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【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】 ★2

1 :名無しって、書けない?:2018/03/19(月) 17:34:25.74 ID:dzN8qTJCa.net
前スレが文字数制限で心が折れたので新しくスレを立ててしまいました

基本的にただただ妄想を書いてくだけなんですが
たまに映画とかからパクったりもします

僕は小心者なので中傷は禁止させてください
優しい言葉で励ましたり褒めてください

よろしくお願いしますm(__)m
VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvv:1000:512:----: EXT was configured

2 :名無しって、書けない?:2018/03/19(月) 17:47:28.75 ID:A2gEo4yU0.net
>>1
前スレってどこにありますか?

3 :名無しって、書けない?:2018/03/19(月) 17:51:57.71 ID:dzN8qTJCa.net
前スレですm(__)m

http://itest.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1518822442/l50

4 :名無しって、書けない?:2018/03/19(月) 18:06:56.66 ID:dzN8qTJCa.net
前スレ上手く貼れたかな?

ちょっと自信が無いw

5 :上京理佐ちゃん 第24話:2018/03/19(月) 18:40:04.60 ID:dzN8qTJCa.net
「ちょっと!なんで電話出ないのよ!」
留守電になっちゃってる俺のスマホに怒りのメッセージを残してる理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんを少し離れたところから見守る俺

「もう少し一緒に居たかったんだ」なんて理由で俺の時計を遅らせた理佐ちゃん

お陰で最終電車に乗り遅れ途方に暮れた俺

ちょっとは懲らしめてやろうと怒った振りして理佐ちゃんを置き去りにして歩き去った俺

しかし、今や世界一の美人と呼び声高い理佐ちゃんを心配して隠れて見守ってるってわけだ

留守電には威勢よく怒ってたものの道端にしゃがんでため息の理佐ちゃん

「おっ、効いてる、効いてる」って怒る振りが意外と効果があったと喜ぶ俺

落ち込む理佐ちゃんに心が揺れるものの・・・

今後のためにも反省を促すために理佐ちゃんが部屋に着くまでは放っておくつもりの冷徹な俺

結婚したら神様の最高傑作理佐ちゃん相手に亭主関白な家庭を築くという畏れ多い野望を抱く俺の深謀遠慮ってやつだ!

「ちょっとオシッコしてこよ」
なかなか部屋に戻ろうとしない理佐ちゃんにしびれを切らし近くの公園でオシッコする俺

「しかし、理佐ちゃんの可愛いは世界を救うな」
なんてオシッコしてほっと一息つく俺

そこに響く「変な女が泣いてるぜ!」なんてガキどもの声

「まさか理佐ちゃんか!?」って慌てて理佐ちゃんの元に戻る俺

うおっ!?愛しの理佐ちゃんか中坊どもに指差されて笑われとる・・・

「バカ野郎!変な女じゃねえ、人類史上No.1美人じゃボケ〜!」って理佐ちゃんを助ける俺

「わ〜っ!?こんどは変な男が現れた〜」って逃げてく中坊ども

「理佐ちゃんもう怖くないからね」
ここぞとばかりに理佐ちゃんを抱きしめる俺

俺の腕の中で泣き止まないシクシク理佐ちゃん

「俺の理佐ちゃんを泣かしやがって!あのガキどもひっぱたいてやればよかったぜ」って怒りの俺に

「勘違いしてんじゃねーよ」ってしゃくりあげながらドス効かす理佐ちゃん

うん・・・?

「私が泣いてんのは俺君が怒っちゃったと思ったからだよ・・・ヒック・・・ヒック」
なんて横隔膜に泣き癖ついちゃうほど泣いちゃう理佐ちゃんだから好き

6 :上京理佐ちゃん 第25話:2018/03/19(月) 19:47:35.57 ID:dzN8qTJCa.net
「ねぇ、どこ行ってたの?」
俺が戻ってきて安心したのか?泣きやんだ途端に俺を問い質す理佐ちゃん

中坊に指差されてビビってたくせに俺にはあくまで強気な内弁慶理佐ちゃん

「オシッコしに行って軽く迷子してた」って誤魔化す俺

「電話しても全然出てくれないし・・・」ってめっちゃ疑惑の眼差し向ける理佐ちゃん

「知らないうちに留守電機能が作動しちゃってたのかな・・・?」
理佐ちゃんの疑惑の眼差しをかわすようにスマホを覗く振りする俺

「怒ってない?」って小首かしげるめっちゃ可愛い聞き方の理佐ちゃんに

「うん?なんか俺が怒ることあったっけ?」
なんて愛しの理佐ちゃんに気を使う亭主関白なんてほど遠い俺

「時計遅らせちゃったから」
俺の言葉に安心したのかちょっとイタズラっぽく笑う理佐ちゃん

ふむ、やはり可愛い・・・

時計遅らされて最終電車は行ってしまったが愛しの理佐ちゃんの可愛さの前にはどうでもいいことだ

理佐ちゃんと手を繋ぎながら理佐ちゃんの部屋に向かう二人

「帰れなくなっちゃったから始発まで理佐ちゃんの部屋で寝かせてね」

生真面目な理佐ちゃんが俺を部屋に泊めることを変に意識しないようにさりげなく頼む俺に

「やだ」って笑いながら答える理佐ちゃん

「またまたぁ、すぐ冗談言って脅かすんだから」って笑う俺に

「俺君のこと泊めたらエッチなことしてきそうだからやだよ」
なんて貞操観念がしっかりしてる理佐ちゃんだから好き

7 :同じクラスの理佐ちゃん 第39話:2018/03/19(月) 21:05:16.14 ID:dzN8qTJCa.net
「ついに理佐ちゃんにチューされちゃったなぁ」
理佐ちゃん家の前に立ち感動と感激にやられてなんだかよく分からないけど生まれたことに感謝してる俺

理佐ちゃん家の近所のコンビニでバイト始めたのが幸いしたせいか?
理佐ちゃんを理佐ちゃん家に送ったら理佐ちゃんにチューされた俺

理佐ちゃんは俺にチューしたはいいけど恥ずかしくなっちゃったのか一目散に家の中に駆け込んでしまった

「やった!やったよ!ウオ〜!初めてのチュー♪理佐ちゃんとチュー♪」
なんてキテレツ大百科で理佐ちゃん替歌を奏でるシャウトな俺

「変な歌歌ってんじゃねーよ」って部屋の窓を開けてドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、人の家の前で騒いでないで早く帰って」って照れ隠しにクールな理佐ちゃん

「理佐ちゃんチューしてくれてありがとうね!」って愛しの理佐ちゃんに両手で手を振る俺

「うるさい!黙って!」って顔を真っ赤にしてキレる理佐ちゃんだけど

俺が家に着く頃を見計らって

「喜んでくれてありがとうね、浮かれ過ぎて徹夜しないでちゃんと寝なよ」
なんてLINEしてくれそうな理佐ちゃんだから好き

8 :名無しって、書けない?:2018/03/20(火) 00:21:48.68 ID:jYPrTr2hK.net
新スレおめでとうございます♪
前スレもちゃんと貼れてます(笑)

9 :同じクラスの理佐ちゃん 第40話:2018/03/20(火) 00:44:33.27 ID:fukZ7Crba.net
「おはよう!」
駅で俺を待っててくれる理佐ちゃんに元気に挨拶する俺

昨日のチューの余韻でテンション高めな俺

「朝から元気だね」って自分が俺のハイテンションの理由だけに苦笑いするしかない理佐ちゃん


「ねぇ、どうしたの?」
教室の入口に立ち感慨深げに教室の中を見渡す俺を不思議がる理佐ちゃん

「昨日までこの教室に居た俺は理佐ちゃんにチューされる前の俺だったんだと思ってさ、昨日と今日じゃ世界が変わって見えるよ」

「大げさだなぁ・・・」ってまたも苦笑いの理佐ちゃん

自分が俺の世界を変えてしまったくせに・・・

「ねぇ、チューしたの誰にも言っちゃダメだからね」って口止めして自分の席に向かう理佐ちゃん

席に着くなり、こっち見て唇にチャックの仕草する理佐ちゃん

「俺君今日はやけに機嫌が良いけどなんか良いことあったのかい?」
理佐ちゃんが去ると共に話しかけてくる前の席の主

「昨日さ理佐ちゃんにチューされちゃってさ」って俺が言うか言わないかのうちに

「あっさり喋ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、言っちゃダメだよって言ったでしょ」って俺を詰める理佐ちゃん

「ごめん、ついうっかり・・・」って反省の俺

「もう、うっかりしないでよ」ってむくれる照れ屋な理佐ちゃん

そして放課後

仲良く手を繋いで下校な俺と理佐ちゃん

「俺君の口が軽いせいでチューしたのがバレちゃってるよ〜」って愚痴る恥ずかしがりな理佐ちゃん

「そんなに恥ずかしがんなくたっていいじゃん、もしかしたらもっと凄いことしてると思われてるかもしんないしさ」って笑う俺

「うるさい!もっと恥ずかしくなるから余計なこと言わないで」って顔を赤くしてキレる理佐ちゃん

「こうやって手を繋いで歩いてるのみんな見てるからね、今さら恥ずかしがんなくても・・・」って理佐ちゃんを慰める俺

「言われてみれば慣れちゃったけど手を繋いで歩くの恥ずかしいね・・・」って繋いだ手をほどく理佐ちゃん

余計なこと言ったと後悔する俺

しかし、ちょっと歩いたら手を繋いでくる理佐ちゃん

「どうしたの?」って聞く俺に

「なんでもないよ、恥ずかしいけど、やっぱり俺君と手を繋いでたいだけ」
なんて照れながらも俺の手を離さない理佐ちゃんだから好き

10 :名無しって、書けない?:2018/03/20(火) 00:45:29.26 ID:fukZ7Crba.net
>>8
ありがとうございますm(__)m

貼れてましたかw

11 :名無しって、書けない?:2018/03/20(火) 00:47:51.31 ID:fukZ7Crba.net
いつの日か欅ちゃん全員の「だから好きスレ」が立って欲しいものだよ

12 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第24話:2018/03/20(火) 08:35:03.54 ID:pKPPfp5Ga.net
「俺君起きなよ」
朝も早から俺を揺さぶる愛しの理佐ちゃん

「うーん、俺が流したいのは理佐ちゃんの背中であって、ねぇ三郎の背中じゃないんだよ〜zzz、、、」
なんて理佐ちゃんに揺さぶられながら悪夢にうなされる俺

「どんな夢見てんのよ〜」って悪夢から俺を救うために声を張り上げる理佐ちゃん


「最悪だ・・・」
理佐ちゃんがいれてくれたコーヒーを飲みながらうなだれる俺

「朝から難しい顔してどうしたの?」
そんな俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

「理佐ちゃんと一緒にお風呂入るために洗い物手伝ったのに・・・寝落ちしちまうなんて自分で自分がゆるせないよ」
なんて自責の念が半端ない俺に

「私の心配返して」なんて苦笑いの理佐ちゃん

「しかも夢の中とはいえ三途の川でねぇ三郎の背中を洗わされるなんて地獄の責め苦だよ・・・」なんてトホホな俺に

「お父さんのこと地獄の鬼みたいに言ってんじゃねーよ」ってドス効かすなんだかんだお父さん思いの理佐ちゃん

「それより今日は後楽園行くんでしょ?もう10時過ぎてるよ」
なんて良く見りゃお出かけの準備ばっちりの理佐ちゃん

「ちょっとぐらいなら競馬やってもいいから機嫌直しなよ」
なんて言って自分のお財布から俺におこづかいくれる理佐ちゃんだから好き

13 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第26話:2018/03/20(火) 23:27:02.05 ID:p7uml6/ca.net
「・・・俺におこづかいくれる理佐ちゃんだから好き・・・と」
理佐ちゃんが朝寝してる横で『理佐ちゃんだから好きスレ』に妄想を投稿する背後霊な俺

「ちょっと、私のiPhoneに向かって何ぶつぶつ言ってんの?」
目をこすりながら寝ぼけ眼で俺の方を見る愛しの理佐ちゃん

「寝てたんじゃないの!?」って慌てる俺

「あんたがうるさいから目が覚めちゃったの」
寝起きでちょっと不機嫌な理佐ちゃんがiPhoneに手を伸ばす

「理佐ちゃんだから好き・・・何これ?」って『理佐ちゃんだから好きスレ』を見て固まる理佐ちゃん

「理佐ちゃんのiPhone使って俺が立てたスレに妄想投稿してんの」って説明する俺

「幽霊のくせにスレ立ててんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「なんか最近iphoneの充電無くなるの早いと思ったら・・・」って頭抱える理佐ちゃん

「ねぇ、どうやってタッチパネル触んの?」
気を取り直して素朴な質問する理佐ちゃん

「触んないよ、念力使えるようになったからね」って理佐ちゃんを睨み念力発動な俺

「えっ!?何してんの・・・なんかこわ〜い」ってビビる理佐ちゃんもまた可愛い

「きゃっ!?」って真っ赤な顔して胸を押さえる理佐ちゃん

「ふう・・・」念力使って精根尽きた俺に

「ブラのホック外してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「もう、念力禁止だよ」
なんて不機嫌に念力禁止令を発する理佐ちゃん

「せっかく念力使えるようになったのにな・・・」って落ち込む俺

「うるさい!忙しいんだからあっち行ってて」
なんて手で俺を追い払う仕草する理佐ちゃん


「俺く〜ん!」ってそれからしばらくして俺を呼ぶ理佐ちゃん

「なに?」って念力禁止令への不満から無表情に応える俺

「なんか俺君の妄想に愛を感じたから妄想を投稿する時だけ念力使っていいよ」
なんて忙しいとか言ってたくせに俺の妄想を読んでくれそうな理佐ちゃんだから好き

14 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第27話:2018/03/21(水) 08:26:56.91 ID:Fm7pDlVZa.net
「理佐ちゃん、今日の仕事はなんなのさ?」
ロケバスの窓から外を眺めながら聞く俺

ロケバスに揺られながら何処ぞに向かう理佐ちゃんと欅坂46からの代表数名

「今日はnon・noの撮影だから大人しくしててよ」って小声で教えてくれる理佐ちゃん

「non・noの撮影なのに理佐ちゃんだけじゃないんだ」
non・no専属モデルの理佐ちゃん以外の欅ちゃんたちが居ることを不思議がる俺

「今日は私たち欅と本田翼さんのコラボ企画だからメンバーも居るの」って驚き発言の理佐ちゃん

「うそ!?本田翼に会えんの?」って驚く俺に

「幽霊のあんたは会えないけどね」って冷たい理佐ちゃん

「楽しみだなぁ、理佐ちゃんの背後霊になって初めて良いことあったな」
なんて理佐ちゃんの冷たいお言葉も耳に入ってない俺

「ちょっと、初めて良いことあったってどういう意味!」って怒る愛しの理佐ちゃん

「だってさ、本田翼ちゃんめっちゃ可愛いモデルさんでバリバリの芸能人じゃん」って幽霊のくせにミーハーな俺

「私だってモデルだし飛ぶ鳥を落とす勢いの欅ちゃんだよ」って自分を指差す怒りの理佐ちゃん

「はいはい、すいませんね」
なんて怒る理佐ちゃんを適当にあしらってゆいぽんのスカートの中に逃げ込む今日は理佐ちゃんより本田翼ちゃん重視のミーハーな俺

「あんた!どこ入ってんのよ!」って怒りのあまり我を忘れてゆいぽんのスカートに手をかける理佐ちゃん

「なになに!?」ってびっくりしてスカート押さえるゆいぽん

「あっ、寝ぼけちゃったみたい・・・由依ごめん・・・」
なんて無理な言い訳して謝る理佐ちゃんだから好き

15 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第28話:2018/03/21(水) 10:17:26.45 ID:Fm7pDlVZa.net
「理佐ちゃん、ちょっとこっち見て」
控え室で落ち着く理佐ちゃんに声かける俺

「何よ急に、気持ちを整えてるんだから邪魔しないでよ」
なんて言いながらもいつになく真剣な眼差しの俺に戸惑いながらも頬を染める照れ屋な理佐ちゃん

「理佐ちゃんの顔を脳裏に焼き付けて本田翼ちゃんと世界一の美人を決めようじゃないか対決してくる」って俺に

「本田翼ちゃんと比べないでよ・・・」ってビビる理佐ちゃん

「いやいや、最強の敵に背中は見せらんないよ」って控え室を飛び出す俺

「ちょっと!勝手に動き回んないでよ!」って怒鳴る理佐ちゃん

「ごめん」って自分が怒鳴られたと勘違いして理佐ちゃんに謝るあかねん

「あっ、違うの、勘違い・・・」

あかねんに苦しい言い訳する理佐ちゃんを残し本田翼ちゃんの元へと一目散の俺

そして本田翼ちゃんに感動して控え室に戻る俺

「理佐ちゃん、本田翼ちゃんめっちゃ芸能人オーラ出てた」
愛しの理佐ちゃんに本田翼ちゃんを見た感動を報告する生真面目な俺

「良かったね、本物の芸能人見れて」って嫌味を言う不機嫌な理佐ちゃん

「それで・・・どうだったの?」
不機嫌を装いながらも美人対決の行方は気になる理佐ちゃん・・・可愛いじゃないか

「そんなの俺の理佐ちゃんの勝ちに決まってんじゃん」って答える俺に

「依怙贔屓してんじゃねーよ」ってめっちゃ嬉しそうにドス効かすニコニコ理佐ちゃん

「美人対決で本田翼ちゃんに勝って喜ぶなんて、やっぱり理佐ちゃんも女の子なんだなぁ」ってしみじみする俺に

「勘違いしてんじゃねーよ」って再びドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、幽霊のくせになんでそんなに鈍いの・・・?」って俺のことを見つめる理佐ちゃん

「鈍い・・・」
幽霊の身ながら理佐ちゃんの超絶的な可愛さにドキドキしながら自分を指差す俺

「そうだよ・・・私が喜んでるのは俺君が私のことを贔屓してしてくれたのが嬉しいからに決まってるじゃん」
なんて照れ隠しに乱暴な口調になっちゃう理佐ちゃんだから好き

16 :名無しって、書けない?:2018/03/21(水) 13:40:38.86 ID:Y4SHRa2rK.net
自分も昔から、本田嬢があそこまでもてはやされる理由がわからない派なので
もちろん理佐ちゃんの圧勝です(笑)

ちなみにガッキーやすずさんもそこまでとは…

17 :名無しって、書けない?:2018/03/21(水) 19:25:30.66 ID:Fm7pDlVZa.net
>>16
「理佐ちゃんの前に美人無く、理佐ちゃんの後に美人無し」
と後の世に詠われること確実な理佐ちゃんと比べちゃいけないのかもしれませんね

18 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第29話:2018/03/21(水) 20:48:22.31 ID:FhO2x79ra.net
「理佐ちゃんのせいで損してる気がする」
しみじみ呟く背後霊な俺

本田翼ちゃんと欅ちゃんのコラボ企画の撮影を見学した日から数日間悩んだ俺の結論だ

「因縁つけてんじゃねーよ」
俺の呟きなど眼中に無いらしく本を読みながら適当なドス効かす理佐ちゃん

適当に相手されて男としてのプライドを傷つけられた俺

怒りの念力攻撃を理佐ちゃんに仕掛ける俺

「わぁ!?」
俺の念力でカタカタと震え出す部屋の家具たちに悲鳴をあげる理佐ちゃん

「ちゃんと聞いてあげるから念力止めてよ〜」って俺に頼む理佐ちゃん

理佐ちゃんの頼みに念力止めてあげる俺

「あんたさあ、だんだん悪霊化してきてんじゃないの?」
なんて負け惜しみを言いながらも俺の話を聞いてくれる理佐ちゃん

「この前に本田翼ちゃん見て思ったんだけどさ超絶可愛い理佐ちゃんと比べちゃうから普通の可愛いなんだよな、絶対にスゴイ可愛いはずなのにさ・・・」
ここ数日の悩みに悩んだ結論を理佐ちゃんにぶつける俺に

「くだらないことで何日も悩んでたね」って形だけちゃんと聞いて本を開く不遜な理佐ちゃん

「背後霊舐めんなよ」ってまたも念力発動の俺

ピラって控え目にめくれる愛しの理佐ちゃんのスカート

無言で本を置いて鶴岡八幡宮で汲んできた聖水を俺にかける怒りの理佐ちゃん

「熱い熱い!」って脱兎の如く逃げ回る俺に

「俺君なんて消えちゃえバカ!」って理佐ちゃんからの追い討ちだ!

そして本当に消えちゃった俺

「隠れてんじゃねーよ」
なんて俺が隠れたと思ってドス効かす理佐ちゃんたから好き

19 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第30話:2018/03/21(水) 21:53:37.25 ID:FhO2x79ra.net
「俺君帰ってきてよ〜」
俺に消えちゃえなんて言ったくせに泣いてる理佐ちゃん

なんだか頭がボーッとしてる俺

「理佐ちゃん何を泣いてるんだい?」って泣いてる理佐ちゃんを慰めようと声をかける俺

「俺君!帰ってきてくれたの?」って訳わかんないよ理佐ちゃん


「俺が消えてた!?」
理佐ちゃんから事情を聞いて驚く俺

「うん、覚えてないの?」って不安そうに聞くまだ目の赤い理佐ちゃん

「なんにも覚えてないな・・・」って幽霊のくせに記憶喪失な俺

「もしかして・・・成仏が近いのかな・・・」
愛しの理佐ちゃんとの別れを予感する哀しみの俺

「心配しなくても念力なんて使うからエネルギーが無くなっちゃって影が薄くなっちゃっただけだよ」
なんて俺を慰める理佐ちゃん

「そうかな・・・」って呟く俺

「そうだよ、俺君みたいな煩悩の塊が成仏出来る訳ないじゃん、しばらく念力禁止だよ」
なんて、またもや念力禁止令を発令する理佐ちゃん

「せっかく念力でスカートめくり出来るまでになったのにな」ってガッカリする俺に

「もしかしてさ、最近風でスカートがめくれそうになることがよくあるんだけど・・・」
なんてめっちゃ俺を疑う理佐ちゃん

「パソコンの操作を早く覚えるのにはエロいの見たい一心で覚えるのが一番って言うから・・・」って苦しい言い訳する俺

「私のパンツ見たい一心で念力能力向上させてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「うーん・・・たまにだったらパンツ見てもいいからずっと私のそばに居てくれなきゃやだよ〜むにゃむにゃzzz、、、」
なんて寝言では素直な理佐ちゃんだから好き

20 :名無しって、書けない?:2018/03/21(水) 22:17:28.13 ID:nOw5Z7+P0.net
じゃねーよゴリ押しやめーや

21 :名無しって、書けない?:2018/03/21(水) 22:55:36.04 ID:FhO2x79ra.net
>>20
俺はドス効かす理佐ちゃんが好きで妄想してるから俺の妄想が合わない人は読まないほうがいいかもね

22 :名無しって、書けない?:2018/03/21(水) 23:05:49.58 ID:FhO2x79ra.net
駄目だ妄想が廻らないから今日は寝る

23 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第24話:2018/03/22(木) 08:16:07.51 ID:TXXSehg5a.net
「お〜い!朝だよ〜!」
今日も幼なじみの理佐ちゃんに起こされる寝坊野郎な俺

「うーん、目が開かない、理佐ちゃん開けてくれ」って起きてるくせにダラダラしたいお年頃な俺に

「甘えてんじゃねーよ」って朝からドス効かす理佐ちゃん

理佐ちゃんに俺の気持ちがバレてからもう3日だ

ということは、理佐ちゃんも俺と同じ気持ちだったって教えてもらってからも3日たったってことだ

「ねぇ、そんなに甘えてると自分でなにも出来なくなっちゃうよ」
なんて言いながら優しく俺の目を開けてくれる面倒見の良い理佐ちゃん

「わっ!?」って大げさに驚く俺

「なに・・・?」って戸惑う理佐ちゃん

「目を開けたら突然凄い美人が飛び込んで来たからびっくりしちゃった・・・」って早口で言う俺

理佐ちゃんも俺を好きだという事実に背中を押されて言ってみたけどやはり照れる・・・

「ねぇ、自分で言って照れないでよ、大げさに褒めらてる私のほうが恥ずかしいんだからね」
なんて照れ隠しにぶっきらぼうな理佐ちゃん

「大げさじゃないけどね」ってそこは譲らない俺

「はいはいありがとう、それより早く用意しないと置いてっちゃうよ」
なんて逃げるように階段を降りてく愛しの理佐ちゃん


「あのさ、俺君にお願いあるんだけど」
学校に向かう道の途中で理佐ちゃんが俺に向き直る

「なに・・・?」
まさか手を繋いで登校したいとか言い出しそうな理佐ちゃんに心の準備が整わない俺に

「みんなの前ではベタベタしないで欲しいんだけど・・・」
なんて俺の予想とは違う方角から球投げてくる理佐ちゃん

「ベタベタしちゃダメなの・・・?」って俺に

「うん、幼なじみから急に変わるの恥ずかしいんだよね・・・」
なんてどこまでも恥ずかしがりな理佐ちゃんだから好き

24 :名無しって、書けない?:2018/03/22(木) 08:17:45.08 ID:TXXSehg5a.net
>>23
時かけ理佐ちゃんの第2部始めてしまいましたm(__)m

25 :名無しって、書けない?:2018/03/22(木) 08:23:38.93 ID:FjUZBt0k0.net
いつも楽しく拝読しています(^^)

26 :名無しって、書けない?:2018/03/22(木) 08:26:41.90 ID:TXXSehg5a.net
>>25
ありがとうございますm(__)m

27 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第25話:2018/03/22(木) 22:51:33.33 ID:pGuAzcO4a.net
「ちゃんと勉強しろよ」
幼なじみの理佐ちゃんに亭主風吹かす別れ際の俺

理佐ちゃんにみんなの前ではベタベタしないでってお願いされたからその代わりってわけだ

「俺君こそ授業中寝ないでよ」
なんて亭主関白な俺のネクタイを直してくれる理佐ちゃん

「ベタベタすんなって言ってたのに・・・」って理佐ちゃんよりみんなの目を気にするチキンな俺

「なに言ってんのよ、毎日直してあげてるでしょ」

言われてみれば元々ベタベタしてた俺と理佐ちゃんじゃねえか!

そうとなればとばかりに

「理佐ちゃん好きだよ〜」って愛しの理佐ちゃんに抱きつく俺

「うざい!」ってキレる理佐ちゃん

「ねぇ、みんなの前ではベタベタしないでって言ったでしょ」って念を押す理佐ちゃん

「休み時間になったら会いに来るね」
なんて俺に手を振って自分の教室に消えてく理佐ちゃん

「ネクタイ直したり休み時間のたびに俺に会いに来るのはベタベタちゃうんかい?」
去り行く理佐ちゃんの背中に問いかける俺

どっからどこまでがベタベタなのか線引き曖昧な気まぐれ理佐ちゃんに戸惑う俺

「どうしたんだよ俺君、朝から悩み事かい?」
なんてお気楽に聞いてくる同級生の澤部

「お前がような気楽な人間には分からないだろうが両想いなのに幼なじみのままの振りをしなきゃいけないのは辛いんだよ」

気づいたら誘導尋問に引っかかりなかなか喋っちゃってる俺に

「なんだよ、また渡邉さんのこと自慢すんのかい」ってむくれる澤部・・・全然可愛くない

「理佐ちゃんの話なんてしてないやろがい!」って話を逸らすために怒る振りする俺

「何言ってんだよ、俺君のこと好きな幼なじみなんて渡邉さんしか居ないだろう」って俺と理佐ちゃんのトップシークレットを知ってる油断出来ない澤部

「お前なんで俺と理佐ちゃんが両想いなの知ってんだよ?覗きしてやがったか?」って澤部に疑惑の眼差し向ける俺

「止めてくれよ、変なこと言うの、渡邉さんが俺君のこと好きなのなんてバレバレだよ、ずいぶん前からみんな知ってるさ」って衝撃発言の澤部

恥ずかしいからベタベタすんななんて言ってたくせに・・・
俺へのラブラブ光線出まくっちゃってた理佐ちゃんだから好き

28 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第26話:2018/03/23(金) 01:03:01.62 ID:mtMrHURRa.net
「俺君・・・俺君・・・」
休み時間に俺の教室にやって来たけど中に入らず小声で俺を呼ぶ幼なじみの理佐ちゃん

「どうした理佐ちゃん?」って呑気に返事をしながら席を立つ俺に

「ちょっとこっち来て」って俺を廊下の隅っこに引っ張って行く小声の理佐ちゃん

どうしたんだ急に?これはまさか・・・

「やっぱり理佐ちゃんもイチャイチャしたくなっちゃったの?」って嬉しい悲鳴をあげながら理佐ちゃんを抱きしめようとする俺に

「そんなわけないでしょ」って俺を軽くいなす理佐ちゃん

「愛佳にさ私が俺君のこと好きなのとっくにみんな気づいてたって言われたの・・・」って真っ赤な顔して俯く理佐ちゃん

「俺も澤部に同じこと言われた」

「俺君のクラスにもバレてるんだ・・・」って絶句する理佐ちゃん

「冷静に考えたら理佐ちゃんいつも俺の後くっついて歩いてるもんな」って笑う俺に

「もう、そんなに分かりやすかったのに肝心な俺君が気づいてないってどういうこと!」
なんて恥ずかしさを誤魔化すために俺に八つ当たり始める理不尽な理佐ちゃん

そして放課後

家の近くの河原で寄り道する俺と理佐ちゃん

「あぁ、なんか疲れたな・・・」って呟く理佐ちゃん

「恥ずかしがったり怒ったり忙しかったからね」って八つ当たりされたのを根に持つ俺

「ごめんね」って謝る理佐ちゃん

「許してあげる代わりに」って手を差し出す俺に

「調子に乗ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「今日だけだからね」
なんて言いながら手を繋いでくれそうだから好き

29 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第25話:2018/03/23(金) 07:15:00.72 ID:+W159nA0a.net
「ちょっとぐらいなら競馬やってもいいよ」
なんて自分のお財布から500円玉くれる理佐ちゃん

勝負師舐めてんのか・・・

理佐ちゃんに内緒で貯めてた隠し財産を持ってなかったらキレるとこだぜ理佐ちゃん

「ありがとう、幸運の女神より美人な理佐ちゃんから資金援助してもらえるなんて負ける気しないよ」
思いとは裏腹に理佐ちゃんのご機嫌ん取る生き方上手な俺

「大げさに褒めてんじゃねーよ」
なんて笑顔でドス効かせながら軽トラの助手席に乗り込む愛しの理佐ちゃん

「しかし、競馬で一山当ててもっと良い車買いたいなぁ」って愛車軽トラのハンドルを右に切りながら呟く俺

「俺君人居るよ」って俺より先に歩行者発見して教えてくれるマメな理佐ちゃん

「新しい車欲しいの?」
車が本郷通りに入ってから聞いてくる理佐ちゃん

「新しいのって言うか・・・理佐ちゃんに軽トラは似合わないからさ」って当たり前なこと言う俺

「そんなことないよ」って謙遜する理佐ちゃん

そうは言っても俺が浪人してた頃にバイトしてた親戚の酒屋から貰った軽トラじゃ
超美人な嫁である理佐ちゃんには相応しくないと忸怩たる思いな俺

「それにさ想い出があるから新しい車になっちゃったら寂しいかな・・・」なんて左手の薬指を見る理佐ちゃん

やはり世界一俺を幸せにしてくれる嫁だなぁ愛しの理佐ちゃんは・・・

「それよりさ、どこ向かってんの?」

後楽園を過ぎて蔵前通りを走る軽トラに戸惑う理佐ちゃん

「近場の駐車場は混んでて止めらんないだろうから近くの親戚の家に預けておこうかと思って」って機転の効く俺

「え〜っ、先に言ってよ」って慌てる人見知りな理佐ちゃん・・・可愛い

「大丈夫大丈夫、下町生まれのがさつな連中だから鼻くそぐらい付いてても気にしないよ」

鏡を覗き込んで身だしなみチェックに余念の無い理佐ちゃんをリラックスさせる俺

「そんなの付けてません」って俺の相手してる場合じゃない理佐ちゃん

「もう、心の準備出来てないんだけど!」って俺に文句言う気の強い理佐ちゃんだけど

親戚の前に出たら俺の背中に隠れて無口になっちゃう内弁慶な理佐ちゃんだから好き

30 :保育園の理佐ちゃん 第1話:2018/03/23(金) 22:03:17.72 ID:ayzWhi+/a.net
「うーん、眠いな〜」
眠い目をこすりながらわが子を保育園に送るシングルファーザーな俺

「よし俺助、理佐ちゃんめがけて駆けってけ」
保育士の理佐ちゃんとお近づきになるためにわが子俺助をだしに使う俺

「うん」
ほぼ毎日作戦を遂行してるせいか俺の指示に従うとおもちゃを買ってもらえると学習したわが子俺助

理佐ちゃんめがけて一目散に駆けってく

「わあ!俺助君今日も元気だね」
わが子俺助に優しく声をかける理佐ちゃん

「すいません、俺助が迷惑かけてるみたいでお詫びに今度ご飯ご馳走させてください」って謝る振りして誘う俺

「迷惑なんてしてないからけっこうです」って人見知りと警戒心を発揮して冷たいお返事の理佐ちゃん


「しっかし、会話弾まねえな・・・」って今日も理佐ちゃんと会話が弾まずに愚痴りながら会社に向かう俺

そして時は駈け足で夜の帳がおりる頃

「やべえ、俺助が待ってるから早く迎えに行かねば」
仕事でミスを連発してたせいで保育園にわが子俺助を迎えに行くのが遅くなってしまった俺

「すいません」って駆け込む8時半の俺に

「静かに」って口に手を当てる仕草する理佐ちゃん

ラッキー居残り当番理佐ちゃんやん!って上がる俺

「遊び疲れて寝ちゃいました」って寝てる俺助を指差す理佐ちゃん


「今日は本当にすいませんでした、お詫びに夕飯ご馳走させてください」
俺助をおんぶして理佐ちゃんに謝りながら再び誘う俺に

「仕事なのでお詫びはいりません」って鉄壁ガードな理佐ちゃん

お辞儀と共にカバンから散乱する俺の荷物

慌てて拾い集めようとする俺を制して荷物を拾ってくれる理佐ちゃん

「たびたびすいません、おわびに夕飯ご馳走させてください」って三度目の正直に賭けてみる俺に

「どさくさ紛れに誘わないでください」って苦笑いする理佐ちゃんだけど

俺助をおんぶして両手に荷物の俺見て

「あのう・・・途中まで荷物持ちましょうか?」
なんてため息まじりに聞いてくれる優しい理佐ちゃんだから好き

31 :保育園の理佐ちゃん 第2話:2018/03/23(金) 22:52:14.36 ID:ayzWhi+/a.net
「なんかすいません、夜遅くまで俺助の面倒見て貰ったうえに荷物まで持ってもらっちゃって」
謝るわりに前からお近づきになりたかった理佐ちゃんと夜道を歩けてニヤニヤが止まらない俺

わが子俺助の通う保育園で保育士してる理佐ちゃんに一目惚れしたシングルファーザーの俺

身の程知らずにも世界一の美人理佐ちゃんを俺助の新しいママにすべく奮闘中ってわけだ、


「じゃあ、私の家あっちなんで」
俺のやる気とは裏腹に荷物を俺に預けて俺の家とは反対の方向に歩いてく理佐ちゃん

「渡邉先生!そのうち今日のお礼にご飯ご馳走させてください」って理佐ちゃんの背中に叫ぶ俺

俺の声に立ち止まる理佐ちゃん

「仕事だからお礼なんていりません、それに・・・簡単に女性を誘う男の人は好きじゃありません」

振り向きざまきっぱり俺に引導わたす理佐ちゃん・・・シビアや・・・


「分かってるよ、俺助を実家に預けてから行くからちょっと遅れるけど必ず行くから心配すんなよ」
高校の同級生澤部に乱暴に告げる俺
 
理佐ちゃんに振られて傷心な俺のために澤部が開いてくれる合コンに遅れる乗り気じゃない俺

理佐ちゃんに振られてから理佐ちゃんの顔見るのが辛いから俺助の送り迎えを実家のお母ちゃんに頼んでる情けない俺

とても合コンを楽しむ心境にはなれんわな


「ちっ、盛り上がってやがるな」
元々、合コンに来る女になんて興味無い俺
盛り上がってる座敷にイライラが募る

「やっぱりバックレちゃお」って座敷を素通りする俺

「なにやってんだよ俺君!こっちだよ」
なんて出口に向かう俺を目ざとく発見し駆け寄るうざい澤部

「今日は俺君のために保母さん揃えたからさ」って余計なお世話な澤部にちょっとイラつく俺 

「ほら、こっちこっち!」
なんて俺の手を引っ張り座敷に案内する澤部 

「俺さん!?」

澤部に案内された座敷に着いたら何故かびっくり顔の理佐ちゃんが・・・

澤部が用意してくれた合コン相手の保母さん軍団に混ざっちゃってる理佐ちゃん

まさかの再会果たす理佐ちゃんだから好き

32 :保育園の理佐ちゃん 第3話:2018/03/23(金) 23:36:51.33 ID:94m7XI12a.net
「ジントニックください」
居酒屋のお姉さんに丁寧にお酒頼む俺 

合コン相手にまさかの理佐ちゃん

そんな運命のイタズラに惑わされる俺

「さっき話してた保母さんに振られた俺君で〜す」なんて最悪な紹介の仕方する澤部

理佐ちゃんを気にする俺

俺の視線に慌てて下向く理佐ちゃん


「はぁ・・・来なきゃよかったな」
あまりの気まずさと理佐ちゃんへの気持ちにやられた俺
酔いを覚まそうと店の外出て駅に向かう人の群れを眺めて途方に暮れる

「俺助君放り出して合コンですか?」
黄昏る俺に嫌味を言いにきた理佐ちゃん

「なんかイメージ通りで振って良かったです」ってさらに追い討ちかけてくる気の強い理佐ちゃん

「俺も振られて良かった、危うく合コンに来るような軽い女を大事な俺助のママにしちゃうとこだったよ」って言い返す俺

「誰が軽い女なのよ!私は頼まれて人数合わせに参加しただけで合コンなんて嫌いですから」ってケンカ腰な理佐ちゃん

「俺なんて理佐ちゃん以上に合コン嫌いだよ」って意地になる俺

「気安く理佐ちゃんなんて呼ばないでよ、そんなだから奥さんに逃げられちゃったんじゃないの?」ってキツい性格が顕になる理佐ちゃん

「なにケンカしてんだよ」って俺と理佐ちゃんに割って入る澤部

「理佐ちゃん誤解してるみたいだけど俺君は奥さんに逃げられたんじゃなくて先立たれちゃったんだよ」って余計なお節介な澤部

「そうなんですか・・・」
澤部の言葉に戸惑う理佐ちゃん

そんなことがありながらも酒の力を借りて盛り上がる俺と理佐ちゃん以外の全員

「俺助が心配だからそろそろ帰るわ」って立ち上がる俺

「私も明日の朝早いのでそろそろ・・・」 
さっきから帰るタイミングを伺ってた理佐ちゃんも立ち上がる

「理佐ちゃんはもう少しいいじゃん」って美人の理佐ちゃんを帰したくない男たちが騒ぐ

困ってしまって座り直そうとする流されやすい理佐ちゃん

「理佐ちゃん帰るよ」って理佐ちゃんの手を取って座敷を出ようとする俺に

「はい」 
なんて素直に応えてついてくる理佐ちゃんだから好き

 

33 :保育園の理佐ちゃん 第4話:2018/03/24(土) 00:02:13.69 ID:/a8Yn9m+a.net
「ありがとうございます」
居酒屋を出ると丁寧にお辞儀してお礼を言う理佐ちゃん

「楽しそうじゃなかったからさ」って理佐ちゃんに笑いかける俺

「うん、合コン嫌いだからね」なんて笑い返す理佐ちゃん

「あと・・・知らなかったとはいえ奥さんのことごめんなさい」って再度頭をさげる理佐ちゃん

「いいよ、いいよ、気にしないでよ」って慌てて手を振る俺

「方向一緒だから送ろうか?」って思い切って切り出す俺

「じゃあ、途中まで」 
酔っ払いが騒いでるの見て控え目に承諾する理佐ちゃん 

酔っ払いに怯える理佐ちゃんが可愛くてヤバイ!

「なんか・・・俺さんのイメージ変わっちゃったな・・・」って呟く理佐ちゃん

「良い方に?」って聞く俺

「うーん?少しだけだけどね」ってたまにぞんざいな口調になる理佐ちゃん・・・堪らなく可愛い


「ありがとうございます、ここからはひとりでも大丈夫です」って俺にお辞儀しながらお礼を言う理佐ちゃん

「夜道で万が一があるとヤバイから理佐ちゃんの電話番号教えといてよ」ってさりげなさ装いながらチャレンジする俺に

「やだ」
なんてイタズラな笑顔で返事する理佐ちゃん

「私のことはいいから早く俺助君のとこに帰ってあげてください」
なんてやっぱり保育士な理佐ちゃんだから好き

34 :名無しって、書けない?:2018/03/24(土) 08:15:24.41 ID:nItiN9VJa.net
理佐ちゃんと俺助の年齢設定に悩む

35 :保育園の理佐ちゃん 第5話:2018/03/24(土) 08:15:55.58 ID:nItiN9VJa.net
「えっ、高校卒業してすぐに結婚したんですか!?」
俺の話に目を剥いて驚く理佐ちゃん

俺助のとこに早く帰れなんて言う理佐ちゃんを夜道の独り歩きは危険だからと説得してボディーガードさせてもらってる俺

なんとなく昔話してるってわけだ

「それから俺助生まれて愛する奥さんに死なれて理佐ちゃんに出会ったんだよね、卒業してから4年半だけどなかなか感慨深い人生だなぁ」って我が人生を振り返る俺

「どさくさ紛れに私まで俺さんの人生に入れないで」って苦笑いする理佐ちゃん

「ちょっと待って・・・」なんか考え事する理佐ちゃん

「今年で23才ってことは・・・俺さん私と同い年なの!?」って驚く理佐ちゃん

「俺と理佐ちゃんタメなのかぁ」って喜ぶ俺

「なんか運命を感じるからお部屋でお茶でもご馳走になろうかな、送ったお礼に、みたいな?」
なんて図々しい俺に

「運命なんて感じません、それに実家ですから」って手厳しい理佐ちゃん

しかし、なんとなく理佐ちゃんとの距離が近づき明るい将来への可能性が見えた気がしてスキップで俺助が待つ実家に帰る浮かれた俺

そして月曜日

「俺助よ、理佐ちゃんに向かって駆けていけ」
なんとなく諦めるにはまだ早いような気がしてわが子俺助を保育園に送る役目復活な俺

「俺助君しばらくぶりに体当たりしたなぁ」
なんて俺助の体当たりを受け止めて優しく微笑む保育士の理佐ちゃん・・・やはり可愛い

「俺もしばらくぶりに来ちゃいました〜」
俺助に便乗して理佐ちゃんに明るく挨拶する俺

「あっ・・・どうも」ってよそよそしい理佐ちゃん

うっ、全然距離近く感じねえ・・・

「あのですね、今度のお休みに映画なんてどうでしょうか?」
それでもよそよそしい理佐ちゃんの態度にめげずにお誘いする俺

「俺さんのことは見直したんですけど・・・すいません」なんてあっさりお断りの理佐ちゃん

うーん?合コンの帰り道でちょっとだけ感じた可能性は錯覚か!?って落ち込む俺

そんな俺見て俺助になんか耳打ちする理佐ちゃん

理佐ちゃんにうなづき俺んとこくる我が子俺助

「映画は一人で見たい派なんです、だって」ってたどたどしく話すメッセンジャー俺助

「ありがとう」希望を持たせてくれた理佐ちゃんに俺助を抱きしめながらお礼を言う俺

「別にお礼を言われることしてませんから」
なんてぶっきらぼうに横向く理佐ちゃんだから好き

36 :保育園の理佐ちゃん 第6話:2018/03/24(土) 12:12:32.51 ID:nItiN9VJa.net
「子供の見る映画じゃ俺には退屈だな・・・」
本当は理佐ちゃんと外国の恋愛映画でも見ようと思っていた俺だが
見事に理佐ちゃんに断られてしまい我が子俺助に合わせて子供の映画を見に行くことにした俺

「うわっ、人が凄いから映画止めるか?」って家族連れでごった返す映画館を見て俺助に提案するすぐに心が折れちゃう俺

「やだ」っていつの間にか理佐ちゃんの物真似を身に付けてる我が子俺助

「なかなか似てるけどやんない方がいいな、あれは理佐ちゃんみたいな究極の美人だから可愛く見えるけど、普通の奴がやったらただの憎たらしい奴だからな」
って父親らしく我が子の将来のために教育は怠らないシングルファーザーの俺

俺助と中に入ろうとしたらファミリーデーとかで入れてもらえない俺

「父ひとり子ひとりは家族じゃねえってか!この野郎!!」って謂われのない差別に激昂する俺

ひと暴れしてやろうかと騒いだあげく映画館のあんちゃんに軽く捻られ叩き出される俺

泣き出す俺助

なんだこれは・・・ここは中世か?

前時代的な差別や暴力がはびこる町に戸惑う俺

「ねぇ、どうしたの?」
なんて俺助を抱き上げながら俺に声をかけてくれたのは偶然通りがかった理佐ちゃんだ

「理佐ちゃん〜」
理佐ちゃんに抱っこされた俺助に便乗して理佐ちゃんに泣きつく俺

「うざいよ」って俺助には優しくても俺には厳しい理佐ちゃん・・シビアや

俺にヤキモチ妬かせるかの如く我が子俺助を優しくあやす理佐ちゃんだから好き

37 :保育園の理佐ちゃん 第7話:2018/03/24(土) 14:24:04.57 ID:nItiN9VJa.net
「泣かないで」
泣きわめく我が子俺助を抱っこして優しくなだめる天使理佐ちゃん

父子家庭なんて理由で映画館のファミリーデーを追い出された我ら流浪の親子
しかし、捨てる神あれば拾う女神理佐ちゃんありの言葉通りに現れた保育園の理佐ちゃん

「理佐ちゃん俺もなだめてくれ〜」って悔し泣きの俺に

「しっかりしなさいよ!俺助君のお父さんなんでしょ!」って俺に喝入れる理佐ちゃん

タメだって分かったからか言葉使いがぞんざいな理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんにちょっと萌える俺

「実はかくかくしかじか・・・」って理佐ちゃんに事情を説明する俺

「そうなんだ・・・」って同情してくれる理佐ちゃん

「俺助君ちょっと待っててね」って俺助を俺に預けて何やら映画館のチンピラどもと話する理佐ちゃん

丁寧に映画館のチンピラどもにお辞儀して戻ってくる理佐ちゃん

「私がお母さん役するなら入れてくれるって言ってるけど・・・俺助君それでもいい?」って俺助に聞く理佐ちゃん

「言いなんてもんじゃないです、そのままずっと俺助のお母さんになってもらっても・・・」

「あんたに聞いてないから」
なんて俺助より先に答える俺を食い気味に制する理佐ちゃん

「理佐ちゃ〜ん」って俺の真似して理佐ちゃんの胸に飛び込む俺助・・・こいつゆだんならねえな

「俺助君はいいみたいだけど・・・俺さんは・・・聞くまでもないか」って苦笑いする理佐ちゃん

「なんかせっかくのお休みになのにすいません」って今さらながら我に帰り謝る俺

「別に・・・前から見たい映画だったから」
なんて照れ隠しに子供映画を見たかったなんて無理する理佐ちゃんだから好き

38 :名無しって、書けない?:2018/03/24(土) 14:25:16.67 ID:nItiN9VJa.net
保育士と保母さんの違いが分からん・・・

39 :名無しって、書けない?:2018/03/24(土) 15:13:27.57 ID:3pukx4QsK.net
>>38
ほぼ同じですwなんちゃってw

ぐぐったところによると、要するに
以前は保育の仕事は女性専門だったので『保母』と呼ばれていた

その後男性も参加するようになり『保父』『保育士』などの名前も使われるようになった
しかし、『教員』『看護師』のようないわゆる国家資格では無かった

その後、法改正により保育の仕事には正式に国家資格が必要となり、その資格を持つものだけが『保育士』を標榜し、保育の仕事にたずさわれるようになった

ということらしいっす

40 :名無しって、書けない?:2018/03/24(土) 17:23:02.50 ID:nItiN9VJa.net
>>39
ご教授感謝しますm(__)m

同じなら保母さんのほうが響きが良いから次話からは保育士じゃなくて保母さんを使います

41 :上京理佐ちゃん 第26話:2018/03/24(土) 20:57:25.57 ID:XI2wFzERa.net
「理佐ちゃん驚くだろうな」
親戚のオッサンから無断で借りた配達用の軽トラで愛しの理佐ちゃんが待つ東京に向かって常磐道を飛ばす俺

「ねぇ、どうしたのこの車?」
待ち合わせの時間に合わせて部屋を出てきた理佐ちゃん
駅で待ち合わせしたはずの俺が部屋の前で待ってたことに戸惑い、続いて車で現れたことにもっと驚く理佐ちゃん
俺の予想に反して驚くより不審がる警戒心全開の理佐ちゃん

「実はさ内緒で免許取りに行ってたんだ」ってピカピカの運転免許を見せびらかす俺

「わあ、良いなぁ」って羨ましがる理佐ちゃん

千年先まで語り継ぎたい美人確定の理佐ちゃんからの羨望の眼差しが心地いい俺

「これからは車で来るから、この前みたいに時計の針を遅らされて終電逃したあげく理佐ちゃんの部屋に泊めてもらえないでも大丈夫だよ」
なんて理佐ちゃんの部屋の前で野宿させられたのを若干恨んでる俺

「根に持ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「でもさ愛しの彼女連れて海に行くのに酒屋さんの車なの・・・」
なんてやはりそこは女の子、控え目ながらも抗議する理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・愛しの彼女って・・・」って自分から愛しの彼女とか言っちゃう理佐ちゃんに軽く引く俺

「いつも愛しの理佐ちゃん愛しの理佐ちゃん騒いでんの俺君なのに、なんで引いてんのよ〜」って俺の冷たい視線に急に我に帰り恥ずかしがる理佐ちゃん

「俺君イジワルだからお弁当食べさせてあげない」って拗ねる理佐ちゃん

「イジワルしないから理佐ちゃんのお弁当食べさせてください」って謝罪の俺に

「やだ」って助手席に乗り込みながら笑顔で返す理佐ちゃん

「よし、海に向けて理佐ちゃん号出発進行!」俺のかけ声と共に急発進で走り出す軽トラ

「酒屋さんの軽トラに私の名前使わないで」って拒否る理佐ちゃん

「ダメだよもう決めちゃったから」って断固理佐ちゃん号な俺

「理佐ちゃん号はフェラーリとかじゃなきゃやだよ〜」
なんて悲鳴あげる理佐ちゃんだから好き

42 :上京理佐ちゃん 第27話:2018/03/24(土) 23:34:36.83 ID:a+5SQCzoa.net
「きゃ〜こわ〜い」
俺の運転に悲鳴あげる理佐ちゃん

常磐道と違って首都高は曲がりくねってるし車線変更頻繁だしで理佐ちゃんが怖がるのも無理はない

「ねぇ、なんで真っ直ぐ走れないの!?」って恐怖から珍しく大声だそうとして声が裏返る理佐ちゃん

「なんか微調整する癖があるんだよね」って小刻みにハンドルを左右に動かす俺

「怖いからスピード出さないでよ!」って騒ぐ理佐ちゃん

「ハンドル握ると血が騒ぐ」
東京アクアラインに入ってアクセルベタ踏みな狂気の俺

「だからスピード出しながらハンドル揺らさないで!」って注文の多い理佐ちゃん

「ちょっと休憩したい」って海ほたるに入ることを要求する疲労困憊な理佐ちゃん

「あんまりはしゃぐと海に着く前に疲れちゃうよ」って忠告してあげる俺

「はしゃいでんじゃなくて怖がってんの!」ってキレる車から降りたら威勢のいい理佐ちゃん

「もう、次スピード出したら嫌いになるからね」って切り札出してくる理佐ちゃん

「嫌いにならないでよ〜」ってゴロニャンする俺に

「甘えてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「もう頭きたからスタバおごってもらうからね」って安上がりな理佐ちゃん・・・やはり可愛い


「ねぇ、なんでゆっくりなの?」って質問の多い理佐ちゃん

「高速と違って下道は信号あったりチャリが車道を走ってるから怖い」って前だけ見てる俺

「なんで愛しの彼女を危険に晒してまでドライブしようと思ったの・・・」
想像を絶する俺の運転レベルの低さに絶句する理佐ちゃん

スタバで戻った機嫌が急降下しそうな理佐ちゃん

「生まれて初めて助手席に乗せるのは愛しの理佐ちゃんしか居ないと思ってさ・・・」って冷や汗の俺に

「それは嬉しいかも・・・」
なんてあっさり機嫌良くなる理佐ちゃんだから好き

43 :上京理佐ちゃん 第28話:2018/03/25(日) 16:32:47.56 ID:QVF9a8lPa.net
「俺君、海だよ!」
ようやく見えてきた海に興奮する理佐ちゃん

海さえ見せとけば喜ぶ単純な理佐ちゃんに心が和む俺

3月終わりの海は人影も疎らでなかなか物悲しいとセンチな俺

「ヤッホー海だ!俺君早く来なよ!」

俺の感傷をぶち壊すハイテンションで波打ち際に駈けてく理佐ちゃん

海辺の天使理佐ちゃんの可愛さに感動した俺

砂浜に落ちてた棒を拾いでっかい字で「理佐ちゃんは俺の嫁」って書く俺

「ねぇ、なにやってんの?」
波打ち際を駈けることに飽きた理佐ちゃんが戻ってきた

「うわっ、あんたなに書いてんの・・・?」って引く理佐ちゃん

「未来の予言」って胸を張る俺に

「勝手に私の未来予言しないでよ」って俺の書いた予言に砂をかけるイタズラっ子理佐ちゃん

「やめてくれ〜」って悲鳴あげる俺

「やだよ」って完全に砂で埋めちゃう笑顔の理佐ちゃん

いじけて海眺める俺

「もう、いじけないでよ」って苦笑いする理佐ちゃん

「理想の未来が消えたんだ・・・放っといてくれ」って海に向かって呟く俺

「しょうがないな・・・」ってため息つく理佐ちゃん

棒拾って砂浜になんか書き出す理佐ちゃん

「俺君ほら見て」って俺を呼ぶ理佐ちゃん

「理佐ちゃんこれ・・・」
砂浜には俺と理佐ちゃんのでっかい相合い傘が

「機嫌直った?」って聞く理佐ちゃんに

「もうちょいかな・・・」って甘える俺

「もう、じゃあお弁当あーんしてあげるから機嫌直してよね」
なんて優しくしてくれそうな理佐ちゃんだから好き

44 :上京理佐ちゃん 第29話:2018/03/26(月) 20:03:58.80 ID:otdhIKKxa.net
「お弁当美味しかった?」
海で遊んだ帰り道、理佐ちゃん号の助手席から聞いてくる理佐ちゃん

「愚問だね」って鼻で笑う俺

「何が愚問なのよ?」って唇尖らす理佐ちゃん

「愛しの理佐ちゃんが作ってくれる物なら犬の餌だって美味しく感じる俺だぜ」
なんて理佐ちゃんの盲目的信者な俺

「犬の餌なんて食べさせるか!」ってむくれる理佐ちゃん

「褒めてんだけど・・・」って戸惑う俺

「褒め方が下手、本当に犬の餌作ってくるから食べてよね」
理佐ちゃん号の窓から景色見ながらイジワル言って笑う理佐ちゃん

「俺君停まって!」
景色を眺めてた理佐ちゃんからの緊急停車要請

「どうしたの急に?」って理佐ちゃんの命令は天の意思とばかりに急ブレーキの俺

「ハザードぐらい出せバカ野郎〜!!」
理佐ちゃん号の真後ろ走ってたトラックのオッサンが凄い剣幕で俺を怒鳴る

「すいません」って両手併せてペコペコ頭下げながらトラックのオッサンが通り過ぎるのを待つ俺

まったくこっち見ないで完全知らんぷりして俺を見捨てる危機回避能力半端ない理佐ちゃん

「茨城ナンバーの車が千葉でイキがってんじゃねえぞ!」って捨て台詞残して走り去るトラック

「俺君見てよ、あんなとこに教会があるよ」
なんて危機が去ったことを確信してから何事もなかったかのように教会を指差す曲者理佐ちゃん

「海が見える教会か、理佐ちゃんにピッタリな教会だね」って俺を見捨てたことなんて気づかない振りして理佐ちゃんに話を合わせる俺

「ちょっと寄っていくか」
なんて教会の敷地に理佐ちゃん号を駐車する俺

「俺君見て、めっちゃ幸せそうだよ」
ちょうど式を挙げてたカップルを見て羨ましそうに呟く理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんにトキメキを覚える俺

「理佐ちゃんちょっと待っててね」
カップルを祝福す輪に理佐ちゃんを残して教会の受付を探す俺


「俺君どこ行ってたの?」
ようやく戻ってきた俺に唇尖らせて聞く理佐ちゃん

「理佐ちゃんそれ?」
大事そうにブーケを持ってる理佐ちゃんに聞く俺

「ブーケトスで飛んできたのキャッチしちゃった」って嬉しそうに微笑む理佐ちゃん

「綺麗でしょ?」
なんてたまたま紛れ込んだ結婚式で花嫁のブーケをちゃっかりゲットしちゃう理佐ちゃんだから好き

45 :名無しって、書けない?:2018/03/26(月) 21:08:53.03 ID:h76vVNFBK.net
快調な更新乙です

前スレがdat落ちしたようですね
最終書き込みから5日半以上生き延びたようで、以前よりスレの流れが遅くなってるんですね

そういえば犬の餌で思い出しましたけど
理佐ちゃんの飼い犬になるやつも傑作でしたねえ…(チラッ

46 :名無しって、書けない?:2018/03/26(月) 21:23:27.59 ID:k5GjM4gAa.net
>>45
ついに落ちてしまいましたかw

「美人飼い主の理佐ちゃん」はそのうち書き直そうかと思うんですけど
理佐ちゃんにガチ恋気味の現状では理佐ちゃんの美脚に腰カクカクまで妄想出来るか不安で様子見とりますm(__)m

47 :名無しって、書けない?:2018/03/26(月) 22:56:48.15 ID:fp71vkKH0.net
飼い犬シリーズには僕も驚きました
『吾輩は猫である』の漱石に似た衝撃を受けましたから
ちなみに、あの原案はノギビンゴ妄想リクエストのまいやん×のぼるではないかと予想

48 :名無しって、書けない?:2018/03/26(月) 23:35:58.13 ID:DFyDx6VWa.net
>>47
残念ながら妄想リクエスト見た覚えがないんですよ

『道に捨てられた子犬な俺
そこに通りがかった理佐ちゃん

可愛い〜なんて俺を構う友達に「飼えないなら情が移るからかえって可哀相だよ」なんてクールなこと言うくせに

雨でも降り出したら慌てて傘持って駆けつけてくれそうだから好き』


理佐ちゃんの個スレに妄想を書き始めた頃に書いたこんな感じの妄想が原案ですねw

初期の頃は短くて台詞もほとんど無かったんですよねw

49 :名無しって、書けない?:2018/03/26(月) 23:43:51.20 ID:DFyDx6VWa.net
なんだか仕事が忙しくて1話しか投稿出来なかった・・・

50 :上京理佐ちゃん 第30話:2018/03/27(火) 06:46:58.80 ID:yxR/uGXBa.net
「綺麗でしょ?次に花嫁になるの私だよ」
なんてブーケ見せる浮かれ理佐ちゃんだけど・・・

いくら超美人の理佐ちゃんとはいえ勝手に紛れ込んだ分際で花嫁のブーケゲットは周りの人々の視線が痛い

「理佐ちゃんちょっと離れよう」って花嫁のブーケに浮かれる理佐ちゃんを連れて教会の受付へと向かう俺

「ちょっと、話しの途中にどこ連れてくの?」って幸せな未来をもっと語り合いたい理佐ちゃん

「意外と本当に次の花嫁理佐ちゃんかもよ」って笑う俺

「ねぇ、なに言ってんの?」って俺の言葉の意味が分からず戸惑う愛しの理佐ちゃん

「空きがあったから予約しちゃった」

「予約・・・?」ってまだイミフな理佐ちゃん

「うん、聞いたらちょうど空きがあったから今すぐ結婚式挙げようかと思って予約しちゃった」ってせっかちな俺

「え〜〜っ!?」って驚き過ぎの理佐ちゃん

「理佐ちゃんにぴったしの教会見つけたなんて運命だからさとりあえず結婚しちゃおうよ、どうせ俺は理佐ちゃんとしか結婚する気無いからさ」って軽いステップで理佐ちゃんとの結婚に王手かける俺

「そんな適当なプロポーズやだよ、指輪だってプレゼントされてないし・・・」って拗ねる理佐ちゃん

「ちゃんと用意してあるよ」って拗ねる理佐ちゃんに微笑む俺

「えっ?」って俺のサプライズにちょっと嬉しそうな理佐ちゃん

「とりあえず手付け代わりに」
なんて空き缶から外しといたプルタブを理佐ちゃんの薬指に嵌める俺

「プルタブなんてやだよ」って自分の薬指に嵌まるプルタブ見てますます拗ねる理佐ちゃん

「あまりに急だったからさ間に合わなかったんだよね」って言い訳する俺に

「行き当たりばったりで結婚しようとしないでよ」ってダメだしの理佐ちゃん

「それにお金どうすんの?」ってプルタブの指輪で夢から覚めて急に現実的な話になる理佐ちゃん

「お金か・・・」って理佐ちゃんとの結婚式に心を奪われてしまってまったく考えて無かった迂闊な俺

「なんてダメな奴なんだ俺は」って頭を抱えて悩む俺に

「今ごろ気づいてんじゃねーよ」って苦笑いしながらドスを効かす理佐ちゃん

「ねぇ、私も俺君以外と結婚する気無いからさ、また今度にしようよ」
なんて言って俺を慰めてくれる理佐ちゃんだから好き

51 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第26話:2018/03/27(火) 19:53:33.73 ID:dxSUSINDa.net
「おばちゃん、後楽園行くから車置かしといてよ」
鳥越のおかず横丁で花屋を営む親戚のおばちゃんに頼む俺

「なんだお前、突然来て!」って下町の女だけに威勢のいいおばちゃん

「ついでに紹介しとくけど俺の嫁の理佐ちゃんね」
大げさに騒がれて理佐ちゃんが緊張しないようにさりげなく紹介する優しい俺

俺の背中に隠れながら小さな声で挨拶する理佐ちゃん

全然声が聞こえない・・・

「こんな凄い美人がお前の嫁〜!?」
風の便りに俺が結婚したとは聞いてはいたが、まさかの超美人と結婚してて驚くおばちゃん

俺の意に反しおばちゃんの悲鳴に釣られて集まる親戚たち

親戚たちの好奇の目に晒され地蔵になる愛しの理佐ちゃん

「おい、お前たち、先に言っておくけど理佐ちゃんは世界一のビルだからくれぐれも失礼のないように気をつけてくれ」って騒がしい下町育ちの親戚たちに注意する俺

後楽園行くってのにお昼食べてけなんて親戚たちに捕まりお昼ご飯ご馳走になる俺と理佐ちゃん

「バカだねえ〜」
理佐ちゃんから俺が海の見える教会で突然結婚式あげようとした思い出話を聞いた親戚のおいちゃんが呟く

「うるせえ、若気の至りと愛しの理佐ちゃんと遠距離恋愛になっちゃったストレスでおかしくなってただけだい」って負け惜しみ言う俺に

「いくら若気の至りったって、こんな美人に取り合えず結婚しようよなんて適当なプロポーズするバカはお前ぐらいだよ」って呆れるおいちゃん

おいちゃんの言葉に笑い出す親戚たち

人見知りのくせにちゃっかり思い出話で親戚の心を掴む理佐ちゃんだから好き

52 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第27話:2018/03/28(水) 03:52:19.04 ID:s/LFNEDza.net
「理佐ちゃん号に想い出があるって海の見える教会のことだったのかよ〜理佐ちゃんの話を聞くまですっかり忘れてたよ」

親戚の家に理佐ちゃん号を預けて後楽園に向かう俺と理佐ちゃん

考えてみれば初めてのドライブだからな、そりゃあ良い想い出だわなって納得する俺に

「初めてのプロポーズ忘れてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、いつになったらあの教会で結婚式挙げてくれんの?」っておねだり理佐ちゃん

海の見える教会で結婚式挙げるのを口実に愛しの理佐ちゃんに結婚してもらったくせに式すら挙げてない俺

「俺のお小遣いが貯まるまで待っててくれ理佐ちゃん」って頼む俺

「俺君、無駄遣いばっかりしてるからいつまで待っても貯まらないじゃん」ってむくれる理佐ちゃん

「もう俺君のお小遣いで結婚式挙げるの諦めて我が家の貯金使おうよ」って提案する理佐ちゃん

「それはダメ、我が家の貯金って言ったってほとんどが理佐ちゃんの独身時代の貯金じゃん」って独身時代の貯金が0円なほとほと困った奴な俺

「そんなのどっちでもいいじゃん」ってさばけたこと言う理佐ちゃん

「ダメだよあの日から理佐ちゃんに海の見える教会での結婚式をプレゼントするって決めてんだから」
なんて気持ちだけはある俺に

「仕方ないなぁ、気長に待っててあげるよ」
なんて俺の男気を汲んでくれる理佐ちゃん 

「それにつけてもあれはプロポーズだったんだろうか?」ってプロポーズした自覚ゼロな俺に

「プルタブの結婚指輪でも嬉しかったから私の中ではプロポーズかな・・・」って笑う理佐ちゃん

「怒ってなかったっけ?」
理佐ちゃんに拗ねられた記憶がある俺

「ううん、嬉し過ぎて照れ隠しに拗ねた振りしただけ」って思い出し笑いする理佐ちゃん

「結婚指輪もいまだにプレゼントしてなくてすいません」
プルタブの結婚指輪で喜んでくれる健気な理佐ちゃんに謝る本当にダメダメな俺に

「俺君と結婚して毎日幸せだから結婚指輪も気長に待っててあげるよ」
なんて言ってくれる理佐ちゃんだから好き

53 :ドッキリ仕掛人の理佐ちゃん 第1話:2018/03/28(水) 17:13:05.49 ID:fOYkOPTpa.net
「俺君、おはよう」
同じクラスの理佐ちゃんが登校中の俺に挨拶してきた

3年間の高校生活で理佐ちゃんと同じクラスになったのは3年生の1年だけ、話したことは数回しかない俺
でも高校入学以来超美人な理佐ちゃんに恋をして3年間理佐ちゃん一途に片想いな俺

そんな路傍の石にも劣る俺に理佐ちゃんから挨拶してくれたことに感動する俺


「ごめん、突然声かけちゃって驚かせちゃったかな・・・?」

憧れの理佐ちゃんから初めて挨拶された感動で放心状態の俺を見て戸惑う理佐ちゃん

「いや、全然大丈夫」って慌てて手を振る俺

「もうすぐ卒業だから俺君に伝えたいことがあるから放課後教室で待ってて」
なんて俺の度肝抜く理佐ちゃん


これは・・・告白されんだろ?

