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【物語】欅坂46の小説★3【エロも可】

1 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 00:04:00.99 ID:30uHdLzwK.net
素人レベルからでも投稿できる小説スレです
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です

投稿者は多大な時間と労力をかけて
作品を投稿していますのでご協力をよろしくお願いします

またこのスレの投稿される作品はすべてフィクションであり
実在する人物や団体や建物等との関係は一切ありません

★過去スレ★

【物語】欅坂46の小説★2【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1489546278/


【物語】欅坂46の小説【エロも可】
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1487327352/
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvvv:1000:512:----: EXT was configured

2 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 00:44:22.06 ID:i1gPLxxBa.net
>>1
スレ立て乙でありますm(__)m

3 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 01:55:57.41 ID:i1gPLxxBa.net
「ねぇ早く寝なよ」
理佐ちゃんが夜中に起き出して2ちゃんしてる俺に声をかけてくる

「これを書くまでは寝られない」
「なに書いてんの」
理佐ちゃんが俺のスマホを覗きこむ

「え〜っ!?新しい小説スレ立ったの?」
驚きの声をあげる理佐ちゃん

「さっきスレ立てれないって泣き言言ってたよね」
「俺の敬愛するチワン族さんが立ててくれたんだよね」
「絶妙な下ネタ混ぜてダジャレ漫才書くチワン族さんだね」

俺の妄想には「キモイこと書いてんじゃねぇよ」ってドス効かせるくせに
チワン族さんを褒める理佐ちゃんにちょっと嫉妬する俺

「理佐ちゃん俺の妄想も褒めてくれ」
「やだよ」
「なんでや」
「俺君のは恥ずかしいからちゃんと読んでないよ」

俺のは飛ばし読みしてんのか・・・
理佐ちゃんの言葉に愕然として落ち込む俺
そんな俺を可愛いそうに思ったのか眠い眼を擦りながら読んでくれる理佐ちゃん

「ねぇ最近の妄想の私デレ過ぎじゃない」
「そうかな?」
「そうだよ、ツン多目のデレ少な目が私のツンデレだよ」
「だからせめて妄想の中だけではデレ多目の理佐ちゃんでいて欲しいんだけど・・・」
おずおずとお願いする俺

「今後はデレ禁止ね」
理佐ちゃんにデレてもらいたいだけが目的で妄想書いてる俺に意地悪言う理佐ちゃん

「理佐ちゃんがデレない妄想なんて妄想する意味ないじゃん・・・(涙)」
「でも私こんなにデレないよ」
「じゃあこれからは俺の妄想みたいにもっとデレてきてよ」
「恥ずかしいからやだよ」
なんて冷たく拒否する理佐ちゃん 

だけど優しい理佐ちゃんは朝まで俺の妄想読み込んでくれて
照れながらもデレ多目の理佐ちゃんになってくれそうだから好き

4 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 01:58:28.33 ID:i1gPLxxBa.net
さっそく長文書かせてもらいましたm(__)m

5 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 06:59:16.90 ID:30uHdLzwK.net
>>3 私なんぞを登場させていただき光栄です
m(_ _)m

6 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 07:50:11.77 ID:UgYw6HMB0.net
チワンさん、ありがとうございます
スレの入れ替わりという節目の日に、
立ち会えず申し訳ないww
というわけでインタビューです


--この度、スレを立ててくださったチワンさんの印象は?--

平手「ただのギャグマシーンですね」
鈴本「エロ仙人。あはは」
米谷「いやー、相当迷惑な人ですよ。なにせ、
    私はムッツリスケベのレッテルを貼られましたからね」


--では、スレ立てについてひと言ください--

鈴本「ありが…あー!栗の羊羹だあ!バカは帰りまーす」
米谷「あんまり言いたくないけど…感謝ですね」
平手「それは、もう感謝しかないですよ。
    初期てちの無邪気さを表現できる唯一の人ですよ、チワンさん」

7 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 08:03:06.70 ID:PW3FrqJO0.net
【欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=Z6pn4OIdP8A

【天空の欅坂46クエスト】

https://www.youtube.com/watch?v=CNjzbXBkWXw

8 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 10:04:00.78 ID:7uISslDB0.net
さすが

9 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 15:07:36.99 ID:Tsq2d3qraNIKU.net
長濱「平和のため撃ち込まれた爆弾」
米谷「44口径の穴から」
今泉「覗いた光景はどんな世界」

石森「朝っぱら軽くビール3杯」
土生「草でも吸って頭を剃って」
菅井「お寺に出家とか言っちゃって」
原田「糞坊主のドタマ2発御初」

平手「午前5時まだ夜明け前の空」
上村「テレビを点けりゃ不幸な事故」
齋藤「年中無休工事やら渋滞」
理佐「国あげて無我夢中」
志田「馬鹿じゃない?」

10 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 20:33:34.23 ID:30uHdLzwKNIKU.net
>>6 ありがとうございます
m(_ _)m

米さんには申し訳ない気持ちもありますが
テンプレにあるようにあくまでも架空の人物ですので(笑)

11 :名無しって、書けない?:2017/04/29(土) 22:07:10.60 ID:dJ3GkuqjdNIKU.net
特に新しいニュースもないのに
本スレで無理やり話題にされすぎてもはや不快なメンバー

小林
上村
鈴本
原田

影山
東村

そして、アンチスレも滅多に立たない

逆に平手、齋藤、長濱、志田辺りは毎日の様に…あっ…(察し)

12 :上京理佐ちゃん 第49話:2017/04/29(土) 23:51:40.55 ID:SqNcWodgaNIKU.net
仕事探しのために日帰りで東京に出てきた俺
理佐ちゃんが夕飯食べてけって言ってくれたので理佐ちゃんの部屋へ

「どうしたの難しい顔して」
悩みに悩む俺に理佐ちゃんが話しかけてくる

「運命の出会いしたかも」答える俺
「運命の出会い・・・?」戸惑う理佐ちゃん

「俺君・・・それって浮気?」
理佐ちゃんがめっちゃ怖い顔で問い詰めてくる

「浮気ってなに!?」驚く俺
「とぼけてんじゃねぇよ」ドス効かせて詰めてくる理佐ちゃん

「運命の出会いしたって言ったよ今」
「違う違う!?」慌てて首振る俺
「何が違うの?」
「運命の出会いってそういう意味じゃなくてね」
必死に説明しようと焦る俺
「うるさい!謝って!」
「ごめんなさい」
条件反射で謝っちゃうパブロフの俺

「もう帰って」
冷たく言って部屋に籠っちゃう理佐ちゃん

「理佐ちゃん誤解なんだけど」
「言い訳聞かないよ」
「言い訳じゃなくて運命の出会いって仕事の師匠のことなんだけど・・・」
「え〜〜っ!?」

恥ずかしそうに部屋から出てくる理佐ちゃん

「ねぇ怒ってる?」
照れ笑いしながら聞いてくる理佐ちゃん
「いや、呆れてる」
「呆れてるの?」
「うん、早とちりでヤキモチ妬くほど俺に惚れてたかと呆れてる」
俺の言葉に顔真っ赤にして下向いちゃう理佐ちゃん

「照れさせてんじゃねぇよ」ってささやかな抵抗する理佐ちゃん

「浮気じゃなくて安心した」って聞く俺に
「最初から心配なんてしてないよ」
なんて精いっぱい強がり言いそうだから好き

13 :上京理佐ちゃん 第50話:2017/04/29(土) 23:55:10.41 ID:SqNcWodgaNIKU.net
「じゃあその師匠のとこで修業するの?」
ご飯のおかわりをよそってくれながら聞いてくる理佐ちゃん

「そうだね一流の職人になりたいからね」
「厳しそう」
「覚悟の上ですよ」
「どのくらい修業するの」
「一生修業ですよ」
「ねぇ職人って言葉と修業って言葉に酔ってない?」

理佐ちゃんに図星突かれて焦る俺

「何で分かったの?」
「誰が見ても浮かれてるよ」
「まぁ浮かれるよ一生涯師と仰ごうかって人に出会ったんだからね」
「そうなんだ」
ちょっと嬉しそうな理佐ちゃん

「おっ理佐ちゃんも俺と師匠の出会いを喜んでくれるの?」
「うん、俺君の眼がキラキラしてるの嬉しい」

理佐ちゃんと並んで食器洗いする俺

「手伝ってくれるの珍しいね」
「たまにはね」
「ところでさ、さっき何で悩んでたの」

理佐ちゃんに言われて大事なこと思い出す俺

「ねぇどうしたの?」
「う〜ん、大事なこと忘れてた」
不安そうに俺の顔を覗き込む理佐ちゃん


「やだって言ったじゃん」涙声の理佐ちゃん
「うん・・・」
「二時間は遠いよ・・・」
「ごめん・・・」
泣いちゃう理佐ちゃんに何も言えない俺

「俺君電車大丈夫?」
泣き止んだ理佐ちゃんが聞いてくる
「まだ大丈夫かな」
「ごめんね」
「何が」
「わがまま言って」
なんて答えていいか分からない俺

「俺君が私のこと応援してくれたみたいに私も俺君の応援しなきゃね」
「理佐ちゃん・・・」

思わず理佐ちゃんを抱きしめる俺
「俺君・・・力強いよ」
可愛く呟く理佐ちゃん
「あっごめん」って謝る俺に

「ううん大丈夫・・・それより今日は帰っちゃ嫌かも」
って照れながらも言ってくれそうだから好き

14 :上京理佐ちゃん 第51話:2017/04/30(日) 00:00:51.73 ID:nKkOBzC8a.net
生まれて初めてと言っても過言ではない歓喜の朝を迎えてる俺
我慢しても喜びと嬉しさが手に手をとってやって来た
そんな浮かれ気分な俺

夢じゃないだろうか?
自分のほっぺをつねってみようか?
いや、そんな必要はない
隣を見ればいいだけさって口笛吹く俺

可愛い寝顔の愛しの理佐ちゃんが居る

出会った時から世界一の美人だと思っていたが
今朝の理佐ちゃんには現在過去未来永遠に誰もかなうまい

何度も言うようなことじゃないから1度しか言わないが

俺は理佐ちゃんを抱いた
ついに俺は理佐ちゃんを抱いたのだ

長かった、思えば告白も上手く出来ず手を繋いで歩くことすら苦労してた俺

そんな俺おめでとう!!!

「ねぇ朝から騒がないで」
理佐ちゃん起きちゃった!?

「誰にお祝い言ってたの?」
タオルケットで顔隠しながら聞く理佐ちゃん
目から上だけ出してる姿も世界一可愛い

「自分にお祝い言ってた」さすがに照れる俺
「バ〜カ」照れてタオルケットに隠れちゃう理佐ちゃん

「ねぇあっち行ってて」
「何で?」
「俺君が居たらベッドから出れないんだけど」

「気づかなかったごめん」慌ててあっち行こうとする俺

そんな俺を呼び止める理佐ちゃん

「なに?」って振り返ろうとした俺に
「こっち見ちゃダメ!恥ずかしいから」

なんだ?呼び止めてみたり見るなって言ってみたり・・・

「1回しか言ってあげないからちゃんと聞いてよ」

なんだろう?
理佐ちゃんの言葉をドキドキして待つ俺

「私ね前より俺君のこと好きになったみたい」
なんて嬉しいこと言ってくれそうだから好き

15 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 00:55:55.17 ID:ZMIdNQ1SK.net
前スレ★2は計801レス(PC表示695KB・ぬこ表示475 KB)で無事埋まりました

お疲れ様でした

16 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 02:45:45.54 ID:5m41cuuia.net
>>15
お疲れ様ですm(__)m

17 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 07:46:54.11 ID:9GiRUVWY0.net
>>14
庭さんのことだから、細かい描写入れるかと思ったww
俺くんの喜びがひしひしと伝わってきます

18 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 07:50:06.16 ID:9GiRUVWY0.net
『高2の軍曹』 プロローグ

茜ちゃんは高校2年生になりました。
高2になって、魔法がかかったように美しくなりました。
なんてことはなく、特に何も変わっていません。
もちろん、長い年月が磨き上げた美しさは、とどまることを知りません。
ただ、幼馴染としてその成長を目の当たりにしてきたので、
特に「美しい」という感覚はありません。

茜ちゃんは学校でも群を抜く美しさと可愛さを誇りますが、
当の本人はなにやら気にしているようです。
春休み中、こんな会話がありました。

「茜ちゃん、何読んでるの?」
「MAQUIA。ファッション誌」
「それ、小嶋陽菜でしょ。顔小さいね」
「はぁ…そうだね」
「どうしたの?」
それきり、口を聞いてくれませんでした。
何かマズいことでも言ってしまったのでしょうか?

