしたの?」不振な動きする俺に怪訝な顔する理佐ちゃん
「ごめん、なんでもない」
お母さんに見られてる気がしてビビったぜって冷や汗な俺

理佐ちゃんのこと大切にしろって釘さされたのが効いてんのかな?

「なんか変だよ、大丈夫?」
心配そうに俺の顔を覗き込んでくる理佐ちゃん

そんな優しい理佐ちゃん見てたら大切にせねばなるまいって新たに誓う俺

「全然大丈夫だよ、心配してくれてありがとう」
「別に心配してないよ」
素直に感謝する俺に照れてそっぽ向く理佐ちゃん

教科書ひろげて勉強開始の二人

「ねぇお母さんとなに話してたの?」
勉強そっちのけで聞いてくる理佐ちゃん
「たいした話してないよ」
教科書から顔もあげずに答える俺

「ねぇちゃんと答えてよ」
話しに乗ってこない俺にちょっと不機嫌な理佐ちゃん

「理佐ちゃんにはもったいないぐらい良い男だって言われた」
「本当・・・?」
「うん、あと理佐ちゃんのこと褒めてたよ」
「なんて?」
「我が娘ながら男を見る目があるって褒めてた」

「確かに見る目はあるかな・・・」俺のこと見つめて呟く理佐ちゃん

俺のウソをあっさり信じちゃう理佐ちゃんは

やっぱり生涯守ってあげなければって思わせちゃいそうだから好き

104 :隣の席の理佐ちゃん 第45話:2017/05/07(日) 23:52:31.24 ID:9xkrPzGca.net
「見る目はあるかな・・・」なんて恋する瞳で俺を見つめてくる理佐ちゃん
これはなんか甘い展開を期待してくれてんのか理佐ちゃん?

この流れに乗りたいけどお母さんに釘さされたのが引っかかる俺

「理佐ちゃんこの問題さ・・・」さりげなく話を勉強に切り替える弱気な俺

「今日は迫ってこないんだ」つまんなそうな理佐ちゃん

女心の複雑さって面倒くせぇ
迫ったら怒るくせに迫んなかったらつまんねぇってか

なんて理佐ちゃんに言えないやっぱり弱気な俺
俺がどんだけ理佐ちゃんとエッチしたいと思ってんだよって嘆きの俺

「理佐ちゃんを大切にするって約束したからさ・・・」
迫りたい気持ちとお母さんとの約束に板挟みになってしどろもどろな俺

「お母さんとそんな約束したの!?」
「うん、なんか成り行きで」
「なんの話してんのよ人の親と」
「良い娘だから大切にしてくれって言われただけだよ」
「本当余計なこと言うんだから」ほっぺふくらます理佐ちゃん

「それでおとなしく勉強してるんだ」納得顔の理佐ちゃん
「どっちにしろお母さん居るから勉強するしかないじゃん」

「やっぱりそっち目的で家に来たかったんだ」
うっかり口を滑らした俺にちょっと嬉しそうな理佐ちゃん

「いや勉強教えてもらいたかっただけだよ」慌てて惚ける俺
「ふ〜ん、まぁいいや」
「いいの?」厳しく追及してこない理佐ちゃんに拍子抜けする俺

「私のこと大切にしようとしてくれてるのわかったからいいの」って嬉しそうだから好き

105 :隣の理佐ちゃん 第46話:2017/05/07(日) 23:58:26.22 ID:9xkrPzGca.net
下心もありつつ大切にするっていう針の穴ぐらいの狭いポイント
それを偶然突いたお陰で機嫌が直った理佐ちゃん

女心の複雑さってやつはまったくわからんって悩む俺

機嫌直ってファッション雑誌読み始めちゃった理佐ちゃん

うつぶせで足パタパタさせる姿が可愛い

てか全然勉強する気無いな理佐ちゃん

足パタパタさせるたびにパンツ見えそうな理佐ちゃん
完全に油断してるな・・・あっピンクだラッキー

ヤバいこのままじゃ下心がムラムラしてきちゃう俺
もっと見ていたい気持ちを断腸の思いで断ち切る俺

「理佐ちゃんピンク見えそうになってるよ」
しっかり目に焼きつけてから教えてあげる誇り高い俺

「見た!」慌てて起きあがる理佐ちゃん
理佐ちゃんの勢いに押されて首を横に振る
「本当に!」
「うん、見てない」何度もうなずく俺

「でもピンク見えそうになってるって言ったよ」
恥ずかしそうに言う理佐ちゃん

パンツって言ったつもりがうかつにもピンクって言っちゃったみたい・・・

そんな俺に「ウソついてんじゃねぇよ」ってドス効かすくせに

「でも教えてくれたから許してあげる」って言ってくれる優しい理佐ちゃん

調子に乗ってそのうちスカートめくりさせてって言ってみたら
「絶対にヤダよ」って言いそうだから好き

106 :名無しって、書けない?:2017/05/08(月) 00:01:57.58 ID:wB6FH53Va.net
>>105
タイトル・・・席が抜けちゃった(涙)

107 :名無しって、書けない?:2017/05/08(月) 14:23:02.94 ID:SO00ivfpK.net
>>106
大丈夫。大丈夫やで。

108 :名無しって、書けない?:2017/05/08(月) 19:02:45.98 ID:kbzIMxVX0.net
>>106
大丈夫やで。
「隣の席」から「隣」にまで近づいたってことでいいじゃないですか
そのうち、もっと距離も縮まって…
おっと、いけない。

109 :名無しって、書けない?:2017/05/08(月) 22:12:16.52 ID:6S4k8g6Ta.net
米さんが増殖しとるw

110 :名無しって、書けない?:2017/05/08(月) 22:20:17.65 ID:SO00ivfpK.net
>>109
当然お気づきだと思いますが
他スレで私は米さんとして認識されてるようでして
m(_ _)m

111 :名無しって、書けない?:2017/05/08(月) 23:08:29.28 ID:6S4k8g6Ta.net
>>110
気づいてましたw

112 :隣の席の理佐ちゃん 第47話:2017/05/08(月) 23:15:08.92 ID:6S4k8g6Ta.net
「そろそろ帰ろうかな」

理佐ちゃんのピンクも見たしこれ以上の進展は難しそうだと踏んだ俺

それにお父さん帰って来たら面倒だろうなと逃走はかる俺

「もう帰るの?」ちょっと寂しそうな理佐ちゃん
「うん、あんまりお邪魔しちゃうと悪いから」

「夕飯食べてけばいいのに・・・」つまんなそうに呟く理佐ちゃん

「ご両親と夕飯なんてまだ早いよ」
「早いの?」
「うん、まだ緊張しちゃうからヤバそう」
「俺君そんなに緊張する方だった?」

「あんまり緊張した記憶ってないなぁ」
記憶をたぐる俺に
「やっぱり彼女の親は特別なんだ」って理佐ちゃん

さりげなく自分のこと彼女って言ってる理佐ちゃんに感動する俺

「やっぱり彼女の親と仲良くなっちゃうとエッチなことしづらくなりそうで怖いよね」
照れ隠しでおちゃらける俺

「私のお母さんとの約束守ってた小心者がよく言うよ」
俺をからかう笑顔の理佐ちゃん

「小心者かどうか試してみるかい?」

言うと同時に理佐ちゃんにキスしちゃう俺

時間が止まった俺と理佐ちゃん

勢いでついに理佐ちゃんとキスしちゃった俺

一瞬しか触れなかったけどこれは永遠の一瞬だぜ!

喜びがこみ上げてくる俺とはうらはらに静かな理佐ちゃん

ヤベぇ、怒っちゃったかな?

「理佐ちゃん?」
恐る恐る声かける俺

「ばか・・・」って恥ずかしそうにうつむく理佐ちゃん

「ごめん」意外な理佐ちゃんの反応に戸惑う俺

「謝ってんじゃねぇよ」
うつむいたまま小さな声で呟く理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんにどうしていいか分からない俺に

「嬉しかったんだから・・・」なんて言ってくれそうだから好き

113 :隣の席の理佐ちゃん 第48話:2017/05/08(月) 23:28:15.23 ID:6S4k8g6Ta.net
「じゃあ帰るね」
「うん・・・」
キスしてからおとなしくなっちゃった理佐ちゃん

「お邪魔しました」ってお母さんに挨拶する俺
「あら、もう帰るの?夕飯食べてけばいいのに」
「いえいえ、夕飯などと畏れ多い」
理佐ちゃんのお母さん相手だと調子狂って変な言葉遣いになっちゃう俺

「意外と遠慮深いのね」って笑うお母さん

「あら、真っ赤な顔してどうしたの?」
俺の後ろに立ってる理佐ちゃんに声かけるお母さん

理佐ちゃんまだ恥ずかしがってたのか・・・

お母さんの視線を意識しすぎて顔が真っ赤やん

「えっ!?なんでもないよ」慌てて横向く理佐ちゃん
「そう?顔が凄く赤いわよ」
なんだか楽しそうなお母さんに嫌な予感しかしない俺

「うーん?そうかな・・・」とぼけ方が下手な理佐ちゃん

「俺君来てはしゃぎ過ぎたんじゃないの」
理佐ちゃんと俺の顔を見比べて意味深に笑うお母さん

バレたな・・・お母さん鋭いし・・・理佐ちゃん分かりやすいし

「俺君早く行くよ」
お母さんの視線にいたたまれなくなって俺を急かす理佐ちゃん

「俺君、また遊びに来てね理佐ちゃん喜ぶからw」
「うるさい!黙って!」
俺の手を引っ張りながら照れ隠しに怒る理佐ちゃん

楽しそうなお母さんの声に許されたと胸をなでおろす俺

「バレたかな?」
手繋いだまま理佐ちゃんが聞いてくる
「バレたね」
「やっぱり・・・」また恥ずかしそうな理佐ちゃん

「どんな顔で家帰ったらいいんだろ・・・」

途方にくれる理佐ちゃんについ笑顔になる俺

「ねぇなに笑ってんの?俺君のせいなんだけど」
「いやぁ理佐ちゃんが分かり過ぎるからバレたんじゃないかなぁ、すぐ真っ赤になるから理佐ちゃんw」
笑いながら言い返す俺

「だって・・・好きな人に初めてキスされたら赤くなるよ」
また顔真っ赤にして照れる理佐ちゃんだけど

「明日も勉強しに来てくれたら嬉しいんだけど・・・」
なんて言ってくれそうだから好き

114 :名無しって、書けない?:2017/05/09(火) 08:32:00.32 ID:OzWYKqKR0.net
>>112-113
理佐ちゃん、かわいい
残すはねぇ三郎のみですね
厄介者でなければイイけど…

115 :名無しって、書けない?:2017/05/09(火) 21:55:26.83 ID:OzWYKqKR0.net
『高2の軍曹』 第11話

今年もランニングの季節がやってきた。
億通な毎週土曜日の習慣も、春分を過ぎれば心地よいものに変わる。
毎週朝5時に集合して、1時間ほど体を動かす。10年前から変わらないこの
習慣に、今年は新たな風が吹き込んできた。

「おはよーございまーす!!フゥーー!」
叫びながら颯爽と現れたのは、志田愛佳だ。全速力でチャリを走らせ、
守屋家に突っ込んできた。
「シーッ!!お前、何時だと思ってんだ!」
「あ、すいませーん。守屋さんは?」
「まだ」
僕は茜ちゃんの部屋を指した。
珍しいことだった。いつもは茜ちゃんが待っているのに、今日は
僕が待たされていた。

「志田ちゃん、朝は平気なの?」
「まあ、そうですね。あの人は苦手なんですか?」
「いや、得意なはずなんだけどな…」
なんて会話をしていると、玄関のドアが開いた。僕は驚いた。
茜ちゃんの髪にウェーブがかかっていた。いつもはボサボサの髪を
束ねているだけなのが、今日はお洒落なポニーテールになっている。
「おはよう」
声も心なしか、高貴な響きを帯びている。
「おはようございまーす」
志田はこれが初回なので、もちろん気づいていない。
茜ちゃんと目があった。

「行くよ」
我らが暫定キャプテンの一声で、一日が始まった。

116 :名無しって、書けない?:2017/05/10(水) 06:42:56.94 ID:YtS2PDWYa.net
>>114
ねぇ三郎がいつ頃登場するかは分からないんですけど
理佐ちゃん家行くと俺君が発情しちゃうからしばらくは家には行かさないつもりですw

>>115
完全に主役があかねんともなちゃんになってますねw

117 :名無しって、書けない?:2017/05/10(水) 07:26:49.31 ID:K2Mwe/+t0.net
>>116
実を言うと、主人公は茜ちゃんです
いくら志田ちゃんが出ようが、主役は茜ちゃんです
「僕」は語り手で、言わば引き立て役の立場ですね

118 :名無しって、書けない?:2017/05/10(水) 08:32:31.36 ID:YtS2PDWYa.net
>>117
やっぱりあかねんが主役なんですねw

119 :上京理佐ちゃん2 第1話:2017/05/10(水) 18:42:36.11 ID:7LpSHEXla.net
上京理佐ちゃん2 第1話

故郷を後にして3ヶ月の俺

「ただいま〜」仕事終わって帰宅する俺
「遅い!」ふくれっ面の理佐ちゃん

「いま何時だと思ってるの」
「8時半だね」
「いつもは7時には帰ってくるよね?」
「6時過ぎまで残業になっちゃってさ、ごめんね」
笑ってごまかそうとする俺に

「LINEか電話しろよ」
怒りながらご飯よそってくれる理佐ちゃん

「出来たて食べてもらいたかったな」残念がる理佐ちゃん
「ごめんね、でも毎日出来たて食べさせてもらってるし、そんなにがっかりしないでよ」
理佐ちゃんをなぐさめる俺

ちゃっかり俺の部屋の合鍵作ってた理佐ちゃん
近所ということもあって毎日夕飯作りに来てくれる
そのお陰か2時間の通勤時間もなんてことない俺

「仕事どうなの?」
洗い物しながら聞いてくる理佐ちゃん

「楽しいような難しいような・・・」
「難しいんだ」
「うん、身体でおぼえるってのが難しい」
「大変そうだね」
「大変なんだけど、楽しいんだよねぇこれが」
「楽しいんだ」
「楽しい、おぼえればおぼえるほど奥が深いんだよねぇ」
「ふーん」
「それがまた難しいんだけどねぇ・・・」ため息の俺

「どっちだよ」
笑いながらつっこむ理佐ちゃん
俺の仕事の話を聞いてる時の理佐ちゃんはいつも嬉しそうだ

理佐ちゃんが嬉しそうにしてると俺も嬉しい
理佐ちゃんのお陰でついつい仕事を頑張っちゃいそうだから好き

120 :上京理佐ちゃん2 第2話:2017/05/10(水) 19:07:59.01 ID:7LpSHEXla.net
「理佐ちゃんの方はどうなの?」
理佐ちゃんの夢の進捗具合を聞く俺

「うーん?分かんない」笑いながら言う理佐ちゃん
「分かんないの?」
「うん、最近なんか達成感覚えちゃったんだよね」
「そうなんだ!凄ぇじゃん」
「それなりだけどね」
褒める俺に苦笑いの理佐ちゃん

「それに新しい夢ができちゃったし・・・」
俺のこと見ながら呟く理佐ちゃん

「もう新しい夢みつけたんだ、叶うように応援するわ俺」
「うん、俺君となら簡単に叶うと思う・・・」
「愛しの理佐ちゃんのためなら何でも協力するから言ってくれい」胸叩く俺
「うん、ありがとう」嬉しそうに微笑む理佐ちゃん

「でも意外だったな」
俺のために作ってくれたスイーツを出しながら呟く理佐ちゃん

「何が意外だったの?」
聞きながら理佐ちゃんの手作りスイーツにがっつく俺

「俺君が働き者だったのが」
俺の横に座って洗濯物たたみ始める理佐ちゃん

「早く一人前になりたいから頑張るしかないじゃん」
理佐ちゃんに働き者とか言われて照れる俺

そんな俺見て「かっこいいよ」って小さい声で呟く理佐ちゃん

「えっ?」聞き返す俺

「かっこいい」ちょっと照れる理佐ちゃん
たたみかけのタオルで顔を隠す仕草が可愛い

「うん?ごめん聞こえなかった」

「何度も言わせようとすんじゃねぇよ」
ってドス効かせながらたたみかけのをタオルを俺に投げてくる理佐ちゃん

「もう褒めてあげないよ」
なんて文句言いながらも部屋の掃除までやってれた理佐ちゃん

「夜道は気をつけてね」帰る理佐ちゃんに声かける俺
「いつもみたいに送ってよ」
文句言いながらも送って欲しい理佐ちゃん

「東京に染まってイジワルになったね」
手を繋いで歩いてるくせにまだ文句言ってる理佐ちゃん
「そうかな」ってとぼける俺に

「とぼけてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど手は繋いでてくれそうだから好き

121 :上京理佐ちゃん2 第3話:2017/05/10(水) 19:12:46.59 ID:7LpSHEXla.net
理佐ちゃんを送ってくはずが遠回りして公園来ちゃう俺

「ねぇ明日の朝何時?」
「5時半には出ちゃうかな」
「そんな早いの!?」驚く理佐ちゃん

「職人の朝は早いのだよ理佐ちゃん」
ちょっと得意顔の俺

なんか考え込む理佐ちゃん

ヤバいな朝ご飯作ってくれるとか言い出しそうな気配だぞ・・・

「ねぇ・・・」
「待った!」
なんか言おうとする理佐ちゃんを制する俺

「朝ご飯は大丈夫だからちゃんと睡眠時間とって」
「俺君・・・?」
「毎日夕飯作ってくれるだけでも大変なのに朝までってなったら理佐ちゃんの身体が心配だよ」
「うん・・・ありがとう」素直にうなずく理佐ちゃん

「なんで私の考えてること分かったの?」
「理佐ちゃん俺にベタ惚れだからなんとなく言い出しそうだなぁと思った」

「ベタ惚れなのはそっちだろ」って負けず嫌いな理佐ちゃん

「俺君朝早いから帰ろうか」
ベンチから立ち上がる理佐ちゃん

「もうちょっといいじゃん」駄々こねる俺

「駄々こねない」
俺の手引っ張って歩きだす理佐ちゃん

「ねぇ一人前になるのってどのぐらいかかるの?」
「親方には3年で一人前になれって言われてるけど俺才能あるらしいからもっと早いかも」

「じゃあ3年したら私の夢叶えてね」
「さっき言ってた新しい夢?」
「うん」
「俺より神様に頼んだ方が早いんじゃないかな」
「神様に頼むほど大げさな夢じゃないよ今度の夢は平凡な夢だから」

「夢なのに平凡なんだw」笑う俺

「平凡な夢だよ、好きな人のお嫁さんになるなんて女の子なら皆見る夢だからね」

理佐ちゃんの新しい夢にびっくりして立ち尽くす俺

ちょっと照れながら微笑む理佐ちゃんだけど

「驚いてんじゃねぇよ」って言いながらキスしてくれそうだから好き

122 :名無しって、書けない?:2017/05/10(水) 20:45:10.46 ID:K2Mwe/+t0.net
>>119-121
理佐ちゃんが演じることで、ありふれた物語が
しっかりしたドラマになりますね

123 :名無しって、書けない?:2017/05/10(水) 23:16:52.84 ID:JpfUCYBHa.net
>>122
上京理佐ちゃん2はホームドラマみたいになっちゃいそうですw

124 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 06:43:18.37 ID:Sc2LT3Nl0.net
『高2の軍曹』 第12話

地面と平行に差す光は、2人の色白な肌をオレンジ色に照らしていた。
足音だけが河川敷に響きわたり、遠くで鳥のさえずりが聞こえる。
シューズのひもを直すふりして、2人のことを見た。静かに風が
吹き始め、髪が蜃気楼のように揺れている。
「走るよ」
「うん」「はーい」

走り出して10分、茜ちゃんはやはり速かった。
遠くへ消えてゆく後ろ姿を、隣にいる志田と共に見届けた。
志田はやがて僕からも遅れはじめ、「待ってー」と僕を止めた。
僕がスピードを緩め歩き始めた瞬間に、デジャブを感じた。
志田がコケる気がしてならなかった。ちょうど1年前、茜ちゃんは
ここで転んだ。こういう予感は往々にして当たるものだ。
「大丈夫?休もうか?」
「いや、平気です」

志田は躓いた。

一緒に倒れるとわかっていながらも、僕は手を差し伸べてしまった。
掴んだ手首は、まるで雪のように白く、冷ややかで…なんて感じる間もなく
志田がうつ伏せ、僕が仰向けに倒れた。
1年前の茜ちゃんは、ここから袈裟固めの抑え込み一本で勝利した。
志田ちゃん、君はどうする?

「あっ…ごめんなさい」
目の前には赤い耳があり、斜めには青い空が見えた。
志田は恥ずかしがって、駆け出した。
視界いっぱいに広がった青空は、恋の仕方など教えてはくれない。

125 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 09:47:10.08 ID:9pSgHqwWK.net
>>119
本当に2が始まってるw
楽しみが増えました

>>124
この茜ちゃんの全てを知ってるみたいな関係性、いいですね〜
展開もさらにスリリングになり目が離せません

126 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 20:29:20.88 ID:OWzy97h1a.net
>>124
また僕君揺れてますね

>>125
上京理佐ちゃんはライフワークなので小説スレが存続する限り書き続けたいですw

本当は書くだけ書いたんで満足しちゃって最近は以前ほど妄想が湧かないんですけどねw

127 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 20:45:37.71 ID:Sc2LT3Nl0.net
>>125>>126
志田ちゃんの物語になりそうで、自分でも怖いですww

俺もそろそろアイデア切れだなぁ
自分は妄想力に乏しいので、苦しい

128 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 20:46:11.58 ID:Sc2LT3Nl0.net
『高2の軍曹』 第13話

すぐに追いついた。
照れて走り去った志田だったが、200メートル先で息切れしていた。
「おまえ、迷子になるぞ」
「はぁ…はぁ…え?」
「そろそろ、守屋も折り返してくるだろうから、ここで待ってよう」
「わかりました。何もしないですか?」
「は?」
「あ、いや何でもないです」
「ああ、俺が襲ったりするとでも?」
「そんなわけないですよね。私、ちょっと寝ます」

警戒心が強いのか弱いのかわからない。
志田は芝生の上で、本当に寝始めた。
5分くらいした頃、茜ちゃんが戻ってきた。
「あら〜?仲がよろしいようで〜」
「そんなんじゃねーよ。迷子にならないように、一緒に走ってあげただけ」
「ふ〜ん、まあいいや。この後どうするの?」
「帰る」
「うちの家来ない?誰もいないから暇なの」
「茜ちゃんの家?いいの?」

「そら、きたああ!!!」
志田が起き上がった。
「守屋せんぱーい、『茜ちゃん』って呼ばれてるんですか?」
「あぁ…ばれちゃったね」
「それで、家行ってナニしちゃうのかなぁ〜?」
「何もしません。第一、この人と付き合ってないし」
「へぇ〜」
「愛佳も来る?」
「じゃあ、遠慮なく」

この2人といると、なぜか疲れる。僕はこれからの時間を
どう乗り切ろうかで頭がいっぱいだった。

129 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 21:07:09.89 ID:OWzy97h1a.net
>>127
俺も妄想力が枯渇してきてるのかも・・・

あと最近乃木坂3期生に浮気心がw

>>128
これだけ書けるんだから大阪府さんの妄想力はまだまだいけますよw

130 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 22:40:52.23 ID:Sc2LT3Nl0.net
>>129
平手「ねぇ、よね」
米谷「何?てち」
平手「私、何歳でしょう?」
米谷「15歳」
平手「ですよねー」
米谷「それが、どうしたの?」
平手「いやー、アイドルの寿命は短い」
米谷「あなたには明るい未来がありますよ」
平手「だと、いいんですけどね…」
米谷「どうかしました?」
平手「乃木坂3期生、最近キテますよ」
米谷「確かに…」
平手「やっぱり若さには勝てないのかなって」
米谷「悲しいこと言わないでー」
平手「ああ…私たちの運命やいかに」
米谷「今年はデビュー2年目ですからね」
平手「チヤホヤされるのは、もう終わりですよ」
米谷「そうですね」
平手「坂は上り続けたいものです。それがどんなに急で苦しくても」

131 :名無しって、書けない?:2017/05/11(木) 22:59:28.85 ID:OWzy97h1a.net
>>130
チワン族さんかと思ったww

132 :学習塾の理佐ちゃん 第5話:2017/05/11(木) 23:11:30.87 ID:OWzy97h1a.net
塾の帰りが遅くなっちゃったのを理由に理佐ちゃんを送ってった俺
別れ間際に理佐ちゃんに俺のこと好きだって言われて喜びのまま迎えた翌日

今日は塾ないから理佐ちゃんに会えないのかよ〜毎日塾があればいいのになぁ
週に月水金の3日しか会えないなんて寂しいじゃん

理佐ちゃんに好きだって言われて気が動転してしまい
「ありがとう」ってお礼だけ言って走り去ってしまったウブな俺
せめて携帯の番号交換しとけば声だけでも聞けたのに・・・って後悔の俺
早く明日になってくれ〜

そして待ちに待った翌日だ
意気揚々と塾に向かう俺
理佐ちゃん来てるかな?
教室の中を覗く俺
理佐ちゃんいた〜
あんな美人で可愛い理佐ちゃんが俺のこと好きって言ってくれたのかぁって感動の俺

「こんちはー」ウキウキ気分で挨拶する俺
「こんちはじゃねぇよ」回りを気にして小さい声でキレてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんなんで怒ってんの?」
慌てて聞く俺
「知らないよ」横向いちゃう理佐ちゃん

「ちょっと理佐ちゃんなんで怒ってるか教えて?」
必死に食い下がる俺
「うるさい!黙って!」
理佐ちゃんに一喝されて意気消沈した俺
無情にもそのまま始まる塾の授業
当然授業に集中出来ない俺
そんな俺に怒る塾の先生
試みにうるせぇって先生に言い返すヤケ気味の俺
怒った先生に居残りで説教される俺
最悪だぜ!ちきしょう!!
むしゃくしゃするからゲーセンで弱そうな奴にケンカふっかけてやるぜってゲーセンに繰り出す俺
おっ!弱そうな奴発見
早速ゲームの電源ぬいちゃう俺
俺の暴挙にびっくりしてこっち見る弱そうな奴
「なに見てんだこの野郎!」
胸ぐら掴んで怒鳴る俺
弱そうな奴を殴ろうとしたその時・・・

「ヤケおこしてんじゃねぇよ」
って天使のようなドス声が聞こえてきた

弱そうな奴の胸ぐらを掴んだまま振り向くと天使より天使な理佐ちゃんがいた

「理佐ちゃんなんで!?」驚いて聞く俺
「俺君こそ何やってるの?」
呆れ顔で問いただす理佐ちゃん

「なんか理佐ちゃん怒ってるし先生にも怒られてむしゃくしゃするから・・・」
理不尽な言い訳する俺

そんな俺に呆れる理佐ちゃんだけど
「八つ当たりしてんじゃねぇよ」って怒ってくれそうだから好き

133 :学習塾の理佐ちゃん 第6話:2017/05/11(木) 23:17:22.25 ID:OWzy97h1a.net
理佐ちゃんに八つ当たりを叱られて改心した俺

「理佐ちゃんがゲーセンに居るとは思わなかったなぁ」
「・・・」まだ機嫌悪いのか黙り込む理佐ちゃん

雨まで降ってきやがったって最悪なシチュエーションに頭抱えたい俺

とりあえず公園で雨宿りする俺と理佐ちゃん

「理佐ちゃんこのトンネルみたいの中だと濡れないよ」
「うん・・・」
濡れないように理佐ちゃんを奥に入れてあげる俺

「ゲームしに行ったんじゃないよ」
「うん?」
「塾の外で俺君のこと待ってたら怒って出て来たから・・・声かけらんなくて」

「それで俺のこと尾行してたの!?」
「うん」

マジか・・・
「もしかしてストーカー気質なの?」恐る恐る聞く俺

「ストーカー呼ばわりしてんじゃねぇよ」って呟く理佐ちゃん

「意地悪してごめんね」
突然謝る理佐ちゃん
「俺の方こそ何だかよく分からないけどごめん」
「なにそれ」やっと笑顔になった理佐ちゃん

「おとといさ告白したつもりだったんだけど・・・」恥ずかしそうに話す理佐ちゃん
「うん、嬉しかった」
「じゃあなんですぐ帰っちゃったの?」
「気が動転して帰っちゃった」
自分で言ってて苦笑いしちゃう俺
釣られて苦笑いする理佐ちゃん

「普通そのあとなんか言わない?」
「そのあと?」
「うん、どっか遊び行こうとか?」

理佐ちゃん俺とデートしたかったのか!

「理佐ちゃん日曜日どっか遊び行かない?」って理佐ちゃんの言いなりな俺

惚れた弱味ってやつだろうね

でもツンデレな理佐ちゃんは
「どうしようかな」とか言いそうだから好き

134 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 18:40:46.65 ID:9ypa9+xyK.net
>>133
トンネルとか濡れたとか聞くと即座に反応する自分が嫌い(笑)

135 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 18:44:36.63 ID:9ypa9+xyK.net
平手「はい、そういうわけで先生方が悲観的な見通しを言い始められたのでまたまた久しぶりの登場ですけどね」
美愉「2ちゃんなんだからもっとテキトーに考えてもよさそうですけどね〜」
平手「私たちがテキトーすぎるんですかね」
美愉「テキトーっていうかあちこちのネタスレに出没しすぎですね」
平手「某スレでは米さんになりすまして相槌要員やってるし(笑)」
美愉「別スレではスレチネタまで(笑)」
平手「というわけでここでもスレチネタいきま〜す!川柳当てクイ〜ズ!」

美愉「何ですかそれは」
平手「昔やってた番組のパクリです」キッパリ
美愉「自信満々でパクリとか言わないで下さいよ(笑)」
平手「下ネタは止めてください」
美愉「自身のまんまんをパックリとは言ってねえよ」

平手「では問題です。〇を埋めて川柳を完成させてください」

『街中で 〇!〇〇〇〇〇 〇〇〇〇〇〇』
美愉「字余りと字足らずじゃないですか?」
平手「ちょっと大目に見ていただいて」
美愉「どういう状況の句ですか?」
平手「街中で、ある欅坂のメンバーと遭遇したと思ったら、違う人だったという句です」
美愉「『街中で あ!ずーみんだ すずもとかよ』なんて感じ?」
平手「方向性はいいですね。ただ、中の句と下の句は同じ言葉が入るんです」
美愉「だから両方6文字なのか」
平手「さあ、みんなで考えよう〜!」
美愉「やっぱり古いな〜(笑)」

136 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 19:50:28.23 ID:/HXZ4B/l0.net
>>135
なるほど〜
答えわかったけど、もう少し引っ張ろっかな
二人とも有名人ですね

137 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 20:42:31.82 ID:cb/9/SH+d.net
そうか、米さんも書いている人だったのか。

138 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 21:03:02.07 ID:9ypa9+xyK.net
>>136
さすがですね〜
答え書いてもらってもいいっすよ(笑)

139 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 21:50:59.06 ID:kSX0Z1W5a.net
>>135
俺もその某スレで理佐ちゃん呼びされてて嬉しいような畏れ多いようなw

ちなみに答えは全然分からないです

140 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 21:57:16.84 ID:/HXZ4B/l0.net
>>138
平手「庭さんの答え待とうかと思ったけど、本人が来ちゃいました」
志田「しだまなかです」
平手「正解はあ!志田愛佳 芦田愛菜か」
志田「心外ですよ。あんな子役といっしょにされちゃ」
平手「でもあなた、知名度では負けてますよ」
志田「そもそも、自分の名前気に入ってねーし」
平手「そうですか。」
志田「まあ、いつか共演したいですけどね」

141 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 22:47:54.00 ID:/HXZ4B/l0.net
『高2の軍曹』 第14話

志田がごね始めた。
「帰るのめんどくさーい」
「じゃあ、ウチの家泊まってく?」
「えー!いいんですか」

ランニングの後、僕たち3人はいったん自分の家に帰り、再び茜ちゃんの
家に集まった。そこから夕方までは、ダラダラと過ごした。そろそろお腹も
空いてきた頃に、志田のお泊りが決定した。茜ちゃん一家は旅行に出て
いるので、特に問題ないらしい。

「じゃあ、俺は帰るよ」
「え?帰るの?」
「だって隣の家に住んでて、泊まりっておかしいだろ。それに…」
「それに?」
「あ、いや…女の子と寝るの緊張するし…」
志田に笑われた。

日曜日になった。
結局、自分の家で寝たが、隣の家が気になってほとんど眠れなかった。
携帯を見ると、46件の不在着信が入っていた。もちろん、犯人は茜ちゃんと
志田だ。かけ直すと負けな気がしたが、これ以上不在着信が増えるのも
嫌なので、茜ちゃんに電話した。

「あ、やっと出た」
「なに?」
「今日、テニスショップ行かない?」
「今から?」
「うん」
「いいよ。志田も行くの?」
「それはどういう意味かな?」

電話を切った。
変な疑いをかけられたくなかったし、朝から声を荒げたくなかった。

142 :名無しって、書けない?:2017/05/12(金) 22:50:08.95 ID:/HXZ4B/l0.net
『高2の軍曹』 第15話

バスの揺れ方で人生の意味が 解った日曜日
             ---運命の人/スピッツ---


テニスショップまでは、バスで30分ほどかかる。
地元のテニス少年少女は、このショップに行ってラケットを手に入れる。
僕と茜ちゃんも、小さい頃から何度も足を運んでいた。志田はこの店の
存在を知らなかったので、今日、一緒に行くことになった。

10時の便に乗りこむと、中には4人ほどしか居なかった。
僕たちは、いちばん後ろの席に3人並んで座った。窓際から
茜ちゃん、僕、志田の順で座る。女の子2人に挟まれたのは、
まったくの成り行きである。走り出して10分経った。

左右を見ると、2人とも寝ている。一晩中、ガールズトークをして、
僕に46回も不在着信を入れれば、そら眠いはずだ。
やがてバスは峠に差し掛かり、大きく揺れだした。揺れるたびに、頭が
大きく振れて、僕の肩に当たる。峠を抜ける頃には、2人とも僕にもたれかかっていた。

両者を見比べた。
どちらも美人で、可愛くて、細くて、色白で、いい匂いがする。
笑顔がかわいく、気が強いところも、同じだ。
「どっちが先に目覚めるかな?目を開けた方に恋をしよう」
自分の心につぶやいた。
やがて、バスは停まる。開閉音のチャイムで、2人は同時に目覚めた。

バスが揺れるように、僕の心も揺れている。

143 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 02:58:07.58 ID:cBLCMlRqK.net
>>142 両手に花というやつですな
ドキドキ…

最終的には氷水に足を長く入れていられたほうに…っていうオチになりませんように
(-人-)ナムナム

144 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 03:12:44.68 ID:cBLCMlRqK.net
平手「さすがの>>140正解来ましたね」
美愉「『街中で あ!しだまなか? 芦田愛菜か…』ですか」
平手「先生の作品に志田愛佳が登場したのを見て思いついた川柳なので、当然の流れかもですが(笑)」

美愉「さて、その他にも解答が多数寄せられたので、いくつか紹介しましょうか」
平手「どこから寄せられたのよ」

美愉「ええと、まずは『街中で お!すずもんだ お鈴揉んだ』」
平手「お鈴って誰やねん」

美愉「『街中で さとし?かとし? さっとシカトし』」
平手「字割りが合わないのが残念!」

美愉「街中で か!ねるさんだ カーネルサンダー…ス」
平手「か!って何やねん。こっそりスまで付けてるし」

美愉「街中で あ!オダナナだ 青だ七だ」
平手「意味がわかりません」

美愉「街中で は?ブハブハぶ〜 土生!土生!土生!」
平手「力技にもほどがあるわ!」
美愉「『ぶ〜』はオナラの音です」
平手「訊いてないわ!」

145 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 08:21:55.07 ID:yxVjdsWL0.net
>>143
なりませんww

>>144
よく、こんなに思いつきますね

146 :学習塾の理佐ちゃん 第7話:2017/05/13(土) 16:08:02.61 ID:wirF9UvEa.net
俺のデートの誘いにツンデレかます理佐ちゃん

「どうしようかな」なんて理佐ちゃんが言ってる間に雨がどんどん激しくなってる

「理佐ちゃん寒くない?」
「大丈夫・・・」答える理佐ちゃん

肩がふれ合う距離で話す二人

トンネルの頭に雨が打ちつける音のせいだ

なんだかドキドキするぜ
たぶん理佐ちゃんもドキドキしてるはず・・・

お互いに緊張しちゃって話が続かない二人
心地良い沈黙になんとなく幸せ気分な俺

「困ったなぁ」
突然理佐ちゃんがため息つく

「理佐ちゃんどうした?」
幸せ気分が長く続かずがっかりしながらも聞く俺
「お母さんが心配してLINE送って来た」

お母さんからLINEか・・・

「理佐ちゃん・・・」
「なに?」
「こんな時になんだけどLINE交換しない?」
「えっ!?」ちょっと驚く理佐ちゃん

「理佐ちゃんとLINEしたいなぁと思ってつい、こんな時にごめん」
驚いた理佐ちゃんにビビって謝る俺

もう10時近いもんなLINE交換とか言ってる場合じゃないぞ
早く理佐ちゃんを家に送り届ける方が先だと反省する俺

「私も・・・」なんか言う理佐ちゃん
「うん?」
理佐ちゃんの小さい声と雨の音が相まってよく聞こえなかった俺

「私も俺君とLINEしたかったから良いよ」
今度は雨の音に負けないように大きな声で言う理佐ちゃん

珍しく大きな声出したせいか声が裏返っちゃってるだろうから好き

147 :学習塾の理佐ちゃん 第8話:2017/05/13(土) 16:11:36.76 ID:wirF9UvEa.net
激しい雨を避けるために公園に逃げこんだ二人

トンネルみたいな遊具の中で理佐ちゃんとLINE交換してしまった俺

「これで塾のない日も寂しくないや」喜ぶ俺に
「私も」なんて言ってくれる理佐ちゃん

「きっかけくれたお母さんに感謝だわ」
「あっ、お母さんに返事しなきゃ」
俺の言葉でお母さんのLINE思い出した理佐ちゃん

「これで良し」
お母さんに返信して呟く理佐ちゃん

「お母さんになんて送ったの?」
「うん?公園で雨宿りしてるけど俺君が一緒だから心配しないでって送ったよ」

「マジで!?それヤバくない?」
こんな時間まで娘を連れ回してるって印象悪くないか?って焦る俺

「焦ってんじゃねぇよ」笑う理佐ちゃん

「心配しなくても大丈夫だよ、私信用あるから」
余裕の理佐ちゃんにちょっと安心の俺

数分後

「理佐〜!!理佐〜!!」って公園に響く声

「お父さんだ!」
理佐ちゃんのお父さん迎えに来たんだ優しいな

「良かった〜」ってひと安心の俺
ラッキー車じゃん、俺も送ってもらっちゃおw

「こんばんはー」好印象持って欲しいから明るく挨拶な俺

そんな俺を無視して理佐ちゃんに傘渡すお父さん
そのまま理佐ちゃんの手を引っ張って車に向かう

俺は・・・?

とりあえず車に駆け寄る俺

「こんな時間まで娘引っ張り回しやがってバカ野郎!2度と娘に近づくな!!」
お父さんの怒声残して走り去る車

助手席の理佐ちゃんが唖然とする俺を指差してお父さんになんか言ってる

首を横に振るお父さんに肩を落として俺の方振り返り手で謝る仕草する理佐ちゃん
それはそれで可愛い過ぎて切ない俺

お前言うほど信用されてねぇじゃんか!
って思わず言っちゃいそうだけど好き

148 :学習塾の理佐ちゃん 第9話:2017/05/13(土) 16:16:14.83 ID:wirF9UvEa.net
理佐ちゃんのお父さんに怒鳴られたショックで放心状態で家に帰って来た傷心な俺

「なんだお前びちょびちょじゃねぇか」
驚く父ちゃんの声でそう言えば雨凄かったなって正気にかえる俺

ちきしょう!あのオヤジ理佐ちゃんの前で怒鳴りやがって!!

傷心するくらいなら誰かに怒りをぶつける方向に行く潔い俺

理佐ちゃんのお父さんって以外に存在価値ないくせしやがって、あのオヤジ絶対に許さんぞ

近づくなって言われたけど嫌がらせで早速近づいたる
って理佐ちゃんにLINEしようとスマホ取り出す俺

って理佐ちゃんからLINE来てるじゃん!

「ごめん、お母さんには信用あるけどお父さんにはなかったみたい」
内容より理佐ちゃんからの初LINEに感動する俺

「お父さんすぐ迎えきたもんねw」

「まさか俺君置いてきぼりにするほど怒ってると思わなかった」
理佐ちゃんからすぐ返信きたけど・・・やっぱり怒ってるのかぁ

「そんだけ理佐ちゃんのこと大事なんだよ、良いお父さんじゃん」

理佐ちゃんとLINEしてる間にお父さんへの怒りが冷めて心にもないこと返信しちゃう俺

「ねぇデートだよね?」
突然話題を変える理佐ちゃん・・・これは・・・

「うん?」戸惑ってる感を出したくてちょっと変な返信してみる俺
「日曜日!!」
変な返信した俺にちょっとキレてる感を出してくる理佐ちゃん

さっきお父さんに怒鳴られた俺を見てたというのに切り替え早いな理佐ちゃん

「今はそれどころじゃないと思うんだけど・・・」
「いいから答えてよ!」
やっぱり強気な返信してくる理佐ちゃん

「デート・・・かな」
理佐ちゃんの勢いに押されて返信する俺
 
「やっぱデートなんだ?どうしようかな」

だいぶ時間たったのにまたツンデレかましてくる理佐ちゃん

「お父さん怒らないかな?」ってLINEしたら
「ビビってんじゃねぇよ」ってドス効かせた返信してくる理佐ちゃん

そのまま朝までLINEしてそうだから好き

149 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 16:22:06.29 ID:wirF9UvEa.net
>>141
>>142
夢のような三角関係を築きつつある僕君に尊敬を禁じ得ない
一夫多妻の国に移住したくなる状況ですなw

>>144
アイデアが無尽蔵過ぎるw

150 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 17:31:43.39 ID:yxVjdsWL0.net
>>149
個人的にハーレム趣味は無いですが、
まあ、男の夢ではありますよね
これ以上増やさないようにしますww

>>148
ねぇ三郎、怖えー

151 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 17:48:20.84 ID:yxVjdsWL0.net
『最後の握手』

「おじちゃん、りんご飴ちょーだい」
「やあ、みいちゃん。いつも、ありがとね。はいどうぞ」
「いくらですか?」
「タダでいいよ」
「やったー!」

私は兵庫県の片田舎で駄菓子屋をやっておりました。毎日のように
来る、愛くるしい少女はみいちゃんという名前で本名は知りません。
名前を聞いても「みいちゃん」と答えるだけでした。初めて顔を見たのは
彼女が5歳くらいの時だったでしょうか。お母さんの影に隠れて、じっと
私の方を見ていました。人見知りが激しく、半年くらい経ってようやく
心を開いてくれました。

「みいちゃんは将来、何になりたい?」
「歌手になりたい」
「そうかい。それはいいね。いつかおじちゃんにも聞かせてよ」
「えぇー、恥ずかしいなあ」

よく、そんな会話をしたものです。
ところが、みいちゃんは10歳をさかいに、めっきり来なくなりました。
少し寂しかったですが、仕方ありません。年頃の女の子ですからね。
最後に話したのは、彼女が9歳の秋でした。

「みいちゃん、最近あまり来ないね。寂しいよ」
「すいません。いろいろ忙しくって」
「謝る必要はないよ。それより、まだ、歌手になりたいの?」
「うん、みんなは無理だっていうけど…」
「おじちゃんは応援してるよ」
「ありがとう。ねえ、おじちゃん」
「なんだい?」
「握手してもいい?」
「構わないよ、でも何で?」
「わたしが有名になったら、なかなかできないから」
「ははっ、そうだね」

そのまま、永久の別れです。
いま思えば、もう会わないという彼女なりのケジメだったんでしょう。

病床にてこの手記を書いています。もう私も永くありません。
今、みいちゃんはどこで何をしているのでしょうか。
一回でもみいちゃんの歌声が聞きたかったなあ

おじちゃんはずっと応援しているからね

152 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 18:56:28.13 ID:wirF9UvEa.net
>>151
このままだともの悲しいからおじさんがみいちゃんの背後霊になる続編期待w

153 :愛しの嫁理佐ちゃん 第87話:2017/05/13(土) 20:21:48.60 ID:wirF9UvEa.net
「ねぇ明日も仕事?」

愛しの理佐ちゃんが不信感むき出しで聞いてくる
「うん、忙しくてごめん」
申し訳ない感たっぷりに謝る俺
「もう3週連続で休み無しになっちゃうよ」

ここんとこ調子良くて勝ち続けたせいか理佐ちゃん騙して土日は競馬場行ってる俺

「俺君さ最近おこづかいの追加融資欲しがんないよね」

ヤバい・・・そんなとこからなんか掴んだのか理佐ちゃん

「毎月毎月追加融資は悪いかと思って・・・」
言い訳する俺

「どうせ競馬でしょ、お財布見せてよ」手を出す理佐ちゃん

「断るよ、男の財布の中なんて女に見せるもんじゃないからな」って男らしい俺
「おこづかい足んなくなる度に空っぽのお財布見せて半べそかいてるくせによく言うよ」
余裕の笑い浮かべる理佐ちゃんに追い込まれる俺

「びっくりするから見ない方がいいよ」
捨て台詞はく俺

「競馬の儲けぐらいでびっくりしないよ」
なんて言ったくせして俺が出した財布の厚みに驚く理佐ちゃん

「何これ?」
「先々週と先週で儲けて200万以上あるかな」得意顔の俺

「200万!?」やっぱりびっくりする理佐ちゃん

「負け犬ギャンブラーのくせになんでこんな大金儲けたの?」
いぶかしげな顔で聞いてくる理佐ちゃん
「俺は最終で欲出して負けるだけで意外と勝ってるんだぜ理佐ちゃん」
ちょっと偉そうな俺

「どういうこと?」
「俺は勝った分全部次のレースに突っ込むから当たるとでかいの」
「それで?」
「最終レースもその日の儲け全部突っ込むから」
「なんで最終だけ当たんないのよ?」
「所詮あぶく銭だと思って穴馬買っちゃうんだよねw」

「それでいつも無一文で帰って来るんだ・・・」って頭抱える理佐ちゃん

「お休みなのに仕事ってウソついてたからお金没収だよ」
イジワルな微笑み浮かべる理佐ちゃん
「そんな極悪非道なことしないでくれ(泣)」弱々しく頼む俺

「なんと言われようと将来のために貯金します」
「あるかも分かんねぇ将来のためより明日の競馬で儲けようぜ理佐ちゃん」
堅実な理佐ちゃんに儲け話持ちかける俺を

「うるさい!黙って!」って怒りそうだから好き

154 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 20:28:04.63 ID:cBLCMlRqK.net
おじちゃん「このリンゴ飴の美味しさの秘密はな、蜂蜜とオリゴ糖をブレンドしとるんじゃよ」
みいちゃん「それは背後霊やなくて配合例やないか〜い」

155 :愛しの嫁理佐ちゃん 第88話:2017/05/13(土) 20:29:05.51 ID:wirF9UvEa.net
「ねぇ本当に大丈夫?」

なんだかんだ言いながら俺の儲け話に乗った理佐ちゃん

やっぱり現なま200万の説得力には理佐ちゃんの堅実さも敵わんよね

鉄火場には美人が似合うぜなんて愛しの理佐ちゃん連れて颯爽と歩く俺

「お兄さん今日は美人連れてるね」
売店のババアが声かけてくる
「うるせぇババア!喋ってねぇで手を動かせ!」
ババアに金投げつけて新聞奪い取る俺

「俺君、おばさんにあんな口きいちゃ駄目だよ」
「理佐ちゃんこういう場所ではあれがマナー通りなんだよ」
理佐ちゃんに鉄火場のマナーを教える優しい俺
「そうなんだ、凄い所だね・・・」
「まぁ競馬場なんてのは本来鉄火場だからね」
「鉄火場ってなに?」
「博打打ちが賭け事で熱くなるのを火で真っ赤になった鉄みたいだから賭博場を鉄火場って言うらしいよ」
「そうなんだ」
「競馬場なんて本来賭け事するとこだからね女子供がお馬さん可愛い〜なんて呑気な場所じゃねぇのよ」

「荒んでるね」俺の語る競馬場の本質に唖然とする理佐ちゃん

「そのまま〜そのまま〜よし来たこれ〜www」
1レース目から勝って大喜びの俺

「俺ちゃん今日もツイてるね」
知り合いのクズ共が話しかけてくる
「幸運の女神より美人の理佐ちゃんが一緒なんだから当たり前じゃねぇか!」
大いばりの俺

「いくらになったの」理佐ちゃんが聞いてくる
「100万突っ込んで2.3倍だから230万だね」
「230万!?」またも金額に驚く理佐ちゃん

「1レース目だから様子見で100万しか突っ込まなかったけど200万いってたら460万だったのになぁ」
悔やむ俺を放心状態で見てる理佐ちゃん

「ここんとこ俺ちゃん凄いね」
なんて言いながらまたも知り合いのクズ共が群がってくる
クズ共に仰がれて超良い気分の俺
1レース目の反省を生かして2レース目は全額いっちゃう俺

「全部使っちゃうの!?」悲鳴あげる理佐ちゃん

「ツイてる時は強気に攻めるのが勝負の鉄則たぜ」
「でも・・・」
「大丈夫1レース目でもう今日の流れ読めたから」
「本当に?」
「うん、間違いなく理佐ちゃんは幸運の女神より美人だわ」

「関係ねぇだろ」って呟く理佐ちゃんだけど
その姿はやっぱり幸運の女神より美人だから好き

156 :愛しの嫁理佐ちゃん 第89話:2017/05/13(土) 20:41:47.78 ID:wirF9UvEa.net
1レース目をきっちり勝って流れが来てることを確信した俺

幸運の女神より美人の理佐ちゃん連れてることもあり
2レース目はより強気に全額突っ込んだ俺

「怖いから下向いてるよ」
ビビってレース見れない理佐ちゃん

「うおーっなんで内入れちゃうんだよ〜」頭抱える俺

「ねぇどうなったの?」聞いてくる理佐ちゃん
「福永のバカが外に出さないで内行って直線詰まりまくったの」
「どういうこと?」
「分かりやすく言うとねさっき買った馬券が紙くずになったってことかな・・・」
苦笑いしながら理佐ちゃんに説明する俺

「え〜〜っ!?」今日何度目の悲鳴だろうか?気絶寸前の理佐ちゃん

「ありえない」
正気に戻ってからありえないばかりを繰り返す理佐ちゃん

「博打なんてそんなもんだよ」なぐさめる俺
「330万円あったんだよ・・・もうやだ・・・(泣)」
ついに泣きだしちゃう理佐ちゃん
案外欲深いなってその愚かさも可愛く思える俺

「でも最初1万円からだからね」
「なに・・・それ・・・」
まだ横隔膜に泣き癖が残ってる可愛い理佐ちゃんが聞き返してくる

「最初に1万円が12万円になって次のレースで32万て増えてさっきまでで330万円になっただけ」
黙って聞いてる理佐ちゃん

「だから損したの1万円だけだからたいした損してないじゃん」
「そうなんだけどさ・・・」くちびる尖らして拗ねる理佐ちゃん

「思ったより早く軍資金無くなっちゃったからデートしよう」
「納得いかないな」って言いながら立ち上がる理佐ちゃん

「俺君よく平気だね」
夕飯食べながらまだ納得出来てない理佐ちゃん
散々服見て歩くの付き合って機嫌とったのに中々諦め悪いな・・・

「まぁ金なんて無くても理佐ちゃん居るからなぁ俺には」
「なにそれ」おもわず嬉しそうな理佐ちゃん

「私がいるから330万円無くなっても平気なの」
「うん、金に限らずなんかあっても理佐ちゃん居ればそれだけで幸せだからなぁ」なんて言う俺に

「うるさい」照れて横向く理佐ちゃん

「でも損した気分にさせてごめんね」って謝る俺に

「私が居るだけで幸せだって言ってくれたのが嬉しかったからもういいよ」って言ってくれそうだから好き

157 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 20:48:42.36 ID:wirF9UvEa.net
>>154
なんでこんな即座にダジャレ浮かぶんですかw

158 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 21:04:48.78 ID:yxVjdsWL0.net
>>152
自分で読み返してみたけど、ちょっとストーカーっぽいですねww

>>154
すげー、めっちゃ早いですやん

159 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 21:27:08.94 ID:cBLCMlRqK.net
おじちゃん「初めての学級委員の仕事じゃけど、何も心配いらんよ。大きな声で起立礼着席を言えばいいだけじゃ。タイミングはわしがはいって合図するから」
みいちゃん「それは背後霊やなくてハイ、号令やないか〜い」

先ほどは庭さんの途中に入っちゃってスマンカッタm(_ _)m

160 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 21:33:15.94 ID:wirF9UvEa.net
>>159
気にせんでくださいm(__)m

それよりみいちゃんと背後霊のダジャレ漫才とは想像の斜め上過ぎてヤバいww

161 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 21:56:25.56 ID:cBLCMlRqK.net
みいちゃん「うええぇ〜ん(泣)ジェットコースター怖いよぉお(号泣)」
よねさん「大丈夫やで。大丈夫やで。それに、みいちゃんには背後霊のおじちゃんもついてくれとるやん」
みいちゃん「それが今日に限っていないのよ〜(泣)」
よねさん「ええぇ!?どうしたんだろう?」
みいちゃん「肝心な時にいないなんてひどいよ〜(泣)これじゃ背後霊じゃなくて、地縛霊(爺、バックレ)やないか〜い」

162 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 22:39:52.02 ID:wirF9UvEa.net
>>161
みいちゃんと背後霊がシリーズ化しとるw

163 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 22:47:13.15 ID:yxVjdsWL0.net
>>161
みいちゃん、背後霊がいなかったから泣いてたのか…

164 :名無しって、書けない?:2017/05/13(土) 22:55:25.38 ID:yxVjdsWL0.net
『絵かきの天才』

「みいちゃん、絵上手だね」
「えへへ、ありがとう」

休み時間にサッカーをして教室に戻ってくると、みいちゃんが
いつものように絵を描いていた。ひと目もくれず、一心に手を動かしている。
みいちゃんは絵を描くのが大好きみたいだ。

ある日のこと、僕は風邪気味でサッカーができず教室にいた。
みいちゃんは相変わらず絵を描いている。少し気になり、
絵をのぞいてみると、サッカーボールがひとつ描かれている。
「みいちゃん、サッカー好きなの?」
「ううん」
「じゃあ、なんで?」
みいちゃんは黙ってしまった。邪魔しちゃったかなと思い、
僕は寝たふりをした。
気づくと、チャイムが鳴っていた。寝たふりのつもりが、本当に寝てしまっていた。
授業が終わってから、みいちゃんに謝ろうと思った。
でも、みいちゃんはすぐに帰ってしまった。

帰ってから、ランドセルを開けると、画用紙が丸まっていた。
「何だろう?」と思い、広げてみると、サッカーボールの絵だった。
右下のサインとともに、言葉がある。

「さっき、ごめんね 風邪、はやく治してね みいちゃん」

明日の休み時間も君は絵を描くんだろうね
絵に描いたような少女が、絵を描くだけで、絵になっているよ。

165 :隣の席の理佐ちゃん 第49話:2017/05/14(日) 00:03:51.45 ID:TWj/vZUFa.net
待ち合わせ場所に先に来てる理佐ちゃんが俺を見つけて手を振る

一見いつもと変わらない登校風景だけど見る奴が見たら気づくだろう
俺と理佐ちゃんが昨日までの俺と理佐ちゃんじゃないってことに

そうキスまでいった恋人同士だってことにね

俺に手を振る理佐ちゃんのくちびるが何か言ってる?
でも理佐ちゃんとキスした俺には好きって言ってるようにしか見えないんだよね

これがキスまでいった者にしか見えない世界ってやつなのかいって照れる俺

「キモいひとり言言ってんじゃねぇよ」
朝から乱暴な言葉使いな理佐ちゃん
心を許してる俺だけに見せてくれる姿だ

「バカじゃない」
俺の話聞いて思わず吹き出す理佐ちゃん

「私には俺君の口が好きって言ってるようには見えないよ」
まだ笑いなから答える理佐ちゃん

「それに不意討ちでキスされただけだしね」
「でも喜んでたじゃん」
「うるさい」
ちょっと照れる可愛い理佐ちゃん

「ちょっと」
後ろの席のブスが背中つっついてくる
「理佐となんかあった?」
「なんで?」
「理佐が俺君を見る目が恋人見る目になってんの」
「だって俺理佐ちゃんの恋人だもん当たり前じゃん」
「そういうことじゃなくて、昨日までと違うの理佐が」なかなか鋭いブスだな

見る奴が見たら分かるって言ったけどまさかこのブス案外と経験豊富なブスなのか?