世界一の美人理佐ちゃんから告白されるかもしれない緊張感で授業どころじゃない俺

それでもドキドキと期待の視線で愛しの理佐ちゃんを見る俺

俺の視線に気づいてこっち見るもすぐに視線を逸らす恥ずかしがりな理佐ちゃん

そしてあっという間に放課後

教室で理佐ちゃんと見つめ合うドキドキな俺

「ずっと好きでした、付き合ってください」
恥ずかしがりながらも告白してくれる理佐ちゃん

「よ、よ、喜んで」
緊張から変な返事になってしまった決まらない俺

その瞬間

「はい!そこまで〜」なんて大声で入ってくるクラスメイトたち

「どうなってんの!?」って驚く俺に

「卒業記念ドッキリ」
なんて申し訳なさそうに下向く理佐ちゃんだから好き

54 :ドッキリ仕掛人の理佐ちゃん 第2話:2018/03/28(水) 17:18:05.44 ID:fOYkOPTpa.net
「なんだよ〜人が悪いな〜」
憧れの理佐ちゃんに騙されて超ショックだけど、それを皆に気づかれたくなくて明るく振る舞う健気な俺

「俺君なら図太いからドッキリ仕掛けられても平気だと思ってさ〜」
なんて俺の神経を逆撫でするクラス委員の澤部

ぶち殺すぞ!この野郎!卒業目前に失恋させやがって!

なんて怒りを腹に静め笑顔で三枚目を演じる哀しいピエロな俺

「ごめんね」ってそんな俺にまた謝る理佐ちゃん

「なに暗い顔してんの一番に仕掛人に名乗り出たくせに」
なんて暗い顔した理佐ちゃんを抱きしめて励ます志田愛佳

ガーン!憧れの理佐ちゃんがノリノリで仕掛人やってたなんて・・・


「ひぃ〜3年間好きだった理佐ちゃんが性格悪かったなんてショックだよ〜」
教室では平気な振りしてたけど我が家に帰ってきて泣きわめく俺

顔が可愛いだけの女だったんだなぁ理佐ちゃん

100年の恋もあっさり覚めちゃった切り替えの早い俺

そして翌日

「俺君、おはよう」
またも朝の挨拶してくる理佐ちゃん

辺りをキョロキョロ警戒する俺

「ねぇ、なにやってんの?」って聞く理佐ちゃん

「いや、またなんかドッキリかと思って」ってもう憧れてないから理佐ちゃんにだって嫌味を言っちゃう俺

「ごめん・・・」って謝る理佐ちゃん

「別に気にしてないよ、3年間無駄にしたのを後悔してるだけ」って学校に向かう俺を

「ねぇ、ちょっと待ってよ」
なんて呼びとめる理佐ちゃんだから好き

55 :ドッキリ仕掛人の理佐ちゃん 第3話:2018/03/28(水) 17:21:35.26 ID:fOYkOPTpa.net
「ねぇ、ちょっと待ってよ」
なんて理佐ちゃんの言葉に足を止める俺

「3年間無駄にしちゃったって何?」って聞く理佐ちゃん

「3年間片想いしてた子がノリノリで仕掛人やっちゃうぐらい性格が悪いって分かって好きじゃなくなっちゃったんだよね」って皮肉言う俺

「別にノリノリでやったわけじゃないよ・・・」って消え入りそうな声で呟く理佐ちゃん

「志田さんが一番に仕掛人に名乗り出たっていってたじゃん」って冷たく言う俺

「それは・・・私以外の女の子が俺君に告白して俺君が喜ぶの見たくなかったから・・・」
ますます消え入りそうな声の理佐ちゃん

「それって・・・?」
理佐ちゃんへの恋心は覚めたはずなのに何故かドキドキしている俺

俺の問いかけに真摯な眼差しの理佐ちゃん

「私も3年間好きだった人に失恋しちゃったのかな?」
なんて逆に俺に聞いてくる泣いちゃいそうな理佐ちゃん

「まだ失恋してないと思う・・・」って理佐ちゃんに手を差し出す俺

「仕掛人やって良かった・・・」
なんて泣き笑いしながら俺の手を握りしめる理佐ちゃんだから好き




56 :保育園の理佐ちゃん 第8話:2018/03/28(水) 21:48:52.37 ID:uavJxegPa.net
「理佐ちゃん、昨日はありがとうね」
我が子俺助を保育園に送り理佐ちゃんに一緒に映画を見てくれたことに感謝捧げるシングルファーザーな俺

「俺さんじゃなくて俺助君のためですから」
なんてやんわりと距離を取るなかなかガードの固い保育士理佐ちゃん

「出来ましたらお礼にご飯など、ご馳走したいなぁなんて思ってるんですけど?」って理佐ちゃんの固いガードにもめげない俺

「お礼なら映画の後にご飯ご馳走になりましたけど?」ってにべもない返事な理佐ちゃん

と、そこに

「理佐ちゃんまた俺さんのこと振ってるの?」
なんて横から声をかける理佐ちゃんの先輩齋藤冬優花先生

「ちょっと、変なこと言わないでくださいよ」って慌てる理佐ちゃん

「そうですよご飯の約束したとこなんですから」ってどさくさに紛れて既成事実を作る俺に

「うるさい!黙って!」ってキレる理佐ちゃん

「まあまあ、そんなに怒らないで」って理佐ちゃんをなだめてくれる齋藤先生

俺から離れたとこに理佐ちゃんを連れて行き何やら耳打ちする齋藤先生

「えっ・・・」って戸惑う理佐ちゃん

「俺さん、理佐ちゃんから頼み事があるみたいですよ」
なんて戸惑う理佐ちゃんを残して教室に戻ってく齋藤先生

「理佐ちゃん何でも頼んでくれ」って理佐ちゃんの為なら火の中水の中も辞さずな俺

「お花見の場所取りなんですけど・・・」
なんて申し訳なさそうに切り出す理佐ちゃんだから好き

57 :名無しって、書けない?:2018/03/28(水) 22:38:41.68 ID:uavJxegPa.net
連投規制回避

58 :保育園の理佐ちゃん 第9話:2018/03/28(水) 22:39:00.54 ID:uavJxegPa.net
「はいはい、保育園の皆さんの花見の場所を
確保してこいと」
申し訳なさそうに切り出す愛しの理佐ちゃんの頼み事に大きくうなづく俺

「ねぇ、分かってると思うけど・・・俺さんにこんなこと頼むほど図々しくないからね、私・・・」
そう言ってため息つく保育士理佐ちゃん

理佐ちゃんに惚れてる俺を利用するために理佐ちゃんに言わせる齋藤先生の企みではあろうが・・・そこは上下関係絶対の保育園社会

新人保育士の理佐ちゃんが先輩に逆らうことは出来ない図式なのだろうと推察し理佐ちゃんに同情する俺

「よく分かんないけど愛しの理佐ちゃんに頼まれたからには理佐ちゃんのためだけに場所取りに命を賭ける覚悟です」ってめっちゃ理佐ちゃんに恩を着せる俺

「ちょっと、ちゃんと聞いてた?」って会社に向かう俺に追いすがる理佐ちゃん

「うん、聞いてた、場所確保に成功したら理佐ちゃんがデートしてくれるなんて夢みたいだよ」って言い逃げして走り去る俺

「聞いてないどころか、勝手にデートの約束付け足さないでよ〜」って遠ざかる俺の背中に叫ぶも声が小さくて届かない理佐ちゃん

そして花見前日の土曜日

「良い場所ゲットだぜ!」
我が子俺助連れて午前中から花見の場所取りに精出す俺

そして夕方

「やっぱり俺助君も連れて場所取りしてた」って保育園終わりに様子見に来てくれた理佐ちゃん

「理佐ちゃん励ましに来てくれたの?」って喜ぶ俺に

「俺助君を預かりに来ただけです」
なんて俺から我が子俺助を奪いさる理佐ちゃん

「こんなとこで夜明かししたら風邪引かせちゃうから一晩うちで預かりますね」
なんて俺助を心配して預かりに来てくれる優しい理佐ちゃんだから好き

59 :保育園の理佐ちゃん 第10話:2018/03/29(木) 00:55:42.91 ID:glAV7o7Wa.net
「あれ〜俺助君どこに行っちゃったんですか?」
理佐ちゃんが俺助を連れて帰るのと入れ替わりに俺の隣で場所取りしてた女子大生3人組が戻ってきた

「お前らがションベンしに行ってる間に愛しの美人嫁が連れて帰ったよ」
なんて口からデマカセならぬ理想の未来を語る俺

「俺助君帰っちゃったんだ、私たちの場所見張ってくれてたお礼にお菓子とジュース買ってきたのになぁ」
なんて我が子俺助の不在を悲しむ女子大生たち

「俺にはお礼ないのかよ?」って我が子にヤキモチ妬く俺

「ありますよ、はいお酒」
なんて気が利く女子大生たちに揚がる俺のテンション

そして夜桜見ながら女子大生3人組とお酒飲む俺

「ギャッハハハハ〜理佐ちゃん最高!!!」 
女子大生3人はべらせて上機嫌な俺

「俺さんさっきから奥さんの自慢話しかしてないですよ〜」なんて笑いながらクレームの女子大生たち

「だってお前、俺の嫁は見た目も性格も完璧なんだから仕方ないじゃねえか」
なんて女子大生に理佐ちゃんを嫁だってウソついてるうちに、すっかり理佐ちゃんを自分の嫁と思い込む酔っぱらいの俺

そんな俺に

「とんでもないウソついてんじゃねーよ」って背後から突然のドス声

なにごとかと恐る恐る振り向くと理佐ちゃんが・・・

「今のドスが効いた声・・・まさか理佐ちゃん?」って初めて聴く理佐ちゃんのドス声に戸惑う俺

「差し入れ持ってきてあげたけど必要なかったね」って女子大生たちと宴会状態の俺に怒る理佐ちゃん

「ちょっと待って!違うんだ理佐ちゃん」って慌てる俺に

「気安く理佐ちゃんなんて呼ばないでよ!」
なんてもしかしてヤキモチ妬いてくれてるかもな理佐ちゃんだから好き

60 :保育園の理佐ちゃん 第11話:2018/03/29(木) 01:13:09.15 ID:glAV7o7Wa.net
「気安く理佐ちゃんなんて呼ばないでよ!」
なんて理佐ちゃんの言葉に凍りつく俺と女子大生3人組

ひとりで花見の場所取りはさぞ辛かろうと差し入れ持って来てくれた愛しの理佐ちゃん

しかし、夜桜見ながら宴会する俺と女子大生見て怒りの理佐ちゃんってわけだ

「理佐ちゃん話を聞いてくれ」って震えながら話す弱い俺

「奥さん誤解ですよ」

「そうですよ、俺さんから奥さんの自慢話聞かされてただけですから」

怒る理佐ちゃんにビビり固まるだけの俺に助け船出す女子大生たち

「自慢話・・・?」って女子大生たちの話に耳を傾ける理佐ちゃん

「はい、見た目も性格も完璧だって言ってました」って声を揃える女子大生たち

女子大生たちの言葉で誤解が解けたのか機嫌が直る理佐ちゃん

俺の横に座っておにぎりと豚汁の用意してくれる優しい理佐ちゃん

「暖まるな〜」って理佐ちゃんの機嫌を取るために大げさに喜ぶ俺に

「俺君はいちいち大げさなんだよ」って苦笑いする理佐ちゃん

「俺君・・・?」
突然の俺君呼びに戸惑う俺

「そっちだって理佐ちゃんって呼んでんだから良いでしょ」
ちょっと照れてるのか早口になる理佐ちゃん

「良い、めちゃくちゃ良い」って喜ぶ俺に

「ねぇ、あの子たちにちゃんと奥さんじゃないって説明してよね」
なんてお裾分けの豚汁にがっつく女子大生の方を見る理佐ちゃん

「奥さんの豚汁凄く美味しいです」
なんて理佐ちゃんの視線に気づいて口々にお礼を言ってくれる女子大生たちに

「どういたしまして」なんてお辞儀する理佐ちゃん

俺の嫁じゃないって言い出せずに奥さん呼びを受け入れちゃう流されやすい理佐ちゃんだから好き

61 :保育園の理佐ちゃん 第12話:2018/03/29(木) 09:43:36.79 ID:2Hhs9Klra.net
「短いモテ期だったね」
俺のほう見て笑う理佐ちゃん

もう少しで日付も変わろうかって頃に現れた女子大生3人組の彼氏たち

あっという間に茅の外に置かれる俺と理佐ちゃん

「俺としては理佐ちゃんと二人の時間が過ごせてかえって嬉しいよ」って挫けない俺に

「負け惜しみ言ってんじゃねーよ」ってドス効かす笑顔の理佐ちゃん

「俺助君のことお母さんに預けてきたからそろそろ帰りたいんだけど・・・」
なんて立ち上がるも、隣で盛り上がる大学生たちと理佐ちゃんが去ったら一人きりになってしまう俺を見比べる理佐ちゃん

「もう少しだけ居てあげようか?」って俺が侘しい思いをしないか気づかってくれる優しい理佐ちゃん

「理佐ちゃんが帰ったら寂しいけど俺助をよろしくお願いします」ってそこは親ひとり子ひとりの故に我が子俺助優先の俺

「やっぱり俺君もお父さんなんだねぇ、偉い偉い」って微笑む理佐ちゃん

「ちょっと待ってて」
帰るかと思いきや電話かけだす理佐ちゃん

「俺助君ぐっすり寝ちゃってるって」
電話切りながら俺の横に再び座る理佐ちゃん

「ありがとう」って本当は独りぼっちになるのが怖かった俺

「別に気にしないで、うちの保育園のお花見なんだから」って素直じゃない理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんに思わず笑みがこぼれる俺に

「なに笑ってんのよ」
なんて頬をふくらます理佐ちゃんにますます笑顔の俺

「もう、俺君が寂しいと思って付き合ってあげてんのに」
なんて拗ねた振りする理佐ちゃんだから好き

62 :名無しって、書けない?:2018/03/29(木) 09:49:44.70 ID:wEtUa27h0.net
みじめ

63 :名無しって、書けない?:2018/03/29(木) 10:08:59.52 ID:2Hhs9Klra.net
>>62
俺は楽しくやってるから放っておいてくれw

64 :名無しって、書けない?:2018/03/29(木) 17:54:48.82 ID:nMYOZa/20NIKU.net
>>61
このシリーズ好きです!

65 :名無しって、書けない?:2018/03/29(木) 19:16:49.26 ID:AOwY44+PaNIKU.net
>>64
ありがとうございますm(__)m

66 :保育園の理佐ちゃん 第13話:2018/03/29(木) 20:40:42.92 ID:AOwY44+PaNIKU.net
「元々体が弱かったからね」
なんて夜桜見ながら呟く俺

盛り上がるお隣さんの横で独りぼっちでお花見の場所取りは、さぞ侘しかろうと付き合ってくれた保育士の理佐ちゃん

理佐ちゃんに促されるまま昔話してるうちに気づいたら俺助の母親である俺の愛妻の話までしちゃってる俺

「そうなんだ・・・」って同情してんのか静かに呟く理佐ちゃん

「俺にはもったいないぐらいの良い嫁だったんだけどね、ちゃんと働かない俺に替わって一生懸命働いてくれてさ」って若い頃からダメ男だった俺

「あんた、体弱い奥さん働かせてたんだ・・・」ってドン引きの理佐ちゃん

「うん、嫁が俺助を妊娠してから心を入れ替えて真面目になったんだけどね・・・」って思い出すたび後悔の俺

「本当にバカ野郎だよ俺は・・・それなのにあいつ幸せだったなんて言うからさ・・・まったくどうしようもない奴だよ俺は・・・」
なんて酒と夜桜のせいで涙脆くなっちゃった俺

「ちょっと、泣かないでよ、今は真面目に働いてるし良いお父さんなんだからさ」って俺を慰めてくれる理佐ちゃん

「俺なんてダメだよ、あんなに好きだった嫁を幸せにするどころか死なせちまったんだから、きっと関わった人を不幸にしちまう星の下に生まれてんだよ」
愛しの理佐ちゃんに慰められて逆に心の柔らかい場所を締め付けられて涙腺崩壊の俺

「え〜っ、俺君泣き上戸だったの」って困る理佐ちゃん

それからどれくらい泣いてたろうか?

「落ち着いた?」って優しく聞いてくれる理佐ちゃん

「ごめん・・・取り乱してしまった」って酔いから覚めてただただ恥ずかしい俺

「お隣みんな寝ちゃったね」
謝る俺には答えずに、隣で場所取りしてた女子大生3人組とその彼氏たちを見ながら呟く理佐ちゃん

「関わった人が不幸になっちゃうなんて言ってたけどさ・・・私はけっこう楽しいよ、俺君と居ると」
なんて言ってくれる理佐ちゃん

「本当に?」って驚く俺に

「うん、たまにウザいけどね」
なんて笑う理佐ちゃんだから好き

67 :保育園の理佐ちゃん 第14話:2018/03/29(木) 22:32:51.49 ID:AOwY44+PaNIKU.net
「私はけっこう楽しいよ」
なんて理佐ちゃんの言葉に嫁に先立たれた悲しみを忘れて揚がる俺

気づいたらもう少しで夜明けだぜ

「じゃあさ、場所取り成功したらデートしてくれる約束もOK?」って盛る俺に 

「急に元気になってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、奥さんのことは忘れちゃったの?」ってダメ出しの理佐ちゃん

「忘れてないよ、ただ少しの間棚上げしてるだけ」
なんて都合良く心の棚を利用する俺

「なにそれ?意味分かんないんだけど、それにデートの約束なんてしてないでしょ」って冷たい理佐ちゃん

「もう、俺君のことちょっとだけ見直したのに」
なんて毛布かぶってふて寝する理佐ちゃん

理佐ちゃんすっかり帰るの忘れてるな・・・ってアクビする寝落ちな俺


「起きてくださいよ〜!もう10時近いですよ」
隣で場所取りしてる女子大生たちに起こされる俺と理佐ちゃん

「やだ〜!いつの間にか寝ちゃった!?」って女子大生たちに時間聞いて悲鳴あげる理佐ちゃん

「俺助君が心配だから帰るね」って寝惚け眼の俺に言い残し慌てて自分家に帰る理佐ちゃん

「うん?この毛布・・・?」
理佐ちゃんが掛けてたはずの毛布がいつの間にか自分に掛けられてたことに気がつく俺

「理佐ちゃん・・・」って毛布抱きしめて理佐ちゃんの優しさに感動する俺

「俺さん、記念写真送るからLINE交換しましょうよ」なんてお誘いの女子大生たち

「記念写真?」
そういえば女子大生たちがスマホでパシャパシャ撮ってたなって思い出す俺

「俺と理佐ちゃんの2ショットある?」って期待に胸踊らせる俺

「さっき撮ったばかりのがありますよ?」なんてイタズラっぽく笑う女子大生

「最初は険悪だったから仲悪いのかと思ってたんですけど、本当は凄く仲良しなんですね」
なんて女子大生が見せてくれた写メには俺の顔のすぐ横に理佐ちゃんの美しい横顔が

「いつの間に!?」って驚く俺を

「1枚の毛布にくるまって仲良く寝てましたよ」なんてからかう女子大生

「毛布掛けてもらっただけでなく添い寝までしてもらってたのに気づかないとは不覚だよ・・・」って肩落とす俺

俺の予想だにしないほど大胆な理佐ちゃんだから好き

68 :保育園の理佐ちゃん 第15話:2018/03/29(木) 23:47:46.38 ID:2Hhs9KlraNIKU.net
「頭が痛い」
保育園のお花見に場所を確保した手柄を手土産に無理矢理参加した俺
しかし、その代償は重く二日酔いの月曜日を迎えてしまった俺

「お父ちゃん大丈夫?」なんて聞いてくれる我が子俺助

「全然大丈夫だよ」って俺助を安心させる俺

お花見の場所取り成功を盾に保育士の理佐ちゃんにデートを迫るためにも今日は何があっても保育園に行かねばならない俺

お花見開始と共に家から戻ってきた理佐ちゃんだけど・・・
保育園の皆さんに場所取りの俺と夜明かししたあげく添い寝してたなんてバレたらヤバイとばかりに俺に一切近づかなかった訳で・・・

結局、夕方理佐ちゃんの家に俺助を迎えに行った際にお礼を言っただけの俺

「理佐ちゃんもちょっとは俺に好意を持ってくれてる気がすんだよなぁ」って淡い期待に胸を踊らせる俺


「俺助君、今日も元気良いね」
俺助の体当たりを受けとめて微笑む理佐ちゃん

「おはようございます」って笑顔で挨拶する俺

「俺さん、おはようございます」
なんて添い寝までしたとは思えないほど他人行儀な理佐ちゃん

「俺さんなんて、そんなよそよそしい呼び方止めてくださいよ〜」って慣れなれしい俺

「ちょっとこっち来て」ってそんな俺を園庭の隅に連れてく理佐ちゃん

「みんなが居る場所では慣れなれしくしないで」って注文つける真面目な理佐ちゃん

「でもデートの約束もしたし・・・」って理佐ちゃんの冷たい態度にいじける俺

「約束なんてしてないでしょ」って手厳しい理佐ちゃん

仕方ない、切り札出すか

「理佐ちゃんプレゼント」って昨日女子大生から送ってもらった写メを見せる俺

「わっ!?なにこれ?」って俺との2ショット写メに驚く理佐ちゃん

「いつの間にか理佐ちゃんが俺に添い寝してくれてたなんて・・・」
理佐ちゃんの質問には答えずに独り言な俺

「添い寝とか言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ聞いて、俺君に毛布掛けてあげた後に寝惚けちゃっただけだからね」って言い訳する理佐ちゃん

「信じるからデートしてください」ってお願いする俺に

「じゃあ、さっきの写メ消去して」って交換条件出す理佐ちゃん

「この写メは家宝にして子々孫々に代々伝えてくから無理」って拒否の俺に

「そんな写メ家宝にしないで」って苦笑いする理佐ちゃん

「もう、そんな写メ無くたってデートしてあげようと思ってたのに」
なんて拗ねちゃう理佐ちゃんだから好き

69 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第27話:2018/03/30(金) 07:26:12.05 ID:hdXDtTi9a.net
「ちょっと、なんで山にしてんの?」
お昼休みと同時に俺の教室に駆け込んでくる幼なじみの理佐ちゃん

我が欅学園高等部における春の年中行事『海か山かどっちかで10キロ強歩』で俺が山を選んだのが気に入らないらしい・・・

「なんで俺が山を選んだの知ってんの?」
かかり気味の理佐ちゃんを落ち着かせるために取ってつけたようなこと聞く俺

「今、先生に聞いてきたの」って唇尖らす理佐ちゃん

「ねぇ、私海にしちゃってんだけど」って俺を詰める理佐ちゃん

そこで近くにいる澤部に気づいたのか俺を廊下に連れ出す恥ずかしがり屋の理佐ちゃん

「ねぇ、俺君は私のこと好きなんだよね?」
周りに人が居なくなったせいかド直球な理佐ちゃん

お互いの好きな気持ちを確認したけど、俺にはイチャイチャしてくんな的な注文つけてるくせに・・・

「好きだよ」ってちょっと釈然としないまま答える俺に

「じゃあ、海にしなよ」
なんてわがまま言い出す理佐ちゃん

「理佐ちゃんこそ俺のこと好きなんだから山にしたらいいじゃん」って将来亭主関白な家庭を築くためにもここは譲れない俺

「やだよ、海にして」って駄々こねる理佐ちゃん

「だって海だと潮風でベトベトするからやだよ」って譲らない俺

「離れ離れじゃ俺君が心配で楽しめないんだけど・・・」って作戦を変更する理佐ちゃん

「1日ぐらい離れたって大丈夫だよ」って余裕の俺に

「俺君は1日離れたら危ない目に会うから心配なんでしょ」ってやっぱり拗ねる理佐ちゃん

「ねぇ、彼女と一緒に居たくないの?」って必殺技出してくる理佐ちゃん

「彼女・・・?」理佐ちゃんの口から初めて聞く彼女って響きに戸惑う俺に

「うん、彼女」ってさすがに恥ずかしそうに自分を指差す理佐ちゃん

「海にしようかな・・・」
なんて俺のことは幼なじみの枠で縛るくせに都合良く彼女面する理佐ちゃんだけど、めっちゃ可愛いから言いなりになってしまう俺

「良かった、俺君と一緒に海に行きたかったんだ」
なんて嬉しそうに喜ぶ理佐ちゃんだから好き

70 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第28話:2018/03/31(土) 03:26:19.18 ID:txMMgbiha.net
「しかし、上手いこと操縦されてる気がするなぁ」
なんて嘆く放課後の俺

幼なじみの理佐ちゃんの甘言にたぶらかされて結局海に行くことになってしまった俺

そして、なんか用が有るから待ってろなんて勝手な理佐ちゃんを図書室で待ってるってわけだ

「あれ?珍しいね」
なんて大人しく理佐ちゃんを待つ忠犬な俺に声をかけてきたのは同じクラスの小林ゆいぽんだ

「そう、たまに図書室で本読んでるよ」って軽やかに嘘つく俺

「そうじゃなくて理佐が一緒に居ないのが珍しいと思ったから・・・」 
俺の勘違いを申し訳なさそうに訂正するゆいぽん

「幼なじみだから気づくと一緒に居るのが当たり前になっちゃってんだよね」って肩をすくめておどける俺

「今は彼女でしょ」っておどける俺に笑顔のゆいぽん

「やっぱりそう見える?」って嬉しさを隠して聞く俺

「ごめん、さっき廊下で理佐と話してるの聞いちゃったんだ」って謝るゆいぽん

「聞かれてたのか・・・」って気恥ずかしい俺に

「それでお願いがあるんだけど」って本題切り出すゆいぽん


「なに?澤部を・・・?」ってゆいぽんのお願い聞いて絶句する俺

「うん、澤部君と仲良い俺君ならと思って」ってうなづくゆいぽん

丁度その時

「俺君お待たせ」って図書室に入ってくる愛しの理佐ちゃん

「じゃあ、俺君お願いね」って理佐ちゃんの出現に慌てて図書室を出てくゆいぽん

「ねぇ、由依と何の話してたの?」って聞く理佐ちゃん

「理佐ちゃんには関係無い話だよ」ってはぐらかす俺

「なんか怪しいんだけど・・・まさか、浮気?」
なんてヤキモチ妬く理佐ちゃんだから好き

71 :名無しって、書けない?:2018/03/31(土) 07:31:18.44 ID:wxPXmHaU0.net
「居酒屋理佐ちゃん」を匂わせる?この流れ…久々に超鬼畜俺君が見れそぅw

72 :名無しって、書けない?:2018/03/31(土) 12:09:40.37 ID:tfou4u7ta.net
>>71
「居酒屋理佐ちゃん」懐かしいw

最初は「北の街の理佐ちゃん」の続編のつもりだったんですけど全然違う話になってしまってましたね

高倉健さんにハマってた影響で小林稔侍とか登場させてたり葵ちゃんが理佐ちゃんの娘だったり滅茶苦茶書いてましたw

73 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第29話:2018/03/31(土) 13:28:07.08 ID:tfou4u7ta.net
「えっ!?澤部君を海に誘うように由依から頼まれたの?」
俺の言葉に驚きの声を上げる愛しの理佐ちゃん

理佐ちゃんに浮気を疑われてあっさりゆいぽんからの頼まれごとを喋っちゃう何よりも理佐ちゃんな俺

「うん、俺が理佐ちゃんにたぶらかされて山から海に変更したの聞かれててさ」って話す俺

「別にたぶらかしてないでしょ、人聞き悪いなぁ」って拗ねる理佐ちゃん

「しかし、由依ちゃん男の趣味悪いよね」って澤部のこと思い浮かべ笑う俺

「・・・」黙って俺を見つめる理佐ちゃん

「どうしたの?」って黙る理佐ちゃんに謎な俺

「うーん?私は由依のこと言えないかな」って苦笑いする理佐ちゃん

「どういう意味やねん!」ってむくれる俺

「それでどうすんの?」
なんてむくれる俺を無視して聞いてくる理佐ちゃん

「気分が悪いから放って置きます」ってへそ曲げる俺に

「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「だってさ・・・俺のこと好きだと男の趣味が悪いなんてあんまりじゃん」ってイジケル女々しい俺
 
「そんなこと気にしないでよ、私は小さい頃から俺君と一緒に居て好みがおかしくなっちゃってるから安心して」
なんて全然慰めにもなってない戯言のべる幼なじみの理佐ちゃん

「意味分かんねえ」って呟く俺に

「だ〜か〜ら!私はどんな俺君でもずっと好きでいてあげるから安心してって言ってるの!」
なんて怒った振りして俺を喜ばすこと口走っちゃう理佐ちゃんだから好き

74 :花屋の理佐ちゃん 第1話:2018/03/31(土) 14:51:17.28 ID:tfou4u7ta.net
「いらっしゃいませ」
地味なメガネ店員さんが小さな声で挨拶してくる

前から気になってた女と初デートの俺

いきなり花束で度肝抜いたれと企み近所の花屋へとやって来たってわけだ

「運命の女性に贈るから花束ヨロシク」って注文する俺に

「どんな感じにしますか?」って小声ながらも細かいオーダーを聞いてくるメガネ店員さん

小声だけど仕事は丁寧そうな店員さんにお任せで花束作ってもらう俺

「よく見たら美人だな・・・」
地味な印象とメガネのせいで最初は気づかなかったけど花束作る店員さんが美人なのを発見する俺

「お待たせしました」って出来上がった花束を渡す美人の店員さんにちょっとドキドキな俺

「ありがとう、君の美しさには負けるけど素晴らしい出来栄えだね」ってちょっとチャレンジして余計なこと言ってみる俺

「えっ・・・」俺の言葉に戸惑う美人の店員さん

「理佐ちゃんちょっと良い?」
なんてタイミング良く、もう一人の店員さんに呼ばれて俺にお辞儀して逃げるようにお店の中に消えてく美人の店員さん

「理佐ちゃんか、美人は名前まで可愛いな」って理佐ちゃんの美しい後ろ姿に見惚れる俺


「何この花?馬鹿にしてんの?」
花束渡したら喜ぶどころか怒り出す運命の女

「はい・・・?」予想外な運命の女の反応に戸惑う俺

「あんたみたいな嫌味な男は大嫌い!」って立ち去る運命の女

「なんでや・・・?」
なんて思いながらも花屋の理佐ちゃん見たせいか?運命の女に振られながらもショック軽めな俺


「上手くいきました?」
傷心なふりして慰めてもらおうと花屋へやってきた俺にやはり小声で聞いてくる理佐ちゃん

「なんか花束送られるの好きじゃない子だったみたい」ってしょんぼり装い呟く俺

「それは・・・」って同情してくれる理佐ちゃん

「花束渡したら怒り出して帰っちゃった」ってよりしょんぼり呟く俺

「なんて言っていいか・・・」って言葉なくうつ向く理佐ちゃん

「すいません愚痴っちゃって」って困る理佐ちゃんに謝る俺

「もっと良い人に出会えると良いですね」
なんて小さい声ながら俺を励ましてくれそうな理佐ちゃんだから好き

75 :花屋の理佐ちゃん 第2話:2018/03/31(土) 15:31:36.01 ID:bLJKs1Cra.net
「えっ!?もう出会ったんですか」
理佐ちゃんに励ましてもらった次の日に早くも運命の女性に出会った俺に驚く花屋の美人店員理佐ちゃん

「うん、出会っちゃった」ってうなずく俺に

「昨日振られたばかりですよね・・・」って絶句する理佐ちゃん

「出会いにタイミングなんて関係ないからね」ってもっともらしいこと言う俺

「惚れっぽいだけのような・・・」って苦笑いしながら花束を作ってくれる理佐ちゃん

「今度の娘は美人だしきっと性格も良いに決まってるよ、なんせ運命の出会いだからね」って理佐ちゃんに運命の女性を自慢する俺

「運命の出会いなんだ、良かったですね」
なんてぶっきらぼうに作った花束を渡す理佐ちゃん

「どうしたの急に、なんかあった?」
機嫌悪くなっちゃった理佐ちゃんに戸惑う俺

「別になにもありません」ってそっぽ向く理佐ちゃん

まあ、元々無愛想な店員さんだったか、と思い直し運命の女性とのデートに赴く浮かれ気分な俺


「あんたが道端で駄々こねるから仕方なくご飯に付き合ってあげたのに馬鹿にしてんの!」
花束渡した途端に怒り出す運命の女2号

「なんでや!」って早足で歩き去る運命の女2号の背中に叫ぶ俺

「またダメだったよ〜」
理佐ちゃんに慰めてもらいに花屋にきた振られ虫な俺

「さっきは運命の出会いって浮かれてませんでした?」っ笑顔で機嫌が直ってる理佐ちゃん

「違ってたみたいです」って今日はマジしょんぼりな俺

「そんなに落ち込まなくても・・・」って心配してくれる理佐ちゃん

「ありがとう、理佐ちゃんの可愛い顔みたら元気出てきたよ」って美人の理佐ちゃんに心配されて元気回復な俺

「からかわないでください」って真っ赤な顔して俯く理佐ちゃん

「からかってないよ、理佐ちゃんめっちゃ美人じゃん」って力説半端ない俺

「やめてよ、全然美人じゃないから」
なんて照れすぎてタメ口になっちゃう理佐ちゃん

こんなに美人なのに自分に自信が無い理佐ちゃんが愛おしい

「メガネ外して化粧したらもっと凄い美人になるよ」ってさらに力説する俺に

「うるさい!黙って!」
なんて褒められるのが苦手な理佐ちゃんだから好き

76 :花屋の理佐ちゃん 第3話:2018/03/31(土) 16:26:58.84 ID:25vcwRsza.net
「からかうならもう帰ってください」
なんて照れた理佐ちゃんに追い出されて帰路につく俺

「理佐ちゃん自分に自信が無いから美人なのに地味子ちゃんなのかな?」
そんなこと考えながら歩く俺の前を横切る美人


「えっ!?また出会ったの・・・?」
追い出したはずの俺がすぐさま運命の出会いを果たして戻って来たことに驚愕の理佐ちゃん

「うん、出会った」って強くうなずく俺に

「1日に何回も運命の出会いしてんじゃねーよ」って思わずドス効かす理佐ちゃん

小声の理佐ちゃんから発せられたドス声に一瞬ビビる俺

「あっ、すいません、つい・・・」って謝る理佐ちゃん

「全然平気だから気にしないで」ってむしろ好感度アップな俺

「でも、本当に好きなんですか?その人のこと」って俺の運命の出会いに懐疑な眼差しの理佐ちゃん

「うん、好き、あの娘が目の前を横切った瞬間に電気走ったから間違いないよ」って即答待った無しな恋する俺に

「そんなの恋に恋してるだけだよ、きっと」
なんて呆れ過ぎてまたタメ口になっちゃう理佐ちゃん

「あっ、すいません、また・・・」
すぐに気づいて慌てて謝る理佐ちゃん

「いや、タメ口で全然大丈夫、むしろ嬉しいかも」って笑う俺に

「ダメですよ、俺さんはお客様なんですから」って律儀なこと言う理佐ちゃん

なんだかんだ俺の運命の出会いに文句つけながらも花束を作ってくれた理佐ちゃん

」理佐ちゃんが作ってくれた花束もって運命の女3号の元へ急ぐ俺

「俺君!」呼び止められて振り向くと運命の女1号女だ

「またそんなイタズラしてるの?」って眉間にシワ寄せる運命の女1号

「イタズラ・・・?」なんのことやらチンプンカンプンな俺

「悪趣味だよ女の子からかって」って因縁つけてくる運命の女1号

「悪趣味・・・?」
マジでなに言ってんだこいつ?状態な俺

「もしかして、その花の花言葉知らないの?」って怪訝な表情浮かべる運命の女1号

「花言葉?」って聞き返す俺に

「あなたが嫌いって意味の花だよ、それ」って俺の抱える花束を指差す運命の女1号

「マジで〜!?」って叫ぶ超驚愕の俺

まさか理佐ちゃんが・・・なんて疑惑の理佐ちゃんだから好き

77 :花屋の理佐ちゃん 第4話:2018/03/31(土) 17:07:33.09 ID:25vcwRsza.net
「おいおい!いくら美人でも許せんな」
変な花束作った理佐ちゃんへの怒りをエネルギーに花屋へ向かう怒り心頭な俺

一晩頭を冷やそうと思ったけれど・・・

「可愛さ余って憎さ100倍どころか、理佐ちゃんは可愛さ余って可愛さ1億倍でも足りないぐらい可愛いじゃねえか!バカ野郎!」
翌日になってみたらますます怒り倍増な俺ってわけだ


「やいっ!この美人店員!俺の運命の出会いを返しやがれ!」って怒鳴りながら花屋の中へ特攻の俺

「うおっ!!美人の理佐ちゃんが超美人になっとる!!」
店に入った途端、眼鏡を外して化粧してる理佐ちゃんに思わず大声が出ちゃう俺

「ねぇ、朝からどうしたの?」
突然お店に入ってきて大声出す俺に心配そうな理佐ちゃん

「理佐ちゃんこそどうしたの?」って理佐ちゃんの変化に目が点な俺

「えっ・・・分かる・・・?」って俺の視線に照れる理佐ちゃん

「分かるよ、元から美人だけど今日は超美人になってるもん」って理佐ちゃんの美しさにため息漏らす俺

「大げさに褒めないでよ」なんて照れ隠しに拗ねた振りする理佐ちゃん

「なんで急にイメチェンしたの?」
超美人に変身した理佐ちゃんに度肝抜かれて怒りはどこへやらの俺

「うーん?信じてくれるかな・・・」って戸惑う理佐ちゃんだけど

「これから休憩だから付き合って」って意を決したように俺を公園に誘う理佐ちゃん

公園のベンチで理佐ちゃんと並んで座る俺

「初めてだねお店の外で話すの」って呟く理佐ちゃん

何故か今日は最初からタメ口の理佐ちゃん

そのせいか距離が近く感じてドキドキが止まらない俺

「50年後の私に会ったんだ」
そんな俺のドキドキなんて気づかないかのように話し出す理佐ちゃん

「50年後の理佐ちゃん・・・」あまりにも荒唐無稽な話しに戸惑う俺

「うん、信じらんないよね・・・」って呟く理佐ちゃん

「うーん、理佐ちゃん以外の人に聞かされたら信じないかな・・・」って答える俺

「私だと信じてくれるんだ」って苦笑いする理佐ちゃん

「うん、理佐ちゃん美人だから」真面目にうなずく俺に

「なに、その理由」ってまたも苦笑いの理佐ちゃん

「ねぇ、いつか結婚詐欺に騙されるよ」
なんて俺を見つめながら優しく微笑む理佐ちゃんだから好き

78 :花屋の理佐ちゃん 第5話:2018/03/31(土) 19:13:08.89 ID:25vcwRsza.net
「私も信じたんだよね」
理佐ちゃんだから信じるって俺の言葉に嬉しそうに頬笑み話を再開する理佐ちゃん

「お店の人が教えてくれたんだけどタイムマシーンおばさんって有名なおばさんなんだって、そのおばさん・・・」
教え諭すようにゆっくり話し出す理佐ちゃん

そして数分後

「引っ込み思案の息子の嫁探しのためにそんな作り話して歩いてんだそのおばさん」って理佐ちゃんの話しに驚嘆の声を上げる俺

「そのおばさんが50年後の理佐ちゃんだって言って今日運命の出会いをするって告げってたの?」ってよくそんな話を信じたな理佐ちゃんな俺

「それで地味子ちゃん止めたんだ」って理佐ちゃんのイメチェンが運命の出会いするからって気づいた俺

「やっぱり地味だった?」って苦笑いする理佐ちゃん

「まあ・・・でも信じて良かったんじゃないかな、そのおばさんのお陰で美人だった理佐ちゃんが超美人になったんだから」って慌てて話を変える俺

「大げさに褒めないでよ」って照れる理佐ちゃん

「でも信じて良かった、運命の人に出会えたから」って小さく呟く理佐ちゃん

マジか・・・タイムマシーンおばさんのこと信じ過ぎて息子のことまで運命の人だと思ってんのか・・・

理佐ちゃんの幸せそうな顔を見てたら・・・なんや胸が痛い俺
どうやら、今頃になって理佐ちゃんに恋していたことに気づくと同時に失恋しちゃった迂闊な俺

「ねぇ、どうしたの?」理佐ちゃんが心配そうに俺の顔を覗きこむ

「ごめん、何でもない」って理佐ちゃんに失恋したのがバレないように笑ってごまかす俺

「本当に・・・・?」って俺の変化に敏感に反応する勘の良い理佐ちゃん

今まで数知れない運命の女たちに振られたのを足しても足りないぐらい理佐ちゃんに失恋したショックの方がでかい俺

「でも良かったね理佐ちゃんにも運命の人現れて」
理佐ちゃんに心の動揺を悟られないように努めて平静を装う健気な俺に

「俺君・・・?」って戸惑う理佐ちゃん

「タイムマシーンおばさんも安心じゃないかな、理佐ちゃんみたいな娘さんが息子の嫁に来てくれたら」
なんてもうヤケ起こし始めてる俺

「やっぱり勘違いしてる」ってため息つく理佐ちゃん

「勘違い?」って理佐ちゃんの言ってる意味がイマイチ分からない俺に

「俺君がお店に来たから信じたんだけど」って苦笑いしながら話す理佐ちゃん

「タイムマシーンおばさんが50年後の理佐ちゃんだって信じたの・・・」さすがにヤバイだろそれはって引く俺

「俺君鈍いよ」ってまたもため息の理佐ちゃん

「今から運命の人と出会うって言葉を信じたの!」って鈍い俺にちょっと怒る理佐ちゃん

「もしかして理佐ちゃんの運命の人って・・・」
期待にドキドキしながら自分のこと指差す俺に

「やっと伝わった・・・」
なんて恥ずかしそう呟く理佐ちゃんだから好き

79 :花屋の理佐ちゃん 第6話:2018/03/31(土) 19:51:29.11 ID:25vcwRsza.net
「ねぇどうしたの?」
愛しの理佐ちゃんから運命の人に指名されたにも関わらず無表情な俺を不安そうに見てる理佐ちゃん

「ありがとう、嬉しい」って棒読みで返事する俺

「あんまり嬉しそうじゃないよ」ってますます不安そうな理佐ちゃん

「嬉しすぎて喜び方を忘れちゃったみたい」ってまたも棒読みな俺に

「喜び方忘れてんじゃねーよ」って可愛くドス効かす笑顔の理佐ちゃん


「そういえばさ、今日は何しにお店きたの?」
なんて聞いてくる理佐ちゃん

そうだ肝心なこと忘れてたぜって理佐ちゃんに聞かれて思い出した俺

「花言葉・・・」って理佐ちゃんに呟く俺

「バレちゃった」
イタズラ見つかった子供みたいな顔する理佐ちゃん・・・可愛すぎる

「なんであんなイタズラしたの?」って可愛すぎる理佐ちゃんに優しく聞く俺

「うーん?ヤキモチかな・・・」なんて照れ笑いの理佐ちゃん

「ヤキモチか〜」って理佐ちゃんにデレデレな俺

「うん、あと振られたらまたお花買いに来てくれると思って」
なんて笑顔で言ってくれる理佐ちゃんにデレデレが止まらない俺

「まさか毎日運命の出会いする人だなんて思わなかったけどね」って笑う理佐ちゃん

「俺惚れっぽいのかな?」って今さらな俺

「惚れっぽいよ」ってズバリな理佐ちゃん

「なのにどうして私には運命感じてくれなかったの?」って拗ねる理佐ちゃん

「理佐ちゃん美人過ぎて最初から諦めてたのかな・・・」って言い訳する俺に

「ふーん、じゃあ許してあげる」って寛大な理佐ちゃん

「理佐ちゃんは?」って寛大な理佐ちゃんに気を良くして聞いちゃう俺

「私は初めて会った時から運命感じてたよ」
なんて恥ずかしそうに呟く理佐ちゃん

「タイムマシーンおばさん来る前から理佐ちゃんの運命の人だったのかよ〜俺」
理佐ちゃんの言葉にニヤニヤが止まらずデレデレな俺

「良かった」呟く理佐ちゃん

「良かった?」

「うん、俺君がやっと嬉しそうな顔になった」
なんて嬉しそうに笑う理佐ちゃんだから好き




80 :名無しって、書けない?:2018/03/31(土) 21:32:25.92 ID:25vcwRsza.net
「花屋の理佐ちゃん」の原案は不協和音の個人PVです

過去に小説スレに投稿したのを加筆修正しましたm(__)m

81 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第29話:2018/04/01(日) 15:03:24.94 ID:2ug8VH2qa.net
「なんだよ〜突然山から海に変更しようなんて」
山じゃなくて海に変更しようって俺の提案に文句言うクラスメイトの澤部

ゆいぽんに頼まれた翌日、澤部を体育館の裏に呼び出す俺

「だいたい同じ強歩なら海より山の方が楽だなんて誘ったの俺君だろ」って俺を責める澤部

「理佐ちゃんに海に変えてって頼まれちゃったからさ」
理佐ちゃんが自ら俺の彼女なんて言ってくれたの思い出してニヤニヤしちゃう俺

「何ニヤニヤしてんだよ、気持ち悪いな、だったら俺君だけ海に変えればいいだろ」
なんて自分から幸せを手放そうとする愚かな澤部

「ちょっと待て、由依ちゃんがお前と一緒に海に行きたいからって俺に頼んできたんだ」っておもむろに切り札を出す俺

「そっ、それはもしかして・・・?」って俺の切り札に動揺する澤部

「お前みたいなゲテモノのどこが良いのか分からんけどな」って澤部にうなずく俺

「そんなこと言ったら渡邉さんだってかなりのゲテモノ好きじゃないか、実際幻滅したよ」
なんて俺の理佐ちゃんをディスる外道澤部

「お前ごときが人類最高峰の美人理佐ちゃんに幻滅するなや〜!」って澤部に殴りかかる俺

バスケ仕込みのフットワークで俺の渾身の右をかわす澤部


「俺君、大丈夫?」
俺が怪我をしたと聞き慌てて保健室に駆け込んでくる愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん、またも澤部にやられてしまったよ・・・」
なんて泣きつく俺をよしよししてくれる優しい理佐ちゃん

「ひどいな〜勝手に殴りかかってきて勝手に転んだのに俺のせいかよ〜」って捻挫した俺を保健室まで運んでくれた澤部

澤部の存在に気づいて俺を突き飛ばす恥ずかしがりな理佐ちゃん


「う〜ん?俺君が悪いね」俺と澤部の言い分を聞いて判決くだす理佐ちゃん

理佐ちゃんのお陰で冤罪が晴れて喜んで教室に戻る澤部
愛しの理佐ちゃんに裏切られて保健室のベッドでふて寝する俺

「ねぇ、拗ねないでよ」って困る理佐ちゃん

「理佐ちゃんの名誉を守るために戦ったのに・・・これが中世のヨーロッパなら名誉の騎士としてお姫様からご褒美のキスしてもらえるレベルの偉業なのに」って騎士道精神溢れる俺

「大げさだな・・・」って苦笑いの理佐ちゃん

「全然大げさじゃないやい!」って駄々っ子な俺

幼なじみの理佐ちゃんが澤部の味方したのがそんだけ悔しいのだ

「ねぇ、こっち向いてよ」って駄々こねる俺に優しくささやく理佐ちゃん

優しい理佐ちゃんに釣られて振り向く俺の頬にチューしてくれる理佐ちゃん

「ご褒美あげたんだから機嫌直して教室に戻りなよ」
なんて照れ隠しにぶっきらぼうな理佐ちゃんだから好き

82 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第30話:2018/04/01(日) 20:14:35.05 ID:8Ro6BIt5a.net
「機嫌直して教室に戻りなよ」
なんて言い残して走り去る理佐ちゃんを呆然自失で見送る俺

幼なじみの理佐ちゃんに初めてチューされてしまった・・・

澤部にケンカで負けた上に理佐ちゃんが澤部寄りのジャッジして有罪の身になってしまった俺を同情したからだろうけど・・・

それでもチューはチューだ

おそらく未来に残したい美人第一位の理佐ちゃんにチューされたからには機嫌直して教室に戻らねばと立ち上がろうとする俺

「うん?さっきより痛い上にヤバイぐらい足首が腫れとる・・・」
とても歩けずベッドに逆戻りして保健室待機な俺

そして次の休み時間にゆいぽんがやって来た

「私のせいでごめんなさい」って謝るゆいぽん

「澤部になんか言われた?」

「うん・・・」って小さくうなずくゆいぽん

由依ちゃんに誘われたから海に行くってだけ告げれば良いのに・・・あの馬鹿

余計なことまで言う澤部に腹を立てる俺

「この怪我は由依ちゃんには関係ないから気にしないでよ」
再度謝ろうとするゆいぽんにそう告げる俺

と、そこに

「ちょっと、ご褒美あげたのに教室に戻ってないってどういうこと!」
教室に俺の様子を見に行ったら戻ってないと知り保健室に怒鳴り込んできた理佐ちゃん

ゆいぽんと鉢合わせして真っ赤な顔で俯く理佐ちゃん

「ねぇ、チューまでさせといてまだ機嫌直らないの?」
ゆいぽんに聞こえないように顔を近づけて小声で詰めてくる理佐ちゃんだから好き

83 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第31話:2018/04/01(日) 21:26:46.25 ID:8Ro6BIt5a.net
「本当に仲良いね・・・」
顔を近づけて俺を詰問する理佐ちゃんを見て勘違いするゆいぽん

「ちょっと由依、なに言ってんの?私はチューしてあげたのに教室に戻らない俺君を怒ってんだけど」
ゆいぽんに勘違いされて慌てたせいか余計ななことまで言っちゃう愛しの理佐ちゃん

「やっぱり仲良いじゃん」って泣きそうなゆいぽん

「ねぇ、どうしたの?」ってゆいぽんに優しく聞く理佐ちゃん


「なに!澤部の野郎、海に行かないだと!」
理佐ちゃんに促されて喋り始めたゆいぽんの話に驚き怒る俺

「うん、気持ちは嬉しいけど好きな人がいるからって謝られちゃった」って理佐ちゃんの方をチラッと見て力なく笑うゆいぽん

澤部の好きな人か・・・理佐ちゃんを見る俺

「なに見てんの?」
なんて澤部の好きな人が自分だと気づいてない迂闊な理佐ちゃん

「理佐ちゃん、先生に松葉杖借りて来てよ」って頼む俺


「由依ちゃんもしかしてさ、澤部に好きな人聞いちゃった?」
理佐ちゃんが先生に松葉杖借りに保健室を出てくの待ってゆいぽんに聞く俺

「俺君は良い奴だけど、先に出会っただけで好きになってもらえるなんて不公平だって言ってた・・・」

ゆいぽんの言葉に頭を抱える俺

「由依ちゃんにお願いなんだけどさ、理佐ちゃんには内緒にしといてくんないかな、ああ見えてけっこう気にしいだからさ」
なんて由依ちゃんと澤部が上手く行かないのを理佐ちゃんが気にしないように配慮する俺


「俺君松葉杖借りて来たから教室戻ろう」って保健室に入ってくる理佐ちゃん

「俺君って優しいんだね」
なんて呟いて理佐ちゃんと入れ替わりに保健室出てくゆいぽん

「なんか怪しい」
なんて俺の気も知らないで機嫌悪くなりそうな理佐ちゃんだから好き

84 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第32話:2018/04/01(日) 22:02:58.65 ID:8Ro6BIt5a.net
「理佐ちゃんここでいいよ」
保健室から肩を貸してくれた幼なじみの理佐ちゃんに教室の手前で待ったをかける俺

「遠慮しなくていいよ、席まで行ってあげる」
なんて言ってくれる優しい理佐ちゃん

「違うんだ理佐ちゃん、男としてのプライドがさっきから囁いてくるんだ、女の肩を借りて恥ずかしくないのかって」
なんては言ったものの本当は理佐ちゃんを好きな澤部の前で理佐ちゃんとイチャイチャするのは忍びない俺

同じ女に惚れた男として澤部の気持ちを慮る俺

「いつもは私に甘えたくてギャーギャーうるさいのに、何がプライドよ」って苦笑いしながらも俺から離れない理佐ちゃん

無念にも理佐ちゃんに肩を貸してもらったまま教室に入る俺

澤部と目が合い気まずい俺

「渡邉さん、話したいことがあるから放課後付き合ってくたさい」
意を決したように理佐ちゃんに頼む澤部

ゆいぽんをきっかけに理佐ちゃんをめぐり俺と澤部の戦いが始まんのかって身震いする俺

「放課後は俺君の面倒見なきゃいけないから無理かな・・・」ってあっさり断る理佐ちゃん

「大事な話がしたいのでそこをなんとか」って食い下がる諦めの悪い澤部を

「怪我してる俺君放って置けないからやだよ」
なんて打ち砕く俺ファーストな理佐ちゃん

理佐ちゃんの幼なじみに生まれて一番最初に出会って好きになってもらって良かった

心の底からそう思わせる理佐ちゃんだから好き

85 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第33話:2018/04/02(月) 07:09:27.76 ID:4vmG1tOUa.net
「ちょっと話あるんだけど付き合ってくれよ?」
昼休みになると同時に澤部が俺を体育館の裏に誘いにきた

理佐ちゃんに振られるどころか、その舞台にも立たせてもらえなかった澤部が俺になんの話だろうか?