それはともかく、新しい生活の始まりです。
守屋茜が僕の元を離れるその日まで、僕は筆を執り続けます。
『高2の軍曹』、はじまりです。

19 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 09:13:32.14 ID:xPgqdCeQa.net
>>17
本当は50話と51話の間にもう1話エッチしてるの途中まで書いたんだけど自分の体験が反映し過ぎて恥ずかしいなと・・・ボツにしてしまいましたw

高2の軍曹始まって良かったです
チワン族さんが期待してたみたいな中3中2って遡るのもいずれお願いしますw

20 :上京理佐ちゃん 第52話:2017/04/30(日) 13:39:32.40 ID:xPgqdCeQa.net
「時間ないからパンでいい」
恥ずかしがってるうちに時間なくなっちゃった理佐ちゃん

朝食の用意してくれる理佐ちゃん見てると自然と笑顔になってしまう俺

「何ニヤニヤしてんの?」
「昨日の理佐ちゃん可愛いかったなぁと思って」

俺の言葉に顔を真っ赤にして照れる理佐ちゃん

「思い出してんじゃねぇよ」
小さな声で呟きながらパンにバター塗ってくれる可愛い理佐ちゃん

「やっぱ理佐ちゃんの近所に部屋借りることにしたから」
パンかじりながら告げる俺
「えっ!?」驚く理佐ちゃん
「2時間ぐらい通勤圏内だわ」
照れくさいからことさらぶっきらぼうに言う俺

「それは嬉しいかも・・・」
平静を装ってるけど嬉しさ隠しきれない笑顔の理佐ちゃんが可愛い

朝から理佐ちゃんと手を繋いで歩いてる俺
駅までの道はなかなか人が多くて照れくさい

「理佐ちゃん朝はちょっと恥ずかしいから手離していい」
「やだ」
「でも人が多いからさ」って抵抗する俺
「それでもやだよ」
「子供か!」ってつっこむ俺に
「今日は嬉しいから離さないよ」
なんて言って繋いだ手をギュッてする笑顔の理佐ちゃん

「恥ずかしがり屋の理佐ちゃんどこ行った?」
「知らないよ」
「ツン多めの理佐ちゃんどこ行った?」

「今日ぐらいデレ多めでもいいでしょ?」
「うん・・・」
いつもと違ってデレデレな理佐ちゃんに戸惑う俺

「私反対のホームだから」
駅に着いてようやく繋いだ手をほどいてくれた理佐ちゃん

「今度のお休みに一緒に部屋探そうよ」
「理佐ちゃんも一緒に探してくれんの?」
「俺君一人だと心配だからね」
なんてちょっとツン出してくるけど優しい理佐ちゃん

「理佐ちゃんありがとう」って言いながら抱きしめようとする俺に

「駅でデレデレしてんじゃねぇよ」
って自分のことは棚に上げてドス効かすツン全開な理佐ちゃん

そのくせ反対側のホームから嬉しそうに手を振っちゃうくらい幸せそうな理佐ちゃんだから好き

21 :上京理佐ちゃん 第53話:2017/04/30(日) 13:44:26.76 ID:xPgqdCeQa.net
あっという間に今度のお休み

理佐ちゃんと二人で不動産屋さんを巡る旅に出た俺

「この部屋良くない?」
何故か俺よりノリノリの理佐ちゃん

それより気になることが・・・

「ねぇどうしたの?」
戸惑い気味の俺に気づいて理佐ちゃんが聞いてくる

「腕・・・」
「腕?」
「うん、組んでるなぁと思って」
「ダメ?」
小首かしげて聞く理佐ちゃんの可愛さにやられる俺

「ダメじゃない」って慌てて首を振る俺に
「腕組むの恥ずかしかったんだから知らんぷりしてて欲しかったな」
なんて照れて拗ねるけど腕は組んだままの理佐ちゃん

「色々見ちゃうと悩むね」ため息つく理佐ちゃん
「適当に決めちゃおうよ」
「ダメだよ」
「面倒くさくなっちゃった」
「妥協してんじゃねぇよ」
って俺の意見を封殺する理佐ちゃん

俺が住む部屋なんだから妥協したって言いじゃねぇか!
そっと心の中で言い返す負け犬な俺

忘れてたぜ理佐ちゃんが色々見て歩くの好きだったことを・・・
浪人生だった頃に理佐ちゃんの服屋さん巡りに付き合わされた悪夢が甦る俺

「この部屋良いな」
もうどんな部屋でもいいから決めたい俺
「ダメだね」厳しい理佐ちゃん
「家賃のわりに良いと思うけどな」
「私と同じ駅じゃないからダメ」
「隣の駅だよ」
「隣の駅は近所って言わないよ」
本当に妥協しない理佐ちゃん

「近所にこだわらなくてもいいじゃん」って駄々コネる俺に
「駄々コネてんじゃねぇよ」ってドス効かせる理佐ちゃんだけど

「掃除や洗濯してあげたいしご飯も作ってあげたいから近所じゃないとダメ」
とか言ってくれそうだから好き

22 :愛しの嫁理佐ちゃん 第85話:2017/04/30(日) 15:07:04.81 ID:xPgqdCeQa.net
「寝ないで何してんの?」
丑三つ時を過ぎても寝ない俺を心配さしてくれる愛しの嫁理佐ちゃん

「天皇賞の予想してんの」
「天皇賞・・・」

ヤバい!?うっかり答えちゃった(焦)
競馬新聞隠そうと慌てる俺

一瞬早く競馬新聞を奪い取る素早い理佐ちゃん

「ごめんなさい」謝る俺
黙って競馬新聞見てる理佐ちゃん
「日本国民として陛下の名を冠せられてる天皇賞だけは買わずにはいられなかったんだ」
必死に言い訳する俺に
「うるさい!黙って!」って理佐ちゃん

「サトノより内に入ったキタサンからだね」
「理佐ちゃん・・・」
予想し出した理佐ちゃんに戸惑う俺

「びっくりした」唖然とする俺を笑う理佐ちゃん
よくわからないけどうなずく俺

「俺君が競馬好きだから勉強したんだよ」
「勉強したんだ・・・」

「どうしたの?喜んでくれると思ったんだけど・・・」
複雑な表情になっちゃった俺を不安そうに見てる俺

「ギャンブルする女は好きじゃない」ぼそりと呟く俺に
「自分のこと棚にあげて勝手なこと言ってんじゃねぇよ」って怒る理佐ちゃん

「もう寝る」って拗ねちゃう理佐ちゃんだけど
「レインボーラインは押さえときなよ」って自分の推奨馬教えてくれそうだから好き

23 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 15:22:54.65 ID:AYdBQ2hHa.net
>>22
理沙ちゃん可愛すぎる...
ありがとうございます!

24 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 17:33:38.85 ID:IP9qleAba.net
>>23
こちらこそ読んでくれてありがとうございます
励みになりますm(__)m

25 :愛しの嫁理佐ちゃん 第86話:2017/04/30(日) 17:40:25.00 ID:IP9qleAba.net
天皇賞を理佐ちゃんとテレビで観戦してる俺

拗ねた理佐ちゃんの機嫌をとるためにキタサンブラックとレインボーラインを中心に買わされた俺

「理佐ちゃんレインボーライン出遅れた〜」
思わず天を仰ぐ俺

12着に沈むレインボーラインに愕然とする俺
理佐ちゃんに一言文句言ってやるかって思った矢先

「出遅れなんてデムーロの奴ムカつくね(怒)」
俺より先に怒り出す理佐ちゃん

俺より先に自分が怒り出すことで俺の出鼻を挫き怒らせないという高等戦術か?

「出遅れなければね〜馬は力あるはずだから・・・」
まだ強がり言ってる負けず嫌いな理佐ちゃん
「負ける方が多いのがギャンブルだから悔しがってもしょうがないよ」慰める俺

「そんなこと言ってるから負けるんだよ」
自分の薦めた馬のせいで負けたことを棚に上げる理佐ちゃん

「あんまり悔しがってるとギャンブルにハマって抜け出せなくなるよ」
熱くなる理佐ちゃんを優しく諭す俺

「駄目ギャンブラーの俺君と一緒にしてんじゃねぇよ」ってドス効かした後に

「俺君に嫌われたくないからギャンブルなんてやらないよ」
なんて可愛いこと言ってくれそうだから好き

26 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 17:50:26.91 ID:A3QieG5S0.net
>>19
こっちのパターンもあります
今、どっち書こうか悩んでます

『中2の軍曹』 プロローグ

茜ちゃんは中学2年生になりました。
中2になって変わったことと言えば、涙の数でしょうか。
多少なりとも、涙をこらえることを覚えたようです。
それでも泣き虫なことに変わりはありません。

先日、教室にいるとこんな会話が聞こえてきました。

男子グループの女子談義にて、
「守屋ってさぁ、泣き虫だよね」
「たしかに、俺ああいうの苦手だわ」
「かわいいけど、性格がねぇ…」

また、とある女子にいたっては、
「茜ちゃんって、尖ってるよねー」
「この間さぁ、キレられたんだけど意味わかんな〜い」
「目立ちたがり屋だよね」

僕に言わせれば、全部が嫉妬に聞こえますね。
一歩引いたところから傍観するのが、中学生です。
僕だってそうです。
したがって、そんな視点から守屋茜を描くことにします。
何ぶん臆病者の僕なので、茜ちゃんに聞けないこともあります。
そこは、ご了承願いたい。
テーマは「涙」
『中2の軍曹』、はじまりです。

27 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 19:39:05.64 ID:A3QieG5S0.net
『一枚とってもいいですか』

「人生なんて落ち葉ですよ」
落ちた一葉が即席の髪飾りになり、イチョウは役目を終えた。
木漏れ日を遮るサングラスと、髪に留まるイチョウとが、
奇妙なコントラストを形成する。
それが少し可笑しくて、ドライバーの横顔に微笑んだ。

「笑わないでもらえますか。真面目に話してるので」
明瞭な低音は、この車のエキゾーストに協和した。
「いえいえ、平手さん、感心しているところです。この車の例えに
葉っぱを用いたことを。ひらひらと走るイメージですから」
彼女の言葉が独り歩きしないよう、広報として最大限のフォローをした。
「そう、それならよかったわ」

銀杏が並ぶ緩やかなカーブを、加速しながら進んでいく。
依然、頭の上には髪飾りがある。平然とした顔をしているのが、
やはり可笑しい。
やがて車は減速して、元いた場所に帰ってきた。

「平手さん、一枚とってもいいですか」
「ええ」とサングラスをはずしながら答えた。
我ながら、いいセリフを思いついたものだ。
僕は髪飾りを取り、彼女に差し出した。
「一枚取りましたよ」と言うと、
彼女は目を大きくして笑いだした。


銀杏の舞い込むオープンカー
「このクルマを走らせれば、きっとだれもが、しあわせになる」

MAZDA ロードスター

28 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 19:48:23.94 ID:IP9qleAba.net
>>26
同時進行も有りじゃないでしょうか
複数連載は退屈しないで良いですよ 