「お前もしかしてヤリマン?」
「ヤ、ヤリマンって」俺の素直な質問に絶句するブス

「ねぇどうしたの?」
いつの間にか戻って来た理佐ちゃんが俺とブスのやり取りに割って入ってくる

「なんでもないよ」慌てて返事する俺

そんな俺に疑い深い眼差し向ける理佐ちゃん
その美しさにひれ伏したくなりそうだから好き

166 :隣の席の理佐ちゃん 第50話:2017/05/14(日) 00:08:24.57 ID:TWj/vZUFa.net
「ちょっと来い」
お昼休みに理佐ちゃんの目を盗んで後ろの席のブスを教室から連れ出す俺

なかなか鋭いブスだから口止めしとかないとまた理佐ちゃんに怒られちゃうからな

「俺と理佐ちゃんプラトニックだからよう、変に勘繰んなよ頼むわ」
「理佐のこと傷つけないでよ」
「バカ野郎!世界一大事な宝物の如く扱っとるわ!!」

「ねぇどうしたの」
わっ!?また理佐ちゃんが割って入ってきた

「なんでもないよ」慌てる俺
「本当に?」またも疑い深い眼差しの理佐ちゃん
「うん」慌ててうなずく俺
「じゃあいい」
拗ねて歩き去っちゃう理佐ちゃん

「ほらぁやっぱりなんかあったよあんた達」
「うるせぇブス」
「昨日まであんなあからさまに焼きもち妬かなかったじゃん」

「焼きもち妬いてんの・・・怒ったんじゃなくて?」
「どう見ても焼きもちでしょあれは、あんたなんかに不思議だけど」って豪快に笑うブス

「じゃあ大丈夫かな?」
「大丈夫よ、私からも誤解しないように理佐に言っといたげる」
「お前良いブスだな、理佐ちゃんのことも傷つけるなって心配してくれてたし」

「そう思うならブスとか言ってんじゃねぇよ」
って理佐ちゃんの真似してドス効かすブス

思わず腹パンしちゃう俺

「ごめん、ブスのくせにドヤ顔で理佐ちゃんの真似されて苛つき抑えらんなかった」
お腹抱えてうずくまるブスに謝る俺

苦しみながらも手で平気だって言ってくれる男前なブス

ブスが真似したお陰でやっぱり理佐ちゃんのドスは唯一無二のドスだって気づいた俺

早く理佐ちゃんにドス効かされたいと思わせちゃうから好き

167 :隣の席の理佐ちゃん 第51話:2017/05/14(日) 00:13:41.86 ID:TWj/vZUFa.net
教室に戻って来た俺に気づくもそっぽ向く理佐ちゃん

確かに昨日までの怒りかたとは雰囲気が違う気がする
なんて言うのかこう甘えてるような感じがある怒りかただよねって余裕な俺

理佐ちゃんの方からなんか言ってくるの待つことにするか

「シカトしてんじゃねぇよ」
帰り支度してる俺にいつものようにドス効かす理佐ちゃん

でも俺には分かる甘えてるだけだってね

「誤解だって分かってくれた」理佐ちゃんに優しく微笑む俺
「うん、聞いた」
ナイスフォローだブスありがとう

「帰ろうか?」って手を差し出す俺
「うん」素直に手を繋ぐ理佐ちゃん

「理佐ちゃんでも焼きもち妬いたりするんだね」
「妬いてないよ」強がり言う負けず嫌いな理佐ちゃん

「照れるな理佐ちゃん、俺めっちゃ嬉しかったんだから焼きもち妬いてくれて」

「うるさい!黙って!」ってますます照れる理佐ちゃん

「意外と焼きもち妬きだったんだな私」ってため息つく理佐ちゃん

「そんだけ俺のこと好き過ぎるんだろうねwww」って嬉しさ絶頂で高笑いの俺

「うるさい」って笑ってる俺にいきなりキスしてくる理佐ちゃん

突然のことにびっくりして立ち尽くす俺に

「昨日の不意討ちの仕返しだよ」って照れ笑いしながら言いそうだから好き

168 :名無しって、書けない?:2017/05/14(日) 12:56:32.73 ID:LUazDiET0.net
>>167
強引な理佐ちゃん、かっこいいなあ

169 :名無しって、書けない?:2017/05/14(日) 13:00:49.00 ID:LUazDiET0.net
夏休みの休暇を利用して、タンポポみたいに旅へ出た。

一両編成の電車のなかに、乗客は4人。
お年寄りのおばあさん、めがねの鉄道オタク、カメラを持った少女、
そしてこの僕。このカメラを持った少女の、美貌たるや尋常ではなかった

短い髪に隠れた小顔が窓の外を向いている。
煌めく瞳が見つめるのは、まだ田植え前の棚田の風景。
その瞳を見つめてしまうのは、芽生え始めた恋心のせいあろうか。

電車は鉄橋を渡り終え、トンネルに入った。
暗転した車内は時刻を忘れて、静まりかえる。
それと同時に、彼女の瞳が変わった。冷たい眼差しが右下を向き、
悲しさを物語っている。先程までは明るく見えた白い肌が、
冷たく暗い肌に見えてきた。
窓から見える暗闇に嫌気がさしたのか、彼女は顔をこちらに向けた。
目が合ってしまい、僕は底知れぬ怖さを感じた。少女はこちらに
向かってくる。隣に座ると同時に声をかけられた。
「一人旅ですか?」
「ええ、まあ…そちらも?」
「はい。でも思ったより暇で」
「僕も出発前が気分のピークでしたね」
「わたし、気分転換がてら、次の駅で降ります」
「それは宣言ですか?あるいは勧誘ですか?」
「あなたが決めてください」

トンネルも終わりに差し掛かり、彼女の視線と一筋の光がぶつかった。
車内を包む轟音が、次第に小さくなってゆく。暗闇を抜けるまでに
もう少し話さなければ、彼女が逃げてしまうような気がした。
「そう言えば、まだお名前を聞いてなかった」
「平手です」


 トンネルを抜けると、まぶしい日本の春でした。
                  ---青春18きっぷ JR---

170 :名無しって、書けない?:2017/05/14(日) 16:05:08.68 ID:IJfkBpggK.net
>>167
心無しかいつもよりちょっとだけブスの扱いがよいw

>>169
CMシリーズのキレ、さすがです
このままマジで放送できるのになぁ

171 :名無しって、書けない?:2017/05/14(日) 23:11:09.41 ID:c3aC3ydUa.net
>>169
チワン族さんの言う通りこのままCMいける完成度
余韻残しな感じが本当にいい

>>170
理佐ちゃんとうまくいってるから俺君の精神状態も安定してますw

172 :上京理佐ちゃん2 第4話:2017/05/14(日) 23:18:10.12 ID:c3aC3ydUa.net
仕事場から2時間かけてたどり着いた俺の部屋

「ただいま〜」
「おかえり〜」
夕飯の準備してた理佐ちゃんがエプロンで手をふきながら出迎えてくれる

なんかお嫁さんみたいで照れる俺

「どうしたの顔赤いよ?」
俺のおでこに手をあてて熱はかる理佐ちゃん
「平熱だね」呟く理佐ちゃん
エプロン姿の理佐ちゃんに照れて赤くなっただけだから熱はないだろう

「また変なこと妄想して赤くなってたね」
俺を問いただす理佐ちゃん

「理佐ちゃんのエプロン姿がお嫁さんみたいだなって思っただけだよ」
照れながら呟く俺

「お嫁さんとか言ってんじゃねぇよ」
照れ隠しにドス効かせてキッチンに逃げる理佐ちゃん

「原チャリ買おうと思うんだけど?」
キッチンに向かって声かける俺
「原チャリどうするの?」
「電車で通うの飽きた」笑いながら言う俺
「危なくない?」心配してくれる優しい理佐ちゃん

「俺も危険について色々考えたんだけど長くなるけど聞いてくれる?」
「うーん?聞かない」ってイジワルな理佐ちゃん
「なんでや!聞いてくれよ」
「じゃあ短めで話してよ」
必死に頼む俺にやれやれってな顔する理佐ちゃん

「理佐ちゃん痴漢したいって思ったりする?」
「なにそれ・・・?」怪訝な顔する理佐ちゃん
「普通は痴漢したいと思ってもしないじゃん」
「私はしたいとも思わないけど・・・」
俺の話の邪魔にならないように控えめに呟く理佐ちゃん

「でもさ疲れると性欲が盛んになるんだよね」
「ねぇなんの話してんの?」
ますます怪訝な顔の理佐ちゃんが聞いてくる
「えっ原チャリと電車のどっちが危険かって話だよ」
「そうなの・・・?」

「でね最近痴漢とか痴漢に間違われたとかのニュース多いじゃん」
「多いね」めんどうくさそうに相づちうつ理佐ちゃん

「電車通勤してたら俺も危険かなと思って」
「やっと危険の話」って呟く理佐ちゃん

「そんな簡単に痴漢と間違われないよ」
俺の心配をよそにこともなげに言う理佐ちゃん
「いや、間違われないってことより痴漢しちゃうかもしんないって危険の方」
「えっそっち・・・」絶句する理佐ちゃん

俺の痴漢しちゃうかも発言に驚く理佐ちゃんも可愛いだろうから好き

173 :上京理佐ちゃん2 第5話:2017/05/14(日) 23:24:30.36 ID:c3aC3ydUa.net
「痴漢しちゃうかもしれないから電車が危険ってこと?」

変態を見るような目で俺を見る理佐ちゃん
どうやら誤解されちまったなって後悔の俺

「普段の俺はしたいと思ってもしないよ」
「痴漢したいの?」眉間に皺寄せて聞く理佐ちゃん
なんか言い訳が裏目って焦る俺

「いや違う、疲れた時の話」
「さっき言ってた性欲の話?」
「そうそれ、疲れてくると簡単にムラムラしちゃうんだよ」
「ムラムラ・・・?」
「うん、理佐ちゃんもムラムラしない?疲れてる時」
「そんなこと答えられるか」って呟く理佐ちゃん

「まぁ侮れないんだよ疲れた時の性欲は、ちょっとぐらいのブスだったら綺麗に見えちゃうんだから」
「訳わかんないこと言ってんじゃねぇよ」
力説する俺に呆れ顔の理佐ちゃん

「それで電車が危険ってなったんだ」
「うん、危険だと思わない?」
「確かに俺君はヤバいかもね」
「俺じゃなくても疲れた時はヤバいんだって、疲れマラって言うじゃん」
「疲れマラってなに?」
変なとこに食いついてくる理佐ちゃん

「理佐ちゃんは知らなくていい言葉だわ、って言うか2度と疲れマラって言っちゃダメだから」
「なにそれ」って拗ねる理佐ちゃん

「まぁとにかく疲れてる男には絶対近づかないように、ドラミちゃんにだって色気感じちゃうんだから理佐ちゃんみたいな超美人はマジで危険だから」
「はいはい、疲れた時の性欲怖いね」
呆れてなげやりな返事の理佐ちゃん

「ねぇ短めにって頼んだのに話し長くない」
「うん、長くてなんか疲れちゃった」
「疲れちゃったの・・・?」小首かしげる可愛い理佐ちゃん

「襲っちゃおうかなw」ってふざける俺
「疲れた時の性欲怖〜い」って合わせてくれる理佐ちゃん

「今日泊まってく?」って聞く俺に
照れながらも頷いてくれそうだから好き

174 :名無しって、書けない?:2017/05/14(日) 23:56:33.20 ID:LUazDiET0.net
>>170
>>171
映像にしちゃうと、イケメン俳優が出てきますからね…
こういうのは妄想で留めるのが一番ですww

175 :名無しって、書けない?:2017/05/14(日) 23:56:39.06 ID:LUazDiET0.net
>>170
>>171
映像にしちゃうと、イケメン俳優が出てきますからね…
こういうのは妄想で留めるのが一番ですww

176 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 00:17:10.31 ID:PiJss4oBK.net
>>173
お!また目が離せない展開へ?w

ところで理佐ちゃん体調悪そうなんですか?
と他スレを覗いて訊いてみる

177 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 00:29:26.50 ID:PiJss4oBK.net
おじちゃん「最近みいちゃんはペンギンに夢中で私には見向きもしてくれんのです…」タメイキ
みいちゃん「誰に話してんねん」
おじちゃん「あ!久しぶり(笑)…今日もクソゲーやっとるんじゃな」
みいちゃん「クソゲー言うな。もう身長4mになったわ」
おじちゃん「なんでそんなにペンギンが好きなんじゃ」
みいちゃん「最近おじちゃんはなんか小言ばっかりやろ?ペンギンはそんなことなくてな、全部そうだねそうだねって聞いてくれるねん」
おじちゃん「肯定ペンギンじゃねえよ」

178 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 03:16:54.64 ID:tTbRkNaea.net
>>176
握手行った人の情報によると風邪気味とお疲れだったみたいです

>>177
おじちゃんとみいちゃんすっかりコンビになっちゃいましたねw

179 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 07:03:51.54 ID:iNJzy7mc0.net
>>173
痴漢プレイを少しでも期待したダメぽん民(嘘)の俺を恥じたい

>>177
すっかり、シリーズ化ですね


俺「みいちゃん、悪いけどおじちゃん召喚してくれへん?」
みい「いいよ」

(おじちゃん、召喚される)

おじ「呼んだか?」
俺「俺、昨日何してました?」
おじ「ああ、昨日は酔って寝ぼけておったぞ」
俺「ですよねー。同じこと2回もレスしてる」
おじ「とりあえず、みんなに謝っとけ。このスレの寿命は短いのじゃ」
俺「みんな、ごめん。大事なことでもないのに、2回も書いて」
おじ「あと、みいちゃんにも謝っとけ」
俺「え、なんで?」
おじ「お前が小説でワシを殺しかけたばかりに、みいちゃんに背後霊が憑いてしもた」
俺「それは俺のせいちゃうやろ。なあ、みいちゃん?」
みい「うん、おじちゃんが悪い」
俺「みいちゃんは優しいなぁ」
おじ「何、いちゃついとんねん。ええわ、ワシ悪霊になったるわ」
みい「え〜、怖いよう」(上目遣い)
おじ「えっ…まあ、今回は堪忍したるわ」

というわけで、完全に寝ぼけてました。ごめん

180 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 14:33:01.38 ID:FoXiko9Ua.net
>>179
ダメぽん民さん来なくなっちゃいましたね
初代管理人さんも来なくなっちゃったし

みいちゃんとおじちゃんの背後霊が大阪府さんとチワン族さんの共有シリーズになって続くとは思わなかったw

181 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 14:55:50.97 ID:PiJss4oBK.net
おじちゃん「そういえば高校生活はどうじゃ?」
みいちゃん「楽しいよ。部活も新体操部に誘われててね」
おじちゃん「赤レンジャーとかになるんか?」
みいちゃん「戦隊ショー部じゃねえよ」
おじちゃん「ああ、あの鞭みたいなの振り回すやつじゃな」
みいちゃん「リボンだよ」
おじちゃん「とにかくみいちゃんのレオタード姿が盗撮できるわけじゃな」
みいちゃん「何で盗撮やねん!それに家の手伝いもあるからちょっと迷ってるんだ」

おじちゃん「家の手伝い…とな?」
みいちゃん「お父さんがお店始めたから」
おじちゃん「ああ…料理屋さんじゃろ。テレビに出てたよ。5人娘のお父さんが板前さんになって世間を渡って鬼退治みたいな」
みいちゃん「内容おかしいし、それは『おかくら』さん家だよ。うちは浅倉だから」
おじちゃん「そうじゃったな。みいちゃんは、あさくらみなみちゃんじゃったな」
みいちゃん「お父さんが喫茶店始めたんだよ」
おじちゃん「店の名前は?」
みいちゃん「美波風(みなみかぜ)っていうの」
おじちゃん「みいちゃんの名前からとったんじゃな」
みいちゃん「私は『スイートメモリーズ』のほうが良かったのに」
おじちゃん「その名前とペンギンが即座に結びつくのはかなりのおっさんおばさんだと思うがの」
みいちゃん「何年か前に一度復活したよ」
おじちゃん「3通りのCMじゃったかの」
みいちゃん「サント●ーだよ!」

平手「こうして家のお手伝いをしながら高校生活を送る浅倉美波ちゃんの生活、皆さん、気になりますよね〜?」
みい「…何で急にてちこが出てくるねん?」
平手「ちょっとだけ、見てみましょうかね〜?」
みい「…このパターンは…もしや?」
おじちゃん「1袋19円」
みい「それは、もやしやないか〜い!」

182 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 14:58:58.68 ID:PiJss4oBK.net
>>180
> みいちゃんとおじちゃんの背後霊が大阪府さんとチワン族さんの共有シリーズになって続くとは思わなかったw

その橋渡し役が庭さんですがw

183 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 15:04:48.70 ID:FoXiko9Ua.net
>>182
自分で背後霊シリーズ希望してたの忘れてましたw

小説スレの生き残り3人の合作みたいなもんですねw

184 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 19:55:58.40 ID:iNJzy7mc0.net
>>181
ネタ詰め込みすぎで、めっちゃ読むのに時間かかるww

>>183
文才ぽん民さんも、★3では未だ姿を見せず、
気づけば3人ですね(;´д`)トホホ…
期待の新人、現れないかなあ

185 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 21:32:48.11 ID:djhgFQmka.net
>>184
>>181は何回か読み返さないとネタの見落ししちゃいますよねw

新人が現れるのが早いか我々の妄想の種が尽きるのが早いかw

186 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 21:48:54.33 ID:PiJss4oBK.net
>>184-5
私のネタを読み返すよりも
人生にはもっと大事な時間の使い道がありますよ(笑)

人が減ってるのは、やっぱり強制IP表示ってのがコメントも含めて書き込みのハードルを上げてるんですかね?
しかし、荒らし対策としては必要なんでしょうし
SSスレのほうも過疎みたいですから
単に需要がないのかな(笑)

187 :上京理佐ちゃん2 第6話:2017/05/15(月) 21:51:01.30 ID:djhgFQmka.net
「おはよー」

眠い目こすりながらベッドから起き出した俺に理佐ちゃんが声かける
そっか昨日理佐ちゃん泊まったんだっけって俺

昨日の俺はちゃんとお猿さんになれてたんだろうか?
東京に出てきてもうすぐ半年
理佐ちゃんとのエッチも当たり前になってしまって
最初の頃のようにお猿さんになれてないんじゃないかって不安を覚える俺
エッチの時はやっぱり猿の如くありたいという男の性だわ

「ねぇ朝ご飯食べる時間あるよね?」
朝からエプロン姿の理佐ちゃん見てやっぱりお嫁さんみたいだなって思う俺

そんな俺の気持ちを察してエプロン姿を見せびらかす理佐ちゃん
「どう?」
「お嫁さんみたい・・・かな?」
「はーい、よくできました」嬉しそうな理佐ちゃん

「俺はどうだった?」
「なにが?」
「昨日もお猿さんになれてた?」
「うん・・・?」ちょっと考える理佐ちゃん

「バカなこと聞いてんじゃねぇよ」
言ってる意味が分かってドス効かす理佐ちゃんだけど

「凄くお猿さんだったよ」って照れながらも俺を褒めてくれる

「ねぇお休みの日に一緒に原チャリ探しに行こうよ」
「うん」理佐ちゃんがバター塗ってくれたトーストを食べながらうなずく俺

「いってきま〜す」
「いってらっしゃい」
手を振る理佐ちゃんに送り出されて仕事に向かう俺
どっからどう見ても新婚さんだろこれ!

そしてあっという間に仕事は終わり愛しの理佐ちゃんの待つ部屋へと急ぐ俺

「やっぱりズーマーだな」
「可愛いよね」
夕飯食べたあとに理佐ちゃんと二人で原チャリ選びする俺
「私も免許とろうかな」
「危ないよ」
理佐ちゃんには心配性な俺
「なんでよ?」
「理佐ちゃんが原チャリ乗ってたら不安でしょうがないからダメ」

「もういい」
怒ってベッドに潜り込む理佐ちゃん

「今日も帰らないの?」
「帰りたいけど夜道の一人歩きは危ないって俺君が騒ぐから帰れない」
変な理屈こねる理佐ちゃん
「送ってくけど?」
「俺君に怒ってるから送ってもらいたくないよ」
なんて面倒くさい女なんだってお手上げの俺

「ベッド入って来ないでよ」って拗ねる理佐ちゃんだけど
床で寝てる俺に夜中に起きてきて毛布かけてくれてそうだから好き

188 :上京理佐ちゃん2 第7話:2017/05/15(月) 21:57:24.18 ID:djhgFQmka.net
「俺君朝だよ」

理佐ちゃんに揺り起こされた俺

「今何時?」
「まだ5時だよ」
「焦ったぁ寝坊したかと思った」
背伸びしながら呟く俺

「痛ててて!やっぱ床の上は体痛くなっちゃうや」
「大丈夫?」
昨日は怒ってたくせになんだかんだ俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

「この毛布理佐ちゃん掛けてくれたの?」
「知らないよ」
そっぽ向いてとぼける理佐ちゃんだけどウソが下手で可愛い

朝からちゃんとしたご飯作ってくれた理佐ちゃん

「昨日の朝はパンだったから」
「ありがとう」なんか感動した俺

「理佐ちゃんも免許とるんじゃお揃いのメット買っちゃおうかな」
朝ご飯に釣られた訳じゃないけど免許OKしちゃう俺

「いいの!」笑顔の理佐ちゃん
「その代わり安全運転で頼むよ」
なんて理佐ちゃんに甘い俺
「でもメットお揃いは絶対ヤダから」
さりげなく呟く理佐ちゃん

「そろそろ仕事行くわ」って立ち上がる俺
「俺君これ」お弁当箱差し出す理佐ちゃん

「お弁当まで作ってくれてたの!?」
「せっかくお米炊いたから」
「早起きさせちゃったね」って申し訳なさそうな俺
「眠れなかったから早起きはしてないよ」苦笑いの理佐ちゃん
「理佐ちゃん寝てないの!?」ってびっくりする俺に

「お猿さん来るかと思ってドキドキしながら待ってたんだけどね」
なんて言ってくれる理佐ちゃん、後の祭りだけど好き

189 :上京理佐ちゃん2 第8話:2017/05/15(月) 22:05:02.14 ID:djhgFQmka.net
「日曜日車貸してくれるって親方が」
「良かったね」

ついに原チャリ探しの旅に出る俺と理佐ちゃん

「ねぇどのお店とか決めてるの?」
掃除機かけながら聞いてくる理佐ちゃん
「決めてないよ」
「決めてないの?」ちょっと驚く理佐ちゃん

「ねぇ色々調べてお店選らんだら」
「ズーマー買うって決めてるからあとは天に任せる」
「天に任せてないで自分で出来ることはした方が良くない?」

「理佐ちゃんちょっとお座り」
「なによ〜」ぶつぶつ言いながらも横に座る理佐ちゃん

「理佐ちゃんバイクはね女と一緒だぜ」
「また屁理屈始まった・・・」ため息の理佐ちゃん

「俺は理佐ちゃんを他の女と比べて選んだわけじゃないんだよ」
「突然なに言い出すの?」
「もう生涯この女しか愛せないってぐらい運命の出会いだったの理佐ちゃんとの出会いは」
言いながら理佐ちゃんの目を見る俺

「ありがとう・・・」照れちゃう理佐ちゃん

「嬉しいけど・・・それとバイクが関係あるの?」

「バイクも選ぶもんじゃなくて運命の出会いするもんなの」
「そう・・・なの?」いまいち納得してない理佐ちゃん

「うん、それがバイカーの哲学であり心意気だから、理佐ちゃんもおぼえといて」

「理佐ちゃんもおぼえといてじゃねぇよ」呆れて呟く理佐ちゃん

「原チャリしか乗ったことないのにバイカーの哲学とか語らないで」
「いや、これは譲れない」頑固な俺

「なんで?」
「理佐ちゃんと運命の出会いしたみたいにバイクとも運命の出会いがしたいんだ」

「無理だよ」クールに言う理佐ちゃん

「運命の出会なんて諦めてちゃんと下調べしなね」
笑いながら掃除再開する理佐ちゃん

拗ねて寝転がる駄々っ子な俺に
「掃除の邪魔してんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「だって理佐ちゃん冷てぇんだもん」ってまだ拗ねる俺
「はいはい、ごめんね」
って軽く謝りながら俺を避けて器用に掃除機かける理佐ちゃん

「たとえバイクでも私以外が俺君と運命の出会いするなんて許さないよ」
なんて焼きもち妬いてくれそうだから好き

190 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 22:34:12.37 ID:iNJzy7mc0.net
>>186
まあ、読むだけでも時間かかりますからね
「隣の席の理佐ちゃん 第51話」とか見たら、
若干読む気なくしますからww

>>189
理佐ちゃんの決め台詞が俺くんの口調に似てきてませんか?ww

191 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 22:36:53.87 ID:iNJzy7mc0.net
前略、僕は日本のどこかにいます

長かった旅もいよいよ終わりだ。
短いホームに電車が停まり、僕は降りる準備をした。
立ち上がると、ふとホームの端に女の子が座っているのが見えた。
その子は別段、急いでいる様子はないので、この電車には乗らないのであろう。
乗降口を跨ぎ、再び視線をそちらに向けると、その子はまだ居た。
きれいな小顔を下に向けて、両手で文庫本を持っている。よく見ると、
目を瞑っているので、読んではいない。

僕は新鮮な空気を吸うために、しばらく立ち止まった。
後ろでは電車が汽笛を鳴らして、動き出している。
その電車を見送り、ホームが空いた瞬間に、突風が吹いた。
紙のはためく音とともに文庫本が宙に舞って、その人は口と目を大きく
開けた。文庫本は、まるでホームランボールが自分の客席に向かって来るかの
ように手元に来た。
「ナイスキャッチ!ありがとうございます」
開いた本を丁寧に閉じ、その子に手渡した。
「あれ?電車は?」
「さっき、出ましたよ」
「ウソ!?次は…2時間後!はぁ」
たとえ声を発していなくても、その大袈裟な顔が全てを物語っていただろう。

電車を逃したその子は、結局2時間ずっと寝ていた。
「電車来たら、起こしてください」と言って。
ノープランの旅だったので、ホームでのんびりするのも悪くないと思い、
かわいい子の隣に座り、2時間を過ごした。

心拍数が高かったからか、2時間はあっという間に過ぎ、
その子とはお別れをした。
緊張が解け、お腹も空いたのでカバンのなかを見ると、
本のしおりが見えた。手に取ってみると、それは手作りの物で、
ひらがなで「すずもとみゆ」と書かれている。

もう行き場を失ったそのしおりを片手に、僕はつぶやいた。

「すずもとみゆさん、僕は日本のどこかにいます。」

---青春18きっぷ JR---

192 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 22:52:29.66 ID:djhgFQmka.net
>>186
ネタスレは過疎る運命なんですかねぇ淋しいな

>>190
確かに話数見ると最初から読む気無くすw

俺君と理佐ちゃん相思相愛だから口調が似てきちゃうのかもw

193 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 22:56:45.75 ID:djhgFQmka.net
>>191
この青春18きっぷCMは欅ちゃん全員書いて欲しいな

194 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 23:14:16.04 ID:PiJss4oBK.net
【帰ってきた小劇団・第1幕】

平手「ここはとある住宅街にある喫茶店『美波風』。家族で切り盛りしている小さなお店です」

カランカラン♪

みい「いらっしゃいませ〜♪」

平手「早速お客様が来ました。今日は日曜日なので、お父さんのお手伝いで高校生の美波ちゃんもお店にいます」

みい「ご注文お決まりですか?」コトン
客1「私、紅茶で」
客2「私、ソフトクリームね」

平手「やってきたのは女子高生2人組でした」

客1「なんかもう暑さやばくね?」
客2「まだ5月なのにね〜汗かいちゃうね。」
客1「ねえねえ、この氷水にどれだけ指を入れていられるか競争しない?」
客2「お冷やに指入れたら汚いだろ」
客1「いいじゃん、やろうよ。暑かったしさ」
客2「仕方ないなあ」
客1「よし、じゃあ、用意ドン!…うひゃあああ!」
客2「何がしたかったんだよ(笑)」

平手「記録は2秒でした。」

みい「お待たせしました〜紅茶です」
客2「あ、ポットから自分でカップに注ぐやつなんだね」
客1「ティーパックにガス●って書いてあるけど大丈夫なの?」
みい「大丈夫です。美味しいですよ」
客1「そういう問題じゃねえよ」

みい「そしてこちらがソフトクリームで…あっ!」ペチャッ

平手「温かい紅茶と一緒に持ってきたため、ソフトクリームの一部が溶けて、美波ちゃんのエプロンにこぼれてしまいました」

客2「こぼしてんじゃねえよ」

平手「そう言いながらテーブルにある紙ナプキンを取って美波ちゃんに渡してあげました」

みい「ありがと。とれた」
客2「うん、…はい(笑)」
客1「偉いね〜(笑)」
客2「(褒めるんじゃね〜よ)」苦笑い

平手「褒められるの苦手なタイプのようです」

客1「でもここ、普通の店なんだね」
客2「もっと不良の溜まり場みたいになってるかと思って偵察に来たのに」
みい「何でですか?」
客1「いや、店名がさ…」
客2「あれ、“ビーパップ”って読むんでしょ?」
みい「“みなみかぜ”ですっ!」

平手「お後がよろしいようで〜」

195 :名無しって、書けない?:2017/05/15(月) 23:43:29.10 ID:gx/40ovd0.net
見てますよ

196 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 04:10:43.71 ID:rHgOuQ54K.net
【帰ってきた小劇団・第2幕・前編】

カランカラン

みい「いらっしゃいま…あ、もんちゃん!」

平手「今度のお客は、美波の家の隣に住む同級生の上杉もん太です」

みい「コーヒーいれるね」
もん「ありがと。あのさ、ちょっと言いたいことがあるんだけど」
みい「TAMAのやつ?」
もん「そう!あのスネアの音が最高で…って、おい!いい太鼓がある、じゃねえよ!」

平手「さすが幼なじみだけあって息のあったノリツッコミです」

みい「で、言いたいことって…何?」
もん「あのさ、喫茶店で出すコーヒーがインスタントって、まずくないのかなって」
みい「美味しいでしょ?」
もん「そのまずいまずくないじゃなくて」
みい「それにいただきものに文句をつけるのはちょっと…」
もん「貰い物で店やってんのかい!」

平手「なかなか堅実な経営をしているようです」

みい「そういえば今日はボクシング部の練習は?」
もん「ちょっと逃げてきた」
みい「原田くんに怒られるんじゃないの?」
もん「いろいろうるさいんだよな〜ゴボウみたいなのにボクシング強いし」
原田「誰がゴボウだ」
もん「うわ!みつかっちゃった」

平手「原田くんはもん太をボクシング部に誘った友人です」

原田「お前が立ち寄るのここしかないだろ」
みい「あ…原田くん、コーヒーいかが?」
原田「じゃあ、外木場に安仁屋で」
もん「お言葉に甘えて、だろ!」

平手「…つづく」ニコッ

197 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 06:56:52.42 ID:VpkiZp58a.net
>>195
ありがとうございますm(__)m
まだ見てくれてる人がいて嬉しいです

198 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 07:04:05.02 ID:VpkiZp58a.net
>>194
もなちゃんと理佐ちゃんですね

>>196
タッチでダジャレ漫才w
背後霊のおじちゃん誰の役なんだろ?

199 :上京理佐ちゃん 第9話:2017/05/16(火) 22:16:08.19 ID:kVAc0ZGea.net
「なんでこんなにデコボコなの?」

俺が親方から借りた車を見て驚く理佐ちゃん

「現場行くのに俺が運転してるから」
「ぶつけちゃうの?」
「東京は道が狭いし車も多いから」
「でも見事なぐらい全面的にぶつけちゃってるね」
「わざとじゃないんだけどね」照れ笑いの俺

「照れてんじゃねぇよ」って呆れる理佐ちゃん

「原チャリ危なくない?こんな運転下手なのに・・・」俄然不安がる理佐ちゃん
「原チャリは車と違って小さいから平気だよ」って余裕な俺

「理佐ちゃんこそ免許の勉強してんの?」
「原チャリの免許なんて前の日に一夜漬けで大丈夫」
余裕かます愛しの理佐ちゃん

見た目はボロボロだがエンジンは全然無傷なので快調に走る車

「赤だよ」
さっきから信号のたびに教えてくれる理佐ちゃん
いくら世話好きでもやり過ぎだろ   

「理佐ちゃん俺にも見えてるから信号」
「ごめん、そうだよね」

「人いるよ!」
言ってるそばから交差点で信号待ちしてる人を見て反応しちゃう理佐ちゃん

「ごめんね」俺の冷めた視線にまた謝る理佐ちゃん

「ちょっとスピード出し過ぎてない?」
「前が空くとスピード出したくなっちゃうんだよね」
理佐ちゃんの問いかけに余裕あるふりして答えながらも必死に前見てる俺
スピードが俺の限界ギリギリなのは確かだろう

「運転下手なくせにスピード出してんじゃねぇよ」
ドスを効かして俺を諫めてくれる理佐ちゃん

「理佐ちゃんありがとう、余裕あるふりしてただけでギリギリだったんだ俺」
「余裕あるふりしてるだけだってわかってたから大丈夫」
「さすが観察力鋭いね」
褒める俺に微笑む理佐ちゃん

「長い間俺君のこと見守ってきたからね」
なんてしみじみ言いそうだから好き

200 :上京理佐ちゃん2 第10話:2017/05/16(火) 22:21:10.03 ID:kVAc0ZGea.net
「長い間俺君のこと見守ってきたからね」

そう言って車の窓から外を眺める理佐ちゃん

「初めて喋った日おぼえてる?」
「おぼえてるよ、入学式で理佐ちゃんに席聞かれたんだよね」すらすら答える俺

「勘違いを自信満々に喋らないで」
「違ってた!?」
「初めて喋った思い出なのに大切にしてたの私だけだったんだ・・・悲しいな」
大げさに嘆いて俺を困らせる理佐ちゃん

「私がお財布なくして困ってた時に声かけてくれたのおぼえてない?」
「そんなことあったっけ」
「ひどいなぁ」呆れて苦笑いする理佐ちゃん

「一人で困ってたら俺君が気づいて声かけてくれたんだけど?」

「理佐ちゃん人見知り凄かったからなぁ、誰にも言えなくて困ってるみたいだったから放っとけなくて」
「思い出してくれた?」嬉しそうな理佐ちゃん

「大丈夫って聞いただけだから忘れちゃってたわw」
「忘れてんじゃねぇよ」って呟く理佐ちゃん

「そのあと一緒にお財布探してくれたんだよね」
「思い出した!5時過ぎまで探したのに理佐ちゃんのカバンに入ってたんだ財布」
「それは思い出さなくていいよ」
つまんなそうに呟くクールな理佐ちゃん

「あれからずっと俺君のこと好きなんだよ」って言ってくれる理佐ちゃん

原チャリ買う話なのに全然原チャリ出て来なかったけど好き

201 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 22:22:22.29 ID:kVAc0ZGea222222.net
>>199
タイトルに2を入れ忘れてしまった(泣)

202 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 22:26:31.95 ID:rHgOuQ54K.net
>>201
大丈夫。大丈夫やで(笑)

203 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 23:12:40.33 ID:nIQXq1PE0.net
『高2の軍曹』 第16話

茜ちゃんを見て、「あれ?こんなに美人だったか?」と思うことが
度々ある。毎度、予想を上回る美しさを用意してくるのだ。

先週の火曜日は、それはもう美しかった。
テニス部の練習を終えて、学校から帰っている途中のこと。
4月にしては暑い日で、少し汗ばむくらいだった。茜ちゃんは他の
女子と違って半袖を好んで着るので、この日も半袖のシャツを着ていた。
それでも暑いらしく、髪をまとめてゴムでくくりはじめた。
その時、僕の心臓が波打った。
それはとても言葉では表せない美しさで、理性に直接訴えかけるもの。
「何見てるの?」と聞く声さえも、美しく感じた。
「茜ちゃん、今のめっちゃカワイイね」
「ああ、これ?」と再び髪に手をやった時には気絶するかと思った。
「うん…それ。あんまりやらないで、なんか恥ずかしくなるから」
「あのさ…前から思ってたけど、わたしのこと、どう見てるの?」
「綺麗だなあって」
「そりゃどうも」
「前も言ったけど、幼馴染じゃなかったら、告白してるよ」
「ウソだね〜、高嶺の花すぎるんじゃない?」
「今日、調子いいね」
「まあね。今日、ウザかった男子に告白されて振ったからね」

その言葉で、美しさは消えていつもの茜ちゃんに戻った。
こっちの茜ちゃんのほうが、気は楽だ。
四六時中、美人に振る舞われたら、たぶん心臓が爆発する。
みんなこのギャップにやられるんだろうなあ。

204 :名無しって、書けない?:2017/05/16(火) 23:17:55.90 ID:nIQXq1PE0.net
>>200
俺くんやさしい人ですね
これもしかして、隣の席シリーズに繋がってますか?

205 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 07:20:24.22 ID:atqdDOKsa.net
>>202
米さんありがとう

>>204
残念ながら繋がってないんです
隣の席シリーズは高1から付き合ってる設定だけど
上京シリーズは高校3年間片思いしてて卒業間近に付き合い始めた設定なので
1スレの最初の頃の告白しようとしたり手繋ごうと悶々としてたのに繋がってるんです

206 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 07:24:31.63 ID:atqdDOKsa.net
>>203
僕くんはやっぱり茜ちゃんの方が好きなんですねw
早く付き合ってイチャイチャして欲しいw

207 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 10:54:39.59 ID:JviPnQwMK.net
【帰ってきた小劇団・第2幕・中編】

みい「ボクシング部って来週試合なんだっけ?」
原田「チークタイムがあるんだ」
もん「地区大会だよ!」
原田「まだ予選だけどな」
もん「うちは県内のE地区のBブロックなんだ」

みい「もんちゃんどうなの?勝てそう?」
原田「練習や控え室での実力が試合で出せれば大丈夫なんだがな」
みい「本番に弱いの?(笑)」
原田「表に出ると借り猫になるタイプだな」
みい「内弁慶なんだ(笑)」
もん「やかましいわ(笑)どうしても緊張して固くなっちゃうんだよ」
みい「なるほど、もんちゃんはE地区B(いいちくび)だけど固くなりやすくてすぐツンとしちゃうのか」メモメモ
もん「そういう風に略すのやめてもらえますか。それにツンとしちゃうとか誰も言ってないよ!」

原田「浅倉が応援に来てくれればこいつも少しは肩の力が抜けて実力が出せるんじゃないかな」
みい「あ…でも、多分その日はゆいちゃんの応援に行く約束してるから…」
もん「ああ、野球部も試合だったっけ」

平手「ゆいちゃんというのは、『上杉ゆい太』、もん太の双子の弟です。同じ高校のエースピッチャーで、甲子園出場を目指しています」

もん「あいつ、美波を甲子園へ連れて行くって言って、本当に頑張ってるからなぁ」みい「でもさ、甲子園って、うちから自転車でもそんなにかからないとこでしょ。わざわざゆいちゃんに連れて行ってもらわなくても…」
もん「そういう意味じゃねえよ。男心がわかってないんだから」
みい「何それ?」
もん「子供のころに3人で高校野球をTVで見たことがあったろ?その時に出てる選手を見て、素敵とか憧れるとかキラキラした目で美波が言ったんだよ。
その日以来、ゆい太は甲子園を目指すようになったんだ」
原田「自分が甲子園に出て浅倉に憧れの世界を体感させてあげたいということだな」
もん「そう。それは美波のことが好きだからだよ」
みい「知らなかった…」
もん「鈍すぎだろ」
みい「それに…あの時憧れるとか言ったのは、長身でイケメンの選手がちょうど映ってたから…」
原田「…これは本人には言わないほうがいいな」
もん「…ショックでかいかもな」

208 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 14:06:09.15 ID:JviPnQwMK.net
【帰ってきた小劇団・第2幕・後編】

原田「ところで…うちの高校で良かったのか?」
もん「何が?」
原田「ゆい太のことだ。うちは元々野球部はそんなに強くない。もっと名門校に最初から入ってれば、甲子園出場が叶いやすいだろ」
みい「確かに」
もん「でもそれだとレギュラーになれる確率も下がるし、何よりも美波と同じ高校に行きたかったみたいだし」

みい「名門校っていうと、例えばどこらへん?」
原田「この辺だと、まずは頭見工業高校だな」
もん「確かにそこも考えてたみたいだ。『やっぱり頭見工(ずみこ)がよかった〜』ってボソッと言ってるの聞いたことある」
原田「ひそかに頭見工(ずみこ)が第1希望だったのかもな」
みい「実は、来週の試合がそことなの」
原田「何か評判の高い強打者がいるんだよな」
みい「新田くんでしょ」
もん「知ってるのか?」
みい「長身でイケメンの新田瑞穂くんでしょ。野球以外は意外とインドア派でぷよぷよが得意でPS4も持ってるんだよ」
原田「…詳しすぎないか?」
もん「まさか、応援に行く本当の目的って、まさか…?」
みい「え…?(笑)」ポッ…
2人「ゆい太には秘密にしといてやってくれ〜」

平手「おやおや、ここも複雑な三角関係ですかね〜ではまた第3幕でお会いしましょ〜」

209 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 19:03:00.93 ID:tjY18bqXa.net
>>207
>>208
タッチに欅ちゃんとネタを混ぜるさじ加減が絶妙過ぎヤバいですw
セリフのセンスの良さとか本当に羨ましいです

210 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 20:46:16.12 ID:hP8j3ZM40.net
>>207
悲劇のヒロイン(男役だけど)はゆいちゃんか…
モデルはどっちのゆいちゃんだろう?

>>206
志田ちゃんを忘れてはいけません
ていうか、その時の気分次第でストーリーが変わるから、
自分でもどうなるかわからんですww

211 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 20:55:56.77 ID:JviPnQwMK.net
>>209
ありがとうございます
タッチのネタ(パロディ)って、昔話ネタよりもわかりにくい気もしたんですが
原作を知らずとも十分くだらない内容にできるよう頑張ります(笑)
もちろん、原作に沿った内容にはなりません

>>210
ヒントは、もん太と双子であることと、『ずみこ』がいいって言ってることですかね(笑)

212 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 22:11:02.88 ID:hP8j3ZM40.net
少し、クオリティーは落ちますが…


15年が経った今でも忘れない。
何もかもが凄かった。成長著しいアイドルグループに身を置き、
仲間とともにひたすら坂をのぼり続けた。
そして、どんなに急な坂でも止まることを許されなかった。
でも、ちっとも苦しくなかった。みんないたから。
10代の大半をアイドルにささげ、幸せだったと思う。

まあ、気に食わないこともあったけどね。
「ゴボウちゃん」って言われたり、メンバーからいじられたり…
でも、そんなことでさえ坂をのぼるための小道具に過ぎなかった。

楽しいことだって、いっぱいあった。
憧れだったテレビに出れたし、そのおかげで有名人と会う機会も
多かった。でも、それがどれだけ凄いことかわかってなかった。
たぶん、坂をのぼり続けるスピードが早かったんだ。

あの頃は周りを見ずに、前だけを向いていた。
立ち止まった今だから、わかることがある。
ちょっと振り返れば、そこには海があったはずだ。
あの頃は見えてなかったものを、少し立ち止まって見てみよう。

 あの頃の青を探して。
   ---青春18きっぷ JR---

213 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 22:16:13.93 ID:hP8j3ZM40.net
>>211
誰かはわかったけど、このヒントがわからん
> もん太と双子であることと
「もん太」と「ぽん太」みたいなww
違うか。

214 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 22:34:32.64 ID:JviPnQwMK.net
>>213
2chとかで欅坂を勉強していると、ずみことすずもんが似ていてよく間違えられたっていうエピソードがあるみたいなんで(笑)
それでこの2人を双子設定にしたらどうかって思ったのがタッチネタ(←既に下ネタ感が)の構想のきっかけです

最近は大きさとかにも差が出てきたんでそれほどでもないようですけど(ゲフンゲフン

215 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 22:37:48.50 ID:JviPnQwMK.net
それから『ずみこがよかった』は、先日のけやかけのメンバーのニックネームを確認する回でのずみこの発言からです
『今泉』じゃなくて『ずみこ』と呼ばれたいと

216 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 23:05:35.02 ID:hP8j3ZM40.net
>>214
>>215
あ、そういうことか
今の今まで、勘違いしてました
やっぱり、ちゃんと読まないとダメだなあ

217 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 23:29:12.05 ID:G+rFabeT0.net
【欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=Z6pn4OIdP8A

【天空の欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=CNjzbXBkWXw

218 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 23:35:40.07 ID:tjY18bqXa.net
>>215
めっちゃ情報収集してますね
ネタにかける本気度に敬服しますm(__)m

219 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 23:45:02.66 ID:JviPnQwMK.net
【帰ってきた小劇団・第3幕・前編】

平手「そしてそれから2週間ほど経った土曜日の午後です。美波ちゃんは仕入れたティーパックを持って店にやってきました」

カランカラン

美波「暑い〜今日はさすがにガス●が混んでて…あれ?」
おじ「やあ、お疲れさま」

平手「店にいたのはいつも通っていた駄菓子屋のおじさんでした」

みい「どうしておじさんが…?」
おじ「いや、ちょっと店をみててくれないかってお父さんに頼まれてな」
みい「そうですか…しょうがないなあ、全く」
おじ「いや、生姜なら冷蔵庫に1個あるようじゃぞ」
みい「…古典的ネタですね(笑)」
おじ「やっぱり基礎は大事にせんとな(笑)」
平手「因みに、おじさんは欅坂劇団のメンバーではありませんが、読者の方のリクエストにより急遽出演が決定しました」

おじ「いやいや有り難いことじゃ」
みい「おじさんはこうした舞台とかは初めてですか?」
おじ「舞台は初めてじゃが、昔、ワシをモデルにしたマンガがあってな、そのアニメにちょっとだけ出たことはあるんじゃ」
みい「すごい!どんなやつですか?」
おじ「ワシがスペシャルレシピの飴を使ったりんご飴を開発する話じゃ」
みい「タイトルは?」
おじ「『リンゴにかけろ』」
みい「結局また古いネタやないか〜い」

220 :上京理佐ちゃん2 第11話:2017/05/17(水) 23:45:34.30 ID:tjY18bqXa.net
あれからずっと・・・好き?