まさか・・・嫉妬に狂って俺をめった刺しにする気じゃあるまいな?

よく見りゃいかにもストーカーっぽい雰囲気の澤部に嫌な予感を覚える俺

「なんの話か知んないけど今ここでしろよ」
二人だけになるのは危険と判断する危機回避能力高めな俺

「ここじゃみんなの目があるからさ」
いかにもなんか企んでる怪しい澤部に恐怖すら覚えるビビりな俺

怖いから絶対に教室から出ない覚悟の俺に

「それに放課後は渡邉さんが付きっきりだろ」なんて囁く澤部

澤部の言葉に理佐ちゃんの身の危険を感じる俺

「どこでも行ってやるよ」
俺のとこで食い止めねば愛しの理佐ちゃんにまで危害を及ぼしかねないストーカー澤部に覚悟を決める俺

「先に行って待ってろ」
澤部に言い置いて理佐ちゃんに遺書を書く俺

「これを理佐ちゃんに渡してくれる、それと先生にちょっとしたら体育館裏に来てくれって言っといて」
さっきから俺と澤部のやり取りを心配そうに見ていたゆいぽんにそうお願いして、理佐ちゃん宛の遺書を託し松葉杖を頼りに体育館の裏へ赴く俺

これで俺がめった刺しにされても澤部は逮捕されて理佐ちゃんへの危害は及ぶまいって悲壮な決意の俺


「実はさ、渡邉さんに完全に振られたから由依ちゃんに行こうかと思うんだけど、どうかな?」

俺に悲壮な決意をさせたくせにあっさり理佐ちゃんからゆいぽんに乗り換える節操の無い澤部

「お前ごときが理佐ちゃんから乗り換えるなんて許されると思ってんのか?一生理佐ちゃんに片想いし続けろや!」

怒鳴ると同時に澤部に松葉杖アタックを敢行する俺を軽くかわす澤部

「俺君大丈夫かよ?、怪我してんだから無茶すんなよ」
なんて無様に転がる俺を助け起こそうと近づく優しい澤部

と、その時

「俺君に近づかないでよ!」って必死に叫び過ぎて声が裏返る愛しの理佐ちゃん

同時に厳つさに定評ある生活指導の土田先生が乱入してきてボコられる澤部

「俺君大丈夫?もう怖くないからね」
なんて俺を抱きしめてくれる理佐ちゃんだから好き

86 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第34話:2018/04/02(月) 20:35:44.92 ID:XniY+IAxa.net
「もう、なんであんな大げさな手紙書いてんのよ!」
職員室を出るなり俺にキレる愛しの理佐ちゃん

俺の書いた遺書が原因で澤部に俺が刺されると慌てて土田先生を焚き付けた幼なじみの理佐ちゃん

澤部への疑惑が俺の勘違いと分かりうっかり澤部をボコッてしまった土田先生から説教されてたってわけだ

「澤部の奴が理佐ちゃんのストーカーになっちゃったと思ってさ、めった刺しにされると思い込んでたから・・・」って理佐ちゃんの剣幕にビビる俺

「なに、そのとんでもない勘違い・・・」
俺の飛躍的な妄想力にちょっと引く理佐ちゃん

「そしたら澤部の奴、あっさり理佐ちゃん諦めて由依ちゃんに乗り換えやがってさ」って思い出すだに腹が立つ俺

「なんで怒ってんのよ、諦めてもらったほうが私は助かるんだけど・・・」
なんて理佐ちゃんをあっさり諦めたことに怒る俺を苦笑いしながら諌める理佐ちゃん

「ちゃんと澤部君に謝って由依との仲を取り持ってあげなよ、みんな俺君が悪いんだから・・・」
澤部が土田先生にボコられたのは自分が早とちりで土田先生を焚き付けたせいなのに何故か全て俺のせいにするちゃっかり理佐ちゃん


「俺君、ちょっとストップ」
澤部がいる保健室のドアを開けようとして立ち止まる理佐ちゃん

俺に向かって唇に人差し指を立てて静かにしろポーズして聞き耳立てる理佐ちゃん

「痛くない・・・?」

「うん、痛いけど由依ちゃんが絆創膏張ってくれたから痛くない」

「なにそれ・・・」

「こんなことなら素直に由依ちゃんと海を選んで置けばよかったよ」

「それならまだ間に合うよ・・・」

理佐ちゃんの真似して聞き耳立てた俺に澤部とゆいぽんの会話が聞こえてきた

「俺君の取り持ちいらないみたいだから帰ろうか?」
なんて松葉杖の俺に肩を貸してくれる理佐ちゃんだから好き

87 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第35話:2018/04/02(月) 21:20:28.23 ID:XniY+IAxa.net
「理佐ちゃんのために澤部に刺されるなら僕は本望です、出来ればもう少し理佐ちゃんのそばに居たかったけど先立つ俺のことは忘れて幸せになってくれ」
さっきから俺の書いた遺書を声を出して読んでる理佐ちゃん

どうやらツボらしく読み終わる度に腹を抱えて爆笑してる愛しの理佐ちゃん

松葉杖に慣れない俺を気づかい川原で休憩しようなんて言ってくれた理佐ちゃん

退屈しのぎに遺書を読み出したってわけだ

「理佐ちゃん、もう5回も読んでるよ」ってうんざり顔な俺

「だって読めば読むほど馬鹿なんだもん」ってまた笑い出す理佐ちゃん

「笑いすぎでパンツ見せちゃってる女に言われたくないな」って反撃する俺に

「パンツ見てんじゃねーよ」って慌ててスカート押さえながらドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、川原で彼女のパンツが見えちゃってたらもっと早く教えてよ」
なんて二人っきりになると幼なじみからすっかり彼女になってる理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんが愛おしくて思わず微笑む俺

「ねぇ、なに笑ってんの!彼女が他の人にパンツ見られても平気なの?」ってむくれる理佐ちゃん

むくれる理佐ちゃんに困る俺

「ふふっ、俺君が平気な分けないか」って困る俺見て笑う理佐ちゃん

「うん・・・?」って戸惑いの俺

「臆病なくせに私のために刺されるかもしれないのに澤部君に立ち向かってくれたんだもんね」って俺に寄りかかる理佐ちゃん

「理佐ちゃんのためなら当たり前だろ」って照れる俺

「ありがとう、でもね、俺君が居なくなっちゃったら私は幸せになれないんだよね・・・だからもう危ないことしないでね」
なんて言ってくれそうな理佐ちゃんだから好き

88 :名無しって、書けない?:2018/04/02(月) 22:10:56.71 ID:XniY+IAxa.net
なかなかタイムリープしないな・・・

89 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第36話:2018/04/02(月) 22:12:34.49 ID:XniY+IAxa.net
「ひゃっはははは〜お前またケンカに負けたのか!」
理佐ちゃんに肩を借りて帰宅した松葉杖な俺を見て笑う俺のお父ちゃん

理佐ちゃんとイチャイチャしてるうちに7時近くになってしまい運悪く仕事から帰ってきたお父ちゃんと鉢合わせしてしまった俺

「俺君のことイジメないでよ」ってイジメッ子なお父ちゃんから俺を庇ってくれる母性愛半端ない理佐ちゃん

「だって理佐ちゃん、コイツ短気だからしょっちゅうケンカしてんだぜ、自業自得なんだから庇う必要ないぜ」って子供みたいなお父ちゃん

「俺君は短気じゃないですよ〜」ってお父ちゃんにあっかんべーして自分の家に消えてく理佐ちゃん

「お父ちゃんのせいで理佐ちゃんご機嫌斜めになっちゃったじゃねえか」ってお父ちゃんに文句言う俺

「え〜っ!?俺のせいで理佐ちゃん怒っちゃったのかな・・・」
なんて動揺する俺同様理佐ちゃんファーストなお父ちゃん

「別に怒ってないよ」って手にアルバム持って戻ってきた理佐ちゃん

「ほら、見て」って俺とお父ちゃんにアルバム見せる理佐ちゃん

「理佐ちゃん、なにこれ?」
アルバムに納められた数々の俺の写真に戸惑う俺とお父ちゃん

「俺君が私のためにケンカした時の記念写真コレクションだよ」って胸を張る理佐ちゃん

それで傷だらけの顔なのか・・・

しかし、こんな写真をコレクションしてるなんて・・・
猟奇的な彼女な理佐ちゃんにドン引きする俺とお父ちゃん

「ドン引きしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「とにかく、俺君は私のためにしかケンカしたことないんだから短気なんて誤解しないでよね」ってお父ちゃんを詰める理佐ちゃん

言われてみれば俺の戦いの歴史は全て理佐ちゃんを守るためだったと感無量な俺に

「今日も私のためにケンカしてくれたんだもんね」
なんて微笑んで最新の記念写真を撮影する理佐ちゃんだから好き

90 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第28話:2018/04/03(火) 21:48:34.36 ID:BgpG8i8sa.net
「なにしとんじゃ〜戸崎!」
サトノダイヤモンドが行き場無くしてんの見て頭を抱える俺

サトノダイヤモンドからペルシアンナイトの馬単にヘソクリ10万行ってた俺

「ちきしょう!理佐ちゃんに結婚指輪買ってあげるつもりだったのに台無しだよ」
1着にスワーヴリチャードが入ってるからサトノダイヤモンドが来たとて意味が無いのも忘れて嘆く俺

「ちきしょう!来てたら500万近くついてたのによ〜」ってウインズの床を叩き悔しがる俺

「ちょっと、なに騒いでんのよ?」
いつの間にか遊園地から俺を探しにウインズに迷い込んで来た愛しの理佐ちゃん

「ひぃ〜理佐ちゃん聞いてくれ戸崎の意気地無しがビビりやがって〜かくかくしかじか・・・」って説明する俺

「そんな目を血走らせて説明されても分からないよ・・・」って俺の熱意が愛する理佐ちゃんに伝わらない歯痒さに身悶えする俺

「それにさ、損しても私のあげた500円だけなんだからそんなに罵ったら馬に乗ってる人が可哀想だよ」
なんて俺の10万、いや500万近い金を飛ばした戸崎を可哀想と同情する優しい理佐ちゃん

それにつけても3連単で100円しか買ってないのに10万とかつくと10万負けた気になるのは何故だろう・・・

「ねぇ、遊園地ひとりじゃつまんないんだけど・・・」って呟く理佐ちゃん

「俺も遊園地で遊ぼうかな」って理佐ちゃんと手を繋ぐ俺


「理佐ちゃんに結婚指輪プレゼントするつもりだったんだ」
ハズレ馬券の散らかる通路を遊園地に向かう俺と理佐ちゃん

「え〜っ、競馬のお金じゃやだな、安くてもいいから俺君が頑張って働いたお金で買ってよ」
なんて言ってくれる健気でリーズナブルな理佐ちゃんだから好き

91 :同級生の理佐ちゃん 第41話:2018/04/04(水) 20:38:08.36 ID:8KgMMpjia0404.net
「ついに理佐ちゃんにチューしてもらったんだ、良かったね」
俺を祝福してくれるバイトの先輩こと白石麻衣やん

理佐ちゃんを家まで送ってあげたら感激してくれた理佐ちゃんから頬にチューされて舞い上がった俺

学校では理佐ちゃんに監視されて誰にも話せずに悶々として過ごした反動から放課後になるや速攻でコンビニバイトに赴き白石先輩に喋ってるってわけだ

「このバイト選んで良かったですよ、理佐ちゃんとは毎日一緒に電車乗れるし美人の白石先輩とも毎日会えるし」って高笑いの俺

「店長も喜んでたよ、俺君毎日出てくれるから」

そう、理佐ちゃんと一緒に電車に乗りたい一心で週3ぐらいのつもりが気づいたら毎日バイトしてる俺

「いや〜白石先輩に会いたい一心ですよ」
なんて理佐ちゃんにチューされて男としての自信を深めたせいかさりげなく白石先輩にアタックを試みる俺

理佐ちゃんと次のステップに進むためにも白石先輩で経験値を上げとこうってわけだ

なにしろ俺の理佐ちゃんはそこら辺は疎そうだから俺がリードしてあげないと始まらんからな

「本当、白石先輩が居なかったら3日で辞めてたかもですよ、ただただ麻衣ちゃんに会いたい一心で通ってるだけっす」ってしおらしいふりしながら麻衣ちゃん呼びに踏み込む俺

「俺君・・・」って小声で囁き俺の背後を指差す白石先輩

恐る恐る振り向く俺の目に飛び込む・・・怒りの理佐ちゃん・・・

「俺君の浮気者!」って涙目で駆け出す理佐ちゃん

「理佐ちゃん待ってくれ!」
駆け出す理佐ちゃんを必死に引き止める俺

「離してよ」
なんて理佐ちゃんと揉み合いになり転がる俺と理佐ちゃん

偶然にも理佐ちゃんのオッパイに触れちゃう俺

「触ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

それに釣られたわけでは無いけど揉んでみる本能が暴走しちゃう俺に

「もう絶交だよ!」
なんて甘美な感触を俺の右手に残し去り行く理佐ちゃんだから好き

92 :同級生の理佐ちゃん 第42話:2018/04/04(水) 22:00:57.80 ID:8KgMMpjia.net
「振られちゃったね・・・」
遠のく愛しの理佐ちゃんの後ろ姿を呆然と見送る俺に現実を突きつける白石先輩

さっきまで理佐ちゃんにチューされた喜びで浮かれていた俺なのに・・・

「どうしてこうなった!」って五体投地して慟哭する俺

「俺君大丈夫?」って心配してくれる白石先輩

「やだよ〜理佐ちゃんに嫌われたくないよ〜」って涙が止まらない俺

「振られたぐらいで泣かないでよ」ってよしよしして慰めてくれる白石先輩

「やだよ〜理佐ちゃんじゃなきゃやだよ〜」って白石先輩の手を払いのけて泣きわめく俺

「失礼な奴だな」って苦笑いする白石先輩

「落ち着いたら戻ってきて棚卸し手伝ってよ」ってコンビニのバイトに戻る白石先輩


「理佐ちゃんが放課後に俺を待っててくれただけで嬉しかったのに、ずっと幸せが続くと思ってたのにこんな結末悲し過ぎるよ」って地面に突っ伏し泣きじゃくる俺

「私だって俺君が待ち伏せしてくれて嬉しかったんだよ」って泣きじゃくる俺に声かけてくれる理佐ちゃん

「理佐ちゃん戻ってきてくれたのか〜」って理佐ちゃんに抱きつく俺に

「抱きついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「次に浮気したら本当に絶交するからね」ってきっぱり告げる理佐ちゃん

「許してくれるの?」って縋る瞳で理佐ちゃんに訴える俺

「私に絶交って言われただけで凄い泣いてたから今回は許してあげるよ」
なんて地べたに座る俺の頭をよしよししてくれる理佐ちゃんだから好き

93 :同級生の理佐ちゃん 第43話:2018/04/05(木) 07:18:11.99 ID:X7piTr+Ua.net
「昨日はヤバかったな」
学校行こうと理佐ちゃんとの待ち合わせ場所に1時間も早く来て待つ俺

来たるべき理佐ちゃんとの初エッチに備えてバイトの先輩である白石先輩相手に研鑚を積んでおこうとした用意周到な俺

ところが、白石先輩に軽くアプローチしてるところを愛しの理佐ちゃんに見つかりあわや絶交の憂き目を見た俺

なんとか理佐ちゃんからの慈悲を賜り絶交を回避出来たものの理佐ちゃんの機嫌をとるべく朝も早から駅で理佐ちゃんを待つ俺だったのである

「ちょっと早く来すぎちゃったな、まだ7時だよ」ってアクビする俺に

「やっぱり早く来てた」って声かける理佐ちゃん

「あっ、おはよう理佐ちゃん」って慌ててお辞儀する謙虚な俺

「早いね」って待ち合わせ1時間前に来る理佐ちゃんに驚く俺

「俺君のことだから今日は早く来てると思ってさ」
なんて俺の気を軽くしてあげようとわざとイタズラに笑う理佐ちゃん

「俺のために早出させちゃってすいません」って平身低頭謝る俺

「本当に反省してよね」って笑うかかあ天下を築き上げつつある理佐ちゃん


「まだ早いから誰も居ないね」
なんて空っぽの教室を見渡して呟く理佐ちゃん

「理佐ちゃん理佐ちゃん、見て」って黒板に俺と理佐ちゃんの相合い傘書く俺に

「バカやってんじゃねーよ」ってドス効かせながら相合い傘の周りに独特なセンスの花や動物の絵を書きだす理佐ちゃん

「シュールだね・・・」ってなんとか褒めるご機嫌取りな俺

「見てー」
俺の苦肉の策な褒め言葉に気を良くした理佐ちゃん、相合い傘の横になんか縦やら斜めの線を書いとる

「なんの意味があんのその棒?」って迂闊にも聞いちゃう俺

「棒とか言ってんじゃねーよ」ってチョーク片手にドスを効かす理佐ちゃん

「俺君と私が仲良く手を繋いで登校してるところを書いたの」
なんて相合い傘の横のシンプルな線を説明してくれる理佐ちゃん

「照れるな〜」ってまたも俺と理佐ちゃんの相合い傘書く俺

「もっと照れろ」なんて俺に負けじと相合い傘書き始める愛しの理佐ちゃん

と、そこにガラガラと音を立てて開くドア

「何やってんの?あんたたち」
黒板に書かれた相合い傘と理佐ちゃんのシュールな絵を見て絶句する理佐ちゃんの親友志田愛佳

「ひぃ〜超うける〜www」
一瞬絶句したもののすぐに腹を抱えてバカ笑い炸裂な志田愛佳

真っ赤な顔して俯く恥ずかしがり屋な理佐ちゃん

「笑ってんじゃねーよ」
なんて小声で呟く理佐ちゃんだから好き

94 :上京理佐ちゃん 第31話:2018/04/06(金) 00:44:53.25 ID:yZM8Uw9Ua.net
「私も俺君以外と結婚する気無いからさ」
遠距離恋愛中の俺へのご褒美としか思えない理佐ちゃんのお言葉を胸に理佐ちゃん号という名の軽トラを飛ばす俺

「ねぇ、スピード出し過ぎ」って注意する理佐ちゃん

「鉄は熱いうちに打てって言うだろ、一刻も早く理佐ちゃんの部屋に戻りたいんだ」
なんて理佐ちゃんの俺以外と結婚する気無いって言葉聞いてヤルなら今日しかないと思い極める俺

理佐ちゃんの部屋の近所にあるパーキングに理佐ちゃん号を止めて理佐ちゃんを見つめる俺

「理佐ちゃんにひとつ聞いておきたいんだけどさ、俺のこと目の中に入れても痛くないくらい可愛いと思う?」ってマジなトーンな俺

「なに急に・・・?」って戸惑う理佐ちゃん

「真剣に聞いてるんだ、恥ずかしがらないで答えて欲しい」

今日は逃がすつもりのない俺に覚悟を決める理佐ちゃん

「俺君のこと好きだから、そう思う時はあるかな・・・」って恥ずかしがりながらもちゃんと答えてくれる理佐ちゃん

一番聞きたかった言葉に勇気をもらった俺

「理佐ちゃん、今日は俺帰らないから覚悟を決めてくれ」って男らしい俺

「どういう意味か分かんないんだけど・・・」って呟く理佐ちゃん

「目の中に入れても痛くないくらい可愛いと女
に思われたら大事な穴にも入れさせてもらえるって諺があるからさ」
そっと囁いて理佐ちゃんの肩を抱こうとする俺に

「ゲスい諺言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「もう、せっかく海の見える教会のお陰でロマンチックな気分だったのに台無しだよ」
なんて怒って車から降りてっちゃう理佐ちゃんだから好き

95 :同級生の理佐ちゃん 第44話:2018/04/06(金) 06:44:59.79 ID:zMmsDLU2a.net
「俺君のせいで恥ずかしい思いしちゃったじゃん」
駅へと向かう道を歩きながら拗ねる理佐ちゃん

「過去なんて見ることも出来ないし触れることも出来ないような物は無いのと同じなんだから気にすんなよ」
もはや時は放課後、志田愛佳に黒板に相合い傘書いてはしゃいでる姿を目撃されたのなんて歴史の一部になってしまってる俺

「難しいこと言われても分からないよ」って俺の話について来れずにますます拗ねる理佐ちゃん

「まあ、ようするに我々三次元に生きる者には目の前の今だけが真実なんだから気にすんなってこと、肉体という物質として存在してる以上は今触れてる物しか感じられないでしょ」
自分でもよくわからない屁理屈で愛しの理佐ちゃんを慰めるいたわりの俺

慰めてるつもりが触れるって言葉に触発されて昨日の理佐ちゃんのオッパイの感触を思い出し理佐ちゃんの胸をめっちゃ見る俺

「ちょっと何処見てんの?」
俺同様触れるって言葉に敏感に反応し胸を手で隠すおませな警戒心発動な理佐ちゃん

「自意識過剰だよ理佐ちゃん、俺は案外プラトニックな愛だぜ」ってことさら興味無い振りをする俺

「ウソついてんじゃねーよ」って唇を尖らせてドス効かす理佐ちゃん

「白石先輩に浮気しようとしてたくせに・・・」
小さな声で呟き歩き出す理佐ちゃん

まだヤキモキ妬いてんのか・・・

「よし、理佐ちゃん腕を組もう」って肘を曲げて隙間を作ってあげる俺

「何それ、意味分かんないんだけど?」って鈍い理佐ちゃん

「腕組めば俺が理佐ちゃんだけの物だって安心できるだろ」って優しい俺

「私がヤキモキ妬いてるみたいに言わないでくれる」って素直じゃない理佐ちゃん

「じゃあいいや」って俺が腕を引っ込めたら

「意地悪してんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら慌てて腕を組んでくる理佐ちゃんだから好き

96 :名無しって、書けない?:2018/04/07(土) 08:28:03.66 ID:b0M87XTna.net
仕事が忙しすぎる・・・

97 :名無しって、書けない?:2018/04/07(土) 10:33:50.67 ID:QHk4nzhkK.net
仕事が忙しいのは幸せなことやで
スレは保守しとくよって頑張りや〜

98 :名無しって、書けない?:2018/04/07(土) 23:54:59.87 ID:s9RJW5O2a.net
>>97
ありがとうございますm(__)m

忙しいことに感謝しつつまだ働いとりますw

99 :保育園の理佐ちゃん 第16話:2018/04/08(日) 15:36:06.43 ID:WEVVCXP4a.net
「理佐ちゃんごめん、日曜日ダメになっちゃった」
朝から元気に体当たりしてくる我が子俺助を受け止めた保育士の理佐ちゃんに謝る俺

花見の場所取りのお礼にと愛しの理佐ちゃんがデートしてくれることになり喜んだのも束の間

お節介な親戚の叔母さんにお見合いさせられることになってしまった俺

「叔母さんには色々迷惑かけてるから断れなくて本当にごめん」って頭下げる俺に

「俺君に無理矢理約束させられただけだから謝んないでいいよ」
なんて人前だというのにタメ口になっちゃうほどご機嫌斜めになっちゃう理佐ちゃん

「そんな拗ねないでよ」って理佐ちゃんの機嫌をとる俺に

「なんで私が俺君がお見合いするの拗ねんのよ」ってむくれる理佐ちゃん

おっ、そっちに拗ねてんのか

どうやらお見合いにヤキモチ妬いてる理佐ちゃんにニヤニヤしてしまう俺

「ねぇ、私との約束すっぽかすくせに何ニヤニヤしてんのよ」ってヤキモチ妬きな理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんに手を焼く俺

「あらあら朝から仲良いわね」
困ってる俺に助け船出してくれる園長先生

「仲良くないですよー!」
なんて真っ赤な顔して逃げてく理佐ちゃんだから好き

100 :保育園の理佐ちゃん 第17話:2018/04/08(日) 20:01:18.89 ID:T5ivfN/ba.net
「ごめんくださーい!」
日曜日のお昼に理佐ちゃん家を訪れる俺

「何?デートは中止でしょ」
やっぱり冷たい愛しの理佐ちゃん

せっかく近づいた気がする理佐ちゃんとの距離が再び遠退くのを恐れた俺

お見合いに我が子俺助を連れて行けないという口実をでっち上げて理佐ちゃんに預けに来たってわけだ

「・・・という訳で、よろしくお願いします」
深々と頭を下げる俺

「図々しくない?」って眉間にしわを寄せる理佐ちゃん

「図々しいとは思ったんですけど・・・理佐ちゃんしか預かってくれる心当たりが無いもので」

「あんたのお母さんにだってなついてるじゃん、俺助君」
俺のウソ八百を即座に見破る鋭い理佐ちゃん

「今日に限って理佐ちゃんじゃなきゃ嫌だとむずがりまして・・・」

言うと同時に俺助の背中を叩き合図を送る俺

「理佐ちゃんじゃなきゃやだ〜」
打ち合わせどうりに理佐ちゃんに泣きつく有能な我が子俺助

そんな俺助に困る理佐ちゃん


「お客さんなら上がってもらいなさい」
騒がしい理佐ちゃんと俺に気づき玄関に出てきたお義母さん

「あら、俺助君また遊びに来たの」
なんて俺助を抱き上げるお義母さん

「お義母さん、実は・・・かくかくしかじかでして」
お義母さんを味方に引き込むために熱弁の俺に

「お義母とか呼ばないでよ」って注文つける不機嫌な理佐ちゃん

「いいじゃない呼び方ぐらい、俺君からデート断られたせいで昨日から機嫌悪いのよ、この子ったら、楽しみにしてたのにね」って笑うお義母さんに

「うるさい!黙って!」って照れ隠しにキレる理佐ちゃん

なんだかんだ俺とのデートを楽しみにしてたみたいな理佐ちゃんだから好き

101 :保育園の理佐ちゃん 第18話:2018/04/08(日) 21:07:33.79 ID:T5ivfN/ba.net
「デートの約束守れなくてごめんなさい」
お義母さんのなんの気ない言葉で理佐ちゃんがデートを楽しみにしてくれてたと知り再び謝罪の俺

「別に楽しみにしてた訳じゃないから」ってそっぽ向く意地っ張りな理佐ちゃん

「預かってあげなさいよ」
なんて理佐ちゃんを説得してくれるお義母さん

「もう、わかったわよ」
なんてついに陥落するなんだかんだ優しい理佐ちゃん

お義母さんの勧めで理佐ちゃん家でお茶をいただく俺

「ねぇ、お見合いなのに普段着でいいの?」って俺の服装に難癖つける理佐ちゃん

「俺には心に決めた女が居ますからって断りに行くだけだから、普段着でいいの」
なんて理佐ちゃんの機嫌をとる俺

「調子いいな」って苦笑いする理佐ちゃん

「早く帰ってくるなら夕飯はうちで食べてきなさいよ」って言ってくれるお義母さん

「マジですか!?理佐ちゃんの手料理食べさせてくれるんですか?」って大興奮の俺

「なんでお見合い行くあんたにご飯作ってあげなきゃいけないのよ!」ってキレる理佐ちゃん

理佐ちゃんに怒られ悄気ながらお見合いに向かう俺

「気にしないで夕飯たべてってね」
なんて俺助を抱きながら見送ってくれるお母さん

「ありがとうございます」ってお礼を言って駅に歩き出す俺に

「ちょっと待って〜」って慌てて玄関に出てくる理佐ちゃん

「どうしたの?」って理佐ちゃんに聞くお義母さん

「ちょっと買い物してくるだけ」ってお義母さんに素っ気なく返事する理佐ちゃん

駅までの道を一緒に歩く俺と理佐ちゃん

やっぱり怒ってんのかな?

なにも喋らない理佐ちゃんに気が滅入る俺

「じゃあ、俺あっちだから」って駅前で理佐ちゃんにお別れする俺に

「ねぇ、夕飯なに食べたいか教えてよ?」
なんて、それが聞きたくて駅までついてきちゃった理佐ちゃんだから好き

102 :保育園の理佐ちゃん 第19話:2018/04/09(月) 07:29:49.76 ID:wWv4dPO/a.net
「うーん、困った・・・もう7時近いじゃないか」
お見合い相手を待たせてレストランのトイレで困る俺

愛しの理佐ちゃんに断ってさっさと帰ってくるなんて言った俺ではあるが・・・

叔母さんに紹介されたお見合い相手の好条件に目が眩み帰れない俺

「後は若い人だけで」
なんて叔母さんの一言でお見合い相手と二人でレストランにやって来たってわけだ

「なにか心配ごとでもあるんですか?」
トイレから戻った俺に小首を傾げながら聞いてくるお見合い相手の菅井友香

俺の叔母さんはどんなコネをつかって菅井財閥の一人娘を俺のお見合い相手にブッキングしたんだ・・・

「いや、別に・・・」って自分とは住む世界の違うお見合い相手にそわそわと答える俺

「そうですか、先ほどから料理にも手をつけずに時間ばかり気にしているから、約束でもあるのかと思っちゃいました」
なんて笑う菅井様

笑いかたにもどことなく品があるような気がしてくる俺

「いやぁ、まさかお見合い相手があなたの様なお嬢様とは知らずにこんななりで来ちゃったものですから・・・」って普段着の自分に激しく後悔する俺

「そんな・・・飾らない俺さんも素敵ですよ」
なんてフォローしてくれる菅井様

素直で優しい・・・理佐ちゃんには無い魅力だ・・・


「ヤバイ、ヤバイ、9時過ぎちゃったよ」
電車が駅に着くなり理佐ちゃんの家を目指して走る俺

「うおっ!?」
通りの角曲がって理佐ちゃんの家の前に出るなり道端で俺を待ってた理佐ちゃんに悲鳴あげる俺

「遅いよ!」ってお怒りの理佐ちゃん

「ごめん、なかなか帰らせてもらえなくて・・・」ってひたすら謝る俺

「みんなもうご飯食べ終わっちゃったよ」って拗ねる理佐ちゃん

「マジか・・・レストランて何も食べなかったのに・・・」って肩を落とす俺に

「やっぱり食べてこなかったんだ」って嬉しそうな予想的中の理佐ちゃん

「だって・・・理佐ちゃんになに食べたいか聞かれたけらさ・・・」っていじける俺に

「いじけてんじゃねーよ」って笑いながらドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、お腹空いたから早くご飯食べようよ」
なんて俺のこと待っててくれた理佐ちゃんだから好き

103 :保育園の理佐ちゃん 第20話:2018/04/09(月) 22:02:56.43 ID:LGDx7wgCa.net
「ねぇ、美味しい?」
テーブルに並んだ俺の好物たちをガツガツ食べる俺に聞いてくる理佐ちゃん

お見合いから9時過ぎに理佐ちゃんの家に戻ってきた俺をご飯食べずに待っててくれた理佐ちゃん

「うん、うまい!なんてったって何も食べてなかったから何でも旨く感じる状態からの理佐ちゃんの手料理は最強だ!」
って返事してまたガツガツ食べ始める俺

「それ褒めてんの?」って苦笑いする理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんを横目になおもガツガツ食べる俺

「ねぇ、ちゃんと答えてよ〜!」
なんて俺の好物たちを取り上げる振りする理佐ちゃん 

理佐ちゃんの妨害にめげずに食べ続ける俺に

「せっかく待っててあげたのに夢中で食べてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「次は待っててあげないよ」って拗ねながら俺助と遊び始める理佐ちゃん


「そこまで送ってあげるよ」
理佐ちゃんと遊んでるうちに疲れて寝ちゃった俺助をおんぶして帰宅の途につく俺を追いかけてくる理佐ちゃん

「夜道の一人歩きは危険だからいいよ」って断る心配性な俺に

「なんでお見合いからなかなか帰ってこなかったか聞いてないんだけど・・・」
なんて俺のお見合い気になってる理佐ちゃんだから好き

104 :保育園の理佐ちゃん 第21話:2018/04/10(火) 00:35:25.29 ID:kiWQizQFa.net
「断ってないの・・・?」
お見合いに断りに行くだけとか言っときながら次に会う約束までさせられて帰ってきた俺に愕然とする理佐ちゃん

「うん、ちょっと事情が違っちゃってさ・・・」

「ウソつき」
説明しようとする俺を遮って氷のような一言を残し玄関に消えてく愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん待ってくれ、話を聞いてくれ」
理佐ちゃんに追いすがるも鍵を掛けられ万事休すな俺

そして翌日

「俺君おはよう」って俺助に優しく声かける理佐ちゃん

「おはようございます!」
我が子俺助に続けとばかりに早起きして磨いた最高の笑顔で理佐ちゃんに挨拶する俺

「おはようございます」ってめっちゃ他人行儀な氷の理佐ちゃん


「うーん、困った」って仕事どころじゃない俺

そして案の定残業にハマる俺

「はあ、すいません、残業になってしまいまして」って保育園からの電話に謝る俺

「困りましたね、今日は残れる先生居ないんですけど・・・なんとかなりませんか?」って訴えてくる保育園の先生

「私の不徳の致すところです、すいません」ってただただ謝る俺

電話の向こうで何やら話し合う先生たちの声が

「私の家に連れて帰るから迎えにきてください」って素っ気ない理佐ちゃんの声

「理佐ちゃん頼むから俺の話を聞いてくれ」ってここぞとばかりに頑張る俺に

「俺さんの話なんて聞きたくありません」って冷たく電話を切る理佐ちゃん


「ダメだ怖くて理佐ちゃんの家に行けない」って酒飲む俺

そして数時間後
 
飲み屋で知り合ったジジイに肩を借りて理佐ちゃんの家にたどり着く俺

「おい、ジジイ、俺はよう、理佐ちゃんが居るから無理だって断ったんだよ」ってジジイに愚痴る俺

「だけどな見合い相手のお嬢様がよ、死んだ許嫁にそっくりな俺とお話だけでもしたいって泣かれちゃったら無下に出来ないだろ」
なんて理佐ちゃんに聞いてもらえないからジジイに話す俺

「ねぇ、なにやってんの?」
俺の大声に玄関から顔を出す理佐ちゃん

「おい、ジジイ、さっきの話を愛しの理佐ちゃんに話せ」ってジジイに命令する俺

「えっ・・・なに?」
俺に押し出されたジジイにドン引きする理佐ちゃんだから好き

105 :保育園の理佐ちゃん 第22話:2018/04/10(火) 00:53:31.06 ID:kiWQizQFa.net
「誰・・・このおじさん?」
俺が連れてきたジジイに戸惑う理佐ちゃん

「俺の話は聞きたくないって言うから・・・このジジイにメッセージを託したから聞いてくれ」って理佐ちゃんに必死に頼む俺

「そういう意味で言ったんじゃないんだけど・・・」って困る理佐ちゃん

「それに知らないおじさんなんて怖いからやだよ・・・」って見ず知らずのジジイにビビる人見知りの理佐ちゃん

「ジジイ、理佐ちゃんビビってんじゃねえか、バカ野郎」
なんてジジイを追い返す俺

「近所迷惑だから入って」って俺の所業に呆れる理佐ちゃん

「その前に話を聞いてくれ」って頼む俺に

「聞こえてたから家に入れてあげたんだけど・・・」って戸惑う理佐ちゃん

「えっ・・・?」

「だから、俺君は私との約束守って断ったけど、お見合い相手の人が亡くなった自分の許嫁にそっくりな俺君ともっと話がしたかっただけなんでしょ」 
なんて酔った俺の話を整理してくれる理佐ちゃん

「うん、菅井財閥のお嬢様が死んだ許嫁にそっくりな俺をたまたま見かけてさ、財力に物を言わせてお見合いをセッティングしたんだってさ」ってだんだん酔いが覚める俺

「話を聞いてたらなんか可哀想になっちゃってさ、それでまた会う約束しちゃったんだよね」って流されやすい俺

「そうなんだ、でも最初はちゃんと断ってくれてたんだね」って微笑む理佐ちゃん

「当たり前だろ」って拗ねる俺に

「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃんだけど

「ウソつきなんて言っちゃってごめんね」
なんて素直に謝る理佐ちゃん

「いいよ、いいよ、ヤキモチ妬かれて嬉しかったからさ」 
ってまた怒られるかな?なんてビビりながらも言っちゃう俺に

「うん、ヤキモチ妬いちゃったかも・・・」
なんて照れながらも素直な理佐ちゃんだから好き

106 :名無しって、書けない?:2018/04/10(火) 07:22:55.68 ID:z1IVQcNXa.net
ヘアースプレーのとばっちり受ける理佐ちゃん可愛いかった〜

107 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第37話話:2018/04/10(火) 07:23:21.24 ID:z1IVQcNXa.net
「やっぱり辛〜い」
治りかけの足を引きずり駄々捏ねる俺

幼なじみの理佐ちゃんに言われるがまま山から海に切り替えた俺

折り悪く同級生の澤部とゆいぽんの恋愛事に巻き込まれ足を捻挫してしまった俺

それから1週間

欅坂学園恒例春の30キロ強歩のために九十九里まで連れてこられたってわけだ!

「やっぱり山にしとけば良かったよ〜、軍人さんじゃないんだから今時行軍なんて辛いだけだよ」ってじたばたと砂浜を転げ回る駄々っ子な俺

「来ちゃったものは仕方ないじゃないか俺君、諦めて歩こうよ」
なんてゆいぽんと手を繋いだ澤部が俺を励ます

「うるせえ3等兵!ちゃっかり手なんか繋ぎやがって」って澤部に絡む俺

「だってさ、由依が手を繋いで歩こうよ、なんて言うからさ」って照れを装いつつもドヤ顔を隠しきれない澤部

悔しい・・・

こんなボウズ頭の澤部が僅か1週間でゆいぽんを由依なんて呼び方するほど仲を進展させてるってのに・・・

俺が理佐ちゃんの幼なじみと過ごした16年間を並ぶ間もなく抜き去った澤部の豪脚に敗北感しかない俺

「俺君こそ理佐ちゃんどうしたんだよ」ってやや上から宣う澤部

「うっ・・・」

俺に対しての優越感から俺の理佐ちゃんまで理佐ちゃん呼びし始める傲り昂る傲慢な澤部

無理矢理俺を海に誘った理佐ちゃんは、よーいドンの合図で負けず嫌いのスイッチ入っちゃったらしく・・・

「理佐ちゃんは真面目だから今頃は先頭集団に食らいついてるよ」って強がる俺

「ひゃっはははは〜、怪我してる俺君を置き去りにして先頭集団キープしてんだ〜」って高笑いの澤部

この野郎、理佐ちゃんに相手にされなかったの根に持ってやがるな・・・

「置き去りにされたんじゃないやい・・・怪我の俺の分まで頑張ってくれてるんだい〜」って強がるも泣きそうな俺

「やっぱり俺君はただの幼なじみなんじゃねえの」ってなおも高笑いの澤部に

「俺君のことイジメないでよ」
なんて怒りながら理佐ちゃん登場

「そんなつもりじゃなかったんです」って理佐ちゃんに謝りながら逃げてく憐れな3等兵澤部

「理佐ちゃん戻って来てくれたんだ」ってどさくさ紛れに理佐ちゃんに抱きつく俺に

「うざいよ」
なんて俺が心配で戻ってきたくせにクール装う理佐ちゃんだから好き

108 :名無しって、書けない?:2018/04/10(火) 13:32:43.72 ID:H8xeZhb2K.net
澤部の三等兵感が相変わらずツボw

109 :名無しって、書けない?:2018/04/10(火) 21:11:39.05 ID:L/T/U9kHa.net
>>108
やはりボウズ頭と三等兵は相性が良いですねw

110 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第38話:2018/04/11(水) 00:07:45.76 ID:uGrLPO0Ca.net
「海〜♪楽しいね〜♪」
大好きな海にてんしょんが上がったのか、さっきから調子っぱずれな歌を歌う幼なじみの理佐ちゃん

「理佐ちゃん、ちょっと座ろうか?」って砂浜に理佐ちゃんを誘う俺

「砂ついちゃうからやだ」ってあっさり断る理佐ちゃん

「どうせ学校のジャージじゃん」って地団駄踏む俺

「なにイライラしてんの?」って仕方なく座ってくれる理佐ちゃん

「理佐ちゃんが照れてる間に澤部に抜かれちまったんだよ、腹立たないかい?」って澤部に先を越されるなんて断じて許せない俺

「なにを先越されるの?」って俺の言ってる意味が分からないおぼこい理佐ちゃん

参った・・・

神の如く敬い慕ってきた理佐ちゃんに脱童貞を澤部に先越されるなんて恥ずかしくて言えない俺

「ねぇ、どうしたの?」
困る俺の気も知らずに可愛い顔を近づけてくる理佐ちゃん

「キ、キス・・・かな」
理佐ちゃん相手に大胆になれず初体験したいとは言えずキスなんて目標の下方修正しちゃう俺

「うん?キスならとっくにしちゃったって由依が言ってたよ」
なんてあっさり話す理佐ちゃん

「ほら見ろ言わんこっちゃねぇ!」って砂浜に澤部のバカ野郎〜って書く俺

「くだらないこと競ってんじゃねーよ」って嘆きの俺にドス効かす苦笑いの理佐ちゃん

「だって俺なんて16年も理佐ちゃんと居るのにまだキス出来てないし、みんなの前ではイチャイチャしてくんなとか理佐ちゃんに言われてるしで全然恋人じゃないじゃん」って哀しみの俺

「だって俺君、幼なじみが長かったから恋人感無いんだもん」
なんて元もないこと言う理佐ちゃん

「なんだよそれ、俺のこと好きだって言ったのウソなのかよ」って高ぶる俺

「ちょっと、声が大きいよ」って唇に人指し指当てて俺を見つめる理佐ちゃん

理佐ちゃんに見つめられて照れる俺に
 
「好きに決まってるでしょ」って呟いてキスしてくれる理佐ちゃんだから好き

111 :1リットルの理佐ちゃん 第1話:2018/04/11(水) 23:10:39.56 ID:zJ8Og6D3a.net
「親に無理無理薦められた高校のテストなんて受けたくないな」
そう呟き今にも降りだしそうな空を見上げる俺

受験の朝だというのに気乗りしないまま駅前で時間つぶしてる俺

やはり受験なのだろうか?そんな俺とは対称的に急ぎ足で道行く女の子がよろめき放置自転車の列に

ガラガラガッシャーン!?

けたたましい音をたてて倒れる放置自転車たち

「やっちゃった・・・」そう呟いた女の子

とぼけて歩き去っちゃえばいいのに倒れた自転車たちを起こし始めた

「試験に遅刻しそうだったんじゃないの?」
そう言って手伝い始めたのはその女の子が世界一可愛くて美人に見えたからだ

「あなたこそ、手伝ってたら遅刻しちゃうよ」
学生服の俺を見て自分同様受験生だと判断したらしく、顔に似合わないぶっきらぼうな物言いながら俺を心配してくれる女の子

「俺は気乗りしないからいいんだ」って笑う俺

「なにそれ」って俺に釣られて笑う女の子

間違いない、世界一可愛くて美人だ

そう確信した俺

自分のチャリの後ろを顎で示し乗れよの合図送る俺

「チャリならまだ間に合うよ」
躊躇い勝ちに俺を見てる女の子を促す俺

「ありがとう・・・」小声でそう言って俺のチャリに乗る女の子

「どこの高校まで送ればいい?」って聞く俺に

「県立欅坂高校」って偶然にも俺の受験する予定だった高校の名前をつげる女の子

欅坂高校に着く頃にはどしゃ降りさ

しかも、最初のテストには間に合わないという不運

それでも諦めない女の子が先生に頼み込み保健室でテストを受けれることに

世界一可愛くて美人な女の子に釣られてテスト受ける俺

「あなたもここの高校だったんだ」って笑う女の子

「名前教えて?」
可愛い笑顔に釣られて聞いちゃう俺

「渡邉理佐、受かったらよろしくね」
なんて微笑む理佐ちゃんだから好き

112 :1リットルの理佐ちゃん 第2話:2018/04/11(水) 23:12:14.73 ID:zJ8Og6D3a.net
「いやはや、また俺君と3年間一緒なのかぁ」
合格発表の掲示板を見て肩を竦める澤部

「こっちこそ貴様の顔にはうんざりなんだけどな」って憎まれ口叩く俺

「よく言うよ、親友の俺と別れがたくて名門進学校を蹴って欅坂高校来たくせに」って笑う澤部

そんな澤部を無視して入試の日に出会った理佐ちゃんを探す俺

「何をキョロキョロしてんだよ俺君?」って高校に合格してテンションが上がってるせいかうるさい澤部

「もしかしてあれかい?入試の日にあった娘を探してんのかい?」って鋭い澤部

「探してねえよ、クズ野郎!」って理佐ちゃんが見当たらない苛立ちを澤部にぶつける俺

「そうそう都合の良い偶然起きねえか・・・」って肩を落とす俺

「俺君さあ、惚れっぽいのもいい加減にしとけよな」って俺の様子見て呆れる澤部

「別に惚れてねえから!チャリの後ろに乗っけた時に俺の腰を控え目に掴んでた理佐ちゃんの手の感触忘れらんねえけど、惚れてねえから!」って澤部を怒鳴る俺

「理佐ちゃんまさか落ちてないだろうな・・・」って肩を落とす俺

理佐ちゃんが居なきゃなんのためにこの高校来たかわからんぞ・・・

「俺君やっぱり惚れてんだよ、会えなくてがっかりするのは恋の始まりだぜ」
なんて顔に似合わないこと宣う澤部

「ちきしょう!理佐ちゃんの受験番号聞いとけば良かったぜ〜!」
澤部の言葉で理佐ちゃんに恋してるって気づいて受験番号が並ぶ掲示板に遠吠えする俺に

「遠吠えしてんじゃねーよ」って背後から初めてのドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、私の受験番号がどうしたの?」って笑顔で聞いてくる理佐ちゃん

「いや、俺が受かってたから理佐ちゃんは受かったのかなと思って」って理佐ちゃんの笑顔が眩しすぎてドキドキが止まらない俺に

「お陰さまで受かりました」
なんて丁寧にお辞儀する理佐ちゃんだから好き

113 :1リットルの理佐ちゃん 第3話:2018/04/11(水) 23:15:40.08 ID:zJ8Og6D3a.net
「理佐〜どうしたの?」
俺にお辞儀してる理佐ちゃんに声をかけるゴボウみたいな女の子

「こんにちは・・・?」
俺と澤部に気づいて戸惑いながら挨拶するゴボウちゃん

「あっ、葵・・・ごにょごにょ」って俺が入試の日にチャリで理佐ちゃんを助けた男だと小声で説明する理佐ちゃん

「親友の原田葵、小4に見えるけど同級生だから」ってクールに紹介する理佐ちゃん

「もう」って理佐ちゃんを睨み頬を膨らます葵ちゃん

「うーん」って睨み返す女王様な理佐ちゃん

「その節は理佐がお世話になりました」
理佐ちゃんとのコントをひとしきり終えて改まり俺に挨拶する葵ちゃん

見た目は小4だけど理佐ちゃんよりしっかりしてるみたいだな・・・

「俺君、俺君・・・」って俺の腕を引っ張り自分も紹介してくれとアピールしてくる澤部

「葵ちゃんよろしくね」って澤部を華麗にスルーして葵ちゃんに挨拶する俺

「俺君、この高校に興味無いとか言ってたから合格発表も見に来ないのかと思ってた」
俺に倣い澤部を華麗にスルーして話し始めるドSな理佐ちゃん

心配そうに澤部を見る常識人な葵ちゃん

「うん、なんとなく見に来ただけだよ」って理佐ちゃんの手前カッコつける俺に

「待てい!」って無理矢理会話に加わるめげない澤部

「本当は理佐ちゃん目当てに本命の高校を蹴って欅坂高校に入学する気満々のくせにスカしてんなよな」
なんてスルーされた怒りで暴露野郎な澤部

「バカ!?お前なに言ってんだよ」って澤部に腹パン入れて黙らす俺

「あはは、理佐良かったね」って無邪気に笑う葵ちゃん

怪訝な表情浮かべる俺に

「この娘ね、今日俺君のこと見つけられなくてがっかりしてたんだよ、もう会えないのかと思って」って無邪気に暴露しちゃう葵ちゃん

「ちょっと、変なこと言わないでよ」って慌てて葵ちゃんを黙らす理佐ちゃん

会えなくてがっかりするのは恋の始まりな理佐ちゃんだから好き

114 :名無しって、書けない?:2018/04/11(水) 23:21:01.64 ID:zJ8Og6D3a.net
いつの日か理佐ちゃん主演で1リットルの涙をリメイクしていただきものだよ

115 :名無しって、書けない?:2018/04/11(水) 23:44:06.61 ID:0xpQqRZHK.net
理佐ちゃんが難病にかかるなんて耐えられないと言ってみたり
主演でリメイクして欲しいと言ってみたり

先生の揺れる心がなんかよくわかりますw

116 :名無しって、書けない?:2018/04/12(木) 07:15:09.18 ID:2I2Y51/Ca.net
>>115
当時毎週泣きながら見てたから沢尻さんじゃなくて理佐ちゃんが主演だったらたとえ棒だったとしてももっと号泣できると思うんですよねw

117 :帰ってきた隣の席の理佐ちゃん 第39話:2018/04/13(金) 06:36:54.51 ID:vWTfvCbDa.net
「ほら、早く行くよ」
幼なじみ兼彼女である理佐ちゃんからキスされてニヤニヤが止まらない俺を急かす理佐ちゃん

九十九里30キロ強歩なんて昔の軍国主義日本の悪い風習残しやがって!
なんて思っていた俺だけどやはり九十九里の海は理佐ちゃんの俺に対する思いを燃え上がらせたのだろうか?

はたまた負けず嫌いな理佐ちゃんだけに世界中の誰より好きな俺が三等兵な澤部に負けるのが許せなかったんだろうか?

「ちょっと待ってよ理佐ちゃん、余韻に浸りたいじゃないか」って理佐ちゃんの肩を抱く俺

「やだよ」って俺の手を邪険に払う照れ理佐ちゃん

「照れんなよ、俺のファーストキス奪ったくせに」って肘で理佐ちゃんを突っつく俺

「からかってんじゃねーよ」って真っ赤な顔してドス効かす理佐ちゃん

「俺君なんて知らない」
拗ねと照れのコラボで俺の怪我を忘れてしまったのか早歩きの理佐ちゃん


「照れんの可愛いけど置き去りは無いよ」
我が欅坂高校の年中行事のために春だと言うのに営業してくれてる海の家で理佐ちゃんに追いついた俺

海の家のまずいラーメン食べる俺と理佐ちゃん

「ごめん、俺君の足のことすっかり忘れてたよ」俺を拝み謝る手と手のしわを合わせて幸せな理佐ちゃん

「許してあげるからさ、俺の頼みを聞いて欲しいんだよね」って甘える振りして謝る理佐ちゃんにつけこむ俺

「もう、なに?頼みって」
なんてキスしたせいか甘えさせてくれるモードな理佐ちゃん

胸が高鳴るぜ・・・!

「よくよく考えてみたんだけど澤部のことだからキスぐらいはもうやっちゃってる可能性があるんだよね」

理佐ちゃんの負けず嫌いを利用して次へのステップを狙う野心家な俺

「だから?」
あからさまに警戒心MAXになる理佐ちゃん

「頼む理佐ちゃん、澤部に負けたくないんだ俺を男にしてくれ、色んな意味で」って土下座する俺

「欲出してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

澤部への対抗心を利用する作戦が失敗に終わり肩を落とす俺に

「まだちょっと怖いからさ、もう少し待ってて」
なんてラーメンに入ってたチャーシューくれる理佐ちゃんだから好き

118 :名無しって、書けない?:2018/04/13(金) 06:38:57.73 ID:vWTfvCbDa.net
>>117
タイトル間違いちゃった、、、涙

「帰ってきた時をかける理佐ちゃん」でしたm(__)m

119 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第40話:2018/04/14(土) 15:04:52.40 ID:yNaJzPv5a.net
「理佐ちゃん、タクシーに乗ってかない」
足の痛みと言うよりは単に砂浜を歩くのがけったるい俺

海の家で元気を回復して早く追いつこうと張り切る幼なじみの理佐ちゃんとは対照的に先ほど食べたまずいラーメンに歩く気力を根こそぎ奪われってしまった俺

「タクシーなんて反則だよ」
なんて人類史上最高の美人なうえに生真面目な理佐ちゃん

「海の家を出たとこで財布拾ったんだけどさ、これって神の啓示だと思うんだよね」って拾った財布を理佐ちゃんに見せる俺

「そんな啓示するわけないじゃん・・・」
自分に都合よく神の意思を捏造する俺に呆れる理佐ちゃん

「海の家を出たとこで拾ったんならうちの学校の生徒のだよきっと」
なんて俺から財布を取り上げて中をチェックする理佐ちゃん

「金だけ抜いて捨てちゃうの?」って聞く俺に

「あんたと一緒にしないでよ」って呟く理佐ちゃん

「誰のか分かったら届けてあげ・・・」
そこまで言って慌てて財布閉じる理佐ちゃん

「どったの?」って理佐ちゃんから財布取って中を見る俺

財布の中にはさりげなくコンドームが・・・

「理佐ちゃん・・・これって・・・?」って呟く俺

「知ってるくせに聞いてんじゃねーよ」って照れ隠しにドスを効かす理佐ちゃん

真っ赤な顔して俯く理佐ちゃんと九十九里浜が俺を再び駆り立てる

「偶然拾った財布にコンドームが入ってるなんて、今日二人は結ばれる運命なんだよ理佐ちゃん」って理佐ちゃんを抱きしめる俺

嫌がるかと思いきや俺の腕の中でおとなしくなる肉体接触に弱い理佐ちゃん

やった!ついに愛しの理佐ちゃんとエッチや!

