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【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】 ★4

1 :名無しって、書けない?:2019/01/20(日) 16:22:58.38 ID:NvX66s/aa.net
前スレが文字数制限で心が折れたので新しくスレを立ててしまいました
基本的にただただ妄想を書いてくだけなんですが
たまに映画とかからパクったりもします
僕は小心者なので中傷は禁止させてください
優しい言葉で励ましたり褒めてください
よろしくお願いします
【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】 ★3
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1535557766/

【過去スレ】
【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】 ★2
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1521448465/

【妄想】理佐ちゃんだから好き【小説】
http://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1518822442/

【保管庫】
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2 :名無しって、書けない?:2019/01/20(日) 16:25:11.29 ID:NvX66s/aa.net
無事に立てれたw

3 :三蔵な理佐ちゃん 第245話 前編:2019/01/20(日) 18:10:15.46 ID:NvX66s/aa.net
「ねぇ、なんか駆けてくるよ」

砂煙をあげて近寄る謎の物体を指差す馬上の理佐ちゃん


理佐ちゃんとオダナナが仲直りして早2ヶ月

次なる国を目指して砂漠を歩く三蔵法師こと天地開闢以来の美人理佐ちゃんと理佐ちゃんを守る孫悟空、猪八戒、沙悟浄の妖怪3人衆
そして愛しの理佐ちゃん至上主義者の観音菩薩な俺なのだ

「本当だ!凄い勢いですね」
理佐ちゃんの指差す方を見ながら呟く悟空

「なんか馬みたいで・・・」
なんて近づいた物体を馬と確認した途中でその馬に飛び蹴りくらわされて吹っ飛ぶ八戒


「なんやコイツ!?暴れ馬ってやつか?」
いきなり先制攻撃してきた暴れ馬に驚きの俺

「やだ〜こわ〜い」ってビビる理佐ちゃん

理佐ちゃんの前に立ちはだかる悟空と沙悟浄

「悟空!構わねえから馬刺しにしちまえ!」
競馬愛好家の俺ではあるが理佐ちゃんを守るために非情の命令する俺

「へい!お任せください!!」
耳から如意棒を取り出し極悪猿の本性を剥き出しにする孫悟空

「ちょっと待って!」
暴れ馬に必殺の一撃加えんと如意棒を振りかぶった悟空を制する愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん!暴れ馬に近づいたら危ないよ!」
悟空を制止して愛馬ホワイトドラゴンから降りてまじまじと暴れ馬を観察する理佐ちゃんを心配する俺に