理佐ちゃんの言葉聞いて慌ててバンドル切って車を路肩に停める俺

「きゃ〜〜つ!?」悲鳴あげる理佐ちゃん
ガードレールに車ぶっけちゃった俺

「めっちゃ火花出てたね」
「ねぇ危ないよ」怒る理佐ちゃん

「理佐ちゃん見てみ、横っ腹綺麗に切れてるよ」
「危ないなぁ」
車の横っ腹に入った切り口見てため息つく理佐ちゃん

「これどうするの?」切り口指さして聞く理佐ちゃん

「ガムテープ貼っとくわ」
「そうじゃなくて親方に怒られない?」
「怒られてもジジイだからね親方、恐くないから平気でしょ」
「そういう問題?弁償とかしなくていいの?」
「こんなボロボロの車に今さらキズつけたぐらいで弁償とか言われたらキレちゃうよ俺」

「でもボロボロにしたのも俺君だよ」
「うん、今となってはボロボロにしといて良かった」
「なにそれ、どういう理屈?」
「いや、今日つけたキズバレないじゃん紛れちゃってw」
「最低の弟子だね」
笑う俺に呆れ果てる理佐ちゃん

「それより理佐ちゃん聞いていい?」
「やだ」
車ぶつけた仕返しに意地悪する理佐ちゃん

「大事なことなんだけど・・・」
理佐ちゃんの機嫌を伺う俺

「さっきの続きだったらやだよ」
「なんで?」
「興奮してまた車ぶつけちゃうから危ないじゃん」

理佐ちゃんの言うことも最もなので素直にうなずく俺

「ずっと片思いしてると思ってたでしょ?」
10分もたたないのにイタズラな笑み浮かべて聞いてくる理佐ちゃん

これだからツンデレってやつは・・・

「うん、入学式で理佐ちゃんにひとめ惚れしてからずっと片思いしてた」
素直に答える俺

「両思いだったんだよね本当は・・・」
素っ気なく呟く理佐ちゃん

「両思いだったのかよ〜」って叫ぶ俺に併せて

「信号赤だよ!」って理佐ちゃんも叫んでくれそうだから好き

221 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 23:53:05.34 ID:JviPnQwMK.net
【帰ってきた小劇団・第3幕・後編】

おじ「ちなみにさっきのネタがどこが面白いかと申しますと、『リングにかけろ』という有名なボクシング漫画と、リンゴに飴をかける、というのを掛けてましてですね…」
みい「先代の三平師匠かお前は」

平手「こうしたネタを挟みつつ、そろそろ話を戻していきますよ〜」

おじ「リンゴにかけろで思い出したんじゃが、先日のもん太くんの試合はどうじゃった?」
みい「かなり健闘したんですが判定負けだったそうで」
おじ「それは残念じゃったな…じゃあこれはその件なのかな」ガサゴソ
みい「何ですか、それ?」

平手「おじさんはカウンターの下から手紙を取り出しました」

おじ「ワシは最初、客としてここに来とったんじゃ。コーヒーをいただきながらお父さんと話をしていると、そこにもん太くんが現れてな、お父さんを店の奥へ連れて行って何やら話をしていた」
みい「いつ頃ですか?」
おじ「1時間ぐらい前じゃな。そしてこの手紙をワシに預けて、2人で出掛けたんじゃ。美波ちゃんが来たら渡して欲しいと言うてな」
みい「これを…?」

平手「胸騒ぎを覚えながら美波は手紙を開けました」

みい「『中央病院の救急病棟に来て…くだ…さ…い』…!?」

平手「手紙は思いもよらぬ内容でした」

おじ「美波ちゃん…大丈夫か?」
みい「まさか…まさか…ゆいちゃん…」ガクガク
おじ「まずは、まずは落ち着くんじゃ」

平手「美波は震える体をなんとか収めると、中央病院へ向かいました。そして第4幕へ続きま〜す」

222 :名無しって、書けない?:2017/05/17(水) 23:59:18.62 ID:tjY18bqXa.net
>>221
やっぱりリングにかけろだったw
次の話は涙なしで読めないからハンカチの用意が必要ですね

最後に敬愛するチワン族さんの話の途中に上京理佐ちゃん投稿してしまいました面目ないですm(__)m

223 :上京理佐ちゃん2 第12話:2017/05/18(木) 00:04:41.63 ID:+/jmSAUba.net
「信号赤だよ!」

理佐ちゃんの叫び声に慌ててバンドル切る俺

「バカ野郎〜!!!」
「うるせ〜でもゴメン」
クラクション鳴らして怒鳴るトラック野郎に怒鳴り返す俺

「ちきしょー!高校3年間の片思いなんだったんだ!!」嘆く俺

「ねぇ大きい声出して誤魔化そうとしてない?信号無視したの」
「高1から理佐ちゃんとイチャイチャ出来たかもしんないのにって後悔の涙で前が見えなかった」
「ウソつけ」

「話に夢中でバイク屋さん通り過ぎてばっかりだね」
「ドライブ気分になっちゃってた」苦笑いの俺

「気持ちいいね」
背伸びして深呼吸する理佐ちゃん

別荘が連なる森を抜けた先にあるちょっとした草原地帯にいる俺と理佐ちゃん

「こんなとこまで車で入って来れるなんて穴場でしょ」
嬉しそうな理佐ちゃんに得意顔で声かける俺

ドライブ気分ついでに本当に軽井沢までドライブに来ちゃったいい加減な俺

「ついでに釜飯食べてく」
「いいね」喜ぶ理佐ちゃん
理佐ちゃんのために釜飯屋さんに向かって車走らす俺

「俺君あれ」理佐ちゃんが指差す方を見る俺

「チャペルだね」
「草原にあるなんて素敵だなぁ」
「寄ってく?」
言ってチャペルのそばに車停める俺

「ねぇ勝手に入ったら怒られるよ」
「俺キリスト系の幼稚園行ってたから大丈夫だよ」
ドア開けて入ってく俺
慌ててついてくる理佐ちゃん

「結婚式やってないのかな?」
「シーズン外れだからやってないかもね」
理佐ちゃんに答えてあくびする俺

「あくびなんてしてると神様に怒られるよ」
理佐ちゃんに言われて振り向く俺

天窓から降り注ぐ光で理佐ちゃんが一瞬ウェディングドレス姿に見えた
その理佐ちゃんの美しさに言葉を失う俺

「ねぇどうしたの」って立ち尽くす俺に聞いてきそうだから好き

224 :上京理佐ちゃん2 第13話:2017/05/18(木) 00:10:58.49 ID:+/jmSAUba.net
「理佐ちゃんのウェディングドレスに見惚れちゃった」
「ねぇなに言ってるの?大丈夫・・・」

天窓から射し込む光のイタズラで理佐ちゃんのウェディングドレス姿を見ちゃった俺

「天窓の下に立つと上から光が当たるように設計されてるんだろうね」
「素敵だなぁ」
俺の説明に感動のため息つく理佐ちゃん

そんな理佐ちゃん見てこのチャペルで理佐ちゃんと結婚式したらめっちゃ綺麗で可愛い花嫁だろうなって妄想する俺

「理佐ちゃん左手出して」
「うん?」
突然言われて素直に左手差し出す理佐ちゃん

理佐ちゃんの左手の薬指に指輪はめる振りする俺

「なにしてんの?」呟く理佐ちゃん
「ごめん、結婚式の真似しただけ」
理佐ちゃんに真顔で聞かれて恥ずかしい俺

「原チャリと運命の出会い出来なかったね」
釜飯食べながら思い出したように理佐ちゃんが呟く

「原チャリとは出会えなかったけど釜飯と出会えたから良しとしよう」
理佐ちゃんに答えながら釜飯屋のおばちゃんにおかわりの釜飯注文する俺
「理佐ちゃんもおかわりする」
「私は俺君のおかわりわけてもらうからいいや」

「私は釜飯よりチャペルだな運命の出会いは」
「あのチャペルは感動だったわ」
理佐ちゃんの感動とは裏腹に素っ気なく答えるチャペルより釜飯派の俺

「感動して結婚式の真似してたもんね」
素っ気ない俺をからかう理佐ちゃん

「冗談でふざけただけだよ」
「そうかな・・・?けっこうマジっぽかったよ」
なかなか許してくれないSな理佐ちゃん

「見えない指輪で結婚式の真似なんて寒い冗談だよ、まったく俺って奴は」
照れ隠しで釜飯かっこむシャイな俺

「照れんなよ」って呟く理佐ちゃん

「光浴びた理佐ちゃんが綺麗過ぎたから柄にもないことしちゃったのかなぁ」
なんて嘆く俺に嬉しそうに微笑む理佐ちゃん

「ありがとう、俺君は冗談かもしれないけど私は本気にしたよ嬉しかったから」
って左手の薬指見ながら言ってくれそうだから好き

225 :名無しって、書けない?:2017/05/19(金) 07:09:49.14 ID:QEnAwhvt0.net
『高2の軍曹』 第17話

草の生茂る広い平野の向かいには、青く霞む海がある。
遠い水平線の彼方は、いずれが空、いずれが海か見分けがつかない。
白い砂浜に佇む女の子もまた白く、見分けがつかない。
「あかねちゃーん、帰らないとおこられるよー」
「もうちょっとー」
そう言って、いつまでも裸足で遊び続ける。

この頃は近所に同じ学年の子がいなくて、遊ぶ相手が茜ちゃんしかいなかった。
だから、茜ちゃんの言いなりにどこまでもついてゆく。それが山でも海でも。
「暗くなるまでに、帰りなさい」これが母の口癖だった。それに付け加えて
「破ったら、晩ごはんないからね」と脅された。それがなによりも怖く、
念入りに日没の時刻を調べて、家を飛び出すのであった。

この日も、西の水平線に太陽が沈みかけているのに、茜ちゃんは
なかなか帰ろうとしない。それでも、いよいよ泣きそうになる僕に、
「帰ろっか」と絶妙のタイミングで手を引っ張ってくれる。
門限には遅れるけど、茜ちゃんは言い訳が上手だった。
「道でおばあちゃんが…」「自転車のカギが…」と僕の母に向かって
許しを乞う。母とて、本来は温厚な人だから、怒ったりはしない。
「ばいばい」と言って、茜ちゃんが自分の家に入る頃には、もう真っ暗だ。

どれだけ帰りが遅くなっても、母は僕のご飯をよそいながら、
「もうちょっと早く帰ってきなさい」と優しく話し、
「あんた、ほんとに茜ちゃんが好きだねぇ」と少しからかわれる。

あの頃は、一日がとても長かった。

茜ちゃんの終わらない自主練を待ちながら、
そんな思いに耽る10年後の僕だった。

226 :名無しって、書けない?:2017/05/19(金) 07:19:36.63 ID:QEnAwhvt0.net
丸一日、誰も書き込まないの珍しいですね

>>223
俺くん、なんで免許取れたんですかね…

227 :名無しって、書けない?:2017/05/19(金) 12:18:58.54 ID:Le4L9zK1a.net
>>225
十年後も茜ちゃんに主導権握られたまんまですねw

>>226
仕事が忙しくて書いてる時間が作れなかったです(泣)

俺君は教習所や免許取りたてはビビって安全運転だけど慣れてきたら調子こいて荒い運転する典型みたいな奴です

228 :名無しって、書けない?:2017/05/19(金) 22:34:44.29 ID:NRjgo8lpa.net
仕事終わらん
今日も書けない、、、無念(泣)

229 :名無しって、書けない?:2017/05/19(金) 22:42:29.52 ID:04ryyGIEK.net
>>228
大丈夫。大丈夫やで

自分もまだ書けてないから心配ない(笑)

230 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 08:10:00.73 ID:arBGI7K90.net
庭さんの聖域に踏み込むようで、申し訳ないですが…

『家政婦のリサ』 1話

プルルル、ガチャ
「はい、こちら〇〇家政婦紹介組合です」
「あ、すいません。家政婦を雇いたいんですけど…」
「ありがとうございます。家政婦にご希望はございますか?」
「いえ、誰でも構いません」
「では、こちらで適任と思われる人物を選別し、そちらへ参らせます
ので、よろしくお願い致します」
「どうも」


日曜日、本を読みながらのんびりとしていると、電話が鳴った。
「もしもし」
「〇〇家政婦紹介組合です」
「ああ、どうも」
「適任が決まりましたので、お仕事をさせていただく日時を伺いたい
のですが…」
「できれば、すぐにでも」
「わかりました。もし、今日がお暇であれば、これから伺わせますが
いかがでしょうか?」
「じゃあ、そうしてください」
「では、午後3時をめどに伺わせます。家政婦の名前は渡邉です」

インターホンが鳴りドアを開けると若い女の子立っていた。
「渡邉理佐です。よろしくおねがいします」
少し想像とちがった少女がそこにはいた。

231 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 08:39:56.89 ID:F33KHF79K.net
>>230
おお!新シリーズ期待大ですな

あちらのスレも拝見しましたよ(笑)

232 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 13:47:36.12 ID:F33KHF79K.net
【帰ってきた小劇団・第4幕・前編】

平手「病院の救急病棟に着いた美波は、廊下に立っている父親の姿を見つけました。その背後にある病室のネームプレートには『上杉ゆい太』の文字が…」

みい「やっぱり…どうして!?…」

平手「美波は恐る恐る部屋に入ります」

みい「ごめんくさい…」

平手「関西人の性でしょうか…?」

みい「もんちゃん…」

平手「部屋には、ベッドに横たわるゆい太と、その傍らでパイプ椅子に座ってうつむいているもん太の姿がありました」

もん「…来れたのか。意外と早かったな」
みい「ねえ…ゆいちゃんは…なんで?どうしたの?」
もん「…きれいな顔してるだろ」
みい「え…?」
もん「まるで眠ってるみたいだろ…本当にさ…」
みい「え…?まさか…??」
もん「実は…ゆい太は…」
みい「…う、うん…」
もん「…狸寝入りしてるんだ」
みい「うん。息してるのは見えたから、一体どうしたのかと思って」

平手「…くだらなくてどうもすいません」ペコリ
もん「何を謝ってるの」
平手「いや、雰囲気的に謝っておいたほうが無難かなと思って」
もん「続き行っていいすか」
平手「どうぞどうぞ」

もん「今日、野球部の練習に姿を見せないってことでうちに連絡があったんだ。でもゆい太は朝いつも通りに出掛けて行ってたから、心配になって探しに行ったんだ」
みい「そしたら、子供を助けて身代わりに車にはねられていた…?」
もん「マンガの読み過ぎだろ」
みい「一応原作だし」
もん「いや、似てる部分もあったとしても単なる偶然だから」
みい「そういうことにしとくのね」
もん「で、結局ゆい太は公園の木の枝に自分でロープをかけて…」
みい「ま、まさか…?」
もん「ハンモックを作ってそこで寝てたんだ」
みい「何やねん、それ!?じゃあどうして病院に居るん?」
もん「寝てるように見えたんだけど、どんなに読んでも叩いても目を開けないからさ、意識不明なのかと思って救急車呼んだんだよ」
みい「全く目を開けないの?」
もん「病院でいろいろ検査したけど異常は見当たらないし、脳波的にも目は覚めてるはずらしいんだけどね…」
みい「それで狸寝入りってわけか…そんなん、急所を一発蹴飛ばしたら目が覚めるんじゃないの?」
もん「傷害事件は止めてもらえますか。それに本当に失神しちゃうかも」

233 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 17:30:27.48 ID:arBGI7K90.net
>>232
関西人に対する偏見がひどいww
まあそれはともかく、ゆい太が無事でよかったε-(´∀`*)ホッ
無事…ですよね?

>>231
あちらのスレは気にしないでくださいww
自分で読み返す時に、まとまっていた方が便利なので。

234 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 17:46:01.15 ID:SzDAyeS7a.net
>>230
妄想に聖域なんてないから気にしないでくださいw

>>232
原作を初めて見た時みたいに泣く準備してたのに・・・

あっちらのスレ俺にも教えてくださいm(__)m

235 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 17:54:57.25 ID:arBGI7K90.net
>>234
過去に書いたものををまとめただけです
全く大したことありませんよ
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495197406/

236 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 18:43:15.74 ID:SzDAyeS7a.net
>>235
見てきました!
やっぱりCMシリーズお洒落なの多いですね

テーマありきで書けるのはやっぱり凄いですよ

さすがですm(__)m

237 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 19:05:24.72 ID:arBGI7K90.net
>>236
どうもです。では再び聖域に踏み込みますww

『家政婦のリサ』 2話

「こちらこそ宜しくお願いします」
つい、敬語になってしまうほど、その家政婦はスタイルがよかった。
髪は長く、若干の猫背で、どこか芋っぽい印象を受けるが、隠し切れない
手足の長さはモデル並だ。伏し目がちで自信なさげなのがもったいない。

「取り敢えず、上がってください」
少し困ったことになった。予想していたよりも遥かに美しい女の子が
来てしまった。「誰でもいい」と組合に言ってしまったことを、少し
後悔した。しかし、せっかく来てもらったので、「君は可愛すぎるから、
他の人と替わってくれ」なんてことは言えない。

家政婦はリビングに立ったまま、こちらを見ている。
「ああ、ごめん。適当に座ってください」
家政婦は申し訳なさそうにソファーに腰掛けた。その動作を見て、
この子はいい子だと確信した。普段、学生を見る立場だからよくわかる。

申し遅れたが、私は大学の教授だ。幸運なことに、たまたま教授のポスト
が空いて、26歳という若さでいきなり教授になった。それなりに待遇もよく、
お金の心配はない。しかし、ずっと実家暮らしだったため、料理ができないのは
もちろん、家事全般に時間がかかり過ぎるため、家政婦を雇うことになったのだ。

「取り敢えず、なんて呼んだらいいですか?」
「なんでもいいです。『家政婦』でも、『君』でも、あとは名字でも」
「名前なんでしたっけ」
「渡邉です。渡邉理佐」
「んー、じゃあ『理佐ちゃん』でいいですか」
「えっ!?」
「あ、ダメですか?」
「別にダメじゃないですけど…」
「ごめんごめん。じゃあ『渡邉さん』にします」
「はい」

238 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 19:45:37.15 ID:dSxYrG2z0.net
>>237
これはなかなか楽しみ

239 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 19:51:13.40 ID:SzDAyeS7a.net
>>237
家政婦のミタみたいな理佐ちゃんにワクワクです

240 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 20:26:56.89 ID:F33KHF79K.net
>>233
偏見ではなくマジでリスペクトです(笑)
吉本新喜劇的なテンポがネタを書くときの理想の一つなので

家政婦シリーズますます楽しみですね♪
(ベリカのミュージアムも密かに待ってるのは内緒)

>>234
期待に沿えず申し訳ありません…(笑)
これからもこういうことはあるかと思いますのであらかじめお詫びしておきます

・・・・・・・
別スレでまたスレチネタを書いてしまったのでご報告
壮大になりすぎるので放置になるでしょう(笑)

http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/134

241 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 20:45:21.76 ID:SzDAyeS7a.net
>>240
スレチネタ読んできましたw
確かに壮大な話になりそうですね
続きが気になるのでここで続けて欲しいです

242 :隣の席の理佐ちゃん 第52話:2017/05/20(土) 20:59:34.32 ID:SzDAyeS7a.net
隣の席の理佐ちゃん 第52話


なんだかんだ今日も理佐ちゃん家にお邪魔してる俺

ラッキーなことにお母さんが留守で理佐ちゃんと二人きり
このチャンスをなんとかものにして理佐ちゃんを我が物にと邪な考えをめぐらす俺

「また間違えてる」

理佐ちゃんに指摘されて我に帰る俺

「なんで同じとこばっかり間違うかな?」
「くせになってんのかな」
「どうせ変なこと考えてたんでしょ」って理佐ちゃんが笑う

鋭い・・・冷や汗の俺

「ちょっと待ってて」
勉強が一段落したところで部屋を出て行く理佐ちゃん

理佐ちゃんの部屋を見渡す俺

本当に綺麗な部屋だと感心する俺
掃除好きとか俺の嫁になる資格充分だぜ理佐ちゃん

おもむろにタンスの引き出しに手を伸ばす俺
理佐ちゃんの性格ならば一番下の段だろう

残念!鍵がかかってる・・・

試しに他の段を開けてみる

やっぱり一番下の段だけ鍵がかかってる

俺のこと警戒してんのかな?

「やっぱり物色してる」
声に振り向くと理佐ちゃんがおやつ持ったまま軽蔑の眼差しでこっち見てる

「鍵かけといて良かった」
なんて言いながらも俺の隣に座ってくれそうだから好き

243 :隣の席の理佐ちゃん 第53話:2017/05/20(土) 21:01:22.34 ID:SzDAyeS7a.net
「鍵かけといて良かった」
ことさら澄まし顔で俺の横に座る理佐ちゃん

「怒んないの?」理佐ちゃんの機嫌を伺う卑屈な俺
「うーん?予想してたからね」こともなげに言う理佐ちゃん
「俺君の性格なら一人にしたらパンツ探すだろうなって・・・」
理佐ちゃんも俺の性格読んでたのか〜

「それで鍵?」
「うん、部屋に入れると変態になるからね俺君」

変態って・・・

でも変態って言い方に可愛い奴だ的なニュアンスを感じたぞ

「眼の中に入れても痛くないぐらい可愛いと思われれば違う穴にも入れさせてくれるのが女だ」
死んだお祖父ちゃんがよく言ってた格言を思い出す俺

ここから頑張ればエロ展開いけるかもって張り切る俺

「ねぇまた変なこと考えてない?」
理佐ちゃんの手作りお菓子パクつく俺に疑惑の眼差し向ける理佐ちゃん

「考えてないよ」真面目な顔で堂々ウソつく俺

「本当に?」って俺の顔を覗きこむ理佐ちゃん

この感じ昨日の再現でキスいけるか?

「そういえばさ」
キスいこうとしたタイミングで喋り出す理佐ちゃん

「お母さん帰ってきたんだ」 
マジで〜お母さん帰って来ちゃったらエロい展開いけないじゃんって意気消沈な俺

「がっかりしてんじゃねぇよ」って落ちこむ俺にドス効かせる理佐ちゃんだけど

「お菓子ついてるよ」
って微笑みながら俺のほっぺについたお菓子とってくれそうだから好き

244 :隣の席の理佐ちゃん 第54話:2017/05/20(土) 21:04:00.57 ID:SzDAyeS7a.net
ちぇっ、エロ展開いけないんじゃ理佐ちゃんの部屋に居ても意味ねぇじゃん

お母さん帰って来ちゃったとたんに帰りたくなっちゃう俺

もう理佐ちゃんを好きなのか理佐ちゃんの体が好きなのかわからない俺

理佐ちゃんの部屋に入るまではただただ理佐ちゃんと一緒いたい
それ以上は求めたらバチが当たる!ってなぐらい純粋に理佐ちゃんを思ってるはずなのに・・・

部屋に入って理佐ちゃんと二人きりになると頭の中エロいことでいっぱいになっちまう俺

ヤバいね青春時代の性欲ってやつは・・・

「ほら、がっかりしてないで勉強しよう」
「うん」
理佐ちゃんに促されて勉強再開する俺

俺に勉強しようとか言っておきながら自分は寝転がってファッション雑誌読む理佐ちゃん

油断しとると昨日みたいにパンツ見ちゃうぞ

俺の邪な思いが通じてしまったのかこっち見る理佐ちゃん
「パンツ見ないでよ」
「見ないよ、パンツなんてただの布じゃん興味ないね」
本当は理佐ちゃんのパンツは世界一のロマンス布だと思ってるのに強がり言っちゃう俺

「私が居ない隙にパンツ探してたくせに」
「勘違いだよ、自意識過剰だなぁw」
お母さん帰って来てエロ展開いけなくなったせいで憎まれ口叩くヤケな俺

「むかつくなぁ」って呟いてファッション雑誌に目を戻す理佐ちゃん

数年後自分が読んでるファッション雑誌の専属モデルになるのも知らないでw

てもそれは別のパラレルワールドの話であって、この世界の俺と理佐ちゃんには関係ない話だ

俺がそんな異次元の妄想してる間に寝ちゃった理佐ちゃん

安心しきった寝顔が超可愛い

なんだかんだ言うくせに俺のこと信用してくれてそうだから好き

245 :隣の席の理佐ちゃん 第55話:2017/05/20(土) 21:08:23.23 ID:SzDAyeS7a.net
理佐ちゃんの安心しきった寝顔見てエロ展開ばかり期待してたことを反省する俺

理佐ちゃん寝てる間にこのページまで問題解いちゃうぜって張り切る俺

「うーん?俺君のバカ・・・」体よじらせて寝言の理佐ちゃん
夢の中の俺・・・何したんだろう

「うーん・・・」なんか寝言言いながらこっち向く理佐ちゃん
ひざ抱えて横向きで寝てる理佐ちゃん見てやっぱりムラムラしてきちゃう俺

試しに二の腕突っついてみる
めっちゃ眠り深いじゃんって喜ぶ俺

俺を信用してくれてありがとう理佐ちゃん
理佐ちゃんにお辞儀してスカートめくっちゃう俺

今日もピンクの理佐ちゃん可愛いなぁって感動の俺

「何してんだ?」

ビクッ!?

理佐ちゃんのパンツを堪能してる最中に突然低いオッサンの声で話しかけられた俺
理佐ちゃんのスカートめくったままふりかえるとやっぱりオッサンが居る

「何やってんだ!」って俺を威嚇してくるオッサン

オッサンに理佐ちゃんのパンツ見せたくないのでスカートおろす俺

「てめぇこそ何理佐ちゃんの部屋覗いてんだ!」
威嚇しかえす俺
「ドア開いてたんだろうが!」って言い返すオッサン

痛恨のミス・・・
ドア開いてたのかよ〜

「ドア開いてたからって恋人同士がイチャイチャしてんの邪魔すんなやオッサン」
今さら引っ込みつかない俺
「恋人同士だぁ!娘にイタズラしてただけだろうが!」

娘・・・!?このオッサン・・・今、娘って言ったのか?

「うーん?なに騒いでんの?」
オッサンの声に目を覚ました理佐ちゃん
「お父さん・・・どうしたの?」って寝ぼけ声の理佐ちゃん

やべぇ・・・
お父さんだよ・・・

絶望してる俺にも「ねぇどうしたの?」なんて聞いてくる理佐ちゃん

寝ぼけ顔も可愛いだろうから好き

246 :隣の席の理佐ちゃん 第56話:2017/05/20(土) 21:14:08.05 ID:SzDAyeS7a.net
「なんでもない!」
理佐ちゃんの問いかけに食い気味に答えるお父さん
「俺君?」
訳が分からず俺の方を見る理佐ちゃん
「なんでもないよ」作り笑顔で答える俺

「二人で言い合ってなかった?」
「いや、知らない」
再び食い気味に答えるお父さん
「理佐ちゃん夢見てたんじゃないの?」
すかさずお父さんをフォローする俺

「夢だったのかな・・・」
「それよりこの人は友達か?」
納得してない様子の理佐ちゃんの気を逸らそうと話を変えるお父さん

さりげなく友達呼ばわりがイラつく俺

「うーん?友達じゃなくて・・・付き合ってるの・・・彼かな」
照れながらもなんとか言い切る理佐ちゃん

残念そうな表情のお父さん

「理佐ちゃんの彼氏です〜」って勝ち誇る俺

一瞬俺を凄い目で睨むも理佐ちゃんの手前どうすることも出来ずに肩落として退場するお父さん

「ねぇお父さん変じゃなかった?」
「落ち込んでたね」
「やっぱり落ち込んでたよね」
お父さんを心配する優しい理佐ちゃん

急に娘の彼氏紹介されたからな・・・

しかも寝てる娘のスカートの中覗いてる彼氏だしなぁ

「勉強してたら急にお父さん入って来たからびっくりしちゃった」
罪の意識から話を逸らす俺

「私もいつの間にか寝ちゃってたね、ごめん」
寝てくれたお陰でパンツ堪能出来たから気にしないでとは言えなくて苦笑いな俺

そんな俺に釣られて微笑む理佐ちゃん

「なんかあれだから帰るわ」
「もう帰るの?」
「うん、お父さん落ち込んでたし」
「俺君のせいじゃないから気にしないでいいよ」
理佐ちゃんの言葉が俺のわずかに残る良心を傷つけるぜ

「少しは俺にも責任あるから・・・」控え目な罪の告白する俺

「そんなことないよ、私が俺君のこと好き過ぎるせいでお父さん落ち込んでるんだから」
なんて言ってくれそうだから好き

247 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 21:27:10.09 ID:SzDAyeS7a.net
なんか俺君がエロい奴になっちゃった(泣)

248 :隣の席の理佐ちゃん 第57話:2017/05/20(土) 21:28:13.80 ID:SzDAyeS7a.net
夜中に俺のスマホへ理佐ちゃんからのSOS

「どうした理佐ちゃん?」
俺の問いかけに答えない理佐ちゃん
泣いてるみたいだ
泣いてる理佐ちゃんをなんとかなだめる俺

「今どこ?」
「家の近所のセブン」
「こんな時間になにやってんだ!」
心配のあまり思わずキツい言葉使いになっちゃう俺
「ごめんなさい」って素直に謝る理佐ちゃん、また泣き出してしまった
「今すぐ行くからそこに居て」
「もう電車動いてないよ」
「心配すんな理佐ちゃんのためなら俺に不可能は無ぇ!」
速攻で近所の原チャリパクって理佐ちゃんの元へ馳せ参じる俺

「理佐ちゃんお待たせ〜」
俺の顔見て安心した様子の理佐ちゃん
「大丈夫?」
「うん、大丈夫」
ファミレス入ってやっと落ち着いたみたいな理佐ちゃん

「ごめんね、こんな夜中に」
「気にしないでいいよ、理佐ちゃんのためなら24時間出動態勢だから俺」

「お父さんとケンカしちゃった」
「お父さんと・・・」
一瞬背筋に冷たいものが走ったが平静を装う俺
「なんで?」聞くまでも無いこと聞く無能な俺
「俺君が気にくわないみたいお父さん・・・」
言うと同時にため息つく理佐ちゃん

まぁ気にくわんわな・・・
なんであん時寝てる理佐ちゃんのスカートめくってパンツ見てたんだろうって俺までため息

「俺君にも心配かけてごめんね」
俺のため息を違う意味にとって謝る理佐ちゃん

理佐ちゃんに謝られるの忍びないからお父さんなんで俺のこと嫌いか教えてあげるか?

いや、嫌われたくないから黙ってよって弱い俺

「どのぐらいケンカしたの?」恐る恐る聞く俺
「俺君帰ってからすぐに俺君のこと言われてさっきまで怒鳴り合いしてた」
「お父さん俺のことなんて言ってた?」
「絶対ろくでもない男だから別れろって・・・」
お父さんストレートだな・・・
「ただ別れろの一点張りでさぁ理由言ってくれないんだよ」
「理由か・・・」
「どうせ理由なんて無いんだよ、私に彼が出来たのが気にくわないだけなんだから、本当むかつく」
怒る理佐ちゃんとは裏腹に理由に心当たり有りまくりの俺

さらに怒りが収まらずお父さんの悪口が止まらない状態の理佐ちゃん
理佐ちゃんの口からお父さんの悪口が飛び出す度に心が痛んで暗くなる小物な俺

「ねぇどうしたの?顔色悪いよ」って優しい理佐ちゃんは聞いてくれそうだから好き

249 :隣の席の理佐ちゃん 第58話:2017/05/20(土) 21:30:43.81 ID:SzDAyeS7a.net
理佐ちゃんを助けるために意気揚々と原チャリパクってやって来たはずの俺

まさか理佐ちゃんに心配されることになるとは・・・

「ねぇ本当に平気?」
「うん、全然平気だよ気にしないで」
無理に笑顔作る俺

「私が心配かけたせいだよね、ごめん」
謝る理佐ちゃんにますます良心の呵責おぼえる俺

やべぇ、このままじゃ俺の心が壊れちまう
なんて嘆いてたら理佐ちゃんがなんか気にしてる

「どうしたの?」
「お父さんから電話みたい・・・」

お父さんからの電話に出ようとしない理佐ちゃん

「出なよ」
「えっ?」
俺の言葉が意外だったのか?ちょっと驚く理佐ちゃん

「いいよ」驚きながらも電話に出ようとしない意地っ張りな理佐ちゃん

「いいよじゃないよ、心配してくれてるんだろお父さん」
「うん・・・」
俺の強い言葉に素直に頷いて電話出る理佐ちゃん

「うん、うん、」
「・・・」
「分かってるって」
「・・・」
「だから!違うって!!」
最初は頷いてた理佐ちゃん
段々雲行きが怪しくなってきてないか?

「うるさいな!俺君はそんな人じゃないよ!!」
怒鳴って電話切っちゃう理佐ちゃん

なんで電話出ろなんて言ったんだって後悔しかない俺

「せっかく俺君がお父さんに心配かけるなって言ってくれたから電話出たのに!本当むかつく!」

ひぃ〜俺のせいで理佐ちゃん家が崩壊しちゃうよって頭抱える俺

「ねぇどうしたの?頭抱えて」

「理佐ちゃんごめん・・・」

ついに良心の呵責に耐えれなくなって全部ゲロっちゃう俺

「え〜〜っ!?」って理佐ちゃんも頭抱えちゃいそうだから好き

250 :隣の席の理佐ちゃん 第59話:2017/05/20(土) 21:33:20.12 ID:SzDAyeS7a.net
俺の愚行のせいで理佐ちゃん家が崩壊する恐怖に耐えきれず全てを告白した俺

「どうして彼女のお父さんにそんな場面見られるかなぁ・・・」
俺の告白に頭抱える理佐ちゃん

「なんで早く言ってくれなかったの?」
「怒られるかなぁって思って言えなかった・・・」
「怒らないよ」
「えっ!?怒らないの?」
理佐ちゃんの言葉にびっくりしちゃう俺

「うん、俺君のそうゆうとこ嫌じゃないんだよね、何故か・・・」
「理佐ちゃんマジで!?」
「俺君と付き合ってるうちに可愛いなぁって思うようになっちゃったみたい私」
自分で言ってて苦笑いしちゃう理佐ちゃん

「可愛いの俺?」
「うん、こんな時間でも私のために駆けつけてくれるし・・・」
「もしかして目の中に入れても痛くないぐらい可愛い?」
「なにそれ?」俺の変な質問に笑っちゃう理佐ちゃん

「さすがに目の中にはもうちょい・・・かなぁ」

笑いながら言う理佐ちゃんに頬が緩んじゃう俺

「ニヤニヤしてんじゃねぇよ」って照れながらドス効かす理佐ちゃん

「でもさぁ、そうゆうことする時ってドアとか気にならない?」
照れ隠しに俺を問い質す理佐ちゃん

「ドジ踏んですいません」謝る俺
「次からは気をつけてよね」
ほっぺ膨らませて拗ねる真似する理佐ちゃん

「えっ!?次からはって、またパンツ見ていいの?」
驚いて聞き返す俺

「聞き返してんじゃねぇよ」ってまたもドス効かす理佐ちゃん

「ごめんなさい」素直に謝る俺に

「俺君なら恥ずかしいけど嫌じゃないんだよね、なんでだろ?」
って俺のこと見つめながら言ってくれそうだから好き

251 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 21:35:35.68 ID:SzDAyeS7a.net
理佐ちゃんもだんだんエロくなってきちゃったw

252 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 21:47:24.10 ID:arBGI7K90.net
>>240
ミュージアムは完全な見切り発車でしたww
終わらせ方がわかんないww

>>251
自然主義的には、人間誰しもエロいものです
理佐ちゃんスレにも復帰して絶好調ですね

253 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 22:15:27.04 ID:SzDAyeS7a.net
>>252
理佐ちゃんスレではさっそくウザイって言われてしまいましたw

254 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 22:29:50.91 ID:arBGI7K90.net
『家政婦のリサ』 3話

「ご主人様のことは何とお呼びすればよろしいですか?」
「ご主人様と呼んでくれるんですか?」
「いや、今のは仮に呼んだだけで…」
「先生でいいですよ。その方が慣れてるので」
「わかりました」

初日は、呼び方の確認、注意事項、服装などを確認して帰ってもらった。
服装はできるだけ地味なものを着て来るように頼んだ。そうでもさせないと、
いらぬ方向に気持ちが逸れて、無駄な考え事をしてしまう。
それと、私の言葉づかいが気に入らないらしい。一応、雇用の関係にあるため、
私には敬語を使ってほしくないらしい。
家政婦としての仕事は明日からスタートなので、今日のところは寂しく
カップラーメンをすすって、晩飯とした。

翌日、朝ごはんを食べていると、インターホンが鳴った。
モニターに黒い服を着た渡邉が映っている。
「おはようございます。渡邉です」
「開いてるよー」
玄関の開く音がして、しばらくすると渡邉は部屋に入ってきた。
注文した通り、地味な服装だ。年頃の女の子に無愛想な格好をさせる
のは心もとなかったが、仕方がない。
「おはようございます。先生」
「おはようござ…ああ、敬語は禁止だったね」
「それ、朝ごはんですか?」
「そうだよ」
サトウのご飯と納豆、それに即席の味噌汁をあわせただけの簡単なレシピを
見て、渡邉はキッチンへ向かった。数秒のあいだ冷蔵庫を物色し、何か納得
した様子で、コンロに火を点けた。
「ちょっと待っててくださーい」
そう言うと、慣れた手つきで野菜を切って小鍋に入れ、温まるのを待っているあいだに
卵焼きを作り出した。ちょっと得意げな顔をしている。

「はい、これ。卵焼きと野菜スープです」
「どうも。でもひとつ言っていい?」
「何でしょうか」
「僕、味噌汁飲んで、野菜スープも飲むの?」
渡邉は初めて笑った。

255 :名無しって、書けない?:2017/05/20(土) 22:34:07.94 ID:arBGI7K90.net
>>253
気にしたら負けですねww

256 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 06:37:39.35 ID:mCPg7VwDd.net
メンバーのカップリング小話を希望

257 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 07:41:47.63 ID:Nw8ifixp0.net
>>256
どういう感じがイイですか?
百合とか、友情とか、現実的なものとか
っていうか、このスレ百合OKだっけ?

258 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 07:57:27.18 ID:Nw8ifixp0.net
『みゅーじあむ、りか』 これまでの簡単なあらすじ
梨加は求人チラシに博物館『シャーク・シャーク』を見つけ、
「楽だから」という理由で応募した。
館長の土田は、人手不足に悩んでおり、梨加はすぐに採用された。
業務内容は想像を絶するほど楽で、基本的に受付に座っているだけのお仕事。
ある日、澤部と名乗る男とその娘が来館する。
澤部と館長の土田は研究室に入り、その間梨加は娘の面倒を見ることに…

『みゅーじあむ、りか』 4

梨加の心はときめいた。
展示品の並ぶ本館に入るのは、ここへ来てから初めてだ。
小さな女の子の手を握り、その手にいつかの自分を重ね合わせながら、
「ああ、自分も子どものときは純粋だった」と確かめる。
いつしか消えた純粋さを、この子は取り戻してくれそうな気がした。

不気味な暗さに包まれる展示品たちを横目に、2人は歩く。
「怖くないの?」
「うん。サメ好き。お姉ちゃんは?」
「私も大好きだよ」

どうもここに来るのは初めてではないような気がした。
この女の子が幼い日の自分に重なり、懐かしさで胸が締め付けられる。
自然に涙がでた。
「あ!お姉ちゃん泣いてる、やっぱり怖いんだ〜」
「あはは、そうだね…」
サメになりたいと思った。ずっと海にいれば、涙なんかバレやしない。

「渡辺さーん、終わりましたよー」
「あ、はーい」
土田の声で涙は干き、出口へと向かった。

「ねえ、土田のおじちゃん」
「なんだい?」
「このお姉ちゃん、怖くて泣いてたよ」
清々しいほどの告白に、梨加は必死で言い訳を考える。
「土田さん、わたし暗いとこ苦手なんですよ」
「あ、そうだったんですか?」
梨加はわかってくれよとウィンクする。
大人の事情に純粋さなどない。

閉館時間になり、ロッカーに荷物を取りに行く。
リュックの中を確かめた。
「ああ、やっぱり…ここに来たことあったんだ」

「アオコ」と名付けたサメのぬいぐるみが、館内のショップに
いる仲間たちとの再開を望んで、リュックの中をもがいている。

259 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 09:48:06.98 ID:sr9UftuKK.net
>>250
仕事で書けなかった鬱憤をはらす大爆発乙ですw

>>257
エロ可だからOKじゃないのかな

>>258
言ってみるもんですねw
大変嬉しいですありがとうございます

・・・・・
なーこ「こんにちわー」
ベリカ「あ、いらっしゃいませ」
なーこ「りかちゃんが就職したって聞いたから来てみた」
ベリカ「ありがとう」
なーこ「生クリーム3つとカスタード3つと抹茶3つください」
ベリカ「…?」
なーこ「持ち帰り1時間くらいです」
ベリカ「シュークリーム屋さんじゃないよ」
なーこ「あ、本当だ。『シューク・シューク』かと思った」
ベリカ「『シャーク・シャーク』だよ」
なーこ「サメのほうか」
ベリカ「うん」
なーこ「じゃあカマボコください」
ベリカ「多分無いと思う」

260 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 11:32:07.65 ID:sr9UftuKK.net
【帰ってきた小劇団・第4幕・後編】

もん「先生が言うには極度の心身疲労状態で、しばらく休養が必要らしいんだ」
みい「そこまで追い詰められていたなんて…」
もん「子供の頃から努力家で真面目で優等生だったからな…それだけでも自分を追い込んじゃうだろうし、それに…」
みい「それに…?」
もん「もう一つきっかけがあったらしいんだ」
みい「先月からビタミンBが不足してたんだね…」
もん「『もう、ひと月脚気があった』じゃねえよ」

平手「このような難しいボケにも即座に反応するのはさすがですね」

もん「この前の頭見工との試合の前に、ゆい太がピッチャーからセンターに移るっていう噂が立ったらしい」
みい「え…?でもうちってセンターはずっと固定でしょ?そこに?」
もん「そう。それで周囲からなんやかんやいろんなことを言われて精神的に参ってて、それでいざ蓋を開けたら…」
みい「ポジションは変わらず…」
もん「そう。それで自分が投げて本調子が出なくて負けちゃったから…」
みい「かなりこたえそうね…」
もん「だからしばらく野球からも離れて休みなさいってさ」
みい「…」

平手「その時、つぶられたままのゆい太の目から、一筋の涙が流れているのを2人は見ました」

みい「ゆいちゃん…」
もん「…え?ちょっと待って」

平手「ゆい太の口がわずかに動いたのを、もん太は見逃しませんでした。とっさに耳を近づけます」

みい「…ゆいちゃん、何て…?」
もん「『甲子園、頼む』って…」
みい「もんちゃん…」
もん「…わかったよ、ゆい太」

平手「もん太は腹を決めたようです」

もん「俺たちはもう高3だ。甲子園に行くにはもう来年はないんだ」
みい「みんなで留年したらどうなん?」
もん「なるほど、その手が…って、おい!」
みい「名案だと思ったんだけど(笑)」

もん「だから俺が美波を甲子園に連れてく。これはゆい太から渡されたバトンなんだ」
みい「こんな土壇場から?」
もん「勿論やってみないとわからないけどさ。ゆい太の思いを実現したいんだよ。ずっと一緒に過ごしてきた双子だからな。俺は今日からゆい太のつもりでやるよ」
みい「もんちゃん…」
もん「ゆい太、だから今日からお前はもん太になれ。しっかりぐーたらして休むんだぞ」
ゆい「zzz」
みい「本当に寝ちゃったみたい」
もん「それでよし(笑)」

平手「次幕に続きま〜す」

261 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 12:37:05.28 ID:hfgSU/oDd.net
>>257
じゃあ、終末感のだたよう感じのやつで。

262 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 12:51:16.24 ID:Nw8ifixp0.net
>>260
現実との絡ませ方が天才的に上手いですね
「センター」の掛詞、好きです
>>259
個人的にみゅーじあむは駄作だと思ってたんですが、
評価していただけて嬉しいです
そもそも僕の場合、駄作だと思って書き込んだ作品の方が、
案外高評価だったりしますからね…

>>261
めっちゃ抽象的ww
楽曲のイメージで言うと、「大人は信じてくれない」かな?

263 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 15:06:28.96 ID:hfgSU/oDd.net
>>262
もっと終わってる感。
絶望のなか、それでも一緒にいる二人、みたいな。

まあ、お任せします!

264 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 15:48:14.20 ID:sr9UftuKK.net
【帰ってきた小劇団・第5幕・前編】

平手「もん太はボクシング部を辞め、野球部への入部を申し入れました。今日は練習前の初顔合わせです」

柏葉「…ということなんだが、異議のある者はいるか?」

平手「監督の柏葉が部員に問いかけます」

上村「ゆい太が復帰するまで補充無しで8人でやるんだと思ってたんですけど」
柏葉「ただでさえ弱いんだから8人じゃ話にもならんだろ」
米谷「悪いけど私は仲よくなれないと思う」
柏葉「仲良しチームじゃなくてもいいだろ。気持ちが変わったら後で手紙とかで謝れ」
菅井「入部に資格は要らないですし、監督の判断ですから問題はないと思います」
柏葉「ちゃぷてんがそう言うなら決まりだな」
菅井「監督、ちゃぷてんじゃなくて、ちゃぷてんです」
柏葉「同じやないかい」

もん「ありがとうございます。今日からよろしくお願いします」
柏葉「俺は相当厳しいからな。覚悟しろよ。何か質問はあるか?」
もん「あの…監督の下の名前は何て言うんですか?」
柏葉「柏葉軍曹だ。よろしくな」
もん「よろしくお願いします…(これはガチだな…)」

平手「こうして練習が始まりました」

265 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 15:52:47.95 ID:sr9UftuKK.net
【帰ってきた小劇団・第5幕・後編】

菅井「じゃあ、まずチャッチボールしてみようか」
もん「チャッチ…?」
上村「キャッチボールだよ(笑)」
もん「あ、はい。じゃあ…」

平手「もん太はキャプテン相手に投げますが、まさかの大暴投でした」

米谷「すごいノーコンだな(笑)」
柏葉「でも球威はすごそうじゃないか。何かやってたのか?」
もん「ボクシング部だったんでトレーニングだけはやってました」
柏葉「それで足腰や筋力も鍛えられてるみたいだな。よし、今度は松平を相手に投げてみろ」

平手「松平とは、ゆい太と長年バッテリーを組んでいたキャッチャーの松平ぽん太郎のことです。
一匹狼的生格ですがゆい太とは自他ともに認める名コンビでした」

ぽん「監督の命令だからやるが、俺はゆい太以外認めないからな」

平手「因みに彼は自分の名前が好きでなく、『どうして“ぽん”ってつけたかな(怒』と親と喧嘩したようです」

ぽん「その解説要らないんですけど」

もん「とにかくよろしくお願いします」
ぽん「落ち着いて投げろよ。怪我したらたまらないからな」

平手「そしてもん太はぽん太郎のミットめがけて投げ込みました」

ズドォォン…

柏葉「どうだ?松平?」
ぽん「…監督、次のピッチャーはこいつにしましょう」
上村「え…?入ったばかりなのに!?」
米谷「違う違う違う…でも、どうして?」
ぽん「今、うちでこんな球威のあるのを投げられるやつは他にいません。予選を勝ちたければこいつに賭けるべきだと思います」
柏葉「なるほどな。その代わりこれから特訓続きだぞ」
もん「はい」
柏葉「いいのか?」
もん「はい!」
柏葉「ええか〜?ええのんか〜?」
もん「下ネタかよ」

平手「こうして欅高校野球部はもん太を急遽エースピッチャーとして甲子園予選を戦っていくことになりました」

266 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 18:23:36.03 ID:NylTKpus0.net
>>264
人、増えて賑やかになりましたね

>>263
要は、強い愛とか強い絆を描けばそれっぽくなるかな?
取り敢えずやってみますww

267 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 18:31:11.77 ID:NylTKpus0.net
「王女様…明日のご予定は、7時からドイツの外交官と朝食、
8時半にはドイツを出発しオーストリアへ向かいます。10時45分に
ホテルで会見、それから…」
「もうわかりましたわ」
「では、ポン王女様、明日は6時半にお迎えに上がります」
「はぁ…ドクター、鎮痛剤を射って。でないと眠れないわ」
「かしこまりました。では…」

ポン王女は疲れ切っていた。過密スケジュールが主な原因だが、
その美貌に取り巻くマスコミも相当うっとうしかった。
「ここから抜け出そうかしら…」

ポン王女の決断は早かった。
ネグリジェを脱ぎ捨て、安物のシャツとスカートを身に着ける。
こういう時のためにあらかじめ用意しておいたのだ。自分の部屋
から出れば当然ばれてしまうので、別の方法を探さなければならない。
ポン王女は窓を見た。
「できるかしら…」
スカート引き上げ、窓をまたぎ雨除けの上に立った。そして、一瞬の
躊躇もなく下の窓へ飛び移る。セキュリティの関係で、王女の周りの
部屋は宿泊客がいない。履いていた赤いハイヒールで窓を割り、侵入した。
そこから、室内を通り抜けドアから出た。これで第一関門はパスした。

次の関門は文字通り「門」だった。厳重な警備をどう通り過ぎようか…
幸運なことに、軽トラックがあった。ワイン樽を積む荷台に身を隠せば
何とかなるかもしれない。
「よし、やってみよう」
数分間でトラックは動き出した。街なかを猛スピードで駆け抜ける。
揺られること15分、ポン王女はとある噴水の前で飛び降りた。
少しめまいがしたので、噴水の縁に腰掛ける。

静かな夜に、ポン王女の休日が始まった。

『ポンの休日』 ep1終

268 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 19:48:59.88 ID:hfgSU/oDd.net
>>267
これはローマの休日をモチーフにしてるんですかね。
自分はローマの休日を見たことがないので、オリジナル、アレンジ双方楽しみです。

269 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 21:12:22.91 ID:sr9UftuKK.net
>>267
新シリーズ、さらに期待しています♪

・・・・・・・
先日ご報告したスレチネタの続きを出来心で書いてしまったので一応

http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/148

やっぱり無理だよねこれw

270 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 21:13:42.20 ID:NylTKpus0.net
>>268
ええ、モチーフという名のパクリですww
これでは、『終末』感でなく『週末』感になっちゃいそうですが、
できるだけ希望に添えるよう頑張りますww

271 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 21:16:34.60 ID:NylTKpus0.net
『ポンの休日』ep2

賭けポーカーで大敗したベリーサは、石畳の上を蹴飛ばすように
歩いていた。革靴から硬い感触が伝わってくるたび、足に疲労が
溜まってくる。噴水に差し掛かった時、女性が縁に横たわっている
のが目に入った。通り過ぎようかと思ったが、噴水に落ちそうに
なっていたので抱き起こした。
「ちょっとお嬢さん、起きて」
「んんっ…」
「ここは危ないし、早く家に帰りなさい。警察に連れて行かれるよ」
「んんっ…」
「いいか、酒に弱いなら飲み過ぎちゃいけないよ」
「んん…」
いっこうに女性は起きようとしない。あまり酒臭くないので、
もしかすると睡眠薬でも飲まされたのかもしれない。関わると
面倒くさそうだ。
ちょうどタクシーが通りかかったので、女性をしっかり座らせ、その場を
離れた。しかし、タクシーの後部座席に乗り込もうとすると、運転手が噴水を
指差した。
女性がまた噴水に落ちそうになっている。
「チッ、わかったよ」
再び噴水へ向かった。
「おい、タクシーで送ってあげるから。家はどこ?」
「ん…ゼルコヴァ宮殿」
「おいおい、もう酔ったふりはよしてくれ。家は?」
「ゼルコ…」
「しょうがねえな。俺の家に泊めるか…」

ベリーサは女性といっしょにおんぼろアパートに入った。
「んん…ネグリジェは?」
「ネグリジェは着ない趣味でね、これ着な」
「どうも、ありがとう。着替えるのを手伝って…」
まだ、寝ぼけているようだ。
「俺は散歩でもしてくるよ。着替えたら寝るんだぞ」

そう言い残し、アパートを後にした。
明日は来訪している女王様の記者会見だ。
記者として、絶対に失敗できない任務である。

272 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 21:25:21.48 ID:NylTKpus0.net
>>269
チワンさん、こういう文章も書けるんですね
私より全然上手いじゃないですか…
あと言い訳がましいですが、新聞記者が被ったのは偶然です

273 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 21:34:42.35 ID:++C0lC1qa.net
>>269
再びスレチネタw

チワン族さんのタッチに続き大阪府さんのローマの休日まで始まってるw

274 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 22:04:22.62 ID:95EycTV/0.net
百合いいなら書きたいです……

275 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 22:35:45.90 ID:sr9UftuKK.net
>>272
あちらではちょっとよそ行きな文章にしてるのでそういう面でも苦しいです(笑)
あと新聞記者はあのスレにいたコテハンの方の指定役柄なのでお気になさらず

>>274
私はいいと思います
何でもありですから

276 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 22:57:45.64 ID:NylTKpus0.net
>>274
ここは自由ですよ

なんか、人増えてきて良かったです

277 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 23:04:56.48 ID:++C0lC1qa.net
>>274
どんどん書いてください

278 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 23:34:24.92 ID:95EycTV/0.net
>>275 >>276 >>277

ありがとうございます!
書かせていただきますね。


ずっと隠れてみてました…。
みんな上手すぎて泣けます……。

279 :名無しって、書けない?:2017/05/21(日) 23:52:45.42 ID:95EycTV/0.net
例えそれが本物の愛じゃなくても。

米谷奈々未×平手友梨奈


いつからだろう。あなたをそんな目でみていたのは___。



平手side 〜カメレオンみたいに同じ色に染まれない〜


私は、ずっとセンターという役目をしてきて、みんなから違う"目"で見られてきた。
私に褒められるのは、すごいとか。
周りは普通なのに私だけ何かが違ったりとか。
幾度となく特別扱いをされてきた。
最初は嬉しかった。でもいつからかな。
それが私の重りとなりプレッシャーになっていったんだ。





また明日にでも更新しますね

280 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 00:19:17.86 ID:IuwS23YkK.net
>>279
なんかこの2人いいですよね〜

自分のペースで勿論OKですのでよろしくお願いします

281 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 03:32:26.60 ID:eet/K1JOd.net
>>279
新メンバー加入キター!(゚∀゚)

もっと来い!もっと来いよ!!