「理佐ちゃんのこと一生大事にするし生涯理佐ちゃんしか愛さないからね」
初エッチへの期待から妄想が膨らみ結婚まで出来るつもりの俺

そんな俺の言葉に、まるで催眠にかかったかのように小さくうなずく流されやすい理佐ちゃんだから好き

120 :名無しって、書けない?:2018/04/14(土) 15:10:06.37 ID:Z7/OCCxhK.net
>>119
やっぱりここまで妄想できるのは神業としか言いようがないと改めて感じる昨今でありました(笑)

121 :名無しって、書けない?:2018/04/14(土) 21:34:25.34 ID:5RTkIX80a.net
>>120
理佐ちゃんほど妄想を掻き立てる存在は居ないと思っております

122 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第41話:2018/04/15(日) 20:43:38.31 ID:X76K6V84a.net
「人生ってのは分からんもんだな」
トントン拍子に転がり込んでくる幸せに思わず呟く俺

偶然にも拾った財布に入ってたコンドームに幼なじみの理佐ちゃんと結ばれる運命を感じた俺

思い切って理佐ちゃんを抱きしめてみたらあっさりOKサインの理佐ちゃん

そして今

俺に全てを委ねて素直についてくる理佐ちゃんの手を優しく引っ張りラブホを物色してる俺

「拾った財布あるからもっと良いとこにしようか?」
世界一大切な理佐ちゃんとの初エッチだけにやはりそれなりのグレードを求めたい俺

俺の言葉に小さくうなずく理佐ちゃんは世界一可愛い

いつもと違って素直でおとなしい理佐ちゃんに胸の鼓動が高鳴る俺

と、その時

「俺君じゃん!なにしてんの?」
なんて俺と理佐ちゃんのラブラブな世界をぶち壊す無神経な声

声に驚き慌てて繋いだ手を振りほどく理佐ちゃん

「誰だよ?人の名前を気安く呼びやがって」
正気に返ってしまった理佐ちゃんに初エッチが遠退いたことを感じて苛立つ俺

「しばらくぶりなのに何怒ってんだよ?」
なんて俺に笑顔を向けたのは元同級生の石原だ

「おお!しばらくぶりじゃん」って石原と抱き合う俺


「ねぇ俺君、誰?」
旧友との偶然の再会を喜ぶ俺の袖を引っ張る理佐ちゃん

「こいつは入学してすぐに上級生とケンカして退学しちゃったような人間のクズだから理佐ちゃんは関わらなくていいよ」
なんて理佐ちゃんには世界の綺麗なところだけを見せてあげたい過保護な俺

「相変わらず酷いな・・・」って呟く極悪人の石原

しかし、相手が極悪人とはいえ偶然の再会ってのは嬉しいもので九十九里浜を歩きながら盛り上がる俺と石原

その後をついてくる人見知りの理佐ちゃん

そしてついに感動のゴールする俺と理佐ちゃん

「なんとかゴール出来たね」って喜ぶ俺

「良かったね」って素っ気ない理佐ちゃん

「理佐ちゃんどうしたの?」って素っ気ない理佐ちゃんに戸惑う俺に

「石原君とばっか喋ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「せっかく俺君と二人だけで海歩けると思ったのに・・・」
なんて拗ねる理佐ちゃんだから好き

123 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第42話:2018/04/15(日) 21:22:35.70 ID:X76K6V84a.net
「俺君また理佐ちゃんのこと怒らせちゃったみたいじゃん」
帰りのバスに乗り込むとすぐに話しかけてくる澤部

旧友石原と盛り上がり過ぎたせいで幼なじみの理佐ちゃんに淋しい思いをさせてしまった俺

「うるせえ、怒らしたんじゃなくてちょっと拗ねて甘えられてるだけだよ、理佐ちゃんツンデレだから」って強がる俺

「怒んなよ俺君、俺も由依と色々したかったんだけどさコンドーム入れといた財布落としちゃってさ、台無し」って笑うポジティブな澤部

「これお前のだったのか・・・」って拾った財布を渡す俺

まさか俺と理佐ちゃんを初エッチ寸前まで導いてくれたコンドーム入りの財布が澤部の財布だったとは・・・

「俺君が拾ってくれてたのかい!?」って驚きの声あげる澤部


「理佐ちゃん待ってよ〜夜道の一人歩きは危ないよ」って理佐ちゃんを追いかける俺

学校に着いて先生の話を聞き終えてやっと解散したらもう8時近くさ

「じゃあ、もっと早く歩いてよ」
なんて歩き出そうとするクールな理佐ちゃんの手を掴む俺

「石原と盛り上がり過ぎて理佐ちゃんのこと放ったらかしにしてごめん」って謝る俺に

「急に手繋がないでよ」って文句を言う理佐ちゃん

「あっ、ごめん」って手を離そうとする俺に

「離してんじゃねーよ」ってドス効かせながら俺の手を離さない理佐ちゃん

なんとなく手を繋いで歩く俺と理佐ちゃん

「怒ってないの?」って理佐ちゃんの真意を計りかねる俺

「怒ってるけど放ったらかしにされたからじゃないよ」ってなぞなぞな理佐ちゃん

じゃあ何で怒ってるんだ?って悩む俺に

「鈍い、俺君とならそうなってもいいかなって思ったのに・・・」
なんて俺との初エッチへの覚悟が空振ってしまって拗ねる理佐ちゃんだから好き

124 :保育園の理佐ちゃん 第23話:2018/04/16(月) 07:41:18.53 ID:vGaocl2Ka.net
「はい、大丈夫です、お嬢様は心配なさらなくても全然平気です」
菅井財閥のお嬢様に偶然見初められたのがきっかけでお見合いした俺

愛しの理佐ちゃん一筋の俺は断るつもりだったけど・・・

亡くなった許嫁にそっくりだなんて言われてしまって断り切れずにまた会う約束をしてしまったわけだ

「ねぇ、電話にまでペコペコしなくてもいいんじゃないの?」
お母さんと夕飯の用意しながら呆れ顔の理佐ちゃん

「そうなんだけどさ、お金持ちオーラに負けちゃってんだよね」ってため息の俺

お見合いの日に理佐ちゃんの家で夕飯をご馳走になってから理佐ちゃんのお母さんに誘われ定期的に夕飯のお呼ばれしてる俺と我が子俺助

「しかし、毎度毎度夕飯ご馳走になってしまって申し訳ないです」って話を変えるついでにお母さんに謝る俺

「申し訳ないと思うなら断りなさいよ」
なんて意地悪言う理佐ちゃん

「そんな意地悪言わないの、俺君一人で俺助君のこと育てるの大変なんだから」って助けてくれるお母さん

「お義母さんありがとうございます、理佐ちゃんもありがとうね」ってペコペコする俺

「どさくさ紛れにお義母さんとか呼んでんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、それよりどうすんの?」って聞いてくる理佐ちゃん

「そうか、お嬢様と会うからまた理佐ちゃんに俺助を預かってもらわなきゃいけないのか」ってぼやく俺に

「そんなこと聞いてんじゃなくて、私のこと好きなのにお嬢様のことどうするのって聞いてんの!」
なんてやっぱりヤキモチ妬いてた理佐ちゃん

確かに事情を知った理佐ちゃんがお嬢様に同情して見逃してくれてるとはいえ、あまり良い状況ではない俺

「すまない、理佐ちゃんとのデートの約束もまだ果たしていないのに・・・」って謝る俺

「別に約束してないけどね」って素直じゃない理佐ちゃんだけど

「でもデートするなら俺助君も楽しめる場所にしてね」
なんて我が子俺助込みのデートをさりげなく提案してくれる理佐ちゃんだから好き

125 :保育園の理佐ちゃん 第24話:2018/04/16(月) 21:50:29.26 ID:2hRGSACta.net
「疲れた・・・心の底から疲れた・・・」
なんて限界ギリギリで理佐ちゃんの家にたどり着いた俺

「わっ!?あんたなに玄関で倒れてんのよ」
玄関先で力尽きた俺見て悲鳴を上げる保育士の理佐ちゃん

我が子俺助を理佐ちゃん家に預けて今日も今日とて菅井財閥のお嬢様とのデートに付き合わされててんてこ舞いな俺


「なんか高級な店とか連れてかれるせいか異常に疲れるんだよね、無意識に死んだ許嫁に寄せようとして真面目な御曹司の真似しちゃってるし・・・」
理佐ちゃんが用意してくれてた夕飯を食べ終え我が子俺助を膝に入れて愚痴る俺

「だったら早く断りなよ、なんのかんの言ってもう3回も会ってるじゃん」って食器洗いながら文句言う理佐ちゃん

窓の外からパトカーのサイレン

「なんかあったのかな?」ってパトカーに話を逸らす俺

「ねぇ、話聞いてんの?」って話を変えさせない理佐ちゃん

「あれ?今日お義母さんは?」って再び話を変える健気な俺

全然俺になびいてくれないくせにお嬢とデートするたびに機嫌悪くなる理佐ちゃんにお手上げな俺さ

「お母さんはしばらくぶりにお父さんが日本にに戻ってきたから一緒にご飯食べに行ってるよ」
なんて洗い物を終え俺から俺助を取り上げて遊び始める理佐ちゃん

「そんな大事な日だとは知らずに申し訳ない」って理佐ちゃんに土下座する俺

長く単身赴任してる理佐ちゃんのお父さんがしばらくぶりに日本に立ち寄った日に俺助を預けてしまった自分に腹が立つ俺

「ちょっと、急に止めてよ、心配しなくても私は仕事の整理があるから最初から留守番してるつもりだったの」って慌てる理佐ちゃん

「そうなの?」ってちょっとほっとする俺

愛しの理佐ちゃんと楽しいひとときを過ごし満足な俺

「そろそろ帰ろうかな」って俺助を抱き上げる俺

「えっ、まだいいじゃん、お母さん帰ってくるまで居てよ」
なんてテレビが伝える近所でのコンビニ強盗発生を指差しビビる理佐ちゃん

「いやいや嫁入り前の娘さんが一人でいる家に長居して変な噂でも立ったら申し訳ありませんから」ってあらたまる俺に

「今さら律儀になってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君の夕飯作るためにしばらくぶりのお父さんとの食事会キャンセルしたんだからね」って拗ねる理佐ちゃん

「マジか?」って驚く俺に

「マジだからお母さん帰ってくるまで居てよ・・・」
なんて俺の服の袖を掴む理佐ちゃんだから好き

126 :保育園の理佐ちゃん 第25話:2018/04/17(火) 22:25:38.90 ID:EiA3ze5Ja.net
「お母さん帰ってくるまで居てよ」
近所で起きたコンビニ強盗にビビった理佐ちゃんが俺の服の袖を掴んで呟く

「じゃあ、お母さんが帰ってくるまで」
なんて愛しの理佐ちゃんをコンビニ強盗から守るために理佐ちゃん家に居残る俺


「ねぇ、ちゃんと見張ってる」
なんてお風呂から居間の俺に声をかけるきっとすっぽんぽんの理佐ちゃん

ちきしょう、理佐ちゃんのお風呂覗くどころか、こんな手錠で柱に繋がれてたらコンビニ強盗が押し入ってきたら一番に俺がやられちゃうじゃねえか

「理佐ちゃん、せめて目隠し外してくれないと見張りにならないよ」って嘆く俺に

「絶対覗くからやだ」ってにべもない返事の理佐ちゃん

「あ〜気持ち良かった」
俺に見張りをさせて俺助とのんびりお風呂入り上機嫌な理佐ちゃん

「俺助、理佐ちゃんの裸見たのか?」って我が子に先を越されて悔しい俺に

「子供に変なこと聞いてんじゃねーよ」って恥ずかしさから顔を真っ赤にしてドス効かす理佐ちゃん

ドス効かされながらもお風呂上がりの理佐ちゃんに脳内麻薬が出ちゃうほどに感動する俺

「俺助君おいで」
そんな俺を放ったらかしにして俺助の髪を乾かす慈母星な理佐ちゃん


「お義母さん遅いね」ってキッチンのテーブルに座りながら時計を見る俺

時計の針はすでに11時を過ぎているのに帰って来ないお母さん

「うーん、しばらくぶりにお父さんに会ってるからね」
居間で寝てる俺助の横にうつ伏せになり本を読んでる理佐ちゃん

めっちゃ美脚やなってショーパンから伸びる理佐ちゃんの健康的な脚線美に釘付けな俺

Tシャツにショーパンというラフな部屋着の理佐ちゃんに

もしかしたら誘ってんのかな?ってドキドキする俺

「ねぇ、なに考えてんの?」
なんて俺の視線に気づいてめっちゃ警戒する理佐ちゃんだから好き

127 :保育園の理佐ちゃん 第26話:2018/04/17(火) 22:57:51.50 ID:EiA3ze5Ja.net
「なに考えてんの?」
邪な俺の視線に気づいて警戒心MAXの愛しの理佐ちゃん

そっちこそTシャツショーパンなんかで誘っておきながら・・・なんて腹の中では思いながらも

「理佐ちゃんの両親は仲良いなぁと思ってさ」って誤魔化す俺

「ふ〜ん、俺君こそ亡くなった奥さんとは仲良かったの?」
俺の座ってるキッチンのテーブルに移動しながら質問してくる理佐ちゃん

テーブルを隔てて目の前に座る理佐ちゃんにまたもドキドキする俺

「仲良かったっていうか・・・俺がガキで頼りなかったからさ、同い年なのに姉と弟みたいだったかな」
理佐ちゃんに話しながら先立った妻を思い出しセンチな俺

「うん、なんとなく分かるかな」って苦笑いする理佐ちゃん

「そんなだからさ、俺のこと幸せにしてあげるなんて張り切っちゃってさ、あいつ・・・」って涙を堪える俺

「良い奥さんだったんだね」って俺に釣られてしんみりする理佐ちゃん

「バカなんだよ、死ぬほど張り切んなくたって一緒に居れるだけでとっくに幸せだったんだからさ、俺は・・・」って涙溢れて止まらない俺

泣いてる顔を理佐ちゃんに見られたくなくて庭を見る振りして縁側に逃げる俺


「そろそろこっち来たら」
しばらくしたら縁側に座りこじんまりとした庭を眺める俺を迎えに来てくれる優しい理佐ちゃん

「もう少し庭を見てる」って今は無き妻を思い出し切ない俺

「まだ肌寒いから風邪引くよ」って心配してくれる理佐ちゃん

「理佐ちゃんは戻っててくれ」って俺に

「うん、分かった」ってあっさり居間に戻っちゃう理佐ちゃん

「淋しい・・・嫁に先立たれたのも淋しいけど、理佐ちゃんが俺のこと置き去りにして戻ってちゃったのはもっと淋しい」って情けない俺に

「置き去りにしてないよ」って苦笑いする理佐ちゃん

「毛布取ってきたの」って笑いながら俺の横に座る理佐ちゃん

「ねぇ、毛布1枚しかないからもっとこっちきて」って俺に毛布かけながらくっついてくる理佐ちゃん

「奥さんのこと思い出させちゃってごめんね」
なんて俺の淋しさを慰めるために1枚の毛布にくるまってくれる優しい理佐ちゃんだから好き

128 :名無しって、書けない?:2018/04/19(木) 09:41:52.34 ID:V5ayD4fma.net
小説スレに行ってて1日1投稿という自分との約束を守れなかった、、、涙

129 :1リットルの理佐ちゃん 第4話:2018/04/19(木) 10:01:52.06 ID:V5ayD4fma.net
「しかし、可愛いな〜」
窓際の席から廊下側の席になっちゃった理佐ちゃんに見惚れる俺

受験の日にたまたま知り合い同じクラスになった俺と理佐ちゃん

のっけから世界一の美人理佐ちゃんに恋している原案1リットルの涙の麻生くんとはひと味違う俺

「ねぇ、私のこと見過ぎ」
休み時間にわざわざ俺の席に文句言いにくる理佐ちゃん

理佐ちゃんの親友である葵ちゃんが都合良く隣のクラスになったお陰で人見知りの理佐ちゃんは休み時間になるたびに俺の席へとやってくる

無論邪魔な澤部も葵ちゃんと一緒に隣のクラスに追いやられたのは言うまでもない

「見てないよ・・・」ってクールを装う俺

言っても高校生活3年間は長い

入学したてで世界一の美人理佐ちゃんに振られでもしたら辛い3年間になってしまうのを危ぶんで気の無い振りするシャイな俺

「ねぇ、俺君は部活どうするの?」ってあっさり話が変わる気まぐれな理佐ちゃん

「俺は人には興味無いけど生き物が好きだから生物学部かな」って呟く俺

「人に興味無いんだ・・・」って戸惑う理佐ちゃん


「うん、なんかカッコ良くない、人に興味無いって」って独特なセンスな俺に怪訝な表情の理佐ちゃん

「変な奴・・・」って呟いて自分の席に戻る理佐ちゃん


「理佐帰ろう」
なんて理佐ちゃんを迎えにくる小4みたいな葵ちゃん

その葵ちゃんにくっついてきた俺の下僕澤部

「俺君、帰りに葵ちゃんたちとお茶してくよ」
なんてめっちゃ良い仕事してくれる頼りになる刎頸の友澤部

「なにそれ、聞いてないんだけど」って葵ちゃんを詰める理佐ちゃん

「澤部君がしつこいからさ・・・でも理佐が嫌だったら断るよ」って澤部の方を見る葵ちゃん

「別に嫌じゃないよ・・・」
なんて俺の方をチラチラ見ながら答える理佐ちゃん


廊下を並んで歩く葵ちゃんに熱心に話かけてる澤部

それを見ながら少し遅れてついてく俺と理佐ちゃん

「澤部君ってボウズなのに女の子に積極的なんだね」って呟く理佐ちゃん

ボウズにどんな偏見持ってんだ理佐ちゃん・・・

「ところでさ、俺、生物学部の部室に用があるから消えるね」って魚の世話をしに行かねばならない俺に

「ちょっと待ってよ、俺君も一緒に行くと思ったからあの二人に付き合ってんだけど・・・」
なんて慌てて俺の制服の袖を掴む理佐ちゃんだから好き

130 :1リットルの理佐ちゃん 第5話:2018/04/19(木) 10:04:26.90 ID:V5ayD4fma.net
「うお!?生け簀の魚が全滅や」
理佐ちゃんの色香に負けて魚の世話を後回しにしたせいで生け簀に浮いてる魚たち

「ヤバイな・・・先輩たちにバレたらヤキ入れられちゃうよ」
仕方なく学校の池で泳いでる魚たちを捕獲に走る俺

「大漁!大漁!」
なんて網で簡単に救える魚たちにはしゃぐ俺

「魚ドロボウしてんじゃねーよ」ってドス効かせながら現れた理佐ちゃん

「見逃してください・・・かくかくしかじか・・・」って訳を言い理佐ちゃんの慈悲にすがる俺

「私にもちょっとは責任あるのかな・・・」
そう呟いて魚の捕獲に協力してくれる理佐ちゃん


「ありがとう、助かったよ」
生物学部の部室に戻りほっと一息つく俺

「どういたしまして、これでおあいこだよ」って笑う理佐ちゃん

「おあいこ・・・?」って聞き返す俺

「うん、受験の日に助けてもらったから・・・」
なんてそっぽ向いて呟く照れ屋な理佐ちゃん

「お陰で俺は来るつもりのない高校に通うことになっちゃったけどね」って笑いながら肩をすくめる俺

「そうなんだ・・・じゃあ助けてもらって良かった」って呟く理佐ちゃん

「うん?なんか言った?」って聞き返す俺に

「なんでもない」ってとぼける理佐ちゃん

「それよりさ、魚の世話を手伝おうと思って後つけて来てあげたんだからね」って話をすり替える理佐ちゃん

「ありがとう、お礼に送るよ」って紳士な俺

「もう暗いから送ってもらおうかな」
なんてもったいつける可愛い理佐ちゃん


「渡邉豆腐店・・・」
世界一の美人が商店街の豆腐屋の娘ってギャップに萌える俺

「なにボーっと突っ立ってんの」って俺に声かける理佐ちゃん

「お豆腐屋さんの娘さんってなんか意外で・・・」

「あーっ、お豆腐屋さんのことバカにしたね」って鋭い理佐ちゃん

「いや、してないよ」って慌てる俺に

「うちのお父さんのお豆腐は世界一美味しいんだからね」
なんて拗ねる理佐ちゃんだから好き

131 :1リットルの理佐ちゃん 第6話:2018/04/19(木) 10:07:43.72 ID:V5ayD4fma.net
「本当に美味しかった」
理佐ちゃんの家で豆腐を食べさせてもらった俺

「だから言ったじゃん、うちのお父さんのお豆腐は世界一だって」って得意顔の理佐ちゃん

「世界一美味しい豆腐を作り世界一可愛い娘を育ててるのか・・・」って理佐ちゃんのお父さんに感心する俺

「世界一可愛いってなに?」って耳ざとい理佐ちゃん

「うん?ああ、豆腐の形も世界一可愛いなあと思ってさ」って恥ずかしさからとぼける俺

「なにそれ」って笑う理佐ちゃん

「それよりさ、高校受かった恩人を店先で豆腐食べただけで追い返すって扱い悪すぎない」って話を変える俺

「仕方ないじゃん、私が男の子連れてきたの初めてだから、お父さんが過剰反応しちゃったみたいだから」って苦笑いの理佐ちゃん

「俺が初めてなの?」って聞き捨てならない理佐ちゃんに確認する俺

「うん、私は人見知り激しいから仲良くなった男の子は俺君が初めてかも・・・」って嬉しいこと言ってくれる理佐ちゃん

「それよりさ、世界一可愛いって私のことかと思ってドキドキしちゃった・・・」
なんて早口に言って歩き出す照れ屋な理佐ちゃん

「きゃっ」って躓き転ぶ理佐ちゃん

倒れた拍子にスカート捲れちゃった理佐ちゃんのパンツをめっちゃ見る俺

「見てんじゃねーよ」って照れ隠しにドス効かす理佐ちゃん

「ありがとう理佐ちゃん」って思わぬ眼福を与えてくれた理佐ちゃんにお礼を言いながら助け起こす俺

「お礼なんて言わないで」って顔が真っ赤な理佐ちゃん

「今日からピンクを俺のラッキーカラーにするわ」って瞳を閉じて理佐ちゃんのパンツ思い出す俺

「うるさい!黙って!」ってキレる理佐ちゃん

「ねぇ、そんな理由でラッキーカラー決めないでよ、明日からピンクのパンツしか履けなくなっちゃうじゃん」
なんて俺のためにピンクのパンツしか履かない決意してくれる理佐ちゃんだから好き

132 :同級生の理佐ちゃん 第45話:2018/04/19(木) 20:12:29.46 ID:6KPy7EZ0a.net
「なんか頭痛い・・・」
今日も朝も早よから駅で俺を待っててくれた理佐ちゃんが俺の顔を見るなり呟く

「大丈夫?」
愛しの理佐ちゃんの辛そうな表情に一瞬で心配がMAXに達する俺

「うーん、とりあえず学校行く」って生真面目な理佐ちゃん

「じゃあ、カバンは俺が持ってあげるからゆっくり歩きな」って理佐ちゃんのカバンを持つ俺

「ありがとう」ってめっちゃ調子悪そうな理佐ちゃん


「私は大丈夫だから教室戻りなよ」
授業が始まっても教室に戻らない俺に力無く呟く理佐ちゃん

なんとか学校にたどり着いたものの保健室に直行の理佐ちゃん
風邪引いて高熱のためにベッドでダウンな理佐ちゃんに付き添う俺なのだ

「理佐ちゃんが心配だから保健の先生が戻るまで付き添ってる」
高熱の理佐ちゃんを放って置いて職員室に行ったきり戻らない保健の先生にやきもきする俺

「ただの風邪に大げさだよ」って苦笑いする理佐ちゃん

「その他大勢がかかる風邪はただのだけど理佐ちゃんの風邪はただの風邪じゃないんだよ、俺にとってはね」って心配で嘆く俺

「困ったな・・・」なんて呟くけどちょっと嬉しそうな理佐ちゃん

「困んなくていいから少し寝な」って理佐ちゃんに毛布かけてあげる俺

安心したせいかほどなく寝息をたてる理佐ちゃん

ついさっきまでただただ理佐ちゃんを心配していたはずなのに・・・

寝返りをうつ理佐ちゃんの後ろ姿にムラムラが沸き起こるどうしようもない俺

「理佐ちゃんすまない、毛布の中でスカートがどうなってるのかが気になって仕方ないんだ」
なんて理佐ちゃんに謝りながら毛布めくろうとする俺だったけど

「うーん、風邪で辛かったけど俺君が優しくしてくれるから学校来て良かった・・・ムニャムニャzzz」
なんて理佐ちゃんの長い寝言に思いとどまる俺

邪な気持ちを鎮めようと窓から校庭を眺める俺

「まだ居るの!?」
目を覚ました途端に驚く理佐ちゃん

「うん、なんとなく」
一瞬とはいえ邪な思いを抱いたのが気恥ずかしくて照れる俺を

「なに照れてんの」って訝しむ理佐ちゃん

理佐ちゃんの視線に横向く俺

「ねぇ、私は大丈夫だから教室に戻りなよって言ったでしょ、俺君居たって何の役にも立たないんだから」
なんて心にも無いこと言って強がる理佐ちゃんだから好き

133 :保育園の理佐ちゃん 第27話:2018/04/20(金) 22:07:53.66 ID:d+IHW8INa.net
「ねぇ、今日で三日もお休みだけどなんかあったの?」
保育園に姿を現さなくなった俺と俺助を心配して電話かけてきた保育士の理佐ちゃん

「うん、ちょっと訳有りでさ・・・」って言いよどむ俺

「なんか元気ないけど大丈夫?」って俺を気遣う優しい理佐ちゃん

「うん、話すと長くなるから夕方にでも保育園によるよ」
なんて愛しの理佐ちゃんの顔が見たい俺

そして夕方、理佐ちゃんと一緒に帰り道の俺

「お母さんになんか俺君が落ち込んでるって言ったら連れてこいって」

そんな理佐ちゃんの一言で理佐ちゃんの家にお呼ばれしちゃう俺

「うめえ〜これめっちゃうめえ〜」
理佐ちゃん家で夕飯にめっちゃがっつく俺に

「がっついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、落ち込んでんじゃなかったの?」ってそろそろ本題に入れやって俺を促す理佐ちゃん

「実は・・・かくかくしかじか」って理佐ちゃんに話し始める俺

「え〜っ!?俺助君連れてかれちゃったの」

俺の日頃の不品行が祟り亡き妻の両親に俺助を奪われてしまったと聞き驚く理佐ちゃん

「うん、どこで見られたのか分からないんだけどさ、あんな女と結婚するつもりなら俺助を預けとくわけにはいかんとか言ってさ」って呟く俺

「あんた、それで黙って帰ってきたの!」って怒る理佐ちゃん

「そんなつもり無いって言ったんだけど信じてくんないんだよね、探偵使って証拠写真まで撮りやがって」って愚痴る俺に

「ねぇ、そんなつもり無いってなによ、あんなに俺助君のお母さんになってくれアピールしてたくせに」ってますます怒る理佐ちゃん

「だいたい私に会ったことも無い人達に結婚するなら俺助君を預けとくわけにはいかないとか言われて黙って帰ってくるかな!」って怒髪天を突く理佐ちゃん

「理佐ちゃん、ちょっと待ってよ・・・」

慌てて菅井財閥のお嬢と食事してる写真を見せる俺

「なにこれ・・・?」って拍子抜けする理佐ちゃん

「菅井様と俺のツーショットを押さえた証拠写真」

俺の言葉に勘違いを悟り真っ赤な顔で俯く理佐ちゃん

「なにを俺助君のお母さんになるとかならないとか騒いでるの、あんたたちもう結婚なんて話が出るほど進んでんの?」
なんて呑気に割り込んでくる理佐ちゃんのお母さん

「うるさい!黙って!」って恥ずかしさのあまりキレる理佐ちゃん

「なんだよ理佐ちゃんそれで怒ってたのかよ〜やっぱりお義母さんには敵わないな」って照れながら頭掻く俺に

「お義母さんとか呼んでんじゃねーよ」って悔し紛れにドス効かす理佐ちゃん

「私たちまだ付き合ってないでしょ、だいたい私とデートする約束ほったらかしで何回菅井様と会ってんの、浮気者!」
なんてヤキモチ全開の理佐ちゃんだから好き

134 :保育園の理佐ちゃん 第28話:2018/04/21(土) 07:37:25.77 ID:8++6H9Qga.net
「案外嫉妬深いんだよな」
昨夜の理佐ちゃんの様子を思い浮かべて満更でもない昼下がりの俺

俺助を取り返してなおかつ理佐ちゃんとより親密になる作戦を考えてる間にお昼休みを迎えるダメ社員な俺

「俺君、お客さん来てるぞ」
なんて昼飯食べて会社に戻ると亡き妻のお母さんが・・・

「保育園ですか?」
亡き妻のお母さんの俺助どこの保育園に通わせてんだってな質問に戸惑う俺

「ええ、俺助のこと考えたら今まで通ってた保育園が良いと思ったのよ」
なんて俺助のことちゃんと考えてくれてる亡き妻のお母さん

今まで通りに理佐ちゃんの居る保育園に通わせてくれるみたいでほっとする俺

「ところで俺助が理佐ちゃん理佐ちゃん言ってるんだけど、誰のことかしら?」
なんて聞いてくる亡き妻のお母さん

「保育園の先生です、俺助がよくなついてまして」
事態を複雑にしないために菅井様より理佐ちゃんの方が俺助のお母さん候補だってのは黙っておく俺

「それで会いたいって言ってるのね」って納得する亡き妻のお母さん

「俺助の奴俺にも会いたがってました?」って俺助を心配するシングルファーザーな俺

「あなたのことはどうでもいいみたいよ」
なんて嫌なこと言って帰る亡き妻のお母さん


「じゃあ、俺助君明日からまた通えるんだ」って笑顔の理佐ちゃん

会社終わりに早速理佐ちゃんに報告する健気な俺なのだ

「ところで理佐ちゃんそろそろ帰る時間だよね」って尋ねる俺

「だからなに?」って連れない返事する愛しの理佐ちゃん

「俺助居なくて淋しいから今日も理佐ちゃんの家にお呼ばれしたいなぁなんて思いまして」って切り出す俺に

「図々しいこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

そりゃそうだって落ち込む俺に

「二日続けてだとお母さんが大変だから今日はご馳走してよ」
なんて二人で夕飯食べに行きたい理佐ちゃんだから好き

135 :名無しって、書けない?:2018/04/21(土) 13:07:09.68 ID:8++6H9Qga.net
お昼休みの連投規制回避

136 :保育園の理佐ちゃん 第29話:2018/04/21(土) 13:07:20.99 ID:8++6H9Qga.net
「美味しいね」
ファミレスのハンバーグに喜ぶ安上がりな理佐ちゃん

「もっと良い店でご馳走したかったのにな」

菅井様に連れてかれてる高級な店に連れてこうと思ったのに遠慮する理佐ちゃんにファミレスに連れてこられ不満な俺

「あんな高そうなお店緊張しちゃうよ」
なんて庶民的なこと言う愛しの理佐ちゃん

「大丈夫だよ、支配人とは顔見知りになってるから支払いは菅井様に回してもらっちゃうから」って悪党な俺

「そんなのやだよ」って苦笑いの理佐ちゃん

「安くてもいいから俺君にご馳走してもらいたいじゃん」って言ったあと、しばし照れる理佐ちゃん

「それにさあんまり甘えてると菅井様からのお誘い断れなくなりそうだからね」
なんてさりげなくプレッシャーかけてくる上目使いの理佐ちゃん

「それもそうだね」って理佐ちゃんのプレッシャーに悪い気しない俺

視線が合い自然に微笑む二人

良いムードじゃねえか!って胸の内で祝祭が始まりそうな俺

「こちらが理佐さん?」
なんて突然現れた亡き妻のお母さん

「お母さん!?どうしたんすか?急に・・・」って戸惑いの悲鳴あげる俺

「あなたが写真の女性とは別の女性と歩いてるの見かけたから尾行させてもらいました」って探偵を従えて堂々言ってのける亡き妻のお母さん

ファミレスの店員に命じて俺たちのテーブルに自分の席を作らせる亡き妻のお母さん

「こちら俺助のおばあちゃんです」
改まって理佐ちゃんに亡き妻のお母さんを紹介する俺

「おばあちゃんじゃなくてちゃあちゃんよ」
なんておばあちゃん呼びを拒否する亡き妻のお母さん

ちっ、面倒くせえな、なんだよちゃあちゃんって、ババアはババアだろが
なんて腹の中で悪態吐く俺

「こちらが俺助の保育園の・・・」って言いかける俺を遮るお母さん

「最初から会話聞かせてもらったからあなたたちがどんな関係かは察しがついています」
なんて言いながら探偵の持っている盗聴器を指差すお母さん

犯罪ちゃうんかい!って心の中でつっこむ俺

「恋人同士なんでしょ!」ってズバリ指摘するドヤ顔のお母さんに

「めっちゃ勘違いされてる・・・」
なんて頭を抱える理佐ちゃんだから好き

137 :保育園の理佐ちゃん 第30話:2018/04/21(土) 22:16:05.95 ID:Zpn4BkcSa.net
「あなたがこの男の恋人なんでしょ?」
俺と理佐ちゃんを恋人同士と勘違いして理佐ちゃんを問い質す亡き妻のお母さん

「やっぱり恋人同士に見えますよね」
なんて嬉しい勘違いするお母さんに媚び売る俺

「ちょっと、なに言ってんのよ」って怒りながら俺の耳を引っ張る愛しの理佐ちゃん

「痛いよ理佐ちゃん!?」って悲鳴あげる俺

「ふざけてないでちゃんと説明してよ」って俺を店の隅に連れていって説教する理佐ちゃん

「もう尻に敷かれてだらしない男」ってめっちゃ嫌悪感丸出しのお母さん

理佐ちゃんに説明しろと言われたものの亡き妻のお母さんにビビる俺

「あなた本気でこんな悪魔みたいな男と結婚するつもり?」

なんてどんだけ俺のこと嫌いなんだこのババア

「・・・」って黙る理佐ちゃん

俺には説明しろなんて言ってたけどババアの迫力に得意の地蔵になる理佐ちゃん

「こんな男と一緒になったら私の娘みたいにあなたも殺されちゃうわよ」
なんて地蔵と化した理佐ちゃんを脅かすババア

やっぱり俺のこと恨んでやがったのかこのババア・・・

ババアの恨み節にビビり俺の冷や汗が止まらなくなった時

「俺君・・・のせいにしないでよ・・・」
蚊の泣くようなか細い声の理佐ちゃん

「うん・・・」
地蔵理佐ちゃんが言い返してきたのが意外だったらしくキョトンとするババア

「娘さんが亡くなったのは同情しますけど・・・俺君そんなに悪い奴じゃありません」って俺の味方してくれる理佐ちゃん

「なに言ってるの?そんなこと言ってるとあなたも不幸になるだけね」って憎たらしいババア

ババアに腹は立つけど心の中で理佐ちゃんを応援するしかないヘタレな俺

「不幸になんてなりません!」
ババアと言い合ってる内に本来の気の強さが覚醒してきた負けず嫌いの理佐ちゃん

「俺君は私も俺助君のことも絶対幸せにしてくれます!」
なんて亡き妻のお母さんに言い放つ理佐ちゃんだから好き

138 :保育園の理佐ちゃん 第31話:2018/04/21(土) 23:38:07.36 ID:Zpn4BkcSa.net
「私も俺助君のことも絶対幸せにしてくれます!」
人間怒った時ほど本音が出るとは言うけれど・・・

この理佐ちゃんの言葉ほど本音中の本音な言葉はないだろうと感動な俺

「あなた正気で言ってるの?」

闘う聖女理佐ちゃんに諦めの悪いババアが反撃を試みようとした時

「お母さん!もう止めなさい」
なんて止めに入る俺助を抱いた亡き妻のお父さん

「お父さん!?」って驚く俺

「理佐ちゃ〜ん」って俺を無視して理佐ちゃんに手を伸ばす我が子俺助

俺助を抱きしめる愛しの理佐ちゃん

この母子だけは絶対に幸せにしたいと心から思う俺


「娘は子供の頃から体が弱くてね、早く亡くなったのも俺君のせいだけじゃないなんて妻も分かってはいるんだよ」
テーブルに座り改めて俺と理佐ちゃんに話し始める亡き妻のお父さん

「ただ娘を早く亡くした淋しさを俺君を恨むことで埋めてしまった・・・」
そこまで言って苦いものを飲み込むように黙るお父さん

「私たちに何を言われても言い訳せずに謝るだけの俺君に甘えてしまったのかもしれないね、本当にすまなかった」
深々と頭を下げるお父さん


「良かったね、また父と子の生活に戻れて」
亡き妻の両親と別れて俺助を抱っこしながら家路につく俺と理佐ちゃん

「うん、理佐ちゃんが俺と一緒になるって宣言してくれたお陰だよ、絶対に幸せにしてあげるからね」って肝心なことは忘れない俺に

「つまんないこと覚えてんじゃねーよ」ってドス効かす苦笑いの理佐ちゃん

「ねぇ、言っとくけどあれはお母さんを説得するためのウソだから信じないでよね」って文句言いながら俺から俺助を取り上げる理佐ちゃん

「素直じゃないな〜」って肩を竦める俺

「それよりさ、なんで奥さんの両親にい言い訳しなかったの?」なんて俺助をあやしながら聞いてくる理佐ちゃん

「う〜ん、その方がお母さんが俺に怒りをぶつけやすいと思ってさ、大事な娘を亡くした悲しみを誰かにぶつけたい気持ちは俺も一緒だからさ」
なんてカッコつける俺

「ふ〜ん」って笑う理佐ちゃん

「やっぱりウソくさいかな?」って頭を掻く俺に

「う〜ん、俺君を知ってる人はウソだと思うかもね」って理佐ちゃん

「やっぱ信じてもらえないか・・・」って苦笑いする俺に

「がっかりしなくてもいいじゃん、私だけは信じてるからさ、俺君のこと」
なんて言って微笑んでくれる理佐ちゃんだから好き

139 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第26話:2018/04/22(日) 21:32:36.84 ID:z0mjBUdEa.net
「今日あたり浜辺美波ちゃんに会えないかな〜」
なんて希望を胸に歌番組の収録のためにテレビ局に向かう理佐ちゃんのお供する俺

「この前まで吉岡里帆ちゃん吉岡里帆ちゃん騒いでたのにもう推し変?」
なんて呆れ顔の理佐ちゃん

「吉岡里帆ちゃんは今でも好きだけど俺の中で浜辺美波ちゃんへの思いが加速してんだよね」
なんて理佐ちゃんに取り憑く背後霊のくせに気の多い俺

「なにしろさ、テレビ見てて可愛いCMは全部浜辺美波ちゃん状態だからね、推さずにはいられないよね」
いかに浜辺美波ちゃんが凄いかを理佐ちゃんに説明する愚かな俺

「浮気者」って拗ねる理佐ちゃん

「心配すんなよ理佐ちゃん、いくら浜辺美波ちゃんが凄いといっても俺的には理佐ちゃんこそ人類史上最高の美人だからさ」
慌てて理佐ちゃんは別格の存在であることをアピールする俺に

「うるさ〜い!私意外に興味持ったらもう浮気だよ」って呟き、ふて寝する愛しの理佐ちゃん

「なんとでも言ってくれ、所詮幽霊の俺は理佐ちゃんとは結婚出来ないんだから・・・」
なんて自分で言ってて虚しくなる俺


「俺君〜帰るよ〜」
生放送を終えた理佐ちゃんが呼ぶ声に我に返る俺

見渡すとテレビ局の屋上に浮かぶ俺

うん?こんなとこで何やってんだ?って記憶が無い俺

「いかん、いかん、これじゃあ理佐ちゃんの背後霊失格だよ」
なんて呟き慌てて理佐ちゃんの元へ馳せ参じる俺

「ねぇ、どこ行ってたの?」って早速詰めてくる理佐ちゃん

「分かんない?」って肩を竦める俺に

「どうせ浜辺美波ちゃんのこと探しに行ってたんでしょ?」って鋭い理佐ちゃん

「確かに浜辺美波ちゃんを探しにテレビ局の中ウロチョロしてたんだけどさ・・・」ってそこから記憶が無い俺

「私が生放送に緊張してる時に浮気してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「今日のMステはてち抜きで新曲披露だったからさ、心細いから俺君には側に憑いてて欲しかったのに・・・」って拗ねる理佐ちゃん

「すまない」
誠心誠意謝る俺に

「俺君は私の背後霊なんだからさずっと側に居てくれないとやだよ」
なんて拗ねたふりして甘える理佐ちゃんだから好き

140 :名無しって、書けない?:2018/04/23(月) 07:28:44.50 ID:+7JnSlUIa.net
浜辺美波ちゃんの可愛さは本物だな

141 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第27話:2018/04/24(火) 07:37:24.08 ID:0xa779XDa.net
「ねぇ、最近ちょくちょく行方不明になってるけど、何やってんの?」
愛しの理佐ちゃんがめっちゃ疑惑の眼差しを向けてくる

欅坂46がてち抜きでMステに生出演した日以来頻繁に行方不明になってる俺にご立腹のご様子だ

「まったく記憶が無いし俺にも分からないよ」ってお手上げの俺

意識の無いままに時間は経過してるので俺が行方不明になってるのは本当みたいだけど・・・

いかんせん記憶が無いのだからどうしようもないとため息の俺

「もしかしてさ、浜辺美波ちゃんに推し変した?」
不機嫌から一転不安気な眼差しの理佐ちゃん

「うーん?分からない」って頭を抱える俺に

「即座に否定しろうよ」ってむくれる理佐ちゃん

たしかに小さな恋のうたを歌う浜辺美波ちゃんが卒アル回のただただ睨む理佐ちゃんに匹敵する可愛さなのは事実だけど・・・

「なんとなく・・・俺君が離れてく予感がするんだよね」
なんて呟きため息をつく物憂げ理佐ちゃん


いつか別れが来るのを覚悟して理佐ちゃんが俺を好きにならないように警戒していたのに

すっかり俺に惚れてる理佐ちゃんを見て後悔する俺

「理佐ちゃんへの執着心から現世にしがみついて成仏してない俺が推し変したら背後霊としての存在理由が無くなっちゃうよ」
なんて無理に笑い理佐ちゃんを安心させる俺

「だからさ、私への執着心だけが存在理由だったんたから、それが薄らいだからちょくちょく消えちゃうんじゃないかな・・・」
行方不明になってるんじゃなくて俺が消滅し始めてる可能性を示唆する理佐ちゃん

「消えちゃうとか怖いから止めてくれ」
悲鳴をあげて念力でテレビを点ける俺

「浜辺美波ちゃん可愛え〜」
これまた念力で録画しといた小さな恋のうたを歌う浜辺美波ちゃんを再生して消滅の恐怖を誤魔化す俺に

「現実逃避してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、俺君が消えちゃったらやだからもっと私のこと好きになりなよ」
なんてすっかり俺に恋してる理佐ちゃんだから好き

142 :名無しって、書けない?:2018/04/24(火) 20:19:03.23 ID:EzzI/EOca.net
今日は自粛しますm(__)m

143 :名無しって、書けない?:2018/04/24(火) 21:19:30.07 ID:LJ5PKK1ad.net
>>142
やっぱあの問題ですかねw

144 :名無しって、書けない?:2018/04/24(火) 21:30:06.80 ID:TkyIZHbF0.net
あれ、大阪府になってなかった…
一段落したらまた続きお願いします

145 :名無しって、書けない?:2018/04/24(火) 21:34:17.71 ID:EzzI/EOca.net
ちょうど理佐ちゃんが背後霊の俺君を供なって地元に帰る話だったもので・・・

146 :名無しって、書けない?:2018/04/24(火) 21:53:27.74 ID:TkyIZHbF0.net
>>145
それはいかんですなw

147 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第28話:2018/04/25(水) 08:02:07.93 ID:ai0ly2gba.net
「明日は休みだ仕事も無い♪早起きなんてかしなくてもいい♪理佐ちゃんと徹昼まで眠れそう♪」
なんて今は亡きSMAPのSHAKEに合わせて歌う背後霊な俺

「幽霊が陽気に歌ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君は毎日休みなんだからたまの休日ぐらいは私に付き合ってよ」
なんて昼まで眠るどころかお出かけの計画しているらしい理佐ちゃん

「毎日休みったってオバケには学校も試験もなんにもないからね」って呟く俺に

「じゃあ、夜は墓場で運動会でもやってなよ」
なんて軽くゲゲゲの鬼太郎先輩にへのオマージュ完成させながらベッドに潜り込む理佐ちゃん


「わ〜っ!?」
目覚めと共に理佐ちゃんを覗き込む俺に悲鳴あげる理佐ちゃん

「なにやってんの!」
凄えビビったくせに覗き込んでるのが俺だとわかった途端に安心して怒り出す愛しの理佐ちゃん

「本物の幽霊だからマジで怖かったじゃん」
文句言いながら部屋のドアに魔除けのお札貼って俺を閉めだし着替え始める理佐ちゃん

「驚かすつもりじゃなかったんだ、本当ごめん」って謝る俺に

「もうキモいから私の顔ジロジロ見るの禁止だからね」
ここぞとばかりにイジワル言い出すドアの向こうの理佐ちゃん

「万が一理佐ちゃんの推理が当たって消滅することになっても後悔しないように大好きな理佐ちゃんのことめっちゃ見とこうと思ってさ・・・」
なんて理佐ちゃんに言い訳するションボリな俺に

「ジロジロ見るの禁止にしないから落ち込まないでよ」って優しくしてくれる理佐ちゃん


「なんだって急に里帰りなんて思いついたの?」
地元に向かう電車に揺られながら理佐ちゃんに尋ねる俺

「俺君が私の顔ジロジロ見るのと同じ理由」
窓の外を流れてく景色を見ながら呟く素っ気ない理佐ちゃん

「意味がわかんないだけど・・・」って補足説明求める俺

「中学生の時にほんのちょっと付き合っただけだから俺君のことよく知らないからさ・・・俺君の家族に会って色々聞いておきたいんだ」
照れてるのか?こっちを見ずに答える理佐ちゃん

「お別れの準備みたいで淋しいな・・・」
理佐ちゃんの言葉に幽霊の我が身を実感する俺に

「心配しないでも淋しくないようにお休みのたびにお墓参りしてあげるよ」って俺を慰めてくれる理佐ちゃんだけど

「本当はずっと一緒に居たいんだけどね・・・」
なんて呟く俺より淋しそうな理佐ちゃんだから好き

148 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第29話:2018/04/25(水) 21:40:39.04 ID:mdByByU5a.net
「ところで理佐ちゃん、スカートとは珍しいね」
なんだか湿っぽい雰囲気になっちまった空気を変えようと話を変える俺

「俺君がスカート好きだからさ」って淋しい表情から恥ずかしそうな表情に変わる愛しの理佐ちゃん

「俺のためにスカートはいてくれるなんて・・・」
感激のあまり言葉を失う俺

「もしかしたら突然成仏しちゃうかもしれないからさ・・・」言葉に詰まる理佐ちゃん

「俺君の一番好きなファッションしてたいじゃん」
沈黙を破るように一気に言って再び黙る理佐ちゃん

どうやら照れ隠しに拗ねてる振りしているようだ・・・可愛い過ぎる

可愛すぎる理佐ちゃんに再び感激の脳内トリップする俺に

「ねぇ、恥ずかしいから黙んないでよ」って拗ねた振りして甘えてくる理佐ちゃん

「でも膝が出るスカートは出来れば部屋の中だけにして欲しいな、俺以外の奴が理佐ちゃんの美脚を見たり万が一パンツ見られたりしたら悔しいからさ」
なんて注文つけるヤキモチ妬きな俺

「なんであんたのために部屋の中でまでミニスカートでいなきゃいけないのよ」って文句言い出す理佐ちゃん

「とにかく外出る時は膝が隠れる長さにしてよ」って頼む背後霊な俺に

「うるさい!幽霊のくせに細かいこと言わないでよ、本当小っさい男だな・・・」って電車に揺られてふて寝する理佐ちゃん


「俺君!」
ふて寝してたはずの理佐ちゃんが不安な声で俺を呼んでいる

もしや、また消えていたのだろうか・・・?

しかも、意識は戻ったというのに真っ暗闇だ・・・

「俺君どこにいるの?」
俺を呼ぶ理佐ちゃんの声
一段と不安がっているようだ

「理佐ちゃん!俺はここにいるよ!」
理佐ちゃんを不安から救おうと声の方に向かって手を伸ばす俺

「きゃあああ〜」
その瞬間悲鳴あげる理佐ちゃん

「どうした理佐ちゃん!」って心配のあまり叫ぶ俺
命なんてとっくに失ってる幽霊の俺が命に代えても守りたくなる理佐ちゃんだから好き

149 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第30話:2018/04/25(水) 23:55:29.57 ID:mdByByU5a.net
「どっから手出してんのよ!!」
不安から悲鳴、そして怒号へと華麗な3変化を見せる理佐ちゃん

「ごめん、寝惚けて電車の揺れを地震と勘違いしちゃったみい」って謝る言い訳maybe な俺

「どんな勘違いしたら私のスカートの中に避難すんのよ」ってむくれる愛しの理佐ちゃん

理佐ちゃんが寝てる隙に理佐ちゃんのスカートの中に入り
理佐ちゃんが起きる前に理佐ちゃんのスカートの中を脱け出す
完璧な計画を立てたものの春の麗らかな陽気にも似た理佐ちゃんのスカートの中の居心地の良さに居眠りしてしまった背後霊な俺

「子供の頃から受けてきた避難訓練の成果で揺れを感じたら無意識に机の下に入る癖がついてるのかも・・・でも安心して無意識だったから目を閉じてたから何も見てないよ」
なんて紳士な俺に

「苦しい言い訳してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、私のスカートの中を机と間違うなんて酷くない・・・俺君のためにお洒落したのに・・・」って哀しむ理佐ちゃん

「それでパンツお洒落だったのか・・・」
俺のためにスカートだけじゃなくパンツまで俺好みにしてくれてた理佐ちゃんに感無量な俺

「やっぱり見てんじゃ〜ん」ってむくれるかまかけ理佐ちゃん

「かまかけるなんて酷いよ〜」って自分の所業は棚に上げて策略仕掛けた理佐ちゃんを責める俺

「人が寝てる隙にスカートの中に入るような奴に言われたくありません」
なんてファッション誌広げる理佐ちゃん


「うーん、なんだか懐かしいな〜」
俺の実家の最寄り駅に降り立ち背伸びする俺

「私の実家からひと駅かぁ、塾が一緒にならなかったら俺君に取り憑かれることもなかったんだな・・・」って感慨深い理佐ちゃん

「懐かしいな、理佐ちゃん人見知り激しいし友達居ないしでいつも淋しそうだったよね」って俺も初めて出会ったの理佐ちゃんを思い出し瞳を閉じる

「私の中学から通ってたの私だけだったからね、俺君が初めて話しかけてくれて本当に嬉しかったんだよ」
なんて微笑む理佐ちゃん

「じゃあ、俺ん家に行きますか?」って理佐ちゃんを案内する俺

「あっ!?ちょっと待って俺君の家の人にお土産買うの忘れてた」
なんて駅前の煎餅屋に入ってく理佐ちゃん

俺の家族へのお土産を東京で買うの忘れて駅前の煎餅屋で買っちゃう理佐ちゃんだから好き

150 :名無しって、書けない?:2018/04/26(木) 00:26:46.69 ID:hw1sUuVIa.net
好きな娘のスカートの中はエロさより憧れが勝つらしく神聖な場所に感じるんだよね

151 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第31話:2018/04/26(木) 09:02:54.25 ID:1oW0GiHea.net
「理佐ちゃん、ちょっと見てて」
お煎餅屋さんの女子高生バイトを睨む背後霊な俺

ピラッとめくれる女子高生のスカート

「今の・・・俺君がやったの?」って自分のスカートを押さえる理佐ちゃん

今までは理佐ちゃんのiPhoneで2ちゃんに書き込みしたり、浜辺美波ちゃんのCMを録画するのが精一杯だった俺の念力パワー
その能力がついにスカートをめくるという物を動かせるまでに高まってるのに脅威を感じる理佐ちゃん

「心配すんなよ理佐ちゃん、理佐ちゃんのスカートはそこらの女のスカートと違って神聖な物だからまだ俺の力じゃめくれないんだよ・・・」
なんてやっぱり人類史上最高美人の理佐ちゃんのスカートは神格化しちゃってる俺

「言ってる意味が分かんない・・・」俺の説明に戸惑う理佐ちゃん

所詮女には男がスカートめくりに抱く浪漫は分からないかって肩を落とす俺

ピラッピラッピラッとお煎餅屋さんのバイト女子高生を3連続スカートめくりして憂さを晴らす俺

「痴漢みたいな真似してんじゃねーよ」ってドス効かせながら鶴岡八幡宮でゲットした聖水を俺の背中にかけるエクソシスト理佐ちゃん

「ひぃ〜まだ残ってたのか」って熱がる悪霊みたいな俺に

「ねぇ、凄い能力だけどさ、くだらない事に使わない方がいいよ」って忠告してくれる優しい理佐ちゃん

「ごめんなさい、どうせ念力パワー使い果たしたのでしばらくはスカートめくり出来ません」って素直に謝る俺


「じゃあ、お土産念力で運んでもらえないね」
なんて素直に謝る俺に両手にお土産袋ぶら下げて苦笑いする理佐ちゃん


「きゃあ、風が凄〜い」って悲鳴上げる理佐ちゃん

お煎餅屋さんで俺がくだらないことしてる間に外は春の嵐さ

「ちょっと俺君、念力でスカート押さえてよ」
風でスカートがめくれそうになるもお土産袋で両手がふさがり押さえられない愛しの理佐ちゃん

「任せろ!」って理佐ちゃんのパンツは絶対に俺以外の男には見せない覚悟の俺

しかし、覚悟とはうらはらに念力パワーが回復しない虚弱体質な俺

「ごめん理佐ちゃん疲れ果ててしまって全然念力パワーが出て来ないや、そもそもスカートを押さえるなんてモチベーション湧かないし・・・」って謝る俺に

「だからくだらない事に使うなって言ったじゃん!」
なんてマジギレする理佐ちゃんだから好き

152 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第32話:2018/04/26(木) 20:21:39.73 ID:hdvk8ffNa.net
「理佐ちゃん早くピンポン押しなよ」
さっきから呼び鈴押すのを躊躇するビビりな理佐ちゃんを急かす俺

「ちょっと待ってよ、心の準備してんだから」ってなかなか面倒くさい理佐ちゃん

俺の念力の使い方の無計画さに文句言いながらも、なんとか俺の実家にたどり着いた理佐ちゃん

「もう、駅から少しずつ心の準備するつもりだったのに俺君が邪魔するから出来なかったじゃん」
なんて口を尖らせて文句言い出す理佐ちゃん

「心の準備なんて要らないよ、俺のお母ちゃんと妹がいるだけなんだからさ」って理佐ちb痰の気を軽くbオてあげる俺

「俺君のお母さんと妹に会うから緊張してんでしょ」
なんてため息つく理佐ちゃん

「俺君が死んでなかったら私のお義母さんと義妹になったかもしれないんだよ」って妄想半端ない理佐ちゃん

「いや、それはないね、理佐ちゃんは俺の金玉蹴り飛ばして別れちゃったんだからさ、俺が生きてたらむしろそれっきりだよ」って冷静に理佐ちゃんの妄想を否定する俺

「別れてないよ、あんたが勝手に連絡してこなくなっただけでしょ」
なんて俺を振ってないと言い出す愛しの理佐ちゃん

「そんな無茶な・・・」って理佐ちゃんの記憶改竄に絶句する俺

「だって私・・・振ってないもん」って駄々を捏ねる理佐ちゃん

振ったつもりだから欅坂に応募してアイドルになったんじゃないのだろうか・・・

「良いじゃん、別れないって思うぐらい・・・」って泣き声の理佐ちゃん

「うん・・・」
泣き声の理佐ちゃんにうなずくしかない俺

「だって、俺君は幽霊だし私は生きてるんだよ?未来に幸せなんて無いに決まってるよ、だったらさ過去の記憶ぐらい幸せだって良いじゃん・・・」
そう言ってしゃがみこむと本格的に泣き出す理佐ちゃん

「そんなことし始めちゃったら理佐ちゃんまで過去に囚われて幸せになれなくなっちゃうよ」
本当は嬉しくて泣いちゃいそうだけど俺が居なくなったあとの理佐ちゃんにはちゃんと結婚して幸せになって欲しい俺

「俺はもうすぐ成仏するみたいだからさ、そしたら俺のことなんて早く忘れた方が良いんだよ」
なんて心にも無いこと言う痩せ我慢な俺に

「忘れられるわけないでしょ・・・こんなに好きになっちゃってんのに・・・」
なんて涙声で言ってくれる理佐ちゃんだから好き

153 :名無しって、書けない?:2018/04/28(土) 00:10:35.27 ID:Scx6uPXIK.net
>>152
涙が流れそうになりながら何とかこらえている庭先生の姿が浮かびますな

154 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第32話:2018/04/28(土) 00:45:20.23 ID:aQUevu8aa.net
>>153
このままでは理佐ちゃんで妄想するようになって始めてのバッドエンドを迎えてしまいそうです、、、涙

155 :名無しって、書けない?:2018/04/28(土) 10:02:20.52 ID:Scx6uPXIK.net
別れが全てバッドエンドとは限らんよ←いいこと言ったつもり

156 :名無しって、書けない?:2018/04/28(土) 10:19:55.36 ID:fZMUIUsQ0.net
>>154
カートヴォネガットの創作ルールの一つに、“Be a Sadist”という項目がありましてですね、これがなかなか難しいんですよ
以下、その引用です

『サディストになること。どれほど自作の主人公が善良な好人物であっても、その身の上におそろしい出来事をふりかからせるー自分がなにからできているかを読者にさとらせるために。』

チワン氏の言う通り、庭さんの悲しい顔が容易に想像できますが、頑張ってください

157 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第33話:2018/04/29(日) 07:30:32.35 ID:ixy/GeWCa.net
「こんなに好きになっちゃってんのに・・・」
俺の成仏が近いせいで気持ちが高ぶってしまったのか?

ついに俺への気持ちを素直に打ち明けてくれた愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・」
そう呟き念力発動する俺

「きゃあ〜」
俺の念力でまくれちゃったスカートを押さえる理佐ちゃん

「ねぇ、何やってんの?」
俺の行動の意味が分からず戸惑う理佐ちゃん

「理佐ちゃんが素直な気持ち聞いて一生取り憑いていたいからパンツ見て理佐ちゃんへの執着心を取り戻す」
なんて一生成仏しない覚悟でさらに念力発動しようとする俺に

「変なとこに執着心燃やさないでよ!」って怒る理佐ちゃん

「私の純情に欲望で応える俺君なんて大嫌い!」
なんて今度は違う意味で泣き出す理佐ちゃん

好きと言ったり嫌いになったり、情緒不安定な理佐ちゃんに困り果てる俺


「うちに何か用?」
泣いてる理佐ちゃんに声をかける買い物帰りの俺のお母ちゃん

自分の家の前で泣いてる超美人の理佐ちゃんにめっちゃ不審顔な俺のお母ちゃんと妹

「あっ、すいません」って目を擦りながら慌てて立ち上がる理佐ちゃん

「うそ〜!?欅坂の理佐じゃん!」
理佐ちゃんの顔を見て悲鳴あげる俺の妹

さすが現役中学生、今をときめく欅坂46の理佐ちゃんを生で見て興奮しとる


「凄〜い、うちのお兄ちゃん理佐と知り合いだったんだ」って感嘆のため息を漏らす妹

玄関先で立ち話もなんだからって俺の実家に入れてもらった理佐ちゃん

「うん、中3の時に塾で知り合って・・・高1の時にちょっとだけ付き合ってた」
なんて照れながらも嬉しそうに話す理佐ちゃんに

「え〜〜っ!?」って悲鳴あげる妹

「あの子何も言わないから全然知らなかった・・・」って唖然とするお母ちゃん

「うちのお兄ちゃんと付き合ってたなんて・・・ちょっと幻滅」
なんて俺と付き合ってた理佐ちゃんに冷たい視線の我が妹

「幻滅しないで、今は大嫌いだから」
なんて呟いて俺を睨む理佐ちゃんだから好き

158 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第34話:2018/04/29(日) 08:04:17.09 ID:ixy/GeWCa.net
「それで今日は・・・」
俺を睨んでる理佐ちゃんに訝しげに尋ねる俺のお母ちゃん

息子の前カノが突然現れ我が家の前で泣いてたんだから何事かと思うわな・・・

親より先に死んじまった俺を許してくれお母ちゃんって改めて謝る俺

「何から話していいか分からないんですけど・・・俺君が亡くなったと聞きまして・・・」

「えっ!?」
理佐ちゃんの言葉に顔を見合わせ驚くお母ちゃんと妹


「すいません、突然訪ねてきて・・・出来たらお墓参りしたいと思いまして」
二人の反応に戸惑いながらも話し続ける理佐ちゃん

「ちょっと待って」ってお母ちゃんが理佐ちゃんの話を止めるより先に

「ヤバい!お兄ちゃん死亡説流れ出してるよ〜」って笑い出す妹

「死亡説・・・」
戸惑いの表情を浮かべ物問いたげに背後霊な俺を見る理佐ちゃん

意味不過ぎて何がなんだか分からず首を振る俺

「まさかお兄ちゃんが死んじゃったと思って家の前で泣いてたの」って勘違いする妹

「ううん、デリカシーの無い俺君に怒って泣いてたの」ってそこは譲らない愛しの理佐ちゃん

理佐ちゃんの言葉の意味が分からず戸惑う我が妹

「俺君生きてるんですか?」
戸惑いの妹を放置したままお母ちゃんに尋ねる理佐ちゃん

「たぶん騙されちゃったのかもね、事故にあったけど生きてることは生きてるの・・・」
なんて衝撃の事実を理佐ちゃんに告げる俺のお母ちゃん

俺生きてるのかよ!?って我がことながら驚きの俺

「生きてるんだ」
呟き黙り込む理佐ちゃん

ヤバイ、理佐ちゃん怒ってるって理佐ちゃんの沈黙にビビる俺

俺のお母ちゃんの騙されちゃたって言葉を真に受けたらしく俺への怒りがますます増幅してしまい肩を震わせる理佐ちゃん

「聞いてくれ理佐ちゃん・・・騙したとかじゃないんだ、俺も生きてるって今知ったんだから」
これ以上理佐ちゃんを怒らせたくないと自分でも事態が分からないながらも言い訳始める俺

「大丈夫?」
そんな俺より先に理佐ちゃんに声かけるお母ちゃん

お母ちゃんの問い掛けにうなずく理佐ちゃん

「でも涙・・・」って呟き理佐ちゃんにハンカチ渡すお母ちゃん

「嬉し泣きです・・・」って声を震わせて泣き出す理佐ちゃん

俺が生きてるって聞いて涙が溢れて止まらない理佐ちゃんだから好き

159 :名無しって、書けない?:2018/04/29(日) 08:19:10.88 ID:ixy/GeWCa.net
>>155
>>156
温かい励ましありがとうございますm(__)m

160 :名無しって、書けない?:2018/04/29(日) 08:23:26.24 ID:ixy/GeWCa.net
>>159の続き

バッドエンドを恐れない勇気をいただけました

何故か途中で送信されてしまったw

161 : :2018/04/29(日) 17:42:03.04 ID:gc9h9W2sdNIKU.net
>>158
すごい気になる展開...