>>27
インタビューシリーズかと思ったらCMシリーズだったw

29 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 20:18:59.23 ID:A3QieG5S0.net
>>28
書いてるうちに、CMいけんじゃね?と思ってww

僕には同一人物の複数連載は無理ですね
理佐ちゃん物語を読んでるだけで、頭混乱してますからww

30 :名無しって、書けない?:2017/04/30(日) 21:18:57.79 ID:SfbErEc8p.net
>>1
遅ればせながら、ありがとうございます。
ゆいぽんとの妄想恋愛をまだ続けられるので
幸せです

31 :北の街の理佐ちゃん 第33話:2017/05/01(月) 00:10:47.79 ID:bB9jrX30a.net
暖簾しまって理佐ちゃんと二人きり

「明日付き合って欲しいの」
「いいよ、どこ行くの?」
理佐ちゃんに誘われたら世界の果てまで着いていく覚悟の俺

「お墓参り」
「お墓参り?」
「うん、あの人にね、報告したいと思って」
「報告?」
「俺君と結婚するって報告!」
鈍い俺に怒り気味の理佐ちゃん

「亡くなった旦那さんに報告行くのに新しい男連れてくの?」
「変な言い方しないでくれる」
むくれる理佐ちゃん

「旦那さんも理佐ちゃんのこと心配してるだろうから挨拶して安心させてあげるか」
「俺君のこと見たら安心どころか心配で化けて出るよ」
罰当たりなこと言う理佐ちゃん

「そう言えばお線香もあげたことないな」
「言われてみたらそうだね」
顔見合わせる俺と理佐ちゃん

仏壇の遺影を見る俺
「めっちゃイケメンだね」
板前と聞いて勝手に古くさい男をイメージしてた俺

「そうかな」
「老け顔のイカツイ人かと思ってたから意外だわ」
「板前さんってそんなイメージ?」
笑いながら聞く理佐ちゃん

「うん、でも旦那さんは爽やかで真逆だね」
「中身は古風だったかな頑固だったし」
「さすが板前さん」
納得してうなずく俺

「でも優しかったよ」
理佐ちゃんが懐かしそうに呟く
「大事にしてもらってたんだ」
「うん、俺君と同じくらい大事にしてくれた」
理佐ちゃんの言葉に照れる俺

「俺は女を大事にするようなやわな男じゃないけどな」
ってわざと荒っぽく言ってみる俺に

「無理してんじゃねぇよ」って理佐ちゃんは笑ってそうだから好き

32 :北の街の理佐ちゃん 第34話:2017/05/01(月) 00:14:40.45 ID:bB9jrX30a.net
旦那さんとの思い出を理佐ちゃんに聞かされてるうちに帰りそびれた俺

「泊まってく?」
理佐ちゃんが聞いてくる
「いや、カプセルホテルにでも泊まるよ」
「遠慮・・・してるの?」
心配そうに聞く理佐ちゃん
「なんで?」
「思い出話しし過ぎちゃったかな・・・って」

「そんなんじゃないよ」
「本当に?」
「本当だよ」
「じゃあなんで?」
「うーん、仁義みたいなもんかな男同士の」
「なにそれ」
「無念だったろうなってさ」

黙って俺の話を聞いてる理佐ちゃん

「理佐ちゃんを幸せにしたいとか守りたいとかのさ、旦那さんの思いを俺が受け継いでこうと思ったんだ」
俺の言葉にうなずく理佐ちゃん

「だから墓参りするまでは旦那さんへの仁義を通したいんだ」

「俺君も考え方古いね」
「古いかな?」
「古いよ」って笑う理佐ちゃん

「俺君で良かったな」
「何が?」
「好きになったのが」

なんて言っていいか分からず黙る俺に

「照れてんじゃねぇよ」ってドス効かすくせに
理佐ちゃんも凄く照れてるみたいだから好き

33 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:36:50.05 ID:O4kgnYhZd.net
 
「おっと」
「なあに?」
「15分で終電」
「帰るの?」
「おまえ送らねえと」
「うちは今日はいいよ 親出かけてるから」
「まじで? 迷うこと言いやがって」
「一番も早いから朝帰れば平気」
「一番?」
「一番電車」
「あー 終電の反対は しょでん な 最初の電車で初電」
「電車詳しいね」
「いやこれは常識のうちだろ」
「ごめん、常識弱いんだ」
「嘘だよ、本当は鉄道ちょっと好きだよマニアじゃないけど」

34 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:39:11.96 ID:O4kgnYhZd.net
 
「あのさ」
「ん?」
「こうしてたら、うちら恋人同士に見えるのかな」
「ねーよ絶対」
「なんで?」
「なんていうか、尾関と俺のバランス?」
「だよね」
「同意すんなよ そこは怒れよ」
「いいんだ 俺くん元気になったから」
「俺はずっと元気だけどな」
「ふふ うん そうだね」
「やっぱカップルに見えるのかもな俺たち」
「気になる?」
「こんなところに知り合いはいねえだろ」
「うちは平気だよいても」
「‥‥」
「口の悪い奴がいたらさ 俺くんはこんな時にもう他の女と遊んでるのかとかさ
 フリーだからって尾関も尾関だろとかさ 言われるかもしれないけど
 でもうちは平気
 だって俺くんとうち友達じゃん」
「まあそうは言うけど男と女だし」
「男子じゃなくてうちのこと呼びつけたじゃん今日は
 でもさ 俺くんが凹んでるときに、つきあえるのが今でもうちでさ
 嬉しかったよ」
「尾関は余計なこと言わねえからな」
「なんていうのかな うち意外と気ぃ使ってないのね今日も
 割と自然体 それで俺くんがなんだこいつって感じなかったのならさ」
「おう」
「やっぱさ」
「おう」
「波長が合うって感じなのかな」
「そうかもな」

35 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:42:11.56 ID:O4kgnYhZd.net
 

「次だよ」
「おっおう おまえずっと起きてたの」
「うん だって行き過ぎちゃったら戻るにもまだ本数少ないし」
「それはそうだけど やっぱ尾関は頼れるな」
「そうでもなくない?」
「昨日と今日ありがとな」
「うん あのさ」
「おう」
「もしもいつか 今度はうちが誰かにふられて凹んだときはさ」
「任せとけ」
「まだ言い終わってないし」
「やっべ わりい」
「うちが凹んだときはさ」
「おう」
「そっとしといてね」
「あらー そっちかい」
「うち落ちてるとき構われるの苦手なんだ」
「うーん そういや尾関って構って光線出してるとこ見ないよな」
「でしょ」
「おっ着いた」
「降りよ」
「家まで行くか」
「いいよここで」
「じゃあな 月曜日」
「うん」
「マジサンキュ」
「いいえ♪」



「行っちゃった
 本当は、いつか凹んだときにはつき合ってほしいけど
 俺くんがその時フリーなはずないんだから」

36 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:43:45.82 ID:O4kgnYhZd.net
終わりです

37 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 01:47:58.99 ID:mMdMhsEbK.net
>>36 一気に読める会話のリズムが素晴らしいと思う
そして何よりもオチが秀逸

2人には幸せになってほしい

38 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 07:40:35.35 ID:AqxYP2z70.net
>>36
尾関の雰囲気だと、コメディチックな感じになりそうだけど、
案外イケますね
会話だけでここまで表現できるのが羨ましい

39 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 07:43:21.74 ID:AqxYP2z70.net
『高2の軍曹』 第1話

 「ちゃんと入れてよ」
 密着した肌は、微かに濡れている。
 乱れた髪は湿気を含み、香水が立ち昇る。
 とっさに手首を握られたせいで、緊張がばれてしまった。


先程までよく晴れていた夕方の天気が、いつの間にか変わっている。
明日から新学期なのに、何だこの雨は!
稲妻が鋭く閃き、ポツリポツリと大きな雨粒が落ちてきた。
僕は長年の習慣で、傘を持たずに外出することは滅多にない。
だから突然の雨に動揺することもなく、静かに傘を広げると、
後方から、「キャー!」と言いながら、
傘の下に真白な首を突込んだ女の子がいる。

「びっくりした。茜ちゃんかぁ」
「傘忘れちゃった。家まで入れてって」
僕は傘を差し出して、「貸してあげるよ」と言った。
自分たちの高校に近いこともあり、相合傘は恥ずかしかった。
それでも茜ちゃんは、「いいの、一緒に帰ろ」と僕の手首を掴んだ。
そして真顔で傘の主導権を奪った。
茜ちゃんのほうが身長は低いため、僕は屈まなければならない。
「ちゃんと入れてよ」と言う僕に、
茜ちゃんは少し体を近づけてくれた。

それだけのお話。

40 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 19:05:23.25 ID:ZyW7qH0Xa.net
>>35
マジで良いっす
なんか余韻が残るこの感じがたまらなく好き

41 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 19:09:35.33 ID:ZyW7qH0Xa.net
>>39
相合い傘良いわ〜
茜ちゃんと僕の距離近づいてますよね

42 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 19:48:17.55 ID:mMdMhsEbK.net
>>39 素晴らしい滑り出しですね

私と違い冒頭の流れのまま下ネタまでは行かないところが先生の品格ですね
今後どこまで距離が縮まっていくのか期待高まります

43 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 21:27:09.88 ID:AqxYP2z70.net
>>41
>>42
あざーす
この後ですが、二人に微妙な距離感ができます。
2話で少し舵を切ります
春は出会いの季節ですから…

44 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 21:49:44.71 ID:6NmW1Ucja.net
>>43
楽しみです

45 :学習塾の理佐ちゃん 第1話:2017/05/01(月) 21:54:08.57 ID:6NmW1Ucja.net
理佐ちゃんと出会ったのは親にうるさく言われて通うことになった学習塾

俺の中学から通う生徒が大半を占める学習塾で隣の中学から通う理佐ちゃん
人見知りな性格も手伝ってかいつも寂しそうにしていた

大人っぽい美人の理佐ちゃんにひとめ惚れした俺

寂しそうな理佐ちゃんを見るのが切なくて話しかけたりちょっかい出す俺

そんな俺に戸惑う姿が超可愛いくてますます理佐ちゃんへの恋心が募る俺

そんなある日
いつものように理佐ちゃんにちょっかい出す俺

塾が始まる前の幸せな時間だってドキドキしながら理佐ちゃんに話しかける俺に

「ちょっかい出してんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃん

突然の低い声に驚く俺

「今の声・・・理佐ちゃん?」恐る恐る聞く俺

顔真っ赤にして照れてる理佐ちゃん

「ごめんね」
照れてる理佐ちゃんに慌てて謝り逃げようとする俺
「待って!違うの」って理佐ちゃんが俺を呼び止める

「ちょっとこっち来て」
回りの生徒の目を気にして廊下に俺を連れ出す理佐ちゃん

「どうしたの理佐ちゃん?」
「俺君のこと怒ったんじゃないの」
「そうなの?良かったぁ」って胸を撫で下ろす俺

「いつも話しかけてくれて嬉しかったから・・・何か答えようと思って・・・」
「そうなんだ」
「うん、緊張しちゃって低い声になっちゃただけ」

「口調が怒ってるみたいだったから俺ビビっちゃった」
笑いながら言う俺に
「お兄ちゃんいるからたまに乱暴な口調になっちゃうんだ」

恥ずかしそうに言い訳する理佐ちゃんは絶対に可愛いだろうから好き

46 :学習塾の理佐ちゃん 第2話:2017/05/01(月) 21:57:57.81 ID:6NmW1Ucja.net
お兄ちゃんがいるせいで乱暴な口調になっちゃうって教えてくれた理佐ちゃん

あの日から俺がちょっかい出すと回りに聞こえないように小さい声で
「ちょっかい出してんじゃねぇよ」って返してくれる理佐ちゃん

なんだか理佐ちゃんと仲良くなってるみたいで嬉しい俺

人見知りの理佐ちゃんも俺には馴れてくれたみたいで自分から話しかけてくれる

「ねぇどこ受験するか決めてる?」
「まだ決めてないや」
「早く決めないとどこも受からないよ」
「そうなの?」
「そうだよ、目標は大事だよ」
「なかなか決めらんないんだよね」
「私も手伝うから決めたら?」

仲良くなって分かったんだけど理佐ちゃんは世話好きで面倒見のいい子だ
美人で可愛いだけじゃなくて性格も良い理佐ちゃんにますます惹かれる俺

俺の成績から行ける高校を割り出してくれる理佐ちゃん
「理佐ちゃん優しいな」
呟く俺に「そんなことないよ」って照れる理佐ちゃん

ヤバい照れる理佐ちゃん超可愛いじゃんって感動する俺

もっと照れさせようと理佐ちゃんを褒める俺

「ねぇ褒めるのやめて」
真っ赤になって照れる理佐ちゃんも絶対に可愛いだろうから好き

47 :学習塾の理佐ちゃん 第3話:2017/05/01(月) 22:03:31.96 ID:6NmW1Ucja.net
大好きな理佐ちゃんと仲良くなってすっかり有頂天な俺

調子に乗って理佐ちゃんにちょっかい出す俺
はしゃぎ過ぎたのだろうか?
先生に怒られ居残り説教かまされる俺

やっと説教から解放されて塾から出てきた俺

「怒られ過ぎ」
理佐ちゃんが俺に声をかける

「もしかして待っててくれたの?」感激する俺
「怒られてへこんでるかなと思って」
俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

俺の顔を覗き込む理佐ちゃん
顔が近すぎてドキドキな俺
理佐ちゃんに恋する俺の気持ち気づいてないのかな?