282 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 04:21:43.78 ID:e/b0GnC7a.net
>>279
書いてくれる人が増えて嬉しいです
これからもよろしくお願いしますm(__)m

283 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 04:54:25.20 ID:e/b0GnC7a.net
競馬で負けたショックがデカすぎて日曜日なのに書けなかった・・・

284 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 07:20:46.77 ID:eet/K1JOd.net
「もし、ゆっかーと土生ちゃんが『進撃の巨人』の一般兵士だったら」
というテーマで小説を希望!

いきなり戦いのシーンでもいいので、お願いしますm(_ _)m

285 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 21:38:59.95 ID:IuwS23YkK.net
>>284
申し訳ないが進撃の巨人は全くわからないので自分はちょっと難しいかもm(_ _)m
どなたかお願いします
っていうか自分で書いてみるのも面白いと思うよ

・・・・・・・・
スレチネタ報告続き
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/150

286 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 22:05:30.47 ID:VDfDC+9h0.net
>>284
そこまで、設定できたら書けると思いますよ

>>285
文章に無駄がなく、とても論理的ですね
その上に気になるレスがありますが…

287 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 22:12:02.46 ID:VDfDC+9h0.net
『家政婦のリサ』 4話
やっとの思いで、味噌汁と野菜スープを飲み干した。

汁物が2つという豪華な朝食をとり終え、私は出勤の準備に取りかかった。
書類をカバンに入れて、ネクタイを締め、玄関へと向かう。
革靴を履くのに悪戦苦闘していると、
「ネクタイ、曲がってますよ」と家政婦から指摘された。
「どうも」と言ってやり過ごそうとしたが、「こっち向いてください」と止められた。
細長い指でネクタイに触られ、真剣な眼で首元を見られる。少しだけ
見下ろした位置に顔があるので、当分のあいだ息が詰まった。
彼女の顔を間近にして、これまでの印象が少し変わった。極端な小顔に
冷たいオーラを感じていたが、よく観察すると、つぶらな瞳に、
主張しすぎない鼻、口角も少し上がり気味だ。

「できました」
上目遣いの眼差しに怖さはなく、ほどよい優しさを感じる。
「ありがとう、行ってくる」
「いってらっしゃい」
まるで自分の娘に言われたような気がした。
嬉しさから、何かひとつこの子を褒めたくなる。
「ああそうだ、野菜スープおいしかったよ」 
「お世辞は結構です。いってらっしゃい」

いつもとは違う一日のはじまり。
「いってらっしゃい」の一言にこんな勇気付けられるとは思わなかった。

288 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 22:27:49.20 ID:KmliJ4gPa.net
俺にいたっては進撃の巨人か分からない以前に理佐ちゃんでしか妄想が浮かばない

>>285
なーこハマり役過ぎるw

>>287
理佐ちゃんが家政婦で来てくれるなら妻に先立たれても良いと思ってしまう今日この頃

289 :上京理佐ちゃん2 第14話:2017/05/22(月) 22:37:57.65 ID:KmliJ4gPa.net
草野球の試合を忘れて定時まで仕事しちゃった俺
一杯付き合えと追いすがる親方を突き飛ばして飛び乗った電車

「理佐ちゃんごめん、遅れるから俺のユニホーム持って先にグラウンド行ってて」ってLINEする俺

「草野球の人たちよく知らないからヤダ」って連れないお返事の理佐ちゃん

「大丈夫、近所の人たちだから見たことあるよ」
理佐ちゃんの不安を軽くするために返信する俺

「見たことあっても話したことないから無理」
さらに連れないお返事の理佐ちゃん

こんな時に人見知り発揮しやがって面倒くせぇ女だな!
なんて心の中でだけ偉そうな俺

「大丈夫、理佐ちゃんを優しくもてなすように連絡しとくから」
心の中とは裏腹に優しいことしかLINE出来ない過保護な俺

「俺君が一緒じゃないとヤダって言ってるじゃん!」
なんてちょっと嬉しいワガママLINEしてくる理佐ちゃん
思わずニヤニヤする俺

前の席に座るOLのお姉さんが思わず脚を閉じる

見るかOL!このニヤニヤはお前のパンチラにじゃねぇ!
理佐ちゃんの可愛いワガママLINEへ捧げとるんじゃい!
可愛い顔してるからってうぬぼれんな!

中指立てる俺をめっちゃ睨むOLのお姉さん

おもむろに席を立ち隣の車両に移る気の弱い俺

「一生のお願いです、せめてユニホームだけでも届けてください」
超低姿勢に頼む俺のLINE

「届けたら帰ってきていいの?」
低姿勢LINEが効いたのかちょっと軟化する理佐ちゃん
頼まれたら嫌と言えない性格嫌いじゃないぜ

「届けてくれるだけで嬉しいです」
あくまで低姿勢LINEな俺

「うーん、分かった」って嬉しいお返事の理佐ちゃん

「お礼に今日理佐ちゃんの部屋に泊まるよ」
なんてLINEしちゃう俺

「調子に乗ってんじゃねぇよ」ってドスの効いたLINE返してくる理佐ちゃん

でもすこししたら「ごめん、ちょっと照れただけ・・・本当は嬉しいよ」
なんてLINEしてくれそうだから好き

290 :上京理佐ちゃん2 第15話:2017/05/22(月) 22:43:54.35 ID:KmliJ4gPa.net
理佐ちゃんからユニホーム届けてくれるLINEを受け取った俺

速攻で草野球仲間になにがなんでも理佐ちゃんを引き留めるように指示する俺

理佐ちゃんすまない
人見知りの理佐ちゃんには申し訳ないが野球で活躍する姿を見せたい俺

やれることやって安堵した俺
さっきの可愛いOL寝たかな?って元の車両に戻る

やっぱ脚開いて寝とるw
無理無理隙間こじ開けて元の席に収まる俺

試合にそなえてイメージトレーニングとばかりにOLのスカートの中ガン見する俺

そろそろ理佐ちゃんグラウンド着いたかな?
なんて呑気に考えごとしてたらスマホに草野球仲間からの電話

スマホの音で目を覚ましたOLのお姉さんが席に戻ってきた俺に気づいてまた睨んでる

おもむろに席を立ち隣の車両に移る俺再び

「なんだようるせぇな」
OLのお姉さんが目を覚ましちゃったイラだちをぶつける俺

「俺君の彼女さんまだ来ないんだけど・・・」
「なに!?」
どうしたんだ理佐ちゃん・・・

「もう一回言ってみて」
「なにを?」
「俺君のから」
「うん?俺君の彼女まだ来ないんだけど」

俺君の彼女って響きをもう一回堪能する俺

「それって理佐ちゃんのこと?」知ってて聞く俺
「そうだよ、俺君の彼女って言ってるでしょさっきから」
「いやぁ理佐ちゃんを俺君の彼女なんて呼ばれて照れちゃったわw」
「なんだよそれ、バカ言ってないで連絡してみてよ」

理佐ちゃんどうしたんだ?

理佐ちゃんに電話する俺

「どうしたの?」
「やっぱり不安だから俺君来るの待ってる」
「マジで?」
「うん、待ってる」
「俺いくまで退屈しのぎに試合見てたら」
「俺君出てない試合じゃつまんないよ」
「そう?」
「うん」
「なんでつまんないの?」
「えっ?」
「なんでか聞きたいな」って言う俺に
「俺君のこと好き・・・だから・・・かな?」
照れながらも言ってくれる理佐ちゃん

喜ぶ俺に「恥ずかしいこと言わせてんじゃねぇよ、回りに聞こえちゃうじゃん」って小声で言いそうだから好き

291 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 22:56:55.56 ID:IuwS23YkK.net
>>286
>>288
ありがとうございます
重ねて申し上げますがメンバーの役柄でコテハンの方の指定に基づいておりますので
ハマり役なのはコテハンの方のお手柄です(笑)

・・・・・・・
スレチネタがもう少し進みました
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/151-2

292 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 22:58:24.59 ID:IuwS23YkK.net
>>291
リンク失敗した(笑)
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/151
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/152

293 :上京理佐ちゃん2 第16話:2017/05/22(月) 23:05:44.41 ID:KmliJ4gPa.net
「彼女見に来てるんで優しいボールお願いします」

丁寧にキャッチャーに挨拶してバッターボックスに入る俺
「全球ど真ん中ストレートでいくよ」
なんて言ってくれる男気溢れるキャッチャーさん

「出来れば未経験者なんで緩いボールお願いします」
キャッチャーさんの男気にウソ吐いてスローボールお願いする策士俺
「バッター素人よ〜スローボールでいいよ〜」
まんまと策にハマる男気キャッチャーちょろいなw

カキーン!!

素晴らしい金属音を残し外野の頭を軽々と越えてく白球
中学の県選抜に選ばれた実力をナメんなよ!

フェンスの無い河川敷のグラウンドにホームランは無い
理佐ちゃんにホームランを捧げるためにはランニングホームランしかないのだ
サードなんかで止まれるかと言わんばかりにホームめがけて突進する俺

ちらっとベンチみたら理佐ちゃんが声だして応援してくれてる
さっきまで遠慮気味にベンチの隅に座ってたのに
さすが体育会気質な理佐ちゃん大好きだ
そんな理佐ちゃんに後押しされて邪悪な魂全開の俺
優しい男気キャッチャーさんにスパイクの歯立ててスライディングしちゃう恩知らずな俺
理佐ちゃんの為なら全ての悪事が正当化される世界に生まれたことを後悔して眠れ!

俺のスパイクの歯をミットで受けるキャッチャー
反射神経並みじゃねぇ!?
とっさに受け止められたのと反対側のスパイクでミット蹴りあげる俺の反射神経も並みじゃねぇ

もつれて転がる俺とキャッチャーさん
ミットからこぼれ落ちるボール 

セーフの声が響きわたるグラウンド

「すいません」激しい接触プレーを謝る紳士な俺、理佐ちゃん見てる?
「ナイスファイト」って俺の肩叩くナイスガイなキャッチャーさん

草野球のレベル超えた攻防に盛り上がる草野球仲間たち

「見た?理佐ちゃんに捧げるホームラン」
「ケガしなかった?」
ホームランより俺のことを心配してくれる優しい理佐ちゃん
「全然平気!どう惚れた?」って浮かれ気分な俺の冗談に

「ずっと前からベタ惚れだよ」
って俺にだけ聞こえる小さな声で言ってくれそうだから好き

294 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:13:37.97 ID:KmliJ4gPa.net
>>292
このままいくとスレチなのに大長編の予感w

295 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:44:03.16 ID:KTS1ducgp.net
『美しい波』

あれは俺がまだ社畜だった頃
会社も上司もクソで不満ばかりの毎日だった
他人のミスの尻ぬぐいも俺の業務になり、自分の業務がままならない事が多々あった
上司からのフォローはなく、「チームでやってるんだから仲間の尻ぬぐいぐらい当たり前と思ってやれよ」って言われてた
だから俺は自分の仕事より他人の尻ぬぐいを優先してやってた
定時で自分の仕事なんて終わるはずもなく、サービス残業や休日出勤は当たり前だった
自分の仕事がおろそかだと得意先に迷惑がかかるからと思って割り切ってサービス残業も休日出勤もやってた
会社はクソで仕事は辛かったが、俺には1つ楽しみがあった
それは得意先に顔を出す事だった
幸運にも俺の得意先には若くて可愛い女の子がたくさんいた
俺のようなブサメンでも仕事名目で可愛い女の子と話せるのが嬉しかった
ブサメンでも真面目に仕事をしていると得意先からはそれなりに評価されてた
俺にはお気に入りの女の子がいた
彼女の名前は小池美波
笑顔が可愛いくてほんわかした関西弁を話す色白の女の子だった


つづく

296 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:45:42.98 ID:KTS1ducgp.net
小池さんは本当に可愛いくて優しくて気だての良い女の子だった
誰からも愛されるようなキャラだった
俺は得意先に顔を出すと必ず小池さんがいるかチェックしてしまっていた
得意先の人たちはシフトの関係で平日が休みになることがあったからだ
小池さんを見つけると内心ドキドキしていた
小池さんは絶対に俺のことなんて男として、恋愛対象として見ていないのは解っていたが、笑顔で話しかけられると「あれ?もしかしてこいつ俺のこと好きなんじゃね?」と、勘違い男特有の思考に陥ってしまうことがあった
俺は小池さんが明るく元気で笑顔で話してる姿を見てるだけで「仕事頑張ろう!」と思えた
見てるだけで良かった
かなりストーカー気質丸出しだが俺は勝手に小池さんを心のオアシスにしていた

ある日、俺はいつものように得意先に顔を出しに行った
仕事の話が半分、雑談が半分
「今日も小池さん可愛いかったな〜」なんて思いながら得意先を後にしようとした時に小池さんに呼び止められた
そして小池さんから退職することを告げられた


つづく

297 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:47:24.02 ID:KTS1ducgp.net
小池さんは退職して地元に帰るらしい
俺はすごくショックだった
ちなみに当時の職場は東京で小池さんの地元は兵庫である
得意先の人たちから小池さんの送別会をやるから俺も誘われた
数日後に行われた送別会は楽しいやら哀しいやら複雑な気持ちだった
送別会で小池さんから聞いたのだが、どうやらご家族の事情で小池さんは実家に帰ることになったみたいだった
俺は内心、地元に彼氏がいて、ずっと遠距離恋愛していて、結婚するから地元に帰るのかな?って思ってた
どうやら小池さんには彼氏はいなかったらしい
まぁ、彼氏がいなかったとしても俺は小池さんに手を出す勇気なんてなかったけどね

送別会が終わってみんなで駅まで歩いた
小池さんと俺は同じ路線の電車だった
電車を待ってる間や電車内で小池さんといろいろ話した
二人きりで話すのは初めてだった
普段なら緊張して二人きりなら絶対に上手く話せないと思うのだが、酒が入ってたせいか意外と饒舌に話せた
俺の降りる駅に電車が止まった
俺は小池さんに「元気でね!」って言って電車を降りた
なんかすごく寂しい気持ちだった
そしたらなぜか小池さんも電車を降りた
小池さんが俺に「もうちょっとだけ話しませんか?」って言った
俺はめちゃくちゃビックリした
俺と小池さんは閑散としたホームのベンチに座って暫く話した


つづく

298 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:49:01.26 ID:KTS1ducgp.net
小池さんはいろんな話をしてくれた
上京して来た時、関西弁は絶対に捨てないと決意してたこと
絵を描くのが好きなこと
ペンギンが好きなこと
実は昭和の歌謡曲に詳しいこと
小池さんはいつものように笑顔で俺に話しかけてくれていた
しかし、いきなり小池さんは下を向いて黙り込んでしまった
小池さんの肩が震えていた
「ホンマは地元に帰りたないんです…」
そう言って小池さんは泣いてた
俺がイケメンだったら何も言わず肩を寄せて抱きしめてあげられたのだが、ブサメンの俺はあたふたして戸惑うばかりだった
俺にはカバンに入ってたティッシュを差し出すぐらいしかできなかった
小池さんは涙を拭きながら続けて言った
「俺さんに会われへんようなるのも寂しいです…」
俺は自分の耳を疑った
「え?今、小池さんは俺に会えなくなるのが寂しいって言った?」
何?なんかフラグ立ってる?
とりあえず俺は平常心を装って「俺も小池さんに会えなくなるのが寂しいですよ」って言った
もしかしたら声がうわずってたかもしれない
ちなみにホームからはラブホが見えるのだが、俺は酔ってたせいもあり、脳内では「あれ?これホテル誘えるんじゃね?思い出作りに一発ヤレるんじゃね?」とか良からぬことを考えてしまった
「いや、ホテルは無理でもこの雰囲気だったらキスぐらいできるんじゃね?」とか思った
しかしチキンな俺は思っただけで行動に移すことなどできるはずなかった
結局、俺は何もできないまま最終電車の時間まで小池さんと話してた
小池さんを乗せた最終電車を見送った
小池さんはドア越しに笑顔で俺に手を振ってた
その姿は4年経った今でも脳裏に焼き付いている


つづく

299 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:50:41.93 ID:KTS1ducgp.net
仕事が終わって帰宅すると俺はすぐ風呂に入る
晩御飯は外で済ませて来るからだ
いつもの事だ
そして風呂上がりに缶ビールを1本飲む
それもいつもの事だ
ビールを飲みながら小池さんのことを思い出してた
それはいつもの事ではなかった
今日、小池さんが結婚したことを知った
偶然、街中で昔の得意先の人に会って、その人が教えてくれた
まぁ、あれから4年も経ってるのだから彼氏ができてゴールインしててもおかしくはないよな
そう思いながらもなぜか切ない気持ちになった
多分、あの頃の俺は小池さんのことが好きだったんだろうな
その時の感情がふとよみがえったから切ないんだろうな
小池さんはこれからいっぱい幸せになるんだろうな
相手の男はきっとめちゃくちゃ良いヤツなんだろうな
小池さんが惚れるぐらいだもんな
正直、ちょっと妬けるぜ
あの笑顔を独り占めできるんだもんな
『思い出は美しい』ってよく言うけどさ
本当に美しいよな
ずっと美しいまま
その美しいままの思い出が波のように押し寄せて来るんだよ
4年も経つのにさ

残り少ない今日は思い出に浸ろう
今日ぐらいは良いよな?
明日からまたいつもの日常が始まるんだからさ

「あぁ…もう『小池』じゃないんだよな…」
そんな事を思いながら俺はビールを飲み干した


おわり

300 :名無しって、書けない?:2017/05/22(月) 23:56:48.26 ID:KmliJ4gPa.net
>>299
思わず投稿待ちながら一気読みしてしまいました
凄く好きです、こういう話

301 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 01:10:31.47 ID:aCuKCS2mp.net
>>300
ありがとうございます
みなさんの作品が面白くて、私もまた書いてみようと思い、放置していた話を完成させて、2カ月ぶりぐらいに投稿してみました
またネタが浮んだら投稿してみようと思います

302 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 07:22:18.07 ID:SNcjJqSYd.net
>>286
じゃあ、やってみます。
近日公開・・・?

303 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 07:57:14.00 ID:C2f6VElV0.net
>>299
流れるような文章ですね
こういう切ない物語を書ける人、尊敬します

304 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 09:41:04.01 ID:44FVqNYnK.net
>>301
期待しています♪

>>302
こちらも期待大です♪

途中で行き詰まったら放り出すのも全然アリですから気軽に書いてみましょう♪
(と自分の言い訳も兼ねて言ってみる)

305 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 12:08:52.39 ID:SNcjJqSYd.net
>>304
というか、ご存じないのでは書いても意味がないような。
詳しい内容や設定までは知らないという解釈でOK?

306 :理佐ちゃんの出てるノンノは3冊買うのがヲタの嗜み:2017/05/23(火) 12:23:13.35 ID:Mh5/Bka1a.net
>>305
俺も進撃の巨人知らないです
でも先生のは読みたいです

307 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 12:29:17.91 ID:cIUnNdWba.net
>>306
あっちのスレと間違えて名前いれちった・・・

308 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 12:31:51.78 ID:44FVqNYnK.net
>>305
わざわざありがとうございます。
おっしゃる通りで、巨人が出てきて人間を喰うとか、それに抵抗する人間のグループがあって中に主人公的な人たちが数人いるとかあたりまでは漠然と知ってます。
ただ、人間関係とかストーリー展開とかは全くなので、この程度だと物語までは難しいかなと思いましてm(_ _)m

309 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 12:39:11.29 ID:05G9SZNQp.net
>>303
私自身が切ない物語が好きだからそういう話になるんだと思いますw
逆にコメディタッチの話は全く思いつきませんw

>>304
期待にお応えできるよう頑張りますw
時間はかかると思いますがw

310 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 14:16:38.17 ID:44FVqNYnK.net
【帰ってきた小劇団・第6幕・前編】

平手「連日の特訓の成果もあり、もん太はピッチャーとして急速に成長し、いよいよ高校野球県大会予選が始まりました。
初戦を何とか突破した翌日、グラウンド脇のベンチで1人うなだれた様子のもん太に、紅芋色のトレーナーを着たマネージャーが声をかけました」

ナナ「大丈夫ですか?元気ないですけど」
もん「あ、ありがとう。君は確か新人マネージャーの…」
ナナ「新田ナナです。ニタナナって呼んでください」
もん「あ、そうそう。頭見工の新田の妹さんなんだよね。ビックリしちゃったよ。何でまたうちの野球部に?」
ナナ「スパイです(笑)…ていうのは冗談で、これです」

平手「そう言うと彼女は自分のスマホを見せました」

もん「うわ!待ち受けがぽん太郎じゃないか!」
ナナ「はい。私、中学の頃からずっとぽん太郎さんのファンで、一緒の学校に入りたかったんです」ニコニコ
もん「ど…どこがいいの?」
ナナ「え?かわいいじゃないですか。ほら、これとかこれとかこれとか」

平手「ナナはスマホの写真コレクションを次から次へと見せました」

もん「すごすぎる…」
ナナ「へへへ」
もん「でもさ、かわいいって言えばニタナナちゃんも十分かわいいからさ、クラスでモテモテじゃないの?」

平手「もん太がそう言うと彼女の表情は途端に曇り、かぶりをふり始めました」

ナナ「そんなことないんです。私、かわいくないから…」
もん「いやいや、かわいいよ。本当に」
ナナ「だってもん太さんだって他の部員のみんなだって、私を女として全然見てくれてない…(号泣」
もん「それはあたりまえだろ!どこのAVだよ」
ナナ「やっぱりプレステージですかね」
もん「何で詳しいんだよ」

平手「え…えへん。軌道修正のお時間で〜す」

311 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 21:27:28.39 ID:C2f6VElV0.net
>>310
オダナナも出てきたww
やっぱり、ぽん太郎のことが好きなんですねw

312 :名無しって、書けない?:2017/05/23(火) 21:29:03.88 ID:C2f6VElV0.net
『家政婦のリサ』 5話
帰宅する時分になってもなお、出勤時の早い足取りが続いていた。
夕闇をのんびり歩くのが好きな私にとって、これはとても珍しいことだ。
家政婦の渡邉はまだ家にいるだろうか?彼女の勤務時間は19時までであり、
もう20分ほど過ぎている。

遠くに見える自分の家には灯りが点いている。
どういう訳か、私は小さなガッツポーズをしていた。急いで家へ向かい、
なるべく平静を装いドアを開けた。
「お帰りなさいませ、先生」
「遅くなってごめん。残っててくれたの?」
「わたし、カギ持ってませんから」
「あ、そっか。カギのことがあったか…」
「それに…」

渡邉のことを待つ人はいないらしい。
両親の元を離れ一人暮らしで、同棲する相手もいない。
それゆえ早く帰る必要がなく、残業も苦にならないそうだ。
「じゃあ、此処で食べて帰れば?」
「結構です。仕事は仕事ですから」
「ああそう…」
「では、失礼します」
「ご苦労様」と声を掛け、玄関の外まで見送った。

渡邉は暗い庭を姿勢よく歩く。
その後ろ姿を見て私は思い出した。
「待って。ちょっとこっち来て」と庭の端にあるベンチに腰掛けた。
渡邉は「何ですか?」と立ったまま返す。
「以前さ、『理佐』って呼ばれるのに、抵抗しただろ?」
「初日でしたから」
「実は大学に『渡辺さん』という字は違うけど、同じ名字の先生がいてね」
「はい」
「君を『渡邉さん』と呼ぶと少しややこしいんだ。だから、『理佐さん』と
呼んでもいいかな?」
「そういう理由だけなら、構いませんよ」
「そういう理由だけです…理佐さん」
理佐は帰った。

313 :カメレオンみたいに同じ色に染まれない(愛知県):2017/05/23(火) 23:22:29.56 ID:9OsBuLgE0.net
ちなみに2018年のけやかけで今年の書き初めのやつからのお話だと思ってもらえれば助かります。

キャラがいまいち掴めてなかったりもします。すいません



第1話

今日は欅ってかけない?の書き初め大会の収録日……。
スタッフさんに書き初め、何書くか考えてきてくださいね〜!とは言われたものの、全く思いつかない…。

平手「あ!そうだ!!メンバーに聞けばいいんだ!!」

平手「さっそく、聞きにいこうかな…!」

平手「すずもん、」

鈴本「?なーに?」

平手「あのさ、書き初めのやつ…何にした?」

鈴本「え〜っとね、美 だよ!」

平手「そっかぁ…ありがと!」

そのまま皆に聞きに回った。
皆それぞれちゃんと考えれていて、ほんと、すごいなと心から思った。
一部を除いてだけど…。
私は悩んだ挙句に、
去年と打って変わって柔軟 にした。
去年はほんと、何であんなこと書いたんだろう?と思うばかりだった_。

314 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 00:27:53.05 ID:oJtS9z0fa.net
チワン族さんのタッチに続き大阪府さんのローマの休日まで登場しとるw
どちらも続きが楽しみです

終末感と絶望感の交錯する作品も楽しみにしとります

315 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 00:33:22.30 ID:oJtS9z0fa.net
>>314
誤作動してしまいましたm(__)m

316 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 00:35:23.98 ID:oJtS9z0fa.net
>>312
俺君も出演させたげてw

>>313
昨日の続きかと思いきや新作ですねw

317 :上京理佐ちゃん2 第17話:2017/05/24(水) 00:43:27.67 ID:oJtS9z0fa.net
結局俺のランニングホームランの1点しか取れず敗れた我がチーム

負けたけど試合後の乾杯を楽しむために居酒屋へ
理佐ちゃんにホームランを捧げたものの勝利を捧げることが出来ずに悔しい俺

「負けたけど俺君のホームランは凄かったね」
「あんな打球初めて見たよな」
不機嫌な俺に気を使い誉めてくれる草野球仲間たち

「理佐ちゃん、こんだけ誉められるってことは本当に凄いのかもね」
ヘラヘラ笑いながら隣の理佐ちゃんに自慢する俺

「最初の打席だけだったけどね」って呟く理佐ちゃん
最初の打席で手の内さらしてしまったせいか
2打席3打席は本気の投球されて三振させられた俺

「最初のホームランで警戒されちゃったからね、そうなると中学卒業以来ちゃんとやってこなかった差が出たねw」

「理佐ちゃん俺オシッコしてくるけど一人で大丈夫?」
「もう馴れたから平気」ってあっさり言う理佐ちゃん
ちょっと寂しい俺

オシッコして戻ってきたら理佐ちゃんの横に見知らぬイケメン・・・誰?

「なんか知り合いみたいですよ」
教えてくれる草野球仲間
「知り合い?」
「たまたま会ったみたいですよ」

楽しそうに話してるな理佐ちゃん

存在をアピールするために咳払いしながら席に戻る俺

「理佐ちゃんお待たせ」
ことさらイケメンを無視する俺

「あっ、俺君聞いて聞いて」
いつもよりテンション高めな理佐ちゃんに内心穏やかじゃない俺

「中学の同級生だったの、たまたま用事で東京来てたんだって」
「ふ〜ん、そうなんだ」ことさら興味無さげを装う俺

「まさかたまたまよった店で理佐と会えるなんてね」なんだかムカつく同級生・・・

馴れ馴れしいなこの野郎、なに呼び捨てしてんだよ

「おい、人の女つかまえてなに呼び捨てしんだてめえ!!」凄んじゃう俺

「えっ!?もしかして彼氏さん?」って同級生に聞かれた理佐ちゃん

「彼氏かな・・・一応」って困り顔で言いそうだけど好き

318 :上京理佐ちゃん2 第18話:2017/05/24(水) 00:53:15.55 ID:oJtS9z0fa.net
「彼氏かな・・・一応」
困り顔で言う理佐ちゃん

なに困ってんだよ理佐ちゃん・・・
しかも一応ってどういうこと?

「彼氏さんだったんですかすいません、中学の同級生みんな理佐って呼んでたんで」
謝りながらもなんかムカつく同級生

だいたい俺なんて付き合い始めてすぐに呼び捨て禁止令出されてずっと理佐ちゃんって呼んでんだぞ

「俺君、同級生君がね綺麗になったって」
嬉しそうに俺に報告する理佐ちゃん

「本当、綺麗になったよ元々美人だったけどさ」
またまた理佐ちゃんに合わせて調子に乗る同級生

「俺が綺麗にしたんだよ」
「えっ?」
俺の言葉に聞き返す同級生

「女が綺麗になるのは心底惚れた男とセックスしまくってるからに決まってんだろ」
嫉妬でとんでも理論な俺

「同級生の前でおかしなこと言ってんじゃねぇよ」慌ててドス効かす理佐ちゃん

俺のとんでも理論と理佐ちゃんのドスの効いた声にちょっと引く同級生
けっ、ざまあみろ捨て身の自爆テロじゃい

「面白い彼氏さんだね、仲良くなれそう」こいつめげないな・・・

「なんで俺がてめぇと仲良くしなきゃいけねぇんだよ」
笑顔で言う同級生にますます苛つく俺

「ちょっと俺君ケンカはダメですよ」
草野球仲間たちが慌てて俺を宥める

草野球仲間の相手してる間に同級生とLINE交換しようとしちゃう理佐ちゃんだけど好き

319 :上京理佐ちゃん2 第19話:2017/05/24(水) 00:56:38.20 ID:oJtS9z0fa.net
草野球仲間の相手してる間にLINE交換しようとしてる二人

「お前マジでムカつく奴だな、なに俺の前で理佐ちゃんとLINE交換なんてしてんだよ表出ろコラ!」
完璧ケンカ上等な俺

「ちょっと俺君ケンカ止めて」止める理佐ちゃん
「そうですよそんなに怒らないでくださいよ」
理佐ちゃんに庇ってもらいながらのたまう同級生

「てめぇからケンカ売って来て今さらなに言ってんだコラ!」
「友達同士なんだからLINEしたって良いじゃないですか」
まだ言ってる同級生こいつマジで頭イカれてんのかな?

「俺君変だよ、どうしたの?」またも同級生を庇う理佐ちゃん

「うるせぇ男の話に口出すなすっこんでろ!!」
怒りのあまりうっかり理佐ちゃんのことまで怒鳴っちゃう俺

泣いちゃう理佐ちゃん

「俺君のバカ!」って言って店出てっちゃう理佐ちゃん

やっちまった・・・
って落ち込んでる暇は無い

ちゃっかり理佐ちゃんを追いかけようとする同級生取っ捕まえてボコボコにする俺

その後町中探し回る俺だけど・・・
理佐ちゃんちゃっかり部屋に帰ってそうだから好き

320 :上京理佐ちゃん2 第20話:2017/05/24(水) 01:01:41.97 ID:oJtS9z0fa.net
部屋のドアをそっと開ける俺

やべぇまだ泣いてる

浮気紛いのことしておいて泣くなんてひでぇぜ理佐ちゃん

玄関で頭抱える俺

「怒鳴ったね」突然理佐ちゃんの声

「びっくりした!?帰ってきたの気づいてたんだ」

「・・・」俺の言葉に返事しない理佐ちゃん

ちょっとムカつく俺

「私にだけは優しかったのに・・・」独り言みたいに呟く理佐ちゃん

「優しいばっかなんて木偶の坊みたいな男が良いのかよ?」
「そんなこと言ってないよ」
俺の言葉に言い返す気の強い理佐ちゃん

「てめぇの女目の前で口説かれてヘラヘラしてる男じゃねぇよ俺は」

「そんな乱暴な言い方しないでよ」
ふて腐れる理佐ちゃん

「今日は顔見たくないからどっか行ってて」
俺の部屋なの忘れてるのかな?

「面白くねぇから飲み直してくらぁ」ってやさぐれる俺

「お酒弱いくせにカッコつけてんじゃねぇよ」って嫌味言う理佐ちゃん

むかつくから酔っぱらい殴ったろ

酔っぱらいに絡んだところでお巡りさんに捕まる俺
明け方まで交番で説教される俺

解放されて我が部屋に帰還する俺

理佐ちゃん居ないな
自分の部屋に帰ったかな?

これ見よがしに自分の合鍵テーブルに置いて帰ってそうだけど好き

321 :上京理佐ちゃん2 第21話:2017/05/24(水) 01:05:21.57 ID:oJtS9z0fa.net
これ見よがしに理佐ちゃんの合鍵が置いてある・・・

これ・・・ヤバくない?
 
ウソだろ理佐ちゃん!

偉そうな啖呵切ったのを後悔する俺

「なんてこったい、俺は大切ななにかを失くしちまった」超嘆きの俺

「ちきしょう、ふて寝だバカ野郎」
布団に潜り込む俺

「ふて寝してんじゃねぇよ」って言いながら押し入れから出てくる理佐ちゃん

隠れてたのか!?

「呆れたなぁ・・・追いかけて来てくれると思ったら寝ちゃうんだ」
苦笑いしながら呟く理佐ちゃん

「理佐ちゃん戻ってきてくれたの?」
「戻ってこないよ、最後にチャンスあげただけ」
「最後?」
「そう最後のチャンス」

理佐ちゃんのくれた最後のチャンスをふて寝で棒に振っちゃった俺

「しばらく会わないよ、じゃあね」って去っていっちゃったけど好き

322 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 01:33:22.56 ID:sSvY4W8w0.net
先生方、お久しぶりです。ぽん民です。
ひさびさに投稿してみます。

『風鈴』

チリンチリン。
実をつけ始めたばかりの稲穂を揺らす風が、
軒先のガラス風鈴を鳴らした。僕は扇風機を切り、涼やかな音色に耳を傾ける。
10年前のあの日も、今日みたいに暑い日だった。


「仏壇、運ぶの手伝ってくれ!」
父の声に無言で、うなづいた。
明日は祖父の7回忌。朝から準備を手伝っていた。
「あら! ゆいちゃん。大きくなったわね〜」
玄関の方から母親の声がする。
「何歳だっけ?」
「17歳です」
「高校3年生?」
「いえ、2年生です」
「そっかあ! うちの〇〇と1個違いだったわね〜」
母親に答える、ハスキーな声。
いとこのゆいちゃんだ。
僕は二人の会話に耳をそばだてながら、玄関の方に近づいていくと、
柱の陰からゆいちゃんを見た。
二重瞼に卵形の小さな顔。少し茶色い長い髪が白のブラウスのふくらんだ胸元にかかっている。
水色のスカートからは細い足がスラリと伸びていた。

小さいころ、よく二人で遊んだ。
「ゆいちゃん」「◯◯君」と呼び合う僕たちは幼なじみみたいだった。
祖父が死んだとき、ゆいちゃんたちは東京に行ってしまったから、
彼女とはそれ以来だった。
7年ぶりに見るゆいちゃんは、大人の女性になっていた。
Tシャツと中学からのジャージを履いている自分がとたんに恥ずかしくなった。
「あっ!」
ゆいちゃんが丸くした目をこちらに向けた。
鼓動がはやくなる。
「そんなとこで何してるの!」
母親が 続けたが、僕は何も答えず、逃げるようにその場を去ってしまった。
「変な子ね〜」
母親の声とゆいちゃんの笑い声が、汗でびっしょりと濡れた背中に聞こえてきた。
(つづく)

323 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 01:46:00.89 ID:sSvY4W8w0.net
(つづき)

昼下がり、玄関へ行くと、
軒先でゆいちゃんが ガラス風鈴を揺らしていた。
チリンチリン。
背伸びをするたび、スカートがめくれ白い太ももが露わになる。
僕は咄嗟に目を背けると、気づかれないように部屋に戻ろうとした。

「なんで逃げるのー?」
肩を叩く手。
「逃げてなんかないよ」
「ふ〜ん。じゃあ何してるの?」
ゆいちゃんは、肩から手を離すと首をかしげながら言った。
「裏小屋に行くんだよ」
「そうなんだ。私も行っていい?」
「好きにしなよ」
「夏休み、もう終わりだね」
「そうだね」
「○○君は、大学どうするの?」
「田んぼを継ぐよ」
「そっかあ、わたしは何にも決まってないや」
「東京だったら仕事なんかいくらでもあるんじゃないの」
「そうなんだけどね……。ここは、ほんと変わんなくていいね!」
ゆいちゃんの耳からぶら下がったピアスが太陽に反射した。
「ゆいちゃんは変わったよね」
僕は前を向いたまま、聞こえないような小さい声で呟いた。
(つづく)

324 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 02:24:28.23 ID:sSvY4W8w0.net
(つづき)

母屋の裏にある小屋。昔から物置き小屋になっていた。
「懐かしい!よくここで遊んだよね!」
ゆいちゃんが朽ちた木扉を押した。

カビた匂いに、乱雑に置かれた農具や家具、
ぼろぼろの大きなソファも昔と変わらなかった。

祖父とかくれんぼをしたとき、僕たちはよくこの小屋に隠れた。
お菓子を分けて食べたり、そこは二人だけの世界だった。
頼まれた焼香台をすぐに見つけたけど、僕は探すふりを続けた。
もうすこし二人っきりでいたかった。

325 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 02:26:31.34 ID:sSvY4W8w0.net
(つづき)

「これじゃない!?」
八重歯を見せながら笑った。それは、あの頃のゆいちゃんだった。
「ねえ、聞いてる?」
ゆいちゃんの顔が近くなる。
その瞬間、抑えていた想いがあふれてきて
気づけば、抱きしめていた。ゆいちゃんは声も出さずに僕を押しのけた。
「ずっと好きだったんだ」
もう一度抱きしめた。
「ダメだよ。おじいちゃんに怒られるよ……」
「おじいちゃんはもういないよ」
ぼろぼろのソファにゆいちゃんを押し倒し、キスをしようとした時だった。

♪なんで〜こんなにかわいいのかよ〜 孫という名の宝もの〜♪
ゆいちゃんの携帯からだった。
「ほら。言ったじゃん……」
ゆいちゃんは泣きながら起き上がると走って行ってしまった。
揺れるスカートが遠くなっていくのを、見ているしかできなかった。


風がやんでいた。
僕は扇風機を付け軒先に出ると、
夕陽が反射しているガラス風鈴を右手でそっと押した。
チリンチリン。

夕闇の中に、幼なじみだったゆいちゃんが消えていった。

326 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 06:52:57.84 ID:e2U8Bdyoa.net
>>321
やばい、、
理佐ちゃんと俺君の関係が悪化してて仕事に集中出来そうにないです....笑

327 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 07:20:27.54 ID:mP5RNrSb0.net
>>325
お久しぶりです
やっぱりぽん民さんの文才はすごい
個人的には、伊藤左千夫の『野菊の墓』を思い出します

>>326
自分悪化させたんでしょうがww
雨降って地固まるのを期待しましょう

328 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 09:37:15.95 ID:t5pNEBXQa.net
>>325
ぽん民さん復活ですね

>>327
>>326の庭さん俺じゃない・・・

329 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 10:17:08.56 ID:dHAvikWSd.net
>>314
絶望感のやつは俺担当かな?
進撃のやつで。

330 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 11:48:06.66 ID:t5pNEBXQa.net
>>329
よろしくお願いしますm(__)m

331 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 13:23:08.78 ID:NcoFa19CK.net
ぽん民さんの文章で心が洗われました

全体的に作品も増えてきて嬉しいですね

・・・・・・・
スレチネタ報告続報
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/155

332 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 17:29:50.90 ID:NcoFa19CK.net
スレチネタまたちょっとふえたのでまとめ

http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/134
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/148
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/150
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/151
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/152
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/155
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/158
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/159

333 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 19:12:24.78 ID:9JAcIJYja.net
>>332
めっちゃ書いてますやん・・・

しかも本格小説スレチなのにw

334 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 21:14:43.20 ID:dHAvikWSd.net
>>330
時間がかかると思うので、多分忘れられたころに投稿します。

335 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 21:18:10.95 ID:9JAcIJYja.net
>>334
楽しみにしてます

336 :上京理佐ちゃん2 第22話:2017/05/24(水) 21:24:51.76 ID:9JAcIJYja.net
「はぁ・・・どうしよ・・・」
車の運転しながらもため息が止まらない俺

「おい!いい加減にしてくれ」
助手席の先輩が文句言ってくる

「女に振られたぐらいていじいじしやがって情けない」
「振られてないですよ、しばらく会わないって言われただけです」

振られたとか言っちゃうデリカシーの無い先輩に言い返す俺

「いや、どっちみち振られるよ、ねっ親方振られますよね?」
後ろの座席に座る親方に話をふる先輩
「まぁ時間の問題だなw」
ワルノリして話を合わせる親方

「ヒ〜楽しい」って笑いが止まらない先輩

「てめぇチンタラ走ってんじゃねぇよ!この野郎!!」
車の窓開けて八つ当たりする俺

「はぁ・・・本当にどうしよ・・・」

八つ当たりしてテンション高めたけどすぐに落ち込んでため息に戻っちゃう俺

「お前・・・本当にどうしよもないな」って呆れる先輩

理佐ちゃん出てこなかったけど好き

337 :上京理佐ちゃん2 第23話:2017/05/24(水) 21:25:49.34 ID:9JAcIJYja.net
「はぁ・・・ダメだ・・・全然やる気出ないや」
現場着いてもため息しか出ない俺

「兄さん、こんな時はどうやって乗り切るんですか?」
「俺はそんな下らねぇケンカしねぇな」
仕事そっちのけで恋愛相談始めちゃう俺と先輩

「まぁでも今後のこと考えたら簡単には譲らない方がいいぞ」
「そうなんすか?」
「あぁ、女ってのは譲った分だけ強くなるからよ、一生尻に敷かれるぞ」
「女って怖いですね」
「お前が思ってる以上に図々しい生き物だから気をつけろよ」

理佐ちゃんはてめぇのブス女房と違って図々しくなんかならねぇよ
心の中で兄さんに文句言う俺

「でも理佐ちゃん意地っ張りだから俺が謝んないと許してくんないですよ」
「お前なに情けないこと言ってんだよ」
「でも兄さんだって奥さん実家に帰っちゃった時あたふたしてたじゃないっすか」
「バカ野郎!うちの女房は気が強いから仕方なく謝っただけだよ、うちのは特別だよあれは」
「理佐ちゃんも気が強いんですよ・・・はぁ」
「それは困ったな・・・」
「兄さんの奥さんと違って超美人ですけどね・・・はぁ」
「あぁうちの女房はその上ブスなんだよな・・・はぁ」

結局二人共ため息が止まらなくなって頭抱える親方

また理佐ちゃん出てこなかったけど好き

338 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 21:28:13.11 ID:mP5RNrSb0.net
>>328
IPが割りと似てたもので申し訳ない…
2人の庭さん、すいません

339 :上京理佐ちゃん2 第24話:2017/05/24(水) 21:28:36.23 ID:9JAcIJYja.net
「はぁ・・・理佐ちゃんに申し訳ない」

「お前こんなとこ来て彼女のこと思い出すなよ」
兄さんが回りに気を使いながら注意してくる

落ち込む俺を慰めるために親方が金出してくれて兄さんとやって来たソープ

「でもなんか理佐ちゃんのために生まれてきた俺なのに他の女にチンチン使って良いんすかね?」
「お前が親方に金せびったんだろが、とにかく待合室で騒ぐなよ」

「あっ俺が指名した娘だ、兄さんお先です」
呼ばれた途端に理佐ちゃんへの罪悪感がどっかいっちゃうダメな俺

「どうだった?」
「超最高でした!ミクちゃんまた会いたいな」
あっさり立ち直った俺

「そっかぁ良かったな」
「はい!兄さんと親方に感謝です」

「遅いから俺の部屋に泊まってきます?」
二時間かけて帰る兄さんを心配する俺
「いいのかよ」
「いいですよ、ソープの素晴らしさ語り合いましょうよ」

電車の中でもソープの話で盛り上がる俺

「この店で同級生に会わなければなぁ・・・」

兄さんと居酒屋で酒飲んでたら、またため息に戻っちゃう俺

「なんでわざわざそんな店入ってんだよお前は馬鹿だな」
「他に店知らないんすもん」
馴れない酒飲んで陰隠滅滅な俺

むしゃくしゃするから弱そうな奴見つけて絡んでやるって懲りない俺

めっちゃ怪我人居るじゃん!

「おい!てめぇなに見てんだ!」
兄さんが止めるの振り払って怪我人に詰め寄る俺

「あれ?お前昨日の同級生じゃねぇか」
「昨日はすいません」
理佐ちゃん居ないせいか超低姿勢な同級生

「兄さんこいつですよ俺が理佐ちゃんに振られた原因作ったの」
「じゃあ、こいつのお陰でソープおごってもらえたのか俺たち」
同級生の頭撫でてやる兄さん
酒入って上機嫌だな

またまた理佐ちゃん出てこなかったけど好き

340 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 21:29:54.38 ID:9JAcIJYja.net
>>338
24話の出だしとシンクロしてるw

341 :上京理佐ちゃん2 第25話:2017/05/24(水) 21:32:00.15 ID:9JAcIJYja.net
なんか知んないけど一緒に飲んでる俺と同級生と兄さん

「お前なんでこの店に居るんだよ、まさか理佐ちゃん狙いじゃねぇだろうな」
「お前もう振られちゃったんだから関係ねぇじゃねぇか」
話の邪魔する兄さん

「本当に理・・・あっ俺君の彼女さんと別れたんですか?」
昨日ボコられたのが効いてるらしく呼び捨てしない同級生
「別れてねぇよ!ただしばらく会わないって言われちゃったんだよバカ野郎!」
「未練がましい奴だな!それを振られたってんだよ」うるせぇ酔っ払いと化した兄さん

「それでソープですか?」
「そう、こいつ落ち込んでるからよw」
同級生に答えてあげる兄さん

「すいません、ちょっとトイレ行ってきます」トイレ行っちゃう同級生

「兄さん、あいつトイレ行ってる間に帰っちゃいましょうよ、ただ酒ですよ今日」
「お前本当にひでぇなw」
高笑いする俺と兄さん

高笑いしてたらスマホ鳴ってる
なんだろって見てみたら

「今から行くから待ってて」なんて理佐ちゃんからLINE来た

なんでこの店に居るの知ってんだろ理佐ちゃん

「俺が呼びました」
同級生がニヤニヤしてこっち見てる
「てめぇやっぱりLINE交換してやがったな」
なんて油断出来ない奴なんだ
「もう俺君の元カノなんだかろ良いじゃないですか?」
兄さんから俺が理佐ちゃんに振られたって聞いて強気になった同級生
やっぱりムカつくなこの野郎

「てめぇ表出ろこの野郎」って同級生の襟首つかむ俺

「ソープ行ってんじゃねぇよ」ってドス効かせながら理佐ちゃん登場

やっぱり理佐ちゃんが好き

342 :上京理佐ちゃん2 第26話:2017/05/24(水) 21:34:20.60 ID:9JAcIJYja.net
うわっ!?ソープ行ったのまで理佐ちゃんにチクられてる

ニヤニヤこっち見てる同級生

ピンチだ!完全にピンチだ

「ねぇなんで同級生君と一緒なの?」
「たまたま兄さんとお酒飲んでたら会っちゃって・・・」
「反省してくれたの?」って聞いてくる理佐ちゃん

「反省してたらソープ行ってこんなとこでばか騒ぎしてないと思うよ、理佐には似合わないよこんな男」
理佐ちゃん登場で調子こいて呼び捨てに戻る同級生・・・手強い

「呼び捨てにしてんじゃねぇよ」って同級生にドス効かす理佐ちゃん
 
「だいたいあんたのせいで俺君に怒られたんだけど!」
「えっ・・・どうしたの理佐?」
理佐ちゃんのドスに慣れてないせいか激しく動揺する同級生

「理佐ちゃんって美人だけど恐いな」って小声で俺に囁く兄さん

「気安く呼び捨てしないでくれる、俺君だって呼び捨てにしないのに」
めっちゃ同級生に厳しい理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・」遠慮気味にちゃんづけで呼ぶ同級生
「それもダメ、俺君の嫌いな人に理佐ちゃんなんて呼ばれたくない」

「おい、もしかしてお前振られてないんじゃねぇか?」
「兄さん」って握手する俺と兄さん

「俺君の・・・元カノさん?」恐る恐る言う同級生

「元じゃないよ、今も俺君の彼女だよ」
決定的な一言言ってくれる理佐ちゃんだから好き

343 :上京理佐ちゃん2 第27話:2017/05/24(水) 21:36:14.04 ID:9JAcIJYja.net
「良かったなお前振られてないどころかめっちゃ愛されてるじゃねぇかあんな綺麗な娘に」
「兄さんありがとう」抱き合う俺と兄さん

「俺君の悪口LINEで送るような人は友達じゃないからもうLINEしてこないで」
同級生にトドメさす理佐ちゃん

「俺君、帰るよ」
「うん」素直に返事して理佐ちゃんの後に着いてく俺

「ちょっと俺どうすれば?」必死に俺を呼びとめる兄さん

「そう言えば兄さんと飲んでたんだよね」って聞く理佐ちゃん
「兄さんとっくに帰っちゃったよ、あの酔っ払いはさっきからずっと絡んできて迷惑してたんだ」
って兄さんを裏切る俺
俺と理佐ちゃんの仲直りの夜には邪魔者はいらないのだ

店出たら理佐ちゃんと手を繋ぐ俺

「私の合鍵返してよね」って言いながら俺の手をぎゅってする理佐ちゃん

「今日止まってくよね?」って聞く俺
「うん」ってうなずく理佐ちゃん 
「やった!完全仲直りだ」って喜ぶ俺に

「仲直りだけどソープ行ったから朝まで説教だよ」とか言いそうだから好き

344 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 21:36:50.51 ID:gT9CyQ3K0.net
>>316
一昨日?昨日?の続きですw
上と下みたいな感じで上がカメレオンみたいに同じ色に染まれないですw

345 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 21:46:24.86 ID:9JAcIJYja.net
>>344
読解力足りずすまんですm(__)m

米さんサイドも楽しみにしてます

346 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 22:02:07.91 ID:gT9CyQ3K0.net
>>345
とんでもないです!!
上京理佐ちゃんめっちゃ面白いですね!
好きです…!