162 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第35話:2018/04/29(日) 17:48:51.53 ID:tiFOIAMCaNIKU.net
「ところでさ、あんた何なの?」
お母ちゃんと妹が席を外すの待って聞いてくる愛しの理佐ちゃん

嬉し泣きが一段落して冷静になってみたら、生きてんのに幽霊になってる俺の存在に素朴な疑問抱く理佐ちゃんってわけだ

「理佐ちゃんのこと好き過ぎて魂の一部が生き霊になっちゃったのかな・・・」
なんて自分でもよく分からないけど、とりあえず背後霊改め生き霊な俺

「ストーカーみたいで怖〜い」
なんて言うものの俺が生きてる安心感からどこか余裕の理佐ちゃん


「どうかしたの?」
お茶を入れ替えて戻ってきたら生き霊相手に話す理佐ちゃんを心配する俺のお母ちゃん

お母ちゃんからは俺が見えてないから理佐ちゃんの独り言に見えてんのか・・・

お母ちゃんに見えてないことがちょっと寂しい俺

「何でも無いです・・・」って慌てて誤魔化す理佐ちゃん

「ところで・・・俺君は・・・?」
嬉しい気持ちを押し隠すように控え目に聞く照れ屋な理佐ちゃん

「それがね・・・」
隠したつもりが嬉しい気持ちバレバレな理佐ちゃんに申し訳なさそうなお母ちゃん

「あっ、そうか今日は平日だから学校ですよね」
なんて俺が大学行ってると思い込む理佐ちゃんに

無言で首を振るお母ちゃん

「えっ、大学生じゃないってことは働いてるのかな・・・」
早とちりして恥ずかしがる理佐ちゃん

「違うの、あの子ね転んだ拍子に頭打って1年以上意識不明なのよ」
嬉し泣きまでさした理佐ちゃんに申し訳なさそうに告げるお母ちゃん

「え〜〜っ!?」ってショック受ける理佐ちゃん

「でも最近はちょくちょく意識が戻って話しも出来るから心配しないで」
ショック受ける理佐ちゃんに慌てて説明するお母ちゃん

「最近ですか・・・」って呟く理佐ちゃん

どうやら生き霊の俺が行方不明になるのと意識が戻るのが関係してるって気づいた理佐ちゃんだから好き

163 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第35話:2018/04/29(日) 17:50:04.64 ID:tiFOIAMCaNIKU.net
>>161
ハッピーエンド目指して苦し紛れの思いつきですw

164 :名無しって、書けない?:2018/04/29(日) 17:51:23.93 ID:tiFOIAMCaNIKU.net
何故かタイトルが付いてきてしまうw

165 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第36話:2018/04/29(日) 18:51:07.43 ID:tiFOIAMCaNIKU.net
「なんか不思議な気分だな」
病院のベッドに横たわる自分の顔を見て呟く背後霊改め生き霊な俺

「だいたいさ、道路に飛び出した子供助けようとして転んで意識不明なんて情けないよね、子供は別の人が助けたから良かったけどさ」
なんて生きてる俺に会えた嬉しさから憎まれ口叩く素直じゃない理佐ちゃん

とは言えそんな態度も俺にしかしない内弁慶な可愛い理佐ちゃん


「病気で死んじゃったってなんだったの!」
笑顔で文句言いながら横たわる俺のほっぺをつねるドS理佐ちゃん

「意識不明だからって俺の身体をイジメないでくれ」って文句言うこれまた笑顔な俺

「やだ」ってますますほっぺ引っ張る愛しの理佐ちゃん

生身の俺に再会出来て嬉しくて仕方ないみたいだ・・・

「理佐ちゃん、なにやってるの!?」
病室に戻ってきたらはしゃいで俺のほっぺ引っ張る理佐ちゃんに驚く俺のお母ちゃん

「すいません・・・」
お母ちゃんにはしゃいでる姿を見られて真っ赤な顔して俯く理佐ちゃん

「お母さん、理佐はドSだからあれが愛情表現なんだよ」
なんて理佐ちゃんを庇うなかなか欅坂46に詳しい俺の妹

「愛情表現ではない・・・」って小声で抗議する理佐ちゃん

「え〜っ、お兄ちゃんのこと今でも好きだから死亡説信じて家まで来たんでしょ」って理佐ちゃんを詰める我が妹

「それは・・・」ってモジモジする理佐ちゃんに

「大丈夫、私は絶対に秘密守るから、こんな凡人と欅坂のベリサが付き合ってるなんてバレたらイメージダウンだもんね」
なんて理佐ちゃんにウインクするアホな俺の妹

「高1の時に1ヶ月だけ付き合って別れたから、もう付き合ってないんだけどね」
なんて俺には別れてないなんて記憶を改竄したくせに妹には別れたとか言っちゃう理佐ちゃん

「さっきは別れてないって言ってくれたじゃねえかよ理佐ちゃん」
ダブルバインドな理佐ちゃんに猛抗議する生き霊な俺

「うるさい!黙って!」
俺と妹の連係攻撃にキレる理佐ちゃん

「ベリサ怖い・・・」ってキレる理佐ちゃんにビビる妹

「あっ、違うよ、今のは妹ちゃんじゃなくて俺君に言ったの」
なんて宙に浮かぶ俺を指差す理佐ちゃん

生き霊の俺が見える訳もなく、そんな理佐ちゃんに戸惑う俺の妹とお母ちゃん

「あ〜面倒くさいよ〜」
なんて頭抱える嘆きの理佐ちゃんだから好き

166 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第37話:2018/04/29(日) 22:03:23.25 ID:A8bFlR52aNIKU.net
「お兄ちゃんの幽霊!?」
理佐ちゃんにから俺が理佐ちゃんに取り憑いてるのを聞いてびっくりする妹

「うん、半年ぐらい前に急に現れて・・・」
俺が理佐ちゃんに取り憑いてからの日々を語る愛しの理佐ちゃん

「うちの息子が色々迷惑かけたみたいでごめんなさいね」
生き霊になった俺の行状に腹を抱えて笑う妹を横目に理佐ちゃんに謝る俺のお母ちゃん

「お兄ちゃんと今も一緒に居るの?」って理佐ちゃんに聞く妹

「うん、私の横に漂って話を聞いてるよ」って俺を指差す理佐ちゃん

「お兄ちゃん、理佐の側に居たいの分かるけど早く身体に戻ってきなよ、理佐が迷惑だってよ!」
なんて俺にダメ出しする妹

「迷惑言うな!俺は理佐ちゃんと相思相愛じゃボケ!」って念力発揮する俺

「きゃあ!?」
俺の念力にスカートめくられて悲鳴あげる妹

「生き霊舐めんなよ」って勝ち誇る俺に

「妹のスカートめくってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「今のもお兄ちゃんが?」って驚く妹

「うん、最近念力が強くなったからスカートめくり出来るって喜んでる・・・」
なんて何故か申し訳なさそうな理佐ちゃん

「うわぁ・・・キモいからずっと幽霊やってなよ」ってドン引きする我が妹

「それは私が困る・・・」って呟く理佐ちゃん

「我が子ながら情けない・・・」ってこぼすお母ちゃん

「あのう、俺君は意識が戻った時に私のことなんか言ってませんでした」
なんて落ち込むお母ちゃんの気分を変えてやろうと質問する理佐ちゃん

「理佐ちゃんのことは何も言わないはね、幽霊になってる間のことは忘れてるみたいよ」ってあっさりなお母ちゃん

「そうですか・・・」って苦笑いするがっかり理佐ちゃん

「でもさ、1年以上意識失ってたくせに浜辺美波ちゃんのこと知ってて可愛い可愛い騒いでるよ」って余計なこと言う妹

「ちょっと前は吉岡里帆ちゃんに夢中だったけど今は浜辺美波ちゃんに夢中みたい・・・」って答える理佐ちゃん

「何のために理佐に取り憑いてんの〜」ってまたも腹を抱えて笑いだす妹

それ見て苦笑いする理佐ちゃん

浜辺美波ちゃんのことは覚えてるのに理佐ちゃんのことは忘れてしまう俺に怒ってるかと思ったら

そうでもないみたいな心の広い理佐ちゃんだから好き

167 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第38話:2018/04/29(日) 23:29:18.08 ID:A8bFlR52aNIKU.net
「ねぇ、なんで身体に戻らないの?」
俺の家族に別れを告げて東京に向かう電車の中で俺に聞いてくる理佐ちゃん

病院でお母ちゃんや妹から身体に戻れるか試すように言われたけど拒否った俺

「意識が回復してる時間が段々長くなってるから放って置いてもそのうち戻れると思ってさ」ってとぼける生き霊な俺

「ウソだね、私のこと覚えてないのが気になってんでしょ」って俺の図星つく愛しの理佐ちゃん

どうやら意識が回復して身体に戻ると生き霊だった時のことは覚えてないらしい俺

「そりゃ気になるさ、こんなに仲良くなったのに・・・」
切なすぎてその先は言葉に出来ない俺

「俺君・・・」
そんな俺に何を言っていいか分からず黙る理佐ちゃん


「あぁなんだか疲れる休日だったな」
自分の部屋に帰るなりベッドに突っ伏す理佐ちゃん

「理佐ちゃん寝る前に着替えなよ」
今にも寝ちゃいそうな理佐ちゃんに
声をかけて念力でHDD を操作する俺

「えい」
なんてリモコンで俺の念力より早く録画してある小さな恋のうたを歌う浜辺美波ちゃんを削除しちゃう理佐ちゃん

「なにすんの〜」
日課である浜辺美波ちゃんの歌う姿観察が出来なくなり悲鳴あげる俺

「うるさい!身体に戻るたびに私のこと忘れちゃう罰だよ、俺君の浮気者」
なんてやっぱり怒ってた理佐ちゃん

「お風呂入ってくるから覗かないでよ」
落ち込む俺に笑いながら注意してお風呂に向かう理佐ちゃん

色々有りすぎた1日の終わりに浜辺美波ちゃんのCMを削除されて廃人な俺に

「ねぇ、生きててくれてありがとうね」
なんてこっち向かずに言ってくれる照れ屋な理佐ちゃんだから好き

168 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第38話:2018/04/30(月) 08:00:23.15 ID:OlN5dy4ma.net
「ねぇ、あれから1ヶ月も意識が戻らないって不自然じゃない?」
霊界図書館から借りてきた山積みの本を読みあさる俺に髪を乾かしながら聞いてくるお風呂上がりの色っぽい理佐ちゃん

「そうかな〜よく分かんないや」
愛しの理佐ちゃんから送られてくる疑惑の視線を逃れるように背中向ける生き霊な俺

「それにさ、俺君のお見舞いにも全然憑いて来なくなっちゃったし・・・」
背中を向けた俺に不満そうな理佐ちゃん

「まあ、自分のお見舞いに行くのもね・・・」って言葉を濁す俺

「ねぇ、なんか隠してるでしょ」って鋭い理佐ちゃん

「そんなことないよ」って否定する俺に

「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、どうしたの?私のことに関しては心配症な俺君が私のお出かけに憑いて来ないなんて今まで無かったよ」って淋しそうに呟く理佐ちゃん

「実はさ、自分の身体と対面したからだと思うんだけどね、次に意識が戻ったらもう生き霊には戻れないと思うんだ」
淋しそうな理佐ちゃんにほだされてつい喋ってしまう俺

「マジで!?」ってさすがに驚く理佐ちゃん

「うん、だからさ意識が薄れて身体に戻る気配を感じたら全力で阻止してる」
なんていつの間にか身体に戻らない能力まで手に入れてる俺

「なんで阻止すんのよ、素直に戻りなさいよ」って口を尖らし文句言う理佐ちゃん

「俺だって戻りたいからこうやって勉強してんじゃないかよ」
簡単に戻れなんて言う浅はかな理佐ちゃんにちょっと苛立つ俺

「なんの勉強してんの?」って俺の手元を覗き込む理佐ちゃん

理佐ちゃんのTシャツの胸元が見えてしまいドキドキする生き霊な俺

「ねぇ、教えてよ、私には見えないんだからさ」って催促してくる知りたがりな理佐ちゃん

「うん、教えてあげるけどちょっとTシャツの胸元緩くないかな・・・」って注意する俺

「え〜急になに?Tシャツなんてこんなもんだよ、どうしたの真っ赤な顔して」
なんて自分の醸し出す爽やかなエロさに気づいてない理佐ちゃん

「身体と魂がシンクロし始めて肉欲が強くなって来てるから理佐ちゃんがエロく見えちゃうから気をつけて欲しいんだよね、大事な理佐ちゃんをエロい目で見たくないから」って偉い俺に

「今まで散々エッチなことしようとしてきたのに今さら?」って戸惑う理佐ちゃん

紳士な俺は物足りなさそうな理佐ちゃんだから好き

169 :名無しって、書けない?:2018/04/30(月) 08:41:05.12 ID:5MRerwJ2a.net
お休みを利用して一気に最終回まで書くつもりだったのに仕事が入ってしまった(泣)

儘ならないのが人生の楽しみと切り替え仕事に行く俺

理佐ちゃんに褒めてもらいたいものだよ

170 :名無しって、書けない?:2018/04/30(月) 10:53:38.25 ID:ErJH1TxaC.net
>>169
理佐ちゃんから陣中見舞いです
http://o.8ch.net/150vi.png

171 :名無しって、書けない?:2018/04/30(月) 19:15:00.51 ID:EDs5DRyoa.net
>>170
おお!?

これは理佐ちゃんがおそらく真面目に考えたにも関わらず
取って付けたようなネーミングになってしまったブルーボンボンじゃないですか

超美人なのにここら辺の凡人なセンスが堪らなく愛おしいんですよねぇ理佐ちゃんは

172 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第39話:2018/05/01(火) 07:15:22.04 ID:cuK59PS+a.net
「私のこと忘れないまま身体に戻る方法探してくれてるの?」
俺が何故に霊界図書館から大量の本を持ち出してきてるか知って喜ぶ理佐ちゃん

「うん、浜辺美波ちゃんのことは覚えてるんだから、何か抜け道があるはずだよ」って熱心に本を調べる俺

「おいジジイ、こっちの本は役に立たないから置いてこい」って宙に向かい命じる俺

「ジジイ・・・?」

理佐ちゃんがなんのことやら分からず呟く間に空間から湧き出るちょんまげのジジイ

「誰〜!?」
しばらくぶりの幽霊登場に驚く愛しの理佐ちゃん

「ビビんなくても大丈夫だよ、こいつは理佐ちゃんの何代か前の先祖だから」
ジジイの幽霊の来歴を話し理佐ちゃんを安心させる俺

「私のご先祖さまなんですか?」
恐る恐るジジイに話しかけるビビりな理佐ちゃん・・・可愛いなぁ

「いかにも先祖の渡邉理佐ェ門ですじゃ、理佐が生まれた時からの付き合いになるかのう」
なんて子孫にあたる理佐ちゃんには威厳出そうとする理佐ェ門

「ジジイてめえ!使用人のくせに理佐ちゃんのこと呼び捨てすんなって言ったろ!バカヤロー」
なんて理佐ェ門を怒鳴りつける執事には厳しい俺

「俺殿、何度めも説明しているように守護霊は使用人ではないんですけど・・・」って俺に抗議する理佐ェ門

「お前よう、俺にいちいち逆らうなよ、お前が理佐ちゃんのお風呂覗いてたの喋っちゃうぞ」
なんて理佐ェ門を部屋の隅に連れていき脅す俺

つい一昨日のことだ

理佐ちゃんのお風呂を覗こうと念力でお札を剥がそうとしてたら俺
その念力に引っ張られて姿を現してしまった理佐ェ門
自分の子孫ではあるものの世界一の美人理佐ちゃんのお風呂という誘惑に負けて出来心からついつい覗いてしまった理佐ェ門

そんなことがあり、愛しの理佐ちゃんの先祖理佐ェ門を脅迫して俺の使用人にしたってわけだ

「すいません」
悔しそうに唇を噛み締める理佐ェ門

「お前、なに悔しそうにしてんだよ、謝る時は申し訳なさそうな顔しろよな」
なんて使用人には情けをかけない生き霊な俺

「ちょっと、私のご先祖さまイジメないでよ」
なんて理佐ェ門を庇う優しい理佐ちゃんだから好き

173 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第40話:2018/05/01(火) 22:53:31.83 ID:lPnwJKkIa.net
「やっぱり無理なんだ」
ちょっと肩を落とし呟く理佐ちゃん

自分の先祖にして守護霊たる渡邉理佐ェ門から俺が理佐ちゃんの記憶を持ったまま身体に戻る術が無いと知らされた理佐ちゃん

「無理で済ますわけにいかないから調べてるんだろ」ってまだ本を漁る諦めの悪い俺

「そんなこと言ってないで戻りなよ、お父さんもお母さんも妹ちゃんも心配してたよ」
なんて余計なこと言っちゃう理佐ちゃん 

必死に理佐ちゃんの足にしがみつく生き霊な俺

「なに〜!?」って驚く理佐ちゃん

「家族のこと考えるとめっちゃ身体に引っ張られるんだよね」
どうやら家族への思いが原因で無意識に身体に戻りたくなるらしい俺

「あっ!?てめえ何やってんだよ」
理佐ちゃんの形の良いふくらはぎにしがみつく俺の指を引き離そうとする理佐ェ門を怒鳴る俺

「我が子孫を守るためだ身体に戻り理佐と離れ離れになるがいい」 
なんてなおも俺の指を1本1本開いていく外道理佐ェ門

「余計なことしないでよ!」
俺を理佐ちゃんの足から引き離そうと奮戦する理佐ェ門を一喝する理佐ちゃん

「何故じゃ?理佐も早く身体に戻れと言っていたではないか」って気色ばむ理佐ェ門に

「突然はやだよ、ちゃんと心の準備させてよ」って理佐ェ門に文句言う理佐ちゃん

それから1週間
 
「ねぇ、私のこと忘れてもさ、ちゃんと会いに行くから安心してね」
理佐ちゃんと一緒にテレビ見てる俺に話しかける理佐ちゃん

理佐ェ門に心の準備させろって言ってから毎日俺に同じこと囁く理佐ちゃんだ

なんてことはねえ、準備って俺の心の準備じゃねえか・・・

「でもさ1からやり直しでこんなにラブラブな俺と理佐ちゃんに戻れるかな?」ってやっぱり不安な俺

「実際に高1の時に振られてるしさ」って理佐ちゃんのほう見る俺に

「大丈夫だよ、今は私の方が俺君のこと好きなんだから」
なんて言ってくれそうな理佐ちゃんだから好き

174 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第41話:2018/05/02(水) 23:11:09.09 ID:xg4VLFtta.net
「じゃあ約束だからね」
1週間後に身体に戻ると約束した俺にほっとする理佐ちゃん

「理佐ちゃんに取り憑く極楽生活も後わずかか・・・」
なまじ理佐ちゃんと同棲状態で毎日が幸せだっただけに淋しさが半端ない俺

そしてついに理佐ちゃんとの同棲生活もあと2日に

「だいたいあのアマよぉ、口では俺のこと好きとか言ってるけどサバサバし過ぎじゃねえか?」
仮初めの別れとはいえ、その日が刻一刻と近づき一升瓶片手に荒れる俺

そんな俺が理佐ちゃんにオイタをしては一大事と理佐ちゃんの守護霊理佐ェ門が俺を霊界酒場に連れ出したってわけだ

「そんなことないと思いますよ、口にはしないけど理佐も淋しがってますよ」

「なんだ〜貴様!理佐ちゃんのお風呂覗いてた出っ歯の亀太郎みたいな野郎が俺に口答えするのか!」
なんて出歯亀の語源になった出っ歯の亀太郎を引用して怒る博識な俺

「やかましい!そのことなら昨夜自分の罪を理佐に洗いざらい懺悔したわ!」
なんて逆ギレかます!理佐ェ門

「なんやと・・・?」
まさか理佐ェ門が自分から理佐ちゃんのお風呂を覗いたことを謝るという意外な行動に驚く俺

「お主のセクハラに比べたら大したことないと快く許してくれたわタワケ!」
なんて俺を怒鳴り飛ばし腕の関節極めて霊界酒場から引き摺り出す理佐ェ門


「痛えよ〜」
なんて文句言いながら理佐ちゃんの部屋へと連れ戻される俺

お風呂に貼ってある魔除けの札を外し俺に顎をしゃくる理佐ェ門

「理佐ちゃんのお風呂覗かせてくれるの?」ってちょっと理佐ェ門を見直す俺

「勘違いするな」って俺の耳をお風呂のドアに押しつける理佐ェ門

「俺君・・・俺君・・・」って俺の名前を呼ぶ理佐ちゃんの静かな掠れ声

「この声・・・まさか理佐ちゃんがオ〇二ー・・・」って愕然とする俺に

「たたっ斬るぞ!」
なんてどこから出したか分からないけど刀振りかぶるさすが元サムライの理佐ェ門

「ちょっと待ってください」って謝る俺にドアを少し開ける理佐ェ門

ドアの隙間から覗く俺の目に飛び込んできたのは

「俺君・・・寂しいよ・・・」
なんて湯船のなかで泣いてる理佐ちゃん

「お主が身体に帰ると約束した日から毎日風呂場で泣いてる理佐がサバサバしてるなぞと2度とぬかすなよ」って俺にクンロク入れる理佐ェ門

「でも、なんで隠れて・・・」って呟く俺に

「お主の前で泣いたらまたお前が身体に戻らないと駄々こねるのが分かっているからああして忍んで泣いてるのが分からんか」って俺を諭す理佐ェ門

本当は寂しいくせに俺を身体に戻すために我慢してた理佐ちゃんだから好き

175 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第42話:2018/05/04(金) 06:21:06.98 ID:2yM1Bt1ia.net
「なんか急に前向きになってない?」
いよいよ明日は愛しの理佐ちゃんとしばしのお別れだと言うのに朝から陽気な俺に戸惑う理佐ちゃん

理佐ェ門の導きで寂しいのは俺だけじゃない、むしろ理佐ちゃんの方が何倍も寂しいってことを知った俺

あれならすぐに身体に戻った俺の元へと飛んで来てくれるはずの理佐ちゃんと確信半端ない俺

と、そこに鳴り響く電話のベル

電話を切り何やら深刻な理佐ちゃん

そして都内某所に招集された欅坂46

「ゆいぽんや〜」ってゆいぽんのスカートの中を目指す俺に

「この一大事にはしゃいでんじゃねーよ」っていつになく真剣なドス効かす理佐ちゃん

そして志田ちゃんとねるちゃんに文春砲が炸裂すると知ってざわつく欅坂46


「疲れたよ〜」
部屋に帰るなりへたりこむ理佐ちゃん

志田ちゃんとザ・クールなんてセット売りされてたせいで運営から長めの尋問を受けてた理佐ちゃん

「もう、あいつ何やってんだろ、ねるまで巻き込んで・・・」
なんて口調こそキツいけど心配そうな理佐ちゃん

「ねぇ、どうしたの?」
理佐ちゃんの部屋に帰ってきてから一言も喋らず難しい顔の俺に声かける理佐ちゃん

「俺が身体に戻るってことは理佐ちゃんも文春砲食らう可能性高くないかな?」

「それは・・・」
俺の心配に答えられない理佐ちゃん

「やっぱり戻るの止めようかな・・・理佐ちゃんが心配だし・・・」
またもや身体に戻る気が失せてきた俺

「それはダメだよ、ご先祖さんが言ってたけど私に取り憑いてから俺君の魂の成長が止まってるんだって」
俺の魂の成長を心配してくれる優しい理佐ちゃん

「でも理佐ちゃん欅坂のメンバーやファンのこと裏切れないだろ?俺も理佐ちゃんにそんな裏切り行為させたくないし・・・」
まさに袋小路に迷い混む俺と理佐ちゃん

「なんか良い方法を考えるよ」って呟く理佐ちゃん

こんな時に良い方法を考えつくなら冠番組でももっと活躍出来るだろ・・・

なんて思わせる理佐ちゃんだから好き

176 :名無しって、書けない?:2018/05/04(金) 09:21:25.34 ID:sBEZH20G0.net
>>175
もしも理佐ちゃんに文春砲炸裂した日には、庭さんはどうなってしまうんでしょうね…
そんなヘマは絶対しない子だと思いますけどね
さんま師匠も言うように、アイドルの恋愛は隠さなきゃいかんですよね
絶対にバレないなら、僕は恋愛肯定派です

177 :名無しって、書けない?:2018/05/04(金) 12:54:52.39 ID:E0I3YfZD0.net
娘をコロコロキャリーバッグに隠すのだけは辞めてね

178 :名無しって、書けない?:2018/05/04(金) 21:40:34.32 ID:HAaT8wKAa.net
>>176
理佐ちゃんは人見知りと責任感と警戒心と誠実さと引っ込み思案の5重ロックで守られてるから文春砲なんて全然関係無いから超安心です

>>177
お義父さんお久しぶりでありますm(__)m

理佐ちゃんは世界で一番大切に扱わねばならないと心得ております

179 :名無しって、書けない?:2018/05/05(土) 06:45:31.58 ID:LW+A1LBo00505.net
確かに真面目ゆえにコロッと騙されるタイプでは無さそうですね

180 :名無しって、書けない?:2018/05/05(土) 12:09:01.50 ID:Lu/+Vi7Ha0505.net
>>179
でも万が一何処かで理佐ちゃんと出会ったら人生賭けて全力で騙しにかかりますけどねw

181 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第43話:2018/05/05(土) 13:07:52.82 ID:Lu/+Vi7Ha0505.net
「絶対に嫌じゃ〜」
身体に帰る約束の朝、お風呂に立て籠る理佐ちゃんに取り憑く生き霊な俺

「駄々こねないで出てきなよ」
お風呂の外から俺を呼ぶ理佐ちゃん

「恋愛禁止の理佐ちゃんと離れるくらいならこのまま生き霊で理佐ちゃんの側にいる」
なんて生涯生き霊宣言する俺

「そんなことしたら俺君いつまで経っても成長出来ないってご先祖様が言ってたよ」
自分の守護霊である理佐ェ門を信じきってる愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん、あいつのこと信じてるけどさ、守護霊騙る理佐ちゃんの身体目当ての色情霊かもしれないよ」
苦し紛れに理佐ちゃんと理佐ェ門を分断させる作戦に出る俺

「人のご先祖様を色情霊呼ばわりしないでよ・・・だいたい私目当ての色情霊ってあんたじゃん」って苦笑いの理佐ちゃん

「だって・・・身体に戻ったって理佐ちゃんが居ないんじゃ意味が無いよ、理佐ちゃんに取り憑いてた幸せの記憶無くなっちゃうし」
欅坂46のメンバーである理佐ちゃんのことを思えば恋愛関係無理じゃね?って思ってる俺

「ねぇ、私は俺君のこと大好きなんだよ、それを信じてもらえなきゃ私はどうしたらいいの?」
お風呂のドア越しに困ったように問いかける理佐ちゃん

理佐ちゃんの問いかけに答えられない俺に

「世話やける奴だなぁ・・・」って呟く理佐ちゃん

「ねぇ、恥ずかしいから1回しか言わないよ」って俺にむかって宣言する理佐ちゃん

「俺君が身体に戻ったら抱きしめてもらいたいんだけど・・・」
ドア越しでも恥ずかしさが伝わってくる理佐ちゃん

「身体に戻ったら抱きしめさせてくれるの・・・!?」
なんて理佐ちゃんの身体の感触を思い浮かべるちょっとだけ色情霊な俺

「思いっきり抱きしめてよ・・・」
大胆なこと言うわりに超小声の理佐ちゃん・・・可愛い

「戻るかな・・・」

理佐ちゃんを抱きしめたい一心でお風呂から出てくる俺

安心してため息つく理佐ちゃん


「身体に戻ったら絶対会いに来てくれる?」
生き霊時代の記憶が消えてしまう俺には理佐ちゃんだけが頼りなわけで・・・

「うん、俺君が私に取り憑いてからのこと全部教えてあげるから安心して記憶喪失になって良いよ」
どこまでも優しい微笑みで俺を包み込む理佐ちゃん

「本当に・・・?」ってこの期に及んで猜疑心出ちゃう小物な俺に

「疑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君みたいな世話やける人放って置けないでしょ」
なんて笑顔で言ってくれる理佐ちゃんだから好き

182 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第44話:2018/05/05(土) 18:56:20.89 ID:+7yOQ99Ia0505.net
「お兄ちゃん、今日はパジャマじゃなくてこっち着なきゃダメ」 
お風呂から病室に戻った俺に妹が新しい洋服を差し出す

「面倒くさいからいいよ」
不機嫌に言い返す俺

約1年ぶりに意識を取り戻した俺に付きっきりな妹に辟易気味な俺ってわけだ

「お前さ、そんなにお兄ちゃんっ子だったっけ?」
ゴールデンウイークだというのにどこにも出かけず俺の世話やく妹に疑問符投げかける俺

「お兄ちゃんが意識不明の間に見直したんだよ、うちの兄貴なかなかやるじゃん!ってことがあったからさ」
なんて言いながらテレビ点けて録画しておいたけやかけを流し始める妹

事故に会う前に何度も見てたけやかけでサイマジョをスタジオ披露してる欅ちゃんが画面に流れ出す

「ほら、お兄ちゃんの好きなゆいぽん見ながら髪の毛乾かそう」
なんて言いながら俺の髪にドライヤー当て始める妹

「いいよ面倒くさいから」
妹に抵抗しながら理佐ちゃんを探す俺

誰も知らないが俺は高1の時理佐ちゃんと1ヶ月ほど付き合ってたんだ

若気のいたりってやつで理佐ちゃんにエッチ仕掛けて金玉蹴りあげられて振られちまったがね・・・

そんな理佐ちゃんを再び見たのはたまたま見た欅坂46の冠番組けやかけでだった

「どんだけゆいぽん好きなんだよ」
サイマジョのスタジオ披露見て手繋のスタジオ披露見てを何度も繰り返す俺に呆れる妹

ふっ、こいつは知らない、俺が見てるのはゆいぽんの後ろのポジションに居る愛しの理佐ちゃんであることをw

過去の恋愛が明るみに出て理佐ちゃんの足を引っ張ってはいけないとゆいぽん推しの振りして理佐ちゃんを陰ながら応援する健気な俺

「なんでゆいぽん好きなのに渋谷川のスタジオ披露は見ないの?」
器用に俺の髪形を整えながら聞いてくる妹

「だって渋谷川は理・・・」って言いかけて口を押さえる俺

危ない!?妹の巧みな誘導尋問に引っ掛かり「渋谷川は理佐ちゃん映んにねえから」とか言っちゃうとこだったぜ

胸を撫で下ろす俺を意味ありげに笑う妹

「なんでこんなきっちり髪の毛セットすんだよ!」
妹の笑みにバレたかも知れないと焦り髪形をセットしたことに難癖つけて愛しの理佐ちゃんのアイドル生命を守る俺

ずっと昔に金玉蹴りあげ俺を振ったくせに未だに俺を恋の病にかかったままにさせてる理佐ちゃんだから好き

183 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第45話:2018/05/05(土) 21:09:06.10 ID:+7yOQ99Ia0505.net
「髪の毛きっちりセットしやがって」
俺が理佐ちゃんとなんかあるとバレたらヤバイと大袈裟に騒ぐ俺

「ちょっと、今日はお兄ちゃんにとって大事な日なんだから我慢しなよ」
髪の毛を指でグシャグシャにしようとする俺をたしなめる妹

「なんだよ大事な日って?」
不機嫌を装いつつ訊ねる誤魔化せたわいってな俺

「黙ってって言われてるから内緒」って笑う妹

もしかして退院できんのかな・・・?

「それよりさ、本当に何も覚えてないの、意識が無かった間のこととか?」って話を変えてくる妹

「覚えてるもなにも意識が無かったんだぜ、夢を見てたとしても何にも覚えてないよ」
両手広げて肩をすくめる俺

「夢を見てたとしたらたぶん天国より素敵な場所に居た夢だと思うよ」
なんて含み笑いする妹

「なに呑気なこと言ってんだよ、それより目覚めた途端に俺の欅ちゃんに文春砲炸裂してんじゃねえかよ」
枕元にある文春に視線をやる俺

「お前の好きなベリサは大丈夫なのかよ?」
愛しの理佐ちゃんが親友の志田ちゃんの巻き添えになってないか心配な俺

しかし、こんな状況では情報収集もままならずさりげなく妹に探り入れる俺

「理佐は大分前にもなから離れてたから平気だよ、今は尾関愛が止まらないみたいだから」
俺が意識を失ってる間の欅内交遊関係の変化を教えてくれる妹

「そうなんだ・・・」ってほっとする妹

「それに理佐には強力な守り神が憑いてたからね」
なんて笑う妹

「訳わかんねえこと言ってんなよな」
我が妹ながら意味不明なこと言う妹が不気味な俺

しかし志田ちゃんがこんな危ない交遊関係の持ち主だったなんて理佐ちゃん危機一髪だったな

なんてもう遠い存在なのにいつまで経っても俺を心配させる理佐ちゃんだから好き

184 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第46話:2018/05/05(土) 21:36:59.60 ID:+7yOQ99Ia0505.net
「それよりさリハビリちゃんとやんなよ」
なんて嫌な話を始める妹

「嫌だよ、蹴ったるいんだもん」
1年以上寝たきりで筋肉が落ちた俺にはリハビリなんて辛いだけなのさ

「それにさ、なんて言うのかな何か大事な物を失くしちまったらしくてやる気が出ないんだよなぁ、頭を打った時に脳の1部がやられちゃったかな」って意識を失ってる間に怠け癖ついちゃった俺

「なに言ってんの、検査したら事故前と何も変わってないって先生言ってたよ」
なんて言いながら着信音に気づき携帯を耳に当てる妹

「なんだろうなこの喪失感、まるで人生その物を失ってしまったみたいだよ」
妹が携帯で話してる間もぼやきが止まらない俺

「うん、うるさいぐらい元気だよ」って言って携帯を切る妹

「誰だよ?お見舞いなら断ってくれよ」
意識を取り戻してから友達やらなんやらのお見舞いが相次いでうんざり気味な俺

「このお見舞いだけは断ったらお兄ちゃん一生後悔すると思うよ」
なんて笑いながら洗濯物をコインランドリーに運ぶために立ち上がる妹

「とにかくリハビリ頑張って早く退院してよね」
笑いながら憎まれ口叩きながら病室を出てく妹

「うるせえバカ野郎!一生寝たきりで苦労かけてやるぞ」
妹に悪態つきながら一人になったことを幸いとテレ朝サマステライブの青空理佐ちゃんを堪能する愚かなる兄な俺に

「妹ちゃんに迷惑かけてんじゃねーよ」って懐かしくも恋しいドスの効いた声

ドス声に釣られて病室の方に振り向いたら愛しの理佐ちゃんが・・・

ドス声とは対照的に目に涙浮かべてる理佐ちゃんだから好き

185 :帰ってきたイタコの理佐ちゃん 第47話:2018/05/05(土) 22:37:13.49 ID:+7yOQ99Ia.net
「理、理佐ちゃん・・・」
突然病室に現れた愛しの理佐ちゃんに言葉を失う俺

「久し・・・ぶりになるのかな・・・やっぱり」
なんて変な挨拶する高1以来の理佐ちゃん

何がなんだか分からずに黙る俺・・・

「浜辺美波ちゃん見てるのかと思ったら・・・」
自分が映るテレビ画面を見ながら自分の顔を指差し照れる理佐ちゃん

「浜辺美波って誰?」
照れる理佐ちゃんと聞き覚えの無い名前に戸惑う俺

「あれっ?浜辺美波ちゃんのことも忘れちゃったんだ」ってなんだか嬉しそうな理佐ちゃん

「お見舞いに来てくれたの?」
ベッドサイドの椅子を理佐ちゃんに勧めながら聞く俺

「うん、俺君と約束したからね」
俺を見つめる笑顔の理佐ちゃん

ヤバイ!?理佐ちゃんが美人過ぎてドキドキが止まらない

「約束・・・?」
胸のドキドキを理佐ちゃんに気づかれないか心配しながら聞く俺

「うん、意識不明になってる間に俺君が何をしてたか教えてあげるって約束したじゃん」
なんて言いながら俺の手を握る理佐ちゃん

「理、理佐ちゃん、そんなことしたら文春に撮られるぞ」って枕元の文春に目をやる俺

「心配しないでいいよ、もう引退しちゃったから」
なんて欅坂46を辞めちゃった理佐ちゃん

「なっ、なんで?」ってあまりにも訳わかんない展開に戸惑う俺

「俺君と一緒に居たいから」って照れ隠しにぶっきらぼうな理佐ちゃん

「いや、だからなんで?俺高1の時に振られて、理佐ちゃんとはそれっきりだったじゃん」
なんて戸惑う俺

「だから、俺君が意識不明の間に俺君と私に何があったか教えてあげるよ」

そう言うと俺に抱きついてくる理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・!?」
愛しの理佐ちゃんが胸に飛び込んできたことに驚き声が大きくなる俺

「うるさい!黙って!」って優しくささやく理佐ちゃん

なんだか分からないけど押し寄せてくる幸せに背中を押され理佐ちゃんを無言で抱きしめる俺に

「俺君と約束したから恥ずかしいの我慢してあげてるんだからね」
なんて照れ隠しに拗ねた振りする理佐ちゃんだから好き





186 :名無しって、書けない?:2018/05/05(土) 22:39:20.83 ID:+7yOQ99Ia.net
帰ってきたイタコの理佐ちゃん完結です

読んでくれた皆様に感謝です

ありがとうございましたm(__)m

187 :保育園の理佐ちゃん 第32話:2018/05/06(日) 12:15:16.61 ID:3G7E9+OEa.net
「理佐ちゃ〜ん」
俺の口ぶりを真似して保育士の理佐ちゃんに向かって走ってく我が子俺助

保育園の門前を箒持って掃除してるレレレの理佐ちゃんは今日も世界一の美人を防衛中だ

「俺助君おはよう」って俺と俺助に挨拶する理佐ちゃん

いつもと変わらぬ保育園の朝ではあるが
俺と理佐ちゃんの関係は以前とは変わっているはず

なぜなら亡き妻のお母さんによる俺助奪略計画をきっかけとするすったもんだのお陰で
理佐ちゃんの心の片隅に俺と俺助との幸せな将来が住み始めているのを俺が知ってしまったからだ

そんなこんなで愛しの理佐ちゃんの可愛さに今日も幸せな俺

「ねぇ、なにニヤニヤしてんの?」
箒片手に小声で語りかけてくる理佐ちゃん

「いや〜どうやったら理佐ちゃんと俺助を幸せに出来るかを考えると自然と笑顔になっちゃってさ」って頭掻く陽気な俺に

「ちょっと、声が大きいよ」って俺に注文つける理佐ちゃん

「言っとくけど、あれは俺君の亡くなった奥さんのお母さんに挑発されて言っちゃっただけだから勘違いしないでよ」
なんて言い訳してくる理佐ちゃん

「でもさ、心のどこかで思ってるから咄嗟に出ちゃったんじゃないの?」って理佐ちゃんを丸め込みにかかる俺

「そんなことありません、負けず嫌いに火がついちゃっただけですよ〜だ」
なんて舌を出して掃除始める理佐ちゃん

「あらあら、仲が良くて羨ましいわね」
そんな俺と理佐ちゃんをからかう園長先生

「仲良くなんてありません」って即座に否定する照れ屋な理佐ちゃん

「そんな照れなくてもいいじゃん」って理佐ちゃんをなだめる俺に

「うるさい!黙って!」ってキレる理佐ちゃん

「ねぇ、早く会社行かないと遅刻しちゃうよ」
なんて俺を心配してくれる理佐ちゃんだから好き

188 :保育園の理佐ちゃん 第33話:2018/05/06(日) 14:08:05.74 ID:7INGb+Caa.net
「しかし、素直じゃねえな・・・」
結局理佐ちゃんに怒られ傷心のままに会社へ向かう俺

「あの保育士が理佐ちゃんなの?」
会社への道を歩く俺の背後から話しかける怪しい影

何奴?てなもんで慌てて振り向く俺

「おばちゃん!?何やってんだよこんなとこで?」
目に飛び込んできた親戚のおばちゃんに驚く俺


「俺ちゃんの前嫁のお母さんから聞いたのよ、俺ちゃんに婚約者が居るって」
公園のベンチに腰かけて話を始めるおばちゃん

あのババア余計なことを教えやがって
なんて亡き妻のお母さんに心の中で文句言う俺

「どうりで菅井様との交際に積極的にならないと思ったのよ、あんたね女を選ぶなら資産が多い方を選びなさいよ」
なんて最低なこと言ってのける親戚のおばちゃん

「それを言いたくて朝から来たのかよ?」ってドン引きの俺

「ついでに偵察もね、前嫁のお母さんの勘違いで安心したわ」ってほくそ笑むおばちゃん

「勘違いじゃねえよ、理佐ちゃんは偏屈だから本当の気持ちを隠してるだけだよ」って強がる俺

「はいはい、早く会社行きなさい」
俺の強がりを笑いながら去って行くおばちゃん


「誰が偏屈なのよ?」
おばちゃんを見送る俺の背中に声かけてくる不機嫌理佐ちゃん

「理佐ちゃん!?どうしたの?」
突然の理佐ちゃんの登場に度肝抜かれる俺

「なんだか元気無かったから気になっちゃってさ」
なんて拗ねた振りする優しい理佐ちゃんだから好き

189 :保育園の理佐ちゃん 第34話:2018/05/06(日) 19:38:25.04 ID:7INGb+Caa.net
「理佐ちゃんが心配してくれたなんて感激だな〜」
大げさに喜びながら理佐ちゃんと並んで歩く俺

「あのさ、用事で出かけるからそのついでに声かけただけだって、さっきから言ってるでしょ」
なんてあくまで俺に声かけたのはお出かけのついでであることを強調する生真面目な理佐ちゃん

「まあどっちでもいいや、お陰で理佐ちゃんと並んで歩けるんだから」って笑顔の俺

「そんなんでいちいち幸せ感じないでよ」
なんて言葉とは裏腹に微笑む理佐ちゃん


「凄い人・・・」
駅のホームで電車を待つ人の群れに怯む理佐ちゃん

「この時間は上り電車はかなり混むからね、俺は下りだから関係無いけど・・・」
電車に乗り慣れてないのか不安そうな理佐ちゃんに同情する俺

そこにホームに入ってくる上り電車

「理佐ちゃん痴漢にだけは気をつけてくれよ、もう理佐ちゃん一人の身体じゃないんだから」って注意する俺

「え〜っ、こんな時に変なこと言わないでよ〜」
なんてびびり出す内弁慶な理佐ちゃん

慣れない満員電車の人波に揉みくちゃになっちゃう理佐ちゃん

やっぱり愛しの理佐ちゃんを放って置けないな

「理佐ちゃんこっち!」
そんな理佐ちゃんの手を掴み人波を掻き分けて反対側のドア前をキープする俺

「俺君・・・」
理佐ちゃんのために自分の行き先とは反対方向の電車に乗っちゃった俺に戸惑う理佐ちゃん

「こっち方面のお得意さんに朝イチで呼び出されてたの思い出した」
理佐ちゃんに余計な気を使わせまいとウソつく俺に

「ありがとう」って呟く理佐ちゃん

ドアと俺の隙間という安全地帯にほっとする理佐ちゃんだから好き

190 :保育園の理佐ちゃん 第35話:2018/05/06(日) 23:57:46.04 ID:6s0XjXioa.net
「ありがとうね」
目的の駅に着いてホームに降りると改まって俺にお礼を言う理佐ちゃん

「うん?たまたま行き先が一緒だったからさ」って照れ笑いする俺

「そう言えばそうだったね」
俺のウソに付き合って笑う愛しの理佐ちゃん

「じゃあ私あっちだから」
そう言って俺とは反対方向に歩き出す理佐ちゃん

「理佐ちゃん、良かったらお昼ご飯ご一緒しない?」
ダメ元で誘う俺

立ち止まり、ちょっと考えこむ理佐ちゃん

「うん、私の用事お昼には終わるから良いよ」
なんて振り向いて笑顔で応えてくれる理佐ちゃん


「世界中の誰よりきっと可愛い理佐ちゃんだから♪ずっと抱きしめていたい季節を越えて理佐ちゃん〜♪」
なんて陽気に仕事をこなし理佐ちゃんとの待ち合わせを楽しみにしてる俺

「大遅刻かました上に訳わかんねえ歌を歌いながら仕事とは余裕だな」って嫌味を言う係長

理佐ちゃんと別れ電車に飛び乗り引き返したけれど当然のように遅刻した俺

「嫌味言われたって仕方ない」って理佐ちゃんとの約束あるから前向きな俺に

「これ1時までに仕上げといてくれ」
なんて嫌味だけじゃなく仕事まで割り込ませる鬼の係長

「理佐ちゃんごめん、急な仕事が入っちゃって2時頃になりそうだからキャンセルしてくれてもいいよ」
なんて未練たらたらな電話する俺に

「う〜ん?2時なら待っててあげるよ」
なんて言ってくれる優しい理佐ちゃんだから好き

191 :保育園の理佐ちゃん 第36話:2018/05/07(月) 00:15:50.58 ID:TGgnnc8ma.net
「2時なら待っててあげるよ」
遅刻の代償に係長から仕事を押しつけられた俺に天使のような優しいお言葉の理佐ちゃん

「ありがとう、愛してるよ」
なんてどさくさ紛れに愛をささやいちゃう俺に

「ちゃんと仕事しなよ」って電話切るクールな理佐ちゃん


「ヤバイめっちゃ遅刻してるじゃないか」
理佐ちゃんとの待ち合わせ場所目指して駅から出たら2時半過ぎさ

「理佐ちゃん怒ってるかな?」
理佐ちゃんの機嫌を心配しながら走る俺

「理佐ちゃ〜ん!お待たせ〜!」
俺の心配とは裏腹に待っててくれた理佐ちゃんに信号が変わるの待ちきれず手を振る俺

「遅いよ」
息を切らして信号を渡って来た俺にぼそっと呟く理佐ちゃん


「ごめん、怒ってる?」
お店に入ってメニュー見ながら謝る俺

「怒ってないよ、喜んでくれたから」って苦笑いする理佐ちゃん

「喜ぶ・・・?」って理佐ちゃんの言葉に戸惑う俺

「うん、信号のところで私を見つけた時に凄く嬉しそうな顔してた」って呟く理佐ちゃん

「そうかな?」って照れる俺に

「ちょっと嬉しかった・・・」
そう言って慌ててメニューで顔を隠す恥ずかしがりな理佐ちゃんだから好き

192 :保育園の理佐ちゃん 第37話:2018/05/08(火) 01:49:24.56 ID:4fLPk9dQa.net
「ねぇ、なんで俺君まで電車乗ってんの?」
電車に揺られながら隣に立つ俺を不思議そうに眺める理佐ちゃん

「なんかさ、理佐ちゃんとランチしたら幸せ気分になっちゃったからもう少し一緒に居たくなっちゃった」
なんて理佐ちゃんに身を寄せる俺に

「人前でくっついてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、ランチ一緒にしたぐらいで離れられなくなってたら結婚したら仕事行けなくなっちゃうよ」
なんてもう結婚した時の心配してる気の早い理佐ちゃん

「そこは理佐ちゃんが上手く操縦してよ」って理佐ちゃん任せな俺

「世話やけるなぁ」
なんてため息つく理佐ちゃんではあるが

「ちょっと〜、なんで私が俺君と結婚することになってんの〜」
正気になって慌ててダメ出しする理佐ちゃん

「いや、理佐ちゃんが結婚したら離れられなくなっちゃうよって言うからさ・・・」
誘導尋問がバレて頭を掻く俺

「一般論を言っただけでしょ、いちいち自分の妄想に利用しないでよ」って拗ねる理佐ちゃん

「だいたいさ本当に私と結婚したいなんて思ってんの?」って何を今更な理佐ちゃん

「そんな真っ正面から聞かれたら照れるな〜」って赤面する俺に

「さんざんっぱら迫ってたくせに今更照れないでよ〜」って何故か赤面する理佐ちゃん

「あのね・・・私も俺君のこと真剣に考えたいんだけど・・・」
なんてついに俺との恋に前向きになってくれた愛しの理佐ちゃん

「ありがとう、嬉しいよ」ってお礼を言う俺

「でもさ・・・今朝もおばさんが菅井様のこと話してたでしょ」
うつむき呟く理佐ちゃん

どうやら俺とおばちゃんの話を聞いてしまってて理佐ちゃん

「あれはおばちゃんが勝手に騒いでるだけで俺的には終わった話だよ」

「そうなの・・・」 
俺の言葉に顔を上げる理佐ちゃん

「前に理佐ちゃんに言われてから菅井様とは会ってないし」
ここ2回ほどは菅井様からのお誘いを断ってる理佐ちゃんに一途な俺

「私が言ったからなんだ・・・」
なんてちょっと嬉しそうな理佐ちゃんだから好き

193 :保育園の理佐ちゃん 第38話:2018/05/08(火) 21:58:48.88 ID:YUDGx+ona.net
「さっきの話だけどさ、真剣に考えてくれる気になった?」
理佐ちゃんの機嫌が良いうちに話をまとめにかかる敏腕営業マンの片鱗見せる俺

俺が菅井様とは会ってないことを知って明らかに笑顔になった理佐ちゃんに手応えを感じたってわけだ

「うーん?どうしようかな?」
なんて素直じゃない理佐ちゃん

駅の外は雨が降りだしている

「あぁっ、理佐ちゃんが素直じゃないから雨に降られちゃった」って理佐ちゃんの方を見る俺

「私のせいにしないでよ、俺君の方こそ普段の行い悪いんじゃないの?」
あくまで強気な負けず嫌いの理佐ちゃん

なんだか楽しそうな理佐ちゃんとたわいもない会話をしながら駅前の横断歩道を渡る幸せ独り占めな俺

「きゃっ!」
俺の方見ながら歩いていたせいで人にぶつかり悲鳴あげる可愛い理佐ちゃん

「理佐ちゃん大丈夫?」
よろける理佐ちゃんに咄嗟に受けとめる俺

「ありがとう・・・」
俺の腕の中で頬を染めるおぼこい理佐ちゃん

「やいやいやい!人にぶつかっといてイチャイチャしてんじゃねえぞ!」

俺と理佐ちゃんの幸せをぶち壊すガラの悪い酔っ払い

慌てて俺の背後に隠れる危機察知能力高過ぎの理佐ちゃん

「まあまあ、オッサンそう怒るなよ、オッサンみたいな路傍の石にも劣るゴミが理佐ちゃんみたいな神聖なる存在にぶっかっただけでも来世でちょっとは真人間になれるかも知をねえんだからよ」
俺と理佐ちゃんをイチャイチャしてるなんて言ってくれたご褒美に優しく教え諭してあげる俺


「うーん、やられた・・・」
口だけは立派だがあっという間に酔っ払いのオッサンにボコられる俺

「俺君大丈夫?」
公園のベンチに横たわる俺の顔を心配そうに覗き込む理佐ちゃん

「理佐ちゃんこそ大丈夫か?」って理佐ちゃんを心配する俺

「俺君が庇ってくれてたから全然平気」
なんて申し訳なさそうに俺のおでこに濡れたタオル載せる理佐ちゃん

「理佐ちゃんが無事ならそれで良いんだ、それより俺のこと真剣に考えてくれい」
理佐ちゃんが断りづらい今こそとばかりに姑息な俺

「怪我してんのに何言ってんのよ・・・」って俺の執念にたじろぐ理佐ちゃん

「俺には命より大事なことなんだ!」ってマジな俺に

「そんなのとっくに答え出てるんだけど・・・」
なんて恥ずかしさから背中向けて呟く理佐ちゃんだから好き

194 :名無しって、書けない?:2018/05/08(火) 23:09:15.19 ID:I0gLZxLJ0.net
時々酔っ払いが出てきますねw
やっぱライバルがいると恋は進展しますね〜

195 :名無しって、書けない?:2018/05/09(水) 18:10:51.85 ID:UAiJWl39a.net
>>194
酔っ払いのお陰でついに理佐ちゃんが素直になってくれましたw

196 :猫耳の理佐ちゃん 第1話:2018/05/09(水) 20:11:19.42 ID:UAiJWl39a.net
「ちきしょう!夏休みが補習授業で半分になっちまった」
己の力不足と怠慢が原因でテストが壊滅状態の高1の俺

そんな己の行状故の結果にも係わらず文句言いながら帰宅した俺

「あぁ面白くねぇな、夏休みに入ったら毎日ぺーちゃんにアタックして大人の階段昇る予定だったのによ〜!」
部屋の床に転がり駄々こねる俺

ちなみに大人の階段昇る予定のぺーちゃんとは学校一番の美人渡辺梨加ちゃんだ

つい最近の家庭科の授業でぺーちゃんのエプロン姿にひとめ惚れした俺なのだ

なんて諸々な欲望がふいになりそうで駄々こねにも熱が入る俺に

「高1にもなって駄々こねてんじゃねーよ」なんてドス効声を浴びせる怪しい人影

「誰ですか・・・」
声の方を振り向いた俺の目に飛び込んできたのはセカアイ衣装の理佐ちゃんだ

「あのう・・・何故に机の引き出しに?」
テレビで見たことしかない理佐ちゃんに驚きながら聞く俺

「この引き出しの中にタイムマシーンがあるの」
人見知りらしく俺の顔を見ずに小声で答える理佐ちゃん

「いや、そうじゃなくて欅坂46の渡邉理佐ちゃんですよね?」
聞きながらも何がなんだか分からず夢を見てるみたいな俺

「内緒だよ」
クールに言ってポケットから猫耳出して装着する理佐ちゃん

「私は俺君の人生をサポートするために俺君の子孫に未来から送られた猫耳ロボット理佐えもん、よろしくね」
なんてお辞儀する理佐ちゃん

「ドラえもん・・・?」って戸惑う俺

「ううん、理佐えもん、あっちはネコ型ロボット、私は猫耳ロボット、一緒にしないでよ」
なんて自分の頭に装着した猫耳を見せる理佐ちゃん

めちゃくちゃ可愛くて美人だ・・・

「意味分からんないんだけど、なんで理佐ちゃんなのがロボットなの?」
欅坂46の理佐ちゃんが突然机の引き出しから出て来てロボットなんて言われて訳わかんない俺

「うーん?説明すんの面倒くさいからしてあげない」
なんていきなりツンかます理佐ちゃんだから好き

197 :猫耳の理佐ちゃん 第2話:2018/05/09(水) 20:46:03.45 ID:UAiJWl39a.net
「それじゃあ、うっかりミスで19年も前に来ちゃって渡邉理佐ちゃんとしての人生を歩んでしまったと・・・」
机の引き出しから突然現れた理佐ちゃんならぬ猫耳ロボット理佐えもんの荒唐無稽な話に目が点な俺

「うん、それで仕方なくお母さんのお腹の中から赤ん坊になって生まれたの、私成長型ロボットだからさ」
なんて笑う理佐ちゃん

「うーん、マジか・・・」
目の前の現実を受け入れるべきか腕組んで悩む俺

「ねぇ、信じてよ、信じてくれないと俺君のこと助けてあげられないじゃん」
なんて拗ねる姿も可愛い過ぎて俺を骨抜きにしてしまう理佐ちゃん

「信じるとして、なんで今頃現れたの?」ってもっともな疑問を抱く俺

「心の片隅にはあったんだよね、たまに俺君の子孫も様子聞きにくるから、でも私人見知りだからさ環境が変わるの怖くて・・・そうこうするうちに欅坂に入っちゃったからさ」
なんてこともなげに語る仕事放棄の猫耳ロボット理佐えもん

「俺の子孫に怒られなかったの?」

「うん、俺君頑張ってるよって報告書出しといたから喜んでた」って詐欺紛いのことしてる理佐えもん

もう理佐ちゃんなんて呼べねえ

「それがなんで急に仕事に目覚めたわけ」ってちょっと理佐えもんに冷めてきた俺

「うちらも色々あってちょうど暇だったからさ」
どうやらここ最近の欅坂の現状が反映した結果、暇潰しに俺の様子を見にきたらしい理佐えもん

「それでわざわざ机の引き出しから出てくる演出までしてきたと・・・」
気まぐれ過ぎる理佐えもんに呆れる俺

「うん、どうせならドラえもん先輩へのオマージュ捧げたいと思ってさ」って変なとこ律儀な理佐えもん

「それで理佐えもんはどんなことしてくれるの?」
呆れながらも常日ごろから世界一の美人だと思ってる理佐ちゃんに世話やいてもらえるのは悪い気がしない俺

「ちょっと、ダサいから理佐えもんなんて呼ばないでよ」
なんて口を尖らせて文句言う理佐ちゃんだから好き

198 :名無しって、書けない?:2018/05/10(木) 23:50:56.09 ID:N74Z3Ng9C.net
これ描いてみると相当難しいっす
あの可愛さがなかなか出せない
http://o.8ch.net/15boj.png

199 :名無しって、書けない?:2018/05/11(金) 04:19:04.56 ID:zD7bmka9a.net
>>198
理佐ちゃんへのオマージュを捧げながらの保守感謝ですm(__)m
規制に引っ掛かってしまいようやく書き込めましたw

理佐ちゃんの絵描くライオンが特別なのは人類史上最高峰美人の理佐ちゃんが描いたライオンというプレミアムがつくからでしょうね

それを差し引けばチワンさんのライオンはかなり似てると思います
もっともオークションに出品したら理佐ちゃんのライオンの方に容赦泣なく高値をつけますがw

200 :名無しって、書けない?:2018/05/12(土) 11:18:50.63 ID:ZN8iKslPK.net
理佐ちゃんの絵にはさくらたんや生ちゃんや堀ちゃんのような不気味さが無いんですよね
そこが可愛さの源かも知れないです

という保守

201 :同級生の理佐ちゃん 第46話:2018/05/12(土) 12:10:31.74 ID:4vRqZZ6Ma.net
「ねぇ、なにやってんの?」
同級生の理佐ちゃんが休み時間に俺にちょっかい出してくる

「タロットカードで俺の未来を占ってんだから邪魔しないでくれい」
理佐ちゃんの方を見ずにカードに集中する俺

などと学校一の美人どころか今や世界一の美人に登り詰めた我が彼女理佐ちゃんを邪険に扱う俺

クラスの男どもから注がれる羨望の眼差しが心地良い俺

「ねぇ、私のことも占ってよ」
恋する眼差しで俺を見つめる理佐ちゃん

「まだ練習中だから無理です」ってカード捌きの技術向上に集中したい職人気質な俺

「意地悪言ってんじゃねーよ」ってドス効かせながら俺のタロットを取り上げようとする理佐ちゃん

「邪魔しないでくれ〜」って泣きの俺に

「やだ」って言って妨害工作に余念の無い世界一可愛いちょっかい魔理佐ちゃん

そんなこんなで終わる休み時間羨望の眼差しがやはり心地良い俺

なんたって人見知りで引っ込み思案に定評のある理佐ちゃんだけに
こんなちょっかい出してくるのは俺にだけだから嫌がるふりして内心感謝半端ない俺


「今日はお母さんに付き合わなきゃいけないからさ、私居ないけど大丈夫?」
なんて学校終わってバイトに向かう俺を心配する優しい理佐ちゃんではあるが・・・

「舐めんなよ、たかだかコンビニバイトで彼女の付き添いなんているかい」
なんて偉そうに言うわりに毎日俺のバイトを手伝ってくれる理佐ちゃんのお陰でクビにならずにすんでるダメ男な俺

「それに白石先輩が助けてくれるから楽勝だよ」
バイトの先輩でおそらく理佐ちゃんの次に世界一の美人白石のまいやん頼みの他力本願いきがり野郎な俺

「あのさ、そんな風に女の子に頼んない方が良いと思うよ」って苦言の理佐ちゃん

「意外と女の子に助けてもらえる人生なんだよな、母性本能くすぐり力半端ないのかな?俺」などとのたまう俺に

「だから言ってんの!私以外の女の子に世話やかれないでよね」
なんて拗ねるヤキモチ理佐ちゃんだから好き

202 :名無しって、書けない?:2018/05/12(土) 12:18:04.37 ID:4vRqZZ6Ma.net
>>200
確かに理佐ちゃんの絵は狂気を感じないですね

他のお三方の絵には性格の深みと言うか人間的な複雑さが出てますよね

それに比べると俺の愛する理佐ちゃんはただのへそ曲がりだから絵も単純に下手なだけなんですよねw

そこが良いとこでもあるんですけどね

という保守への感謝半端ない俺m(__)m

203 :同級生の理佐ちゃん 第47話:2018/05/13(日) 20:44:27.02 ID:FIgEesuua.net
「 理佐ちゃん居ないと淋しいね」
レジの合間に黄昏る俺をからかうバイトの先輩白石まいやん

「淋しいこたぁないですよ、むしろせいせいしてるぐらいで」
なんて強がり言う俺に

「じゃあ別れろよ」
レジに缶ビール出しながら突然迫るおじさん・・・誰?