「あまりへこんでないね」
笑いながら呟く理佐ちゃん

「心配して損したな」
「損させてごめんね」笑う俺

「私帰るね」
俺に手を振って歩き出す理佐ちゃん

理佐ちゃんを追いかける俺

「俺も今日はこっちから帰ろ」
理佐ちゃんに並びながら声かける俺
「俺君家こっちからも帰れるの?」
「分かんないけど待っててくれたから」
ちょっと照れくさい俺

「もしかして送ってくれるの?」
「俺のせいで暗くなっちゃったからね」
照れくさいから横向いて言う俺

そんな俺を意外そうに見てる理佐ちゃんは
「嬉しいな」って微笑んでくれそうだから好き

48 :学習塾の理佐ちゃん 第4話:2017/05/01(月) 22:10:34.41 ID:6NmW1Ucja.net
夜道を並んで歩く俺と理佐ちゃん

格好つけて送るのはいいが・・・
初めて理佐ちゃんと歩くことにド緊張の俺

「ねぇなんか喋って」突然理佐ちゃんが言い出す
「えっ!?」戸惑う俺に
「なに喋っていいか分からないから俺君が喋って」
「俺も何を喋っていいかわからなくて困ってんだよね」苦笑いする俺

「困ってたの?」聞く理佐ちゃん
「うん」
「いつもちょっかい出すくせに困ってんじゃねぇよ」
可愛く呟く理佐ちゃんは困ってる俺にちょっと嬉しそうだ

「理佐ちゃんと二人になったら緊張しちゃった」
「俺君まで緊張しないでよ」

「理佐ちゃんも緊張してんの?」
俺の問いかけに黙っちゃう理佐ちゃん

突然沈黙する理佐ちゃんに戸惑う俺

「どうしたの理佐ちゃん」
「なんでもない」素っ気なく答える理佐ちゃん

理佐ちゃん怒ってるのかな?って動揺する俺

気まずい沈黙のまま理佐ちゃん家に到着しちゃった俺と理佐ちゃん

何がなんだか分からない不安から逃れるように
理佐ちゃんに「じゃあね」って声かける俺
一瞬理佐ちゃんが何か言いたそうな表情になった気がする

理佐ちゃんに何か言うべきだったかなって後悔しながら夜道を帰る俺

「俺君!」
理佐ちゃんの呼び声に足を止める俺

理佐ちゃん・・・追いかけて来てくれたのか・・・?

「急に黙っちゃってごめんね」
俺の目を見て謝る理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・?」
謝る理佐ちゃんに戸惑うしかない俺

「俺君に私の気持ち気づかれちゃうと思って・・・急に怖くなっちゃった」
途切れ途切れだけど一生懸命話す理佐ちゃん

「気持ち・・・?」嬉しい予感にドキドキしながら聞き返す俺

理佐ちゃんは照れながらも「俺君のこと大好きな私の気持ち」
なんて答えてくれそうだから好き

49 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:16:52.84 ID:6NmW1Ucja.net
前スレで文字数制限の中で書いた「学習塾の理佐ちゃん」なんですが
不本意だったので書き直しさせていただきましたm(__)m

50 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:34:36.96 ID:AqxYP2z70.net
>>45
塾は閉鎖的な空間ゆえ、独特な雰囲気が出ていいですね
それと心なしか、文体に幼さが見えて
感情移入しやすいです

51 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:53:41.18 ID:AqxYP2z70.net
『高2の軍曹』 第2話

「新入生、テニス部に来るかな?」
茜ちゃんは心配そうな顔をしている。生徒数の少ない学校ゆえに、
入部者がいない可能性もある。最悪の場合、廃部だ。
「うーん、来てほしいね」

入学式が終わり、顧問にひな壇の解体を命じられた。
茜ちゃんは、何を聞いても上の空で作業も手についていない。
テニス部のエースは、心配に押しつぶされていた。
茜ちゃん、断言しよう。君はキャプテンにはなれない。
(事実、この後のミーティングでは、部員が彼女の独裁を恐れて、
キャプテンを作りたがらなかった)
視野を狭めるほどの責任感の強さは、キャプテンには不要だ。
卒業した菅井キャプテンを見ればよくわかる。
視野の広い人間は、一見無責任に見えるものだ。

長かった作業もようやく終わり、僕たちはコートへ駆け出した。
日差しに照らされたコートには、すでに3人の来客がいる。
男子2人と女子が1人。
茜ちゃんが、3人に優しく声をかけた。

「テニス部入るの?」「はい」「はい」「…」

この時返事をしなかった女の子が、後に色んな意味で茜ちゃんの
ライバルとなる。
彼女の名は、志田愛佳。

52 :名無しって、書けない?:2017/05/01(月) 22:56:09.06 ID:AqxYP2z70.net
『高2の軍曹』 第3話

「フォルト!ゲーム志田」

すごい新人が現れた。1ゲーム先取のミニマッチではあるが、
あの茜ちゃんに勝った。それも、サーブ権は全て茜ちゃんに
あったにも関わらず、リターンエース2回とダブルフォルト2回
の完封だ。

ことの発端は志田だった。
「一回、守屋さんのサーブ受けてみたいです」
と志田はキラキラした目でお願いをした。
「いいよ。かすりもしないだろうけど」と茜ちゃんは応戦した。
そして、この結果だ。

ゲームが終わると、茜ちゃんは逃げ出した。
ひと目もはばからず泣いていた少女にも、羞恥心が芽生えたのだ。
しばらくそっとしておこう。

僕は志田に駆け寄り、「すごいね」と言った。
志田は黙ったままだ。何か不満そうな顔をしている。
「どうしたの?」
「チッ。あの人、手抜いた。」
「え?あか…守屋が?」
「始まる前、なんか話してましたよね」
「ああ…俺が君を褒めたんだよ。身長あるし、動きもいいって」
「他には?」
「何も…ああ、君のことをカワイイっていったかも」
「それだ」「ん?」
「力が入りすぎていた原因」

僕が何をしたって言うんだい?

53 :名無しって、書けない?:2017/05/02(火) 15:33:09.22 ID:KOsOOxvKK.net
>>52
なんかドキドキする展開に…
楽しみ過ぎる

54 :名無しって、書けない?:2017/05/02(火) 22:30:01.84 ID:KUi26l5Ua.net
>>52
高2編は幕開けから嵐の予感
いったいどうなってしまうのか!?

55 :北の街の理佐ちゃん 第35話:2017/05/02(火) 23:24:50.34 ID:KUi26l5Ua.net
山の中腹にある寺にたどり着いた俺と理佐ちゃん
田舎の寺ってのはなんだって山の中にあるんだって文句言いたい俺

「凄ぇとこにあるね旦那さんのお墓」思わず声が出るヘトヘトな俺
「そう?」
疲れはてた俺とは対照的にけろっとしてる理佐ちゃん
「理佐ちゃん体力凄いね・・・」ちょっと引く俺
「月命日の度に来てるから慣れてるだけ」こともなげに言う理佐ちゃん
「毎月お墓参り来てたの!?」驚いてでっかい声になっちゃう俺に呆れる理佐ちゃん
「こんな山の中じゃ寂しいと思って・・・」
「理佐ちゃん優しいね」
「ううん、私も寂しかったから」俺の言葉に首振って答える理佐ちゃん

お墓の回りの草むしりする俺
理佐ちゃんは一生懸命墓石洗ってる・・・

なんだかんだ言って亡くなった旦那さんのことまだ好きな理佐ちゃん
墓石になっても理佐ちゃんに洗って貰える旦那さんが羨ましい・・・

しかし墓石に嫉妬しちゃう俺って小さいなって自嘲気味に笑う俺

「ねぇなに笑ってんの?」笑う俺を不気味がる理佐ちゃん

「理佐ちゃん旦那さんのことまだ好きなんだなぁって思ったら笑顔になっちゃった」
微笑む俺に「ごめんね」ってすまなそうな理佐ちゃん
理佐ちゃんにそんな顔させたくない俺

「謝んなよ」
「えっ・・・」
「亡くなった旦那さんを忘れず思ってる理佐ちゃんが俺は好きなんだからさ」
「俺君・・・」
「そんな理佐ちゃんだから惚れたんだぜ・・・だからさ、謝んなよ」

俺の言葉に涙溢れちゃう理佐ちゃん
涙声で「ありがとう」って言うのが精一杯みたいだ

旦那さんのお墓に手を合わせる俺と理佐ちゃん
薄目開けて理佐ちゃんを盗み見る俺
旦那さんに何を語りかけてるんだろう?

しかし長い・・・
俺なんて会ったことも無いから退屈しちゃうよ理佐ちゃん
「理佐ちゃん邪魔したくないから席はずすね、旦那さんとゆっくり語り合って」
理佐ちゃんにささやいてふらふら墓地見物に行っちゃう俺

それからなおも数十分間目を閉じて手を合わせる理佐ちゃん

「俺君お待たせ」
「語り合えた?」聞く俺に何にも言わずに頷く理佐ちゃん

「俺にも旦那さんの声聞こえたよ」
「なんて言ってた?」
「理佐は不器用で誤解されやすいけど素直で優しい女だから幸せにしてやってくれって言ってたわ」
「本当に?」疑わしげな眼差しで俺を見る理佐ちゃん
「うん、俺君のような立派な男と一緒になるって聞いて安心したってさ」
微笑みながら言う俺に

「堂々とウソついてんじゃねぇよ」ってドス効かせてくる理佐ちゃんだけど

「私もあの人が俺君に会ったら安心してくれるとは思うけどね」って言ってくれそうだから好き

56 :北の街の理佐ちゃん 第36話:2017/05/02(火) 23:30:12.16 ID:KUi26l5Ua.net
「理佐ちゃん帰り何か食べてこ」
「お腹すいたね」
「こんな時は肉だな、焼肉いこ」 
「こんな時って言っときながらお墓参りの帰りに焼肉?」
「良いじゃん、火葬場の帰りじゃないんだから」
「うーん、じゃあ良いよ」
俺に同意してくれる優しい理佐ちゃん

「よし!そうと決まったらこんな辛気くさい場所とっとと退散しようぜ」
早く焼肉食べたくて張り切る俺

「ちょっと俺君、声が大きいよ」
理佐ちゃんが何か目で合図してくる

なんだ?理佐ちゃんの視線の先には寺の住職が立ってる

住職に挨拶する理佐ちゃん

「結婚?この男と」
値踏みするような目で俺を見る住職

嫌な目で俺を見るんじゃねぇやハゲジジイ!
腹の中で毒づく俺

「この男が相手じゃ旦那さん心配して成仏出来んじゃろ」
とんでもない暴言かますハゲジジイ
しかも理佐ちゃんツボっちゃってめっちゃ笑ってる(泣)

「こんな邪悪な魂しばらくぶりに見たぞい」
理佐ちゃんにハマって気を良くしたハゲジジイは暴言を吐きまくる

ちきしょう!理佐ちゃんがハゲジジイの暴言にハマってるせいで言い返せない俺

ふて腐れる俺をそっちのけで話し込む理佐ちゃんとハゲジジイ

「そうか結婚の挨拶を旦那さんに」
「はい」
ハゲジジイにはなんだか素直な理佐ちゃん

「月命日のお墓参りは今日が最後になると思うんで・・・お墓よろしくお願いします」
ハゲジジイに旦那さんのお墓を託す理佐ちゃん
月命日最後のつもりなのか・・・

「美人が毎月墓参りに来るの楽しみにしてたんじゃがのう」
生臭いこというハゲジジイに「すいません」って苦笑いする理佐ちゃん

理佐ちゃんそんな生臭坊主に謝ることないぞって心の中でエール送る俺

「ここんとこ明るくなったとは思っておたんじゃがこの男が原因かな?」
「たぶん・・・」首かしげながら答える理佐ちゃん

そこは自信持っていけよ理佐ちゃん!