347 :カメレオンみたいに同じ色に染まれない(愛知):2017/05/24(水) 22:43:09.01 ID:gT9CyQ3K0.net
第2話

「………ってさ…………だよね。」

「ほんとね。____って調子乗ってんじゃない?w」

私が収録後に楽屋に入る寸前に聞こえて来たんだ。
欅ではありえないような陰口が聞こえてきたんだ。

「そんなんじゃ…ないのに。」

そう思いながら会話を聞いていると__。

???「てち、どうしたの?早く楽屋入りなよ。」

平手「!?」

平手「あ、あぁ。米さんか。」

米谷「どうしたの?そんなに驚いた顔して(笑)」

平手「ううん。何でもない!」

米谷「そっか。じゃあ、入ろっか?!」

平手「そーだね!そうしよ!」

ガチャリ

「!あ、てちとよねだ!」

「やっほ〜」

米谷「やっほ〜」

てち「やほやほ〜」

志田「ん、先帰るね!」

平手「ばいばーい!」

志田「ばいば〜い」

そうして続々と皆が帰宅や次の仕事場に移動していって私1人になった。

平手「私ももうそろそろ帰ろうかな…。」


平手「ありがとうございました〜」ガチャ


今の私達は何も知らないままでいた。
欅坂は皆裏表が無いのだと信じきっていたのだから___。

348 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 22:56:47.65 ID:mP5RNrSb0.net
>>347
ダークな感じもいいですね
なんかドロドロした展開を予感させます

349 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 23:01:08.18 ID:mP5RNrSb0.net
>>343
理佐ちゃんの口から「ソープ」は聞きたくなかった…
でも、仲直りできてよかった

350 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 23:05:13.25 ID:mP5RNrSb0.net
『家政婦のリサ』 6話

人には名前がある。
「理佐」という名前は、あらゆる面からしてバランスのとれた二文字だ。
異国情緒あふれる響きで、海外でも発音してもらいやすい。
また、これは偶然かもしれないが、平安時代の書家に藤原佐理という人がいる。
読み方は異なるものの、1000年以上も前に同じ漢字の組み合わせがあったこと
は非常に感慨深い。

「理佐」
その美しい響きに酔おうとして、つい名前を呼んでしまった。
「御用ですか」
「あ、ごめん、ひとり言」
「今、呼び捨てにしましたか?」
「だからひとり言。すまない」
「別に怒ってないです。ただ、『理佐』って呼ばれるの久しぶりで…」
理佐はアイロンがけしていた手を止めた。
過去を顧みるように遠くを見つめている。
こんな顔を見るのは初めてだ。
「もう一回呼んでもらってもいいですか?」
「やだよ」
「ちょっと、嬉しかったのに…」

再びアイロンに触れたときには、いつもの顔に戻っていた。
アイロン台に垂れる後ろ髪を邪魔そうに振り払い、下を向いたまま
黙々とシャツのシワを伸ばし続けている。
「髪、切ったら?似合うと思うよ」
「業務命令ですか?」
「とんでもない。ただそう思っただけ」

純粋な黒髪を物憂げに見つめるその目には、茶目っ気の遊び心と
真白な未来が垣間見えた。

351 :名無しって、書けない?:2017/05/24(水) 23:24:08.48 ID:A4S5Pfpb0.net
終わった!
書きおわった!
書いたから載せたい
でも疲れたから明日以降で……

352 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 12:07:55.78 ID:/sS/fwsAa.net
>>346
お誉めいただきありがとうございますm(__)m

>>347
波乱含みですね
続き待っとります

353 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 12:14:24.08 ID:/sS/fwsAa.net
>>349
理佐ちゃんにソープとか言わせちゃってすいやせんm(__)m

>>350
家政婦編も長編になりそうですね

何故か理佐ちゃん主役にすると長編が多い気がする

354 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 12:41:31.79 ID:RUOMADgt0.net
>>327
ありがとうございます。
そんなたいそうなものじゃないですよ(>_<)
大阪府さんのシリーズもの楽しみにしています

>>328
また妄想がふくらんだ時は投稿させて
いただきますね。庭さんの底知らずの妄想に
感服しています。

>>331
こんな妄想で心が洗われるなんて(泣)
書いてよかったです。チワンさんの会話で
成立させる文章、ラジオドラマで聴いてみたいなあと思ったりします。

みなさんの推しへの愛と枯れる
ことのない、妄想があればこのスレも続いて
いきそうですね。

355 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 14:49:22.62 ID:xmQvu9vfK.net
>>332 続報です

http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/163
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/164

356 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 16:45:42.52 ID:Bpr7dL6D0.net
僕の考えた最強の「w-欅坂の詩」


もう間もなく夜の帳が開こうかという夜明け前の色濃い闇の中に。
 私は一人立っていた。
 色濃い闇に白くうっすらと浮ぶ小路は、秋の夜長を悠々と過ごす虫たちの鳴き声に支配されていた。
 足元から小路を眼で辿って行くと、巨大な鉄橋が広い河川敷に渡してあるのが見えた。
 私はその方に向かって河川敷の小路を歩き始めた。
 薄明が始まった。
 星の瞬きが消え始め、濃紺がうすばんでくると、そこから橙色がにじみ始めた。足元の枯れ草が夜露で濡れていた。
 薄明が終り、雲一つ無い夜明けの秋空に日が昇り始めた。
 二つの人影が私に向かって来るのが見えた。
 女が二人、私の前に来た。
 二人の女は一息つくと、ちょうど私が手を伸ばしても届かない位の距離で、右の女から話し始めた。
 深い艶のある黒くて長い髪が、少しの傷も見当たらない滑らかで平な肌をさすっている。話す言葉は良く訓練され格調高く。美しいとか、やさしいとか、そういう形容詞では現し切れない雅やかな人柄がにじみ出ていた。
 今度は左の女が話し始めた。眉間のやや狭い、勝ち気な印象の鋭い瞳であった。黒を幾分か栗色にした、毛先まで良く手入れされた髪が、豊かに張った透明な白い頬をなぞり。血色良く潤った唇からは女としての自信が感じ取れた。

357 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 17:00:55.62 ID:Bpr7dL6D0.net
二人の女の話を統合すると、どうやら一緒に来いと言っているらしい。
 私は躊躇したが、しばしの思案の後、一緒に行ってみることにした。そう言うと二人の女は笑顔を見せ、右の女は私の右手を取り、左の女は左手を取って走り始めた。
 右の黒い髪の女は菅井と名乗り、左の栗色の髪の女は守屋と名乗った

358 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 17:10:11.26 ID:Bpr7dL6D0.net
ダメだ…長すぎてだめですのエラー……

359 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 17:21:54.24 ID:l7PRkd2Ya.net
>>358
分割投稿という手段があります
頑張ってください

360 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 17:25:05.11 ID:l7PRkd2Ya.net
>>354
文才ぽん民さんの作品楽しみに待ってます

>>355
やっと理佐ちゃん出てきた!

361 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 17:56:08.38 ID:7j6835Fe0.net
>>343
いつも娘がお世話になっております
毎回、可愛らしく書いて頂きありがとうございます。

362 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 18:22:15.69 ID:Bpr7dL6D0.net
暫くするとまた人影が見えて来た。私は走りながら人数を勘定した。人影は十七つあった。
 三人で皆の前に正対した後、菅井と守屋に挟まれ私は列の中に入った。
 列の中に収まると、私は心の底から微笑んだ。
 何故微笑みが浮かぶ様な気持ちになるのか上手く説明出来ないけれど、なんと言うか、喜怒哀楽とか、そういう面倒臭い感情のリズムから解き放たれて行くようで、とても気分が良かった。
 加わったと言うよりも、還って来たという感覚が近いのかもしれないと思った。

363 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 18:23:56.36 ID:Bpr7dL6D0.net
>>359
ありがとうございます。頑張ってみます。

364 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 18:58:09.46 ID:1F+FD60Y0.net
>>356
あの映像だけで、一人称視点を描けるのは凄い
文体に明治・大正時代の雰囲気を感じます

365 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 19:07:14.71 ID:Bpr7dL6D0.net
>>364
ありがとうございます。
続き投下してゆきます。

366 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 19:09:25.02 ID:Bpr7dL6D0.net
やがて菅井が声をかけると皆で歩き始めた。道すがら、一人仲間が加わった。肉付きが良くて、手足は短いけれど愛嬌のある身体をしていた。
 手を握るととても温かく柔らかかった。黒目が大きくて愛くるしい女だった。女は長濱と名乗った。私は自分を平手と名乗り握手を交わした。
 更に途中十一名が加わり総員で三十二名となった。そして菅井の号令と同時に皆走り始めた。

367 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 19:11:49.25 ID:Bpr7dL6D0.net
このまま皆で、誰も欠ける事無く走って行きたいと思った。私はようやく私の居場所を見付ける事ができた様に思えた。
 今迄気にも止めなかった足元の雑草や街の雑踏の匂いにまで小さな幸せを感じる事が出来る位、私は幸せに包まれていた。
私は独りではなくなり、今迄の自分は過去の物となった。笑顔で満ちた仲間に囲まれて生きて行きたい。
 その願いはここにいれば叶うように思えた。
 改めて全員を眺めてみたいと思った私は、走る速度を上げ皆より前に出た。
 五十歩ほど皆より前に出るとそこで踵を反した。

368 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 19:14:09.83 ID:Bpr7dL6D0.net
踵を反し振り返ると。
 そこには誰も居なかった。
 菅井と守屋も居なかった。長濱も居なかった。
 輝きに満ち微笑みを湛えた仲間達は居らず、只冷たい秋風が吹きすさび、枯れ草を舞い散らしているだけの空間だった。
 心地好い風が頬を掠め、雲一つ無く晴れ渡っていた秋空は、やがて雨雲が厚く覆った暗く湿った、今にも冷たい雨が降ってきそうな不吉な空に変わっていった。

369 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 19:31:38.83 ID:Bpr7dL6D0.net
雨が降り始めた。
 雨は襟足までの短く整った髪を伝い、タオル地の寝巻きの襟元に流れ素足の爪を濡らし足元に流れた。
 湿った風が、雨で濡れた身体から容赦なく体温を奪っていった。
 笑顔とやさしさに満ちた仲間逹は、脳がこしらえた電気信号であった。
 雲一つ無い暖く晴れ渡った秋空の世界に私は存在していないのだ。
 只、鬱々と独り歩いているだけだったのだ。
 やがて目の前が霞み始めた。霞みからだんだんと、視覚から色味が消え白み始めた。そして遂には視界が白く覆われ、足元から接地感が失せた。

370 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 19:33:48.02 ID:Bpr7dL6D0.net
連投大変失礼致しました。
まだ続きがありますが今日はこの辺で失礼したいと思います。

371 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 20:12:30.09 ID:l7PRkd2Ya.net
>>361
お義父さんにお言葉いただけるとは励みになります
これからもよろしくお願いしますm(__)m

>>370
お疲れ様です
めっちゃ大長編頑張ってください

372 :学習塾の理佐ちゃん 第10話:2017/05/25(木) 20:22:36.81 ID:l7PRkd2Ya.net
「遅刻するよ」母ちゃんに無理矢理起こされる俺
明け方まで理佐ちゃんとLINEしてて寝落ちしてしまったようだ

慌ててスマホをチェックする俺

「そんなことしてないで早く学校行きな」
「学校行くより大事なことがあるんだ放っといてくれ」って母ちゃんに言い返す俺

スマホの画面には理佐ちゃんからの「どうしたの?」の文字
理佐ちゃん5時過ぎまで俺の返事待っててくれたのか!まさか寝てないとか!?

既読ついてないんだから寝落ちしたと思わなかったのかな?

慌てて「寝落ちしちゃってた」って返事する俺

「寝落ちしてんじゃねぇよ」って予想通りの返事してくる理佐ちゃん

良かった怒ってないみたい、ほっとする俺

「お父さんに買い物頼まれたんだけど一緒に行く?」って理佐ちゃんからのお誘い
「行く!理佐ちゃんのお供ならどこまででも着いてく」ってはしゃぐ俺

「風邪ひかなかった?」 
放課後待ち合わせ場所に表れた理佐ちゃん
激しい雨の中、理佐ちゃんのお父さんに置き去りにされた俺を気遣ってくれる優しい理佐ちゃん

「全然平気だよ」って答える俺に

「良かった、俺君が心配で徹夜しちゃった」とか言ってくれそうだから好き

373 :学習塾の理佐ちゃん 第11話:2017/05/25(木) 20:27:00.14 ID:l7PRkd2Ya.net
「お父さんに本探してきてって頼まれたの」

理佐ちゃんのそんな一言で駅前の巨大書店へ
理佐ちゃんをチャリの後ろに乗っけてペダルこぐ俺

「塾無い日にも理佐ちゃんに会えるなんて嬉しいな」
「私も嬉しいよ」
カーブの遠心力に負けないように俺に掴まる手に力こめながら返事する理佐ちゃん

「本当は俺君に会いたいだけだったんだけど・・・」ひときわ小声になる理佐ちゃん

風の音に負けないように耳を傾ける俺

「それだけじゃ恥ずかしいから、ちょうどいい口実かなと思って」
可愛いこと言ってくれるぜ理佐ちゃん

急な下り坂でスピード上がるチャリ

理佐ちゃんの言葉に俺の恋心もスピード上がる

「俺も理佐ちゃんの顔見たかったから嬉しい」
理佐ちゃんの方に顔向けて大声出す俺

「声が大き過ぎだよ」苦笑いする理佐ちゃん

理佐ちゃんのお父さん娘に二度と近づくなって言ってたけど
自分の本探すのに俺がお供してるって知ったらびっくりだろうなw

なんてこと考えてたらお巡りさん発見!

慌てて急ブレーキで進路変更の俺

「どうしたの!?」
突然の急ブレーキで俺の背中に顔ぶつけながら聞く理佐ちゃん

「お巡りさんいたから裏にチャリ置いて歩いてこ」
「降りなくて大丈夫?」不安な声出す理佐ちゃん可愛い

「大丈夫、それより鼻潰れてないw」
「潰れてねぇよ」
俺の冗談に乱暴な口調で返事しそうだから好き

374 :学習塾の理佐ちゃん 第12話:2017/05/25(木) 20:31:02.83 ID:l7PRkd2Ya.net
「俺君鍵かけ忘れてる」

チャリ置いて歩き出す俺に理佐ちゃんが慌てて声かける

「そのチャリ鍵壊れてるんだよね」
そう言って壊れた鍵を指差す俺
「盗まれないかな?」
チャリを心配する理佐ちゃん
「大丈夫じゃないかな、盗まれちゃっても俺んじゃないからいいよ」
「これ俺君の自転車じゃないの?」
「さっき拾ったんだ、たぶん誰かが窃チャリして捨ててったんだろうね」

「そんなチャリに乗せんなよな」
エスカレーターに乗ってもまだほっぺ膨らませて怒ってる理佐ちゃん
「ごめんね、それよりちゃんと俺の前に立ってて」
俺に話しかけるたびに横に出ちゃう理佐ちゃんに注意する俺

「どうしてよ?」
「下にいる胡散臭いオッサンがパンチラ狙ってるから油断しないで」
「えっ!?」慌ててスカートの裾抑える理佐ちゃん

舌打ちするオッサン

「理佐ちゃんの気づかないところでオッサンの視線から守ってたんだぜ俺」
「そうなんだありがとう」
俺のさりげない優しさに感動する理佐ちゃん

「俺、歴史の本見てくるけど理佐ちゃん一人で平気?」
「心配し過ぎ」過保護な俺に苦笑いの理佐ちゃん

「俺君、万引きとかしちゃダメだよ」
変な心配する理佐ちゃんに俺も苦笑い

今まで食わず嫌いしてたけど元々歴史大好きな俺
本屋って楽しいなって読書に目覚めそう

「俺君ちょっと来て」
お金持ちになれる本を熱心に立ち読みしてる俺に理佐ちゃんからのお呼びがかかる

「どうした理佐ちゃんやっぱり一人じゃ不安かい?」ってからかう俺に

「うん、ちょっと怖い」って素直に言いそうだから好き

375 :学習塾の理佐ちゃん 第13話:2017/05/25(木) 20:34:00.36 ID:l7PRkd2Ya.net
「どうしたの?」
怖がる理佐ちゃんに尋ねる俺

「さっきのおじさんがいる」
「さっきのおじさん?」
「エスカレーターにいたおじさん」
「あぁ理佐ちゃんのパンチラ狙ってたオッサンか」
「ちょっと、小さな声で喋って」
自分の口に人差し指当てる仕草が可愛い理佐ちゃん

「本屋さんの中にいれば人が多いから大丈夫だよ、触られそうになったら呼んで」
お金持ちになれる本の立ち読みに戻りたい俺

「怖いからそばにいてよ」
「甘えん坊だなぁ」
「うるさい!黙って!」
怖がるわりに俺には強い理佐ちゃん

理佐ちゃんのそばに俺が戻って来たの見てどっか行っちゃうオッサン

「理佐ちゃんオッサンいなくなったよ」
「うーん、でもそばにいて」

「お父さんがお釣りくれるって言うからなんか食べてく?」
「いや、昨日みたいに帰り遅くなったらまたお父さんに怒られちゃうから止めとこうかな」
「え〜なんで?」
「本当は二度と近づくなって言われてるからね俺・・・」
すぐ次の日に理佐ちゃんと買い物してるなんてバレたらヤバいだろうな・・・

「うちのお父さんにビビんなよ」って俺をからかう理佐ちゃん

「とりあえずお茶しよ」
って俺の手をとって歩き出しそうだから好き

376 :学習塾の理佐ちゃん 第14話:2017/05/25(木) 20:36:20.61 ID:l7PRkd2Ya.net
「ここの噴水広場暗くなるとイルミネーションが綺麗なんだよ」
「そうなんだ・・・」

お茶して帰るかと思いきや何故か駅前の公園に付き合わされる俺

まさか・・・暗くなるの待つとかじゃねぇだろうな?
イルミネーションの綺麗さより理佐ちゃんのお父さんの機嫌の方が気になる俺

「俺君?」
「うん?」
「さっきから時間気にしすぎ」
「いや、そろそろお父さん帰ってくる頃かなぁなんて・・・」

「今日はお父さん出張だから帰ってこないよ」
「えっマジで!」
「うん、安心した?」
「安心した、噴水のイルミネーション見てこうかな」って現金な俺

「私もイルミネーション見たかったんだよね俺君と」
なんて言ってくれそうだから好き

377 :学習塾の理佐ちゃん 第15話:2017/05/25(木) 20:39:07.90 ID:l7PRkd2Ya.net
「綺麗だね」
噴水のイルミネーションにうっとり呟く理佐ちゃん

イルミネーションに照らされた理佐ちゃんの方に見惚れてる俺

「ねぇ噴水見たら」
「噴水より理佐ちゃん見てる方が良いって眼が言ってる」
「また馬鹿なこと言いだしてる」呆れる理佐ちゃん

「ねぇせっかく暗くなるの待ってたんだから噴水見てよ」
理佐ちゃんの剣幕に仕方なく噴水見る俺

あっ!?本屋にいたパンチラ狙いのオッサンいる

「理佐ちゃんオッサンいるよ」
「わっ!?怖〜い」

噴水には眼もくれず草むらの向こうに消えてくオッサン

「あんなとこで何してんのかな?」
「理佐ちゃんにぶいな、回り見てみな」
「回り・・・?」
「ラブラブだろみんな」
回りに気づいて下向く理佐ちゃん
顔が真っ赤になってる

ちょっとの間に公園は中学生の俺たちには刺激が強い場所と化していた

「あのオッサン覗きだな」
「覗き!?」びっくりする理佐ちゃん

「もう9時近いもんな、そろそろ帰る」
「うん、帰ろうかな」
大人な雰囲気と化した公園に萎縮してしまって素直な理佐ちゃん

理佐ちゃん送ったら覗きに戻ってこようって思わせちゃうから好き

378 :学習塾の理佐ちゃん 第16話:2017/05/25(木) 20:41:29.99 ID:l7PRkd2Ya.net
理佐ちゃん送ったら覗きに来ようと決意する俺

覗きしてるオッサンの位置を確認する
あの辺から覗くのがプロなのか?
勉強になるなぁって感心する俺

「ねぇなにやってんの?」
俺の動きを不振がる理佐ちゃん

「なんでもないよ」
「ねぇ覗きとかしないでよ」
俺に釘指す理佐ちゃん
鋭いな、中3とはいえ女の直感てやつは侮れないぜ

「俺のチャリが無い」
「俺のじゃないだろ」ってツッコミ居れる理佐ちゃん

「俺君あれ」って指差す理佐ちゃん

酔っ払いが俺のチャリで遊んでる
良かった盗まれてなかった

「チャリの風気持ちいいなぁ」って叫ぶ
理佐ちゃん後ろに乗っけてるとテンション上がっちゃう俺
「だから声大きいよ」って理佐ちゃんも楽しそう

ヤバい!慌てて急ブレーキの俺
やっぱり俺の背中に顔ぶつける理佐ちゃん

「ちょっと!急ブレーキやめて!」怒る理佐ちゃん

「理佐ちゃんそれどこじゃないパトカー、ちゃんと掴まってて」
理佐ちゃんに言いながら進路変更して墓地の中へ

自転車の二人乗り停まりなさいって怒鳴りながら追いかけてくるパトカー
サイレンがうるさい!

でも理佐ちゃんがめっちゃ抱きついてきてくれるからパトカー好き

379 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 20:47:49.64 ID:l7PRkd2Ya.net
長文連投規制がかかった(泣)

380 :学習塾の理佐ちゃん 第17話:2017/05/25(木) 20:48:06.44 ID:l7PRkd2Ya.net
「理佐ちゃん!楽勝で逃げ切れるから心配ないからね〜」

パトカーに追いかけられるなんて初めてであろう理佐ちゃん
安心させるためにことさら明るく叫ぶ俺

答えるかわりに一層強く俺の腰にしがみつく理佐ちゃん
ちょっと嬉しい俺

チャリを墓石の陰に隠して息をひそめる二人

理佐ちゃんがめっちゃ俺の腕にしがみついてくる

「もう大丈夫、いつも諦めて引き返すからお巡りさん」
「うん、俺君一緒だから平気」
って言いながら俺に寄りかかる理佐ちゃん
安心して力ぬけちゃったかな?

パトカーやり過ごして理佐ちゃん家の近くまで歩いてきた俺と理佐ちゃん
「ごめんね、怖い思いさせちゃって」理佐ちゃんに謝る俺

「ううん、ドキドキしたけど楽しかったパトカーに追いかけられるなんて初めてだから」
「理佐ちゃん度胸良いんだね、うちの中学の女なんてビビって泣いちゃってたよ」

「私以外ともこんなことしてるの?」急に冷たい雰囲気になる理佐ちゃん

「2年の時の話だよ、理佐ちゃんと知り合うずっと前」
「付き合ってた娘?」
「付き合ってない付き合ってない」慌てて首を横に振る俺

「たまたま皆で花火大会行った時に2ケツしただけ」
「本当に?」
「理佐ちゃんが初めてだもん俺」
「初めて?」
「うん初めて・・・初めての彼女・・・彼女って言って良いよね理佐ちゃんのこと?」
思いきって言っちゃう俺

「ちゃんと彼女って言ってくれた・・・」小さな声で呟く理佐ちゃん

「嬉しいな」って泣いちゃいそうだから好き

381 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 21:37:41.37 ID:3DlnNIxgd.net
>>370
いいね。
なんかちょっと、切なくなった。

382 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 22:57:24.77 ID:1F+FD60Y0.net
『高2の軍曹』 第18話

中間テストも近くなった6月のある日、骨の芯まで染みてくるような
重たい夕立が校舎の窓に打ちつけるのを見て、しばらく図書室に籠もり
勉強することにした。
茜ちゃんにその旨を伝えると、「わたしはいいや」と傘にのしかかる雨粒
を物ともせず、足早に学校を去った。

纏わりつく湿気を嫌いながら廊下を進み、図書室の扉を開けた。
閉めた。志田がいた。あいつといたら、午後3時ごろのスターバックス並に
集中できない。あれだけ勉強が嫌いと言っていたのに、どういう風の吹き回しだろう。

閉めた扉を少しの間眺めていると、扉は勝手に開いた。
志田はやけに愛想のいい笑顔で、僕を出迎えた。
「俺、帰るわ」
「えーなんでですか?」
「お前いたら、勉強にならない」
「わたし、ちゃんと勉強します。今も静かにやってましたよ」
「いや、一人で喋ってたらヤバイだろ」
結局、2人で勉強したが、志田は「ここ、教えてください」を数十回ほど連発し、
図書室を出るまで、僕に自分の勉強をさせなかった。

(つづく)

383 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 22:57:56.00 ID:1F+FD60Y0.net
(つづき)
「やっぱり、お前うるさかったじゃん」
分厚い雨雲は流れ去り、僕たちは青空に架かる七色のアーチを潜るように校門を
通り過ぎた。雨音が消えたせいか、二人の声がより際立つ。
「二人で帰るの初めてですね」
「そうだな」
「あ、もしかして緊張してます?」
「してねーよ」
「でも、茜さん言ってましたよ。『あの人が唇を噛むのは緊張している時だ』って」
「余計なことを…」
なんだか居た堪れない心地がして、僕は歩調を速めた。
そんな僕にSっ気の笑みを投げかけながら志田はついて来る。
自分の家に着く頃には、二人とも息切れしていた。
「じゃあな、気をつけて帰れよ」
「あ、茜さんだ」
豪雨のあとにも関わらず、茜ちゃんはお花に水をあげていた。
「じゃあ、失礼しまーす」と志田はそそくさと帰ってゆく。

「ふーん、図書室で勉強はウソだったんだ」
「ん?」
「愛佳と帰るためのウソだったんだ」
「違うよ」
シャワーホースの取っ手を握り続けているせいで、お花が水攻めを
受けている。お花がかわいそうだ。
「茜ちゃん、水が…」
「まるで私みたいだわ、この花。ああ、かわいそうな私」
「悪かったよ。一人にさせちゃって」
「ふふっ、なーんてね」
「何だよ…」
「そろそろ、お母さん手伝わなきゃ」
「おう、じゃまた明日」
茜ちゃんは玄関の前に立つと、僕の方を振り返って微笑んだ。
そして、志田の歩いた方向を一瞥して、笑顔が一瞬崩れたように見えた。

384 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 23:10:12.38 ID:1F+FD60Y0.net
>>378
パトカー好きww
ときどき、好きの対象が変わるのが面白いですw

385 :名無しって、書けない?:2017/05/25(木) 23:30:11.27 ID:m2U+p0dhd.net
パトカーwwww

386 :念のため:2017/05/26(金) 00:30:32.73 ID:WK+aKPoUK.net
★新しい作家さんも増えてきたので★
★念のため改めてお知らせ★

【このスレにかかっている2つの呪い(笑)について】

@文字数制限
現在、全角文字で1レス当たり720文字ちょっとが書き込みの上限となっています。
この制限は今後もスレが進むにつれ更にどんどん厳しくなります。
上にもありましたが、長い作品の場合は適宜分割レスを活用してください。

A埋め立てですか?
ある程度の長さのレスがいくつか続くと、このようなメッセージが出て書き込めなくなる事態が出現します。
その場合は1回短いレスを挟むと、また書き込み可能になります。

よろしくお願いいたしますm(_ _)m

387 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 00:41:04.91 ID:0OXYi1G7d.net
>>386
ありがとうございます。

388 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 08:59:55.24 ID:0OXYi1G7d.net
おはようございます。
369続き

徐々に霞が晴れて、視覚に色が戻り始めた。
 何かがおかしい。
 寝ているのか立っているのかさえ解らない。足元に地面がない。
 手足は自由に動く。
 雨で濡れ冷えきっていたはずの身体に寒気は感じなかった。
 そして、私の目と鼻の先直ぐに何かがある。手は伸ばせるが触覚がない。
 私は目と鼻の先にある何かを良く観た。
 白く平な物に不規則に黒い小さな窪みがぼつぼつと有り、縦横に等しい間隔で線が走り区画を作っている。その区画もまた等しい間隔で幾つも規則正しく並んでいた。
左を見ると光の棒が二本、右を見ると同じく光の棒が二本あった。私は後ろを見ようと振り返えった。すると今度は身体ごとくるりと反転し、一気に視野が広がった。
 人が四人見えた。医師と看護婦、うつむき加減にベッドの傍らの椅子に腰掛けている母。そしてベッドには、身体に生命維持装置を繋がれて生気のない顔をして仰向けに横臥している私の姿があった。
 雨で濡れたタオル地の寝巻きは患者衣に交換されていた。タオル地の寝巻きは洗濯袋に詰められていた。
 私は、私の身体を天井からぼんやりと見つめていた。

389 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 10:29:18.12 ID:0OXYi1G7d.net
>>388続き

元々あまり身体が丈夫ではない私は、よく風邪をこじらせ学校を休んでいた。私が学校を休む度に、母は仕方がなさそうに学校と職場に休みの連絡を入れ、うつむいて溜息をついていた。
 いつもの通り、最初は極軽い風邪の症状であった。熱い風呂に浸かり一汗かけば直ぐに治ると思っていたが、予想に反して症状は悪化の一途を辿り。本日午前中摂氏四十度の高熱を発し、私は学校を早退した。
 古い集合住宅の薄暗いコンクリートの階段を二階迄、息も絶え絶えに登った。
 私は鞄から鍵を取り出し、玄関の扉を開くと身体を入れた。玄関の鍵を閉め靴を揃えて脱ぎ、破けた襖を開き部屋に入ると、押入から布団を引出し、床を延べ着の身着のまま横たわった。
 湿った咳が止まる気配は無く、呼吸には雑音が混じり、遂には血痰の様を呈し始めた。

390 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 15:20:40.12 ID:WK+aKPoUK.net
スレチネタ続報
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/169
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/170

391 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 17:24:03.32 ID:/w4DrsEc0.net
>>386
了解です。
ありがとうございます!

392 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 18:18:41.80 ID:JdhJQEvn0.net
>>389

娘の担任から早退の連絡を受けたのは、裏の休憩所で午食を摂っている時でした。
 またいつもの風邪だろうと、娘の身体のことより、また職場に休みの連絡を入れて上司の嫌味のひとつでも聞かなければいけない気まずさに心が毟られて溜息が出ました。
 娘の様子を案じて少し早めに仕事をを切り上げ、夕飯の買い物をして帰宅したのは、日が沈み濃紺が夕暮れの茜を支配しかけようとした頃でした。玄関の灯りをつけると娘の靴がきちんと脱ぎ揃えてありました。

393 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 18:22:06.24 ID:JdhJQEvn0.net
>>392
ここ暫く、一人娘に続いていた湿った咳は、この時聞こえてきませんでした。
疲れて寝てしまっているのだろうと思いました。心配ではあったのですがそっとしておいた方が良かろうと思い、襖は開かず買い物袋を食卓に置き小さな仏壇に煙の少ない線香を立て、台所にむかいました。
夕食の支度が整ったので私は娘を呼びに破れた襖を開けました。
 あかりの灯っていない暗い室内に蛍光灯の光が射すと。所々ほつれた畳に延べられた、薄い布団に横たわる娘の顔が見えました。
眉間のやや離れた力のある、少し目尻が切れ上がってキリッとした、今は硬く閉じられている瞳は、この子の父親にそっくりでした。
 咳は止まっていました。ふっくらと張りのあった頬は少し痩けて、顔には生気がなく土気色をしていて。呼吸は普通に生きている人間では考えられないような遠い間隔で、力がなく、呼気にも吐気にも雑音が混じっていました
。口角からは血液が垂れ固まって、口元を伝って枕を汚していました。
 私は食卓に置いた自分のバックをひっくり返して、散らばった中身から電話を取ると119番通報をしました。

394 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 19:59:31.93 ID:zpTAaeEHa.net
>>384
>>385
最近マンネリ気味だからたまに変化球も入れてかないと(照)

>>390
スレチネタなのにクオリティが高過ぎて逆に引くw
なんでこんなに複雑な話にして登場人物増やしても破綻しないんだろう?
その才能羨ましいです m(__)m

395 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 20:08:20.30 ID:zpTAaeEHa.net
>>393
こういう幻想的な文体に憧れてるんです

396 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 20:37:45.66 ID:JdhJQEvn0.net
>>395
ありがとうございます。
好きな作家のさんに似ていくのですかね。
(パクりでなくあくまでも似ていると言い張ってみる)
何か欅関係無くなっちゃってちょっとこれでいいのか……まだ続くのでスレチなってきたらご指摘ください。

397 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 20:42:59.98 ID:JdhJQEvn0.net
>>393
妻が通報をしてから十分程で救急隊は到着した。
娘の容態を隊員が確認すると隊員の長は妻をきつい言葉で厳しくなじった。バイタルサインは最悪の状況を示し、制服のまま車内に運ばれた娘の身体には直ちに応急措置がとられ、気道には管が挿入された。
 救急車は堤防の道を疾走し、県立病院に搬送された。迅速な検査の後複数の医師によって救命措置がとられ生命維持装置が繋がれると薬液が注入された。
そこさら更に集中的な治療を受けると一命はとりとめられ病状は一応の小康状態を見せた 。然し。最早娘の身体には過酷な治療に耐えられる体力は残っていない。
次何かあったらそれが最期であろうと担当の医師から告げられた。
 妻は娘の手を取り、自分の頬に当てるとぬくもりを確め、泣いた。

398 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 20:44:55.39 ID:mu41t3XKa.net
>>397
何を書いてるの?

399 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 20:45:58.23 ID:JdhJQEvn0.net
>>397

明くる朝。
妻は耳元で鳴る電話の着信音で目を覚ました。県立病院からであった。
 娘が消えたらしい。
 身支度を整えると病院に向かった。
濡れた傘を傘置きに立て鍵を抜くと受付に向かった。
担当の医師が状況を直接説明する為別室に通された。娘の病状と投薬した薬液の副作用と医師の自己弁護の絡まりあった至極理解が困難な説明を受けた。

 娘は直ぐに見つかった。
 病院脇の広い河川敷の道で寝巻きのまま前のめりに倒れていた。雨に打たれ風に晒され意識を無くした身体の体温はヒトが生存できる限界の値を何とか保っている状態であった。
 再び娘の身体は集中治療室へと運ばれた。

400 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 21:03:49.14 ID:JdhJQEvn0.net
本日はこれにて失礼致します。

401 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 21:28:24.85 ID:ltTbUO2G0.net
>>398
てちのおやじ目線のつもりなんすけど、やっぱわかりずらいっすねwww

402 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 21:43:53.77 ID:I5uvnrjza.net
>>400
お疲れ様です
良かったら好きな作家さん教えてください
こういう文体好きなんで興味ありです

403 :北の街の理佐ちゃん 第38話:2017/05/26(金) 21:49:16.53 ID:I5uvnrjza.net
中学生だった頃理佐ちゃんに淡い恋心を抱いてた俺
理佐ちゃんが転校してしまい初恋は実らなかったんだけど
大人になってから仕事で訪れた北の街で未亡人になってた理佐ちゃんと運命の再会した俺

詳しいことはやわ銀さんのまとめてくれた過去の俺の話を読んでくれ
前スレの終わりの方にあるはずだ

それから色々あって結婚することになった俺と理佐ちゃん

結婚直前の気安さから出張のさいは理佐ちゃん家に泊まるようになっちゃった俺

「ねぇなに見てるの?」
眠い目こすりながら聞いてくる理佐ちゃん
「健さんの映画見てんの、一緒に観る」
「見ない」
「なんで?一緒に観ようよ」
連れない返事の理佐ちゃんに食い下がる俺

「うるさい!もう寝るの!俺君も早く寝ないと朝大変だよ」
俺を置き去りにして寝ちゃう理佐ちゃん

「あぁ眠い」ってぐだぐだな俺
「だから言ったじゃん」って怒る理佐ちゃん

「今日さ東京戻る前にお店寄ってよ」
「うん?」
「俺君に相談したいことあるんだ」
「相談?良いこと?」
「うーん?わかんない」
笑顔で答えるとこ見ると悪い話じゃないみたいだな

「もうすぐ私の旦那様になるんだから何事も相談しないとね俺君に」
なんて笑顔で言ってくれそうだから好き

404 :北の街の理佐ちゃん 第39話:2017/05/26(金) 21:51:28.04 ID:I5uvnrjza.net
「こんばんわ」って言いながら理佐ちゃんの店の暖簾くぐる俺

今日も近所のおっさんたちでにぎわっとるわ

「おっ来たな俺たちから理佐ちゃん奪った色男が」
さっそく俺を冷やかす常連客のおっさんたち

旦那に先立たれた理佐ちゃんを見守ってくれてたおっさんたち
おっさんたちなりの祝福ってやつなんだろう

「理佐ちゃんのこと幸せにしろよ」
「はい、頑張ります」
「本当だぞお前、理佐ちゃんだけじゃなく我々の憩いの場まで奪ってくんだからよ、絶対幸せにしろよ」

次から次におっさんが理佐ちゃんを幸せにしろって言いにくる
理佐ちゃん愛されてるなぁって涙ぐんじゃう俺
「てめぇ、なに泣いてんだよ、泣きてぇの俺たちの方だろがバカ野郎」

結局酔っ払いに絡まれる俺

「大丈夫?だいぶ飲まされたけど」
暖簾しまいながら俺を心配してくれる理佐ちゃん

「うーん?大丈夫」
「私の真似してんじゃねぇよ」ってどす効かす理佐ちゃん

「理佐ちゃんが愛されてて嬉しい」
「ありがたいよね、あの人たちが支えてくれてなかったらとっくにお店畳んでたな」
しみじみ語る理佐ちゃん
旦那さんが亡くなってからのこと思い出してんのかな?

「そしたら俺君と再会出来なかったかも・・・」
「言われてみたらそうだよな、おっさんたちいなかったらヤバかったな」
「うん、ヤバかった」ってうなずく理佐ちゃん

「本当、俺君と再会出来て良かった」って言ってくれそうだから好き

405 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 21:59:54.06 ID:xeVgXbAgd.net
>>402
吉村昭氏です。
昨年位にお亡くなりになりました。

406 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:02:22.76 ID:I5uvnrjza.net
>>405
ありがとうございますm(__)m
本屋さんで探してみます

407 :北の街の理佐ちゃん 第40話:2017/05/26(金) 22:04:31.71 ID:I5uvnrjza.net
「ところで相談てなに?」
さっそく旦那面して尋ねる俺

「さっきおじさん達も言ってたでしよ」
「あぁ、この店が無くなるって?」
「うん、俺君と結婚したらお店続けられないからさ、それとなく常連のおじさん達には伝えといたんだ」

「寂しくなるって言ってたなぁおっさん達」ちょっと申し訳ない気持ちの俺

「それでね、誰かに譲れないかなと思って・・・」
「俺に捜せと・・・」
「うん」小首かしげる理佐ちゃん
俺になんか頼む時の理佐ちゃんの必殺技だ

確かにこの店か無くなるの忍びないな・・・

「分かった、捜してみるよ」
「ありがとう」嬉しそうな理佐ちゃん
こうやって嫁に上手く操られる男になってくんだろうな・・・気をつけよ

「もうひとつ相談あるんだけど」
「もうひとつ・・・?」
「うん」
「なんだろ?」
「いつ頃結婚するの私たち?」
なんて唐突に質問してきそうだから好き

408 :北の街の理佐ちゃん 第41話:2017/05/26(金) 22:06:42.70 ID:I5uvnrjza.net
「いつ頃結婚するの私たち?」
理佐ちゃんの質問で目が覚めた俺

言われてみたら具体的なことなんも考えてない夢見勝ちな俺

「明日籍入れちゃう」って気づいたら一刻も早く結婚したい俺
「明日!?」
「うん、今からじゃ今日は無理だから明日」
「そんな急過ぎない」
「いや、早い方が良いよ理佐ちゃん結婚式とか披露宴どうする?」
「披露宴か・・・2回目の結婚だからちょっと恥ずかしい・・・かな」
「俺も格式ばったの嫌いだから無しでいいや」
「じゃあ、取り合えず明日入籍するってことでOK?」

「事務的にてきぱき決めてんじゃねぇよ」って怒る理佐ちゃん

「えっ!?」戸惑う俺
「もっと二人で色々迷いながら決めたいんだけど・・・」何故か照れる理佐ちゃん
「迷いたいの?」
理佐ちゃんの言葉に目が点の俺

「迷いたいと言うか・・・二人でイチャイチャしながら決めたいの」って言ってくれそうだから好き

409 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:14:36.46 ID:xeVgXbAgd.net
>>406
書店で「よ」の括りにかならず居ますのでw
お薦めは「ポーツマスの旗」です。

理佐ちゃんシリーズには、消してる様でもなんとなく漂ってくる古典の香りが、好物です。

410 :北の街の理佐ちゃん 最終話:2017/05/26(金) 22:15:06.45 ID:I5uvnrjza.net
「あっさり入籍しちゃったな」
理佐ちゃんと二人で婚姻届け出してきた俺が呟く

「だから急過ぎるって言ったじゃん」ほっぺ膨らませて拗ねる理佐ちゃん

確かに昨日の今日じゃなんの感慨も余韻もないなって今さらな俺

理佐ちゃんの店に帰って来てもまだピンと来ない

もしかして燃え尽きちゃったのかな?

「ねぇもっと喜んでよ」って拗ねる理佐ちゃん
「なんか実感湧かないんだよね」頭ひねる俺

「ずっと好きだった理佐ちゃんと結婚したなんて夢みたいだからかな?」

「でも本当に結婚したんだよ私たち」
理佐ちゃんの言葉になんか笑っちゃう俺

ダメだ〜こういう時ふざけちゃう俺w

「夫婦だよ私たち」って言いながら理佐ちゃんも笑いだす

「ねぇ俺君が笑うから釣られちゃうじゃん」むくれる理佐ちゃん

「ちょっとそこ座って」
俺を座らせてその正面に座る理佐ちゃん

結婚して最初の説教か?ってビビる俺に
「これからもよろしくお願いします」って居ずまいをただして挨拶する理佐ちゃん

「ちょっと理佐ちゃんどうした?」
急に改まった理佐ちゃんに動揺半端ない俺
「今日からは理佐って呼んで」
「えっ・・・?」
「あなたには理佐って呼ばれたいの」
「あなた!?」

びっくりする俺見て笑う理佐ちゃん

「ねぇ私と結婚した実感湧いた?」
っていたずらっぽく聞いてきそうだから好き



411 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:19:42.80 ID:I5uvnrjza.net
>>409
古典の香り・・・良い響きでなんか嬉しいです
俺の妄想を誉めていただきありがとうございますm(__)m

412 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:27:23.40 ID:rNtsNqpK0.net
俺君、娘を宜しくお願いします。

413 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:37:02.24 ID:QDirM9eW0.net
>>410
理佐ちゃんと結婚できたら、死んでもいいや
って感じちゃいますねw

>>400
レベル高えーw
一文一文が長いのに、文法が破綻しないの凄いです

414 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:38:34.66 ID:QDirM9eW0.net
『家政婦のリサ』 7話

家に帰ると見知らぬ女がいた
理由を聞いても彼女は答えなかった
---Billy Joel - The Stranger---

洗濯物を畳んでいる女性が理佐であることを認識するまでに、数秒要した。
「髪切ったんだ」
「どうですか?」
「似合ってるよ。でもなんで?」
「理佐ちゃん、失恋でもしちゃったのかな」
「え?」
「美容師のお姉さんに言われました」

人は短時間でこんなにも変わるのか?
理佐は完全に化けた。手のつけられない程の美貌が露わになり、
もはや家政婦とは言えない出で立ちになっていた。

「いろいろ大丈夫?」
「大丈夫です。そもそも失恋する相手もいませんし」
「僕でよかったら、相談乗るよ」
「結構です」

理佐の怒りと同調するように、夜空が雷鳴をあげた。

「今、帰ったら危ないんじゃない」
「そうですね…少しの間ここにいてもいいですか?」
「いいよ。よかったらご飯も…」
「そうします。何時に帰れるかわかりませんから」

生まれ変わった美女との細やかな晩餐会が始まった。

415 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:40:01.73 ID:I5uvnrjza.net
>>412
お義父さんありがとうございますm(__)m

416 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 22:52:55.66 ID:I5uvnrjza.net
>>413
まだ上京編と学習塾編と隣の席編が残ってるから3回は死ぬほど幸せになれる俺君が羨ましい

>>414
何か起きそうな予感
理佐ちゃん逃げて〜

417 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 23:37:27.12 ID:NjkGescYM.net
『船旅』

一頭の羊雲がのんびりと辷る空の底で、一隻の客船は白い駆体をきらきらさせて
沖つ風が作り出したたくさんの丘から丘へ無邪気に歩いていた。
二等船室の窮屈な空気にうんざりだったけど、上甲板に出ると晴れやかな気持ちになるもんだ。それにしても屋外で飲むワインは最高だな。
そんな凡そ若者には似つかわしくない感慨を胸に認めつつ、俺はプロムナードで買ったグラスワインを片手に船尾の欄干に凭れて毛羽立った曳航をぼんやりと眺めていた。
既に相当に酔いは巡っていて、強風がもたらした波浪の揺れを脳器官の麻痺に拠るものだと思い違えるほどであった。
潮の香りを高くする青嵐は、酔心地の俺に旅情の充足と晴れやかな感動を与えていた。
「ああっ!」
そんなとき女性の声が背後から飛んできた。と同時に、白いキャペリンがふわふわと眼前の宙を踊った。

418 :名無しって、書けない?:2017/05/26(金) 23:38:04.48 ID:NjkGescYM.net
続き

俺は、その声と風に弄ばれて舞う一朶の花弁とが頭の中で結びつくよりも先に、上半身を海の上に乗り出して指先でそれのブリムを見事に捕らえていた。
「ありがとうございます!ナイスキャッチ!」
振り返ると長髪に身形のいい若い女が、こちらに向けて笑顔を投げかけながら駈けてきた。
「いえ。なんとか掴めてよかったです」
そう言って、酔いと揺れに蹣跚としてハンドレールに寄りかかりながら腕を伸ばして帽子を渡した。
「でも、ワインがこぼれてしまいましたね」
彼女の言葉に驚いて、左手に目をやると確かに空っぽのグラスが陽光を蓄えていた。先ほど身を乗り出したときに海へ零したようだった。
「Perdu ce vin, ivres les ondes」
反射的な献身が持つ誇らしさと照れくささの同居した居心地の悪さを誤魔化すためか、無意識に昨晩読んだ詩句が口を衝いて飛び出した。
「本当に海が酔っているみたいですね!それにしても、とっても助かりました。ありがとうございます」
彼女は受け取ったキャペリンを丁寧に頭に乗せながら微笑んでいた。
これが菅井との初めての出会いであった。
頭上ではヒョウヒョウ鳴いてる鴎の群が風の中を跳ねていた。

419 :居酒屋理佐ちゃん 第1話:2017/05/27(土) 07:23:24.63 ID:kzzlzbwoa.net
北の街で再会した理佐ちゃんと結婚した俺

常連客のために小料理屋を残したいという理佐ちゃんの意向を受けて店を受け継いでくれる人を捜し始めた俺

その矢先、俺が会社からかなりの金を引っ張ってたのが発覚

新婚ほやほや新妻の理佐ちゃんを残してムショに放り込まれちまった俺

こんな俺じゃ理佐ちゃんを幸せに出来ない
いや、それどころか理佐ちゃんみたいな神様からの贈り物みたいな存在と一緒にいる資格がない
そう思ってムショから理佐ちゃんに送った離婚届け

「そっちから離婚届け送ってきてんじゃねぇよ」とだけ書かれた理佐ちゃんからの手紙

確かにこれでは俺が理佐ちゃんを振った形になっちまう
理佐ちゃんの言うこともっともであると深く反省の俺

1年後
刑期を務めあげて無事に出所した俺

まさか待っててくれてるわけないと思ってた理佐ちゃんがムショの前に立ってた

「理佐ちゃん・・・なんで?」驚き立ち尽くす俺
「待ってちゃダメだった?」って小首かしげて呟く理佐ちゃん

1年ぶりの理佐ちゃんに涙溢れて止まらない俺に

「泣いてんじゃねぇよ」ってハンカチ貸してくれそうだから好き

420 :居酒屋理佐ちゃん 第2話:2017/05/27(土) 07:33:56.47 ID:kzzlzbwoa.net
1年の刑期を務めあげた俺をムショの前で待っててくれた理佐ちゃん

俺のような前科者は二度と理佐ちゃんには会ってはいけないと覚悟していたが
大好きな理佐ちゃんの顔みたら覚悟ぐらぐらな俺

「いきなり号泣してんじゃねぇよ」
なんてドス効かせながら涙で濡れた俺の頬をハンカチで拭ってくれる優しい理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんの優しさに甘える資格のない俺だと分かっていながらも

理佐ちゃんと一緒に理佐ちゃんの店に来ちゃった甘えん坊な俺

「俺君ちょっと痩せた?」
「臭い飯食ってたからね」

懐かしい理佐ちゃんの店
いつもの指定席に座る俺
相変わらず八代亜紀が流れてる

1年前と何にも変わらない

変わっちまった俺が居ちゃいけない場所だな

「じゃあ、そろそろ行くわ」って立ち上がる俺
「どこ行くの?」不思議そうな理佐ちゃん
「もっと北に行くよ、前科者には寒いとこがお似合いさ」

「ねぇ離婚届け出してないんだけど」って言ってくれそうだから好き

421 :居酒屋理佐ちゃん 第3話:2017/05/27(土) 07:36:49.06 ID:kzzlzbwoa.net
「離婚届け出してないんだけど」
理佐ちゃんの言葉に失ったと思った幸せが呼び戻されてく

「なんで?」
「わかんないよ」答に困る理佐ちゃん
「理佐ちゃんには幸せになって欲しいんだ」
「じゃあここに居てよ」ぶっきらぼうに呟く理佐ちゃん
昔と変わらない理佐ちゃんの不器用さが愛おしい

「前科者の俺じゃ理佐ちゃんを幸せに出来ないよ」自嘲気味に笑う俺

「自惚れてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君みたいなダメ男が私を幸せに出来るわけないじゃん」
前科者という十字架背負って傷心な俺に結構キツいこと言う理佐ちゃん・・・鬼か?