「俺君・・・見覚えない?」
暴れ馬の検分を終えて俺を振り返る理佐ちゃん

「見覚え・・・」
理佐ちゃんに言われたところで暴れ馬に知り合いなんて居ない俺

「あんまり名前言いたくないんだけどな・・・」
まったく心当たりが無い俺に口ごもる理佐ちゃん

これなんぞ・・・?
なんて深まる謎に首を傾げてたら

「あぁ〜!!!」ってでかい声出す悟空

「わっ!?なんだよ急に大声だして!」
悟空を叱りつける俺に

「理佐は俺の嫁・・・」って呟く大胆不敵な悟空

「なんだてめえこの野郎!エテ公の分際で理佐ちゃんは俺の嫁だとコルァ〜」
極楽のプリンス観音菩薩たる俺の心のフィアンセ理佐ちゃんに横恋慕する不浄な猿に怒髪天な俺

4 :三蔵な理佐ちゃん 第245話 後編:2019/01/20(日) 18:11:10.81 ID:NvX66s/aa.net
いきなり悟空の腹を蹴りあげる俺

腹を抱えてくの字になる悟空の鼻っ面に膝膝を叩き込む本気な俺

「ちっ、違います」
鼻血吹き出しながら地へたにぶっ倒れる悟空

「俺君止めなよ」
俺を止める優しい理佐ちゃん


「おいカッパ!こいつの腕押さえろ!観音菩薩様の女に邪心抱きやがったんだ両腕へし折ってやる」

理佐ちゃんの声が小さすぎて聞こえないのか?
きっちりケジメ取ろうと沙悟浄に命じる俺

「ちょっと!落ち着いて話聞いてよ!」
悟空の右腕を踏み潰そうとする俺の前に立ちはだかる決死の理佐ちゃん

「理佐ちゃん心配すんな、コイツが理佐ちゃんに悪さ出来ないようにきっちりケジメ取ってやるから」
腐れ外道とはいえ弟子である悟空を庇う優しい理佐ちゃんの肩を抱く俺

その背後で悲鳴上げる沙悟浄

「勘違いとは言えおいたが過ぎましたね〜」
なんて気絶してる沙悟浄の顔を踏んづけながら薄ら笑い浮かべる極悪猿の悟空

うっ・・・怖い・・・

急に我に帰り悟空の怖さを思い出し理佐ちゃんの背後に隠れる俺

「ちょっと私まで巻き込まないでよ」
ボコられた怒りで完全に正気を失ってる悟空にビビる理佐ちゃん

「理佐ちゃん緊箍児唱えちゃえ」って理佐ちゃんを唆す俺

「ダメだよ、悟空ちゃん悪くないもん」
なんてこの期に及んでまだ悟空を庇う弟子思いな理佐ちゃん

「でもこのままじゃみんな殺されちゃうよ、今の悟空は怒りにとり憑かれた悪魔みたいなもんだよ」
必死に理佐ちゃんを説得する俺

理佐ちゃんを盾にする俺に近づく悟空のに

「悟空ちゃんごめん!オレクンダイスキ!オレクンダイスキ」
なんて謝りながら緊箍児の呪文唱える理佐ちゃんだから好き

5 :三蔵な理佐ちゃん 第246話 前編 :2019/01/20(日) 19:05:24.18 ID:NvX66s/aa.net
「リサハオレノヨメ!?」

悟空を緊箍児で叩きのめした三蔵法師こと理佐ちゃんから説明されて己が不明に気づく俺

美浦の名門堀厩舎に預けっ放しですっかり愛馬リサハオレノヨメを忘れてた観音菩薩失格な俺なのだ


「何ですかその恥ずかしい名前の馬」
リサハオレノヨメとは初対面の沙悟浄が訊ねる

「俺君が勝手につけたから私は関係ないよ」
沙悟浄に恥ずかしい名前とか言われて文句言いながらも下向く理佐ちゃん

「理佐ちゃんがまだ神様のお気に入りだった頃に第1位だった頃に1億2千万円で落札したディープ産駒」
理佐ちゃんに代わり説明する俺

「いっ、1億2千万〜」
暴れ馬リサハオレノヨメの値段聞いて驚く沙悟浄

「期待の良血馬だったからな、実際デビューから無傷の3連勝で皐月賞に一番人気で出走したしな・・・」
そこまで話しため息つく俺

そう競馬史上最高の馬名を戴き皐月賞に挑んだリサハオレノヨメだったが
馬は馬主に似るの格言通り馬主理佐ちゃん譲りの気性難が出てしまい隣の枠に入ったモナキングダムの暴走に着いていってしまい直線力尽きて二桁着順の大惨敗

続く大目標日本ダービーではまだ信じてくれるファンのお陰で一番人気に支持されたものの
やはり馬主理佐ちゃん譲りの地蔵特性を発揮してしまい目立つことなく見せ場無しの8着とゆう可もなく不可もない成績に終わり秋に巻き返そうと調教に勤しんでたら脚部不安発生してそのまま放牧へ


気づいたらそれから1年が経ってたってわけだ


「それで見放してしまった訳ですか・・・」
話を聞いてリサハオレノヨメにちょっと同情する沙悟浄

「見放した訳じゃないけどよ・・・俺飽きっぽいからさ、気づいてたらすっかり忘れてたよ」
頭かきかき苦笑いする俺に

地べたを前脚でガリガリ削り怒りを表すリサハオレノヨメ

「でもなんだってリサハオレノヨメがこんな所に」
理佐ちゃんを狙ってる疑惑の誤解が解けてホッとしたのか疑問点に気づく悟空

「ホワイトちゃんに通訳してもらおうよ」
珍しくナイスアイデアの理佐ちゃん

てなわけで白馬から龍王の倅に戻るホワイトドラゴン

6 :三蔵な理佐ちゃん 第246話 後編 :2019/01/20(日) 19:05:58.61 ID:NvX66s/aa.net
「怪我して放牧に出てんのに牧場に見舞いにも来ないお前らは薄情者だって言ってますね」
リサハオレノヨメの言葉を翻訳してくれる龍王の倅