「奥さんが惚れたとこ見ると、もしかして見所ある奴かもしれんの」って高笑いするハゲジジイ

ハゲジジイにつられて理佐ちゃんも「私が惚れてる以外良いとこ無いかもしれませんけど・・・」
なんてどさくさ紛れに言いそうだから好き

57 :北の街の理佐ちゃん 第37話:2017/05/02(火) 23:37:26.34 ID:KUi26l5Ua.net
「凄ぇ毒舌坊主だったわ」疲れはてる俺
「私には優しいんだけどね」
「美人にだけ優しいなんて生臭坊主もいいとこだな、あのハゲ」

「あの人が亡くなった時に凄くお世話になったんだ」
言いながら振り返って山の中腹にある寺を見上げる理佐ちゃん

やっぱり寂しそうな顔してる

「俺が死んだら月命日来てくれる」
「えっ?」
突然の俺の言葉に戸惑う理佐ちゃん

「変なこと言わないでよ」
「理佐ちゃん優しいから来てくれるんだろうな」
「止めて!怒るよ」
「そしたら死んでも寂しくなくていいや」
話すの止めない俺

「ねぇどうしたの?急にそんな話・・・」
「理佐ちゃん来なくなったら寂しいんじゃね?」
俺の言葉に戸惑いながら理佐ちゃんが呟く

「ご住職が?」

鈍いぞ理佐ちゃん!
この場面でなんで俺があのハゲジジイを気にかけると思った!

拍子抜けする俺に
「ごめん・・・冗談」理佐ちゃんが呟く
「冗談かぁ」って苦笑いするしかない俺

「でも・・・良いの?」
「その代わり焼肉奢ってね」
仕返しに冗談言う俺

「ばーか」って言いながら手繋いでくる理佐ちゃん

手繋いで山道を降る俺と理佐ちゃん

「俺君が優し過ぎるからとどんどんワガママになっちゃうね、私」
そんなこと言う理佐ちゃんに
「良いよ、俺もワガママになるから」なんて言ったら

「それは絶対許さないよ」って言いそうだから好き

58 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 07:47:33.71 ID:jZGpagOa0.net
>>57
--「俺が死んだら月命日来てくれる」--

このひと言が素晴らしいです
一気に雰囲気が変わって、物語の軌道修正も上手い

59 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 07:50:38.31 ID:jZGpagOa0.net
『高2の軍曹』 第4話

控えめに言って、志田は天才的なプレーヤーだ。
恵まれた体格、底知れぬ落ち着き、天性のラケット捌き。
そして、美人とくる。
もしかすると、茜ちゃんより美人かもしれない。
志田に振れはじめた心の針を懸命に戻しながら、
中庭に居るであろう茜ちゃんの元へ向かった。

すすり泣く声が大きいため、居場所はすぐにわかった。
茜ちゃんは芝生に体育座りをして顔を伏せている。
僕は黙って彼女の肩に手を置いた。声なんか出さなくても、
わかるはずだ。
「私、ダメだね。後輩に負けて泣くなんて」
「あのさ…さっき志田と話したんだけど、茜ちゃん何かあった?」
「わかんない」
「俺、謝るよ。何か悪いこと言ったんなら」
その瞬間、視線の端に人物を捉えた。志田が手招きしている。

結局、この招き猫の誘惑に負けて、茜ちゃんに「後でね」と冷酷な言葉をかけ、
僕は一旦この場を離れた。茜ちゃんには申し訳ないが、それだけ
志田が魅力的に思えたのだ。廊下の影に隠れた志田を見つけると、
いきなり手を引っ張られた。

そして、とんでもないことになる。

60 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 08:19:50.85 ID:jZGpagOa0.net
『高2の軍曹』 第5話

志田は一芝居うって出た。
だがしかし、この時の僕はこれが芝居であることなど、知る由もない。
とびっきりの甘い声で呼ばれ、腕を絡ませてきた。
「ちょっ…志田?」
「いいから」と小声で耳打ちされた。その声さえも色っぽい。
志田は大きく甘い声で”演技”を始めた。
「どこ住んでるんですかー?」
「彼女いるんですかー?」
と茜ちゃんに聞こえる大きな声で、僕を質問攻めにする。

やがて、茜ちゃんも泣き顔を上げ怪訝そうな顔でこっちを見る。
志田は「それ来た!」と言わんばかりに、絡ませていた腕を
さらに引き寄せた。腕が志田の胸に当たるも、それが胸かどうか
は判別がつき難かった。

両者を見比べた。
今にも危害を加えそうな眼をした虎と、
いじわるで悪い眼をした猫。
こんな感じだ。

「せんぱーい、一緒に帰りましょーよ」
とびっきりの甘い声を最後に、僕たちは学校を出た。
茜ちゃんはお化けのような顔をして僕たちを見送った。

61 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 10:57:25.44 ID:y/YUuJQOa.net
>>58
ありがとうございますm(__)m

>>59
>>60
僕君もなちゃんに揺れまくりですやん

62 :隣の席の理佐ちゃん 第36話:2017/05/03(水) 15:27:28.19 ID:hRJo5U6ma.net
理佐ちゃん家に勉強に誘われた俺

家に二人っきりという状況に発情してしまいヤル気が爆発してしまった俺
あと一歩とゆうところで理佐ちゃんに金玉蹴りあげられ撃沈の俺

でも帰り際、理佐ちゃんから次への期待を抱かせること言われて喜んだ俺

早く理佐ちゃんに会いたいって俺の希望通りに翌日の朝だ

あれ?理佐ちゃんまだ来てないや

待ち合わせ場所に理佐ちゃんが居ないなんて初めてだ
いつもは時間より早く来て俺を待っててくれる優しい理佐ちゃん

理佐ちゃんを待つ俺
人を待つのがこんなに幸せなことだなんて知らなかったよ

学校はもう遅刻の時間だけど理佐ちゃんを待つ忠犬ハチ公みたいな俺
忠犬ハチ公がご主人を思うより俺が理佐ちゃんを思う気持ちの方が強いって教えてやる

そんなふうに意気込んでたら理佐ちゃんからLINE来た

「授業始まってるよ」
なんでや!
理佐ちゃんに置き去りにされてた俺

休み時間に職員室で先生に怒られる俺

遅刻ぐらいで職員室呼ぶなや!早く理佐ちゃんとこに戻りたいんだ俺は

駈け足で理佐ちゃんおわす教室に戻る俺

理佐ちゃん席に居ね〜

「おいブス!理佐ちゃんどこ行った?」
後ろの席のブスに聞く俺
「休み時間になったらすぐ出てったよ」
なんて探索のヒントにもならない返事するブス 
「どうせ2時間目が始まるから戻ってくるよ」

言われてみればそれもそうだと時計を見る俺
あと3分か・・・長いな・・・
廊下出て待ってよってダッシュな俺

ドア出たとこで人にぶつかりクラッシュする俺

吹っ飛ばした相手はまさかの理佐ちゃんだ
「ごめん、大丈夫?」
謝りながら助け起こそうとする俺

その手をやんわり拒否して「うん、大丈夫」って席に戻っちゃう理佐ちゃん

なんか違う?

いつもなら「ぶつかってんじゃねぇよ」ってドス効かせた後で
「俺君こそ大丈夫?」ってツンデレかましてくるのが理佐ちゃんだろ

なんだかよくわからないけど微妙に空いちゃった距離が不安にさせるから好き

63 :隣の席の理佐ちゃん 第37話:2017/05/03(水) 15:34:07.26 ID:hRJo5U6ma.net
微妙に空いてしまった理佐ちゃんとの距離に呆然自失なまま席に着く俺

「理佐に避けられてんねw」
後ろの席のブスが嬉しそうにささやく

ブスの心無い一言が胸に突き刺さる俺

先生が読む国語の教科書が虚しく聞こえるよ理佐ちゃん
勇気の無い俺はすぐ隣にいる理佐ちゃんの方も見れない

「なんでお前泣いてんだ!?」
教科書読みながら教室を回ってた先生が驚きの声を上げる

気づいたら涙が溢れてる俺

「どうした?ちょっと俺怒りすぎたか?」
俺の涙が遅刻を怒った自分のせいだと勘違いして慌てる先生
「何でもねぇです先生」
「何でもないわけないだろ、怒られてる時はふて腐れてたのに時間たったら涙溢れてるって・・・情緒不安定かお前?」

理佐ちゃんがこっち見てる気配がする

うるせぇ!話しかけんな
心の中で先生に文句言う俺
理佐ちゃんの視線を感じて辛いんだ

「ねぇ・・・」
休み時間になると同時に理佐ちゃんがハンカチ出しながら俺に話しかけてきてくれる
喜んで理佐ちゃんの方に振り向こうとする俺に

「これ使いな」って後ろのブスがハンカチ渡しながら割り込んでくる

ブスに遠慮する理佐ちゃん 
咄嗟にハンカチを後ろに隠す姿が可愛いくて美しい

教室から出てっちゃう理佐ちゃん

「余計なことすんなブス!でもありがとう」
って言いながらブスにハンカチ返し理佐ちゃんを追いかける俺

「理佐ちゃん待ってくれい!」叫ぶ俺
振り向いてくれない理佐ちゃん

「お〜い理佐ちゃ〜ん!」何度も叫ぶ俺に

「うるさい!黙って!」
っていつもみたいにドス効かせてくれた後にハンカチ出して俺の涙を拭いてくれそうだから好き

64 :隣の席の理佐ちゃん 第38話:2017/05/03(水) 15:40:31.55 ID:hRJo5U6ma.net
怒りながらもやっと振り向いてくれた理佐ちゃん