「だから私が幸せにしてあげるからここに居てよ」泣き出しちゃう理佐ちゃん

「落ち着いた?」
「うーん?まだ無理」って甘える理佐ちゃん

「ねぇずっと寂しかったんだよ、もうひとりはヤダからね」俺の肩に寄りかかって呟く理佐ちゃん
「うん」理佐ちゃんの肩抱いてうなずく俺

「それにさ私のこと幸せにしたいって言ってたけど・・・」
「うん」理佐ちゃんのこと抱き寄せる俺

「俺君が居るだけで幸せなんだよね・・・私」
なんて言ってくれそうだから好き

422 :居酒屋理佐ちゃん 第4話:2017/05/27(土) 07:40:14.23 ID:kzzlzbwoa.net
理佐ちゃんにここに居てよって言われてから1年がたった

理佐ちゃんの小料理屋は居酒屋へと姿を変えていた

私が幸せにしてあげるって言ってくれた理佐ちゃん
元々働き者のうえに商才もあったのだろう
常連客のおっさんに加えて若い客を取り込むために居酒屋にモデルチェンジ
これが当たり今や俺は繁盛してる居酒屋の大将である
理佐ちゃんありがとうやっぱり君はどうしようもない俺に降りてきた天使だ

「大将、そろそろ理佐さん退院の時間です」店員の稔侍が声をかけてくる

「おい稔侍、理佐ちゃんが入院してる間に俺が毎晩キャバ行ってたのは内緒だからな頼むぞ」
「はい」素直にうなずく稔侍
「あとよう、理佐ちゃん戻ってきたら呼び方も俺さんな」
「いいんですか?」
「うん、理佐ちゃん居ない隙に大将なんて呼ばして威張ってたのバレたら怒られちゃうからな」 
「分かりました」

「理佐ちゃん迎えにきたよ〜」
「俺君声大きい!」
口に人差し指当てて注意する理佐ちゃん

「やっと寝たんだから」
「ごめんごめん」
「パパに似て泣き虫なんだからこの娘」
何て言いながら笑顔で俺に赤ん坊の顔見せる理佐ちゃん

1年たったらママになってそうだから好き

423 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 07:44:11.59 ID:kzzlzbwoa.net
>>417
>>418
表現が凄い

424 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 08:06:16.29 ID:ybG5VLvH0.net
おはようございます
俺君の若い衆が・・念持
昭和の香り漂う古き良き時代やね。

425 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 08:09:05.80 ID:ABAcqyoN0.net
>>417-418
前スレの『高原の朝』と同じ人かな?
このような格調ある文体は菅井様にぴったりですね
是非とも真似してみたいものです

>>419
いきなり破天荒ですねw
そして流れる八代亜紀

426 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 08:09:10.10 ID:ybG5VLvH0.net
間違えた、念持→訂正→稔侍

427 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 08:16:52.97 ID:ABAcqyoN0.net
『家政婦のリサ』 8話

理佐がワインに細工したのを、私は見逃さなかった。

テーブルに並んだ料理に手をつけると、急に理佐が、「ワイン、
開けましょうか?」と言い出した。
『美女との晩餐』にすでに酔っていながら、赤い悪魔に逆らい切れず、
僕は頷いた。霞むような白い横顔に目が眩み、僕の判断を鈍らせてゆく。
緑の瓶に溶け込む錠剤が睡眠薬ではないかと疑ったのは、グラスに口をつけた後だった。
もう手遅れだ。

「君は、本当に料理が上手だね」
「ありがとうございます」
「で、僕の方はどう料理するのかな?」
理佐は驚いた表情でこちらを見る。どうやら図星のようだ。
「睡眠薬だね?」
「ええ、そうです…すいません。先生が眠るまでにすべてお話します。
端的にいうと、お金に困っています。父親の事業が失敗したせいで、
実家に借金があります。金額は大したことないんですが、生活に苦しむ
両親を見るのは、もう耐えられなくて…」
「で、なんで僕を眠らせようと?」
「わかりません。眠らせた後のことは考えてなくて…」

薄らいでゆく意識の中、最後の力を振り絞って声を出す。
「理佐さん、僕は君に殺されるのなら、何の後悔もない。
もし僕を殺してしまったなら、その頬に口づけをしてやってくれ」

428 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 10:36:59.05 ID:zbIonLs6K.net
>>427
こんな展開になるとは(絶句
続きが気になりすぎる

・・・・・・・
スレチネタ続報
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/178
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/180

429 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 11:48:08.68 ID:zPDyVvYga.net
>>424
俺君は健さんを深く敬愛してる設定なので若い衆は稔侍かなと思いましてw

>>425
北の街の続編なんだけど思わぬ展開に俺も戸惑ってます
理佐ちゃんママになっちゃってるし・・・

>>427
大阪府さんも破天荒な展開w

430 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 11:50:39.29 ID:zPDyVvYga.net
>>428
順調に増えてますねw

431 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 12:30:35.46 ID:x/aP1lj3d.net
>>418
高等遊民現る!!
洋行なさるのか?!

432 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 19:40:02.58 ID:ABAcqyoN0.net
>>428
>>429
庭さんの理佐ちゃん神格化計画を阻止すべく、
ちょっと悪役になってもらいましたw

433 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 20:56:09.02 ID:8tfvNwol0.net
>>399
私は、私の身体と、その傍らにうつむき佇む母とを交互に、集中治療室の天井からぼんやりと見下ろしていた。
 私の身体は生命の限界を超えて維持されていた。
 私は最期に見た夢を思い出していた。名前は忘れてしまったが、あの時私を迎えに来た二人の女。また同じ夢を見ても私を快く受け入れてくれるだろうか。栗色の髪の女の方に、二度目は無いなどと言われそうで。そんな事が心配になった。

434 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 20:59:25.31 ID:8tfvNwol0.net
>>433
私の心臓の動きを示すグラフが、勢いのある鋭角な山形が続く形から、小さな出っ張りが間遠に続く形となり、やがて完全な平らになった。
 けたたましいアラーム音と赤いランプが点滅した。
 再び医師と看護婦が私の周りに集まってきた。医師は冷静に指示を出し、看護婦は手際よく処置をこなした。そして医師が注射針を私の腕に射そうとしたその時。
 傍らに佇んでいた母が注射器を持つ医師の手を掴み、何か呟いた。
 医師は母を睨んだ。
 もう一度、何と言ったか母に聞き返した。

 「もういいです。友梨奈を楽にしてやって下さい」

 母はそう言った。

435 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:05:27.56 ID:8tfvNwol0.net
>>434
呼吸器の電源が落とされると、自律呼吸する力の残っていない私の身体の酸素の循環は止まった。呼吸が止まるとやがて心臓も動きを止め、体液の循環も停止した。
 私は遂に臨終の時を迎えた。

 医師が腕時計を確認し死亡時刻を告げると看護婦と共に一礼して去っていった。

母は、まだ温もりの残っている私の手を握り続けていた。

436 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:08:01.55 ID:8tfvNwol0.net
不快な思いをされているファンの方がいらいっしゃいましたらすいません。

437 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:34:08.03 ID:zPDyVvYga.net
>>435
てち死んじゃうの!?

>>436
ここは2ちゃんの小説スレだから心配しなくても大丈夫じゃないかな

俺も毎日妄想書かせてもらってる身ですけど皆さん意外と寛大に見逃してくれてますw

ちなみに俺はあなたの小説に引き込まれてます

438 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:37:31.74 ID:8tfvNwol0.net
>>437
はい!
死んじゃいました!
すいません!
まだつづきがありまして、ここからがまさにパクり真骨頂です。

439 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:53:56.16 ID:8tfvNwol0.net
>>435
通夜告別式とあわただしく過ぎた斎場の片隅に、母は憔悴した様子でパイプ椅子にもたれていた。
荼毘に付すため私の身体は再び霊柩車に乗せられ、市営斎場から火葬場に移された。
 最期の別れの時が来た。
 僧の野辺送りの読経の元、参列者は私の顔を覗き込むと、棺に花を供えて去っていった。
 同級生も訪れてきた。目を赤くしている生徒もいたがあまり馴染みのある顔は居なかった。
 そんななかで、今年の夏ある日に、真っ白な開襟シャツの胸のボタンをはだけて、教室でギターを奏でていた矢吹の訪れに、私は身を硬くした。矢吹と話すようになったのは、放課後の図書室で偶然同じ作家の小説を読んでいた事がきっかけだった。
彼は江戸末期の不遇な蘭方医を描いた長編を、私はその作家の初期の短編集を手に取って、戦後間もない時代の天才ボクサーの生涯を描いた作品を読んでいた。
 帰り道も同じ方向だったので、最近時々、二人で一緒に帰ることがあった。

440 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:58:42.10 ID:8tfvNwol0.net
>>439
矢吹が来た。
 棺に横になっていると、ちょうど鼻の穴が下から見えてしまう位置に矢吹の顔が有ったので、鼻の手入れを何時したか気になったが、鼻には綿が詰められているし、今更もう仕方がない。
 顔色が良くて元気な時にもう一度会いたいと思った。
 棺は花が散りばめられ、蓋が閉じられて最後の釘が打たれた。
 棺の中は花の薫りで満たされた。
 やがて僧の読経が終り、おりんの響きがさめ切ると遺影のある火葬炉の厚い鋼鉄の扉が開かれた。
 再び僧の読経が始まった。私の身体は火葬炉の中に入れられ扉が閉められ施錠された。扉の鍵は火葬場の官吏から喪主の母に託され、母は官吏に促され炉の点火ボタンを押した。
 矢吹はその光景を、拳を握り肩を震わせ少し離れた所からじっと眺めていた。涙だけは流すまいと懸命にこらえているのがわかった。

 「矢吹ありがとう」

441 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 21:59:32.09 ID:wFO0Axjm0.net
>>433->>435
>>436
何か独特な悲壮な雰囲気をかもし出しながら
死へ向かう状況が淡々と描かれているあなたの文体が結構好きです
 
国語の入試問題に出てくるような小説とかで昔見たことあるような気さえしてしまうw

442 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:05:28.04 ID:zPDyVvYga.net
>>432
理佐ちゃん悪役似合っちゃうからなぁ
そこが切なくて好きなんだけど・・・

>>438
パクり真骨頂!?
続けてくださいm(__)m

443 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:07:03.29 ID:8tfvNwol0.net
>>440
炉に火が入った。
 棺の温度が上昇してくると周りの花から煙が出始めた。道ずれになってしまった花達に申し訳ない気持ちになった。
 「ごめんなさいね」
 やがて私の身体も炎に包まれ始めた。脂肪の厚い部位は脂が弾け炎が散った。脳は音をたてて融けて行き、眼球からは湯気が上がり、眼球内の水分が蒸発してゆくと萎みはじめた。
水分が抜けるとぱっと火が着き、瞬く間に灰になり眼球は炉の中に散った。
 血肉が燃え尽きると、骨の物質と高温とが化学反応を起こし、炉の中で色とりどりの炎の乱舞がはじまった。あまりに見事な光景だったので私は声をあげ手をたたいて喜んだ。
 反応する物質が燃え尽きて、華麗な炎の乱舞が終ると、骨は堀炬燵の炭のように、芯から熱せられて赤く輝きはじめた。
 私は炉の中で色とりどりの炎逹に囲まれてあたたかく、心地よく、緩んた気持ちになっていた。

444 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:09:30.82 ID:8tfvNwol0.net
>>441
ありがとうございます。
マジででうれしい!!

445 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:12:58.79 ID:8tfvNwol0.net
>>442
パクりですがひとつ私の中でルールを決めまして、書いてる途中は参考資料を見ない!ってきめてます。
見ながら書くとホントにただのパクりになってしまいますので

446 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:27:29.85 ID:wFO0Axjm0.net
>>443
自身の肉体の各部位が崩壊し焼かれていく描写がなんともグロテスクですが
それを客観視する魂だけになった『てち』自身が
その状況を狂気し喜んでいるところがなんとも凄すぎる

447 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:33:34.47 ID:8tfvNwol0.net
>>443
炉の火が落とされた。
 赤く輝きを放っていた私の骨は徐々に熱を放出してゆき、輝きは表面から消え始め白くなっていった。芯にほんのりと僅かな熱を残している位に冷めると、炉の扉が開かれ私の身体は外に引き出された。
拾骨の為官吏にまとめられた私の骨は参列者の前に晒された。頭頂部と喉仏の骨は分けられ、その他の部位は次々と参列者によって骨壺に納められていった。
 矢吹はもう来られないと思っていたが、同級生に連れられ右手の前腕辺りの骨を共に拾い骨壺に納めてくれた。
 最後に喉仏と頭頂部を納めると骨壺の蓋は閉じられた。
 骨壺は白木の箱に入れられ白布できっちりと包まれ、火葬済みの印が捺された埋火葬証明書と共に官吏から母の手に帰された。

448 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 22:54:09.02 ID:8tfvNwol0.net
>>447
荼毘に付された私の遺骨は、納骨までの間一時帰宅することとなった。
 私の遺骨は父の位牌と遺影の横に並べられた。
 玄関の鍵が開いた。母が仕事から帰って来た。食卓の上に買い物袋と鞄を置き、私の骨と父の位牌のある仏壇に煙の少ない線香を供え、夕食の準備を始めた。
 母はテレビを眺めながら独り食卓に着いた。夫と娘に先立たれて寂しそうであったが、食卓にのぼった食材の品数は確実に増えていた。それを見て私は少しホッとした。

449 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 23:00:25.71 ID:8tfvNwol0.net
>>448
テレビでは女性アイドルグループが揃いの衣装を着て歌い踊っていた。
先頭とその後ろ二人に既視感の様なものを覚えたが、忘れてしまった。
 そんな夢でも見たのだろうとおもった。
 「まぁいいか」
 
 学校では教室の窓際で男子生徒がギターの弦を弾いていた。何かとても悲しい事でもあったのか、激しい悲哀の中で有らん限りの感情に弄ばれるように、汗を飛ばして一心不乱に奏でていた。
 
 少し脚をのばして堤防に来てみた。
 広い河川敷だった。隣に大きな病院が見えた。
 ここも見覚えがあったが忘れてしまった。小さい頃の記憶の断片だろうと思った。
 枯れ草に今にも埋もれてしまいそうな小路が、遠く鉄橋まで続いていた。
列車が通過する度に車輪とレールの打ち鳴らす音が、平らに広がった空気を伝って私まで届いた。
 私は走り去る列車を見つめながら。このままここで、この世界の空気にとけてしまいたいと思った。
 
 終わり。

450 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 23:01:31.34 ID:8tfvNwol0.net
以上!
欅坂46でしたっ!!

451 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 23:25:21.31 ID:zPDyVvYga.net
>>450
長編お疲れ様ですm(__)m

読んでる時は細部の猟奇的な表現に怖さを感じたのに
読み終わった今は幻想的でどこか懐かしさすら感じています
なんだか不思議な世界を見たみたいな・・・
この感想を言葉に出来ない自分の語彙力の無さがもどかしい

452 :居酒屋理佐ちゃん 第5話:2017/05/27(土) 23:38:49.40 ID:zPDyVvYga.net
「パパんとこ来たいの〜」
赤信号で停まるたびに赤ちゃんあやす俺

「運転が丁寧になってるね」
「愛しの可愛い娘乗っけてるからね」
「私は愛しの理佐ちゃんだけなのに娘には可愛いもつくんだ」
娘にヤキモチ妬く理佐ちゃん

「だって理佐ちゃんが可愛いなんて周知の事実だからあえて言わないでしょ」
「また馬鹿なこと言ってる」なんて言いながら頬が緩んじゃう理佐ちゃん

理佐ちゃんの機嫌をとりながら車をコンビニに入れる俺

「え〜っ!?またコンビニ寄ってくの?」
「うん、由依ちゃんの顔見てたら抱っこしたくなっちゃった」って子煩悩な俺
「でも3回目だよ車停めて抱っこするの」呆れる理佐ちゃん

「あとさ、由依ってなに?」
「由依って名前も良い名前だなと思って」
「思ってじゃねぇよ、葵って決めたよね」
「たまに由依って呼ばして」
「ダメ、たまにでも違う名前で呼ばないで」
「葵ちゃんだってたまには由依って呼ばれたいでちゅよね〜」って葵ちゃんをあやす俺

そんな俺を呆れながら見てる理佐ちゃん

「葵に俺君盗られたらヤダから抱っこ1日3回までね」
なんて娘にヤキモチ妬きそうだから好き

453 :居酒屋理佐ちゃん 第6話:2017/05/27(土) 23:42:42.22 ID:zPDyVvYga.net
「やっぱり自分の家は落ち着くな」
葵ちゃんをベッドに寝かして、ほっと一息の理佐ちゃん

「失礼します」
お茶持って入ってくる稔侍

「退院おめでとうございます」
「ありがとうごさいます」
丁寧に挨拶しあう理佐ちゃんと稔侍

「稔侍さんにも迷惑かけちゃって」
「いえ、迷惑なんて滅相もありません」
「私居ない間俺君迷惑かけませんでした?」
失礼なこと聞く理佐ちゃん

「俺さんはまぁそれなりに・・・はい」
ウソのつけない稔侍が言いよどむ

ヤバい勘のいい理佐ちゃんに気づかれちまう

「稔侍、なんか用だったんじゃねぇのか?」慌てて助け船出す俺

「稔侍さん私たちより年上なんだから呼び捨てしちゃダメだよ」
「でも稔侍が気使わないでくれってゆうから、なあ稔侍」
「はい、そうしてください」って律儀な稔侍

そんな稔侍に困る理佐ちゃん

「この二人面倒くさくてヤダ」って言いそうだから好き

454 :居酒屋理佐ちゃん 第7話:2017/05/27(土) 23:44:39.33 ID:zPDyVvYga.net
「だいたいなんでうちの板前さんはみんな稔侍なの?私も稔侍さんって呼んじゃってるけどさ」
「稔侍って私だけじゃないんですか!?」
理佐ちゃんの問いかけに驚く稔侍

「お前三代目稔侍なんだよw」って俺
「私の前に板前二人いたんですか?」
「俺君のイジメに耐えれなくて逃げちゃったの」理佐ちゃんがため息まじりに答える

「一代目と二代目は根性無しだったなぁ」遠い目で懐かしむ俺

「懐かしがってなくていいから早く教えて」って理佐ちゃん

「居酒屋理佐ちゃんで板前やるってことは俺と理佐ちゃんの付き人だろ?だから高倉健さんの付き人やってた小林稔侍から名前貰ったんだよ」

「料理の素人が板前さんのこと付き人とか言ってんじゃねぇよ」
って長めのドス効かす理佐ちゃん

俺の耳思いっきり引っ張って怒る

「痛たたた〜理佐ちゃん痛いよ」
慌てて助けてくれる稔侍

「とにかく呼び名は稔侍でいいから稔侍さんのことイジメたら許さないよ」って俺に言う理佐ちゃん

稔侍が一瞬俺の呼び名は稔侍のままかよ!って顔したけど好き

455 :居酒屋理佐ちゃん 第8話:2017/05/27(土) 23:47:49.99 ID:zPDyVvYga.net
こいつ稔侍って呼ばれるの不満なのか?
不信感丸出しの俺の視線から逃れるように理佐ちゃんに自分の用を伝える稔侍

「兄さんのお義母さんが病院から戻ったら電話欲しいそうです」

稔侍が兄さんって呼んでるのは理佐ちゃんの亡くなった前の旦那さんだ
稔侍は前の旦那さんの弟弟子だった縁で居酒屋理佐ちゃんで板前してくれてる

そんでお義母さんてのは前の旦那さんのお母さんのことだ

「お義母さんどうしたんだろ」って言いながら携帯持って廊下に出てく理佐ちゃん

「稔侍って名前不満か?」
理佐ちゃん居ない隙に稔侍に聞く俺

「いえ・・・別に」
俺の方見ないで答える稔侍
「不満だったら言ってくれな」
俺の言葉に一瞬釣られてなんか言いそうになる稔侍

「言ってくれても稔侍って呼び名は絶対変えないけどw」
俺の笑顔にがっかりする稔侍
この野郎やっぱり不満なんじゃねぇか

稔侍からかってたら
「俺君大変!」なんて言いながら理佐ちゃんが駆け込んで来そうだから好き

456 :名無しって、書けない?:2017/05/27(土) 23:49:40.40 ID:8tfvNwol0.net
>>454
この瞬発力www

457 :居酒屋理佐ちゃん 第9話:2017/05/27(土) 23:52:52.03 ID:zPDyVvYga.net
「俺君大変!」
駆け込んで来る理佐ちゃん

「どうした理佐ちゃん!」
同時に理佐ちゃんに声かける俺と稔侍

「お前なに理佐ちゃんとか呼んでんだよ使用人の分際で」
思わず稔侍に本音全開で詰め寄る俺

「すいません、つい」頭下げる稔侍
「ついじゃねぇよ、いくら先代の弟弟子だって身分わきまえねぇと許さんぞ」さらに詰める俺

「俺君、それどころじゃないよ」
「お義母さんなんだって?」
「お義父さん亡くなったって」
「えっ!?マジで!?」
「うん、私のこと気づかって黙ってたみたい」
「いつ?」
「それがね、葵の生まれた日なんだって」
「マジか・・・偶然とは思えないな」
理佐ちゃんの肩抱き寄せて慰める俺
手で稔侍を追い払う俺

稔侍居なくなったらめっちゃ甘えてくれそうだから好き

458 :居酒屋理佐ちゃん 第10話:2017/05/27(土) 23:55:46.72 ID:zPDyVvYga.net
「心配だから明日お義母さんの様子見てくるか?」
お店締めて遅い夕飯食べながら言ってみる俺

「うん、私は葵がいるから行けないけど大丈夫?」
「任せろよ、先代のお義母さんのこと放って置けるかよ」って胸叩く俺
「ありがとう、俺君優しいな」
俺の方見て微笑む理佐ちゃん

ママになってもやっぱり世界一可愛いなってメロメロな俺

「しかしお嬢の誕生日に亡くなるなんてお義父さんの生まれ変わりかもしれませんね」
俺と理佐ちゃんのラブラブムードに水差す稔侍

「お前よぉあんなに可愛い葵ちゃんが汚ぇジジイの生まれ変わりなわけねぇだろ!おぅコラ」って稔侍詰める俺

理佐ちゃんに助け求める稔侍に
「今のは俺君が正しいね」って言ってくれそうだから好き

459 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 00:45:50.50 ID:Y/Bx1wgZ0.net
>>458
たまに正しい北……もとい俺君!!

460 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 01:30:04.76 ID:bCQUnkmda.net
>>459
ありがとうございますw

461 :居酒屋理佐ちゃん 第11話:2017/05/28(日) 01:32:54.73 ID:bCQUnkmda.net
困ったわいってトイレの中で腕組みする俺

つい理佐ちゃんの前でカッコつけて任せろなんて言ったわいいけど・・・

考えたら明日は日本ダービーじゃねぇか
ババアの様子見に行ってる場合じゃねぇぞ、どうする俺

取り合えず予想だけでも今日中にしておくかって競馬新聞持って稔侍の部屋へしけこむ俺

「競馬止めるって理佐さんと約束したんじゃないんですか?」
部屋に押しかけて競馬新聞拡げる俺をなじる稔侍

「理佐さんのこと悲しませるようなことせんでください」って頼んでくる稔侍

なんだこいつ急に・・・酔ってんのか?

「うるせぇな、なんだよ理佐ちゃんの心配ばっかりしやがって惚れてんのか?」
笑いながら稔侍をからかう俺

「惚れてますよ」
真顔で言う稔侍にびっくりしちゃう俺

「マジ?」恐る恐る聞く俺
「はい、すいません」って頭下げる稔侍

好きとか呑気なこと言ってる場合じゃないけど・・・
やっぱり理佐ちゃんが好き

462 :居酒屋理佐ちゃん 第12話:2017/05/28(日) 01:38:07.19 ID:bCQUnkmda.net
「惚れてますよ」
稔侍の突然の告白に度肝抜かれる俺

「いつから・・・ですか?」
「初めて理佐さんにお会いした時から惚れてます」
「えっ!?そんな前から・・・ですか・・・」
びっくりし過ぎて気づいたら正座して敬語になっちゃってる俺

「あのう、理佐ちゃんは知ってるんですか?」
「言えるわけないじゃないですか、初めてお会いした時にはもう兄さんの想い人だったんですから・・・」
横向いて絞り出すように呟く稔侍

「先代が亡くなった後は?」
「理佐さんの小料理屋には通ってました」
「俺と一緒じゃないですか」
「常連のお客さんに聞いて俺さんのことも知ってました」
「そうなんですか?すいません気づかなくて」
「いえ、俺さんが理佐さんしか見えてないの分かってましたから気にせんでください」
「じゃあやっぱり稔侍さんも理佐ちゃん狙ってたんですか?」
「いえ、自分は兄さんへの義理がありますから遠くから見守るつもりでした」
「あんた健さんみたいだな」稔侍の昭和な人生に感動する俺

稔侍の人生狂わせちゃいそうな理佐ちゃん
罪な女だけど好き

463 :居酒屋理佐ちゃん 第13話:2017/05/28(日) 01:46:39.52 ID:bCQUnkmda.net
昭和を引きずってるような稔侍の生き様に感動すらしている俺

「あのう僕のこと嫌いですよね?」
「理佐さんと結婚して1ヶ月もしないで逮捕されたの新聞で知った時には正直殺してやりたいと思いました」
うわっなに怖いこと普通な顔して喋ってんだこの人

「そうですよね、稔侍さんの立場になったらそうなりますよね」
なんで俺こいつの部屋に競馬の予想しに来ちゃったんだろって後悔の俺

「やっぱり顔ですか?」
「はい?」俺の質問の意味が分からず戸惑う稔侍

「いや、あのう理佐ちゃんのどこが好きなのかなと思って」
「あぁそういう意味ですか、世界一の美人だと思ってます」
「やっぱりそうですよね!世界一の美人ですよね」って嬉しい俺

「酒飲みます?」尊敬する稔侍と飲みたい俺

「理佐ちゃんのツンデレも最高ですよね」って稔侍と肩組んで語り合う俺
「自分は理佐さんにツンデレしてもらったことないですから」って寂しそうな稔侍

「俺はほぼ毎日理佐ちゃんのツンデレしてもらってますよ」って勝ち誇って高笑いの俺

理佐ちゃんのお陰で誰にも負けないぐらい幸せだから好き

464 :居酒屋理佐ちゃん 第14話:2017/05/28(日) 01:49:46.69 ID:bCQUnkmda.net
「うわっお酒くさい」
理佐ちゃんの声で目を覚ます俺
二日酔い半端ない

「ねぇどうして稔侍さんの部屋で寝てるの?」
「昨日稔侍さんと飲んでてそのまま寝ちゃった」
理佐ちゃんから葵を奪う俺
「葵ちゃんおはよーパパでちゅよ〜」
「葵まで二日酔いになっちゃうでしょ」って葵を奪い返すママな理佐ちゃん

「あれ稔侍さんは?」
「とっくに起きてお店の準備してるよ」
「さすが俺の尊敬する男だな、挨拶してこよ」っていそいそ起き出す俺

「ねぇちょっと待って、今稔侍さんって言ったの?」
「うん?稔侍さん」
「ねぇどうしたの?なんで急に稔侍さんなの?」
「男にしか分かんない世界だよ理佐ちゃん」って笑う俺
「なにそれ?意味分かんない」
「まぁ理佐ちゃんは罪な女ってことだよ」って言う俺に

「朝から失礼なこと言ってんじゃねぇよ」ってドス効かす罪な女理佐ちゃん

「なんかムカつくから今日は葵のこと抱っこさせてあげないよ」って拗ねちゃいそうだから好き

465 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 02:32:13.01 ID:LD9ktyrM0.net
>>452
娘が高校生に成長しても いつもママに謝らされたり
顔が浅黒くてゴボウみたいに細い小学生に勘違いされないことを祈ります

466 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 02:48:53.95 ID:LD9ktyrM0.net
>>449
この物語の後半は「てち」が瀕死の状態から実際の死に至り
自己の崩壊過程から葬式を経たその後の状況までの詳細を
「魂」とでもいうような「てち」自身が一人称の視点で
外から俯瞰して観察しながら語ってるんですね 
そのほか状況描写や場面描写や個々の語彙など
私にはなかなかマネできないものだと思いました
面白いものを読ませてもらいました ありがとう

467 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 07:06:12.27 ID:Y/Bx1wgZ0.net
>>466
お読み頂きありがとうございます。


種本は吉村昭「星への旅」と言う短編集です。
もう読んだ事ある人からすれば
「ちょwwwお前パクりやんwww」
て位だと思います。
但少し前に書き込みましたが、見ながらは書いていません。もう何べんも読みましたがwww
「W-欅坂の詩」のMVを観て感動しちゃって
それで自分想起した世界を表現して見たくって、書き始めたらこんな終わり方が素敵じゃあないかしらと思いまして、あの小説の世界観を持って来られないかと何とか苦労して噛み砕いて私なりに表現してみた次第です。
葬式のくだりとかは解らんのでグーグル先生にお聴きしましたがwww
時系列的には
てち最近調子悪い→熱出て学校早退して家で寝る→母ちゃんてちがやばなってるの発見して救急→死んだ親父妻と娘の様子を語る→

468 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 07:22:14.24 ID:Y/Bx1wgZ0.net
>>467
てち夢遊病状態で病院脱走して徘徊しながら「W-欅坂の詩」の夢みる→てち外でぶっ倒れて更にヤバくなる→てち死んじゃう→葬式からの火葬
と言う感じであります。

矢吹は「世界には愛しかないの」ギター弾いてたあいつです。
因みに矢吹君には、たまに熊本弁がでる親友の田中君というのがいまして、登場させようと捻りましたが流石にやめましたwww

469 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 07:54:03.24 ID:CqRJ3hMr0.net
>>450
このスレらしからぬ難解さを秘めた作品に
思わず引き込まれました
あまりに暗黒な物語のため、あなたの精神を少し疑いましたが、
ちゃんと元ネタがあったんですねw

470 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 07:58:15.91 ID:CqRJ3hMr0.net
『家政婦のリサ』 最終話

 昨日まではすべてが順調だったのに 何もかもが崩れ去った
   ---The Beatles/Yesterday---

朝、目が覚めるとソファーから転げ落ちた。
ひょいと時計を見上げる。遅刻しそうだ。
手ぐしで髪をとかし、コートをひっかけ、帽子をつかむ。
帽子の中には、一通の手紙とマフラーがある。


〜Dear my teacher〜

夢があります。
今は言えませんが、きっと言える日が来ます。
お金の件ですが、夜中にコンビニのATMへ行き、
必要な分だけもらいました。キャッシュカードは盗ってません。
暗証番号、変えたほうがいいですよ。
その引き換えと言っては何ですが、手編みのマフラーと便箋の裏に
キスマークを残しておきました。「ピッ」てすぐ終わらせたから、
変なキスマークですけどね。
それでは 

〜From理佐〜


藍色のマフラーを広げた。
右手で「my teacher」の刺繍を胸に抱きしめ、左手で「risa」の刺繍に
お別れの口づけをした。
また、どこかで会えるさ。

おしまい

471 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 08:42:50.20 ID:Y/Bx1wgZ0.net
>>469
お読み頂きありがとうございます。

はい。元ネタがあります。
元ネタを何とか頭こね繰り回して書いてみたのはよいものの、時系列がおかしくなったり更に誰の目線で書いてるのか自分でも解らなくなって「あ"ぁーー!」ってなりまして、ジュース買いに外出た時に「せやっ!てちも徘徊させたろwww」ということにw

私はあなたのような炭酸水のように爽やかで軽妙なタッチの表現がうまくいかず、逆にあなたのような表現に憧れます。
素敵だと思います。

472 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 10:06:26.51 ID:Rs8BVrMJK.net
>>468
ギターを始めた矢吹と熊本の田中って、なこみくですかw
確かにあのMVを初めて見たときに私も何かこの世のものとは思えない浮遊感みたいなのを感じたのを思い出しました
次回作も期待しています

>>470
そう来たかwって感じですね
コンビニで1回に引き出せる額は限られてるから何回かに分けて犯行を重ねておいて最後に置き手紙してドロンっていうふうにしなかったのはさすが理佐ちゃんだと何か妙に清々しい感動がありましたw
ありがとうございます

473 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 10:32:44.59 ID:Y/Bx1wgZ0.net
>>472
ありがとうございます。
なこみくは年齢的にも丁度よくということでww
もし次回があるのならエロいの書いてみたいっす!

474 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 13:01:32.76 ID:CqRJ3hMr0.net
>>471
こんなペラペラの文章を褒めていただけるなんて恐れ多い
ちなみに僕の場合も、いいアイデアが浮かぶのは散歩してる時です

>>472
そんな理佐ちゃんは嫌だww
実は、キャバ嬢らしき人とサラリーマンがコンビニに入っていくのを見て、
こういう筋書きにしましたw
理佐ちゃんをキャバ嬢に見立てて申し訳ないw

475 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 13:23:56.85 ID:3SDZ7iJGa.net
>>474
お洒落な余韻にひたってたのに理佐ちゃんをキャバ嬢に見立ててなんて・・・

476 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 18:49:02.54 ID:CqRJ3hMr0.net
>>475
余韻ぶち壊してすいませんw
でも、俺くんだって理佐嬢にはたくさん貢いじゃうと思いますよ

477 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 18:54:58.76 ID:CqRJ3hMr0.net
『高2の軍曹』 第19話

「お友達になってください」
志田にそう言われて、少しショックを受けた。てっきり友達同士だと思っていたので、
返す言葉もなくただ頷いた。
志田によると、「でも先輩には下心らしきものがない。だから、友達になれそう」
ということらしい。

学校からの帰り道に、この話を茜ちゃんにすると、
「でもさ、友達になってどうするの?」と聞かれ、これまた返答に困った。
「うーん、いっしょに遊ぶとか?」
「遊びたいの?」
茜ちゃんの顔が少し険しくなった。僕は首をかしげる。
「ダメかな?」
「私に聞いてどうするのよ」

つづく

478 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 18:55:29.77 ID:CqRJ3hMr0.net
つづき

少し話が長くなりそうなので、公園に入った。日も暮れて子どもたちはもういない。
近くのベンチに座ると、茜ちゃんにじーっと見つめられた。
「なに?」
「ねえ、私もお友達にして」
今更、何を言っているのだろう。もしかして、茜ちゃんとも今までは友達じゃなかったと
言うのか?
「何、言ってんの、茜ちゃんは…」
「お友達になってください」
真剣な瞳が近づいてくる。どう答えようか迷っている間にも、ますます迫ってくる。
鼻が触れそうになってようやく、「いいよ」と答えることができた。
ある意味、脅しである。

「ありがと」と至近距離もそのままにお礼を言われ、頬がふれ合った。
シルクのような肌が心地いい。でもこんな時間、長くは続かない。
どこからかヒヨドリの甲高い冷やかしが飛んできて、二人は淡い夢から我に返った。

479 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 18:58:42.37 ID:pVAKnF9p0.net
展開に悩んでるんで息抜きに小ネタ(?)でも投下します

なーことぺーで愛してるゲーム編

梨加「なーこちゃん、」

長沢「どうした?りかちゃん、」

梨加「あのね、愛してるゲームって知ってる?」

長沢「何それ?」

梨加「えっとね、1人が愛してるっていって、相手がもう一回って言って、照れた方が負けっていうやつ!!」

長沢「ほんとう!!?やろ!!」

梨加「やったぁ!えーっと、どっちが何を言う?」

長沢「梨加ちゃんが、愛してるって言って、欲しい!」

梨加「おっけ〜じゃあ、なーこちゃんはもう一回って言ってね!」

梨加、長沢「せーの」

梨加「愛してる。」

長沢「もう一回!」

梨加「愛してる!」

長沢「…もう一回…!」

梨加「ぇっと愛してる!!」

長沢「…////」プシュー

梨加「なーこちゃん!?」

なーこがぺーに愛してるって言われて恥ずかしくなるだけでした。すいません

480 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 21:46:04.57 ID:+75wqgyEd.net
他のスレ含めて、欅坂の小説が盛り上がってきてるね。
映像化してほしいわー

481 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 22:39:36.01 ID:IZsRstCca.net
>>476
他の客の相手させたくないから破産するまで指名し続けます

>>477
>>478
もなちゃんのお陰で茜ちゃんとの距離縮んでますよね
早く幸せな二人が見たいです

>>479
お疲れ様です
展開に悩んだら複数連載おすすめです

なんて連載地獄に引きずり込もうとする俺w

>>480
喜ばしいことですよね
ここも書いてくれる人が増えて嬉しい

482 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 22:40:14.17 ID:Rs8BVrMJK.net
【帰ってきた小劇団・第6幕・中編@】
>>310の続きです

ナナ「ところで、元気ない理由は何なんですか?」
もん「いや、この前予選1回戦やってさ、ようやっと勝った感じだったろ?大変だなあって改めて思い知ってさ」
ナナ「甲子園への道は厳しいですよね」
もん「毎回こういう重圧と戦ってたゆい太を改めて尊敬したよ。俺はゆい太の代わりにはなれないなって。みんなに迷惑かけて申し訳なくて」
ナナ「あの…ちょっと生意気なこと言っていいですか?」
もん「何?」

平手「急にニタナナは真剣な顔になりました」

ナナ「野球って、1人でやるものじゃないと思うんです。全員野球って言いますよね?
だから苦戦や敗戦を自分のせいだけにするのは間違いだし、逆に自分が頑張れば勝てるって考えるのは思い上がりです」
もん「厳しいなあ(笑)」
ナナ「すいません…兄がよく言ってるんです」
もん「でも、なんかちょっと目がさめたよ。ありがとう」

483 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 22:42:17.69 ID:Rs8BVrMJK.net
【帰ってきた小劇団・第6幕・中編A】

ナナ「だから自分がなんとかしないとって思い込んで1人で空回りする代わりに、もっと9人全員でっていう意識を持つといいと思います」

平手「ドキッ…」

ナナ「それに、誰もゆい太さんの代わりにはなれないですよ。でも、ゆい太さんの意思を継ぐことはできます。だから全員でその気持ちをひとつにしていけばいいと思います」
もん「なるほど…」
ナナ「もん太さんはもん太さんらしく、頑張ればいいと思います」
もん「ありがとう」

平手「もん太はこの力強い励ましに力をもらったようです」

もん「よし。また練習頑張るよ。今度はあんなに打ち込まれたくないからな」
ナナ「あの…その点でもひとつお話ししておきたいことが…」
もん「何?」

484 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 22:44:34.18 ID:Rs8BVrMJK.net
【帰ってきた小劇団・第6幕・後編】

ナナ「もん太さんは、ストレートにはわりと自信ありませんか?」
もん「うん。いちばんかもね」
ナナ「カーブはまだ苦手ですよね」
もん「そうだね」
ナナ「シュートはすっぽ抜けとかがかなり心配ですよね?」
もん「確かにそうだけど…配球を考えるってこと?」

ナナ「違います。ぽん太郎さんがサイン出したときに、もん太さんの顔芸で次に何が来るか丸分かりなんです」
もん「え?…」
ナナ「もん太さんの表情を見れば、それで相手チームが球種をしぼれちゃうんですよ。私だってほぼ100%当たりましたから」
もん「気づかなかった…(愕然」
ナナ「なので、ポーカーフェイスの特訓をしてください」
もん「了解(笑)」

平手「こうして元気を取り戻したもん太は、快進撃を始めたのでした」

485 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 22:57:49.85 ID:IZsRstCca.net
>>484
チワン族さんがしばらくぶりにこっちに書いてくれたw
おかえりなさいませm(__)m

486 :転校生の理佐ちゃん 第1話:2017/05/28(日) 23:10:16.12 ID:IZsRstCca.net
「お巡りさんこれ」
学校行く途中の駅で財布拾った高2の俺

いつもなら金だけ抜いて財布捨てちゃうんだけど・・・
定期券が入ってたのと女の子っぽい財布にほだされて交番に届けた俺

「ちょうど持ち主らしき女の子が来てるよ」ってお巡りさん

「あっこれです」って持ち主の女の子

女の子の顔見て一瞬驚く俺

「ありがとうございます」
俺の驚きに気づいてないのか、お礼言いながらお辞儀する女の子

うちの学校の制服だな、なんてさりげなくチェックする俺

「書類とかめんどくさいからお礼いらないです」
お巡りさんが手続き始めようとするの振り切って学校に行っちゃう俺

またお礼言って頭下げる女の子に釣られて丁寧にお辞儀する律儀な俺

それ見て微笑んだ女の子めっちゃ可愛いから好き

487 :転校生の理佐ちゃん 第2話:2017/05/28(日) 23:17:02.64 ID:IZsRstCca.net
「今日転校生来るらしいよ」
「ふ〜ん」友達に言われても興味なく答える俺

教室に入ってくる先生と転校生
「あっ!?」思わず声出す俺

転校生は朝の女の子だった

「なぁ似てねぇか?」
前の席から顔向けて囁く友達
「何が?」
「とぼけんなよ、お前が中学んとき付き合ってた・・・」
「似てねぇよ!」
「そうか・・・ごめん」
思いがけず強く否定する俺に謝る友達

否定したけど本当は似てると思った
交番で初めて顔見た時に驚いたのは可愛いからだけじゃなかった俺

転校生の理佐ちゃんは中学んとき付き合ってた彼女に似てた

「俺君?朝はありがとう」
休み時間に俺にお礼にくる理佐ちゃん

「別に通り道に交番あったから」
「そうなんだ・・・」

「めったに落とし物なんてしないのにな私」
愛想の無い俺に困ってひとりごとみたいに呟く理佐ちゃん

困り顔も可愛いだろうから好き

488 :転校生の理佐ちゃん 第3話:2017/05/28(日) 23:24:06.98 ID:IZsRstCca.net
「転校初日で緊張してたんじゃない?」
困ってる理佐ちゃんに助け船出す俺の友達

「緊張してたのかな・・・」照れ笑いしながら俺ん見る理佐ちゃん
「緊張してたでしょ自己紹介の声めっちゃ小さかったもん」
美人相手にテンション上がる友達

「人見知り激しいから・・・私、でも良かった、教室に知り合い居て」
って言いながら俺の方見る理佐ちゃん

朝会っただけなのに知り合いとか言っちゃいそうだから好き

489 :転校生の理佐ちゃん 第4話:2017/05/28(日) 23:25:23.69 ID:IZsRstCca.net
「それでこいつ渡邉さん見て驚いてたんだ」
理佐ちゃんから俺に財布交番に届けてもらったの聞かされた友達

「てっきり渡邉さんが似てるから驚いて・・・あっごめん」
俺の視線に気づいて話を途中で止める口の軽い俺の友達

「似てるってなに?」
当然聞いてくる理佐ちゃん

「中2のとき付き合ってた元カノ」
口の軽い友達睨みながら答える俺

「そうなの?」
「似てないよ、全然似てない」
ちょっと嬉しそうな理佐ちゃんが眩しくて慌てて似てないって言っちゃう俺

チャイムなって自分の席に戻ってく理佐ちゃん

こっち振り向いて「通り道って言ってたけど交番反対方向だよね」っていたずらっぽく笑いそうだから好き

490 :転校生の理佐ちゃん 第5話:2017/05/28(日) 23:28:51.77 ID:IZsRstCca.net
理佐ちゃんが転校して来て1ヶ月

放課後誰もいない教室でマンガ読んでる俺
理佐ちゃんが話があるから待っててって言うから待ってんだ

「なぁお前理佐ちゃんとどうなってんの」
「うん?」
帰ったと思ってた友達が戻ってきた

「うん?じゃなくて付き合ってんの?」
「付き合ってるわけねぇだろ」否定する俺

「でも噂になってるじゃん」
「噂だけだよ」
「理佐ちゃんでもダメなんだ?」
「どういう意味だよ?」
「似てるからさ」
「そんな理由で付き合わないよ」苦笑いの俺

「でも理佐ちゃんはお前のこと好きだぞ」
「そんなの分かんないだろ」
「俺には分かるんだよ、理佐ちゃんのこと本気で好きな俺にはな」
って真剣な友達にちょっと戸惑う俺

友達が熱くなっちゃうぐらい可愛い理佐ちゃんだから好き

491 :転校生の理佐ちゃん 第6話:2017/05/28(日) 23:30:13.33 ID:IZsRstCca.net
「忘れられない気持ちも分かるけどさ、理佐ちゃんのことも考えてあげてくれよ」
なんて言いながらどっか言っちゃう友達

カッコつけやがって理屈じゃ分かっててもどうしようもない感情もあるんだよ

「お昼休みに友達君に告白されたんだ」
学校帰りに理佐ちゃんに話があるって連れてこられた公園

それで熱くなってたのか?あの馬鹿・・・

「断っちゃった・・・」呟く理佐ちゃん
頬に涙が光ってそうだから好き

492 :転校生の理佐ちゃん 第7話:2017/05/28(日) 23:33:13.75 ID:IZsRstCca.net
「好き嫌いは誰にもあるから理佐ちゃんが悪いわけじゃないんだから泣かなくても」
理佐ちゃんをなぐさめる俺

「でも・・・私のせいで俺君と友達君が仲悪くなっちゃったら・・・」
風でなびく長い髪を抑えながら呟く理佐ちゃん
そんな仕草まで似てるから困る
あいつのことなんて早く忘れたいのに・・・

「なんで理佐ちゃんがあいつ振ったら俺と仲悪くなるんだよ」って笑う俺

「私と俺君噂になってるからさ」って呟く理佐ちゃん

「噂なんて関係ないよ、俺と理佐ちゃん何でもないじゃん、ただの友達だろ?」

「ただの友達なんだ・・・」
ちょっと寂しそうな理佐ちゃんだから好き

493 :転校生の理佐ちゃん 第8話:2017/05/28(日) 23:34:29.26 ID:IZsRstCca.net
やっぱり俺のこと好きなのかな理佐ちゃん
「理佐ちゃんのことも考えてあげてくれよ」友達の言ってた言葉が胸に突き刺さる

「似てるだけじゃダメなのかな?」
「なに言ってんだよ」
「元カノに似てるだけじゃ好きになってもらえないかな?」
なんて聞きそうだから好き

494 :転校生の理佐ちゃん 第9話:2017/05/28(日) 23:37:31.33 ID:IZsRstCca.net
「そんなのダメだよ」
言いながら池に向かって石投げる俺
なんだか理佐ちゃんの顔見れない

「誰かの代わりなんて哀しいじゃん、理佐ちゃん可愛いし性格も良いんだからちゃんと好きになってくれる奴と付き合えよ」
「俺君は・・・俺君は好きになってくれない?」
強い風に髪抑えながら聞く理佐ちゃん

「無理だよ」池に向かって思いっきり石を投げる俺
池から遠く外れてく石

「顔だけじゃ無ぇんだもん」
「えっ・・・」
「そうやって髪抑える仕草とか何げないとこも似てんだよあいつと」
また池から外れる石

「忘れたいのに理佐ちゃんといると思い出しちゃうんだよ」
投げるたびに外れてく石

「ごめん・・・」謝る理佐ちゃん
「謝んないでくれよ」
「でも・・・」
「理佐ちゃん悪く無いんだからさ」ってつとめて笑顔で言う俺

そんな俺になんて言っていいか分からず立ち尽くす理佐ちゃんだから好き

495 :転校生の理佐ちゃん 第10話:2017/05/28(日) 23:39:43.35 ID:IZsRstCca.net
「本当に好きだったんだね別れた彼女のこと」
「別れてないんだ」
「えっ!?」俺の言葉に驚く理佐ちゃん

「ストーカーじゃないよ、先に言っとくけど」誤解されたくない俺
「そうだよね、俺君ストーカーっぽくないもんね」安心する理佐ちゃん

「ストーカーする相手いないもん、したくたって出来無いよ」って空しく笑う俺
「なにそれ?」釣られてちょっと笑う理佐ちゃん

「だって死んじゃったからあいつ」
「えっ・・・」絶句しちゃう理佐ちゃん

「1ヶ月ぐらいしか付き合ってないんだぜ、それなのに忘れられないなんて信じられる?」
俺の話を黙って聞いてくれてる理佐ちゃん

「初めて人を好きになってさびびりながら告白したらあいつ泣いちゃってさ」
「うん」うなずいてくれる理佐ちゃん

凄く優しい顔で俺の話を聞いてくれてそうだから好き

496 :転校生の理佐ちゃん 第11話:2017/05/28(日) 23:42:18.25 ID:IZsRstCca.net
今まであいつの話を誰かにしたことない俺

なのになんで理佐ちゃんに夢中で話してんだろって訳分かんない俺

「ごめん、理佐ちゃんには関係ないよなこんな話」
「ううん、聞かせてよ、俺君の大事な彼女の話」

優しく俺を促してくれる理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんに甘えちゃった俺
あいつとの思い出を話し続ける

理佐ちゃんは黙って聞いてくれそうだから好き

497 :転校生の理佐ちゃん 第12話:2017/05/28(日) 23:43:38.72 ID:IZsRstCca.net
今考えたら本当にガキみたいな恋愛だった
他愛ない日々でも幸せだった日々

「夏休みになったら海行く約束してさ、その次の日だよ車に跳ねられて」

「信じらんねぇよ、突然いなくなっちゃって・・・」

「全然実感わかなくてさ泣けないんだよね俺」
また石拾って投げる俺
こんどは狙ったとこに飛んでく石

「俺君・・・泣いてるよ」
「えっ?」
「今、凄く泣いてるよ」って言いながら俺にハンカチ貸してくれそうだから好き

498 :転校生の理佐ちゃん 第13話:2017/05/28(日) 23:44:55.94 ID:IZsRstCca.net
ハンカチ差し出す理佐ちゃん

「理佐ちゃんだって泣いてるじゃん」ってハンカチ押し返す俺

「私より俺君の方が涙出てるよ」って泣きながらハンカチ押しつける理佐ちゃん

理佐ちゃんの優しい涙に逆らえない俺
素直にハンカチ受けとる

理佐ちゃんが貸してくれたハンカチで涙拭く俺

確かに俺泣いてるわ

突然俺のこと抱き締めてくれる理佐ちゃん
理佐ちゃんの胸にすがって号泣しちゃう俺
なんでだろ?理佐ちゃんには素直になれる俺

ずっと待ってたのかもしんないな俺

こんな風にあいつのことを思って一緒に泣いてくれる人を

やっと出会えた理佐ちゃんだから好き

499 :転校生の理佐ちゃん 第14話:2017/05/28(日) 23:47:36.24 ID:IZsRstCca.net
「お前昨日理佐ちゃんと話したんだろ」
駅出たとこで突然話しかけてくる友達

「理佐ちゃんに告白されたんだろ?振ったりしてないよな」
「理佐ちゃんのこと心配で俺のこと待ち伏せしてたの?」
改めて我が親友の優しさに感動する俺

「じゃあ理佐ちゃんの前で泣いちゃったのw」って大笑いする友達

こいつの理佐ちゃんん思う気持ちにほだされて昨日のことを喋った俺の馬鹿

「理佐ちゃんに愛想つかされたかもなw」高笑いする友達

あれ?理佐ちゃんに愛想つかされたかもって考えたら切なくなってきたぞ・・・なんでだ?