「いらっしゃいませ」
よく分からんけど酔っ払いに絡まれたらかなわんと聞こえない振りしてお会計する俺

きっと俺と白石先輩の話が耳に入って幸せそうな俺を妬んだクズ野郎だろうと腹の中でせせら笑いの俺

「なあ、居ないとせいせいするんだろ?今すぐ別れろよ」
聞こえない振りする俺を許さじと迫るおじさん

「そうですね、おじさんの言う通りにしようかな」
夕方にもなる前だと言うのに缶ビール買ってるようなクズを当たり障りのない返事でやり過ごす俺

「じゃあ、今すぐ電話して別れろ」ってさらに俺を詰めるおじさん

なんやコイツ・・・

「俺君大丈夫・・・?」
俺が変なおじさんに絡まれてるのに気づいた白石先輩が声かけてくる

白石先輩に大丈夫と手をあげる男の子な俺

「おいオッサン、大目に見てやってる間に去ねや」
なんて美人の白石先輩の前だけにイキる俺

「お前こそうちの娘につきまとうなよ、この野郎!」
売り言葉に買い言葉で語尾が荒くなるオッサン

「なに訳わかんねえこと言ってんだジジイ!」ってオッサンの言った肝心な言葉が耳に入ってない俺

「俺君ちょっと!」
慌てて俺の服の袖を引っ張る白石先輩

「なんすか?」って白石先輩を振り返る俺

「今、うちの娘って言ったよ」
俺の耳にささやく白石先輩の吐息が心地良い

「うちの娘?」って白石先輩の吐息に骨抜きにされてピンと来ない俺

「あのう?もしかして理佐ちゃんの?」
色ボケの俺を放っといてオッサンに問いかける白石先輩

なに!?理佐ちゃんのお父さん・・・って驚きつつ

白石先輩の問いにうなずくオッサン見て背筋に冷たい物が走る俺

「最近娘に彼が出来たみたいだって聞いたからどんな男かと思ってね」
なんて俺を偵察に来た理佐ちゃんのお父さん

なんだか家族に大事にされてる理佐ちゃんだから好き

204 :名無しって、書けない?:2018/05/13(日) 21:46:05.01 ID:cxVTKRe+0.net
理佐ちゃんは誰の手にかかっても過保護にされる運命みたいですねw
お父さんが偵察に来るのも無理ないです
守りたくなるキャラでもないのに、なぜか守りたくなるのが魅力です

205 :名無しって、書けない?:2018/05/13(日) 22:10:36.64 ID:SKake+O90.net
私の娘だぞ👨👧

206 :名無しって、書けない?:2018/05/13(日) 23:53:32.50 ID:xJbAMZSXa.net
>>204
理佐ちゃんは見た目と違って内弁慶のビビりですからな
俺の中では守ってあげたい美人第1位ですわ

>>205
久し振りにお義父さんに登場していただきましたm(__)m

207 :同級生の理佐ちゃん 第48話:2018/05/14(月) 23:51:03.71 ID:ch/a0nt/a.net
「出禁だって言ってたよ」
理佐ちゃんのお父さんが俺のバイト先に偵察に来た翌朝
俺の顔を見るなり言いづらそうに告げる理佐ちゃん

「マジかよ・・・」
多少はやっかいなことになりそうだと覚悟はしてたけどやっぱり悄気る俺

「そんな顔しないでよ、最初はどう見てもクズだから別れろの一点張りだったんだからね」

罠に嵌めるような真似をしておきながら理佐ちゃんには俺をクズ呼ばわりして別れることを勧める理佐ちゃんのお父さん・・・

「嫌われてんのかな・・・?」って不安な俺

「間違いなく嫌われてるよ」
自信満々に断言する理佐ちゃん

「ちきしょう〜あんな時間からビール買ってるような奴だから、そこいらのろくでなしだと思っちゃったんだよな〜」
なんて今さら頭抱えて嘆くも後の祭な俺

「私のお父さんのことろくでなしとか言わないでよ」ってお父さんをディスる俺の失言を見逃さずに注文つける愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん俺の味方じゃないの・・・?」
ダンボールに捨てられた犬の目攻撃で理佐ちゃんの優しさにすがる俺に

「捨て犬の目で見ないでよ」って同情し始める優しい理佐ちゃん

「味方だからお父さんとケンカしてまで俺君の処分を出禁に減らしてもらったんでしょ」
なんて俺のためにお父さんとケンカしてくれた理佐ちゃん

「やっぱり理佐ちゃんは世界一美人で世界一優しいよ〜」って理佐ちゃんに抱きつく俺を

「はいはい、大げさに褒めてくれてありがとう」
なんてクールにいなす理佐ちゃん

理佐ちゃんのお父さんという難敵を抱えながらま愛しの理佐ちゃんの尻に敷かれながら登校する幸せな俺


「ねぇ、今日こそ私のこと占ってよ」
休み時間になるなり俺の机に飛んでくる理佐ちゃん

「理佐ちゃんの未来なんて分かりきってるからな〜」ってタロットカード並べる俺

「なんかドキドキする〜」って可愛い理佐ちゃん

「俺と結婚して世界一幸せになるって出てるね」ってカード見るまでもなく宣う俺に

「そんな分かりきったこと占ってんじゃねーよ」
なんて照れ隠しにドス効かす理佐ちゃんだから好き

208 :名無しって、書けない?:2018/05/16(水) 00:19:06.95 ID:ZT2xaVWyK.net
いつもながら乙です

全く関係ないけど映画レオンのマチルダ(ナタリーポートマン)を描いたらジブリ化しちゃったやつをとりあえず貼っとく
http://o.8ch.net/15gfl.png

209 :名無しって、書けない?:2018/05/16(水) 00:59:54.20 ID:VUXdzWoDa.net
>>208
保守ありがとうございますm(__)m

忙しくて時間が無かったので助かります

チワンさんの絵にジブリ感が漂ってるうちにセカアイの頃の理佐ちゃんをナウシカのイメージで描いて欲しいです

210 :同級生の理佐ちゃん 第49話:2018/05/16(水) 06:44:28.07 ID:CI6lGQIJa.net
「出禁になっちゃったんだ」
俺の話を聞いて腹を抱えて笑う白石先輩

学校終わって今日も今日とて理佐ちゃん家の近くのコンビニでバイトしてる俺

「それで今日は家に帰らないでずっと居るんだ」って理佐ちゃんを見てうなずく白石先輩

何故か店長を手伝ってジュースの補充をしてる理佐ちゃん

最初は控室の掃除や片づけしてくれてるだけだったのが、俺にくっついて来てるうちにいつの間にか業務を覚えてしまい、なにかと手伝ってるってわけだ

お陰でミス連発の俺もクビにならずにすんで万々歳なのではある

「まったく俺ベッタリで困ったもんです」
懲りずに美人な白石先輩の前でイキる俺

「そんな事言ってるとまた理佐ちゃんのお父さんに絡まれるよ」
笑いながら俺をからかう白石先輩

「いくら理佐ちゃんが超美人だからって過保護過ぎますよ」
なんて苦笑いしながらも理佐ちゃんの美人には超を付けて特別待遇を忘れない俺


「冷静に考えたら理佐ちゃん家に行ったことないから出禁とかになっても不便はないかな」
バイト終わって理佐ちゃんを家に送る俺

「なにそれ?私の家に来たくないの?」って俺の独白を聞き逃さない理佐ちゃん

「いや、そういう訳じゃないけどさ、お義父さんに嫌われてるうちは無理でしょ?」ってお手上げポーズの俺

「どさくさに紛れてお義父さんとか呼んでんじゃねーよ」ってドス効かせる理佐ちゃんだけど

「お義父さんなんて呼ぶのは結婚してからにしてよね」
なんて呟くくせに顔を赤くして早歩きになる照れ理佐ちゃん

「照れるぐらいなら言わなきゃ良いのに」ってからかう俺に

「うるさい、もう言ってあげないからね」
なんて拗ねたふりするけど手を繋いでくる理佐ちゃんだから好き

211 :名無しって、書けない?:2018/05/17(木) 23:18:03.64 ID:aa0avxPc0.net
理佐ちゃんのぉパイについて、そろそろ一度ちゃんと語り合う時が来たな・・・いや何でもない、ただの独り言だから気にせず続けたまえ

212 :名無しって、書けない?:2018/05/17(木) 23:41:17.28 ID:2NGw+BTLa.net
>>211
やっぱりお義父さんでしたか・・・( ̄0 ̄;)

213 :名無しって、書けない?:2018/05/18(金) 01:03:14.46 ID:tAXJd+Qma.net
楽曲について語りあうスレ立ててて妄想する時間が無くなってしまった・・・

214 :名無しって、書けない?:2018/05/18(金) 07:18:46.57 ID:29UCZ7iCa.net
楽曲スレに誰も書き込まない・・・

思い入れの濃い評論が聞きたいのに・・・

215 :同級生の理佐ちゃん 第50話:2018/05/18(金) 08:02:44.42 ID:29UCZ7iCa.net
「もう言ってあげないからね」
なんて照れて家に駆け込む理佐ちゃんの後ろ姿を見送る幸せな俺

「しかし、人類史上最高可愛い理佐ちゃんの口から結婚なんて言われるとワクワクが止まらんな〜」って理佐ちゃんが家に入ってからも感動がやまない俺

「理佐ちゃん♪今君は人類で一番一番綺麗にな〜り♪俺の嫁への道のりを歩き始めた理佐ちゃんにしあわせあれ〜♪」
なんて長渕の乾杯を理佐ちゃんの部屋の窓に向かって捧げる俺に

「また変な歌歌ってんじゃねーよ」って窓を開けてドス効かす理佐ちゃん

「もう、恥ずかしいから早く帰って」
本当は嬉しいくせに照れ隠しにつれないふりする理佐ちゃん


「ああ美人の理佐ちゃんよどこ〜に♪理佐ちゃんはどこへ飛んで行く♪」
理佐ちゃんの幸せな時間の余韻でまだ替歌歌ってる俺

古来より日本人は歓びを歌にして表したという伝統に忠実な俺

「ああドSの理佐ちゃんがほら、イジワル言って笑ってらあ♪」って誰かギター貸してくれよなぐらいとんぼな俺

「お前は酔っ払いか!」
ご機嫌に道行く俺にツッコミ入れる怪しい影

「お義父さん!?」
影の方振り向き驚き絶句する俺


「隠れてたんすか?」
理佐ちゃんのお父さんに誘われて公園のベンチに腰かける俺

「家に向かってるのが見えたから声かけようと思ったんだけどな・・・」ってつまんなそうに呟くお父さん

「なんだ〜声かけてくださいよ〜お義父さんと一緒に歩きたかったな〜」
必死に媚を売る卑屈な俺

「声かけようと思ったけど、結婚がどうたらこうたら話してたら声かけらんねえだろ」
なんてあからさまに不機嫌な理佐ちゃんのお父さん

そんなお父さんに黙りこむしかない俺


「良い子だろ?」
俺の沈黙を打ち破るように呟くお父さん

「8つ離れた兄貴が居るせいか口のきき方は乱暴だけど根は優しいんだよ」
いつの間にかビール飲みながら話すお父さん

「はあ、確かにやさぐれ天使なとこはありますね」って当たり障りの無い返事する俺

「その優しい天使がよ、口きいてくんねえんだよ、お前と別れろって言ったら凄え怒っちゃてよ」ってこぼすお父さん

俺のために親子ゲンカまでしてくれちゃう理佐ちゃんだから好き

216 :同級生の理佐ちゃん 第51話:2018/05/19(土) 07:54:54.95 ID:vhitKetda.net
「最大限譲歩して出禁にしたのによ、まだ口きいてくんれねえんだよ」
3本目のビールを飲み干し空き缶を握り潰す理佐ちゃんのお父さん

出禁にされた俺に愚痴ることじゃねえだろとは思いながらも理佐ちゃんのお父さんにそんなこと言えるわけもなく・・・すっかり酔っ払いに絡まれてる状態の俺

「せっかく世界一可愛い理佐ちゃんと一緒に暮らしてるのに口きいてもらえないのはキツイですね・・・」
お父さんをなるべく刺激しないように同調する俺

「まあ、もともとあんまり喋ってくれないし、もう何年もお父さんなんて呼ばれてないな」ってため息ついて哀愁半端ないお父さん

理佐ちゃんなかなかの反抗期だな・・・

「ねぇなんて呼び方は父親を呼ぶ呼び方じゃないだろ」
哀しそうに5本目のビールを飲み出す理佐ちゃんのお父さん

飲み過ぎだろ・・・

「落ち込まないでくださいよ、僕からもお義父さんと喋ってやれって言っときますから」
なんて哀れなお父さんに慈悲をかける仏な俺

「上から言ってんじゃねーよ」って理佐ちゃんばりのドス効かす理佐ちゃんのお父さん

「言っとくけど結婚なんて絶対にさせねえからな」
すっかり酔っ払ってしまい絡みが止まらない理佐ちゃんのお父さん

帰りたい・・・


「ちきしょう!小さい時はパパと結婚するとか言ってたのによ〜ムニャムニャムニャ、、、zzz」
時計の針も夜10時を過ぎようかというところで泣きながらバタンキューなお父さん

「泣き上戸かよううぜえな、3時間近くも付き合わせやがってそんなだから理佐ちゃんに冷たくされんだろ」
なんてお父さんが寝ちゃったのを幸いと逃走待った無しな俺


「ねぇ、うちのお父さんと何やってんの?」
まさに公園から逃げ出さんとする俺に声かける愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃんこそこんな時間に何やってんの!?」って突然現れた理佐ちゃんに驚く俺

「お父さんが帰って来ないから心配でさ」
なんてなんだかんだお父さんに優しい理佐ちゃんだから好き

217 :名無しって、書けない?:2018/05/19(土) 08:18:26.42 ID:USxKORBZ0.net
稀に滲み出るファミリー要素に感動してしまいます

ふと気づいたんですけど理佐ちゃんっていい意味でかわんないですよね
容姿も綺麗にはなってるけどそれは元から持っていたものですし、
心遣いが出来て引っ込み思案な性格も貫いていますしね
大人になっても人気あるアイドルって根本的に何かしら不変な軸が通っている気がします

218 :名無しって、書けない?:2018/05/20(日) 00:26:52.32 ID:mZerLYTEa.net
>>217
神様の最高傑作ですからね
控え目に言っても完璧な存在なのかもしれません

それにつけても理佐ちゃんの間接キスが志田メンバー経由で和彫りDQN に持ってかれた可能性を考えると何も書けない・・・

219 :名無しって、書けない?:2018/05/20(日) 18:14:58.13 ID:BirrFK260.net
>>218
ついに志田さんも「メンバー」呼称になってしまったw

庭さんに毒されているのかもしれませんが、最近になってセンター理佐も有りな気がしてきました
唯一足りないとすれば、ソロパートに耐え得る歌唱力ですかね
そこさえ克服できればゴーサイン出そうなんだけどなあ

という保守

220 :名無しって、書けない?:2018/05/20(日) 19:46:52.44 ID:x61WrDxVa.net
>>219
志田メンバー好きな方だったんですけどね
キスプリ出た以上は和彫りDQN と深い仲なのが確定してしまい残念です

人が人を好きになるのは自然なことだし尊いことなので志田メンバーの恋が幸せな結末を迎えるのを祈ってはいるのですが

それとは別に理佐ちゃん至上主義者の僕としては
志田メンバーの存在は理佐ちゃんに迷惑どころか危険すら及ぼす可能性があるわけで
こうなった以上は速やかに欅坂から脱退して以後一切の連絡を絶ってほしいですね

でも理佐ちゃんが志田メンバーを許すならば右に倣えで僕も許してしまいますけどw

まぁでもバレなきゃ良いと仲間やヲタの思いを裏切るような人間はクズですよw

221 :名無しって、書けない?:2018/05/20(日) 21:11:43.82 ID:BirrFK260.net
>>220
グループ内部を知ってるわけではないですけど、やっぱり運営にしっかりしてもらわないと困ります
このままスルーし続けるようならグループの終焉も近いですね
坂道以前に存在していたグループは、個人が活躍する例はあっても、もうグループとしては終わってますからね
乃木坂もちょっと怪しくなって来た今、グダグダしてるとあっという間に腐っていきそうで怖いです

222 :猫耳の理佐ちゃん 第3話:2018/05/20(日) 22:08:27.50 ID:x61WrDxVa.net
「ねぇ、なにやってんの?」
来るべき夏休みに備えてぺーちゃんになんて告白しようか悩んでいる俺に声かける仕事から帰ってきた理佐ちゃん

未来の世界から俺の子孫が俺のために送ってくれた猫耳ロボット理佐えもんこと欅坂46の渡邉理佐ちゃん

つい最近まで俺のことを忘れて渡邉理佐ちゃんとしての人生を楽しんでいたけど
欅坂が色々あったせいで時間が出来た理佐ちゃん
退屈しのぎ俺の人生を助けるという本来の職務を果たしに来たってわけだ


「ねぇ、ガルアワ見てくれてた?」
押し入れに入りセカアイ衣装に着替えて出てきた理佐ちゃん

「ごめん、見てなかった」って謝る俺に

「ちぇっ、俺君が見てると思って頑張ったのに」
口を尖らせて拗ねる理佐ちゃん

ヤバイ、可愛すぎて好きになってしまいそうだ・・・ロボットだって知ってるのにって頭を振る俺

そんな俺にかまわずポケットから猫耳を取り出して頭に装着する理佐ちゃん

セカアイ衣装に着替えて猫耳を装着するのが俺のために猫耳ロボット理佐えもんに変身するための儀式のようなものらしい

「さっきから腕組んでなに悩んでんの?」
ようやく本題に戻る猫耳の理佐ちゃん

「ぺーちゃんに告白すんのに作戦考えてるんだけどなかなか良い作戦が思い浮かばないんだよね」って早速理佐ちゃんに相談する俺

「男らしくないな〜、作戦なんて考えてないで当たって砕けなよ」
なんて他人事だと思って威勢のいいこと言う理佐ちゃん

「砕けてたまるか、理佐ちゃんこそ四次元ポケットからなんか道具出してよ」ってお願いする俺

「私、四次元ポケットなんて装備してないよ」ってがっかりなお言葉の理佐ちゃん

「うそ?四次元ポケット無いんじゃただの世界一綺麗なお姉さんじゃん」ってがっかりする俺に

「どさくさ紛れに褒めてんじゃねーよ」って照れから頬を染めてドス効かす理佐ちゃん

「褒めてくれたからぺーちゃんと上手く行くように協力してあげるよ」
なんて俺を助ける職務に忠実な猫耳ロボット理佐ちゃんだから好き

223 :名無しって、書けない?:2018/05/20(日) 23:07:12.74 ID:BirrFK260.net
>>222
理佐えもん無能ロボットですやんw
でもドラえもんに負けず劣らずの優しい心は健在ですな

224 :名無しって、書けない?:2018/05/21(月) 06:22:37.64 ID:Q6jwLU2Ta.net
>>223
理佐えもんはドラえもんと違ってビジュアル重視のロボットだから仕方ないんです・・・

225 :猫耳の理佐ちゃん 第4話:2018/05/21(月) 23:17:19.15 ID:wYtSEIxca.net
「ねぇ、ちょっと見せてよ」
机に向かってラブレター書いてる俺にちょっかい出してくる猫耳ロボット理佐えもんこと理佐ちゃん

今どきラブレターなんてと思いながらも世界一美人な理佐ちゃんのアイデアを無下にも出来ずにかれこれ1時間近く書いてる俺なのだ

「理佐ちゃん、俺にとっては人生の伴侶になるかもしれない大事な人への手紙なんだ、ちょっかい出さないでもらえるかな」
軽く理佐ちゃんに注文つける俺

「やだ」
なんてイタズラな笑顔で俺から手紙を奪い取ろうとするちょっかい魔理佐ちゃん

俺と理佐ちゃんの引っ張り合いで破れるぺーちゃんへのラブレター

「あぁ・・・」
1時間近い努力がただの紙切れと化し床にへたりこむ俺

俺を幸せにするという猫耳ロボットとしての職務に全然忠実じゃない理佐ちゃん

まさか子孫の奴、欠陥ロボット送りつけたんじゃねえだろうな・・・
だいたい19年も前に遡っちゃったとはいえ職務を忘れて欅坂46のメンバーになってアイドルやってるなんてまともじゃないよな

そんな理佐ちゃんへの疑惑が頭をよぎる俺

疑惑の眼差しを理佐ちゃんに向けると目に飛び込む理佐ちゃんのパンチラだ!?

「ごめんね、一生懸命書いてたのに」
破れたラブレターをしゃがんで拾い集める理佐ちゃん

「気にしないでよ、また書き直せばいいんだから」
なんて理佐ちゃんを慰めながらパンチラが良く見えるポジションをゲットする俺に

「パンツ見てんじゃねーよ」ってすかさずドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、もしかして私のこと変な目で見てない?」
めっちゃ疑惑の眼差し向けてくる猫耳ロボットの理佐ちゃん

「言っとくけどさ、私ロボットだからね、好きになられても困るよ」
なんて俺に釘を刺す上から目線な理佐ちゃんだから好き

226 :猫耳の理佐ちゃん 第5話:2018/05/21(月) 23:25:14.96 ID:wYtSEIxca.net
「私ロボットだからね、好きになられても困るよ」
なんて上から目線な猫耳ロボット理佐えもんこと世界一の美人理佐ちゃん 

「自惚れんなよな、ロボットを好きになるほど物好きじゃないや」
机に向かいながら理佐ちゃんに憎まれ口叩いてぺーちゃんへのラブレターを書き直す俺

なかなかのぽんこつロボットなくせに上から目線な理佐ちゃんへの怒りで快調にペンを走らせる俺

完成したラブレターを読む俺

怒りに任せて書いたせいかなかなか恥ずかしい文章やな・・・

こんなのぺーちゃんに渡せるやろか?

「ところでさ、このラブレター渡す勇気無いんだけど・・・」
なんて俺に背中向けて雑誌読んでる理佐ちゃんに情けないこと言っちゃう俺

「うん?」
背中向けたまま返事してくれない理佐ちゃんを訝しむ俺

机から立ち上がって理佐ちゃんの顔を覗きこむ俺

そんな俺を避けるように顔を隠す理佐ちゃん

「どうしたの?」って聞く俺に

「俺君が怒ったから落ち込んでんの・・・」
なんて泣きべそかいてる理佐ちゃんだから好き

227 :名無しって、書けない?:2018/05/21(月) 23:28:52.32 ID:wYtSEIxca.net
過去の妄想をシリーズごとにまとめようかとブログ始めたんだけど面倒くせえ(-o-;)

228 :名無しって、書けない?:2018/05/23(水) 03:05:26.80 ID:AnOMf3+Za.net
https://ameblo.jp/ys0penki0rw/

保管庫がわりにブログ始めました

229 :猫耳の理佐ちゃん 第5話:2018/05/23(水) 20:29:33.69 ID:xYumuw0Ga.net
「出来た〜」
猫耳ロボットの理佐えもんこと理佐ちゃんに妨害されながらもなんとかぺーちゃんへのラブレターを書きあげた俺

「見せて見せて」
俺が手紙書くのに四苦八苦してた時は知らんぷりしてたくせに書きあがったと見るや寄ってくる現金な理佐ちゃん

本当に俺の世話を焼くために未来から送り込まれたロボットなんだろうか・・・

「どれどれ・・・」って俺の書いたラブレターを読み始める理佐ちゃん

理佐ちゃんにどんな評価されるかドキドキな俺

「ダメだ〜笑っちゃって読めないよ〜」
なんて腹を抱えて大笑いする理佐ちゃん

舐めてんのか・・・?

「俺君のくせに真剣な手紙はツボるね」
俺の哀しい眼差しに気づいて評論するもただディスってるだけの理佐ちゃん

「俺は真剣な手紙書いちゃいけないのかよ・・・」って拗ねる俺に

「拗ねてんじゃねーよ」って苦笑いしながらドス効かす理佐ちゃん

「私がもっと良い感じになるように書き換えてあげるよ」
机に向かいラブレターを書き始める理佐ちゃん

なら最初から書いてくれよ・・・って心の中で呟く俺

「理佐ちゃんって素敵なラブレター書けるほどスペック高かったっけ?」
なんとなく不安な俺

「失礼なこと言わないで」
クールに言い返してスラスラとペンを走らせる理佐ちゃん

そして翌日

「これ読んでくれい」
理佐ちゃんが全面的に書き換えたラブレターを学校着くなりぺーちゃんに手渡す俺

「返事は放課後聞かせて」
叫ぶように言って自分の席に逃げる俺

そしてドキドキの放課後

「ごめんなさい、もっと真面目な手紙が良かった」
申し訳なさそうに俺を振るぺーちゃん


「ちきしょう、俺の書いたラブレターが正解だったのかよ」
公園のベンチに座り池に石投げてる俺

理佐えもんの野郎、なにが良い感じだよ余計なお節介しやがって
てめえの書いたラブレターの方が大外れじゃねえかよ・・・


俺を助けるどころか足を引っ張るぽんこつロボット疑惑濃厚な猫耳ロボット理佐えもん

それでも超美人で可愛い理佐ちゃんだから好き

230 :猫耳の理佐ちゃん 第6話:2018/05/23(水) 20:38:01.86 ID:xYumuw0Ga.net
「ひ〜ぺーちゃんに振られちゃったから明日から学校行くの恥ずかしいよ〜」
なんてまだ公園の池に石を投げ続ける俺

「こんな所にいた」
そんな俺を発見して喜ぶ理佐ちゃん

「やいやい!どこが良い感じのラブレターやねん!お陰で振られてもうたやないか!」
理佐ちゃんの顔を見るたびに文句言う俺

「怒んないでよ、俺君のこと心配して探しに来てあげたんだよ」
そう言っていきなり俺をハグしてくれる理佐ちゃん

「心配・・・?」
超美人の理佐ちゃんにハグされて怒りは何処へやらな俺

「うん、振られてヤケおこしてんじゃないかと思って」
さらに俺を強く抱きしめてくれる理佐ちゃん

ぺーちゃんに振られたけど理佐ちゃんいるからまあいいか

なんて切り替え上手な俺

「落ち着いた?」
優しく聞いてくれる愛しの理佐ちゃん

「うん、ありがとう」
なんて理佐ちゃんにハグされて喜びでぺーちゃんに振られたのが理佐ちゃんのラブレターのせいなの忘れる俺

家に帰ろうと並んで歩く俺と理佐ちゃん

「ところでさ、なんで俺が振られたの知ってたの?」
落ち着いた途端に疑問芽生える俺

「猫耳ロボットの特殊能力使ってぺーちゃんの性格を解析して絶対に断られるラブレター書いちゃったの」
申し訳なさそうに苦笑いする理佐ちゃん

「なぬ〜〜!?」って意味不明過ぎて悲鳴あげる俺に

「俺君鈍いよ」
なんて照れ隠しに拗ねたふりする理佐ちゃんだから好き

231 :保育園の理佐ちゃん 第39話:2018/05/24(木) 06:48:35.15 ID:R8R1dSAma.net
「怪我大丈夫ですか?」
我が子俺助の頭を撫でながら小声で聞いてくる保育士理佐ちゃん

他の先生や子供送りに来たお母さんたちの目を意識して他人行儀な理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんの態度が逆に俺との距離が縮まったことを意識してる顕れみたいで嬉しい俺

「全然平気だよ、あんな酔っ払いのなまくらパンチ」
昨日、理佐ちゃんを庇って酔っ払いにボコボコされたにも関わらず強がる俺

「良かった」
ほっとする愛しの理佐ちゃん

「心配してくれてたんだ」って喜ぶ俺

「心配しますよ、私を庇って殴られちゃったんだから・・・」
照れる理佐ちゃん


「今日は朝から理佐ちゃんと良い雰囲気で最高の滑り出しだな」
朝の理佐ちゃん占いが大吉だったので何か大きな商談をまとめられる気がして高笑いする敏腕営業マンの俺

「朝から上機嫌でなによりね」
なんて会社に急ぐ俺を呼び止める親戚のおばちゃん

「なんだよ待ち伏せなんかして、菅井様の件なら諦めてくれよな、俺には理佐ちゃんを世界一幸せにするってミッションがあるんだからよ」
先手必勝でおばちゃんに釘を刺す俺

「それなんだけどね、最後にもう1回だけあんたと食事したいんだってさ」
なんて菅井様からの最後のお願いを伝えて去るおばちゃん


「日曜日に俺助君を預かって欲しいの?」
今日も今日とて残業で俺助のお迎えが遅くなった俺
お陰で理佐ちゃんと一緒に帰れるからそれはそれで幸せな俺

「うん、どうしてもまとめたい商談があってさ」
さらりとウソつく俺

「預かるのはかまわないけどさ、仕事熱心過ぎなんじゃない?毎日お迎え遅れて俺助君が可哀想だよ」
なんて俺助を心配する優しい理佐ちゃん

「俺助は大丈夫だよ、未来のママが一緒だからさ」
さりげなく理佐ちゃんに暗示入れる俺

「いちいち照れさせてんじゃねーよ」って真っ赤になりながらドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、今日も家で夕飯食べてきなよ」
なんて誘ってくれる理佐ちゃんだから好き

232 :名無しって、書けない?:2018/05/24(木) 22:46:24.40 ID:Nlqh091ha.net
ブログの管理で妄想する時間が無くなるなんて本末転倒過ぎる・・・(-o-;)

233 :保育園の理佐ちゃん 第40話 :2018/05/25(金) 12:40:24.14 ID:mfZrfRmua.net
「悪いけどよろしくお願いします」
日曜日の朝、理佐ちゃん家の玄関前で俺助を理佐ちゃんに預けて頭下げる俺

「心配しなくていいから商談頑張ってね」
なんて言いながら俺のネクタイを直してくれる愛しの理佐ちゃん

新婚さんみたいで嬉しい俺


「結婚したら理佐ちゃん家に同居ってのも悪くないな」
呑気な妄想しながら菅井様との最後のデートに向かう俺


「めっちゃうめえ〜」
菅井様に連れて来られた高級料理の店でご馳走にがっつく俺

そんな俺を見つめる菅井様に付き添うの爺やの冷たい視線

爺やの視線に気まずさを感じてたら理佐ちゃんからLINE来てたみたいだ

トイレに入って理佐ちゃんからのLINEを確認する俺

「俺君のおばさんにご飯誘われたから俺助君連れて行ってくるね」
なんて文字だけの愛想の無いLINEな理佐ちゃん

あのババアいつの間にか理佐ちゃんと連絡先交換してやがったのか・・・油断も隙も無いな

ババアの手際の良さに冷や汗な俺

「いっぱいご馳走になっておいで」
理佐ちゃんに合わせて文字だけの返事送る俺


「お嬢様がお生まれになった時からお仕えしてる私はお嬢様の幸せだけを願っています、その私から見て甚だ失礼ではありますが俺様がお嬢様を幸せに出来るとは思えません、どうか身を引いていただけないでしょうか」
トイレの前で俺を待ってた菅井様の爺や

なんやコイツ・・・急に・・・って大げさな爺やにドン引きな俺

「なに言ってんすか、身を引くもなにも俺には理佐ちゃんって許嫁が居るんすよ」
なんてどさくさ紛れに理佐ちゃんを許嫁呼ばわりしてささやかな幸せを噛み締める俺

「貴様!私が大切にお守りしてきたお嬢様をたぶらかしていたのか!」
俺の言葉を聞くやいなやいきなり激高するヤバイ爺や

なにこの人・・・

上流階級に仕える爺やの流儀に超ビビる俺

そんなタイミングで

「1時間以上遅れて返信してんじゃねーよ」
なんて呑気なLINEしてくる理佐ちゃんだから好き

234 :保育園の理佐ちゃん 第41話 :2018/05/26(土) 06:43:05.14 ID:y2EDml7ga.net
「貴様!お嬢様をたぶらかしていたのか!」
理佐ちゃんという許嫁がいるって言う俺の嘘に激高する菅井様の爺や

「貴様の狙いは財産か?それともお嬢様の清らかな身体目当てか?」
なんてどんだけゲスの勘繰りしてんだバカ野郎!な爺や

「なに言ってんすか!?俺は最初から菅井様にそんな気ないっすよ〜今日だってかくかくしかじか・・・」
激高する爺やの迫力にビビりながら必死に説明する俺

「あぁ〜しんどい・・・」
爺やをなんとかなだめ透かして菅井様の居る席に戻る俺に

「お父ちゃんだ!」って呼びかける我が子俺助の声

声の方を振り向くと俺助を抱っこする理佐ちゃん

その背後で笑顔で手を振る親戚のおばちゃん

「偶然ね〜あんたもこのお店でデートしてたんだ」
なんて白々しく笑う親戚のおばちゃん

嵌められた・・・

「デ、デートじゃねえよ」
慌てて否定する俺

理佐ちゃんの視線が怖い・・・

「照れなくてもいいじゃない、あんた独身なんだから、ねぇ理佐ちゃん?」

「ひぃ〜やめてくれ〜」
おばちゃんの猛攻に頭抱える俺

恐る恐る理佐ちゃんを見る俺

「商談じゃなかったんだね」
静かに呟く理佐ちゃん

俺助を俺に預けて背中を向ける理佐ちゃん

「理佐ちゃん待ってくれ!」

俺助をおばちゃんに預けて理佐ちゃんに追いすがる俺に

「あんたなんて大っ嫌い!!」
渾身の大声叩きつけそうな理佐ちゃんだから好き

235 :保育園の理佐ちゃん 第42話 :2018/05/27(日) 13:41:54.33 ID:xjGJ71Rea.net
「理佐ちゃんめっちゃ怒ってたな・・・」
保育園に俺助を送ってく足取りも重い俺

愛しの理佐ちゃんとの将来のために菅井様とケジメつけるために最後の食事会に赴いた俺ではあったが・・・

菅井様の財産に目が眩んだ親戚のおばちゃんの策略に嵌まり理佐ちゃんと鉢合わせな俺

人生史上最大のピンチを迎えてるってわけだ

「うおっ!?めっちゃ掃除してる」
保育園の門前を一心不乱に掃除する明らかに不機嫌な理佐ちゃんにビビる俺

「理佐ちゃ〜ん」
俺と繋いだ手を振りほどき理佐ちゃんめがけて走ってくKYな我が子俺助

「俺助君おはよう」
俺助の体当たりを受け止めて優しく頭を撫でる理佐ちゃん

あれ?不機嫌に見えたの気のせいだったか?
なんてほっとする俺

「理佐ちゃんおはよう」
ことさら明るく挨拶する俺

「おはようございます」
俺助相手とは一転超不機嫌に業務的な挨拶する理佐ちゃん

シビアや・・・

俺助を他の先生に預け掃除再開の不機嫌理佐ちゃん

「理佐ちゃん頼む!俺の話を聞いてくれ」って言い訳開始の俺を

「聞きたくない」
一言で切り捨てようとする理佐ちゃん

「おばちゃんに嵌められたんだよ〜」
諦めずに訴える俺

「やだ、聞きたくないって言ってるじゃん」ってむくれる理佐ちゃん


「あらあら、またケンカしてるの?本当に仲良いわね」
なんて俺と理佐ちゃんを冷やかす園長先生

「違います」
声を大にして否定する理佐ちゃん

「急に掃除当番代わってくれるって言うからおかしいと思ったら、俺さんとケンカしちゃったから待ちぶせしたかったからなんでしょ」
理佐ちゃんを冷やかす同僚のオダナナ先生

「理佐ちゃんそうなの?」って理佐ちゃんを振り返る俺

「知らない」
なんてそっぽ向くけど、オダナナ先生に図星突かれたらしく顔が真っ赤な理佐ちゃんだから好き

236 :保育園の理佐ちゃん 第43話 :2018/05/28(月) 22:17:28.73 ID:eX/E5tbTa.net
「知らない」
なんて強がるもオダナナ先生に指摘されたせいで顔を真っ赤にして掃除に没頭する理佐ちゃん

「なんだよ理佐ちゃん、やっぱり俺の話聞きたかったんじゃねえかよ」
笑いながら理佐ちゃんの腕を肘で突っつく俺

「気安く触ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君のこと良いなって思い始めてたのに・・・バカ・・・」
力なく呟く愛しの理佐ちゃん


「頼む聞いてくれ!菅井様に最後にどうしても会いたいと言われて・・・理佐ちゃん・・・?」
必死に言い訳しようとしたけど目に涙を溜めた理佐ちゃんに言葉が出てこない俺

「そんなこと怒ってるんじゃないよ・・・」
そう言い残して保育園の中に入っていってしまった理佐ちゃん


「菅井様のこと怒ってんじゃないとしたら何を怒ってんだよ・・・」
理佐ちゃんの真意が分からず途方に暮れながら会社に向かう俺


「うるせえ!ぐだぐだ言ってねえでハンコ押せや」
理佐ちゃんとの関係が風前の灯と化してイライラ爆発の俺

いつもは言葉巧みに契約書にハンコ押させるのに、今日は力づくでハンコ押させる無茶な俺

「警察に突き出してやるこのクズ野郎!」
突然現れたイカツイおっさんに殴られる俺

お婆ちゃんの独り暮らしだと油断していたらめっちゃイカツイ息子が同居していてボコられたうえに警察に突き出される俺


「殴られ過ぎだし反省してるし真面目な営業マンみたいだから会社には届けないでやるから身元引受人呼べやクズ」
なんて横柄な刑事さん

「へへーっ」
土下座で刑事さんに従う国家権力には滅法弱い俺


「なんで私があんたの身元引受人なのよ」
なんて文句言いながらも警察に俺を迎えに来てくれる理佐ちゃんだから好き

237 :保育園の理佐ちゃん 第44話 :2018/05/29(火) 12:24:57.07 ID:3KydH503aNIKU.net
「なんで私があんたの身元引受人なのよ」
なんて警察に俺を迎えに来てくれた理佐ちゃん

「こうでもしないとちゃんと話が出来ないと思って・・・」
咄嗟に理佐ちゃんを身元引受人にしたは良いものの、その先はノープランで言葉が出ない俺

「私が来なかったらどうするつもりだったの?」って俺を睨む理佐ちゃん

「理佐ちゃんは絶対に来てくれるって信じてた」
理佐ちゃんなら根拠なく信じられる俺

「はぁ・・・頭痛い」ってため息の理佐ちゃん


「やっぱり娑婆の空気はうまいぜ」
警察署の前で背伸びする俺

「なんで捕まるようなことしたのよ?」
「俺君が捕まっちゃったら俺助君ひとりぼっちで寂しがるじゃん、無責任なことしないでよ」 
俺助を心配する保育士理佐ちゃん

「俺が居なくなっても俺助は理佐ちゃんや理佐ちゃんのお母さんになついてるから平気だと思うんでお願いします」って頼む俺に

「バカ・・・俺助君が平気でも私が寂しいの!」
なんて言ってくれる理佐ちゃんだから好き

238 :保育園の理佐ちゃん 第45話 :2018/05/30(水) 15:15:56.17 ID:UZfvNepNa.net
「ふーん、おばさんの罠なんだ」
公園のベンチに座り疑惑の眼差しを俺に向ける理佐ちゃん

理佐ちゃんに冷たくされたショックでヤケをお越し警察の厄介になった俺をもらい下げに来てくれた理佐ちゃん

やっと理佐ちゃんの誤解を解くチャンス到来とばかりに公園で言い訳真っ最中な俺

1時間近くの大演説したにも関わらず俺を信じてくれない愛しの理佐ちゃん



「本当に本当なんだよ理佐ちゃん、信じてくれよ、最後に会いたいって言われて仕方なくなんだよ」
再度理佐ちゃん説得のために演説開始の俺を

「長い!」って一刀両断する理佐ちゃん

「そんなのもうどうでもいいの、俺君が私しか見えてないのはさっき菅井様の爺やが保育園に来て教えてくれたから」
なんて苦笑いする理佐ちゃん

「えっ!?爺やが・・・」ってしばし黙考する俺

「じゃあ、俺のこと怒ってないの?」

「商談ってウソついたのは怒ってるよ」
なんて拗ねた振りする理佐ちゃん

「そうだよね・・・」って落ち込む俺

「嫌われっちゃったか・・・」
肩落とす俺に

「嫌いな人を警察に迎えに来るほどお人好しじゃないよ」
そっぽ向いて呟く理佐ちゃん


「もうウソはつかないでね」
並んで歩く俺に微笑む理佐ちゃん

俺助を迎えに理佐ちゃん家へと向かう俺と理佐ちゃん

「爺やに感謝しないとなぁ」
恩人爺やを思う俺

「ねぇ、爺やに私のこと許嫁って言ったでしょ」
なんて聞いて来る理佐ちゃん

「ごめん、爺やに信じて欲しくてつい許嫁とか言っちゃった」
またもや理佐ちゃんを怒らせてしまうと慌てて謝る俺に

「勘違いしてんじゃねーよ」って笑いながらドス効かす理佐ちゃん

「勘違い・・・?」って戸惑う俺

「許嫁はちょっと嬉しかったんだよね」
なんて微笑む理佐ちゃんだから好き

239 :名無しって、書けない?:2018/05/31(木) 01:03:33.48 ID:MJ7w+ijAa.net
いま気づいたんだけど「同じクラスの理佐ちゃん」が途中から「同級生の理佐ちゃん」ってタイトルに変わってしまってる・・・

240 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第43話 上:2018/05/31(木) 20:58:16.22 ID:kKC4r0vja.net
「俺君朝だよ、早く起きてよ」
幼なじみ兼彼女の理佐ちゃんが今日も俺を起こしてる

「うーん、もう少しだけ寝かせてくれ〜」
本当は目が覚めてるけど理佐ちゃんに起こしてもらう幸せを長引かせるために寝た振りする俺

「早く起きなよ、遅刻しても知らないよ」
なんて突き放すけど俺を見捨てることなど出来ない理佐ちゃん

きっと俺を起こすために頑張ってくれるだろう

「ねぇ、どうしたら起きてくれるの?」
俺の予想通りに聞いてくる愛しの理佐ちゃん

「うーん、一緒に寝てくれたら起きる」
朝から欲望全開の俺に

「もう、しょうがないなぁ」
なんてドスを効かすかと思いきや添い寝してくる理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・」
自分の予想を越えてきた理佐ちゃんに怖じ気づく俺

「ビビってんじゃねーよ」って笑いながらドス効かす理佐ちゃん

「だって急に添い寝してくるから・・・」って口ごもる俺

「俺君の意気地なし!早く学校行くよ」
俺をベッドから急き立てるイタズラ者な理佐ちゃんだから好き



 

241 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第43話 下:2018/05/31(木) 21:00:06.46 ID:kKC4r0vja.net
「ねぇ、今日なんの日か知ってる?」
学校への道を歩きながらクイズな理佐ちゃん

「知ってるよ、理佐ちゃんが初めて俺を泣かした日だろ」
簡単すぎるクイズに即答な俺

「全然違う、ってかよく覚えてたね、そんなこと」
なんて苦笑いする理佐ちゃん

「理佐ちゃんとの思い出なら瞬時に思い出せる俺を舐めんなよな」ってドヤる俺

「それはどうも」って軽く流す理佐ちゃん

「今日お祭りなんだけどさ・・・」ってようやく本題な理佐ちゃん

「あっ、そう言えば澤部に皆でお祭り行こうって誘われたな」
同じクラスの澤部がお祭りお祭り騒いでるのを思い出した俺

「澤部から理佐ちゃんも誘うように言われてたのわすれてたよ」
なんて理佐ちゃんを誘うの忘れてた迂闊な俺

「それなんだけどさ・・・」
何故か口ごもる理佐ちゃん

「どうしたの・・・?」
顔を赤くする理佐ちゃんに戸惑う俺に

「付き合って初めてのお祭りだから俺君と二人で行きたいの・・・」
なんて言ってくれる理佐ちゃんだから好き

242 :名無しって、書けない?:2018/05/31(木) 21:01:05.78 ID:kKC4r0vja.net
文字数制限との戦いが始まってしまった(-o-;)

243 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第44話:2018/06/01(金) 19:56:01.41 ID:lLOJTVHha.net
「休み時間まで、じゃあね」
学校着いて俺に手を振り自分の教室に向かう理佐ちゃん

「俺と二人でお祭り行きたいなんて理佐ちゃんもしかしたら・・・」
理佐ちゃんの後ろ姿を見つめながら九十九里強歩の時に俺とならそうなってもいいと思ったなんて言ってた理佐ちゃんを思い出す俺

祭りでテンション上げてから愛しの理佐ちゃんと初エッチか〜
なんて幼なじみの理佐ちゃんとついにここまでたどり着いたかと感無量な俺

そして授業中もありとあらゆるパターンなエッチを想像して勃起な俺

「俺君、理佐ちゃんのことちゃんと誘ってくれたかい」
1時間目の授業終わるなり寄ってくる三等兵澤部

「うるせえ!理想の初体験シュミレーションしてんだ話しかけんな!」
がさつに近寄る澤部を一喝するヤル気満々な俺

「なんだよ朝っぱらから初体験シュミレーショって・・・」
俺の剣幕に度肝を抜かれて口ごもる澤部

「とにかく俺と理佐ちゃんはお祭りで初エッチする予定だからお前たちとは別行動だ」
澤部に言い渡すますますヤル気満々な俺

「ウソつけよ、俺君はともかく理佐ちゃんが前もってエッチの予定なんて立てるわけないだろ」
なんて理佐ちゃんの貞操観念の固さを信じたい澤部

「バカ野郎!その理佐ちゃんから誘われたんだぞ、それでもウソだってのかよ〜」
三等兵澤部に勝ち誇る俺に

「人聞き悪いこと言ってんじゃねーよ」って突然ドス効かす理佐ちゃん

「いたたたた〜」
愛しの理佐ちゃんに耳を引っ張られて悲鳴な俺

「ねぇ、私エッチしたいなんて言ったかな?」
なんて真顔で問い詰める理佐ちゃんだから好き

244 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第45話 上:2018/06/02(土) 22:04:54.02 ID:cGk25z/Za.net
「俺君よ〜祭りなんだからさ仏頂面は止めてくれよ」
皆から少し離れた場所で三等兵澤部にダメ出しされる俺

「うるせえ、貴様のせいで理佐ちゃん怒らせちゃったじゃねえか!」
事実たったひとりでお祭り参加の寂しい俺

「ちきしょう、機嫌直ったと思ってたのに油断したぜ俺のバカ!」
なんて自分を責める俺

ここで回想に入る俺

「えっ、お祭り皆と行くの?」
お昼休みに方針転換を告げる理佐ちゃんに疑問符な俺

「うん、ちょっと事情が変わったから」
つまんなそうに呟く理佐ちゃん

「え〜理佐ちゃんと二人のお祭り楽しみにしてた俺の立場は?」
なんて再考を促す俺

理佐ちゃんとの祭りからの初エッチを諦めてない俺

「あんたが変なこと喋ったから澤部君の誘い断れなくなっちゃったんでしょ」
眉間に皺を寄せて俺を睨む理佐ちゃん

確かに澤部の誘いを断って二人だけでお祭りに行ったら俺と理佐ちゃんが初エッチしたと噂されるだろう

理佐ちゃんに二人でお祭りに行きたいと言われたのをエッチしたいと誘われたと拡大解釈してしまった己れの愚かさを恨むしかない俺


「じゃあさ、せめて皆に合流するまでは二人でイチャイチャしようよ」
放課後、家の前で別れ際約束する俺

「え〜っ?どうしようかな」
なんて満更でもない笑顔で家の中に消えてく理佐ちゃんだから好き

245 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第45話 下:2018/06/02(土) 22:14:55.88 ID:cGk25z/Za.net
「え〜っ?どうしようかな」
なんて満更でもない笑顔で家の中に消えてく理佐ちゃん

なのに・・・

回想終了な俺


「二人でイチャイチャしながら皆に
合流するはずが先に行ってろってなんやねん!」
回想したせいで思い出し怒りを澤部にぶつける俺

「理佐ちゃんに振られたからって八つ当たりは止めてくれよ」
たまらず悲鳴の澤部

「うるせえ、腹いせに貴様の鼻を殴らせろ」
なんて三等兵澤部に迫る理不尽な上等兵俺に

「八つ当たりしてんじゃねーよ」って背後からドス効かす理佐ちゃん

振り向くと浴衣姿の理佐ちゃんだ

あまりにも可愛い浴衣姿の理佐ちゃんに見惚れて言葉を失う俺

「理佐ちゃん遅いよ〜理佐ちゃんが居ないから俺君が荒れちゃって大変なんだよ〜」
すかさず理佐ちゃんに言いつける澤部

「俺君ごめんね、俺君に浴衣姿見せたくてさ、お母さんが帰ってるの待ってたんだ」
なんてお母さんに着付け手伝ってもらうために俺を先に行かせてた愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・」
浴衣姿の理佐ちゃんに感動し理佐ちゃんの言葉に感激する俺に

「似合うかな・・・?」
なんて恥ずかしそうに小首傾げる理佐ちゃんだから好き

246 :名無しって、書けない?:2018/06/03(日) 18:28:34.80 ID:4pg3pwkna.net
やっと復活や!

247 :名無しって、書けない?:2018/06/03(日) 23:29:36.87 ID:rew9WjQE0.net
>>246
続き頑張ってください
それにしても、可愛い子の浴衣姿は反則ですな

248 :名無しって、書けない?:2018/06/04(月) 06:48:10.41 ID:OxEADziMa.net
>>247
ブログへの移植を急ぐあまりこちらが疎かになりがちで忸怩たる思いです・・・

いっそ加筆修正しないで移植しちゃうかと自棄になってきてるんですが
生来の几帳面さと完璧主義が許してくれんのです、、、泣

249 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第46話 :2018/06/04(月) 07:15:39.77 ID:OxEADziMa.net
「似合ってるかな?」
恥ずかしそうに聞く浴衣の理佐ちゃん

「浴衣の理佐ちゃん世界一の美人♪」
浴衣の理佐ちゃんの可愛さに感動して吉田拓郎オマージュな俺

「ちょっと、いきなり変な歌歌わないでよ」
俺の袖を引っ張る理佐ちゃん

「なんか感動し過ぎて言葉じゃ足りなかったんだ・・・」って笑う俺

「大げさだよ、浴衣なんて毎年見てるじゃん、幼なじみなんだから」

確かに幼なじみの俺ゆえ理佐ちゃんの浴衣姿は見馴れているはずの俺

「なんか違うんだよな、今日の理佐ちゃん」
腕組んで考え込む俺

「うーん?お祭りだって毎年二人できてたし・・・なんだったら今年は団体に混ざってるからむしろ感動的には劣化理佐ちゃんのはずなのに・・・めっちゃ感動してんだよな」
去年までの理佐ちゃんと今年の理佐ちゃんの違いに悩む俺

「劣化理佐ちゃんとか言わないでよ」って苦笑いする愛しの理佐ちゃん

「そんなに悩むことじゃないじゃん、去年までは幼なじみだったけど今年は彼女だからでしょ」
なんて照れ隠しにぶっきらぼうに言う理佐ちゃん

「なるほど」
あっさり納得する俺

と、そこに

「おーい!俺君、早く来ないと置いてくぞ」
ちゃっかり彼女のゆいぽんと手を繋いでる澤部

「うるせえ、置いて行きやがれ」
理佐ちゃんとの二人の時間を邪魔されて澤部にあっかんべーする俺

「それいいかも」って呟く理佐ちゃん

「うん?」
理佐ちゃんの言ってる意味が分からず戸惑う俺

そんな俺の手をとって澤部たちとは反対方向に歩きだす理佐ちゃん

「やっぱり縁日は俺君と二人がいいんだ」
なんて呟く理佐ちゃんだから好き

250 :名無しって、書けない?:2018/06/04(月) 22:15:47.75 ID:fmOiSya9K.net
更新乙です

今地下板で自分が居候しているスレの子(HKTメンバー)が昨日握手会終わりでここに行ったようです
http://pbs.twimg.com/media/De2QDrmV4AAlgKB.jpg

251 :名無しって、書けない?:2018/06/04(月) 23:37:10.95 ID:zNvkNDbsa.net
>>250
理佐ちゃんゆかりの地を訪ねるとは見込みのある娘さんですな

252 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第47話:2018/06/05(火) 07:07:46.59 ID:f2svgBQra.net
「もう少しゆっくり食べなよ」
縁日の焼きそばにがっつく俺をたしなめる浴衣の理佐ちゃん

彼女兼幼なじみの世話焼き理佐ちゃんに照れくさい俺

理佐ちゃんに唆されて澤部やクラスの皆とはぐれて縁日を楽しむ俺と理佐ちゃん

「焼きそばはがっついて食べるのが俺の流儀だ放っといてくれ」
なんて生意気言ってる矢先に喉につっかえてむせる俺

「わっ!?何やってんの?」
むせる俺に慌てて飲みかけのラムネを手渡そうとする優しい理佐ちゃん

「ありがとう・・・」
むせながらも理佐ちゃんと間接キスや〜って脳裏にちらつく俺

何かを察したのかラムネを引っ込める愛しの理佐ちゃん

邪な思いがバレたか・・・

「理佐ちゃん〜焼きそばが〜」
諦めきれずに苦しいふりしながらラムネを求める俺に

「なんか怖いからやだ・・・」
なんて警戒心半端ない理佐ちゃん

さすがや・・・

「俺君大丈夫かい?」
俺が理佐ちゃんの警戒心に感服すると同時に声かけてくる澤部

なんだコイツ!?いきなり・・・

まいたはずの澤部登場に驚く俺

澤部の飲みかけのラムネを口に突っ込まれさらに驚く俺



「ねぇ、機嫌直してよ」
縁日の人波から離れていじける俺にわたあめ持ってきてくれる理佐ちゃん

まいたはずの澤部と間接キスさせられて何もかも嫌になってしまった俺

「もう帰りたい・・・あんな醜い澤部と間接キスしてしまうなんて俺の唇は汚れてしまった」
なんてヤケおこしついでに理佐ちゃんに甘えてる俺

「ヤケおこしてんじゃねーよ」
駄々っ子の俺に苦笑いしながらドス効かす理佐ちゃん


「お祭りだから特別だよ」
ぶっきらぼうに呟きキスしてくれる理佐ちゃん

夜空に瞬く星たちも羨む俺の幸せ

口直しのキスで俺の唇を浄化してくれる理佐ちゃんだから好き

253 :猫耳の理佐ちゃん 第7話:2018/06/06(水) 21:34:13.12 ID:IKjxvxdNa0606.net
「ねぇ、何やってんの」
机に向かって手紙書いてる俺に声かけてくる未来の世界の猫耳ロボット理佐えもん

「なんでもないよ」
素っ気なく応えるぺーちゃんの時の二の舞はごめんな俺

俺の子孫が俺のためにと送ってくれた猫耳ロボット理佐えもんではあるが・・・

これがなかなかの欠陥ロボットで俺の役に立つどころか愛しのぺーちゃんに振られるように仕向けるような悪党ロボットだったのだ

そんな訳で愛しの美穂ちゃんに手紙書いてるのは絶対に秘密な俺

「ねぇ、なに書いてんの見せてよ」
素っ気ない俺の態度に何かを感ずいた理佐ちゃん

「本当になんでもないから邪魔しないでくれ理佐ちゃん」
誠心誠意頼む俺に

「やだ」って言ってちょっかい出してくる理佐ちゃん

「これだけは本当に勘弁してください」って必死に頼む俺

「怪しい・・・」
そう呟いてカバンからポケット取り出して俺のお腹に貼る理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・なにこれ?」
理佐ちゃんの行動の意味が分からず戸惑う俺に

「先輩のドラえもん兄さんに借りてきた四次元ポケット」
なんて呟いて俺のお腹のポケットに手を突っ込む猫耳ロボットの理佐ちゃん

「じゃーん!フリーズガンだよ」
なんてドヤ顔の理佐ちゃん

「どおゆうこと!?」
理佐ちゃんに撃たれた途端に動けなくなる俺

「どうせ浮気しようとしてんでしょ」
呟いて書きかけの手紙を読み出す理佐ちゃん

「やっぱり浮気じゃん」
なんてむくれる理佐ちゃんだから好き

254 :猫耳の理佐ちゃん 第8話:2018/06/06(水) 22:22:35.10 ID:G83R0Lx/a.net
「やっぱり浮気じゃん」
なんて訳わかんない理由で怒る猫耳ロボットの理佐えもん

やっぱり欠陥ロボットだよ

いつの間にか彼女気取りの理佐ちゃんに確信する俺

「ちょっと理佐ちゃん誤解だよ」
理佐ちゃんの怒りを解こうと説得を試みる俺

「何が誤解なの?どう見てもこれラブレターじゃん」ってますますむくれる理佐ちゃん

誤解してんのは付き合ってるつもりの己れじゃボケ!
なんて世界一の美人ロボット理佐ちゃんに言えない俺

「すいません、出来心です」 
理佐ちゃんの美貌の前に不本意ながら謝る俺


「気づいてくれたらそれで良いんだ」
なんて快く俺を許してくれる猫耳理佐ちゃん

「だいたいさ、同じ苗字ってだけで私とは似てないよ美穂は」
俺の好みの基準を勝手に自分に決めてる理佐ちゃん

「それにさ、気が強そうだから俺君には合わないと思う」
なんて自分の気の強さを棚にあげる理佐ちゃん

「それはそれとしてこのポケットさ、理佐ちゃんのお腹に貼るやつじゃないの?」
お腹の四次元ポケット指差す俺

「うーん?ドラえもん兄さんからはセキュリティの関係上そうするように言われたんだけどね」
なんて苦笑いする理佐ちゃん

「じゃあ俺が付けてたらヤバくない」って不安がよぎる俺

「どうなんだろ?」って呑気な理佐ちゃん

「やっぱり理佐ちゃん付けてなよ」って俺に

「そんなダサいのやだよ」
なんて先輩のドラえもんが貸してくれた四次元ポケットなのに容赦ない理佐ちゃんだから好き

255 :猫耳の理佐ちゃん 第9話:2018/06/08(金) 01:16:27.09 ID:TvFBW6sNa.net
「そんなダサいのやだよ」
なんて理由で偉大なる先輩であるドラえもんから借りた四次元ロボットを俺の腹に装着しちゃった猫耳ロボット理佐えもんこと理佐ちゃん

「もう、ちょっと油断してるとすぐに散らかすんだから」
なんて文句言いながら俺の部屋を片付ける理佐ちゃん

理佐ちゃんの後ろ姿エロいな・・・

「理佐ちゃんのせいでぺーちゃんに振られたし美穂ちゃんにも手紙を書かせてもらえなかったんだから損失補填させてもらうか・・・」
セカアイ衣装で片付けする理佐ちゃんに出来心芽生える俺

我が腹の四次元ポケットからタケコプターを取り出す俺

「スカートも自由に捲りたいな♪アンアンアンとっても大好き理佐えもん♪」
なんて替え歌歌いながら理佐ちゃんの背後からタケコプターでスカート捲る俺

「キャ〜!?」
なんて悲鳴あげながらスカート押さえてしりもちつく理佐ちゃん

初めて女の子っぽい反応の理佐ちゃんに萌える俺

「勝手にドラえもん兄さんの道具使ってんじゃねーよ」ってドス効かす怒りの理佐ちゃん

「ねぇ私ロボットだよ、ロボットにエッチな気持ち抱くなんて人として終わってないかな?」
なんて自分だって俺の恋路にヤキモキ妬いて介入してくるくせに自分を棚に上げてお説教な理佐ちゃん

「ごめんなさい」
今日も結局猫耳ロボットの理佐ちゃんに言いくるめられて謝罪の俺に

「は〜い、よく出来ました」
なんて上機嫌になる理佐ちゃんだから好き

256 :猫耳の理佐ちゃん 第10話:2018/06/10(日) 09:28:31.56 ID:DWDNyZYua.net
「許してあげる代わりにこれは破棄」
なんて呟やきながら俺が渡邉美穂ちゃんに書いてた手紙を破る猫耳ロボット理佐えもん

タケコプターで理佐ちゃんのスカートを捲った代償とはいえなかなか厳しい理佐ちゃん

「タケコプター返して」
理佐ちゃんが俺に向かって手を出す

その瞬間

机の引き出しからオッサンが二人出てくる

「なんだ〜〜!?」って慌てる俺

「タイムマシーンで未来から来た人たちだから心配しないで」
なんて言葉とは裏腹に俺の背後に隠れる警戒心半端ない理佐ちゃん

「そういえば俺の机の引き出しはタイムマシーンになってたんだっけ」
理佐ちゃんに言われて思い出す俺


「お喋りはそこまでだクズ野郎、とっとお縄につけ」
なんていきなりなオッサン

「人の机の引き出しから出てきた分際でなに訳わかんねえこと言ってんだバカ野郎」
とりあえず言い返してみる俺

「なんだ〜てめえ泣く子も黙るタイムパトロール様に逆らいやがるか?大人しく逮捕されやがれ」
偉そうに言いながら銃を俺に突きつけるオッサン

「理佐ちゃん、タイムパトロールって何?」
ますます訳の分からない事態に戸惑う俺

「未来人が過去に来て悪いことしないか監視してる組織」って囁く理佐ちゃん

「なんだってそんな連中が俺のこと逮捕しにきてんだよ」

「私に聞かれたって分かんないよ、俺君なんか心当たりないの?私まで巻き込まないでよね」
なんとなくタイムパトロールの獲物が俺だけだと勘づいたのか強気に俺を責める理佐ちゃん

こいつ本当に俺のこと守るロボットなのか・・・

猫耳ロボット理佐えもんの態度に不信感を覚える俺に

「疑ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

ぽんこつロボットのくせに勘だけは鋭い理佐ちゃんだから好き

257 :猫耳の理佐ちゃん 第11話:2018/06/11(月) 10:00:00.20 ID:kERgwDLSa.net
「お前のつけてる四次元ポケットの盗難防止装置から警報が入ったんだよ、この盗人野郎」
なんて言いながら俺に手錠を嵌めるタイムパトロールのオッサン

「ちょっと待ってくれよ、持ち主の理佐ちゃんが目の前に居るんだから泥棒なわけないだろ!」
必死に説明する俺

「黙れこのクズ、言い訳は取調室で聞いてやるから大人しくしやがれ」
まるで聞く耳を持たないタイムパトロールのオッサン

「ちょっと待ってよ・・・」
俺を助けようと割ってはいる猫耳ロボット理佐えもんこと世界一の美人理佐ちゃん

「あん?お嬢ちゃんなんか言ったか?邪魔すると一緒に逮捕してエロい取り調べしちゃうぞ」
なんて神の最高傑作理佐ちゃんにゲスいこと言うタイムパトロールのオッサン

こいつら本当に警察かよ・・・

「・・・」
それでも負けずになんか喋るけど小声過ぎて聞こえないよ・・・な理佐ちゃん

そうでなくても人見知りで地蔵になりがちな理佐ちゃんではあるが・・・

俺を守るために未来からやって来たくせにこんな場面でも地蔵になるなんて・・・

早々と喋るのを諦めて地蔵と化すぽんこつロボット理佐ちゃんに絶望する俺

「なんにもないならこのクズ連れてくからな」
喋るのをそう言って机の引き出しを開けてタイムマシーンに俺を蹴り落とすタイムパトロール

「理佐ちゃん助けて〜」って叫ぶ俺を

気まずいらしくそっぽ向いて知らんぷりしちゃう理佐ちゃんだから好き

258 :名無しって、書けない?:2018/06/12(火) 06:32:16.07 ID:fSQEG3uaa.net
理佐ちゃん不足や〜

259 :猫耳の理佐ちゃん 第12話:2018/06/12(火) 06:33:03.56 ID:fSQEG3uaa.net
「ちきしょう〜!出しやがれバカ野郎!」
などと叫んでみたところで虚しく響く俺の声

猫耳ロボット理佐えもんのせいでタイムパトロールにとっ捕まりブタ箱の中の俺って訳だ!