「大きい声で名前呼ばれたら恥ずかしいよ」
ハンカチで俺の涙拭きながら呟く優しい理佐ちゃん

「ごめん、聞こえてないのかと思って・・・」
「聞こえてたけど恥ずかしいよ」
「重ね重ねごめん」

「ねぇまた勘違いしてない?」
しょんぼり謝る俺に理佐ちゃんが心配そうに聞いてくる
「勘違い・・・?」
「うん、私に嫌われたと思ってない」

うなずく俺に「やっぱり勘違いしてた」って苦笑いしながら呟く理佐ちゃん

「だって先に学校来ちゃうし・・・なんか避けてるし・・・」
理佐ちゃんの言葉にちょっと安心して拗ねる俺

「昨日からね・・・」
「うん?」
「俺君との距離が前より近く感じるようになっちゃって」照れ笑いする理佐ちゃん

「どんな顔して俺君と会えばいいか分かんなくて避けちゃった、ごめんね」
笑顔で謝る愛しの理佐ちゃん

「マジで嫌われたと思ってた」ほっとして呟く俺に

「安心した?」優しい笑顔で聞く理佐ちゃん
「うん、安心した」って答える俺に

「授業中に泣いてんじゃねぇよ」って優しくドス効かせたあとに
「勘違いさせてごめんね」ってほっぺにチューしてくれそうだから好き

65 :名無しって、書けない?:2017/05/03(水) 19:58:35.02 ID:jZGpagOa0.net
『高2の軍曹』 第6話

日沈んで半時間あまり、燃ゆる夕映えも次第に薄らいで、
大空に漂う白い浮雲の縁にのみ、幽かな薔薇色の影を残している。
ああ、何という幻影であろう。僕はこの夕暮の美しい夢に心酔した。

隣では絶世の美人が、過去の思い出に耽っている。
「あの場所で越えるはずだった。
中学2年の時、3年の守屋さんと対戦したんです」
「ああ、あの時の守屋は無敵だったね」

「そう、でも打ち崩す自信があった。けど、完敗。
試合前日に怪我しちゃって。
その後の大会では県内で1位になったけど、
すでにあの人は卒業してて、目標が目の前から消えた。
勝っても勝ち続けても、あの人は超えられなくて…
私は知りたい。あの戦いの本当の答えを…」

およそ高1の女子が発する言葉ではなかった。先程までの甘い声は
どこ吹く風、今の真面目な説明に僕はやられた。
間違いない、この子は歌舞伎町でも喰っていける。

「あんなに弱いんじゃ、ここに来た意味無くなる。
だから、さっきあんな事したんです。何かの景気付けになればと
思って。でも、ちょっとやりすぎたかも…反省してます」
「心配ないみたいだよ」
僕の指先には、茜ちゃんがいる。河川敷の高架下で一人黙々と
サーブの練習をしていた。遠くて顔はわからないけど、絶対に茜ちゃんだ。
一心不乱に壁にボールを打ち続けている。
君のそういうところが好きなんだ。絶対に負けを認めない性格。

「ああなったら、もう守屋には勝てないよ」
「ええ、わかってます」
「守屋の様子見てくるよ。あの人、倒れるまで練習するから。
 志田ちゃんはどうする?」
「ちゃん付けは止めてください」
「ああ、ごめん…愛佳はどうする?」
「えっ…」
「ははっ、耳赤くなった。じゃあね」

志田に振れかけた針が正位置に戻るのと同時に、
時計の針もちょうど夜の7時を差した。

66 :名無しって、書けない?:2017/05/04(木) 10:50:16.99 ID:UB3cPilQa.net
>>65
今度はあかねんの方に揺れてるw

67 :名無しって、書けない?:2017/05/04(木) 12:29:47.90 ID:4emcvKPn0.net
>>62
ブスに恨みでもあるんですか
めっちゃ厳しいじゃないですかww

>>66
そりゃ、揺れますよ
こんな美人が二人もいたら
庭さんはブレませんねー

68 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 00:00:17.84 ID:Xao3d7EJa.net
>>67>>67
俺の場合は小説書きたいというより理佐ちゃんにデレてもらいたい一心で書いてるだけだからブレようが無いですw

69 :上京理佐ちゃん 第54話:2017/05/05(金) 02:47:08.23 ID:Xao3d7EJa.net
執念とも言える粘り強さで本当に自分の部屋の近所に俺の部屋を見つけた理佐ちゃん

理佐ちゃんに急かされるまま契約しちゃう俺

「俺君良かったね明日から住めるよ」
嬉しそうな理佐ちゃん
「でも明日から東京暮らしは急過ぎない?」
「そんなことないよ」
「心の準備が出来てないから不安だな」
いつになく弱気な俺に
「大丈夫だよ俺君には私がついてるんだから」
なんて言ってくれる優しい理佐ちゃん

「それにね私が待ちきれないの俺君のこと」
てなこと言ってくれる理佐ちゃんに急かされながら田舎に舞い戻り引っ越しのために荷物まとめる俺

荷物って言っても机に飾ってある理佐ちゃんの写真ぐらいであとは服が少々
男一匹大東京で裸一貫勝負するつもりの俺に荷物なんて邪魔になるだけさ

「本当にそれだけでいいの?」
「うん、男の旅立ちってのは身軽にするもんだって思ってるから」
「変な理屈だね」笑いながら言う理佐ちゃん

実家に帰る理佐ちゃんを送る俺

「明日の今頃は東京かぁ」
色々なことを思い出して感慨深い俺

「なに思い出してるの?」
「生まれてから色々あったんだろうけど高校入ってからのことしか思い出さないや」
笑いながら言う俺
「そうなの?」
「うん、高校で理佐ちゃんと出会って今までのことだけだね、思い出すの」
「私のせいで他の思い出消えちゃったんだ」苦笑いの理佐ちゃん

「私もなかなか告白出来ない俺君のこと思い出してた」
「あん時は緊張しちゃって何を喋っていいか分からなくなっちゃったんだよね」
「うん、ビビって告白諦めそうになる俺君見てこんなダメ男と付き合ったら世話焼けて大変だろうなって思ってた」
「そうなんだ」理佐ちゃんの言葉に苦笑いする俺に

「こんなに好きになると思わなかったな」って言ってくれそうだから好き

70 :上京理佐ちゃん 第55話:2017/05/05(金) 02:51:32.92 ID:Xao3d7EJa.net
「こんなに好きになると思わなかったな」

理佐ちゃんの言葉が大気に溶け込んで俺を包み込む

「理佐ちゃん・・・」
理佐ちゃんを見つめる俺

「俺君・・・?」
理佐ちゃんが小首かしげて俺の顔を覗きこんでくる

タイミングも顔の位置もばっちりだよ理佐ちゃん

理佐ちゃんにキスする俺

ちょっと驚くけど、すぐに受け入れてくれる理佐ちゃん

「急にキスしてんじゃねぇよ」
小さい声で呟く理佐ちゃん
恥ずかしそうにそっぽ向く姿が可愛い

恥ずかしそうな理佐ちゃんを見てたらムラムラしちゃった俺

いかん!いかん!この場面はムラムラしちゃいけない場面だ
自分のムラムラを押し殺すように無言で歩く俺

「ねぇどうしたの?」
理佐ちゃんの問いかけに何か答えなきゃと思いながらも変なこと言っちゃいそうで無言の俺

「黙ってんじゃねぇよ」
無言の俺に拗ねる理佐ちゃん

拗ねる姿が可愛すぎてますます我慢出来ない俺

「理佐ちゃん家・・・人居るよね?」
「お父さんとお母さんは居るかな・・・どうしたの急に?」
突然の俺の質問に戸惑いを隠せない理佐ちゃん

「うーん、お父さんとお母さんが居るのかぁ」苦悶する俺
「俺君・・・?」

「理佐ちゃん・・・」
「なに・・・?」
いつになく切羽詰まった俺に戸惑う理佐ちゃん

「今からラブホ行かない?」

「えっ・・・」俺の誘いに目が点になる理佐ちゃん

「理佐ちゃん?」
俺の声にやっと気を取り直した理佐ちゃん

「こんな日に欲情してんじゃねぇよ」って俺の耳を思いっきり引っ張る

「痛い、痛いよ理佐ちゃん」
「うるさい!謝って!」
なんて怒ってる理佐ちゃんだけど
「ごめんなさい」って素直に謝る俺に

「もう少し上手く誘ってくれないと頷いてあげられないでしょ」とか言ってくれそうだから好き

71 :上京理佐ちゃん 第56話:2017/05/05(金) 02:59:05.10 ID:Xao3d7EJa.net
ラブホから出て来たらもう丑三つ時だ

「故郷での最後の夜を理佐ちゃんと過ごせたことは生涯忘れない」
「また大げさなこと言ってる」呆れる理佐ちゃん
「だって感動してるんだから仕方ないじゃん」
「はいはい、ほら行くよ」
俺のことを軽くいなした理佐ちゃんは俺の手を取って歩きだす

「じゃあ、明日・・・ってもう今日か」
「そうだね」
思わず笑顔になる俺と理佐ちゃん

「朝、迎えに来るわ」
理佐ちゃんに手を振る俺
「はーい、帰り道気をつけてよ」
俺に手を振り返す理佐ちゃん

「ほら!早く起きな!」
母ちゃんに叩き起こされる俺

「やべぇもうこんな時間じゃん!?」慌てて跳ね起きる俺
「理佐ちゃん待ってるから早くしな」って母ちゃん

理佐ちゃんが?

慌てて着替えて居間に行く俺
そこには愛しの理佐ちゃんが

「寝坊してんじゃねぇよ」
俺にだけ聞こえる小さな声で呟く理佐ちゃん
いたずらっぽい笑顔が可愛い

「絶対寝坊すると思ってた」
読みの鋭い理佐ちゃん 

「面目無いです」
「早めに迎えに来て正解だったね」笑う理佐ちゃん

「世話の焼ける子だけど理佐ちゃんよろしくね」
俺のことを理佐ちゃんに託す母ちゃんに手を振りながら駅に向かう俺と理佐ちゃん

「理佐ちゃんとの遠距離恋愛も終わりか・・・」
電車の窓から遠ざかる故郷の景色を見ながら感慨深い俺

「前から思ってたんだけど電車で2時間の距離で遠距離恋愛は大げさじゃない?」
「理佐ちゃんに毎日会えないのは寂しかったから遠距離恋愛だよ」
身も蓋もないこと言い出す理佐ちゃんに拗ねる俺

そんな俺に「拗ねてんじゃねぇよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「私だって大好きな俺君に毎日会えなくて寂しかったんだからね」って言ってくれそうだから好き

72 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 07:26:32.54 ID:+TVHyjAS00505.net
>>60
「それが胸かどうかは…」で笑った

73 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 07:54:47.34 ID:3FVn1poF00505.net
>>71
また、細かい描写は避けましたねww

>>72
個人的には貧乳も好きですけどね

74 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 07:57:01.48 ID:3FVn1poF00505.net
『高2の軍曹』 第7話

話しかける勇気がなく、あちらこちらと春の夜を歩んだ。
柔らかな草の上に佇み、四辺を眺めると、一輪の月の薄い光を受けて、
水たまりが暗黒の空を映し出している。
魔術のような春の夜に、うっとりしていると、突然、肩を叩かれた。

「ごめんね」
視界の端に入りこんだのは、真白な指先。何回この手を見ただろう。
いつの間にか練習を終えていた茜ちゃんが芝生に座り込んだ。
それを見て僕も隣に座る。
手の届かない間隔が、今の二人の距離をそのまま表している。

「私のこと、面倒くさいと思ってるでしょ?」
答えられなかった。確かに茜ちゃんは面倒くさい女である。
強すぎる正義感に、男勝りの気性、そしてすぐに泣く。
「ごめんね。私、もうちょっと強くなるよ」
「もう十分強いよ。強いから、泣くんだ。弱いからじゃない」
綺麗な横顔が笑っている。右頬が月の光に輝くのは、
汗か或いは涙のせいだろうか。
虚しい笑顔にいたたまれなくなり、僕は立ち上がった。
「帰ろうぜ、もう遅いし」

「はい、これ」
ハンカチを手渡された。
茜ちゃんを見た。

彼女の瞳が気づかせてくれた 僕も泣いているのだと

75 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 10:38:28.65 ID:SFX0IdxfK0505.net
>>74
元パフュヲタとしては思わずWonder 2を聴きたくなってしまう素晴らしい展開乙です

ところで
このスレを立てる前にIP表示無しで立ててしまった重複スレがやっとdat落ちしたようです
ご面倒おかけしました

76 :名無しさん :2017/05/05(金) 18:54:45.05 ID:Ki/asj+qa.net
>>73
避けてしまいました(照)