そんなこと考えてたら
「おはよう」って理佐ちゃんが後ろから声かけてきた

理佐ちゃんの声にドキドキしながら振り向いたら
長い髪切った理佐ちゃんが立ってた

ショートカットの理佐ちゃんはめっちゃ可愛いだろうから好き

500 :転校生の理佐ちゃん 最終話:2017/05/28(日) 23:50:08.35 ID:IZsRstCca.net
「理佐ちゃん髪切ったんだ!」
驚いて立ち尽くす俺の代わりにでっかい声出す友達

「うん、イメチェン」友達に笑顔で答える理佐ちゃん

なんだろう友達に笑顔向ける理佐ちゃん見てたら切なくなっちゃう俺

理佐ちゃんのこと好きな自分の気持ちにやっと気づいた俺

「見惚れてんじゃねぇよ」って笑いながら俺にドス効かす理佐ちゃん

理佐ちゃんの笑顔に胸がときめく俺

「これでもまだ彼女のこと思い出して辛い」って聞く理佐ちゃん

「俺のために切ったの?」

「そうだよ、俺君のこと好きだから」
って言いながら俺の手握って歩き出しそうだから好き

501 :名無しって、書けない?:2017/05/28(日) 23:52:15.95 ID:IZsRstCca.net
文字制限キツくて辛い(泣)

502 :名無しって、書けない?:2017/05/29(月) 00:07:18.32 ID:B60gTyAmK.net
>>501
一気に読み切りの感動篇とは予想外でした

どことなくタッチの雰囲気も感じるのは気のせいか?
そして次スレあたりで転校生の理佐ちゃん2が突然始まったりしてw

503 :名無しって、書けない?:2017/05/29(月) 00:16:03.92 ID:IWRj7HZMa.net
>>502
チワン族さんのタッチ欅verに影響されてタッチ全巻読破してきた直後に書いたのは内緒ですw
あと大阪府さんの書いた理佐ちゃん読んで俺も理佐ちゃんがショートカットにする話書きたくなって
結果こういう話が出来上がりましたw

転校生の理佐ちゃん2実は狙ってましたw

504 :名無しって、書けない?:2017/05/29(月) 01:53:12.42 ID:B60gTyAmK.net
現在文字数制限は1レス内で400字ちょっとのようです
今後さらにきつくなりますのでよろしくお願いします

>>503
全巻読まれるのが流石です
私は昔の記憶+Wikipediaをちょこっと見て適当に乗っけてるだけなのにw

・・・・・・・
スレチネタ続報
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/181
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/182
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/183

505 :名無しって、書けない?:2017/05/29(月) 08:04:11.54 ID:x+30tI8Z0.net
>>503
ここへきて、傑作ですな
パクリなど微塵も感じられず、完全に自分の物語にできてますね

>>504
ちょっと漫才調になってるw
米さんの話し方がツボです

506 :名無しって、書けない?:2017/05/29(月) 10:13:30.72 ID:IWRj7HZMa.net
>>504
順調にスレチネタ伸ばしてますねw

>>505
お誉めの言葉ありがとうございますm(__)m
俺の場合は似せたくても俺君と理佐ちゃんが勝手に動いてくんで最終的に違う物語になっちゃうだけなんですけどね・・・

そこが小説の皆さんと違って妄想の楽なとこですけどねw

507 :上京理佐ちゃん2 第28話:2017/05/29(月) 19:23:24.69 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「結局自分ひとりで決めちゃったんだ」
ご機嫌斜めな方向の理佐ちゃん

二人で原チャリ探す約束してたものの理佐ちゃんと二人だと脱線してしまうことに気づいた俺

「じゃあ私が悪いの?」
さらに斜めの方向に傾斜していく理佐ちゃんのご機嫌

「俺君がはしゃいでドライブ始めちゃうからだと思うけど・・・毎回」

確かにそれもあるが・・・
理佐ちゃんを助手席に乗っけたらはしゃぐのが男の性ってもんだ

「そう言われると・・・嬉しいけどさ」
ちょっと照れながら拗ねる仕草が可愛い理佐ちゃん

「可愛い色だね」
なんだかんだと文句を言いながらもオレンジ色のズーマーを見たら
機嫌よくなる理佐ちゃんだから好き

508 :上京理佐ちゃん2 第29話:2017/05/29(月) 19:25:06.54 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「今日の帰りにバイク屋さん寄って取ってくるわ」
理佐ちゃんが作ってくれた朝ご飯食べながら話す俺

昨夜も俺の部屋に泊まった理佐ちゃん

中学のときの同級生がきっかけでケンカしちゃった俺と理佐ちゃん

仲直りしてからより俺への愛が深まったのだろうか?
ほぼ毎日泊まってる理佐ちゃん

お陰で毎朝美味しい朝ご飯食べれてる訳だが
日々理佐ちゃんの服やらなんやらが俺の部屋を浸食しているのに心穏やかじゃない俺

そんな俺の胸中を知らない理佐ちゃん

「気をつけてよ、俺君そそっかしいから心配だな」
なんて言ってくれそうだから好き

509 :上京理佐ちゃん2 第30話:2017/05/29(月) 19:26:58.96 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「やっぱ免許取ろうかな」
俺が乗って帰ってきたズーマー見て呟く理佐ちゃん

「免許熱醒めちゃったって言ってなかった・・・?」
「うん、でもやっぱり目の前にすると乗りたいな」
「ちょっと乗ってみる?」
「無免許運転になっちゃうからやめとく」

「ちょっとぐらい大丈夫だよ」って言ってズーマー走らせる俺

「俺君!?ここ一方通行だよ」って慌てる理佐ちゃん

ガッチヤーン!!

理佐ちゃんの声に気をとられて電信柱に突っ込む俺とズーマー

「事故ってんじゃねぇよ」
たいした怪我してないって分かってからドス効かす優しい理佐ちゃんだから好き

510 :上京理佐ちゃん2 第31話:2017/05/29(月) 19:28:40.22 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「理佐ちゃんヤベーよウインカーが高速チカチカになっちゃった(泣)」
「バイクの修理代は俺君のお小遣いから引くよ」
冷たく宣告する理佐ちゃん

「今月預けたお金残ってるって言ってたじゃん」抗議する俺
「残ってるお金は私と俺君の将来のために貯金するからダメだよ」

「俺の稼いだ金みんな持ってちゃってるくせに」文句言う俺
「お金の遣り繰り面倒だからって私に任せるって言ったの俺君だよ」

確かに東京出てきた時に頼んだのは俺だな・・・

「分かったら文句言わないでご飯食べよ」

こんな風に俺を丸めこんじまうから好き

511 :上京理佐ちゃん2 第32話:2017/05/29(月) 19:31:24.26 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
理佐ちゃんのご飯は美味しいが手に入れたばかりのズーマーを傷物にしちまった俺

「はぁ・・・今月はお小遣い無しみたいなもんだな」
「ねぇ私の作ったご飯食べながらため息やめて!」
「だってヘコむじゃんお小遣い無しなんて」
「ズーマーもちょっとヘコんだしねw」笑顔でイジワル言う理佐ちゃん

ムカつくわ〜

「俺君!大変だよ!」
イライラしながらゲームしてる俺に理佐ちゃんからSOSだ

理佐ちゃんに言われて窓から下見たら中坊が3人でズーマー見てる

「俺のズーマーがカッコ良いから見てるんだな」
「大丈夫かな?イタズラされたらヤダな」って警戒心MAXの理佐ちゃん

不安そうな理佐ちゃんも可愛いから好き

512 :上京理佐ちゃん2 第33話:2017/05/29(月) 19:35:58.29 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「大丈夫かな?」って心配する理佐ちゃん
「もうちょい放っとこうか」って大人の余裕見せる俺

「俺君中学生またがってるよ」
俺の読み通り見張ってた理佐ちゃんがSOS を告げに来る
「ラッキー!!」って喜んでズーマーの元へ駆けつける俺

無言で中坊の腹蹴りあげる俺
一発で悶絶しちゃう中坊
シートにまたがってる中坊を手招きする俺

「こうなりたい?」
悶絶してる中坊を指差してシートにまたがってた中坊に聞く俺
必死に首を横に振る中坊
「じゃあさ、親呼んでよ」って言いながらズーマーに鍵差し込んでウインカー出す俺
「ほら、これお前が壊したんだから弁償な」
「えっ!?」驚く中坊

理佐ちゃんが窓から見てないことを確認する俺
不安に怯えてる理佐ちゃんを想像すると抱きしめたくなっちゃうから好き

513 :上京理佐ちゃん2 第34話:2017/05/29(月) 19:39:55.85 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
悶絶してる方の中坊の腹をまた蹴りあげる俺
「お前がイラつかせるから間違えてこっち蹴っちゃったじゃん」
って言いながらもう1回悶絶してる中坊を蹴る俺

「これ壊したのお前だよな?」
今度は素直にうなずく中坊

「理佐ちゃん!なんかね中坊がズーマー壊しちゃったから親御さんが弁償してくれた」
喜んで理佐ちゃんの元へ駆けつける俺

「本当に・・・?」超疑いの眼差し向けてくる理佐ちゃん
「本当だよ、もう貰っちゃったもん」
「そっちじゃなくて中学生がズーマー壊したって本当?」
「うん、壊しちゃってた」

「お金いくら貰っちゃったの?」憂鬱そうに聞く理佐ちゃん
「切りの良いとこで10万に負けてあげちゃった」って俺に

「負けてあげちゃったじゃねぇよ」ってドス効かせそうだから好き

514 :名無しって、書けない?:2017/05/29(月) 19:43:15.89 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
理佐ちゃんのためならエンヤコラ♪

515 :上京理佐ちゃん2 第35話:2017/05/29(月) 19:44:15.38 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「いつから見てたの?」
理佐ちゃんにバレてた俺

「最初から見てたよ」
「ウソっ!?」
「私が見てないか窓の方確認してたけど階段の下まできて見てたんだよね」

「今回だけ目つぶって、修理代以外理佐ちゃんにあげるから」
理佐ちゃんを拝み倒す俺

「うーん?」悩む理佐ちゃん
「本当に今回だけだよ」って悪魔の誘惑に負ける理佐ちゃん

「理佐ちゃん窓から見てると思ってたわ」
「俺君が心配だったからさ」って優しい理佐ちゃん
「でも危ないからこれからは出て来ちゃダメだよ」
「ありがとう、優しいね俺君」
なんて言ってくれる理佐ちゃん
きっと今夜も俺の部屋に泊まっちゃいそうだから好き

516 :上京理佐ちゃん2 第36話:2017/05/29(月) 19:46:35.58 ID:8WY0jGmCaNIKU.net
「本当に今日からバイク?」
「うん、バイク通勤ついでに修理してもらってくるよ買ったバイク屋寄って」
結局昨夜も俺の部屋に泊まった理佐ちゃん
今朝も朝ご飯作ってくれてる

「気をつけてよ、俺君集中力ないからよそ見しちゃダメだよ」
「うん、気をつけるわ」
「あとさ、バイク屋さんに最初から壊れてたって難癖つけるのも無しね」

さすが理佐ちゃん俺の考えお見通しかい!?

「ちぇっ、昨日の分け前修理代しかないから浮かして小遣いにしようと思ったのにな」拗ねる俺
「朝から拗ねてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「昨日1日かけて集めちゃった」
とか言いながら交通安全のお守りたくさん用意してくれてそうだから好き

517 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 01:08:23.53 ID:ASEaMAHQK.net
いつもながら破天荒な俺君いいですね〜

現在上限370文字程度ですな

518 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 03:32:52.43 ID:Pzywi+iz0.net
>>512 >>513
いくらバイクに無断で乗ってたとはいえ
悶絶してる方のひ弱な中学生の腹を何度か平気で蹴り上げたうえに
ウィンカーまで中学生が壊したことにしてその親から10万せしめて
まんまと金せしめた本人が得意げに
意気揚々としてるなんぞ常軌を逸しすぎ 
これは恫喝・脅迫・イジメ等の構造と同じだわ 
架空の話にしても胸糞悪くなるわ
庭?は日ごろからどういう倫理感もってるのさ??
ちょっとオカシイと思わないの?

519 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 07:07:07.58 ID:rsYg/RR5a.net
>>517
たまに過激なの書きたくなっちゃうんですよねw

520 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 07:33:13.71 ID:tI7tPI6ca.net
>>518
うーん、難しいな

話の展開変えることにしたんでネタバレの心配なく書きますけど
この先東京生活に浮かれた俺君が悪の道に突き進むのを理佐ちゃんの愛が救うみたいな展開の話を書こうと思ってですね
俺君のキャラを徐々に悪人にしていこうかなと・・・
そのために必要な場面だと思って書いてるので
正直倫理観みたいなものまでは考慮してませんでした
その点不愉快にさせてしまったのなら申し訳なかったとは思いますけど
書いてる側からするとですね架空の話の中に出てくる悪人を悪人として描けなくなるのはなかなか苦しい
ドラマで悪役演じてる俳優を本当の悪人だと思うなよ!みたいなw

その辺りを理解していただけたらありがたいかなと・・・

521 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 07:34:56.82 ID:tI7tPI6ca.net
すいません>>520の続きです
文字数制限に引っ掛かってしまったw

今後はなるべく品行方正な俺君と理佐ちゃんの話に方向修正したいと思いますんで

そんな話書いてて楽しいかどうか分からんけどもw

貴重なご意見ありがとうございましたm(__)m

522 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 12:09:39.78 ID:sG//aWVqd.net
>>521
自由って厳しいね。

表現って難しいね。

523 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 12:45:00.16 ID:ASEaMAHQK.net
つまり読み切り作品で俺君が罰を受けたり反省したりするところまで一気に読めれば印象がまた違ったんですかね

・・・・・・・・
スレチネタ続報
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1495074805/184

524 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 13:06:45.43 ID:sG//aWVqd.net
>>523
私を含めてスクールカーストの底辺にとって、カツアゲみたいなのって凄く現実的で、あまり他人事とか思えなくて、例え作り話と解っていても昔の嫌なことを蒸し返されてしまったりするんですよね。
でも自分の表現に必要と思うなら、全て覚悟の上やるべし!

525 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 15:32:34.65 ID:tI7tPI6ca.net
>>523
上京理佐ちゃん2も30話越えたんであと20話かけで俺君と理佐ちゃん同棲させようと思ったんですよ
そのきっかけ作るたむに俺君と理佐ちゃんの間にひと悶着起こそうかなと思いまして
これから数話かけて俺君を極悪人にしようと思ったんですよねw

526 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 15:45:16.88 ID:tI7tPI6ca.net
>>522
>>524
人それぞれで経験してきてるものが違うから難しいですね

俺は性格的に覚悟決めるより投げちゃうほうなので違う展開を書こうかなと
俺の妄想で人が気分を害してるって分かったらそっち方向の妄想浮かんでこなくなっちゃうんでw

アドバイスありがとうございます m(__)m

527 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 19:44:03.10 ID:sG//aWVqd.net
>>526
「ちょっと批判されたからってびびってんじゃねーよ!」
って凹んだ俺を叱ってくれそうだから好き

528 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 20:05:00.00 ID:Y5c/JvHfa.net
>>527
理佐ちゃんありがとう!!

529 :学習塾の理佐ちゃん 第18話:2017/05/30(火) 20:07:52.17 ID:Y5c/JvHfa.net
今日は塾があるから理佐ちゃんに会えるぜ!って超ハッピーな俺

もっとも昨日は昨日で理佐ちゃんに付き合って本屋行って超ハッピーな俺だったんだけどね

なんてウキウキしてたら昼休みに理佐ちゃんからLINEきた!

「俺君も一緒に探してくれたの言ったらお父さん喜んでたよ」
って理佐ちゃん俺のこと喋っちゃったのか・・・

慌てて返信しようかと思ったら「あとは塾でね」だってさ

なんだよ〜お父さんだけ憂鬱の種だわって頭抱えてたら

「昨日は彼女って言ってくれて嬉しかったよ」
なんてLINEで俺をニヤケさせちゃいそうだから好き

530 :学習塾の理佐ちゃん 第19話:2017/05/30(火) 20:13:15.75 ID:Y5c/JvHfa.net
あっという間に放課後 
しかし理佐ちゃんLINEの破壊力はヤバイな
LINEだけでこんなに幸せになっちゃうんじゃ
理佐ちゃんと結婚したらそれだけで満足しちゃって怠け者のダメ人間になっちゃいそうで怖いな

あっ!あの車・・・理佐ちゃんのお父さんの車だ
とっさに校門の陰に隠れる俺

車の窓開けて手招きするお父さん
ちっ、見つかってたのかよって舌打ちな俺

「こんにちは」挨拶する俺
「私の本探しに一緒に行ってくれたんだってね、ありがとう」
おっ!好感触なんじゃね俺
理佐ちゃんのLINE通りにお父さん喜んでるじゃん

「なんか痴漢みたいな男からも守ってくれたって娘も喜んでたよ」

そんなことまで話してフォローしてくれてそうだから好き

531 :学習塾の理佐ちゃん 第20話:2017/05/30(火) 20:19:48.07 ID:Y5c/JvHfa.net
理佐ちゃん俺がお父さんに気に入られるようにフォローしてくれたのかよ
めっちゃ内助の功じゃねぇか良い嫁になるぞって誇らしい気分の俺

休みの日は家に持ち帰った書類整理する俺
ふと庭を見たら理佐ちゃんが理佐ちゃんそっくりの娘を遊ばせてる
そんな平凡な幸せも良いじゃないかって妄想の中の幸せに浸る俺

「なんだかパトカーにも追いかけられて君と二人で墓地に逃げ込んだんだって?あの娘にしてみたら冒険みたいで楽しかったんだろうね嬉しそうに話してくれたよ」

お父さんの言葉に妄想から醒める俺
冷や汗が止まらない

ちょっとした冒険でテンション上がって余計なことまで喋っちゃう理佐ちゃんだけど好き

532 :学習塾の理佐ちゃん 第21話:2017/05/30(火) 20:23:40.04 ID:Y5c/JvHfa.net
「娘の嬉しそうな顔見てたらそれ以上聞けなくてね」
聞けなくてね、じゃねぇよ聞けよてめぇの娘だろって心の中で文句言う俺

「それで僕に?」心の中とは裏腹に聞いちゃう俺
理佐ちゃんのお父さんに気に入られたいんだ!仕方ない

話しを聞きたいって言われて入った喫茶店

「そう、君のお陰でうちの可愛い娘は前科者になるところだったってわけか」

前科者って!?
俺の愛しの理佐ちゃんはお父さんまで大げさに心配させちゃうから好き

533 :学習塾の理佐ちゃん 第22話:2017/05/30(火) 20:27:48.29 ID:Y5c/JvHfa.net
「そう、君のお陰でうちの可愛い娘は前科者になるところだったってわけか」
コーヒー飲もうと持ったカップが怒りで震えてるお父さん

「前科者って大げさですよ、せいぜい注意されて親呼ばれるくらいですよ、僕も毎度逃げ切るから詳しいこと知らないけど」
必死に言い訳する俺

間の悪いことに理佐ちゃんからLINEだ

「娘からだろ?」さすが理佐ちゃんのお父さん勘が鋭い
お父さんと一緒にスマホ覗きこむ俺

「彼女って言ってくれて嬉しかったよって送ったのに既読スルーしてんじゃねぇよ」
なんてこんな時に呑気なLINEしてきそうだから好き

534 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 20:42:05.98 ID:Owu9jupLd.net
>>520
もう解決した問題かも知れないけど、全く気にする必要ないからね。
作り手はあくまでフィクションを作ってるのであって、例えば戦争ものを描いたら戦争を肯定してるのかっていったら、それは的外れな指摘。
フィクションとしての戦争を描いてるだけなんだから。
逆にそう捉えた人のほうが現実と虚構の区別がついてないと俺は思う。
なので「どんな倫理観してるんですか?」って訊かれたら「普通の倫理観です」って答えとけばオッケー。

「この作品に影響されて彼は犯罪を犯しました」
ハァ?てめえが現実と虚構の区別がついてねえだけだろって話。

535 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 21:42:14.63 ID:Y5c/JvHfa.net
>>534
励ましありがとうございますm(__)m

536 :学習塾の理佐ちゃん 第23話:2017/05/30(火) 23:18:28.42 ID:Y5c/JvHfa.net
「彼女って言われたって喜んじゃってんじゃねぇかうちの娘・・・」
見なきゃいいのに無理矢理見て落ち込む理佐ちゃんのお父さん

「ちょっと貸せ」
「見ないほうが・・・」
って言ってんのに無理矢理スマホ奪って理佐ちゃんのLINE全部チェックするお父さん

「うちの娘のほうが積極的なのかよ」ってさらに落ち込むお父さん

「すいません、理佐ちゃんにベタ惚れされちゃって」
お父さんが可哀想になって謝る俺

ここまで6話連続で理佐ちゃん出番無しだけど好き

537 :学習塾の理佐ちゃん 第24話:2017/05/30(火) 23:23:37.36 ID:Y5c/JvHfa.net
「娘だからね正直こんな日が来るのは覚悟はしてたんだよ」
いちいち大げさなんだよな理佐ちゃんのお父さん
たまに理佐ちゃんが面倒くさい性格出してくるのは父親似なのか?

「あの娘の上に8才差の兄がいるんだよ」
「8才差ですか・・・」なに言い出すんだ突然?
「もう子供生まれないと思ってたとこに生まれてね、それも女の子だろ」
「はぁ・・・」
突然始まったお父さんのひとり言になに言っていいか分からない俺

「どうしようもなく可愛いくてね、私も妻も大事に育てたつもりなんだよ」
「はぁ・・・」
なんか憎めないからこのお父さん好き

538 :学習塾の理佐ちゃん 第25話:2017/05/30(火) 23:26:36.99 ID:Y5c/JvHfa.net
「良い子だろ?」
ドヤ顔で聞いてくるお父さん
きっと自慢の娘なんだろうな
まぁ理佐ちゃんが自分の娘だったら自慢したくなるわな

チラッと時計見るお父さん
「そろそろ行かないとうちの理佐待ってるんじゃないか?」
「はい・・・?」
「うちの大事な娘待たせるなよ」
「お父さん・・・それって?」
「交際を許すとは口が裂けても言わねぇぞ」
「はい・・・」なんだよOKじゃねぇのかよ
ちょっと期待した分がっかりする俺

「ご馳走さまでした」ってお辞儀する俺に行っちまえって手で追い払う振りするお父さんだけど
俺の背中に「うちの娘大事にしろよ」って声かけてくるあたり理佐ちゃんみたいだから好き

539 :学習塾の理佐ちゃん 第26話:2017/05/30(火) 23:29:04.73 ID:Y5c/JvHfa.net
「凄い!?なんで分かったの?」
「タロットカードの達人だからね俺は、カードが教えてくれるのさw」
お父さんから聞いた情報でインチキ占いして理佐ちゃんを喜ばす俺
 
「私、お兄ちゃんの年言ったこと無いよね?」
俺からタロットカード奪いとって調べる理佐ちゃん

「お父さんは理佐ちゃんを物凄く大事にしていますね」
理佐ちゃんからタロットカード取り返してお父さんを占い始める俺
「そうなの?」意外そうな理佐ちゃん
お父さんの愛情思ったほど伝わってないな・・・

「俺君のタロット占い当てになんないな」
なんてお父さんの気持ちも知らないで言いそうだから好き

540 :学習塾の理佐ちゃん 第27話:2017/05/30(火) 23:30:48.47 ID:Y5c/JvHfa.net
「俺君のタロット占い当てになんないな」
笑いながら言う理佐ちゃん

タロット占いより遥かに当てになるお父さん本人から仕入れた情報なのに信じない理佐ちゃん

「カードはウソつかないよ、理佐ちゃんめっちゃお父さんに大事に思われてるよ」
理佐ちゃんの目を見て呟く俺

俺に見つめられて頬染める理佐ちゃん

「俺君の占い信じてお父さんに優しくしてあげようかな」なんて言いそうだから好き

541 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 23:37:35.56 ID:Y5c/JvHfa.net
大阪府さんが書きに来ないの珍しいな

542 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 23:41:18.78 ID:ellgzraFa.net
>>537
庭さんが個スレで年齢差確認してて笑ったw

543 :名無しって、書けない?:2017/05/30(火) 23:45:12.88 ID:Y5c/JvHfa.net
>>542
情報収集バレてましたか(照)

544 :夏色と理佐ちゃん 第1話:2017/05/31(水) 04:32:36.17 ID:j4i7ya5Sa.net
「あんま近づかないでよ、気が散るから」

さっきから俺に向かってカメラ構えてる理佐ちゃんに注意する俺

「ごめんね」って謝るわりに全然離れない理佐ちゃん

これだから幼馴染みってやつは困る

この時期にエースの投球練習の邪魔出来るのは理佐ちゃんぐらいだろう

さっきからそんな二人のやりとりをマネージャーの莉菜ちゃんが心配そうに見ている

545 :夏色と理佐ちゃん 第2話:2017/05/31(水) 04:33:39.53 ID:j4i7ya5Sa.net
「調子良いみたいだね?」
「最後の夏だからね気合いだけは入ってるよ」
「気合い入ってる理由はそれだけ?」
言いながら莉菜ちゃんの方を見る理佐ちゃん

「変なこと言うなよ」
理佐ちゃんの言葉に戸惑う俺

「照れてんじゃねぇよ」って乱暴に言ってどっか言っちゃう理佐ちゃん

546 :夏色と理佐ちゃん 第3話:2017/05/31(水) 04:35:57.37 ID:j4i7ya5Sa.net
「夏色?」
「うん、それが今年のテーマなんだって理佐が言ってた」

俺の肘をアイシングしながら莉菜ちゃんが教えてくれた

「それでなんで俺なんか撮ってんだろ?」
「理佐には俺君が夏色なんじゃない」
「夏色って海の青とか太陽のオレンジじゃないの?」
「俺君には理解出来ないかもね」って笑う莉菜ちゃん

547 :夏色と理佐ちゃん 第4話:2017/05/31(水) 04:40:47.52 ID:j4i7ya5Sa.net
練習終わって莉菜ちゃんと二人で帰る俺
別に付き合ってるわけじゃない

回りが勝手に気を使ってるだけでこんな状況になってるだけだ

「明日は絶対勝てるって言ってたよ理佐が」
「マジで!縁起良いな」
「縁起?」
「うん、少年野球の頃から理佐ちゃんが勝てるって言った試合は負けたこと無いんだよね俺」

548 :夏色と理佐ちゃん 第5話:2017/05/31(水) 04:42:32.43 ID:j4i7ya5Sa.net
「ただいま」
「おかえり」
「なんで居るの?」
「俺君の親は私の親とカラオケ行っちゃったよ」
理佐ちゃんがつまんなそうに呟く

「ただ券もらったんだって」
「明日甲子園賭けて戦う息子よりカラオケかよ」
「拗ねてんじゃねぇよ」ってドス効かせながら夕飯作ってくれる理佐ちゃん

「カラオケ行かないで良かったの?」
「興味ないよ」
「そうなんだ、そう言えばさ莉菜ちゃんから聞いたんだけど明日勝てるって?」
「絶対勝てるよ」
「よっしゃ!理佐ちゃんの予言聞いたから安心して寝れるわ」

「ねぇ莉菜とちゃんと付き合ってあげてよ」
「えっ!?」

549 :夏色と理佐ちゃん 第6話:2017/05/31(水) 04:45:32.52 ID:j4i7ya5Sa.net
ねぇ莉菜とちゃんと付き合ってあげてよ」
理佐ちゃんに言われて戸惑う俺

「莉菜ちゃんに頼まれたの?」
「莉菜はそんなこと頼む子じゃないよ」
言いながら横向いちゃう理佐ちゃん

「理佐ちゃんはそれでいいの?」
「えっ・・・?」
「俺と莉菜ちゃんが付き合ってもいいの」
「なんで・・・そんなこと聞くの?」
「俺さ・・・」

550 :夏色と理佐ちゃん 第7話:2017/05/31(水) 04:48:59.47 ID:j4i7ya5Sa.net
「なんでそんなこと聞くの?」
って理佐ちゃんの問いかけに答えようとする俺

「ただいま〜」
「今、帰ったぞ息子〜」
玄関の開く音と酔っぱらいたちの騒ぎ声

「ごめん、大事な試合前にこんな話」
っていいながら玄関に走ってく理佐ちゃん
「明日の試合絶対に勝つから最初から最後まで絶対見てろよ」

「わかった」振り向いた理佐ちゃん
なんか泣いてるように見えた・・・

551 :夏色と理佐ちゃん 第8話:2017/05/31(水) 04:51:03.92 ID:j4i7ya5Sa.net
「理佐ちゃんとケンカした?」
おふくらが聞いてくる
「ケンカなんてしてないよ、なんで」
「なんか泣いてたみたいだから・・・」
やっぱり泣いてたのか・・・
「あんな優しい子泣かしちゃダメだよ、今日だってお前が可哀想だからってカラオケこなかったんだからさ」
「知ってるよ、俺が野球始めてから俺に付き合って全然遊び行かなくなっちゃったもんあいつ」
「あら、知ってたんだお前には内緒な話だったんだけどね」

知ってるに決まってんじゃねぇか世界で一番好きな子のこと知らないわけないだろ

552 :夏色と理佐ちゃん 第9話:2017/05/31(水) 04:54:51.99 ID:j4i7ya5Sa.net
「莉菜ちゃん試合前にどうしても聞いてほしいことあるんだ」


「やっぱり理佐のこと好きだったんだ」
「ごめん」
「謝らなくていいよ、俺君分かりやすいから理佐は特別なんだなって前から思ってたから」
「そうなんだ・・・」 
「幼馴染みで距離が近すぎてお互いに気づいてないだけで、どう見ても両思いだよ二人は」
莉菜ちゃんが無理して笑顔で言ってくれてるのが分かる

553 :夏色と理佐ちゃん 第10話:2017/05/31(水) 04:56:09.47 ID:j4i7ya5Sa.net
「ごめん」
「だから謝んないでよ、それより理佐のことお願いね」
「うん」
「理佐優しいから私に遠慮しちゃうんじゃないかって、それが心配なんだ」
「莉菜ちゃんも優しいよ」
「理佐は親友だからね、あぁ見えて甘えん坊だし」
最後まで笑ってくれる莉菜ちゃん
「理佐に最高の夏色撮らしてあげてよ」

554 :夏色と理佐ちゃん 第11話:2017/05/31(水) 05:00:45.36 ID:j4i7ya5Sa.net
「カメラちゃんと撮れよ最高の夏色見せてやるから!」
照れ隠しで怒鳴り声になっちゃう俺

「うん、わかった」照れながらも素直にうなずく理佐ちゃん


「負けちった、ダセェな俺」
「ううんカッコ良かったよ」慰めてくれる理佐ちゃん
「珍しく素直じゃん」
「莉菜に素直にならないと絶交だって言われたから今だけだよ」
「俺も莉菜ちゃんに言われちゃった」
「素直になれって」
「ううん、お互いに気づいてないだけで両想いだって俺たち」
「やっぱり親友だなぁ」ってため息つく理佐ちゃん

555 :夏色と理佐ちゃん 第12話:2017/05/31(水) 05:13:15.36 ID:j4i7ya5Sa.net
「かなわないな莉菜には」って呟く理佐ちゃん

「莉菜に絶交されるのやだから素直に言うね」
ベンチに座ってる俺と背中合わせに座る理佐ちゃん
 
「ねぇ恥ずかしいから絶対こっち見ないでよ」
「そっちこそ俺の顔見んなよな」

「子供の頃からずっと俺君が好きだったよ、今もね・・・大好きなんだ」

「俺もずっと好きだった」

「やっぱ恥ずかしいね」呟く理佐ちゃん

こんなに理佐ちゃんを愛おしく感じたのはいつ以来だろ・・・

556 :夏色と理佐ちゃん 第13話:2017/05/31(水) 05:25:23.31 ID:j4i7ya5Sa.net
数日後

俺の部屋で理佐ちゃんが撮った試合の写真見てる俺と理佐ちゃん

「最高の夏色撮らしてあげたかったなぁ」って呟く俺

「撮れたよ最高の夏色」
俺を慰めてくれる優しい理佐ちゃん

「ほら甲子園逃して泣いてる最高の夏色」
なんて言いながらイタズラな笑顔の理佐ちゃん

557 :夏色と理佐ちゃん 最後話:2017/05/31(水) 05:30:41.55 ID:j4i7ya5Sa.net
「言っとくけど泣いてんの甲子園逃したからじゃないからな」
からかう理佐ちゃんに反論する俺

「じゃあなんで泣いたのかな?」
ってさらにからかいながら聞いてくる理佐ちゃん
「理佐ちゃんの予言守れなかったからに決まってんだろ」
「そうなんだ・・・甲子園より私の予言のために頑張ってくれてたんだ」って驚く理佐ちゃん

「そうだよガキの頃からそのために野球やってんだから俺は」
そんな俺の言葉聞いた理佐ちゃんは

「ありがとう」って俺の頬にキスしてくれそうだから好き

558 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 05:43:11.46 ID:j4i7ya5Sa.net
むーちゃんにちょっとだけ浮気しちゃったw

559 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 07:13:20.85 ID:BsjRu3Nk0.net
>>557
いい!
やはり幼馴染設定はいいですな
出来ることなら、メンバーの幼馴染に生まれたかった…

560 :【帰ってきた小劇団・最終幕・@】:2017/05/31(水) 13:41:32.14 ID:1P2Zi1AaK.net
平手「その後、もん太は好投を続け、いよいよ頭見工との県大会決勝戦を残すのみとなりました」

美波「いよいよ明日は決勝戦だね」
もん「ああ…」
美波「ところで、公園まで呼び出して、何の用?」
もん「…スタートラインの確認だよ」
美波「え…?」

平手「そう言うと、もん太はそばにある大きな欅の木を見上げました」

561 :【帰ってきた小劇団・最終幕・A】:2017/05/31(水) 13:43:41.32 ID:1P2Zi1AaK.net
もん「あの日、ゆい太は、この木にハンモックを吊って寝ていた。そこから全ては始まった。
あの日から俺は、甲子園に美波を連れていくというゆい太の夢を受け継いだ。そして明日はいよいよ決勝戦だ」
美波「うん」
もん「新田には悪いが、俺たちは必ず勝つ。そして俺たちが美波を甲子園に連れていく。
美波的には新田が甲子園に行ったほうが嬉しいのかも知れないけどな」

562 :【帰ってきた小劇団・最終幕・B】:2017/05/31(水) 13:45:55.32 ID:1P2Zi1AaK.net
平手「その頃すでに美波と頭見工の新田瑞穂は相思相愛的な関係になりつつありました」

美波「そんなことないよ…どちらも頑張ってほしいよ」
もん「ありがとう。このことを美波に伝えておきたかったんだ」
美波「うん。それがもんちゃんのスタートラインってことだね」
もん「そう」

美波「もんちゃんたちが代わりに甲子園に行けたら、ゆいちゃんもきっと喜ぶと思う」
もん「いや、代わりに、じゃない。一緒に行くんだ」
美波「え…?」
もん「俺たちはゆい太の登録を抹消してない。今は欠席してるけど、いつでも戻ってきて一緒にやれるように空けてあるんだ」

563 :【帰ってきた小劇団・最終幕・C】:2017/05/31(水) 13:48:29.47 ID:1P2Zi1AaK.net
もん「だから、俺たちが甲子園に行って、途中でゆい太が帰ってきて、一緒に戦う。それが俺たちの夢だ」
美波「もんちゃん…」
もん「ゆい太は…必ず帰ってくる」
美波「うん」

もん「ゆい太と新田の恋の対決はまたそこからだな(笑)」
美波「あのさ…聞いていい?」
美波「もん太は私のことはどう思ってるの?」
もん「幼なじみだろ」
美波「それだけ?」
もん「当たり前だろ。好きとかそういうことを訊いてるの?」
美波「…うん」
もん「悪いが今はマネージャーのことで頭がいっぱいでな」
美波「え…?ニタナナちゃん?」

564 :【帰ってきた小劇団・最終幕・D】:2017/05/31(水) 14:16:56.68 ID:1P2Zi1AaK.net
もん「ああ。俺が大変だった時にすごく助けられたんだ。それ以来気になってさ。あっちがぽん太郎にぞっこんなのは百も承知だけど、まけないぞ(笑)」
美波「お、おう(笑)」

もん「うまくいけば美波がお義姉さんになるのか(笑)」
美波「僕は嫌だぁ〜(笑)ニタナナちゃん、頑張って」
もん「こらこら(笑)」

平手「2人の声を欅の木は黙って聴いていました。そして少しだけ月日は流れ、秋の気配も本格的になった10月のある日…再びここは喫茶店『スイートメモリーズ』です」

565 :【帰ってきた小劇団・最終幕・終】:2017/05/31(水) 14:26:06.40 ID:1P2Zi1AaK.net
美波「いらっしゃいませー」
菅井「ウインナーコーヒーね」
美波「はい〜」
菅井「こらこら。これはウインナーソーセージとコーヒーやないか〜い」
美波「どちらも粗挽きですよ」
菅井「そういう問題じゃないよ」

平手「古典的ですね」

菅井「あ、ところで、あれが…?」
美波「はい」

平手「そこには、高校野球全国大会の優勝の盾と記念写真、そしてウイニングボールが飾られていました。
そして、そのボールにはゆい太ともん太のサインが。
記念写真の真ん中には肩を組む2人が写っていました…」

―了―

566 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 17:03:12.98 ID:sSzDfE+z0.net
これって俺君のとちがってみんなバラバラで書いてるのね?
びっくりしたー

567 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 20:14:10.74 ID:BsjRu3Nk0.net
>>565
もんちゃんが思い出に黄昏れてるのカッコイイですね
あと、エピローグ的な終わらせ方も、落ち着きがあって好きです

568 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 21:12:30.74 ID:cbFw+3W9a.net
>>559
幼馴染みは永遠の憧れですね

>>565
長編終了お疲れ様です
最後までダジャレにこだわりながら全体的には感動巨編の体裁を整える手腕に脱毛しましたm(__)m

569 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 21:14:34.76 ID:cbFw+3W9a.net
>>566
このスレは様々な人々が小説を書きに集うスレなのですm(__)m

570 :上京理佐ちゃん2 第37話:2017/05/31(水) 21:21:12.23 ID:cbFw+3W9a.net
「ただいま〜」
「おかえりなさい」
今日も俺の部屋で夕飯作ってくれてる理佐ちゃん

それはありがたいし嬉しいのだが・・・
朝より理佐ちゃんの荷物が増えてる

俺の城である我が部屋が理佐ちゃんの荷物に浸食されて女の部屋化していくことに我慢がならない俺

「なんかさ理佐ちゃんの荷物増えてない?」
辛抱堪らず問いただしちゃう俺
場合によっては荷物持って帰らす肚は決まってる俺

「あっ!やっと気づいてくれたね」嬉しそうに喜ぶ理佐ちゃん

571 :上京理佐ちゃん2 第38話:2017/05/31(水) 21:22:57.73 ID:cbFw+3W9a.net
「気づいてくれたね」じゃねぇよ理佐ちゃん
可愛い過ぎて荷物持って帰れとは言えねぇなコノ野郎・・・うーん、困った

「ねぇなんで増えてると思う」
己が毎日運んどるからやないか・・・

「なんでだろ?難しいな」
心とは真逆の理佐ちゃん好みの解答をチョイスしちゃう気の弱い俺

「にぶいね」予想通りの言葉を嬉しそうに言う理佐ちゃん

「でもまだ教えてあげない」ってイタズラな笑い浮かべる理佐ちゃん

クイズ形式仕掛けてきて答え教えてくれないとこが好き

572 :上京理佐ちゃん2 第39話:2017/05/31(水) 21:29:06.04 ID:cbFw+3W9a.net
「教えてあげないよ」っていたずらっ子みたいな理佐ちゃん

「なんでや!教えてよ」
楽しそうな理佐ちゃんに釣られて荷物持って帰らすという目標を忘れて理佐ちゃんとイチャイチャしたいダメな俺

「やだ!教えない」
「気になって寝れないじゃん」
「うるさい」って笑いながら夕飯の後片づけ始める理佐ちゃん

「ねぇ明日お休みでしょ?買い物付き合ってよ」
「どこ行くの?」 
「うーん?色々」

1日中理佐ちゃんの買い物に付き合わされそうだけど好き

573 :上京理佐ちゃん2 第40話:2017/05/31(水) 21:31:02.33 ID:cbFw+3W9a.net
「あ〜疲れた」理佐ちゃんの買い物に付き合わされて泣きがはいる俺

「ほら、文句言わないで食べよ」
買い物終わって入った飯屋

運ばれてきた料理をてきぱきと取り分ける理佐ちゃん

「今日買った物は俺君の部屋に置いといて」
「良いけど、俺の部屋理佐ちゃんの荷物で溢れちゃうよ」
ってささやかとすら言えない微弱な抵抗を試みる俺

574 :上京理佐ちゃん2 第41話:2017/05/31(水) 21:33:10.74 ID:cbFw+3W9a.net
「私、明日もお休みだから俺君の部屋片付けるから大丈夫だよ」

おっ、やっと自分の荷物持って帰るのかな?

「俺君の要らない物処分するから帰ったら分けちゃおうね、私も手伝うから」
「俺の・・・物?」

「うん、私の荷物増えた分だけ俺君の要らない物処分しないと」
なに言ってんだ?この女・・・

575 :上京理佐ちゃん2 第42話:2017/05/31(水) 21:37:15.75 ID:cbFw+3W9a.net
「俺の物捨てるより理佐ちゃんの荷物自分の部屋に持って帰れば・・・」
理佐ちゃんの理不尽な要求に抵抗してみる俺

「俺君、昨日の答えまだ分からない?」
「昨日の答え?」
「本当にぶいね・・・俺君」呆れ顔の理佐ちゃん

にぶいもなにも話の意味がわかんねぇよって悩む俺

「そろそろ一緒に暮らそうかなと思ってるんだけど」
ちょっと恥ずかしそうに呟く理佐ちゃん

一方的に同棲話進めちゃいそうだから好き

576 :名無しって、書けない?:2017/05/31(水) 22:10:39.04 ID:1P2Zi1AaK.net
>>567-8
ありがとうございます
念のため申し添えますと、この終わり方は漫画「タッチ」の終わり方の真似でございます

ちなみになぜ小劇団形式にしたかというと、書き始めた当初はこうやってなんとかラストまでつなげてく自信がなくて
有名な場面を断片的にやってフェードアウトしようかと姑息なことを考えてまして、それには小劇団形式がいいかなと…(笑)

577 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 01:48:22.54 ID:aLOD8Xmx0.net
>>534
君は架空(フィクション)の話であることが前提で
そういう話を肯定的に書く作者の人間性や倫理感が問われてること自体を理解できていない  
もの凄く分かりやすい例で言えば残虐な死体崩壊やレイプシーンを世に出す多い作家が
日常生活においてその人間性や倫理感に疑問を持たれても別に不思議ではない
恐喝や脅しやイジメに関して犯罪的思想を
肯定的に見える記述をする作家も同様に論じられる

578 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 01:49:13.99 ID:aLOD8Xmx0.net
(つづき)
虐待される相手の心情に対する想像力が豊かな人間ならば
普通面白おかしくそんな残虐な記述はしない

579 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 04:37:57.08 ID:5yqhuBG8d.net
>>578
他の方のスレだから長い議論はするつもりはないけど、
それで?だからなに?

580 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 07:09:41.97 ID:SxxyYLaHd.net
日常生活では巡り会うことのない数万人に一人レベルの頭のおかしい人がネット掲示板にはウヨウヨいるってことです

581 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 08:35:34.24 ID:g05CtyRTd.net
>>578
どんな形の表現であろうと追求すると段々と極わまって来るのはしかたがない。自分ではそこになかなか気がつく事が出来ないから、他人の意見ってのは凄く貴重。そこで一度頭を冷して、もう一度見直してそれでも必要ならそれで良いと思う。
それで人間性や倫理観を疑われるのは作者が受け入れなければならない。作者は表現の自由を行使したのだから責任は一身に負うべき。
観る側には観ないという選択もとれる。
ただ観ないと観たくない内容が観れないというジレンマがあるから難しいね。

582 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 12:58:50.85 ID:muY7e9G9a.net
なんかめんどくせぇな

2ちゃんのスレであれ書くなこれ書くな言われると思わなかったわw

まして架空の話書いてる小説スレで・・・

プロじゃないから制約つけられたらなんも書けなくなっちゃうよねw

気にくわないなら読まなきゃいいんじゃね?

583 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 13:16:26.77 ID:muY7e9G9a.net
>>582
この暴論?を書いた俺は日頃より理佐ちゃんの話を書いてる者です

584 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 13:23:37.26 ID:muY7e9G9a.net
ここ2日ほど倫理観みたいなの考えて書いてみたんだけど全然楽しくないんだよね書いてて

楽しくないから妄想湧いてこなくなっちゃってさ
でも書きたいから妄想湧いてくるように好きにかかせてよ

585 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 13:28:50.02 ID:TDnaQcZBM.net
この人の目的は作家さんの意欲を減退させることを通じてひいてはこのスレを寂れさせることだと思います
楽しそうにしている人々が憎い
これはわりとありがちな感情ですね

586 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 13:30:48.90 ID:GkNF8lIf0.net
>>584
一意見ですが妄想なので私は正直何書いてもイイと思いますよ。
妄想の内容が良くないと思う方が居れば見に来なければイイと思います。

587 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 13:59:00.78 ID:g05CtyRTd.net
すいません。
>>581と「w-欅坂の詩」を書いたものです。皆様のモチベーション下げてしまって申し訳ない(´−ω−)人
要は何が言いたかったのかというと「めんどくさ!ここ2ちゃんやぞ!」
ということなんです。でも結果私のが一番めんど臭くなってしまった。

今エロいの挑戦してますので出来たらのせます。

588 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 14:04:45.31 ID:muY7e9G9a.net
>>585
マジですか・・・
確かに書く気はだいぶ失せてます
そうでなくても過疎スレなのに困ったな・・・

>>586
ありがとうございます
気にしないで書きたいこと書こうかと思ってます

589 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 14:09:53.14 ID:muY7e9G9a.net
>>587
あなたのは良かったですよ
あれは凄く惹き付けられましたから

どちらかと言うと俺の書いた倫理違反がヤバかったみたいですw

どんどん新作書いて下さいm(__)m

590 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 17:18:27.26 ID:wEyXrjPe0.net
閉鎖的なスレだと思ってたけど、色んな人が見てるものですね

>>582
次スレからはテンプレの理詰めも必要かもしれませんね

>>587
あなたの文章でエロいの書いたら、とんでもないことになりそうww

591 :高2の軍曹 第20話@:2017/06/01(木) 17:21:44.74 ID:wEyXrjPe0.net
教科書とノートを携えて、家を飛び出した。
「勉強を教えてほしい」という、今までに何度来たかわからない
メールに、毎度僕の心は踊り、それが何時であろうがすぐに駆けつける。
この日もメールが来たのは夜だった。

チャイムを鳴らし、程なくして茜ちゃんが出てきた。
その格好に少し目を疑った。薄手のキャミソール一枚だった。
玄関前の暗さと屋内の明るさで逆光ができあがり、ピンクの
キャミソールはただならぬ色気を持ち合わせている。

592 :高2の軍曹 第20話A:2017/06/01(木) 17:22:27.16 ID:wEyXrjPe0.net
結局、部屋に入ってもその格好のままだった。
加えて、お茶やお菓子を運ぶために階段を往復したため、
肩の紐が少しずり落ちている。

「あのさ、その格好は正しいの?」僕は遠回しに注意した。
「べつに寒くないよ」
「そういう問題じゃなくて…」
「うわ、変な眼で見てる〜」
「そんなんじゃないよ」
僕は目をそらしながら肩を指した。

593 :高2の軍曹 第20話B:2017/06/01(木) 17:23:56.20 ID:wEyXrjPe0.net
茜ちゃんは恥ずかしそうに肩紐を引き上げた。
そしてパーカーを羽織り、「帰って」と言う。
よく見ると、目が潤んでいる。
喉まで出かかった文句を捨て、最も傷つけない言葉を選んだ。
「じゃあね、おやすみ」
「うん」
まったく乙女心というのは難しいものだ。

第20話 終

594 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 17:46:46.56 ID:lIyIvUbea.net
>>593
高2の軍曹もついに20話に到達しましたね
おめでとうございますm(__)m

595 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 20:18:10.56 ID:wEyXrjPe0.net
>>594
まだまだ庭さんには及びません
思い返せば、まとめサイトで理佐ちゃん物語を読んだのがきっかけで、
このスレに迷い込んでしまったんだよなぁw
おかけで、この三ヶ月、無駄な時間と労力を費やしてきたけど、
とても感謝してますよ
理佐ちゃんと俺くんの永遠を願う、梅雨入り前、水無月の初めだよ

596 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 20:28:53.53 ID:lIyIvUbea.net
>>595
思えば俺と大阪府さんとチワン族さんは1スレ目の最初からほぼ毎日書いてますもんねw
立派な妄想変態ですよww

597 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 20:39:07.31 ID:wEyXrjPe0.net
>>596
『妄想変態御三家』ですねww

598 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 21:21:22.74 ID:5yqhuBG8d.net
>>585

579ですが、というか他のスレで不良ものの自慰的小説を書いてるものですが、一応決着は見たようですね。
578さん。ものの数分で書ける批判で、私たちの妄想は止められませんよ。

599 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 22:05:24.78 ID:lIyIvUbea.net
>>597
なんちゅうユニット名なんだww

>>598
先生にもご心配おかけしましたm(__)m
結局妄想は止められないんですよね

600 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第1話:2017/06/01(木) 22:08:03.56 ID:lIyIvUbea.net
「やっと着いた」
せまい車の中から出て思い切り背伸びする理佐ちゃん

陽光を浴びてキラキラ輝いて見える
綺麗で可愛い俺の嫁愛しの理佐ちゃんだ

「ねぇなんでにやにやしてるの?」
「いやぁ太陽の光よりまぶしいなぁと思って」

「引っ越しそうそう照れさせてんじゃねぇよ」
俺の言ってるのが自分のことだと気づいてドス効かせながら照れる仕草が可愛いから好き

601 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第2話:2017/06/01(木) 22:09:12.20 ID:lIyIvUbea.net
「引越し屋さん来る前に挨拶だけ先に済まさないと」
「じゃあ俺は部屋の掃除しちゃうわ」
って階段上がってこうとする俺のシャツの袖つまむ理佐ちゃん

「ねぇ私の人見知り知ってるよね」
不安げな表情で呟く理佐ちゃん

「一緒について来てよ」
なんて可愛いこと言いそうだから好き

602 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第3話:2017/06/01(木) 22:12:05.13 ID:lIyIvUbea.net
引越してから3ヶ月
エプロン姿で玄関まで迎えに来てくれる初々しい理佐ちゃん

「今日お隣の奥さん入院しちゃったんだよね」
「そうなんだ、大変だね」
「うん、引越したばっかりの頃からお世話になりっぱなしだからさ心配」

「隣の旦那さん夕飯に誘ってあげる?」って聞く俺に
「うん、俺君ならそう言うと思って多めにご飯炊いてあるよ」
なんて気が利いてそうだから好き

603 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第4話:2017/06/01(木) 22:13:43.88 ID:lIyIvUbea.net
それから半年後隣の奥さんは亡くなった

引越した当初から2つほど年上の奥さんに色々と気にかけてもらったこともあり
理佐ちゃんの落ち込みようは横で見てても可哀想なほどだった

しかし、本当に深刻だったのは旦那さんのほうで
3ヶ月ほどすると精神のバランスを崩し会社を退職して部屋に閉じ籠るようになってしまった

604 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第5話:2017/06/01(木) 22:15:29.54 ID:lIyIvUbea.net
理佐ちゃんが隣の旦那さんを心配して夕飯に誘ってあげたいと言い出したのは
隣の旦那さんが会社を退職して3ヶ月ほどたった頃だった

「そうだねたまには大勢で食べた方が気も紛れるよね」
「大勢って言っても私と俺君と3人だけどね」って大げさな俺に苦笑いの理佐ちゃん

「明日はビール多めに買って帰ってこよ」
ってはしゃぐ俺に
「調子に乗ってんじゃねぇよ」ってドス効かせそうだから好き

605 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第6話:2017/06/01(木) 22:17:14.61 ID:lIyIvUbea.net
「思った以上にやつれてたなぁ」って隣の旦那さんが帰ってから呟く理佐ちゃん

「奥さん亡くなる前はあんなに明るかったのにね」
「これからもたまに夕飯誘ってあげたいな」って優しい理佐ちゃん

「俺君なんてもっとやつれちゃいそうだから私は長生きしないとね、俺君ひとり残すのは心配だよ」
なんて言ってくれそうだから好き

606 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第7話:2017/06/01(木) 22:18:39.35 ID:lIyIvUbea.net
隣の旦那さんを夕飯に誘う習慣は1ヶ月しか続かなかった
何故かって?
俺のヤキモチが原因さ
理佐ちゃんが優しくするのをいいことに馴れ馴れしくしやがってあの野郎

「俺君のヤキモチ本当ウザイよ」
「でも隣の旦那の理佐ちゃん見る目がさ馴れ馴れしくて嫌なんだよね」

「もう、うるさい!」
拗ねて寝ちゃう理佐ちゃんはやっぱり可愛いから好き

607 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第8話:2017/06/01(木) 22:21:42.54 ID:lIyIvUbea.net
今朝はまだ拗ねてたけど機嫌直って玄関まで迎えに来てくれる理佐ちゃん

「今日の昼間ね、お隣の旦那さん来たんだ」
「なに?」気色ばむヤキモチ妬きな俺
「はいはい、俺君がヤキモチ妬くから居留守使いました」って不満顔の理佐ちゃんだけど
「紙包み持ってたから俺君になんかお礼持ってきてくれたのかもしれないよ」  

なんてイヤミ言いそうだから好き

608 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第9話:2017/06/01(木) 22:23:44.60 ID:lIyIvUbea.net
2日後隣の旦那さんが自分の部屋で自殺しているのが発見された
理佐ちゃんを訪ねてきたすぐあとに自殺したらしい
警察の話だと柳刃包丁で自分を滅多刺しにしてて
家の中はかなり凄惨なことになっている
らしい

609 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第10話:2017/06/01(木) 22:25:23.42 ID:lIyIvUbea.net
警察が帰ったあとに虚脱状態の俺と理佐ちゃん

「自殺する前にお礼言いにきたのかな?柳刃包丁買った帰りに」呟く俺 
「悪いことしちゃったな・・・」って泣く理佐ちゃん

ヤキモチ妬いた俺を責めない理佐ちゃんの優しさが辛い俺

610 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第11話:2017/06/01(木) 22:30:47.28 ID:lIyIvUbea.net
「ちょっと寝てな、俺も今日は会社戻んないから」
理佐ちゃんを落ち着かせて書類整理してたらまた警察だ

「ちょっと見ていただきたい物がありまして」
「俺だけでいいですか?妻はまだ動揺してまして」

611 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第12話:2017/06/01(木) 22:32:22.69 ID:lIyIvUbea.net
俺の言葉に刑事さんはちょっと考えてから
「もしかしたら奥さんは見ない方がいいかも知れませんね」
なんだか嫌な感じだな理佐ちゃんがなんだってんだよ

「見ていただきたい物というのはこれです」
と言って2冊のノートを差し出す刑事さん

612 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第13話:2017/06/01(木) 22:34:07.42 ID:lIyIvUbea.net
刑事さんがノートを開く

「何ですかこれ?」
「お隣の旦那さんが毎日書いていたみたいですね」
それはノートいっぱいにびっしり書かれた名前だった

よく見ると時おり名前の合間に「一緒に」と書き込まれている
「沙智子」思わず呟く俺
「亡くなられた奥さんの名前です」
刑事さんの声で我に帰る俺

613 :名無しって、書けない?:2017/06/01(木) 22:37:17.26 ID:UniLl6ww0.net
>>598
おまえのような他スレでクソつまんねぇ小説書いてるバカなガキが
終わりかけた話をいつも勝ち誇ったような態度で終わろうとするから
油を注いで反対派が攻撃的してることにまだ気付かんのか ボケ!! 