「まったく迷惑な話だよ・・・」
なんて途方にくれる俺

「だいたいダサいと思うなら人のお腹にもつけるなよ・・・うん?まてよ・・・」

ピンチに追い込まれ眠ってた力が目覚め閃く俺

「どこでもドアで逃げりゃいいのか!」
てな具合にお腹のポケットまさぐるドラえもん見てて良かった俺

「ひぃ〜ポケットどっかに落としちゃったよ〜」
お腹をまさぐるも四次元ポケットが無いことに気づき悲嘆にくれる俺

「うるせえ〜クズ野郎!静かにしやがれカスが」
なんて騒ぐ俺を怒鳴る看守さん

「未来の方が人権に対する意識が低いなんて退化してんじゃねえか、未来人のモラルはどうなってんだよ」
愚痴る俺

「だいたいちゃんと装着しとけってんだよ、四次元ポケット・・・」
再びお腹をまさぐりため息の俺

「しかし、ぽんこつロボットやなぁ理佐ちゃん、天地開闢以来の美人かもしんないけどぽんこつや・・・」
未来の科学技術を見た目に全振りしてしまった結果生まれたであろう理佐ちゃんにとほほ・・・な俺

「誰がぽんこつなのよ」
とほほ・・・な俺に突然声かける理佐ちゃん

「理佐ちゃん!?なんで居るの?」
突然の理佐ちゃん登場に驚く俺

「俺君が四次元ポケット部屋に落としたからさ、どこでもドアでたすけに来てあげたの」
なんて我が身の危険を顧みず俺を助けに来てくれた理佐ちゃんだから好き

260 :猫耳の理佐ちゃん 第13話:2018/06/13(水) 07:08:45.53 ID:4GjHt2N8a.net
「さすが理佐ちゃん、絶対助けに来てくれると思ってたよ〜」
どこでもドアで助けに来てくれた理佐ちゃん抱きつく俺

あれ?ロボットだからカチカチだと思ってたけど、これは・・・?

さすがは未来の科学技術の粋を集めて作られた猫耳ロボット理佐えもん

「理佐ちゃん大好きだ〜」
その意外な抱き心地の良さに抱きつく目的がエロに変わる俺

「ちょっと!?どこ触ってんのよ!」
突然さかる俺に慌てる理佐ちゃん

「初めて会った時から好きだったんだ〜我が生涯を捧げる!」
てなこと言って理佐ちゃんを押し倒そうとする俺に

「ダーリン、ウザいっちゃ!」
なんて電撃くらわせるラムちゃんな理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・ドラえもんだけじゃなくラムちゃんまでキャラ乗せしてんのかよ・・・だったら虎柄ビキニじゃないのはズルいぞ」
電撃でボロボロになりながらクレームの俺

「うるさい!あんたこそぺーちゃんや美穂にラブレター書いてるくせに抱きつかないでよ」
どさくさ紛れにヤキモチ炸裂の理佐ちゃん

「それは理佐ちゃんがロボットだから・・・」

「ロボットだって人を好きになったりするんだからね」って拗ねる理佐ちゃん

「まさか理佐ちゃん・・・俺のこと?」
理佐ちゃんの態度に予感はしていたが改めて聞いちゃう俺に

「俺君がバカだから答えてあげない」ってそっぽ向く理佐ちゃん

「ごめん、今までは理佐ちゃんが本物の女体と同じ抱き心地だって知らなかったから・・・」
なんて謝ると同時に理佐ちゃんに対して恋心めいた気持ちが芽生える俺に

「女体とか言ってんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら軽く電撃くらわす理佐ちゃんだから好き

261 :猫耳の理佐ちゃん 第14話 前編:2018/06/14(木) 07:09:08.63 ID:+q4q9xxba.net
「ねえ、助けてあげるからこれつけて」
なんて言いながらまたもや四次元ポケットを俺のお腹に装着しちゃう懲りない理佐ちゃん

「こんなのつけてるせいで逮捕されちゃったんだけど・・・」って心配する俺

この猫耳ロボットはちゃんと実験や試験を繰り返して実用化したのかな・・・

「さっきは俺君が手を入れたから指紋認証にひっかかってセキュリティが作動しちゃっただけ」

「でも心配だな・・・」
ぽんこつロボット理佐ちゃんの言葉を聞いてもいまいち安心出来ない俺

「ねえ、私さ俺君のことを幸せに導くために未来から派遣されてんだよ、もっと信用してよ」
なんて凛々しく宣う未来からやって来た猫耳ロボット理佐えもん・・・

見た目だけは完璧だからこんなセリフが似合うけど中身はぽんこつなんだよな・・・

「そんなこと言っても俺が連行される時に見捨てたよね・・・」って根に持つ俺に

「人見知りなんだから仕方ないじゃん、苦手な部分だけ見てぽんこつとか言わないでよ」って文句言う理佐ちゃん

「そんなことより早く逃げよう」
そう言って俺のお腹の四次元ポケットに手を突っ込む理佐ちゃん

「あっ・・・理佐ちゃんなんか気持ちいいかも?」
四次元ポケットとはいえ超美人な理佐ちゃんに体にイタズラされて未知な快感に目覚める俺に

「変な声出してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「俺君のせいで四次元ポケットに手を入れるの気持ち悪くなっちゃったじゃん」
なんてキレる潔癖症な理佐ちゃんだから好き

262 :猫耳の理佐ちゃん 第15話 :2018/06/14(木) 07:19:25.77 ID:+q4q9xxba.net
「ちょっとゴム手袋借りてくるから待ってて」
なんてぷんぷんしながらブタ箱の檻をひん曲げてどっか行っちゃう理佐ちゃん

「すげえ〜檻を軽々とひん曲げちまった・・・超絶可愛いけどやっぱりロボットだな」
なんて理佐ちゃんの隠し持ったチカラに期待せざるおえない俺

そして数分後

「え〜ん、捕まっちゃった」
なんてタイムパトロールにあっさり確保されて戻ってくる半べそな理佐ちゃん

「そりゃそうだろ」
冷静に考えたら迂闊な理佐ちゃんに呟く俺

「なんで止めてくんないの」ってむくれる理佐ちゃん

理不尽に怒る理佐ちゃんにちょっと萌える俺・・・だんだん理佐ちゃんに飼い慣らされてんのか?

「理佐ちゃんが助けに来たのがバレちゃったのは痛いな」って痛恨の俺

「俺君、私のこと見くびってない、ちゃんと捕まる前にゴム手袋GETしたよ」
なんてニヤリと笑う理佐ちゃん

「マジか!?さすが理佐ちゃん」ってお手柄理佐ちゃんを褒める俺

「でもね、後ろ手に手錠されちゃったからどこでもドア出すの難しいかも」って苦笑いする理佐ちゃん

「檻を曲げちゃうんだから手錠なんて簡単にこわせるでしょ」って俺に

「手首に傷がつくからやだよ」
なんてこの非常時に女心覗かす理佐ちゃん

やっぱりぽんこつロボットな理佐ちゃんだから好き

263 :猫耳の理佐ちゃん 第16話 :2018/06/15(金) 13:19:55.45 ID:lQ770tfia.net
「手首に傷がつくぐらい我慢したら?」
この非常時に呑気なこと言ってる猫耳ロボットの理佐えもんに文句言う俺

「やだ」
なんてにべもないお返事の理佐ちゃん

ちきしょう、こうなったらセキュリティが作動するの覚悟で自分でどこでもドア出すか?

なんて1かバチかな俺

まてよ・・・

「理佐ちゃん、両手使えないんだよね?」
わざとエロい顔で聞く俺

身の危険を感じた理佐ちゃんが自分から手錠を壊すのとついでにオッパイの1つも触ったれという一挙両得な作戦を思いついた俺

「変な目で見ないでよ・・・」
俺の作戦通りに身の危険を感じて後じさる理佐ちゃん

「こんなチャンス滅多にないから触らせてもらいます」
理佐ちゃんに挨拶して青春のタックルかます頃には作戦忘れてマジ発情な俺 
「えっ!?ちょっと待って〜」
なんて悲鳴あげる女の子な理佐ちゃん


「ねぇ、大丈夫?」
股間を押さえてうずくまる俺を心配してくれる理佐ちゃん

作戦通りに理佐ちゃんが身の危険を感じたまでは良かったが・・・

後ろ手の手錠を壊すより俺の金玉を蹴りあげた理佐ちゃんってわけだ

「理佐ちゃんに身の危険を感じてもらって手錠を壊してもらう作戦しただけなのに酷いよ・・・」
なんて完全に発情してたのは内緒な俺に

「本当かな・・・?」
なんてやっぱり疑惑の眼差しの理佐ちゃんだから好き

264 :名無しって、書けない?:2018/06/16(土) 07:01:00.70 ID:eZozAab8a.net
書き込めない

265 :猫耳の理佐ちゃん 第17話:2018/06/16(土) 07:03:35.28 ID:eZozAab8a.net
「そうだ!理佐ちゃんいいこと思いついたよ」
なんとか逃走しようとアイデアを捻り出す俺

「またくだらないこと思いついただけじゃないの?」
不信感丸出しの猫耳ロボット理佐えもん

「俺が理佐ちゃんの手にゴム手袋嵌めてあげれば簡単じゃん」

なんてこんな簡単なこともなかなか思いつかない俺と理佐ちゃん

「さすが俺君だね」
それどころか感心して褒めてくれる理佐ちゃん



「よし、あとは理佐ちゃんが後ろ向きのまま手を突っ込んでどこでもドアを出すだけだよ」
理佐ちゃんの手にゴム手袋を嵌め終えた俺 

「えっ・・・」って躊躇う理佐ちゃん

「どうしたの?」

「なんかまた襲われそうで怖いんだけど・・・」
なんて警戒心が強すぎる理佐ちゃん

最初の作戦が裏目に出たか・・・

「理佐ちゃん、俺はロボットを好きになるような変態じゃないから心配無用だ」
雰囲気に流されやすく押しに弱そうな理佐ちゃんに強引の一手に出る俺

「でも、さっき襲ってきたじゃん」って拗ねる理佐ちゃん

「さっきは死ぬかもしれないと思って種族保存本能でおかしくなっただけだから、冷静に考えたらいくら超美人な理佐ちゃんでもロボットにムラムラしないから安心してくれ」
なんて理路整然と説明する俺

「なんかムカつく」ってさらに拗ねる理佐ちゃん

「なんで拗ねんだよ、安心させようと説明してあげてんのに」
なんてへそ曲がりな理佐ちゃんにだんだん面倒くさくなってきた俺に

「ロボット扱いしてんじゃねーよ」って理不尽なドス効かす猫耳ロボットの理佐ちゃん

「ねぇ、本当に好きになってくれないの?」
なんて聞いてくる理佐ちゃんだから好き

266 :猫耳の理佐ちゃん 第18話:2018/06/16(土) 17:58:32.95 ID:KWWY0XLKa.net
「もしかして俺がロボットは好きにならないって言ったから拗ねてるとか・・・?」
そんなこと聞いてる場合じゃないのは百も承知だけどやはり気になる俺

って、おい!いくら天地開闢以来の美人で俺の好みのど真ん中な理佐ちゃんとはいえ、相手ロボットだぞ!猫耳ロボット理佐えもんなんだぞ

なんて床に頭を打ち付けて目を覚まそうとする俺

「いたたたた・・・」って額から流血な俺

「ねぇ、何やってんの?血出ちゃってるじゃん」
頭から血が出てる俺を心配してくれる理佐ちゃん

「確か絆創膏が・・・」
なんて自分のポケットの中を探る理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・手錠」

俺を心配するあまり自分の手首が傷つくのも構わず後ろ手の手錠をひきちぎった理佐ちゃん

あんなに手首に傷がつくの嫌がってたのに


「大丈夫?痛くない?」
なんて優しく聞きながら絆創膏を俺の額に貼ってくれる理佐ちゃん・・・美し過ぎる

「理佐ちゃん・・・」

「私は俺君を幸せに導くために未来から来たロボットだよ、好きになるわけないじゃん」
俺が聞き直すより先に否定する理佐ちゃん

「素直じゃないんだよな」って呟く俺

「うるさい」
なんて照れ隠しに電撃くらわす攻撃的な理佐ちゃんだから好き

267 :猫耳の理佐ちゃん 第19話:2018/06/17(日) 07:01:13.16 ID:xlro+xqia.net
「やっぱり我が家は落ち着くな〜」
自分の部屋最高〜!とばかりに床を転がる俺

どこでもドアを使いなんとかタイムパトロールの檻から抜け出した俺と猫耳ロボットの理佐ちゃん

タイムマシーンに飛び乗り机の引き出しから無事帰還ってわけだ

「理佐ちゃん手首大丈夫?」
ひとしきり喜び理佐ちゃんの手首を気にする俺

なにしろ手錠をひきちぎったんだから傷ぐらいはついているだろう・・・

理佐ちゃんに抱きついた時のロボットとは思えない肌の心地良さを思い出す俺

「うん?あ〜全然平気、未来でも最新鋭の特殊加工が施されてるから、私の肌は」
なんて余裕で笑う猫耳ロボット理佐えもん

「もしかしてさ、理佐ちゃんって物凄いお値段なの?」
冷静に考えたらときおりぽんこつになるけど基本性能が高そうな理佐ちゃんだけに気になる俺

「正直言って私は高いよ」
なんてドヤ顔する理佐ちゃん

「やっぱり高いんだ!?ドラえもんより高いの?」って理佐ちゃんの先輩ロボットの名前を出す俺

「あんな特価20万円の安物と一緒にしないで」
なんて拗ねる理佐ちゃん・・・可愛い

「ドラえもん兄さんは色々欠陥品だからね、ネズミにかじられて耳も無いし」
なぜか先輩ロボットのドラえもんを芸人システムに則り兄さん呼ばわりする理佐ちゃん

「それに見た目だって悪いでしょ」って笑う理佐ちゃん

釣られて俺も笑っていたら

「好き勝手言うんじゃないよ」
てなこと言いながら机の引き出しからドラえもん登場

「ドラえもん兄さん!?なんで・・・?」
なんて伝説の先輩ロボットドラえもんの登場に固まる理佐ちゃんだから好き

268 :猫耳の理佐ちゃん 第20話:2018/06/17(日) 07:16:02.40 ID:xlro+xqia.net
「なんでじゃないよ、四次元ポケット勝手に俺君に装着したり使わせるからタイムパトロールから照会が入って大変だったんだからね、だいたい理佐えもんは・・・」
なんて理佐ちゃんにくどくどと説教を始めるドラえもん

タイムパトロールに事情を話して俺の濡れ衣を晴らしてくれたドラえもん

さすがはのび太みたいな箸にも棒にもかからないようなダメ男をしずかちゃんと結婚させた凄腕ロボットや
なんて感心する俺

伝説の先輩ロボットドラえもんのお説教を神妙に聞いてる理佐ちゃん

「だいたいね、見た目重視で作られたからって天狗になってないかい?ボクら先輩ロボットが稼いだから君みたいな最新鋭ロボットが開発されたんだからね、よ〜く肝に命じて上司であるボクへの尊敬を忘れないようにね」
なんてネチネチとしつこいドラえもん

どうやらエリアマネージャーに出世して理佐ちゃんの上司に成り上がったみたいなドラえもん

「顧客である俺君にも色々迷惑かけたみたいで・・・」
理佐ちゃんに背中を見せて俺に謝罪してる途中で停止するエリアマネージャードラえもん

「嫌味がしつこいから停めちゃった」
なんてドラえもんの尻尾引っ張って停めちゃう理佐ちゃんだから好き

269 :保育園の理佐ちゃん 第46話:2018/06/19(火) 15:41:22.77 ID:4OyPGQhKa.net
「俺助君、次はあれ乗ろうか?」
我が子俺助の手を引っ張りはしゃぐ理佐ちゃん

もろもろの艱難辛苦をクリアして遂に愛しの理佐ちゃんとデートに漕ぎ着けた俺

俺助を抱いて俺に手を振るメリーゴーランドな理佐ちゃん

俺助にも優しい理佐ちゃんなら亡き妻も喜んでくれるだろうと独りうなずく俺

楽しい時間はあっという間に過ぎ去り夕方さ

「夕飯何かリクエストある?」
遊び疲れて寝てしまった俺助をおんぶしながら理佐ちゃんに聞く俺

「うーん?お母さんが俺君と俺助君が来るの楽しみにしてるみたいだから家で食べてく?」 
なんて言ってくれる理佐ちゃん

「毎度毎度でなんか申し訳ないな」って遠慮する俺

「今さら遠慮しないでよ、俺助君寝ちゃったし」

こうしてまたもや理佐ちゃん家に夕飯お呼ばれな俺


「なんだか我が家に帰って来た気分だな〜」
しょっちゅう夕飯食べに来てるせいか理佐ちゃん家にもすっかり慣れた俺

「図々しいこと言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

この口の悪さ・・・

この人は本当に保母さんなんだろうか・・・?

「8才上に兄が居るせいかたまに男みたいな口調になっちゃうのよ」
俺の疑問に答えるように苦笑いする理佐ちゃんのお母さん

「つまんないこと言ってないでご飯の仕度手伝って!」
台所からお母さんに声かけてくる理佐ちゃん

「俺君に夕飯作ってあげるっ昨日から張り切ってたんだからひとりで頑張りなさい」
なんてさりげなく暴露するお母さんに

「余計なこと言ってんじゃねーよ」
なんて照れ隠しにドス効かす理佐ちゃんだから好き

270 :保育園の理佐ちゃん 第47話:2018/06/20(水) 16:04:29.84 ID:s819Co/Ha.net
「ねぇ、なに見てんのよ」
理佐ちゃんの作ってくれた夕飯を食べる俺に絡んでくる理佐ちゃん

「別に、何も見てないよ」ってとぼける俺

「ウソだぁ、さっきから私の顔見てるじゃん」
なんて俺のおとぼけを許さない理佐ちゃん

「理佐ちゃんの勘違いじゃないかな・・・」
昨日から張り切ってたことをお母さんに暴露されていささか自意識過剰になってる理佐ちゃんに手を焼く俺

「そんなことないよ、絶対見てたね」
なんて照れ隠しになおも絡んでくる子供みたいな理佐ちゃん

俺のために張り切ってくれてたなんて聞いたら嬉しすぎて理佐ちゃんの顔ばっかりみちゃうに決まってんじゃん

なんて心で呟くやっぱり見てた俺

愛しの理佐ちゃんの疑わしい視線を感じながら理佐ちゃん特製味噌汁にケチャップのミストローネ風味噌汁を飲む俺に

「美味しい?」って聞く理佐ちゃん

正直、味噌汁にケチャップなんて組み合わせは美味しい不味い以前に受け付けない俺

「美味しい」
それでも理佐ちゃんが作った物ならなんでも美味しく感じる都合のいい舌の持ち主な俺

「良かった」
なんてあっさり機嫌良くなる理佐ちゃんだから好き

271 :名無しって、書けない?:2018/06/22(金) 00:26:55.19 ID:jWDPkGKAa.net
規制かかり過ぎやろ・・・

272 :保育園の理佐ちゃん 第48話:2018/06/23(土) 07:43:17.34 ID:dkF7JqF5a.net
「おはようございます」
我が子俺助のタックルを受け止めながらよそよそしく挨拶する理佐ちゃん

デートまでしたというのに保育園ではあくまで保護者と保育士のままを装う生真面目な理佐ちゃん

しかし

「昨日大丈夫だったの?」
なんて寝てしまった俺助をおんぶする酔っ払いの俺を見て理佐ちゃんのお母さんが空いてる部屋があるから泊まっていけ、と言ってくれたのを振り切って帰宅した俺を心配してくれる理佐ちゃん

「心配してくれてありがとう理佐ちゃん、めっちゃ嬉しいよ」
言いながら理佐ちゃんの手を取ろうとする俺に

「あんたの心配なんかしてません、俺助君のこと聞いたの」
照れ隠しに不機嫌を装いながら俺の手を払いのける理佐ちゃん・・・可愛い

「あらあら、朝から仲が良いわね」
なんて理佐ちゃんと俺を見守ってくれてる園長先生

「仲良くありません!」って光の速さで否定する愛しの理佐ちゃん

「ほほほ」
なんて笑いながら去ってく園長先生

「もう、分かってんのかな?」って園長先生の背中に呟く理佐ちゃん

「ねぇ、他の先生や保護者の目もあるからさ・・・」
俺を振り返り言葉に詰まる理佐ちゃん

「酷いよ・・・」
光の速さで否定する理佐ちゃんに落ち込んでる俺

「ねぇ、そんなに落ち込まないでよ、本気で言ったわけじゃないんだから」 
思いの外落ち込んでる俺を慌てて心配する優しい理佐ちゃん

「やっぱり仲良し」
それ見て微笑む去った振りしてただけの園長先生

「もう〜やだ〜」
なんてお手上げな理佐ちゃんだから好き

273 :保育園の理佐ちゃん 第49話:2018/06/23(土) 18:39:19.48 ID:zcKA6xBMa.net
「いつもの道で俺を待つ♪保母の理佐ちゃん可愛い過ぎ♪」
なんて坂本九ちゃんに成りきり理佐ちゃんを待ち伏せする歌詞とは真逆な俺に

「変な歌歌いながら待ち伏せしてんじゃねーよ」ってドスツッコミ入れる理佐ちゃん

「あれ?理佐ちゃんも今帰りなの?」
なんて待ち伏せがバレてたのはスルーして偶然の出会いを装う俺

なにしろ女ってのは偶然に運命を感じる生き物だからな

「待ち伏せしてたくせに白々しいこと言わないでよ!」
なんて本当は嬉しいくせに照れ隠しに怒る振りするお子ちゃまな理佐ちゃん

「だってさ・・・保育園で会ってもよそよそしいからさ・・・」
理佐ちゃんの照れ隠しを攻略しようといじけた振りする俺

「だって・・・一応職場だしさ、私は保育士で俺君は保護者だからさ・・・」
決まりきったこと謂う世間の目にがんじがらめな理佐ちゃん

「人の目なんか気にしなくてもいいと思うけどね」
なんて言いながらも恥ずかしがりな理佐ちゃんも好きな矛盾を抱える俺

「うーん?まだ無理ごめん」って手を合わせる理佐ちゃんに

「理佐ちゃんとイチャイチャ出来ないこんな世の中じゃ〜ポイズン♪」
なんて反町隆史で訴えて見る俺に

「だから変な歌歌わないでよ!」ってキレる理佐ちゃん

俺の歌で集まった町の人達の視線にビビり早歩きになる理佐ちゃんだから好き

274 :保育園の理佐ちゃん 第50話 前編:2018/06/23(土) 22:25:02.33 ID:0ao32SOca.net
「今度変な歌歌ったら一緒に歩いてあげないからね」
町の人達の視線を逃れるために通りを1本入り俺と二人だけになった途端に恥ずかしがり屋から強気に戻る内弁慶な理佐ちゃん

「またまた強がり言って、俺と一緒に歩きたいくせに」
なんてデートした余裕から理佐ちゃんをからかう俺

「それは・・・待ち伏せまでしてくれるのは嬉しいけどさ・・・」
俺にからかわれたら照れ隠しに強気に文句言ってくるかと思ったらモジモジしちゃう恥じらい理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・?」
思いかけず俺に対して真摯な気持ちを吐露する理佐ちゃんに戸惑う俺

「うわっ・・・なに言わせんのよ、俺君のバカ」
俺に名前呼ばれて正気に帰り照れ隠しに文句言う正常モードに戻った理佐ちゃん

「それよりさ、俺助君はどうしたの?」
なんて俺が俺助を連れていないことに気づいてた愛しの理佐ちゃん

「お義母さんに大事な用があるからってお願いして預かってもらってる」
いつの間にか理佐ちゃんのお母さんを味方につけてたちゃっかり野郎な俺

「うーん」って難しい顔して悩む理佐ちゃん

「ねぇ、大事な用ってもしかして・・・」

「うん、待ち伏せ」ってうなずく俺

「そんなことにうちのお母さん利用しないでよ」
口をとがらせて抗議する理佐ちゃん

275 :保育園の理佐ちゃん 第50話 後編:2018/06/23(土) 22:38:01.53 ID:0ao32SOca.net
と、そこに

「やっぱりできてるよね・・・?」
なんて俺と理佐ちゃんの仲を怪しむたまたま通りかかった理佐ちゃんの先輩保育士齋藤のふーちゃん

「ちょっと〜!?誤解しないでくださいよ、私たちなんでもありませんから」
むきになって全力否定の理佐ちゃん


必死に齋藤のふーちゃんに俺のことなんかなんとも思ってないと力説し続ける理佐ちゃん

きっと突然先輩に声かけられて驚いたせいだろう・・・


「ねぇ、機嫌直してよ・・・」
齋藤のふーちゃんが去り、拗ねる俺の機嫌をとる理佐ちゃん

「どうせ、なんとも思われてない存在ですよ俺みたいなもんは・・・」
なんて拗ね拗ねな俺

「もう、拗ねないでよ」って途方に暮れる理佐ちゃん

「拗ねてないっす、1回デートしたくらいで嫁にしたつもりになってた自分の愚かさが恥ずかしいだけっす」
言葉とは裏腹にやっぱり拗ねてる俺に

「だってさ・・・最初は俺君のこと嫌いだったのに今は好きなんて知られたら恥ずかしいじゃん」

「俺のこと嫌いだったのか・・・!?」
理佐ちゃんの衝撃的なカミングアウトに絶句する俺

「俺君、聞いて欲しいのはそこじゃないよ」って恥ずかしそうに下向く理佐ちゃん

「そこじゃない・・・!?」
嫌われてたのがショック過ぎて何がなんだか分からんばいな俺に

「うん・・・今は俺君のこと好きってとこだよ、聞いて欲しかったのは・・・」

なんて言ってくれる理佐ちゃんだから好き

276 :名無しって、書けない?:2018/06/23(土) 22:40:19.28 ID:0ao32SOca.net
文字数制限うざい〜

277 :保育園の理佐ちゃん 第51話 前編:2018/06/24(日) 20:33:08.43 ID:TVaLFkCUa.net
「ねぇ、機嫌直った?」
並んで歩く俺に聞いてくる愛しの理佐ちゃん

機嫌直るどころか超ハッピー気分な俺

ついに理佐ちゃんに好きって言われてしまったのだ

「理佐ちゃん、大事にするね」
言いながら理佐ちゃんの手を取る俺

「急に改まられると照れるよ・・・」
なんて言いながらも繋いだ手を離さない理佐ちゃん

「綺麗〜」
イルミネーションに彩られた噴水に感嘆の声をあげる理佐ちゃん

気持ちが高まったせいか何故か寄り道して駅前の噴水広場を歩く俺と理佐ちゃん

もちろん手は繋いだままだ

「理佐ちゃんこっちにも何かあるよ」
なんて人影もまばらな公園に理佐ちゃんを誘い込む俺

「ねぇ、魂胆見え見え」って苦笑いする理佐ちゃん

それでも一緒に公園のベンチに座る理佐ちゃん


夏の匂いと隣に座る理佐ちゃんの甘い香りが混じりあってドキドキが止まらない俺

「理佐ちゃん!生涯を君に捧げる」

なんてキスに行こうとする俺を手で制す理佐ちゃん

「ごめん、電話入っちゃった」って謝る理佐ちゃん

278 :保育園の理佐ちゃん 第51話 後編:2018/06/24(日) 20:33:44.36 ID:TVaLFkCUa.net
「うん、分かってる」
電話の向こうのお母さんに返事する理佐ちゃん

その声を背中越しに聞いてる俺

「お母さんが早く帰ってこいって怒ってる」
電話切ると同時に苦笑いする理佐ちゃん

言われてみたらご飯を食べずに待っててくれてる理佐ちゃんのお母さん

しかも、我が子俺助の世話をしながら・・・

「ヤバイね、早く帰ろう」
キスを諦めて理佐ちゃんの手を掴んで立ち上がる俺を

「ちょっとぐらい平気だよ」
なんて再びベンチに座らせる理佐ちゃん

きっとキスしちゃいそうだから好き

279 :名無しって、書けない?:2018/06/26(火) 06:04:46.32 ID:QWOXoAYCa.net
過去作の移植が増えたので再びブログ貼ります

https://ameblo.jp/ys0penki0rw/

280 :猫耳の理佐ちゃん 第21話:2018/06/27(水) 06:20:22.61 ID:8fP1tpz2a.net
「ねぇ、なにやってんの?」
机に向かい隣のクラスの佐々木久美ちゃんに手紙を書く俺に話しかけてくる未来の世界の猫耳ロボットの理佐えもんこと理佐ちゃん

「理佐ちゃん、今回ばかりは邪魔しないでくれるかな、俺本気だから」

俺の子孫から俺が幸せになるために派遣されたわりに俺に迷惑ばかりかけてくる理佐ちゃんに手厳しい俺

未来の世界の科学の粋を集めた理佐えもんの圧倒的な美人力の前に甘い顔してきたが
そろそろどっちが立場が上なのかをはっきりさせて置かないと際限ないからな、ロボットってやつは

てなこと考えてたら

「どれどれ、先日のクラスメイトを励ますあなたの・・・」
なんて勝手に俺の手紙を読んでるぽんこつロボット理佐えもん

「ちょと!あんたひらがな組には興味無いんじゃなかったの」
勝手に手紙読んだあげく怒り出すわがままな理佐ちゃん

「いや・・・先日のバンジー大会でのキャプテンシー溢れる姿に頼もしさと優しさがね」
手厳しく注意するはずが条件反射で言い訳してしまう俺

我ながら情けないがロボットとは言え超美人の理佐ちゃんには下手に出てしまう俺

「言い訳しないでよ、もう俺君の世話焼くのやめちゃうからね」
勢いよく部屋を出ていく理佐ちゃん

「むしろ願ったり叶ったりなんですが」
なんて久美ちゃんへの手紙を書き続ける俺に

「なんで追ってこないのよ!」
戻って来て電撃かます理佐ちゃん

「ねぇ、久美は背が高いから俺君には似合わないからやめときな」
なんて自分の背の高さ棚にあげる理佐ちゃんだから好き

281 :猫耳の理佐ちゃん 第22話:2018/06/29(金) 06:16:38.87 ID:a0GotScia.net
「理佐ちゃん、ちょっと座りなさい」
威儀を正して理佐ちゃんに声かける俺

いくらロボットとはいえわがままが過ぎる猫耳ロボット理佐えもんに自分の役割をきちんと教えねばと覚悟の俺

「なによ?改まって」って聞き返す理佐ちゃん

「言って聞かすことがあるから座りなさい」
あくまで威厳を保ちながら促す俺に

「やだ」って言って掃除始める理佐ちゃん

掃除が好きだったり世話好きなのは良いところではあるが・・・

「見た目が世界一美人だからって甘やかし過ぎたと思うんだよね」
言うこと聞いてくれない理佐ちゃんを座らせるの諦めてその場説教始める俺

「世界一美人とか言ってんじゃねーよ」
なんて照れ隠しにドス効かす理佐ちゃん

「まあ、それはそれとしてね、俺を幸せにするために未来から送り込まれたわりに、俺の恋路の邪魔ばっかりしてないかい?君は」
理佐ちゃんに不満を突きつける俺

「そんなことないよ、俺君が選ぶ女の子が俺君に合わないから事前に上手く行かないようにしてあげてるだけだよ」
なんて屁理屈こねる理佐ちゃん

俺を無視して掃除続ける理佐ちゃん

困ったもんです・・・

なんて途方に暮れる俺に

「お困りみたいですね?」
机の引き出しから顔だけ出して声かけてきたのは理佐ちゃんの上司ドラえもんだ

「なにやってんすか?」ってドラえもんに声かける俺

「いや、体出すとまた理佐ちゃんにスイッチ停められちゃうんでね用心です」
なんて理佐ちゃんの方に目をやるドラえもん

なんだかんだ機嫌よく掃除してくれてる理佐ちゃんだから好き

282 :名無しって、書けない?:2018/06/29(金) 23:19:16.49 ID:g07U+C+OaNIKU.net
自分で書いててなんだが・・・

理佐えもんってなんやねん!

迷走中や〜

283 :猫耳の理佐ちゃん 第23話:2018/07/01(日) 21:08:05.30 ID:oeJJaPlBa.net
「どうも欠陥品を派遣してしまったみたいなんですよ」

理佐ちゃんが欅坂46の仕事に出かけるのを待ち机の引き出しから出てきたドラえもん

「欠陥品って、理佐ちゃんがですか?」
なんとなくそんな気がしてた俺

「そんな訳で担当の者を寄越しますから相談してみてください」
なんて言い残して未来に帰ってくドラえもん


「ただいま〜」
ドラえもんと入れ替わりに帰ってくる猫耳ロボットの理佐ちゃん

しかし、可愛いな・・・

欠陥ロボットだったとはいえビジュアルは完璧な理佐ちゃんに見惚れる俺

「なに見てんのよ」
俺にジロジロ見られて不審がる理佐ちゃん

「何でもないよ」
慌てて誤魔化す俺

「変なの・・・」
呟いて本を読み出す理佐ちゃん

担当の人が来たら欠陥部分を直してもらって見た目だけじゃなくて中身も完璧な理佐ちゃんになるのか・・・

もう恋路を邪魔されるどころか、むしろ協力してもらえるんだよな

のび太がドラえもんに助けられて愛しのしずかちゃんと結婚したみたいに俺も理佐えもんに協力してもらって・・・

なんてかなり嬉しい俺

うつぶせになり足をパタパタさせながら本を読む理佐ちゃんを眺めながら自然と笑みがこぼれる俺を見て

「なんか怖〜い」
なんて呟く理佐ちゃんだから好き

284 :猫耳の理佐ちゃん 第24話 前編:2018/07/02(月) 06:06:44.46 ID:6sgsRDjta.net
「ねぇ、なにやってんの?」
机に向かい手紙を書く俺に聞いてくる理佐ちゃん

ドラえもんが担当に相談してくれなんて言い残してからもう3日だ

なんの音沙汰もなく普通にすごす俺と猫耳ロボットの理佐えもん

「どれどれ、佐々木美玲さん僕は・・・」
俺から手紙を奪い読み始める理佐ちゃん

「恥ずかしいから読まないでくれよ〜」
照れながら文句言う俺

「俺君、気が多すぎだよ、それじゃ上手く行く恋もダメになっちゃうよ」
なんてもっともらしいこと言う理佐ちゃん

「そうかな・・・?」

「そうだよ」 
言い切ると同時に手紙を破り捨てる理佐ちゃん

「あっ、なにするんだよ」
理佐ちゃんの所業に驚く俺

「うるさい!」
なんて理不尽なこと言って部屋の片づけを始める理佐ちゃん

なんて奴だ・・・

いくら俺の理想を絵に描いたようなビジュアルの持ち主とはいえ
傍若無人な理佐ちゃんの態度にさすがに腹に据えかねる俺


「なるほどプログラミングに何か問題が有りますね」
なんて机の引き出しから顔をを出す男

「わっ!?びっくりした」
突然現れた男に思わず声をあげる俺


驚く俺を尻目に理佐ちゃんの額にビーム当てる巨顔の男

動かなくなる猫耳ロボット理佐えもん

285 :猫耳の理佐ちゃん 第24話 後編:2018/07/02(月) 06:07:19.12 ID:6sgsRDjta.net
「やっぱり理佐ちゃんロボットだったんだな」
動かなくなった理佐ちゃんを見て改めて実感する俺

取りあえず理佐ちゃんのスカートの中を覗く俺に

「何やってんですか?」って冷めた視線の巨顔男

「いや、理佐ちゃんが意識がある時は怒られるもんで」

「そうなんですか?主人を怒るようにはプログラミングされてないはずなんですけどね・・・」
首を傾げる巨顔男


「やはり欠陥ロボットですな」
俺から理佐ちゃんの日々の所業を聴衆した巨顔男が呟く

「取りあえず回収させていただきます」
理佐ちゃんを小脇に抱えて机にの引き出しに消えてく巨顔男

「言い忘れましたが今後は俺君の窓口を担当する土田です、では後ほど」
なんて言い残して未来に帰る土田と理佐えもん

なんだがあっさり回収されちゃった理佐ちゃんだから好き

286 :猫耳の理佐ちゃん 第25話 後編:2018/07/05(木) 06:57:47.29 ID:4/39QbKDa.net
「ひぃ〜理佐ちゃんがいなくなっても上手く行かない」

猫耳ロボット理佐えもんが修理のために留守にしている間に彼女を作ろうと画策した俺

しかし、上手くいかないのは理佐ちゃんのせいではなくて自分のせいだったらしく振られまくりな俺

「なんてこったい、理佐ちゃんのせいじゃなかったのかよ・・・」
なんて今さらながらに気づいた俺

「しかし・・・理佐ちゃんがいなくなって1週間か・・・」
散らかり放題の我が部屋を見てため息つく俺

「早く戻ってきて世話焼いてくんないかな・・・」
理佐ちゃんがいた頃の整理整頓された部屋が懐かしい俺

と、そこに

「お困りですか?」
土田が机の引き出しから顔を出して聞いてきた

「理佐ちゃんの修理終わったんですか?」

「修理・・・?」
俺の言葉に怪訝な表情する土田

「やっぱり理佐ちゃんいないと寂しいんすよね〜」
なんてなんだかんだ世界一の美人理佐ちゃんに世話焼いてもらうの満更でもない俺

「・・・」
難しい顔して考えこむ土田

「申し訳あらません、説明不足でしたね、猫耳ロボット理佐えもんはスクラップになる予定です」
なんて言い出す冷酷非情な土田

なんだかよく分からないうちにスクラップにされちゃいそうな理佐ちゃんだから好き

287 :名無しって、書けない?:2018/07/05(木) 06:58:48.09 ID:4/39QbKDa.net
>>286
間違えて後編とか書いちゃった( ̄0 ̄;)

288 :猫耳の理佐ちゃん 第26話 前編:2018/07/05(木) 21:13:03.55 ID:SyoCiB+da.net
「理佐ちゃんがスクラップ・・・!?」
担当土田の言葉に呆然自失な俺

「俺君には色々と迷惑かけたみたいで本当に申し訳ありません」
なんて誤りながらカタログ差し出す土田


「乃木坂ver と欅坂ver ってなに?」
土田に渡されたカタログをパラパラめくる俺

「当社の誇る最新式ロボット完全限定坂道シリーズのカタログです」

「あれ理佐ちゃんのページ削除されてるじゃん」
土田の説明を聞きながら呟く俺

「完全限定なので理佐えもんはあの1台だけなので永久に削除です」

「ロボットなのにこの世に一人だけなの?」って素朴な疑問の俺

「我が社は量産型ロボットなんて安物には手を出しませんから」
なんて誇らしげな土田

「この子めっちゃ美人だね」
理佐ちゃんに負けてない猫耳ロボット麻衣えもんに食いつく俺

「さすが俺君、お目が高い、麻衣えもんは我が社が総力を傾けた世界一の美人ロボットです」

「世界一は理佐ちゃんだろ」
土田にやんわりと間違いを指摘する俺

「これは申し訳ありません」
素直に謝る土田

妙に丁寧な土田の態度に疑問を覚える俺

それにこのカタログ・・・

「限定生産なのになんで理佐ちゃん以外のロボットは全員残ってんだよ?」

「うっ・・・」
あからさまに動揺する土田

「お前なんか隠してんだろ?」
すかさず土田を詰める俺

「申し訳ありまん、迂闊な俺君ならバレないと思いまして」

289 :猫耳の理佐ちゃん 第26話 中編:2018/07/05(木) 21:43:27.19 ID:SyoCiB+da.net
「実はですね、俺君を利用して発売前の坂道シリーズの性能をモニタリングしようと思いまして、すいません」
なんて頭を下げる土田

発売前だから理佐ちゃん以外は残ってたわけか・・・

「なんで俺なんだよ?」って選ばれた理由がわかんない俺

「予約頂いているお客様の中で一番迂闊な方が俺君だったもので・・・」
言いにくそうに答える土田

「そんなわけねえだろバカ野郎!」
失礼な土田にキレる俺

「重ね重ね申し訳ありまん」
めっちゃ謝る土田

「許してやるから理佐ちゃん返せよ」
なんて交換条件な俺

「はい・・・?」ってキョトンとする土田

「だからよ、許してやるしモニタリングもさせてやるから理佐ちゃん返せよ」

「あのう、理佐えもんは修理不可能な欠陥部分がありまして、俺君に迷惑かけると思われますので麻衣えもんと交換という方向で善処したいのですが・・・理佐えもんの行動にお困りの様子でしたし・・・」
なんて宣う土田に

「うるせえ!迷惑なんかしてねえよ、理佐ちゃんのツンデレに酔しれてただけじゃボケ!」
なんか知らない間に理佐ちゃん惚れてた俺

「本当によろしいんで?」
恐る恐る訊く土田

「良いに決まってんじゃねえか、むしろ理佐ちゃんじゃなきゃダメなんだよ」

「かしこまりました」

なんて俺の気が変わらないうちにとばかりにタイムマシーンで理佐ちゃんを連れ戻しに向かう土田

「これで良かったんだよな・・・」
なんてカタログ見てちょっと未練な俺

290 :猫耳の理佐ちゃん 第26話 後編:2018/07/05(木) 21:54:28.31 ID:SyoCiB+da.net
数時間後

「せっかく綺麗にしてたのにもう散らかしてる」
机の引き出しから顔出して拗ねる猫耳ロボットの理佐えもん

「理佐ちゃん〜」
帰ってきた愛しの理佐ちゃんに泣きながら抱きつく俺

「いきなり抱きついてんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら俺に電撃くらわせる愛しの理佐ちゃん

電撃に痺れながらも理佐ちゃんが帰って来たことを実感する俺

「もう、部屋の片づけ手伝いなよ」
なんて文句言いながらてきぱきと片づけを始める理佐ちゃん

「何これ?」
カタログに気づく理佐ちゃん

「俺君・・・生身の女の子に相手にされないからってロボットに浮気・・・」ってドン引きする理佐ちゃん

「言っとくけど相手がロボットでも浮気は許さないからね」
なんてヤキモチ妬く理佐ちゃん

「違うよ、かくかくしかじか・・・」って何があったか説明する俺

「そうなんことあったんだ」
俺の説明聞いて納得してくれた理佐ちゃん

「仕方ないから俺君のためにこれからも世話焼いてあげるよ」
なんて嬉しそうな理佐ちゃんだから好き

291 :名無しって、書けない?:2018/07/08(日) 00:28:34.63 ID:eHHbS82fa.net
なんとかブロクへの移植が500話を突破してひと安心な俺

292 :名無しって、書けない?:2018/07/08(日) 09:29:37.52 ID:CDyKJwhHK.net
>>291
500件!?すごい
お疲れ様ですm(_ _)m

それで全体の何%ぐらいなんでしょうか?(笑)

293 :名無しって、書けない?:2018/07/08(日) 11:43:38.61 ID:FkxS1iLsa.net
>>292
あと300話から400話ぐらいだと思うんですよね
早く移植を終わらせてこちらのスレに全力投球したいのですが思いのほか加筆修正が楽しくてw

294 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第48話 前編:2018/07/08(日) 20:41:28.77 ID:QLp32S/ua.net
「早く起きろ〜!」
夏休みだというのに俺を起こす幼馴染み謙彼女の理佐ちゃん

「もうちょっとだけ寝かして〜」
うつ伏せのまま理佐ちゃんに頼む俺

「やだ!」
俺の背中を踏むドS理佐ちゃん

「ねぇ、まさか約束忘れてないよね」
俺の耳許でささやく理佐ちゃん

そういえば理佐ちゃんの買い物に付き合う約束してた俺

安請け合いしたことを激しく後悔しながら寝たふりを続ける俺

「ちょっと!なに寝たふりしてんのよ」
めっちゃ俺を揺さぶるおきゃんな理佐ちゃん

「すまない理佐ちゃん、昨日徹夜で勉強したせいで眠くて堪らんのです・・・」

「あからさまなウソついてんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら俺の大事なゲームを蹴飛ばす理佐ちゃん

「もういいよ、ひとりで買い物行くから、イケメンにナンパされても知らないからね」
なんて捨て台詞残して俺の部屋を出て行く愛しの理佐ちゃん

ふふん、ビビりで警戒心の固まり理佐ちゃんがナンパされたところで何が起きるんだい?

なんて余裕のよっちゃんで放っておくおとなまる子な俺に

「今日は絶対俺君と買い物行きたかったのに!俺のバカ!」
なんて戻って来て文句言う理佐ちゃんだから好き

295 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第48話 後編:2018/07/08(日) 20:46:59.98 ID:QLp32S/ua.net
「さすがに寝過ぎだぜ」
なんて夕方まで寝てしまった俺

「夏休みだからって寝過ぎだよ」
だらしない俺をたしなめるお母ちゃん

「その分夜起きてんだからおあいこさ」
てな減らず口叩く俺

「まったく理佐ちゃんみたいに少しは親孝行して欲しいもんだよ」
こぼすお母ちゃんだけど

神の最高傑作理佐ちゃんと比べられたら堪らん俺



「お母ちゃんに文句言われたから理佐ちゃんに慰めてもらわねば」
自分の部屋の窓から理佐ちゃんの部屋へと飛び移る俺

隣同士ならではの移動手段ってやつだ

「ちょっと、危ないから玄関から来てって言ってるでしょ」
なんて俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

「なんかお母ちゃんが理佐ちゃんは親孝行だって褒めてたよ」
理佐ちゃんの部屋の床に丸まり寛ぐゴロニャンな俺

「猫かよ・・・」
呟き部屋を出てく理佐ちゃん

「うん?理佐ちゃんどうしたの?」って呼びかける俺

「うるさい!」
掃除機持って戻ってきた理佐ちゃん

「私のことひとりで買い物に行かせたくせに寛いでんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら俺を掃除機で追いたてる愛しの理佐ちゃん

「お陰で俺君の誕生日のプレゼント選べなかったんだからね」
なんて俺のための買い物だった理佐ちゃんだから好き

296 :名無しって、書けない?:2018/07/09(月) 22:02:54.85 ID:QLkZ/Dr/a.net
ドラえもんってブログに移植する時はドラ〇もんにしなきゃ不味いですかね?

誰か教えてくださいm(__)m

297 :名無しって、書けない?:2018/07/10(火) 00:21:38.85 ID:+CGDmyrpa.net
姉妹スレ立てたので妄想書いてくださいm(__)m


【妄想】推しメンだから好き【恋愛】
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1531148668/

298 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第49話:2018/07/11(水) 00:38:15.20 ID:e73AK5i4a.net
「俺の誕生日プレゼント買いにいくつもりだったのかよ〜」
愛しの理佐ちゃんに追い出されて我が家に帰る俺

「しかし、俺が付き合ってあげないと買い物も出来ないなんてちょっと俺を頼り過ぎだな」
理佐ちゃんにおんぶに抱っこな自分を棚にあげて理佐ちゃんを心配する俺


「何ひとりでブツブツ言ってんだいお前は、理佐ちゃんの親孝行話聞いたのかい?」
なんて俺に絡むお母ちゃん

「あっ!忘れてた」
理佐ちゃんの可愛い顔を見て肝心なこと忘れてしまった迂闊な俺



「福引きでハワイ当てただ〜!?」
再び訪れた理佐ちゃんの部屋で驚きの悲鳴あげる俺に

「いちいちうるさいな〜」
なんて指で耳栓する理佐ちゃん

俺に付き合ってもらえず遠出を諦めて近所の商店街でお茶を濁してたら福引きでハワイ旅行を当てた強運な理佐ちゃん

「1週間のハワイ旅行にご家族ご招待とは豪気だね、早速明日にでも新しい海パン買いに行くから付き合って」
今朝

理佐ちゃんを裏切ったの忘れて誘う俺

「なんで俺君が張り切ってんのよ」
なんてほっぺふくらませる理佐ちゃんだから好き

299 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第50話 :2018/07/11(水) 19:50:31.41 ID:XaqhFd/da.net
「俺、連れてってもらえないの・・・」
理佐ちゃんの言葉に愕然とする俺

「だって家族限定だもん」
商店街の福引きの景品なんだからその辺は毎年ファジーなのに生真面目なこと言い出す理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・ハワイってことは水着になるよね?」

「それは・・・海で泳ぐからね」
なんて探りながら答える理佐ちゃん

「俺が一緒ならまだしも、俺が居ない時に他の男に水着姿見せるなんて許しません、よってハワイも無し」
理佐ちゃんに水着禁止令及びハワイ禁止令を発令する亭主関白な俺

「なんであんたがそんなこと決めんのよ!」
なんて亭主関白な俺の威厳がまったく通じない理佐ちゃん

「とにかく諦めてよね」
なんてベッドに潜り込みお寝むの理佐ちゃん

「理佐ちゃん、クーラー消さないと風邪引くよ」
声かけながら理佐ちゃんに布団かけてあげる優しい俺に

「ありがとう」
なんて目を瞑ったままお礼言う理佐ちゃん

「ハワイなんて大嫌いだ〜」
理佐ちゃんの部屋の窓から月に向かって遠吠えする俺

「人の部屋の窓から大声出してんじゃねーよ」
ベッドから跳ね起きてドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、やさしくお布団かけてくれたから油断しちゃったじゃん」
なんて俺を甘く見てた理佐ちゃんだから好き

300 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第51話 :2018/07/12(木) 07:25:58.02 ID:I1trZHAta.net
「えっ!?皆で海行くの?」
思わず声が出ちゃう理佐ちゃん

周りの視線が理佐ちゃんに集まる昼下がりの図書館

咎める視線が絶世の美女理佐ちゃんに感嘆の視線に変わるのを誇らしく見てる俺

「ねぇ、どういうこと?」
慌てて小声になる理佐ちゃん

自分の美貌が周囲の批判を黙らせてしまったのに気づかずに気をつかう謙虚な理佐ちゃん

幼馴染み兼彼女の理佐ちゃんがますます誇らしい俺

もっとも幼馴染みの期間が長すぎたせいでいまいち彼女感を出してくれない理佐ちゃんではあるが・・・


「澤部の親戚が民宿やっててさ、バイトも兼ねて海に行くんだってさ」
理佐ちゃんに合わせて小声の俺

「なんでわざわざ私がハワイに行ってる時に行くのよ?」
なんてちょっと拗ねてる理佐ちゃん

理佐ちゃんファミリーがハワイに旅立つまであと1週間・・・


俺を置き去りにしてハワイに行くくせに拗ねるワガママ理佐ちゃん・・・可愛い


「たまたま偶然だよ」って答える俺

ハワイに連れていってもらえなくて腹いせしたかと思われそうだが本当に偶然である

「信じらんない」
ぷいって横向く拗ね拗ねの理佐ちゃん

ハワイも行きたいけど俺と民宿でバイトもしたい欲張りな理佐ちゃんだから好き

301 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第52話 前編:2018/07/13(金) 10:02:37.92 ID:sMoQ1Yzha.net
「ダメだな、ここにも理佐ちゃんに似合うの無いや」

ハワイ旅行のために水着を買いに来た理佐ちゃんとお供の俺

「ねぇ、もうお店4軒目なんだけど・・・」
水着選びに口を出す俺に苦笑いする愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃんに似合う水着が見つかるまでは何軒だって探すよ」
なんて言うけど本当は水着なんて着せたくない俺

「ねぇ、ハワイまで行って海で遊ばせない気なの?」
俺の真意を読み取ったのか疑惑の眼差し向けてくる理佐ちゃん

さすが幼なじみ・・・鋭い


と、そこに

「お〜い、俺君と理佐ちゃんじゃないか〜」
なんて声をかけて来たのは俺の親友澤部



「なんだよ俺君情けないな〜水着ぐらいで心配して」
理佐ちゃんから事情を聞いて俺を馬鹿にする三等兵澤部

「うるせー、心配なんかしてないけど理佐ちゃんの肌は俺しか見ちゃいけないんじゃ」
ふて腐れる俺

「俺君が馬鹿みたいに心配するから理佐ちゃんもハワイ止めて俺の親戚の民宿でバイトしちゃう?」
ちゃっかり働き者の理佐ちゃんをバイトに誘う抜け目ない澤部

「えっ・・・」

澤部の誘いに俺の方を見る理佐ちゃん・・・めっちゃ迷ってる

302 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第52話 後編:2018/07/13(金) 10:04:58.25 ID:sMoQ1Yzha.net
「心配なんかしてねえよ馬鹿野郎!しばらくぶりに理佐ちゃんと離れて伸び伸び出来ると思って喜んでるぐらいじゃボケ!」
迷う理佐ちゃんに慌てて澤部を一喝する俺


俺思いの理佐ちゃんが俺に心配かけまいとハワイ止めたら悪いと思って無理する理佐ちゃん思いな俺

本当はハワイなんて行かさないで俺と一緒に民宿バイトに連れてきたいけど・・・

ハワイを楽しみにしてた理佐ちゃん見てたら我慢するしかない健気な俺


「はいはい、そうですか!伸び伸びし過ぎて理佐ちゃんに振られるの祈ってますよ」
なんて不吉な呪いをかけて消えてく澤部・・・なんて奴だ

「まったく、俺が理佐ちゃんに振られるわけないじゃんね」
なんて言いながらさりげなく理佐ちゃんと手を繋ごうとする俺

その手を払いのける理佐ちゃん

うん・・・?

「ハワイに行くなって言わないと思ったら伸び伸びしたかったからなんだね」
なんて俺の思いがまったく伝わってない肝心な時に鈍い理佐ちゃん

澤部の呪い恐るべし・・・

なんて立ち尽くす俺を置き去りにして歩き去る理佐ちゃんだから好き

303 :帰ってきたをかける理佐ちゃん 第53話 前編:2018/07/14(土) 19:06:05.42 ID:jLbQcFcAa.net
「理佐ちゃんマジで怒ってたな・・・」
愛しの理佐ちゃんが俺に気を使いハワイ行きを止めたら悪いと思ってついた俺の優しいウソ

幼馴染み兼彼女の理佐ちゃんならなんとなく真意は伝わると思ってた俺

しかし、俺の優しいウソを真に受けた理佐ちゃん
水着を買うのも忘れて帰ってしまってさあ大変な俺

「そんなにクヨクヨすんなよ、あの感じだと民宿に誘ってもらえなくて拗ねてるだけだから、今日の夜にでも誘ってあげれば機嫌も直るよ」
なんて俺を勇気づける親友の澤部

「そうかな・・・?理佐ちゃんハワイ楽しみにしてると思うんだけどな、家族4人で旅行なんてしばらくぶりだろうし・・・」
澤部の推理にやや懐疑的な俺

「なに言ってんだよ、あれはどう見ても誘ってもらえないから拗ねてんだよ」
俺の意見も聞かずに決めつける澤部

「じゃあ・・・誘ってみるか・・・」
なんて澤部に押しきられ理佐ちゃんを民宿に誘う決心する俺

304 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第53話 後編:2018/07/15(日) 22:23:07.06 ID:4BEAVkF9a.net
「なんでハワイ止めて民宿でバイトしなきゃいけないのよ!」
民宿に誘うために理佐ちゃんの部屋にやってきた俺に不機嫌全開の理佐ちゃん

まあ、そうだわな・・・

澤部の口車に乗せられたことを激しく後悔する俺

「そうだよね、ハワイより澤部の親戚がやってる民宿でバイト選ぶ物好きなんて居るわけないもんね」
理佐ちゃんの機嫌を取ることが最優先になっている幼馴染みな俺の性

「自分で誘っといてなに言ってんの?」
なんて絡んでくる不機嫌な理佐ちゃん

「いやぁ、澤部のバカがさ、民宿に誘わないから理佐ちゃん拗ねてるなんて言うからさ」
すかさず澤部のせいなする抜け目ない俺

「なんでそんなことで拗ねんのよ」
ますますむくれる愛しの理佐ちゃんに

「俺が理佐ちゃんと離れて伸び伸びしたいなんてマジで言うと思ってる?」
なんて急所突く俺

「えっ・・・」
いきなり急所突かれて戸惑う理佐ちゃん

「そりゃあ、俺だって理佐ちゃんと一緒に民宿行きたいけどさ、家族で旅行行くの楽しみにしてたじゃん」
戸惑う理佐ちゃんに畳み込む俺

「そうだったんだ・・・」
なんてようやく俺の真意を分かってくれた世話の焼ける理佐ちゃんだから好き

305 :名無しって、書けない?:2018/07/16(月) 22:34:08.82 ID:qarSPZRua.net
ちょっとひらがなのめみたんとみーぱんに浮気中w

もちろん理佐ちゃんは別格です

306 :名無しって、書けない?:2018/07/17(火) 17:56:55.17 ID:QIQSe92I0.net
是非その2人も見たいw

307 :名無しって、書けない?:2018/07/17(火) 19:09:55.83 ID:ESoe6q9Pa.net
>>306
まだこのスレ覗いてくれてる人が居るなんて嬉しい限りですm(__)m

めみたんとみーぱんはまだ好きになって1週間ぐらいなんで妄想が湧いてこないんで難しいかもです・・・

308 :名無しって、書けない?:2018/07/17(火) 20:19:09.12 ID:OOMGhbIH0.net
理佐ぽんスレ落ちちゃったよ(´;ω;`)

309 :名無しって、書けない?:2018/07/17(火) 20:46:51.97 ID:ESoe6q9Pa.net
>>308
マジですか!?