>>74
高2編は登場人物が感情動きまくってドキドキするっす

>>75
チワン族さんおひさしぶりですm(__)m

77 :2ちゃんの理佐ちゃん:2017/05/05(金) 19:55:34.88 ID:Ki/asj+qa0505.net
「ねぇ上京理佐ちゃん最終回って言ってなかった」

昨夜書き上げた上京理佐ちゃんを読んでた理佐ちゃんが聞いてくる

78 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 19:56:41.17 ID:Ki/asj+qa0505.net
>>77
しくじっちゃった(泣)

79 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 21:02:15.08 ID:SFX0IdxfK0505.net
>>78
米谷「大丈夫。大丈夫やで。みんな読みたいんやから」
織田「『上京理佐ちゃん2』にするの忘れた〜ってことにしてもええんやで〜ほんまに〜」
長沢「…みいちゃんがめっちゃ睨んどるよ」

80 :2ちゃんの理佐ちゃん 第6話:2017/05/05(金) 22:40:54.59 ID:Ki/asj+qa.net
「ねぇ上京理佐ちゃん最終回って言ってなかった?」

昨夜書き上げた上京理佐ちゃんを読んでた理佐ちゃんが聞いてくる

「最終回だよ」答える俺
「最終回って書き忘れてるよ」
「マジで!?」
「ほら」理佐ちゃんが俺のスマホを見せてくる

「本当だ、最後に『完』って入れたつもりだったわ」苦笑いする俺
「どうするの?」
「面倒くさいからこのまま終了でいいや」
こともなげに言う俺

「私の名前使ってる小説なのに面倒くさいとか言うんだ」寂しそうな理佐ちゃん

「ねぇ推し変しようとしてない」不安気に聞く理佐ちゃん
「する訳ないじゃん推し変なんて」
必死に推し変疑惑を否定する俺

「でも知ってるよ、最近また由依の応援スレ覗いてるの」
「でも書き込みはしてないよ」
「情報収集してるんでしょ」
「情報収集・・・?」

何を言い出すんだ理佐ちゃん?
確かに画像を収集はしてるけど・・・

「うん、私の小説飽きてきたから由依の小説書くんでしょ」
的外れな推理を披瀝する理佐ちゃん

「全然飽きてないよ」
理佐ちゃんの推理に苦笑いしながら答える俺
「本当?」
「うん、まだ書きかけのシリーズあるし」
「でも北の街の理佐ちゃんもそろ最終回じゃない」
「そうだね結婚しちゃったら愛しの嫁理佐ちゃんと被るから終了かな」
「ほらぁ〜終わらせようとしてるじゃん(泣)」
まるで駄々っ子な理佐ちゃん

「そんなことないよ」必死に首を横に振る俺
「じゃあ続けて」
無理を言ってくる理佐ちゃん

「実はねシリーズ増えすぎて1個1個書く間隔が空き過ぎちゃってノリが悪いんだよね」
変な理由に自分でも笑っちゃう俺

「大阪府さんに複数連載すすめてた本人が笑ってギブしてんじゃねぇよ」ってドス効かせる理佐ちゃん

「北の街の理佐ちゃんも上京理佐ちゃんも続けなきゃダメだよ」って言いそうだから好き

81 :2ちゃんの理佐ちゃん 第7話:2017/05/05(金) 22:49:45.19 ID:Ki/asj+qa.net
「だいたいさ上京理佐ちゃんは私が夢を叶えるまでの話じゃないの?」

まだ文句言ってる理佐ちゃん

「いや、あれは遠距離恋愛がテーマだったから俺君が東京に出た時点で最終回なの」
「何それ、私聞いてないよ」
「話したらキモい言って書かしてくれないから・・・」
「なに!」
「なんでもないです」
ヤカラの如く絡む理佐ちゃんに困る俺

「上京理佐ちゃん続けないなら他の妄想も禁止ね」

マジか・・・
妄想を禁じられるぐらいなら書くかって決意の俺

「俺君やる気になってくれた」喜ぶ理佐ちゃん

「そう言えばさっき最終回って誤送信しちゃったんだよね」
大事なこと思い出した俺

「それがどうしたの?」
言いながら俺のスマホで小説スレの誤送信を見に行く理佐ちゃん

「やっぱり恥ずかしいな、1回最終回ってしちゃったのに続けるって」
頭かきかき苦笑いの俺

そんな俺には目もくれずにスマホを覗き込んでた理佐ちゃんが声をあげる

「俺君見て、チワン族さんが上京理佐ちゃん2ってアイデアくれてるよ」
瞳をキラキラ輝かせて言う理佐ちゃん

「上京理佐ちゃん2で決まりだね」嬉しそうな理佐ちゃん
「何が決まりなの・・・?」
理佐ちゃんの言ってる意味が飲み込めない俺

「俺君鈍いよ、遠距離恋愛編が終わったら東京編を上京理佐ちゃん2で書く予定でしたってしちゃえばいいんだよ」
「最初から予定してた振りしろってこと?」
「うん、これで恥ずかしくないよ」
俺のために悪知恵働かせる理佐ちゃんも可愛い

「なんだか東京編書きたくなってきた」

理佐ちゃんの近所で過ごす東京生活の妄想が湧いてきた俺

「北の街の理佐ちゃんも愛しの嫁理佐ちゃんと被らないように工夫して続けてね」
なんて欲張りな理佐ちゃん

黙ってうなずく俺に

「東京編は簡単にラブホ連れてかないでよ」ってツンかまして来そうだから好き

82 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 22:55:41.15 ID:Ki/asj+qa.net
>>79
妄想が思わぬ方向に展開して上京理佐ちゃん続けることになったんで
「上京理佐ちゃん2」このタイトル使わしてもらいますm(__)m

83 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 23:28:43.91 ID:YJh1riQX0.net
『高2の軍曹』 第8話

いつもは茜ちゃんの後ろを歩くけど、今夜は僕が前だ。
理由は2つ。
1つめ、泣いている顔を見られたくなかった。単に恥ずかしいという
のもあるが、涙の理由を説明できる自信がなかった。ドS女が弱みを
見せた男を放って置くわけがない。何としてでも追求は避けたかった。
2つめ、茜ちゃんはかなり弱っていた。引きつった笑顔にうつろな目、
この顔が彼女の最も危険な顔だ。小5の頃、この顔をしながら田んぼに落ちて、
危うく死にかけた。
それを防ぐためにも、僕が前を歩かなければならない。

「あっ」
数分歩いたころ、茜ちゃんにお金を借りていたことを思い出し、
僕は急に立ち止まった。
「忘れてた、この間バスで100円借りたじゃん。あれさ…」
振り向いたのが間違いだった。いや、ある意味正解だ。
茜ちゃんは前を見ておらず、そのまま僕の胸に飛び込んでくる。
それを寸前で防ごうとして、反射的に両手を出すも、
触れたのは彼女の頬。もうこれはキスシーン以外の何物でもない。
でも、しないよ。ただの幼馴染だからね。

「え、なに?」
茜ちゃんには、もう怒る気力もないみたいだ。
僕はピストルを突きつけられた時のように両手を上げ、
「ちゃんと前見て、歩けよ」とその場を凌ぐ。
茜ちゃんは操り人形のように頷いた。そして動かなくなった。

風がやみ、茜ちゃんはその日の感情を使い果たした。
明日の朝までには笑顔になってね、茜ちゃん。

84 :名無しって、書けない?:2017/05/05(金) 23:35:50.82 ID:YJh1riQX0.net
>>75
>>76
2話から8話まで、全部1日のお話だから
ちょっと展開が動きすぎですけどねww

チワンさんの漫才また見たいなあ
庭さん、なんか知らんけど落ち着いてくださいww

85 :名無しって、書けない?:2017/05/06(土) 03:42:31.00 ID:fvcaGvgFK.net
>>82
理佐ちゃんに名前呼んでもらうと何かドキドキしますねw
今後の展開に期待

>>84
最近ちょっと他スレ(もちろんネタスレ)でゆいぽんになりすますという課題に取り組んでたのでw

86 :名無しって、書けない?:2017/05/06(土) 09:40:29.87 ID:fvcaGvgFK.net
>>85 せっかくだからいくつか転載してお茶を濁しておく(笑)
・・・・・・
家族でお出かけしたときのお話。

駐車場に車を停めて外に出てみると、ワンちゃんがいたんです。
とっても愛想がよくて私たちにもしっぽ振ってくれたりして可愛くって。

ご主人様の帰りを待ってるのかなって思ってたんですけど
私たちが帰る時間にもまだ同じようにいたんです。

何時間も待たされてかわいそうだなと思いながら駐車場の看板を見たら
『ワンコ・イン・駐車場』って書いてありました。

小林由依です♪

・・・・・・・・
今日は満月。
お星様たちもとってもきれいで、見とれちゃうほどの夜空でした。

でも、ふと考えると
どの星がどういう名前なのかさっぱりわからないんです。
お月様だけはわかるんですけど。

まるで欅坂みたい(笑)

なんてね(笑)

小林由依です♪

・・・・・・・・
みなさん今年はお花見行けましたか?
満開の桜を見ながら
二人セゾンの歌詞を思い出した方はいますか?(笑)

私もあの詞に影響を受けまして
冬の間、家の近くにある花も葉もなくなった木を毎日見上げながら
満開の日を想像してたんですけど

イチョウの木だった(笑)

小林由依です♪

・・・・・・・・
みなさんはバスとかで移動中に何をされてますか?

私は最近はもっぱらスマホゲームやってるんですけど
菜々香とかはずっと窓の外の景色を見てるんですよ。

この前もみんなでバス移動中に私はゲームやってて
ものすごく大切な場面になってたんですけど
その時、窓の外を見てた菜々香が急に『あ!富士山だ』って叫んだんです。

やっぱり気になるじゃないですか。
それでゲームを放り出して『どこどこ?』って窓の外を見たんですけど
ビルばっかりで富士山なんて全然見えなくて。

テレビ局の名前にさん付けするのは止めてほしいです(笑)

小林由依です♪

87 :名無しって、書けない?:2017/05/06(土) 14:28:14.73 ID:atzwkLeJa.net
>>84
最終回って書き忘れたのを補填ついでに2ちゃんの理佐ちゃん書こうとしたんですけど・・・
書いてるうちに東京編も書きたくなってしまいとっちらかってしまいましたw

>>86
ゆいぽんのブログ真似るスレに出没してるんですねw

88 :隣の席の理佐ちゃん 第39話:2017/05/07(日) 02:48:56.92 ID:dftB5N5Ia.net
理佐ちゃんに嫌われてないどころかチューしてもらった俺

「泣いてたと思ったら今度は笑顔全開って、あんた本当に情緒不安定なんじゃないの?」後ろの席のブスが言ってくる

「うるせぇ!てめえが理佐ちゃんに避けられてるとか言うから涙が溢れちゃっただけで泣いてねぇよ」
「それを泣いてるって言うんだよ」ブスが俺をからかってくる

「何とでも言ってくれ、俺は理佐ちゃんに避けられてないどころかチューされたから幸せなんだ」ってブスの挑発を相手にしない俺

「えっ!?」
俺の言葉に驚くブスと聞き耳たててたその他大勢のクラスメイト

恥ずかしさで下向く理佐ちゃんも可愛いなんて言ってる場合じゃないな・・・って我に帰る俺

「ありえない!ふつう言う?」
俺の予想通りお怒りの理佐ちゃん

「すいません、挑発に乗ってしまいました」
「もう恥ずかしくて教室戻れない」
ちょっとヤケおこす理佐ちゃん

「理佐ちゃんが俺のこと大好きなのみんな知ってるからそんなに恥ずかしがんなくても・・・」
「そういう問題じゃないよ・・・」ため息まじりに呟いて下向く理佐ちゃん

落ち込み過ぎやろ

「クラスの連中だって付き合ってんの知ってんだからキスぐらい毎日してると思ってるよ」落ち込む理佐ちゃんを励ます俺

「うるさい!ちょっと黙って!」

うわっ、理佐ちゃん怒った

「怒ってないよ」って理佐ちゃん
俺の心を読んだのか?