614 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第14話:2017/06/01(木) 22:37:18.79 ID:lIyIvUbea.net
「問題はですね・・・」
言いながらノートをめくる刑事さん

「こちらのページから・・・」
「理沙・・・」
漢字は違うけどおそらく理佐ちゃんのことだろう

でもなんで理佐ちゃんの名前書いてあるんだ?

615 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第15話:2017/06/01(木) 22:39:37.71 ID:lIyIvUbea.net
「漢字はおそらく亡くなられた奥さんの名前をあてたんだとおもわれます」
俺の疑問に刑事さんが答える

「最初の日付なんか心当たりありませんか?」
刑事さんの言葉に記憶をたどる
すぐに思い当たった
「お隣の奥さんが亡くなられてから初めてうちの夕食に招待した日です」
まさか?
ノートをめくり返す俺

616 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第16話:2017/06/01(木) 22:42:39.71 ID:lIyIvUbea.net
「奥さんの月命日です」刑事さんが呟く
やっぱり
月命日の日にだけ一緒にと書き込まれていた

「何故、月命日の日に?」

617 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第17話:2017/06/01(木) 22:44:30.07 ID:lIyIvUbea.net
「月命日のたびに死のうと思っていたんでしょう」無感情な刑事さんの声
どこか遠くで喋っているようだ

「それで一緒に・・・ですか?」
俺の問いかけに無言でうなずく刑事さん

618 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第18話:2017/06/01(木) 22:48:09.19 ID:lIyIvUbea.net
刑事さんに促されて黙って2冊目のノートを開く

最後に書き込まれたページ
自殺した日の朝に書いたのだろう
理沙の文字の合間に一緒にと書き込まれている

「こ、これって」自分でももう分かってるはずの答えを刑事さんに求める俺

619 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第19話:2017/06/01(木) 22:49:49.49 ID:lIyIvUbea.net
「おそらく柳刃包丁を入手し、その足で奥さんを訪ねたのでしょう無理心中するつもりで」
「何故うちの妻を・・・?」
「ノートを見るに亡くなった自分の奥さんとあなたの奥さんの区別がつかなくなっていたのかも知れません、精神がだいぶ錯乱していたようですから」

それで馴れ馴れしい態度に見えてたのか・・・

620 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第20話:2017/06/01(木) 22:51:59.74 ID:lIyIvUbea.net
ノートいっぱいの理沙の文字

理佐ちゃんの理と亡くなった奥さんの沙で理沙か

一緒にの文字が気味の悪い呪詛でもかかってるような気がしてノートを閉じる俺

621 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第21話:2017/06/01(木) 22:55:08.27 ID:lIyIvUbea.net
「そうですかご主人のヤキモチが奥さんを間一髪のところで救ったんですな」
俺の話を聞いてちょっと顔が綻ぶ刑事さん
本当は情のある人みたいでほっとする俺

「刑事さんこのことは妻に話さなければダメでしょうか?」
お隣の夫婦は哀しい結末を迎えたけど
理佐ちゃんにとっては良き隣人のまま自然と記憶から薄れていって欲しい俺

622 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 第22話:2017/06/01(木) 22:57:52.41 ID:lIyIvUbea.net
「私はご主人と奥さんお二人にお話させていただいたつもりでしたが」
やっぱり情のある刑事さんだった

「では奥さんが起きて来る前に消えますか」そう言って立ち去る刑事さん

「なんだか寝過ぎてダルいな」
って書類整理する俺にもたれかかってくる理佐ちゃん

623 :ノートいっぱいの理沙ちゃん 最後話:2017/06/01(木) 23:01:09.00 ID:lIyIvUbea.net
「今頃奥さんと会えてるかな?」
俺にもたれかかったまま寂しそうに呟く理佐ちゃん

「会えてるさ、あんなに愛してたんだから奥さんのこと」
書類を片付けながら理佐ちゃんを抱きしめる俺

「そっか、そうだよね」
って言いながら甘えてきそうだから好き

624 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 00:14:59.60 ID:kSCbJjM6M.net
>>425
亀レスですが、覚えてる人がいて驚き
一推しは別のメンバーなんですけど、好みのシチュエーションには菅井様が登場しがち

いろんな人が書いてて面白いスレだよね

625 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 02:25:27.56 ID:qZlNmXtca.net
>>598
わざとなのか脳天気な馬鹿なのか知らないが
お前は明らかに誇大な表現してミスリードしてるな >>578
すべての妄想を阻止したりここの小説スレでの表現活動をやめようと
させてるわけじゃなくて

626 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 02:25:51.63 ID:qZlNmXtca.net
表現内容によっては常識的な範囲で
弱者のために過激な描写を一部配慮した表現を
求めてるだけだから

お前分かったようにいきり立ってるけど そこまで自分の馬鹿世間にさらしてうれしいの?

627 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 07:16:37.72 ID:r/5dXI+Gd.net
調子に乗った…
余計な一言を言ったかなあ…

628 :The Fool On The Hill@:2017/06/02(金) 07:31:21.78 ID:hZo90tmo0.net
来る日も来る日も、一人で丘の上に立っている少女がいる
ニヤリと笑いながら、丘の上から動かずじっとしている
彼女が何を考えているのか、わからない

みんなが彼女を変人だと決めつけているから、知ろうともしないのだ
それに彼女は多くを語らない
今日も変人は丘の上に立って、沈む太陽を眺めている

629 :The Fool On The HillA:2017/06/02(金) 07:32:33.91 ID:hZo90tmo0.net
先入観のない眼は真実だけを見ている
頭は雲の上、外から地球を見下ろしている
彼らがどんな人で、また何を望むか知っているが、
彼女はそんなことはしない
それに彼女自身、もう何も見せる気も語る気もない

アイドル界に革命を起こすぞ
「レボリューション!」

ぺーちゃんは今日も丘の上に立っている

630 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 07:36:15.73 ID:hZo90tmo0.net
>>623
タイトルからは想像できない狂気w
めっちゃシリアスですね

>>624
忘れるわけないですよ
是非、他のメンバーでも書いてほしいです

631 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 09:48:19.21 ID:4Ek5ocbFK.net
>>623
最近の一連のゴタゴタを経た庭さんの精神状態が多少反映されたのかなとちょっと思ったりw
でもある意味新境地、私は好きです

>>628
ポールの詞はたまにすごく深いんですよね
そしていつもこの名言も思い出す

何を考えているかわからない人は
実は何も考えていない

632 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 11:57:14.34 ID:s0JNPfDHa.net
>>630
>>631
最初はいつもみたいな読み切りになるはずだったのが
書いてるうちに気が変わってこんな物になってしまいました
理佐ちゃんの出番全然無いし(泣)

633 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 12:01:34.28 ID:s0JNPfDHa.net
>>629
タイトルの英語が分からない・・・

634 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 12:15:05.89 ID:4Ek5ocbFK.net
>>633
思わず説明したくなるけど、大阪府さんにお任せするのが筋ですよね(笑)
ちなみにちょっと有名な洋楽の曲名です
ちなみに私のレスにある「ポール」とは、その曲を作詞作曲したポール・マッカートニーのことです
念のため

635 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 13:13:39.63 ID:Mgx5+L8Sa.net
>>634
ビートルズは名前だけしか知らない

無学な男だとバレてしまいそうだ・・・

636 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 15:40:49.75 ID:hZo90tmo0.net
>>634
すぐバレたw
この曲はガリレオを歌ったものです
地動説→地球→地球儀→ゴー☆ジャス→梨加の流れで思いつきました
無理に、はめ込んだのでおかしな日本語になってます

>>631
ぺーちゃんは、何も考えていないように見えて
実は何も考えていないように見えますね

637 :【フールオンザヒル・1】:2017/06/02(金) 22:18:39.98 ID:4Ek5ocbFK.net
平手「しかしフールオンザヒルって、50年前の曲だそうですね」
美愉「もう、クラシックですな」
平手「LPレコードの時代ってことですね」
美愉「アルバムのA面2曲目だそうで」
平手「え…?A面って何ですか?」
美愉「レコードは表面にも裏面にも曲が入ってて、表面をA面、裏面をB面っていうらしいよ」

638 :【フールオンザヒル・2】:2017/06/02(金) 22:20:07.32 ID:4Ek5ocbFK.net
平手「ああ、なるほど!」
美愉「どないしたん?」
平手「レコードがABだから、次に出たのがCDなんだ」
美愉「違います〜!CDって、何の略か知らんの?」
平手「略語なの?」
美愉「LPレコードとCDを見比べたらわかるよ」

639 :【フールオンザヒル・終】:2017/06/02(金) 22:21:27.17 ID:4Ek5ocbFK.net
平手「あ、そうか!まず大きさが違う」
美愉「そうそう。それで?」
平手「大きさが半分以下になってコンパクトになった」
美愉「ということは?」
平手「『ちっちゃこいディスク』!」
美愉「何でそこまで行って日本語やねん」

640 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 22:59:19.24 ID:PRW25Kw4a.net
>>639
さっそく小話に仕上げてるw

641 :幼なじみの理佐ちゃん 第1話:2017/06/02(金) 23:02:43.83 ID:PRW25Kw4a.net
俺と理佐ちゃんは同じ年に隣同士に生まれた絵にかいちまったような幼なじみだ

「えっ!?彼ともう別れちゃうの?」
「うん、なんか違うんだよね」
「違うにしても早いなw」
「笑ってんじゃねぇよ」ドス効かす理佐ちゃん

642 :幼なじみの理佐ちゃん 第2話:2017/06/02(金) 23:04:04.79 ID:PRW25Kw4a.net
外見の良さと人見知りする性格が幸いして大人しく見える理佐ちゃん
そのせいか言い寄る男は多いが意外と口が悪かったり親切で優しいのにそれを上手く出せない不器用な性格が災いして長くは続かない・・・

643 :幼なじみの理佐ちゃん 第3話:2017/06/02(金) 23:05:55.99 ID:PRW25Kw4a.net
「ねぇ聞いてる?」
物思いにふける俺に理佐ちゃんが口とがらせて怒ってる

「あっ、ごめんなんだっけ?」 
「ねぇどうしたの?自分は彼女と上手くいってるからって冷たいよ俺君」

644 :幼なじみの理佐ちゃん 第4話:2017/06/02(金) 23:08:04.84 ID:PRW25Kw4a.net
俺君か・・・
理佐ちゃんが俺をちゃん付けから君付けになったのは高1の時に俺に彼女が出来てからだ

それからちょっとして理佐ちゃんに初めての彼が出来て俺も理佐から理佐ちゃんに呼び方が変わった

付き合った彼は理佐ちゃんのドス声聞いたことあんのかな?

645 :幼なじみの理佐ちゃん 第5話:2017/06/02(金) 23:10:58.87 ID:PRW25Kw4a.net
「俺も上手くいってないよ」
「えっ!?そうなの」嬉しそうな理佐ちゃん

Sな性格の理佐ちゃんは俺が彼女と別れる度に喜ぶ・・・

「誰かの代わりさせられてるみたい」
付き合った女の子と別れる時にはたいていこんなこと言われた

646 :幼なじみの理佐ちゃん 第6話:2017/06/02(金) 23:14:54.21 ID:PRW25Kw4a.net
そりゃそうだ俺が本当に好きなのは理佐ちゃんなんだから

だから理佐ちゃんの代わりの女の子に振られても全然悲しくなかった俺

俺が本当に好きな理佐ちゃんに俺以外の男とのことをこうやって相談される方がずっと悲しいよ・・・

647 :幼なじみの理佐ちゃん 第7話:2017/06/02(金) 23:17:16.46 ID:PRW25Kw4a.net
「クリスマス近いのにどうするの?彼女無しは寂しくない?」
「そっちこそ寂しくなりそうじゃん」
「私はクリスマス終わってから別れようかな・・・」
「うわっ超保険かけてんじゃん彼可哀想だな」
「だってクリスマスひとりはやだよ」
って我が儘な理佐ちゃん

648 :幼なじみの理佐ちゃん 第8話:2017/06/02(金) 23:19:13.92 ID:PRW25Kw4a.net
「クリスマスは好きな人と過ごすためにあるんだぜ」

「じゃあ最悪俺君と過ごそうかな」って笑顔てま冗談言う理佐ちゃん

「理佐ちゃんと過ごすぐらいなら俺もクリスマス終わってから別れるわ」
理佐ちゃんの冗談が辛くて憎まれ口で返す俺

649 :幼なじみの理佐ちゃん 第9話:2017/06/02(金) 23:22:02.09 ID:PRW25Kw4a.net
「結局ひとりぼっちのクリスマスかよ」
クリスマス前に彼女に振られてしまったダメな俺

「今からバイト?」
おめかしした理佐ちゃんと家の前で出くわした
「うん、理佐ちゃんは保険がわりの彼とデート?」
なんてイヤミ言っちゃう僻み根性な俺

650 :幼なじみの理佐ちゃん 第10話:2017/06/02(金) 23:24:31.48 ID:PRW25Kw4a.net
「ごめん」
いつもは強気に言い返す理佐ちゃんなのに今日は素直に謝る

「いやいや、謝んなよ冗談なんだから」
素直な理佐ちゃんに慌てる俺

651 :幼なじみの理佐ちゃん 第11話:2017/06/02(金) 23:25:21.73 ID:PRW25Kw4a.net
「うん・・・でも・・・ごめんね」
そう言って走り去る理佐ちゃん

遠ざかる後ろ姿が涙で霞むよ理佐ちゃん

最悪なクリスマスだわ・・・

652 :幼なじみの理佐ちゃん 第12話:2017/06/02(金) 23:27:35.31 ID:PRW25Kw4a.net
最悪なクリスマスにも関わらずバイトはキッチリこなす律儀な俺
サンタさんコスでコンビニの店前で売れ残りのケーキを酔っぱらいに売る俺
生き様ってやつは感じてもらえんのか酔っぱらいのおっさんたちに
なんて頑張る俺

653 :幼なじみの理佐ちゃん 第13話:2017/06/02(金) 23:29:17.87 ID:PRW25Kw4a.net
「ケーキ売ってんじゃねぇよ」って笑いながら理佐ちゃん登場

「こんな惨めな俺を見ないでくれい」
「なんで、似合ってるよ」
「本当に?」
「うん、可愛いよ俺君のサンタさん
「そうかな、ありがとう」って照れる俺

654 :幼なじみの理佐ちゃん 第14話:2017/06/02(金) 23:31:34.99 ID:PRW25Kw4a.net
「理佐ちゃんは何やってんの?」
「彼もバイト終わんないんだって、だから待ってる間に俺君のサンタコス見に来たの」
「そっか、俺も理佐ちゃんにサンタコス見てもらえて良かったよ」
なんて心にも無いこと言う俺

655 :幼なじみの理佐ちゃん 第15話:2017/06/02(金) 23:33:24.33 ID:PRW25Kw4a.net
「俺君のバイトあとどのぐらい」
「あと1時間かな」
「大変だね、明日食べるから売れ残りのケーキ貰って帰ってね」なんてちゃっかり理佐ちゃん

雪が降ってきたよ
ホワイトクリスマスだよ理佐ちゃんって呟いたけど
もう居ないや・・・

656 :幼なじみの理佐ちゃん 第16話:2017/06/02(金) 23:35:37.71 ID:PRW25Kw4a.net
「う〜寒い」
バイト終わって帰りついたわが家
「うおっマジか!?カラオケ行っちゃって誰も居ないじゃん」って怒る俺

「うちも誰も居ないの、たぶん四人そろってカラオケだね」
ってため息の理佐ちゃん登場

657 :幼なじみの理佐ちゃん 第17話:2017/06/02(金) 23:37:04.57 ID:PRW25Kw4a.net
「ちゃんとケーキ貰ってきたんだ、はーい!良くできました」なんて上機嫌な理佐ちゃん

「彼・・・どうしたの?」
「すっぽかしちゃった」
「マジで・・・?」
「うん、どうせクリスマスまでの保険だったから」

658 :幼なじみの理佐ちゃん 第18話:2017/06/02(金) 23:38:22.57 ID:PRW25Kw4a.net
「シビアだね理佐ちゃん」ちょっと引く俺に
「引いてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「それにさ俺君が言ったんだよ」
「俺なんか言ったっけ?」
「言ったよ、クリスマスは好きな人と過ごすためにあるって言った」

659 :幼なじみの理佐ちゃん 第19話:2017/06/02(金) 23:39:48.45 ID:PRW25Kw4a.net
「理佐ちゃん・・・」
「素直に俺君の言う通りにしたんだけど・・・」
照れる理佐ちゃんをそっと抱きしめる俺

とんでもないプレゼントがやってきたぜ
サンタさんありがとうな俺

660 :幼なじみの理佐ちゃん 第20話:2017/06/02(金) 23:43:39.51 ID:PRW25Kw4a.net
「俺君積もってきたよ」
道に積もり始めた雪を二人並んで窓から見てる俺と理佐ちゃん
「ねぇ来年のクリスマスはもう少し恋人同士っぽくなってるかな私たち?」
「どうかな?幼なじみ期間が長いからなぁ俺たち」

661 :幼なじみの理佐ちゃん 第21話:2017/06/02(金) 23:47:35.61 ID:PRW25Kw4a.net
「じゃあその次の年は?」
「まだ無理じゃない」ってイジワル言う俺

「イジワル言ってんじゃねぇよ」って拗ねる理佐ちゃん

662 :幼なじみの理佐ちゃん 最終話:2017/06/02(金) 23:48:54.64 ID:PRW25Kw4a.net
「まぁいいや、どうせこれからもずっと一緒なんだから」
なんて言いながら腕組んでくる理佐ちゃん

「ゆっくり恋人同士になろうね」って言ってくれそうだから好き

663 :名無しって、書けない?:2017/06/02(金) 23:52:23.07 ID:PRW25Kw4a.net
この文字数制限では小説は難しいかも・・・
「幼なじみの理佐ちゃん」は無念にもだいぶ削除したので
もし新スレ立ったら書き直したいっす(涙)

664 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 00:29:00.44 ID:vMyTLFmd0.net
>>663
途中で切れると話の印象がかなり違ってきますよね。
書いた物をここに書き込んで観てみると印象が違うのでびっくりする。

665 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 07:32:16.32 ID:t28Vey2Pa.net
>>664
意外なほど違う物になっちゃいますよね

666 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 07:54:45.64 ID:t28Vey2Pa.net
そろそろ次スレ立ててきますか?

667 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 08:02:17.20 ID:MpIR5JAFK.net
そろそろ100文字を切り始めますね

次スレが要るのかどうか
立てたとした場合、以前話題になったテンプレの文言の改訂は必要かどうか
を考える時期ですかね

668 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 08:07:30.30 ID:t28Vey2Pa.net
>>667
確かに次スレ立てたとして書く人増えるか問題は深刻かも・・・

テンプレ改訂問題も難しくてよく分からないんですよね

669 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 09:36:08.67 ID:MpIR5JAFK.net
次スレがもしも立ったとして、テンプレについては私はどちらでもいいという意見です

私は作品に対する批評・批判と作品・作者に対する中傷・荒らし行為は区別されるもので
前者は規制されるべきではないと思ってます

670 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 09:41:58.58 ID:MpIR5JAFK.net
もちろん境目がどこかは最終的には個人の感受性によるかもしれませんが

なので現在の 全ての中傷は禁止 でも十分なのかもと思ったりします

671 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:15:21.81 ID:IjSWP2C2d.net
>>668
書く人ならいますよ。
いきましょうよ4th!

672 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:18:11.93 ID:3pxKl3gqa.net
>>669
じゃあテンプレはそのままということで

>>671
頼もしいお言葉ありがたし

ちょっと立ててきます

673 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:22:15.08 ID:3pxKl3gqa.net
立てたけどリンクの貼りかたわかりません
誰か貼っていただけると助かりますm(__)m

674 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:28:43.50 ID:3pxKl3gqa.net
次スレです

http://itest.2ch.net/rio2016/test/read.cgi/keyakizaka46/1496452705

675 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:29:59.46 ID:3pxKl3gqa.net
貼れた!?

676 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:48:11.97 ID:3pxKl3gqa.net
長編書いた人は遠慮しないで新しいスレに投稿してくださいm(__)m

こちらは俺の妄想とチワン族さんの漫談小咄で細々と埋めますからw道連れww

677 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 10:49:20.73 ID:3pxKl3gqa.net
なんだかんだ大阪府さんも協力してくれる気がするな

妄想変態御三家の長兄だから大阪府さんw

678 :【2017年宇宙の旅・1】:2017/06/03(土) 13:02:49.18 ID:MpIR5JAFK.net
(これはスレ埋めのために始めてみただけで決して小説ではない)
・・・・・・
ここは宇宙船欅号の船内。2017年6月、20名の宇宙飛行士が宇宙探検の旅に出発しました。

679 :【2017年宇宙の旅・2】:2017/06/03(土) 13:06:57.95 ID:MpIR5JAFK.net
ネル「起きてくださ〜い」

20人の宇宙旅行をサポートするのは人工知能のネル。今日も朝早くから乗組員を起こします。

ネル「ねえねえ、朝ですよ」バシバシ
鈴本「い、痛あ…」

680 :【2017年宇宙の旅・3】:2017/06/03(土) 13:12:02.45 ID:MpIR5JAFK.net
ネル「朝ですってば」ギュウウゥ
齋藤「痛たたた…!」

…怪力で手荒ですね(汗

菅井「おはようございます、ネル」

船長の菅井は乗馬が得意です。宇宙では役に立ちませんが…

681 :【2017年宇宙の旅・4】:2017/06/03(土) 13:22:42.68 ID:MpIR5JAFK.net
菅井「これからの航程は?」
ネル「はい。2日後に金星に到着します」
守屋「稀勢の里が不調だしね」
ネル「『きんぼし』じゃなくて『きんせい』ですよ」

682 :【2017年宇宙の旅・5】:2017/06/03(土) 13:27:49.69 ID:MpIR5JAFK.net
小池「イカとか美味しいよね」
ネル「『くんせい』じゃねえよ」
石森「私たち、女の子だけど大丈夫?」
ネル「『女人禁制』じゃねえよ」

683 :【2017年宇宙の旅・6】:2017/06/03(土) 13:31:56.56 ID:MpIR5JAFK.net
菅井「で、その後は?」
ネル「金星からさらに3日ほどかけて水星に向かいます」
菅井「その向きだとまさかその先は…?」
ネル「その後は太陽に突入で」
菅井「死んじゃうよ!」

684 :【2017年宇宙の旅・7】:2017/06/03(土) 13:34:49.61 ID:MpIR5JAFK.net
ネル「だめですか?」ヘラヘラ
菅井「方向転換してちょうだい」
ネル「はい、ちゃぷてん」
菅井「ちゃぷてんじゃなくてチャプテンだよ!」
守屋「同じやん」

685 :【2017年宇宙の旅・8】:2017/06/03(土) 13:43:02.09 ID:MpIR5JAFK.net
ネル「では、向きを変えて火星へ向かいマース!」
菅井「ダジャレかよ」

こうして太陽系の旅は続く…かな?

686 :【2017年宇宙の旅・9】:2017/06/03(土) 13:53:39.33 ID:MpIR5JAFK.net
数日後、宇宙船は火星を過ぎ、さらに旅を続けています。

オダ「ねえ!あれ!」

船外の様子を見ていたオダが叫びました。視線の先には…

菅井「…黒電話!?」

687 :【2017年宇宙の旅・10】:2017/06/03(土) 14:00:06.79 ID:MpIR5JAFK.net
さらに観察を続けると、黒電話だけでなく、ブラウン管テレビ・ちゃぶ台・太陽の塔・吉永小百合のポスター・ハウスバーモントカレーなどが宇宙空間に漂っていました。

688 :【2017年宇宙の旅・11】:2017/06/03(土) 14:04:36.33 ID:MpIR5JAFK.net
小林「なんか古代遺跡みたい」
オダ「昭和臭ぇ…」
ネル「わかりました!ここが火星と木星の間にある昭和臭ぇ群です!」
菅井「…小惑星群じゃなかったか?」

689 :【2017年宇宙の旅・12】:2017/06/03(土) 14:08:27.04 ID:MpIR5JAFK.net
その2日後…

守屋「オナラした?」
オダ「してないよ〜」
小林「確かになんか臭うね」
ネル「わかりました!そろそろ『もう臭え』に到着です」
菅井「木星だろ」

690 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 14:37:10.46 ID:VPpQN1wAd.net
すげぇ。
だじゃれのセンスがスゲー

691 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 15:10:38.58 ID:MpIR5JAFK.net
ありがたいお言葉ですが
「ダジャレ」と「センス」は相容れない言葉だと思いますw

スレ埋めなのでご容赦くださいm(_ _)m

692 :【2017年宇宙の旅・13】:2017/06/03(土) 16:45:25.08 ID:MpIR5JAFK.net
数日後、宇宙船は土星に接近。

オダ「きれいな輪だよね〜」
上村「北海道から見た時は見えなかったな〜」
オダ「輪っか無い(稚内)っていうダジャレだな」

693 :【2017年宇宙の旅・14】:2017/06/03(土) 16:49:48.55 ID:MpIR5JAFK.net
米谷「でもさ、なんか、浮き袋みたいにも見えない?」
オダ「いや、見えない」
米谷「そう?」
オダ「パルコもサンシャインも見えないし」
米谷「池袋じゃねえよ」

694 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 19:55:46.41 ID:CnBODQSCa.net
やっぱり小説スレの終盤はチワン族さんのダジャレが似合いますねw

695 :イタコの理佐ちゃん 1:2017/06/03(土) 20:01:56.77 ID:CnBODQSCa.net
「理佐ちゃん!起きてくれ」
突然胸に激痛が走ったと思ったら寝てる理佐ちゃんを宙に浮いて見下ろしてる俺

「うーん、うるさいよ」って目を覚ます理佐ちゃん

696 :イタコの理佐ちゃん 2:2017/06/03(土) 20:03:39.16 ID:CnBODQSCa.net
「理佐ちゃん目覚めた?」
「うーん、誰?」
目を擦りこっち見る寝惚け眼の理佐ちゃん
なんか老けたみたいだ

「俺・・・君?」

697 :イタコの理佐ちゃん 3:2017/06/03(土) 20:06:34.88 ID:CnBODQSCa.net
「なんで私の部屋居んの?」
「俺死んじゃったんたよね」

「えっ!?」驚く理佐ちゃん
「驚かせてごめん」謝る俺

698 :イタコの理佐ちゃん 4:2017/06/03(土) 20:10:26.10 ID:CnBODQSCa.net
状況を俺に説明されてようやく事態を飲み込んだ理佐ちゃん
「ねぇ化けて出るとこ間違えてない?」
「なんで?魂になったら愛する人の元に飛んでくるだろ」

699 :イタコの理佐ちゃん 5:2017/06/03(土) 20:13:10.67 ID:CnBODQSCa.net
「ねぇ大丈夫?」
「いや、死んでるんだから大丈夫じゃない」
「そうじゃなくて、私たち3年前に別れたじゃん」
「なに!?」

700 :イタコの理佐ちゃん 6:2017/06/03(土) 20:17:33.96 ID:CnBODQSCa.net
どうやら死んだショックで理佐ちゃんと別れたあとの記憶が無くなっちゃった俺

おっ天国から指令のLINE来た

701 :イタコの理佐ちゃん 7:2017/06/03(土) 20:20:47.70 ID:CnBODQSCa.net
「ねぇなにやってんの?」
「なんか天国からの指示で理佐ちゃんの守護霊に推挙されたわ」
「え〜〜っ!?やだ〜」
超拒否する理佐ちゃん

702 :イタコの理佐ちゃん 8:2017/06/03(土) 20:23:07.00 ID:CnBODQSCa.net
「なんで嫌なんだよ?」
「あんた私にどんな仕打ちしたか覚えてないの?」
「覚えてない・・・死んだから」

703 :イタコの理佐ちゃん 9:2017/06/03(土) 20:26:29.35 ID:CnBODQSCa.net
「突然私の働いてる会社に私よりブスな女連れてきて、新しい女出来たから別れるって言って去ってったんだよ」

704 :イタコの理佐ちゃん 10:2017/06/03(土) 20:29:57.52 ID:CnBODQSCa.net
「なかなかひどい奴だったんだな生前の俺・・・」
「そうだよ、お前見てくれだけでつまんない女だったわって捨て台詞まで残して」

705 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 20:34:49.29 ID:CnBODQSCa.net
「凄いこと言うね生前の俺」
「俺君と付き合ってた頃の私、全然良い想いで無いんだけど」

706 :イタコの理佐ちゃん 12:2017/06/03(土) 20:43:54.15 ID:CnBODQSCa.net
「生前の俺が迷惑かけたみたいで申し訳ない」
「生前の自分の行いを他人事みたいに謝ってんじゃねぇよ」
懐かしい理佐ちゃんのドス声

707 :イタコの理佐ちゃん 13:2017/06/03(土) 20:46:12.81 ID:CnBODQSCa.net
「分かったでしょ、俺君に守護霊なんて無理なの」
「でも文字通り死んで生まれ変わった俺を見てくれよ」
「うるさい!謝って」

708 :イタコの理佐ちゃん 14:2017/06/03(土) 20:48:47.13 ID:CnBODQSCa.net
なんとか理佐ちゃんを説得して守護霊に収まった俺

「ねぇ、シャワー浴びるからどっか行ってて」
「うん、分かった散歩してくる」

709 :イタコの理佐ちゃん 15:2017/06/03(土) 20:51:26.35 ID:CnBODQSCa.net
散歩行くと見せかけて理佐ちゃんのシャワー姿覗きに戻る俺

ヤバいシャワーの前にお守りぶら下げてやがる

710 :イタコの理佐ちゃん 16:2017/06/03(土) 20:53:47.47 ID:CnBODQSCa.net
ヤバいお守りぱわーで苦しい
なんて女だ!
うっかり邪悪な部分を浄化されちゃったら消えちまうじゃねぇかって怒る俺

711 :イタコの理佐ちゃん 17:2017/06/03(土) 20:55:50.08 ID:CnBODQSCa.net
「ねぇ、あんたもしかして悪霊なんじゃないの?」
お守りに苦しむ俺を見てた理佐ちゃんが疑いの眼差しで聞いてくる

712 :イタコの理佐ちゃん 18:2017/06/03(土) 20:59:26.42 ID:CnBODQSCa.net
「違うよ、まだ新米の霊だから生前の邪悪な部分がいっぱい残ってるんだよ」
「やっぱり邪悪なんじゃん!なんかやだ〜こんな守護霊」

713 :イタコの理佐ちゃん 19:2017/06/03(土) 21:02:25.12 ID:CnBODQSCa.net
「ねぇ仕事中は大人しくしててよ」
「うん、そこらぶらぶらしてるわ」
「あのさ、あっちは神社あるから気をつけてよ」

714 :イタコの理佐ちゃん 20:2017/06/03(土) 21:05:57.92 ID:CnBODQSCa.net
「心配してくれてんの?」
「なんかね、死んじゃった俺君はちょっと優しいから好きかも」
なんて言ってくれそうだから好き

715 :「理佐ちゃんやああ理佐ちゃんや理佐ちゃんや」の現代語訳:2017/06/03(土) 21:14:05.38 ID:Xmylhgrq0.net
理佐ちゃん、君はモデルになって変わってしまったよ
ああ君はどんどん遠くへ行ってしまうのですね
ああ理佐ちゃん

716 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 21:17:28.39 ID:Xmylhgrq0.net
>>677
スレ立て乙です
勝手に長兄にしないでw
>>678
この脚本で今のドラマが見たかった

717 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 21:26:45.69 ID:CnBODQSCa.net
>>716
埋め立て協力感謝ですm(__)m
大阪府さんが辞退するとなると長兄はチワン族さんかなw

718 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 21:28:07.74 ID:Xmylhgrq0.net
>>717
いや、どう考えてもあなたですよw

719 :名無しって、書けない?:2017/06/03(土) 21:43:16.34 ID:CnBODQSCa.net
>>718
長兄だけは絶対嫌だな〜w

720 :イタコの理佐ちゃん 21:2017/06/03(土) 21:47:20.02 ID:CnBODQSCa.net
「ねぇこのニュースもしかして・・・」
朝のニュース見てた理佐ちゃんが俺を呼ぶ
「俺のことだね」

721 :イタコの理佐ちゃん 22:2017/06/03(土) 21:50:24.64 ID:CnBODQSCa.net
「銀行強盗して仲間割れして撃たれて死亡・・・」
理佐ちゃんが口パクパクして呟く
24才になっても可愛いな

722 :イタコの理佐ちゃん 23:2017/06/03(土) 21:53:19.97 ID:CnBODQSCa.net
「なかなか華々しい最後だったんだな」
しみじみ言う俺

「やっぱり悪党だったんだね」

723 :イタコの理佐ちゃん 24:2017/06/03(土) 21:55:11.12 ID:CnBODQSCa.net
「まったく記憶にないんだよなぁ」
「でもニュースに映った俺君の顔はいかにもな悪人顔だったよ」

724 :イタコの理佐ちゃん 25:2017/06/03(土) 21:56:50.67 ID:CnBODQSCa.net
「死んで理佐ちゃんの守護霊になったから顔つきも変わったのかな?」
「なんで変わったの?」

725 :イタコの理佐ちゃん 26:2017/06/03(土) 21:59:48.93 ID:CnBODQSCa.net
「世界一の美人といつも一緒だと表情もゆるむだろ」
「そんなこと言ってくれなかったなぁ」

726 :イタコの理佐ちゃん 27:2017/06/03(土) 22:02:08.05 ID:CnBODQSCa.net
「付き合ってた時に言えよな」って呟く理佐ちゃん
「ごめん」理佐ちゃんに謝る俺

727 :イタコの理佐ちゃん 28:2017/06/03(土) 22:04:12.10 ID:CnBODQSCa.net
「なんで死んじゃったの?」
「仲間割れしちゃって」
「黙って!」

728 :イタコの理佐ちゃん 29:2017/06/03(土) 22:06:44.59 ID:CnBODQSCa.net
「しかも優しい幽霊になって戻ってくるなんてさ、辛いだけじゃん」
理佐ちゃんもしかして?

729 :イタコの理佐ちゃん 30:2017/06/03(土) 22:09:48.22 ID:CnBODQSCa.net
「勘違いしてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃん

730 :イタコの理佐ちゃん 31:2017/06/03(土) 22:11:25.50 ID:CnBODQSCa.net
「まだちょっとしか好きになってないよ」
なんて意地っ張りだから好き

731 :【2017年宇宙の旅・15】:2017/06/03(土) 23:17:14.28 ID:MpIR5JAFK.net
ネル「木星は〜4文字〜♪土星は3文字〜♪」
守屋「もう少し大人しい人工知能はなかったのか」

732 :【2017年宇宙の旅・16】:2017/06/03(土) 23:23:20.77 ID:MpIR5JAFK.net
ネル「合同!合同!やったー!」
志田「…何?あれ」
鈴本「過去の栄光に浸ってるの」

733 :【2017年宇宙の旅・17】:2017/06/03(土) 23:26:06.86 ID:MpIR5JAFK.net
守屋「宇宙船の外に足出してどれだけ我慢できるか競争しよ」
齋藤「止めなさいよ」

734 :【2017年宇宙の旅・18】:2017/06/03(土) 23:28:16.97 ID:MpIR5JAFK.net
守屋「激辛宇宙食の早食い大会やろう」
オダ「誰だよそんなもん積んできたの」

735 :イタコの理佐ちゃん 32:2017/06/04(日) 01:56:07.41 ID:3ryStlp6a.net
「あんた誰?」
「俺だよ理佐ちゃん」
「俺君?」

736 :イタコの理佐ちゃん 33:2017/06/04(日) 01:59:18.69 ID:3ryStlp6a.net
「なんで知らない人になってんの?」

737 :イタコの理佐ちゃん 34:2017/06/04(日) 02:00:06.03 ID:3ryStlp6a.net
「新しい能力が目覚めて人にとり憑けるようになっちゃったw」

738 :イタコの理佐ちゃん 35:2017/06/04(日) 02:02:11.96 ID:3ryStlp6a.net
「キモいから知らない人で私の部屋に帰って来ないで」ってドア閉める理佐ちゃん

739 :イタコの理佐ちゃん 36:2017/06/04(日) 02:03:54.17 ID:3ryStlp6a.net
「ねぇもうちょっとカッコ良い人にとり憑いてきてよ」

740 :イタコの理佐ちゃん 37:2017/06/04(日) 02:05:25.78 ID:3ryStlp6a.net
部屋に入れてくれたものの贅沢なこと言うちゃっかり理佐ちゃんに苦笑いする俺

741 :イタコの理佐ちゃん 38:2017/06/04(日) 02:07:17.82 ID:3ryStlp6a.net
「なんでこいつにとり憑いたまま帰ってきたと思う?」って理佐ちゃんに聞く俺

742 :イタコの理佐ちゃん 39:2017/06/04(日) 02:09:46.22 ID:3ryStlp6a.net
「うーん?分かんない」
「しばらくぶりにエッチしようかと思って」

743 :イタコの理佐ちゃん 40:2017/06/04(日) 02:10:56.59 ID:3ryStlp6a.net
「お前バカか?」怒る理佐ちゃん

744 :イタコの理佐ちゃん41:2017/06/04(日) 02:13:35.55 ID:3ryStlp6a.net
「そんなハゲデブのおっさん相手にエッチしねぇよ!」マジ怒りの理佐ちゃん

745 :イタコの理佐ちゃん 42:2017/06/04(日) 02:15:31.94 ID:3ryStlp6a.net
理佐ちゃんの怒りにビビっておっさんを駅前に置いて帰って来た俺

746 :イタコの理佐ちゃん 43:2017/06/04(日) 02:17:50.32 ID:3ryStlp6a.net
「もう変なことしないでよね」
「理佐ちゃんを喜ばせたかったんだ」

747 :イタコの理佐ちゃん 44:2017/06/04(日) 02:19:44.71 ID:3ryStlp6a.net
「死んだ時に私のとこに来てくれたよね?」
「うん」

748 :イタコの理佐ちゃん 45:2017/06/04(日) 02:21:50.02 ID:3ryStlp6a.net
「それだけで喜んでるよ・・・私」

749 :イタコの理佐ちゃん 46:2017/06/04(日) 02:22:45.40 ID:3ryStlp6a.net
なんて照れながら言ってくれそうだから好き

750 :【2017年宇宙の小咄】:2017/06/04(日) 06:56:37.46 ID:Rk+tw5nPK.net
梨加「はい、水星のお土産」
長沢「まあ!キュウリ!」

751 :イタコの理佐ちゃん 47:2017/06/04(日) 08:11:13.69 ID:F5/W/GYUa.net
「ねぇ俺君髪の毛立つんだけど何だと思う?」

752 :イタコの理佐ちゃん 48:2017/06/04(日) 08:12:52.99 ID:F5/W/GYUa.net
「近くに妖怪居ると理佐ちゃんの髪立つようにしてもらったんだ」

753 :イタコの理佐ちゃん 49:2017/06/04(日) 08:14:20.75 ID:F5/W/GYUa.net
「えっ!?何それ聞いてないよ」

754 :イタコの理佐ちゃん 50:2017/06/04(日) 08:17:02.59 ID:F5/W/GYUa.net
「守護霊レベル上げるために妖怪退治のバイト始めたから」

755 :イタコの理佐ちゃん 51:2017/06/04(日) 08:18:19.33 ID:F5/W/GYUa.net
「始めたから何?」

756 :イタコの理佐ちゃん 52:2017/06/04(日) 08:19:34.54 ID:F5/W/GYUa.net
「妖怪レーダーあったら便利かなと」

757 :イタコの理佐ちゃん 53:2017/06/04(日) 08:21:46.62 ID:F5/W/GYUa.net
「便利じゃねぇよ」怒る理佐ちゃんだけど

758 :イタコの理佐ちゃん 54:2017/06/04(日) 08:23:47.47 ID:F5/W/GYUa.net
「俺君の前で変な髪型恥ずかしいじゃん」

759 :イタコの理佐55:2017/06/04(日) 08:24:42.70 ID:F5/W/GYUa.net
なんて言ってくれそうだから好き

760 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 08:26:38.26 ID:F5/W/GYUa.net
タイトルが理佐ちゃんを呼び捨て(泣)

761 :イタコの理佐ちゃん 56:2017/06/04(日) 08:29:12.62 ID:F5/W/GYUa.net
「俺君!えいっ」

762 :イタコの理佐ちゃん57:2017/06/04(日) 08:30:26.63 ID:F5/W/GYUa.net
掛け声と共に水かけてくる理佐ちゃん

763 :イタコの理佐ちゃん 58:2017/06/04(日) 08:31:51.60 ID:F5/W/GYUa.net
「あちっ、何これ熱いよ」

764 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 08:32:59.88 ID:F5/W/GYUa.net
「通販で聖水買ってみたんだ」

765 :イタコの理佐ちゃん 60:2017/06/04(日) 08:34:33.82 ID:F5/W/GYUa.net
なんて言いながら聖水かけてくる理佐ちゃん

766 :イタコの理佐ちゃん 61:2017/06/04(日) 08:35:47.89 ID:F5/W/GYUa.net
「理佐ちゃん熱いからやめて」

767 :イタコの理佐ちゃん 62:2017/06/04(日) 08:37:07.55 ID:F5/W/GYUa.net
俺が熱がるほど楽しそうな理佐ちゃん

768 :イタコの理佐ちゃん 63:2017/06/04(日) 08:38:31.12 ID:F5/W/GYUa.net
ドS理佐ちゃんの狂気から逃亡する俺

769 :イタコの理佐ちゃん 64:2017/06/04(日) 08:40:03.19 ID:F5/W/GYUa.net
しばらく東京の夜空を漂う俺

770 :イタコの理佐ちゃん 65:2017/06/04(日) 08:41:16.25 ID:F5/W/GYUa.net
ほとぼりも冷めたかと帰ってきたら

771 :イタコの理佐ちゃん66:2017/06/04(日) 08:43:00.51 ID:F5/W/GYUa.net
理佐ちゃんがベッドで泣いとるぞ

772 :イタコの理佐ちゃん67:2017/06/04(日) 08:44:18.57 ID:F5/W/GYUa.net
あんなにはしゃいで俺イジメてたのに

773 :イタコの理佐ちゃん 68:2017/06/04(日) 08:45:27.26 ID:F5/W/GYUa.net
なんや?情緒不安定か?

774 :イタコの理佐ちゃん 69:2017/06/04(日) 08:46:40.66 ID:F5/W/GYUa.net
「理佐ちゃんどうした?」

775 :イタコの理佐ちゃん 70:2017/06/04(日) 08:47:58.64 ID:F5/W/GYUa.net
「俺・・・君?」

776 :イタコの理佐ちゃん 71:2017/06/04(日) 08:49:01.18 ID:F5/W/GYUa.net
「なんで泣いてんの?」

777 :イタコの理佐ちゃん 72:2017/06/04(日) 08:50:36.38 ID:F5/W/GYUa.net
「消えちゃったかと思って・・・」

778 :イタコの理佐ちゃん 73:2017/06/04(日) 08:51:28.00 ID:F5/W/GYUa.net
涙声で話す理佐ちゃんは可愛い

779 :イタコの理佐ちゃん 74:2017/06/04(日) 08:52:36.89 ID:F5/W/GYUa.net
「消えちゃう?俺が」

780 :イタコの理佐ちゃん 75:2017/06/04(日) 08:54:23.64 ID:F5/W/GYUa.net
「うん」

781 :イタコの理佐ちゃん 76:2017/06/04(日) 08:55:35.11 ID:F5/W/GYUa.net
「聖水かけすぎたから」

782 :イタコの理佐ちゃん 77:2017/06/04(日) 08:56:40.39 ID:F5/W/GYUa.net
「理佐ちゃん・・・」

783 :イタコの理佐ちゃん 78:2017/06/04(日) 08:57:43.17 ID:F5/W/GYUa.net
「もしかしてさ」

784 :イタコの理佐ちゃん 79:2017/06/04(日) 08:59:08.92 ID:F5/W/GYUa.net
「俺のこと好き?」

785 :イタコの理佐ちゃん 80:2017/06/04(日) 09:00:58.50 ID:F5/W/GYUa.net
守護霊の立場を忘れて

786 :イタコの理佐ちゃん 81:2017/06/04(日) 09:01:39.32 ID:F5/W/GYUa.net
聞いちゃう俺

787 :イタコの理佐ちゃん 82:2017/06/04(日) 09:04:25.26 ID:F5/W/GYUa.net
俺の問いかけに

788 :イタコの理佐ちゃん 83:2017/06/04(日) 09:05:07.70 ID:F5/W/GYUa.net
理佐ちゃんは

789 :イタコの理佐ちゃん 84:2017/06/04(日) 09:05:50.85 ID:F5/W/GYUa.net
照れながらも

790 :イタコの理佐ちゃん 85:2017/06/04(日) 09:07:23.43 ID:F5/W/GYUa.net
うなずいて

791 :イタコの理佐ちゃん 86:2017/06/04(日) 09:08:22.55 ID:F5/W/GYUa.net
くれそう

792 :イタコの理佐ちゃん 87:2017/06/04(日) 09:09:02.17 ID:F5/W/GYUa.net
だから好き

793 :イタコの理佐ちゃん 最終話:2017/06/04(日) 09:09:48.76 ID:F5/W/GYUa.net


794 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:10:54.94 ID:F5/W/GYUa.net
文字数制限

795 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:11:23.73 ID:F5/W/GYUa.net
が苦しい

796 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:12:29.56 ID:F5/W/GYUa.net
まさか

797 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:13:14.98 ID:F5/W/GYUa.net
3スレ

798 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:13:36.62 ID:F5/W/GYUa.net
目も

799 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:14:01.63 ID:F5/W/GYUa.net
完走

800 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:14:34.24 ID:F5/W/GYUa.net
するとは

801 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:15:11.16 ID:F5/W/GYUa.net
思わ

802 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:15:41.94 ID:F5/W/GYUa.net
なんだw

803 :名無しって、書けない?:2017/06/04(日) 09:39:14.38 ID:Rk+tw5nPK.net
次スレは

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