たまに覗くの楽しみにしてたのに・・・

310 :名無しって、書けない?:2018/07/17(火) 20:59:19.76 ID:ZTjRb2IbK.net
>>309
推しメンだから好きスレも落ちてますよ

最終書き込みから3日ぐらいで落ちてるからスレ落ちスピードが上がってる印象
やっぱりてちこさん復帰の影響ですかね

311 :名無しって、書けない?:2018/07/17(火) 21:14:31.79 ID:ESoe6q9Pa.net
>>310
推しメンスレ落ちてしまいましたか・・・
 
あまり需要のあるスレじゃなかったみたいだから、俺が理佐ちゃん以外のメンに浮気するように保守しようか悩んでたんですよねw
 

312 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第54話 前編:2018/07/17(火) 22:56:37.78 ID:ESoe6q9Pa.net
「俺君さ〜押しが足んないんじゃねえの?」
俺の理佐ちゃんを民宿バイトの戦力に当て込んでいた澤部が俺を詰る

今日は海パン買いに澤部と共に店にやって来た俺と澤部の彼女ゆいぽん

当然のように愛しの理佐ちゃんも一緒なのは言うまでもない

「理佐ちゃんだって本当は強引に誘われたいよね?」
さっきから困ってこっちみてる理佐ちゃんに話しかける澤部

「う〜ん・・・分かんない」
なんて優柔不断な理佐ちゃん

澤部とゆいぽんが居るせいでちょっと大人しめな理佐ちゃんだ

「ほらあっ、女の子がこういう反応した時は強引に誘って欲しいってことなんだよ〜」
なんてウダウダうるさい三等兵みたいな澤部

「お前うるせえな!理佐ちゃんが困ってんじゃねえか」
しつこく理佐ちゃんに絡む澤部を諌める俺

「なんだよそれ〜俺君のために理佐ちゃんの本音を代弁してるんだろ、なあ由依からも何か言ってくれよ」
彼女のゆいぽんに振る澤部

いまだに澤部がゆいぽんを呼び捨てするて苛立ちを覚える俺
余計なうえに見当違いな澤部に

「うーん、澤部がしつこい」
いつの間にか澤部を呼び捨てにしてるゆいぽん

まさか・・・二人はもう・・・

なんてついつい邪推しちゃう夏な俺

313 :名無しって、書けない?:2018/07/18(水) 17:20:19.82 ID:9M4y1B5oK.net
とりあえずみーぱん練習してみたから差し入れ保守
http://o.8ch.net/17i6n.png

314 :名無しって、書けない?:2018/07/18(水) 19:15:21.69 ID:nlfca/Nja.net
>>313
保守ありがとうございますm(__)m

今さらながはみーぱんとめみたん目当てにひらがな推しとビンゴ見直してますw

しかし、ビンゴの愛してるゲームする理佐ちゃんは神の最高傑作過ぎる

315 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第54話 後編:2018/07/18(水) 22:06:32.37 ID:nlfca/Nja.net
「俺君、早く行こう」
そんな俺の手をつかんで海パン売り場に歩き出す理佐ちゃん

ゆいぽんの一言で澤部も大人しくなりようやく理佐ちゃんに海パン選んでもらえて半分ハッピーな俺

あと半分のハッピーは理佐ちゃんと民宿でバイトして〜



「セクシーかな?」
理佐ちゃんに選んでもらった海パン穿いて理佐ちゃんの部屋に突撃な俺

「ちょっと〜女の子の部屋にそんな格好で入って来ないでよ!」
窓からの闖入者な俺にめっちゃ文句言う理佐ちゃん

「どうした理佐ちゃん?幼馴染みなんだ裸なんて見馴れてんだろ」
なんて高笑いな俺に

「誤解されるようなこと言ってんじゃねーよ」
ドス効かせながらベッドの方を指差す理佐ちゃん

「うん?」って理佐ちゃんの指差す先を見る俺

「こんにちは・・・」
なんて目のやり場に困るゆいぽん

今さっき澤部と供に俺たちと別れたはずのゆいぽん

ビーチクだけでも隠すけど手遅れな俺だから好き

316 :名無しって、書けない?:2018/07/18(水) 22:39:35.67 ID:f4eKySHn0.net
>>302-305
何かこの辺に女の子の面倒くさいところが表れてますね
それに付き合ってあげるのが紳士としての態度であり、恋愛のコツでもありますな

>>315
俺くん何やってんすかw

しかし理佐ちゃんとゆいぽんが同じ部屋で二人きりで遊んでいる…
前から思ってたんですけどこの二人は独特な関係ですよね
一歩間違えたらガチ恋関係にもなりかねないといいますか

俺くん、理佐ちゃん、澤部、ゆいぽん、四人の線が入り乱れてて面白いです

317 :名無しって、書けない?:2018/07/18(水) 23:12:13.10 ID:+MFv59M6a.net
>>316
大阪府さんお久しぶりですm(__)m

りさぽんスレが落ちてしまった寂しさから理佐ちゃんとゆいぽんが絡む妄想になったみたいです

318 :名無しって、書けない?:2018/07/20(金) 22:07:23.04 ID:cu2/SJVCK.net
珍しく間があいてるのでめみたんプロフィール画像からの試作で保守
http://o.8ch.net/17lr5.png

319 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第52話 後編:2018/07/20(金) 23:54:26.65 ID:7Av7ex8ia.net
>>318
いつも保守ありがとうございますm(__)m

最近スマホが頻繁に規制されてしまってなかなか書き込めずにいるので助かります

320 :名無しって、書けない?:2018/07/20(金) 23:55:25.97 ID:7Av7ex8ia.net
>>319
タイトルが・・・

321 :名無しって、書けない?:2018/07/21(土) 00:03:36.14 ID:Dx32Yg1qa.net
>>318
ただいま理佐ちゃんの次に好きなのはめみたんです

322 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第55話 :2018/07/21(土) 07:40:46.01 ID:bBp2J8Lka.net
「理佐ちゃんその荷物?」
ゆいぽんに恥ずかしい姿を見られたショックから立ち直り理佐ちゃんの部屋にある旅行カバンを目敏く発見した俺 

「うーん?ちょっと気が早いかな・・・」
なんて照れ笑いする理佐ちゃん

「まだ1週間も先だもんね・・・」
どうやらハワイ行きの準備を早々と整えていた理佐ちゃんに苦笑いの俺

「ちぇっ、これじゃ民宿に誘えないな」
笑いながら冗談言う俺

「えっ・・・?」
俺の言葉に一瞬驚く理佐ちゃんだけど

笑ってる俺見て冗談だと気づいたのか

「誘われたって民宿なんて行かないよ」
なんて憎まれ口叩いて笑う理佐ちゃん

やはり脈無しだな・・・

冗談なんかで探り入れなきゃ良かったなんてがっかりする俺

そんな俺見て笑うゆいぽん

静か過ぎて居るの忘れてたわ・・・


「俺君こそ民宿の準備したの?」
俺のこと心配してくれる理佐ちゃん

「いや、全然やってない」
理佐ちゃんを当てにして準備手つかずの俺

「ちょっと、民宿行くの明後日だよ?」
なんて呆れながらも心配してくれる理佐ちゃんだから好き

323 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第56話 前編:2018/07/22(日) 17:19:21.89 ID:i8CaDJMMa.net
「ちゃんと送ってあげてよ」
理佐ちゃんからゆいぽんを送るように命じられる俺

「まだ8時過ぎだから危なくないと思うけど」
なんてクールな俺に

「私だけ過保護にしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん




「本当に仲良いよね」
夜道歩きながら俺をからかうゆいぽん

「まあ、幼馴染みだからね」
なんて照れ笑いする俺

「本当は民宿に誘いたいのに我慢してくれてるって言ってたよ理佐が」

「別に我慢なんてしてないよ」

「素直じゃないな二人とも」
強がり言う俺見て笑うゆいぽん

「二人・・・?」

「うん、理佐も俺君の気持ちに応えたくて無理してるみたい」
なんて教えてくれるゆいぽん

「そうなんだ・・・」

324 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第56話 後編:2018/07/23(月) 22:00:16.28 ID:LWV7dlbba.net
「おかえり」
家の前で俺の帰りを待っててくれた理佐ちゃん


「待っててくれたの?」

「うん、民宿の用意手伝おうかなと思って」
なんて言ってくれる優しい理佐ちゃん



「うわっ、民宿の用意の前に部屋の片づけが先じゃん・・・」
散らかし放題の俺の部屋に唖然とする愛しの理佐ちゃん


「ほらぁ、邪魔だよ」
なんて俺を追いたてながらてきぱきと片づけする理佐ちゃん

「まったく忙しないな」って文句言う俺に

「人に部屋の片づけさせて文句言ってんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「民宿には私が一緒じゃないんだから皆に迷惑かけないでよ」
さらに憎まれ口叩くおきゃんな理佐ちゃん

「そんなに心配ならハワイ止めて民宿一緒に来ればいいじゃん」
理佐ちゃんの口撃にささやかな抵抗する俺に

「うん」って素直に返事する理佐ちゃん

「えっ・・・?」
あまりにも唐突な理佐ちゃんの返事に事態が掴めない俺

「自分で誘ったのに何驚いてんのよ・・・」
なんて照れ隠しに拗ねたふりする理佐ちゃんだから好き

325 :名無しって、書けない?:2018/07/24(火) 23:27:19.79 ID:ZmWA6bf3a.net
7th自撮りTVあるんだろうか?

326 :名無しって、書けない?:2018/07/24(火) 23:43:31.78 ID:RNmZNrJt0.net
>>325
タイプCに娘とべミホのW渡邉で収録あり
先生、あっちのブログで「北の街の理佐ちゃんシリーズ」に再会出来て涙ちょちょぎれました

327 :名無しって、書けない?:2018/07/25(水) 11:36:14.71 ID:fOucX2LEa.net
>>326
お父さんありがとうございますm(__)m

タイプC楽しみです

ブログまで読んでいただき感激です

移植が終わったら北の街の理佐ちゃんシリーズと時をかける理佐ちゃんの幕末編は続き書こうかと思ってます

328 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 前編 第57話:2018/07/25(水) 22:47:47.98 ID:sVCort+wa.net
「俺君の荷物はこれで良し」

民宿バイトを明日に控え俺の部屋で上機嫌に最終チェックに余念がない幼馴染み兼彼女な理佐ちゃん

この機嫌の良さを見るにゆいぽんが言ってた理佐ちゃんも無理してるってのは本当だったんだな・・・

「本当にハワイ行かなくていいの?」
なんてそれでも探りを入れる俺

いまだに理佐ちゃんと一緒に民宿バイトに行けるのが信じられないんだ、仕方ないじゃないか


「ねぇ、もう3回目だよ」
呆れ顔して呟く理佐ちゃん

「だってさハワイより澤部の親戚の民宿バイト選ぶなんてさ・・・」

「もういいでしょ、私と一緒に民宿行けて嬉しくないの?」
なんて俺を遮り訊く理佐ちゃん

「そりゃぁ嬉しいかな・・・」
愛しの理佐ちゃんに訊かれて照れながら答える俺

「うん、素直な俺君好きだよ」って呟く理佐ちゃん

ハワイに家族で行かせてあげたかったけど・・・

やっぱり理佐ちゃんと一緒に民宿バイト行ける幸せをしみじみ感じる俺

329 :帰ってきた時をかける理佐ちゃん 第57話 後編:2018/07/25(水) 23:03:33.13 ID:sVCort+wa.net
「そういえば理佐ちゃんも荷物入れ替えないといけないんじゃない?」
俺の荷物チェックにかまけてる理佐ちゃんを心配する俺

「うーん?私は大丈夫」って呑気かます理佐ちゃん

「呑気だな、明日は朝一で出発だぜ、俺が手伝おうか?」
珍しく優しい俺に

「私の荷物は最初から民宿用の荷物だから大丈夫なの」
なんてそっぽ向いて呟く理佐ちゃん

「なんだよ理佐ちゃん最初から俺と一緒に民宿行くつもりだったのかよ〜」
なんてハワイ行きの準備を早めにするふりして民宿に行くための準備してた理佐ちゃんに嬉しさ爆発な俺

「うるさい!俺君が心配かけるからハワイ諦めたんだから謝って!」
なんて照れ隠しに俺に謝罪を要求する理佐ちゃんだから好き

330 :名無しって、書けない?:2018/07/27(金) 00:47:33.17 ID:LdAbYyfRa.net
20才が理佐ちゃんにとって最高の歳になるのを祈ろうじゃないか!

331 :名無しって、書けない?:2018/07/27(金) 09:39:48.02 ID:2Io43glLK.net
>>330
おおー!

332 :名無しって、書けない?:2018/07/29(日) 00:06:48.27 ID:/aphDIu6a.net
>>331
チワンさんいつもありがとうございますm(__)m

333 :三蔵な理佐ちゃん 第207話 前編:2018/07/29(日) 18:11:30.76 ID:tgGRQDbYaNIKU.net
「ねぇ、なんか新聞きてんだけど」
なんて俺を揺すり起こす三蔵法師な理佐ちゃん

「新聞なんて取ってないしこんな町外れの洞窟に来る訳ないじゃん、理佐ちゃん寝惚けてんだよ、、、zzz」
理佐ちゃんを軽くいなしてまだまだ夢の中へな観音菩薩な俺

町を目前にして洞窟で一夜を明かした三蔵一行

そんな状況で新聞が届いたと宣う理佐ちゃん

そんなん寝惚けてるに決まっとるわな


「寝惚けてないわよ!」
なんてまたも寝入ってしまった俺に文句言いながら新聞拡げる愛しの理佐ちゃん

「きゃあ〜!?」
いきなり悲鳴あげるはた迷惑な理佐ちゃん

「ちょっとみんな起きて〜」

さらにみんなを起こすはた迷惑このうえない理佐ちゃん

「ちょっとお師匠様いい加減にしてくださいよ〜」

眠い目を擦りながら理佐ちゃんに文句言う悟空と沙悟浄

「うるさいな、あんたたち私を守るために存在してるんだから文句言わないでよ」

「まあまあ理佐ちゃん、朝からそんなに怒ると美容に良くないよ」

緊箍児で悟空の頭を締め付けようと呪文唱えようとする愛しの理佐ちゃんをなだめる俺

334 :三蔵な理佐ちゃん 第207話 後編:2018/07/29(日) 18:31:42.82 ID:tgGRQDbYaNIKU.net
「私の味方してくれないんだ?」
悟空たちを庇う俺に拗ねる理佐ちゃん・・・やはり可愛い

「そんなことないよ、俺はいつだって理佐ちゃんの味方さ、奴らなんて理佐ちゃんと比べたらすき焼きの春菊にも劣る存在だよ」

「本当にそう思ってる?」
なんて疑い深い理佐ちゃん

「思ってるよ、それに奴らを庇ってるって誤解してるみたいだけどさ、俺が心配なのは世界遺産に登録間際の理佐ちゃんの美しさが怒りで損なわれてしまうことさ、最も理佐ちゃんの美しさならちょっとぐらい損なわれても圧倒的に美しいから関係無いのかもしれないけど・・・」
なんて長広舌ふるって理佐ちゃんの機嫌をとることに全力な俺

「朝から照れさせてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「世界遺産間際はさすがに褒めすぎ」
なんて機嫌直りつつある理佐ちゃん

気難しいわりに単純な理佐ちゃんで良かった

俺を拝むジェスチャーで感謝を伝える悟空に手をあげながら胸を撫で下ろす俺



「ところで理佐ちゃん何を騒いでたの?」

「あっ、そうだ!?」
なんて騒いでたの思い出すうっかり理佐ちゃん

「これ見てよ」
なんて新聞差し出す理佐ちゃんだから好き

335 :名無しって、書けない?:2018/07/31(火) 00:06:34.61 ID:4SWgGLn+a.net
俺のスマホが規制かかって書けないやないか長文・・・

336 :名無しって、書けない?:2018/07/31(火) 13:25:01.09 ID:rMuYyFmm0.net
Oh...

337 :三蔵な理佐ちゃん 第208話 前編:2018/08/01(水) 00:58:53.26 ID:rhs0V/05a.net
「これ見てよ」
なんて理佐ちゃんが広げた新聞を覗き込む俺

「ぎゃ〜」
理佐ちゃん同様に悲鳴あげる俺

「どうしたんですか!?」って俺を心配する悟空

「前田のあっちゃんが結婚してしまった・・・」
震える手で新聞を悟空に渡す動揺半端ない俺

「そりゃあ理佐ちゃんも悲鳴あげるわな」
呟き頭を抱えてあっちゃん推しだった日々を回想する俺

「俺君、坂道だけじゃなくて48グループも好きだったんですか?」
なんて呑気に聞いてくるボンクラな悟空

「元々アイドル好きになる切っ掛けはスカひらの外ハネあっちゃんだったからな・・・」
もうあっちゃんには興味ないけどそれなりにショック受けてる俺

やっぱりあっちゃんは偉大だわ・・・


「ねぇ?」って遠慮気味に声かける理佐ちゃん

「だいたいよ、あっちゃんが居なかったら48グループも坂道シリーズも存在してなかったかも知れないんだからよ、やっぱり神だよな、思い出すぜ秋葉原でまだ人気になる前のあっちゃんを初めて見た時のことをよ
あれは新馬戦のパドックでディープインパクトを初めて見た時と同じぐらい大物になると確信したもんだよ」
理佐ちゃんの声を無視して自分の相馬眼と女を見抜く眼の確かさを悟空たちに自慢する俺

338 :三蔵な理佐ちゃん 第208話 中編:2018/08/01(水) 01:05:17.58 ID:rhs0V/05a.net
「だいたいな、走る馬ってのはよ・・・」
さらに馬を見る極意を披露しようとする俺に

「無視してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、なんであっちゃんの話から馬が出てくんのよ?」
なんてむくれる理佐ちゃん

「ごめん、ごめん、あっちゃんが結婚しちゃって動揺しちゃったみたい」
なんて頭を掻く俺


「私が居るのにあっちゃんの結婚に動揺するって信じらんないんだけど」
ここぞとばかりに拗ねる理佐ちゃん

「バカだなぁ、単なるノスタルジーだよ、理佐ちゃんと出会ってからは過去も未来も理佐ちゃんより好きな女なんて存在しないよ、理佐ちゃんは天地開闢以来の存在なんだから自信持ってくれよ」
なんて気宇壮大に理佐ちゃんの機嫌をとる俺

「また大げさに褒めて誤魔化そうとしてる・・・」
なんて拗ねるふりしながらも頬を染める理佐ちゃん

めっちゃ可愛い・・・

339 :三蔵な理佐ちゃん 第208話 後編:2018/08/01(水) 01:05:40.82 ID:rhs0V/05a.net
「あのう・・・すいません」
イチャイチャモードの俺と理佐ちゃんに遠慮気味に声かける沙悟浄

「なんだよ?野暮な男だねお前は」
気が利かない沙悟浄に苛つく俺

「お師匠様が見せたかったのこちらの記事だと思うんですけど・・・」
苛つく俺に遠慮気味に記事を指差す沙悟浄

「あっ!?忘れてた」
なんて照れ笑いする理佐ちゃん

「ははは、迂闊な理佐ちゃんも可愛いな〜」
笑いながら記事を見る俺

「なんじゃこりゃ〜!?」

新聞の1面に載ってる三蔵法師の死亡を予告する記事見て再び悲鳴あげる俺


「酷いイタズラだよね」
口を尖らせて怒る愛しの理佐ちゃん

新聞に自分の死亡予告を載せられたら理佐ちゃんじゃなくても怒るわな・・・

「こんなイタズラ気にすんなよ」って理佐ちゃんを慰める俺

「単なるイタズラじゃないと思いますよ」
なんて暗い声で俺と理佐ちゃんの会話全否定する沙悟浄

「ちょっと、そんなトーンで言わないでよ、怖くなっちゃうじゃん」
なんて沙悟浄に文句言うことで怖さを誤魔化す理佐ちゃんだから好き

340 :名無しって、書けない?:2018/08/01(水) 01:07:47.30 ID:rhs0V/05a.net
>>336
今日はなんとか書き込めましたw

341 :名無しって、書けない?:2018/08/02(木) 18:07:41.66 ID:qkr8FZwna.net
捻挫した足首が痛すぎて妄想が浮かばない

342 :名無しって、書けない?:2018/08/02(木) 20:47:53.69 ID:9gSb9/v7K.net
>>341
捻挫のいきさつを聞いて爆笑している某坂道OGの図は容易に想像できるんですが…

もとい
ここからマジレス

自分も靱帯を傷めて足首周辺がパンパンに腫れ上がったことがありましたが
湿布よりはテーピングやサポーターでしっかり固定するほうが痛みも全然楽だったし治りも早かった気がします

あと記憶に間違いなければ庭先生は病院嫌いだと思うんですが
もしもまだだったら今回はぜひ行くべきです
捻挫と思ってたら剥離骨折だったってこともありますからレントゲンで確認が必要です

早くよくなりますように
スレ保守は適当にやっときます(笑)

343 :名無しって、書けない?:2018/08/02(木) 21:26:18.72 ID:qkr8FZwna.net
>>342
ご心配おかけしました

あまりに痛いので医者に行ってしまいました・・・

ななみんなら爆笑してそうですねw

344 :名無しって、書けない?:2018/08/03(金) 21:28:47.51 ID:QSG9nUqgK.net
爆笑するななみんの絵に挑戦するも
やはり美人は無理だったので単なる保守

お大事にしてください

345 :名無しって、書けない?:2018/08/03(金) 23:25:17.02 ID:9DpSu0Fda.net
>>344
保守ありがとうございます

やはり美人は難しいんですね

それはそれとして最近の理佐ちゃんサゲのスレ乱立に気が滅入ってしまいます・・・

まぁ、このスレも似たようなものなんだろうけどw

346 :三蔵な理佐ちゃん 第209話 前編:2018/08/04(土) 18:25:31.65 ID:d1kI3ueCa.net
「恐怖新聞ってご存知ないですか?」
理佐ちゃんに注意されたにも関わらず暗いトーンを止めない沙悟浄

「恐怖新聞?あの読むと100日寿命が縮むって言われてる新聞のことか?」
博識ぶりを披露する観音菩薩な俺

「なにそれ?早く教えてくんないから私読んじゃったじゃん!」
なんて寿命が縮むと聞いて沙悟浄に怒る三蔵法師な理佐ちゃん

「理佐ちゃんの寿命は閻魔様の秘書だった時にお願いして永久に命のローソクを灯し続けてもらうことになってるから大丈夫だよ」
沙悟浄に殴りかからんばかりの理佐ちゃんを抱きしめる俺

「どさくさ紛れに抱きしめてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん



「なんだって私が恐怖新聞に狙われなきゃ行けないのよ・・・?」って呟く理佐ちゃん

自分が永遠の若さを手に入れたと知り冷静になったのか?
沙悟浄への怒りは冷めたみたいな理佐ちゃん

冷静になれば当然な疑問だろうな?

347 :三蔵な理佐ちゃん 第209話 中編:2018/08/04(土) 18:46:06.67 ID:d1kI3ueCa.net
「それはですね・・・」
理佐ちゃんの疑問に応えるように洞窟の入り口から声が・・・

振り向くと昔なつかしな学生服姿

「てめえまさか!?鬼形礼か?」
思わず叫ぶ観音菩薩見習い時代に恐怖新聞全巻読破したことのある俺

俺の発する緊迫感に臨戦体勢になる悟空と沙悟浄

「よく分かんないけど怖〜い」
とか言いながら悟空の背後に隠れる愛しの理佐ちゃん

俺じゃなくて悟空の背後を選ぶ危機回避能力半端ない理佐ちゃんにちょっと寂しい俺

俺の寂しそうな視線に気づいた悟空が理佐ちゃんを見るも頑なに知らんぷりする危機回避能力半端ない理佐ちゃん

それだけマジで危機ってことか?

「悟空、沙悟浄、マジでヤバイ奴かも知れないから気を引き締めろよ」
知らんぷり決め込む理佐ちゃんの態度にポジティブな意味を見出だし前向きになる俺


「あの〜俺なんですけど」
殺気立つ三蔵一行とは対照的に申し訳なさそうに洞窟に入ってくる学生服


「あっ!?なんだよ八戒じゃねえか?」
意外な学生服の正体に拍子抜けする俺

348 :三蔵な理佐ちゃん 第209話 後編:2018/08/04(土) 19:18:22.40 ID:d1kI3ueCa.net
「お前学生服なんて着て何やってんだよ?」
理佐ちゃんがいれてくれたレモンティー飲みながら八戒に事情を聴く俺

「それがですね・・・皆さんが寝ちゃったあとにどうしても街のネオンが恋しくなっちまいやして・・・」
なんて頭を掻きながら話し出す煩悩の中の煩悩八戒



「じゃあ何か?キャバクラの払いを出来ない代わりに新聞配達のバイトさせられたってのかよ」
つくづく八戒の馬鹿さ加減に呆れる俺

「そうなんですよ、いざ金払おうと思ったら財布が無くなっちまいましてね、店に入る前にちゃんと確かめたんですけどね、
そしたらたまたま居合わせた鬼形礼って親切な中学生が肩代わりしてくれたうえにこの新聞をお師匠様に届けてくれればチャラにしてくれるって言ってくれましてね」
なんて恥ずかしそうな無銭飲食豚な八戒

「なに?やっぱり鬼形礼が絡んでやがんのか」って呟く俺

と、そこに突然

「怖〜い」って響き渡る理佐ちゃんの悲鳴

「どうした理佐ちゃん?」って駆け寄る俺

「恐怖新聞読んだら怖かった・・・」
なんて急遽俺のスマホで恐怖新聞読んでビビる理佐ちゃんだから好き

349 :三蔵な理佐ちゃん 第210話 前編:2018/08/06(月) 19:19:01.07 ID:yujkN6g5a.net
「鬼形礼が絡んでるとなるとイタズラじゃなくて本物ってわけか・・・」

八戒が理佐ちゃんに届けた恐怖新聞が本物だと分かり重い空気の三蔵一行

「悩んでたって仕方ないから街に行きましょうよ」
なんて気楽なこと言う八戒

「あんたが運んできた新聞のせいで悩んでんだけどね・・・」って嫌味も元気ない理佐ちゃん

「気にし過ぎですよ、お師匠様は俺君の気転で命のロウソク減らないんだから死ぬ心配なんてしなくて平気っよ」
高笑いする八戒

「そう言われてみればそうか」
あっさり八戒に丸め込まれる愛しの理佐ちゃん

てなわけで街を目指す三蔵一行

観音菩薩たる俺の直感は一抹の不安を訴えてるけど理佐ちゃんが明るくなったから黙ってるか・・・



「俺君・・・」
八戒から目指す街の様子を聞かされはしゃぐ理佐ちゃんを見てる俺に話しかける悟空

「本当に八戒の言ってるみたいに簡単な話ですかね、恐怖新聞の悪霊と言えばかなり執念深い霊ですよ」

どうやら俺同様に嫌な予感を感じたらしい悟空

350 :三蔵な理佐ちゃん 第210話 後編:2018/08/06(月) 19:47:02.45 ID:yujkN6g5a.net
「さすがは百戦錬磨の斉天大聖だな」
観音菩薩な俺同様の直感力に悟空を褒める俺

「それじゃやはり!」
久しぶりにお気に入りの称号である斉天大聖呼ばわりに張り切る悟空

「まぁ、焦んなよ、街に行きゃあ八戒が鬼形礼に紹介された新聞屋があんだろ、どっちにしろ俺の理佐ちゃんにあんな記事書く悪霊なんて消滅してもらうだけだよ」
なんて不敵に笑う俺

「俺君の観音力で消滅させてもらえたら助かります、いかんせん自分は妖怪退治は得意なんですけど幽霊の類いはつかみ所なくて苦手なんすよ」
恥ずかしそうに頭を掻く悟空

「任せろや、数々の不祥事にも関わらず極楽界のエリート官僚でいられる由縁を見せてやるよ」
弟分の悟空が見せた素直な姿に物語開始以来初めて本気を出す気になった俺

安心した悟空と供に理佐ちゃんたちに並びかける俺に

「俺君、今度の街にはキャバクラいっぱいあるらしいから夜は門限7時にするから」
なんて勝手なルールを一方的に押しつけていきなり俺のヤル気を奪う理佐ちゃんだから好き

351 :名無しって、書けない?:2018/08/07(火) 21:55:24.27 ID:KksVeX7ma.net
ひらがな推しを集中的に見直してるせいで理佐ちゃん不足や

352 :名無しって、書けない?:2018/08/08(水) 09:48:25.78 ID:yuO1UicJa0808.net
ずーみんが卒業かよ〜

353 :三蔵な理佐ちゃん 第211話 前編:2018/08/08(水) 22:04:07.40 ID:Rij6rKV8a.net
「ねぇ、八戒ちゃんが言ってたのと違くない?街の雰囲気」

愛しの理佐ちゃんがホテルの窓からしもじもの者たちを見下ろしながら呟く

例によって街一番の超高級ホテルの最高級スイートに宿泊してる三蔵一行

理佐ちゃんそっくりのお姫様クラリサを救ったことでお礼をたんまりいただいたからには当然だ

「確かにキャバクラがたくさんあるような雰囲気じゃないね」
理佐ちゃんに同意する俺



「そりゃあそうですよ、この街の入口に信仰の街なんて書いてありましたからね、歓楽街とは真逆な街ですよ」
俺と理佐ちゃんの疑問に答えるように話し出す沙悟浄

「宗教が支配する街か、俺には合わないから1泊して次の街を目指すか」って呟く俺に

「恐怖新聞の件は放って置くんですか?」
理佐ちゃんがビビらないように小声で聞いてくる気づかいの沙悟浄

「今悟空が八戒と鬼形礼に紹介された新聞屋に様子見に行ってるからよ、今晩にもケリつけてくるよ」
なんてたかだか悪霊ごとき屁でもない俺

354 :三蔵な理佐ちゃん 第211話 後編:2018/08/08(水) 22:25:58.63 ID:Rij6rKV8a.net
「理佐ちゃん、悟空と八戒が戻るまで外でもぶらぶらする?」
愛しの理佐ちゃんを退屈させないように気を使う俺

「いいね!」
なんて乗ってくる理佐ちゃん

「用心のためにお守りどうぞ」
素早く理佐ちゃんに差し出す沙悟浄

「似合う?」
沙悟浄のお守り首からぶら下げて聞く理佐ちゃん

「寅さんみたいで似合うよ」ってすかさず褒める俺



ホテルのロビーに降りてきた俺と理佐ちゃんと沙悟浄

なにやらフロントが騒がしいので足を止める

「やいやいやい!このホテルに三蔵法師様の偽者が投宿してるだろ!とっとと連れて来やがれ」

めっちゃ柄の悪いオッサンがホテルの支配人を怒鳴っとる

「なんだか変な事になりそうだな」って嫌な予感な俺

「確かに嫌な予感しかしませんね」
答えながら武器の宝杖を取り出す沙悟浄

「支配人頑張ってくれてるけど迷惑かけたら悪いから名乗り出るか」
沙悟浄に目で合図送る俺

ただならぬ気配にも関わらず

「ねぇ、私の偽者が同じホテルに泊まってんの?」 
なんて呑気なこと呟いてるたまに天然な理佐ちゃんだから好き

355 :名無しって、書けない?:2018/08/09(木) 15:53:27.24 ID:jX8PVKVMa.net
落ちるの早いな

356 :三蔵な理佐ちゃん 第212話 前編:2018/08/09(木) 21:25:43.05 ID:FH4X72P3a.net
「おい!下郎ども!末法の世を救わんと幾多の苦難を乗り越えて遥か天竺を目指し旅をする聖師玄奘三蔵を偽者呼ばわりとは片腹痛し、ひとり残らず相手してやるから表に出ろい!」

偽者呼ばわりされてんのが自分と気づかない迂闊な理佐ちゃんを背中に庇いつつ大音声でハッタリかます俺

俺の大声にこっち見る柄の悪いオッサンと手下のチンピラたち

ざっと10人か・・・

「てめえ等が三蔵法師様の名前を騙る悪党どもか?いい度胸だ、街の広場で相手してもらおうじゃねえか!」

そう言ってホテルの外に歩き出す柄の悪いオッサンと手下のチンピラたち


「ねぇ、なんで私が偽者なのよ?」
なんて非常事態にも関わらず疑問を放って置けない理佐ちゃん

「俺にも分からないけど、今は沙悟浄が犠牲になってる間に逃げようよ」
俺と理佐ちゃんの前を歩く沙悟浄に聞こえないように理佐ちゃんにささやく俺

「悟浄ちゃん可哀想じゃない?」って優しさに負けそうな理佐ちゃん

「沙悟浄は妖怪だから大丈夫だよ、逆に理佐ちゃんと俺が居る方が足手まといだよ」
なんて理佐ちゃんの手を取り広場とは逆の路地に消える俺

357 :三蔵な理佐ちゃん 第212話 後編:2018/08/09(木) 22:41:35.26 ID:FH4X72P3a.net
「お姉さんビールまだ?」

荒くれどもの相手を沙悟浄に任せて理佐ちゃんと逃げ込んだ叙々苑游玄亭

「ねぇ、ビールなんて飲んでる場合なの?」
なんて言いながら手際よくお肉を焼いてくれる愛しの理佐ちゃん

「うーん?何から何まで分からないことだらけでさ、ちょっと考える時間が欲しいんだよね」
ビール飲みながら悩ましい顔する俺

「私が偽者ってことは本物の三蔵法師が居るってことかな?」って呟く理佐ちゃん

「それはないよ、観音菩薩である俺が推挙したの理佐ちゃんだけだからね、この街で三蔵の名前を騙ってる悪党が居るってことだよ」
肉とビールのお陰で冴えてきた俺の頭脳

「それにしても何だって俺たちがあのホテルに宿泊してるの分かったんだろう?」
さらなる疑問を抱く俺

「それは私が八戒ちゃんに言って『三蔵一行宿泊中』って看板出さしといたからだよ」
こともなげに話す理佐ちゃん

「なんで・・・?」って意外過ぎて呆然な俺

「昨日オダナナからLINE来てさ、この街で会うことになったんだ」
なんてしばらくぶりに旧友の織田奈那に会えるんで嬉しそうな理佐ちゃんだから好き

358 :名無しって、書けない?:2018/08/11(土) 01:02:51.20 ID:4t/7NN39a.net
仕事が忙しい・・・

359 :三蔵な理佐ちゃん 第213話:2018/08/11(土) 04:27:32.74 ID:4t/7NN39a.net
「オダナナが私が泊まってるホテルに会いに来てたらまずいから戻ろうよ」

欅寺で修行してた頃の同期生織田奈那訪問にウキウキが止まらない理佐ちゃん

「友達が会いに来るぐらいでそんなに浮かれんでも」
恐怖新聞の死亡予告や偽三蔵の件も片づいてないってのに浮かれる理佐ちゃんに苦虫を噛み潰した表情になっちゃう俺

理佐ちゃんをこんなにウキウキさせる織田奈那に対するジェラシーが混ざってんのは言うまでもない



「俺君、騒ぎ収まってるよ」
ホテル見えるなり喜ぶ愛しの理佐ちゃん

「沙悟浄が上手くやってくれたみたいだね」
理佐ちゃんとハイタッチする俺


「すいません、私を訪ねてラクダ顔の女の子来ませんでした?」
ホテルのフロントに訊ねる理佐ちゃん

「ラクダ顔の来客はありませんでしたけど栗をくわえた娘さんが訪ねてまいりました」
なんて言いながら栗娘の連絡先を差し出すフロント係

「栗をくわえた娘って・・・妖怪の類いかなんかかな?」って呟く俺に

「たぶん美愉のことだよ」
嬉しそうに呟く理佐ちゃん

360 :三蔵な理佐ちゃん 第213話 後編:2018/08/11(土) 04:45:04.34 ID:4t/7NN39a.net
これまた欅寺の同期生登場に何だか理佐ちゃんを独り占め出来なくなって来そうな予感が切ない俺

理佐ちゃんに促されて最高級スイートに引き揚げる俺



「酷いじゃないですか〜」
俺と理佐ちゃんの顔見るなり文句言う沙悟浄

「わりい、わりい、俺と理佐ちゃんいたらお前の足手まといになりそうだったからさ身をかわしてたんだよ」
笑いながら沙悟浄に謝る俺

「その甲斐あって楽勝だったみたいじゃん」
無傷の沙悟浄見て安心する俺

「楽勝もなにも通りすがりの女の子があのヤカラどもに引き下がるように言ってくれたお陰で事なきを得ましたよ」
なんて苦笑いしながら頭の皿を掻く沙悟浄

「あんなヤカラどもでも女の言うことはきくんだな」って感心する俺

常日頃理佐ちゃんの言いなりの俺には共感出来る話だわ

「ねぇ、オダナナ来る前に美愉に会って来ていい?」
なんていつの間にかもんちゃんに連絡取ってた理佐ちゃんだから好き

361 :名無しって、書けない?:2018/08/11(土) 04:45:55.19 ID:4t/7NN39a.net
>>359
タイトルに前編を入れ忘れてしまったw

362 :三蔵な理佐ちゃん 第214話 前編:2018/08/11(土) 05:01:00.57 ID:4t/7NN39a.net
「恐怖新聞の件があるから外出ないで此処で会ったら」

もんちゃんに会いに行きたいと言う理佐ちゃんに冷静沈着に提案する観音菩薩な俺

「え〜っ、せっかくだからお洒落なお店でお茶したいんだけど」
危機感の欠片もない理佐ちゃん

「別にお洒落なお店じゃなくていいでしょ」って連れない返事な俺に

「やっぱりさ、俺君や猿や豚、河童なんて連れて歩いてたらお洒落なお店入れないじゃん」
なんてさりげなく俺まで下等な妖怪どもと同格扱いする理佐ちゃん

観音菩薩のこと何だと思ってんだ、このアマ・・・


「絶対にお洒落なお店行くから」
なんて強情な理佐ちゃん

「お師匠様、我が儘はお慎みください、元はただのJKかもしれませんが今は三蔵法師という公人ではありませんか、自分の職務にたいしていささか責任感が足りないと思います」
なんて畏れ多くも理佐ちゃんに諫言する沙悟浄

「河童がJKとか言ってんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら虫メガネで沙悟浄の頭の皿に太陽光線集める理佐ちゃん

363 :三蔵な理佐ちゃん 第214話 後編:2018/08/11(土) 05:10:22.45 ID:4t/7NN39a.net
「わっ!?何するんですか〜」
悲鳴あげるとともに干からびちゃう沙悟浄

「どんなイリュージョンや!?」
干からびて鰹節みたいになっちゃった沙悟浄に驚く俺

「悟空ちゃんに教わったんだ、悟浄ちゃんの弱点」
なんて鼻高々な理佐ちゃん

悟空の野郎、ろくでもないこと教えやがって・・・


「すいません、子供用プールにお湯を欲しいんですけど」
沙悟浄を元に戻すための用意をフロントに頼む俺

フロントが用意してくれたプールにお湯を張り鰹節と化した沙悟浄を浮かべる俺に

「ねぇ、外は危ないから美愉がここに来るってさ」
なんてつまんなそうに呟く理佐ちゃん

なんのために沙悟浄を鰹節にしちゃったのか・・・

「ねぇ、ちょっと削っちゃおうか?」
なんて沙悟浄の鰹節を削っちゃうイタズラな理佐ちゃんだから好き

364 :名無しって、書けない?:2018/08/11(土) 05:11:42.76 ID:4t/7NN39a.net
そろそろ文字数制限が邪魔になってきたな

365 :名無しって、書けない?:2018/08/12(日) 07:23:59.23 ID:3MzgNiukK.net
庭先生のタイミングで次スレですね

という保守

366 :名無しって、書けない?:2018/08/12(日) 14:47:57.78 ID:QU/3tjBHa.net
>>365
保守ありがとうございますm(__)m

次スレはブログへの移植が終わってから立てようかと思っています

367 :名無しって、書けない?:2018/08/12(日) 16:01:23.78 ID:3MzgNiukK.net
>>366
1か月ほど前に残りあと300〜400話って言ってましたけど
もう目処が立ちそうなんですか(驚愕

368 :名無しって、書けない?:2018/08/12(日) 23:59:31.57 ID:vZcnihG3a.net
>>367
本日までで796話投稿完了しましてあと200話ちょいだと思うんですよね

投稿してるとついつい読み耽ってしまい余計時間がかかるという体たらくでw

369 :三蔵な理佐ちゃん 第215話 前編:2018/08/14(火) 06:49:47.62 ID:FHHGEviwa.net
「鰹節ならぬ河童節で取った出汁を使って蕎麦でも振る舞うか」

理佐ちゃんが鰹節みたいにしちゃった沙悟浄で麺つゆ作る俺

「ちょっと、私の友達に変な物食べさせないでよ」
自分で沙悟浄の鰹節を削っちゃったくせに文句言う理佐ちゃん

「でもせっかく削っちゃったからさ、観音菩薩特製河童蕎麦なんてなかなか食べらんないよ」
なんてそば粉を捏ねる俺

「出汁にするなんて勘弁してくださいよ〜」
鰹節みたいなくせに文句言う沙悟浄

「削っちゃった分も一緒にお湯に入れてくれれば大丈夫ですから戻してください」
なんてさすが妖怪な沙悟浄



「仕方ないから鴨でも捕まえてくるわ」
せっかくそば粉捏ねたからお蕎麦食べたい俺

「私も行きたい」
なんて好奇心旺盛な理佐ちゃん

じゃあ一緒に鴨捕まえに行こうかなんて言ってたら来客だ

370 :三蔵な理佐ちゃん 第215話 中編:2018/08/15(水) 05:48:21.11 ID:/sV2QPF+a.net
「わ〜美愉〜しばらくぶりじゃん」
なんて理佐ちゃんに会いにきたすずもんに喜ぶ理佐ちゃん

「しばらくぶりだね」
理佐ちゃんとは対象的にテンション低いすずもん

ふて腐れてんのか?

「今から俺君とあんたのために鴨捕まえてお蕎麦作ってあげるから待ってなよ」
旧友の気安さからかすずもんをぞんざいに扱う理佐ちゃん

「そんな呑気なこと言ってないで一刻も早くこの街を出で行って欲しいの」
なんて切迫感出してくるすずもん

「ねぇ、どうしたの?」
様子のおかしいすずもんに戸惑う理佐ちゃん

「どうもしてないよ、とにかく理佐はこの街にいちゃいけないの、お願いだから一刻も早く出てってよ」
なんて出ていけ一点ばりのすずもん

「うーん?とりあえず栗あげるから落ち着きな」
どこで手に入れたのか栗をあげる優しい理佐ちゃん

371 :三蔵な理佐ちゃん 第215話 後編:2018/08/15(水) 05:48:50.00 ID:/sV2QPF+a.net
ちょうどその時

「あれ?あなたは先ほど私を助けてくれた方ですよね」
なんて復活した沙悟浄

沙悟浄に話しかけられ慌てた様子のすずもん

「とにかく早く出て行ってよ」
理佐ちゃんの差し出す栗をかじりながら部屋を出て行くすずもん

呆気にとられる俺と沙悟浄

「なにあれ?超むかつく」
なんて栗をただ取りされてキレる理佐ちゃんだから好き

372 :三蔵な理佐ちゃん 第216話 前編:2018/08/15(水) 20:09:48.02 ID:VwNkBFWna.net
「なあ、助けてくれたって言ってたけどさ、もしかしてもんちゃんがあのヤカラどもを引き下がらせたの?」

すずもんの頑なな態度にキレる理佐ちゃんはそっとしておいて鰹節からカッパに復元した沙悟浄に訊ねる俺

「はい、あの娘さんが通りかかってヤカラ達を諭してくれまして」
荒ぶる理佐ちゃんにビビりながらも説明する沙悟浄

「あのヤカラどもがあんな小娘の言うことを素直に聞くってのも不思議な話だな」
沙悟浄の証言に悩ましい俺

「ねぇ、美愉のことなんて放っときなよ」ってふて腐れる理佐ちゃん




「理佐ちゃん、鴨を捕まえに行くから機嫌お直し」
なんてご機嫌斜めな理佐ちゃんを大好きなアウトドアに誘う俺

373 :三蔵な理佐ちゃん 第216話 後編:2018/08/15(水) 20:22:54.23 ID:VwNkBFWna.net
「俺君そっちに逃げたよ!」

原始的に鴨を追い回す俺と理佐ちゃん


「なかなか捕まえらんないね」
すっかり機嫌も直り楽しそうな理佐ちゃん



「こら〜!よそ者が何をしちょるか!」
なんて鴨狩りを楽しむ俺と理佐ちゃんを怒る川の民ジジイ

「うるせえジジイ!鴨南そば作るんじゃすっこんでろ!」
理佐ちゃんを怒鳴るジジイにキレる俺

「畏れ多くも聖人三蔵法師様が殺生を禁じたこの街で鴨南そばだと〜」

激高するジジイの口から出た三蔵の名前に驚く俺と理佐ちゃん

「三蔵法師・・・?」
なんて自分のこと指差す理佐ちゃん

「理佐ちゃんいつの間にか殺生禁止令なんて出してんだよ〜本当に優しくて天使だな」
愛しの理佐ちゃんの優しさに感動半端ない俺なのに

「私そんな禁止令出してないよ」
なんてあっさり呟く理佐ちゃんだから好き

374 :名無しって、書けない?:2018/08/17(金) 00:43:08.89 ID:HGAPBXuBa.net
理佐ちゃんは天地開闢以来の美人あげ

375 :名無しって、書けない?:2018/08/18(土) 02:46:40.20 ID:toKbmYqZa.net
理佐ちゃん目当てで見たMステ見てあいみょんという人の歌うマリーゴールドという歌に心を奪われてしまった

「ああアイラブユーの言葉じゃ足りないからとキスして」
なんて理佐ちゃんに言われたい丑三つ時だよ

376 :三蔵な理佐ちゃん 第217話 前編:2018/08/19(日) 00:27:06.35 ID:XtXuM3TAa.net
「あぁ・・・鴨南蕎麦食べたかったな」
残念そうに呟く理佐ちゃん

川の民のジジイに邪魔されて鴨を諦めスーパーで鰹節を購入した帰り道


「理佐ちゃん、冷静に聞いて欲しいんだけどさ・・・」

三蔵法師が出したという殺生禁止令から生じた疑惑について理佐ちゃんに話す俺

「ねぇ、どうしたの急に改まって」
なんていつになく真面目な俺に戸惑う理佐ちゃん

「さっきのジジイが言ってたこととホテルに押しかけてきて理佐ちゃんを偽三蔵呼ばわりしたヤカラ達のことを考え合わせるとこの街には三蔵法師を騙る偽者が居るね」
観音菩薩ならではの推理の冴えを見せる俺

「私もそんな気がしてたよ」
なんて俺の推理に全乗っかりして得意顔する愛しの理佐ちゃん

「さすが理佐ちゃんだね」
本当は何も考えてない理佐ちゃんなのは分かっているけど機嫌を損ねたくないので全肯定する弱気な俺

377 :三蔵な理佐ちゃん 第217話 中編:2018/08/19(日) 00:52:12.53 ID:XtXuM3TAa.net
「偽者が出るなんて私もいよいよ全国区の人気者なのかな?」
なんて呑気なこと宣う理佐ちゃん

「確かに理佐ちゃんの美しさと可愛さなら地の果てまで噂が轟いてても不思議じゃないよね」
理佐ちゃんの言うことならなんでも肯定する俺に

「照れさせないでよ〜」
なんて拗ねた振りしながらも嬉しそうな理佐ちゃん


「お師匠様〜」
イチャイチャしながらホテルに帰り着いたら俺たちを呼ぶ悟空と八戒


「ちょうど良いとこに帰ってきたよ、今から俺君がお蕎麦作ってくれるから皆で食べよう」
恐怖新聞の情報収集から帰ってきた悟空と八戒を労う優しい理佐ちゃん

378 :三蔵な理佐ちゃん 第217話 後編:2018/08/19(日) 00:52:32.74 ID:XtXuM3TAa.net
「何にも無かったのか?」
そば粉を捏ねながら悟空からの報告に肩透かしを喰らう俺

「はい、八戒が鬼形礼に連れて行かれた新聞屋はただの空き家でした」

そば粉捏ねるのを手伝おうと捏ね棒に伸ばした手を俺に邪険に払われながらも報告を続ける悟空

「妙な話だな・・・」
そば粉を捏ねる手を休めて考え込む俺に

「ねぇ、お腹空いてんだけど」
なんて空腹の前には恐怖新聞どうでもよくなっちゃってる理佐ちゃんだから好き

379 :三蔵な理佐ちゃん 第218話 前編:2018/08/19(日) 21:34:41.50 ID:wN0Fv2lea.net
「美味しい〜!?」
俺の作った蕎麦を食べて驚く三蔵法師な理佐ちゃん

さては俺の作る蕎麦に期待してなかったな・・・

理佐ちゃんの驚き方にショック受けるも喜んでくれた事に満足する俺

「悟空、八戒、沙悟浄、俺は今から大事な儀式のために寝室に籠らねばならない、ついては理佐ちゃんの事を頼む」
俺の蕎麦を夢中で食べてる理佐ちゃんの下僕たちに頭を下げる俺

「俺君・・・まさか一人でなんとかする気ですか?」
いつになく真剣な俺に何かを感じ取る悟空

無言で悟空にうなずく俺

「そういうわけで9時から11時20分まで理佐ちゃん我慢しててくれ」
本当は片時も離れず愛しの理佐ちゃんの傍に居てあげたいけど仕方ないんだ許してくれの思いを込めて理佐ちゃんに頭を下げる俺

380 :三蔵な理佐ちゃん 第218話 中編:2018/08/19(日) 21:43:57.86 ID:wN0Fv2lea.net
「うん、私は平気だけど俺君一人で危なくないの?」
自分こそ恐怖新聞に狙われてるのに俺を心配してくれる理佐ちゃん

「全然平気だから心配しないで、そろそろ時間だ」
なんて時計を見て寝室に消えてく俺



「よし、あんだけ頼んでおけば邪魔されないだろ」
部屋を暗くしてテレビをつける俺

「なんたって今日は浜辺美波ちゃんの映画『君の膵臓をたべたい』やる日だからな」
なんて浜辺美波ちゃんの映画を一人静かに見たかった俺

「やっぱり可愛いな〜」
ストーリーはよくわからないが浜辺美波ちゃんの可愛さを堪能してる俺


そこに突然開くドア

381 :三蔵な理佐ちゃん 第218話 後編:2018/08/19(日) 21:55:51.75 ID:wN0Fv2lea.net
「やっぱり俺君が心配だよ」
ドアが開くと同時に駆け込んでくる理佐ちゃん

「わっ!?びっくりした」
突然乱入してきた理佐ちゃんに驚く俺

「何やってんの・・・」
テレビ画面に写る浜辺美波ちゃんに呆然とする理佐ちゃん

「ああ・・・あれほど我慢してくれと言ったのに」
なんて慌てて儀式していた体で乗り切り図る俺に

「誤魔化してんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、我が家ではこれはれっきとした浮気だから」
なんて俺を睨む理佐ちゃんだから好き

382 :名無しって、書けない?:2018/08/21(火) 06:42:44.47 ID:SPmXfEOva.net
丸一日書き込み出来ないなんて規制がきつすぎだろ

383 :名無しって、書けない?:2018/08/22(水) 12:49:20.37 ID:xkXfOX3Qa.net
あげあげ

384 :三蔵な理佐ちゃん 第19話 前編:2018/08/22(水) 23:43:19.73 ID:8vMx9KDQa.net
「反省してよね」
俺に文句を言いながらふて寝の理佐ちゃん

愛しの理佐ちゃんを裏切り浜辺美波ちゃんの映画を見ようと画策した俺

しかし、理佐ちゃんに見つかりホテルの部屋に急造された牢屋に閉じ込められる俺

「この程度で浮気なんて言われたら理佐ちゃんと結婚しても窮屈極まりないな・・・」
なんてぼやく囚われな俺

理佐ちゃん護衛隊の妖怪三人衆はふて寝してる理佐ちゃんを守るために廊下で寝ずの番だ


「ちきしょう、手届かないかな」
なんてふて寝してる理佐ちゃんに手を伸ばす俺

文句言いながらも俺の座敷牢の前で寝てる可愛い理佐ちゃん

「ふー!ふー!」
手が届かないので触るのは諦めて寝てる理佐ちゃんの耳元に必死に息を吹きかける俺に

「ちょっかい出してんじゃねーよ」
なんてドス効かす寝たふりしてた理佐ちゃん

385 :三蔵な理佐ちゃん 第19話 後編:2018/08/22(水) 23:59:43.87 ID:8vMx9KDQa.net
「ねぇ、反省してって言ったでしょう〜!」

座敷牢の鉄格子越しに俺を睨む愛しの理佐ちゃん

「だってさ、わざわざ俺の前で寝てんだもん」
なんて本当は俺のそばで寝たいくせに素直じゃない理佐ちゃんに拗ねる俺

「どこで寝たって私の勝手でしょ!」
なんとなく俺に気持ちを見透かされて照れ隠しにむくれる理佐ちゃん

と、その時

ガタガタガタ・・・

音をたてながら突然開く窓

バサバサバサなんて開いた窓から飛び込んでくる恐怖新聞

「やだ〜こわ〜い」
なんて布団の中に隠れる怖がり理佐ちゃん

「理佐ちゃん!布団の中で丸まる前に牢屋の鍵開けてくれ」
理佐ちゃんを守るために牢屋から出たい俺に

「ちょっと!?布団の中に隠れてんだから声かけないでよ」

なんてもらバレだよ理佐ちゃん!?な理佐ちゃんだから好き

386 :名無しって、書けない?:2018/08/24(金) 06:05:25.72 ID:ksp4idgha.net
文字数制限がうざい・・・

387 :名無しって、書けない?:2018/08/24(金) 23:37:52.36 ID:rd7PHCQHa.net
>>384
>>385
タイトルが219話でしたm(__)m

388 :三蔵な理佐ちゃん 第220話 前編:2018/08/26(日) 10:45:59.27 ID:JC1/KadEa.net
「お師匠様大丈夫ですか〜」

理佐ちゃんの悲鳴を聞いて慌てて部屋に飛び込んで来た理佐ちゃん護衛隊の3妖怪

「早く追っ払ってよ〜」
布団から恐怖新聞を指差す理佐ちゃん




「大袈裟に騒ぐから幽霊が現れたと思ったら新聞しか来てないじゃないっすか」
ビビる理佐ちゃんをからかいながら恐怖新聞を読む八戒

「笑ってんじゃねーよ」
朝になりちょっと強気に戻りドス効かす余裕が出てきた理佐ちゃん

「そんな縁起悪い新聞どっかに捨ててきてよ」
焼いたパンにバターを塗りながら八戒に頼む理佐ちゃん

「しかし、なんだって恐怖新聞が理佐ちゃんにとり憑いてんだろうな」
理佐ちゃんに渡されたパンをほおばりながら呟く俺

389 :三蔵な理佐ちゃん 第220話 中編:2018/08/26(日) 18:05:40.13 ID:HWKK61rva.net
「やっぱりキリスト以来の神様から遣わされた救世主として、天竺にお経を取りに行って世界を至福の千年王国に変えちゃう私を邪魔したい勢力の仕業なのかな」
自分を買い被り過ぎて被害妄想な愛しの理佐ちゃん

「なに言ってんすか、単なるお経の運び屋がキリストクラスな聖人なわけないじゃないっすか」
理佐ちゃんの立場を客観的に語る悟空

「うるさい!」って悟空を睨む理佐ちゃん

「まあまあ朝から怒らないでよ」って理佐ちゃんを宥める俺

「俺君もさ、この旅の責任者なんだから廊下なんかで番してた悟空ちゃん達を怒りなよ」

「ひぃ〜わけわかんね〜」
自分で廊下の番するように指示したにも関わらず理不尽な理佐ちゃんに頭抱える俺

390 :三蔵な理佐ちゃん 第220話 後編:2018/08/26(日) 18:06:41.51 ID:HWKK61rva.net
「俺君あれ食べよう」
俺の手を引っ張りかき氷屋に並ぶ理佐ちゃん

結局不機嫌な理佐ちゃんに負けてお出かけに付き合う俺

「呑気に街ブラしてる場合じゃねえんだけどな・・・」
ニセ三蔵の配下に絡まれないか不安な俺に

「ビビってんじゃねーよ」ってドス効かすくせに

「はい、ア〜ン」
なんてかき氷食べさせてくれる理佐ちゃんだから好き

391 :名無しって、書けない?:2018/08/26(日) 18:07:27.76 ID:HWKK61rva.net
ぶつ切りでワケわからんw

392 :三蔵な理佐ちゃん 第221話 前編:2018/08/27(月) 23:12:46.33 ID:rfZvLMfHa.net
「あれ〜凄え美人が居るかと思ったらニセ三蔵じゃねえかよ」

俺の悪い予感的中でヤカラ達に絡まれる俺と理佐ちゃん

「こわ〜い」
俺にビビってんじゃねーよなんてドス効かせたくせに俺の背後に隠れる内弁慶な理佐ちゃん・・・可愛い

「かき氷食ってんだ後にしろ」
愛しの理佐ちゃんの手前虚勢張る観音菩薩な俺

「なんだテメエ!世界一の美人連れてるからって粋がってんのかコラ!」

チャカついたチンピラが俺に食ってかかる

こいつら理佐ちゃんの名前を騙る三蔵を信仰してるわりにやたら好戦的だな・・・

しばし考える俺

393 :三蔵な理佐ちゃん 第221話 中編:2018/08/27(月) 23:27:57.00 ID:rfZvLMfHa.net
「ねぇ、どうしたの?」
修羅場に一歩手前にも関わらず考え込む俺に不安そうな理佐ちゃん

「お前らちょっと待ってろ」
臨戦準備のために店の外に出ようとするヤカラ達に声をかける俺

「理佐ちゃん、ハッタリで切り抜けようと思ったけどあいつら好戦的過ぎて無理みたいだから一人で待っててくれ」
理佐ちゃんに言い置いて立ち上がる俺

「相手10人ぐらい居るけど大丈夫?」
不安そうに聞く理佐ちゃん

「心配すんな、理佐ちゃんを人質に差し出して時間稼いで悟空達を連れて戻ってくるよ」
なんて走れメロスになる覚悟な俺に

「私のこと人質にしてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「あんたそれでも男なの!」
なんて俺のほっぺをつねる理佐ちゃん

「いたたたた〜理佐ちゃんほっぺ千切れる」
加減を知らない理佐ちゃんに悲鳴あげる俺

394 :三蔵な理佐ちゃん 第221話 後編:2018/08/27(月) 23:43:15.64 ID:rfZvLMfHa.net
「どうしたらか弱い女の子を人質に差し出そうと思えんのかな!」

赤く腫れ上がった頬っぺたをかき氷で冷やす俺に怒り冷めやらぬ三蔵な理佐ちゃん

「俺君がボコられてる隙に逃げるから私のために闘って」
なんて無慈悲な提案してくる愛しの理佐ちゃん

あんたの方が俺より強いんだから闘えや・・・
なんて心の中で呟く反抗期な俺

「うん?なんか言った!」
腕組んで俺を睨む気の強すぎる理佐ちゃん

慌てて首振る負け犬な俺

そんな俺見て女王様な理佐ちゃんが満足気にうなずいた時


「おい!いつまで待たせんだ早く出てこいや!」
なんてヤカラ達の怒鳴り声

「こわ〜い」
なんて慌てて俺にしがみつく理佐ちゃん

やっぱり内弁慶な理佐ちゃんだから好き

395 :名無しって、書けない?:2018/08/28(火) 23:56:30.56 ID:qmDWaAVJa.net
そろそろ落とすか?

396 :名無しって、書けない?:2018/08/29(水) 23:58:08.17 ID:ZdPG6N2DaNIKU.net
次スレ立てらんないから上げ

397 :名無しって、書けない?:2018/08/30(木) 00:16:29.48 ID:VruIbpa8K.net
>>396
次スレの1に貼るテンプレみたいなのがあれば
代わりに立てられるかもしれませんよ

やってみないとわかりませんが(笑)

398 :名無しって、書けない?:2018/08/30(木) 00:34:24.02 ID:+crz3a9ka.net
>>397
ありがたしm(__)m

このスレ>>1の文をそのまま使用していただいて大丈夫です

テンプレがイマイチ分からないのでw

399 :名無しって、書けない?:2018/08/30(木) 00:35:32.30 ID:VruIbpa8K.net
>>398
ではちょっとやってみます

また結果ご報告に来ます

400 :名無しって、書けない?:2018/08/30(木) 00:41:26.76 ID:+crz3a9ka.net
>>399
よろしくお願いしますm(__)m

401 :名無しって、書けない?:2018/08/30(木) 00:50:53.78 ID:VruIbpa8K.net
>>400
お待たせしました
これでよいですか

【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】 ★3
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1535557766/

402 :名無しって、書けない?:2018/08/30(木) 00:55:06.20 ID:+crz3a9ka.net
>>401
完璧過ぎます

ありがたすぎて言葉になりませんm(__)m

総レス数 402
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