なんか考え込む理佐ちゃん

「キスもしてないんだよね私たち・・・」ぽつりと呟く理佐ちゃん
「うん・・・してない」

言われてみたらエッチ寸前まで行きながら理佐ちゃんとキスしてないうかつな俺

この雰囲気はもしかして・・・
 
どう考えてもキスいける雰囲気だよな!これ?

「俺君・・・」俺を見上げる理佐ちゃん
「理佐ちゃん・・・」名前を呟いて理佐ちゃんの肩を抱く

授業開始のチャイム無視してキスに行く俺

次の瞬間
俺から身をかわす理佐ちゃん

「なんで〜!?」思わず叫ぶ俺
「喋っちゃった仕返し」イタズラっぽく笑う理佐ちゃん

愕然とする俺に「授業始まっちゃうよ」
って走り出す後ろ姿は眩しいだろうから好き

89 :隣の席の理佐ちゃん 第40話:2017/05/07(日) 02:53:00.02 ID:dftB5N5Ia.net
色々あったがなんとか無事に放課後を迎えることが出来た俺

「今日も理佐ちゃん家で勉強したいな」
朝から一番言いたかった台詞を理佐ちゃんにぶつける俺

「なんで?」
鞄に教科書入れる手を休めてこっち見る理佐ちゃん
無表情で俺の真意を探っているようだ

下心を見抜かれませんようにって祈る俺

「なんか勉強したい心に火が点いたと言うか・・・?」
この言い訳苦しいかって半信半疑の俺

「ふ〜ん、火が点いたの勉強心だけ?」
超疑惑の眼差しむける理佐ちゃん

「誤解して欲しくないんだけど、理佐ちゃんの気持ちの準備が出来るまではプラトニックで行くって決めてっから俺」
なんて嘘八百な俺

理佐ちゃんが押しに弱いって分かったからには部屋に入ったら押して押して押しまくって押し倒しちゃうつもりの俺

「本当かな?」
ヤバい邪なこと考えてたら顔に出ちゃったか!?

「いやいや、本当だよ、信じてよ」
「あ〜!うるさい」ってちゃんと聞いてくれない理佐ちゃん

「それにさ、理佐ちゃんも言ってたけどまだキスもしてないのにエッチは早いなって反省したんだよね」
「ねぇ大きい声でエッチとか言わないで・・・」
小さい声で注意する恥ずかしがり屋の理佐ちゃん

「ごめん」理佐ちゃんにつられて小さい声で謝る俺

超反省してますポーズの俺に
「本当に真面目に勉強する?」って理佐ちゃん

よしきた!理佐ちゃんが乗ってきたよ!って心の中でガッツポーズの俺

「うん、真面目に勉強したい」何回もうなずく俺

「じゃあ・・・家来る?」ついに根負けの理佐ちゃん
「行きます」って良いお返事の俺

学校から駅までの道を歩く俺と理佐ちゃん

「ねぇはしゃぎ過ぎ」
歩きながら時折スキップになる俺に呆れながら注意する俺
「昨日の分まではしゃがせてくれ」
「なにそれ?」
俺の言ってる意味が分からず聞き返す理佐ちゃん

「昨日はどこ行くか分からないまま理佐ちゃん家の駅まで連れてかれたからね」
「それがなに?」
「最初から理佐ちゃん家に行くってことを喜びたいのだよ俺は」
「それではしゃいでんるんだ」
俺がはしゃぐ理由を知ったところでやっぱり呆れる理佐ちゃんだけど

「そんなに喜んでくれるんなら毎日家に呼んじゃおうかな」って言ってくれそうだから好き

90 :隣の席の理佐ちゃん 第41話:2017/05/07(日) 03:05:56.27 ID:dftB5N5Ia.net
今度こそ!そんな想いを抱いて理佐ちゃん家再びな俺

理佐ちゃん家の駅に降り立ちヤル気満々の俺

「どんな理由でも俺君から勉強したいなんて言い出すとはね」
理佐ちゃんがからかうようにいってくる

「昨日理佐ちゃんに勉強見てもらって手応え感じたから・・・」
本当は違うことに手応え感じてる下心を隠しながらしらじらしく答える俺

「昨日はほとんど勉強してないよ」
俺に冷めた視線おくる理佐ちゃん

確かに理佐ちゃんとエッチすることばっかり考えてて勉強どころじゃなかった俺

「先に言っとくけど今日お母さん居るから」

しまった!その可能性は考えてなかった俺

「がっかりしたw」意地悪な笑顔で聞いてくる理佐ちゃん

「うん・・・」ショックで素直に答えちゃうピュアな俺

「がっかりしてんじゃねぇよ」
ってドス効かせながら手繋いでくる理佐ちゃん

「やっぱり理佐ちゃんのお母さんも美人なの?」
「うーん?どうなんだろ・・・」
「理佐ちゃんが凄い美人だからお母さんも美人でしょ、きっと」
俺の言葉に立ち止まる理佐ちゃん

「俺君、私は慣れてるからいいけどお母さんの前ではそういうの言っちゃダメだよ」
「そういうのって・・・どんなこと?」
「私のこと凄い美人とか大げさに褒めたりとかかな」
「褒めちゃダメなの?」
「うん、俺君大げさだからお母さんびっくりすると思う」
「俺、大げさかなぁ理佐ちゃんの美しさとか人柄の良さが凄すぎてまだまだ足りないと思ってるんだけど・・・」
「また始まった」って呆れる理佐ちゃん

「実際世界中の褒め言葉集めても理佐ちゃんの素晴らしさを表現するには足りないんだよね言葉が・・・」
なんて嘆いてる俺に
「詩人みたいなこと言ってんじゃねぇよ」ってドス効かせたあとに

素直な理佐ちゃんは「ありがとう・・・嬉しいな」って言ってくれそうだから好き

91 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 05:43:35.54 ID:4vcwMMRXK.net
>>90 乙です
相変わらずブスに厳しく下心満載の俺君が素晴らしいw

かく言う私はまた出来心で他スレにスレチネタを書いてしまいましてm(_ _)m
オチは以前別のスレで使ったやつの盗用ですw
http://rio2016.2ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1493973362/41-45

92 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 07:07:01.21 ID:/kZunHoea.net
>>91
読ませていただきました
相変わらず完成度の高いパロディー書いてらっしゃるチワン族さんに敬服してしまいます

それはそれとして・・・

めっちゃスレチでびっくりしましたw

93 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 08:31:03.82 ID:OcjlerJI0.net
>>91
うん、びっくりするくらいスレチですねww
面白いですけどね
握手会の倍率なんかのブラックユーモアも
なかなかです

94 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 08:37:19.43 ID:OcjlerJI0.net
『高2の軍曹』 第9話

ぐんそう【軍曹】
自他に厳しく接する叩き上げ型の人物を指した呼称。
「鬼軍曹」と呼ぶこともある。
--Wikipediaより抜粋?
茜ちゃん、そういうことらしいですよ。

テニス部に新入生が入ってから一週間、いわゆる仮入部期間が終わり、
いよいよ新チームの発足だ。それに先立ち、ミーティングが行われた。
3年生は4月の大会で引退するので、早いうちにキャプテンを決めておこうと
いうわけだ。討論のテーマは「守屋をキャプテンにするか否か」の一点のみ。
守屋が適任とは言い難いが、守屋以上の人材がいるとも思えない。
1年生が3人、2年生が4人の討論会が始まった。
口火を切ったのは、なんと1年生の志田。

「わたし、この人がキャプテンならやめます」
もちろん、守屋は言い返す。
「じゃあ、やめろよ」
センスの欠片もない返しだ。この返答のせいで、キャプテン守屋案は消えた。
まあ、わかっていたことだ。
みんなが黙ってしまったので、仕方なく仲裁を入れた。
「でも、どうする?形式上の主将は必要だよ」
「それは守屋さんでいいですよ。ただ、この人に権限を与えないでください」
志田は思っていたよりも賢かった。
「じゃあ、みんなそれでいい?」「はーい」「じゃ、かいさーん」
横から殺気を感じたのは、たぶん気のせいだ。

95 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 09:27:17.39 ID:4vcwMMRXK.net
>>92-3
いや、スレチじゃない書き込みもいくつかしてたんですが
スレタイを見ていると我慢できなくなりましてw

>>94
なんか緊迫感がw

96 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 12:38:56.71 ID:OcjlerJI0.net
>>90
やっぱり、隣の席シリーズが一番好きだなあ
俺くんの情緒不安定なところがツボww
>>95
少しストーリーが弛んでたので、ここらで引き締めようかとww

97 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 22:17:22.56 ID:9xkrPzGca.net
>>94
これは本格スポ根小説になりそうですね

>>95
ゆいぽんのブログ真似るスレも見てきました
チワン族さん多才すぎますw

>>96
隣の席シリーズ贔屓にしてくれてありがとうございますm(__)m
俺も隣の席の理佐ちゃんは愛着があるんで嬉しいです
理佐ちゃん出てるシリーズは全部愛着あるんですけどねw

98 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 22:55:57.84 ID:OcjlerJI0.net
『高2の軍曹』 第10話

七人の論客は、約一名を除き、「守屋をキャプテンにしない」という
結論に達した。その約一名と、なぜかついて来る志田、そして僕、
この三人で学校を出た。二人がシャビとイニエスタだとすれば、
ちょうどブスケツのような位置で、僕は後方からついて行く。
サッカー知らない人はごめん。
その二人の華麗なパス回しのせいで、僕にはボールが回ってこない。

「守屋さんって…顔でかいですね」
「あんたに言われたくないよ。ちょっと背が高いからって…」
「あはは、怒ってる〜」
「うるせえよ!」
愉快なパス交換だ。至近距離から弾丸ミドルをぶつけ合っている。

やがて行き詰まって、志田がボールを預けに来た。
「ねえねえ、あの人って男子からモテますか?」
「守屋?うーん…どうだろ」
「『守屋』って呼んでるんですか?付き合ってるんですよね?」
「付き合ってないよ。家となりだから一緒に帰ってるだけ」
「え!?付き合ってないんですか?」
「そうだよ。志田ちゃんは彼氏いるの?」
「私もいません。あと、ちゃん付けやめてください」
「あーごめん。でも意外だね、美人なのに」

その瞬間、本日二度目の殺気を感じた。茜ちゃんはものすごい勢いで
睨んでいる。ただ、この視線は僕ではなく、志田に向けられたものだった。
僕の言葉に妬いているのではなく、志田の美貌に嫉妬しているのだ。
茜ちゃんは、自分が一番美人でありたいと願う人だから、こういう言葉には敏感だ。
で、隣の志田はと言うと、照れて嬉しそうな眼でこちらを見つめている。
美人ふたりの視線に、僕は文字どおり釘付けとなった。
そんな僕に追い打ちをかける質問が飛んでくる。

「私と守屋さんだったら、どっちが美人ですか?」

 
 誰もが風見鶏みたいに 風の向き次第で
 あっちこっちへとコロコロ変わる

もう、その後のことはよく覚えていない

99 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 23:09:06.10 ID:OcjlerJI0.net
>>97
軍曹感を出しすぎですかねww
あと、志田ちゃんが出過ぎなので、
題名変えたほうが良いかもしれないww
『軍曹と猫』みたいな

100 :名無しって、書けない?:2017/05/07(日) 23:30:58.38 ID:9xkrPzGca.net
>>99
確かにどっちもキャラが立ってるからそのタイトルでもいいかもw
主役が二人だと展開がひろがって読んでて面白いけど書くのは難しそうで尊敬しますm(__)m

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