「ごめんね、俺君も色々忙しかったから許してあげてよ」
リサハオレノヨメに謝る理佐ちゃん

「許してやるから俺の復帰戦応援に来いなんて言ってますよ」
謝る理佐ちゃんに調子に乗るリサハオレノヨメ

「てめえ調子に乗ってんじゃねえよ、俺たちは一刻も早く天竺に行かなきゃいけねえんだ!ガタガタ言ってるやがるとアラブの王様に売り飛ばしちまうぞ!」
生意気なリサハオレノヨメを脅しにかかる俺

アラブに売られるのは嫌らしく慌てて理佐ちゃんの背後に隠れるリサハオレノヨメ

コイツ・・・理佐ちゃんが優しいの見抜いてやがる
馬ながらに人を見抜くリサハオレノヨメに冷や汗の俺

「可哀想だから皆で応援してあげようよ」
なんてリサハオレノヨメの思惑通り情に流される理佐ちゃんだから好き

7 :名無しって、書けない?:2019/01/20(日) 19:47:55.28
AKBグループの妄想小説とか
http://story2.ichaos.me
体験談
http://lazoo.ichaos.me

8 :三蔵な理佐ちゃん 第247話 :2019/01/21(月) 07:34:32.30 ID:SMWcF36Ta.net
「なんで新潟なんかに寄り道するかな〜めっちゃ寒いし〜」

聞こえよがしに不平不満述べる観音菩薩な俺

三蔵法師こと理佐ちゃんの鶴の一声で愛馬リサハオレノヨメの応援することに決まったけど・・・

極楽のお釈迦様から天竺取経の旅コーディネーターに任命されてる俺としては寄り道は甚だ不満なのだ

「もう約束しちゃったんだから文句言わないでよ」
なんて言い返してくる気の強い理佐ちゃん

「だいたいこの時期に新潟は開催してないよ・・・」
競馬愛好家としては12月なのに新潟の重賞で復帰戦という架空の設定を強いられてしまったことにも甚だ遺憾なわけで・・・

理佐ちゃんに反論されても愚痴が止まらない俺に

「いつまでもブツブツ言わないでよ!むムカつくな〜」
なんてキレる理佐ちゃん

「すんません・・・」
理佐ちゃんにキレられて悄気る俺

「まあまあケンカはその辺にして新潟のお酒を楽しみましょうよ」
なんて俺を可哀想に思ったのか間に入ってくれる八戒

「二十歳になったからお酒飲もうかな」
八戒に唆されて永遠の18才女子高生三蔵という設定を忘れる呑気な理佐ちゃんなのであった・・・



「ちっ、いつまで待たせる気なのか!」
ホテルの部屋からなかなか出て来ない理佐ちゃんに苛立つ不平不満が解消されてない俺

宿に着くなり早速新潟の美味しい物を食べに行こうと言い出した理佐ちゃん

そんな訳で先程からホテルの前で理佐ちゃんを待ってる我等理佐ちゃん親衛隊の4人ってわけだ

「おい悟空、俺たち先に行ってるからよ、お前理佐ちゃんの護衛頼むわ」
苛立ちながらも理佐ちゃんを守ることは忘れない理佐ちゃん至上主義者の俺

「そんなこと言わないで待っててあげましょうよ、出かけるのにおめかししたいなんて可愛いじゃないっすか」
なんて俺以上に理佐ちゃんに甘い悟空

「何言ってんだてめえ、理佐ちゃんはそのままでも未来に残したい美人第1位だぞ!このうえおめかしなんてハッタリいらんのじゃ!」
文句言いながらも理佐ちゃんを褒めることは忘れない俺に

「大きい声で恥ずかしいこと言ってんじゃねーよ」
なんてドス効かすようやくお出ましの理佐ちゃん


「理佐ちゃんが待たせるからさ〜」

言い訳しながら振り向く俺の目に飛び込んできたのは徳誰制服からけやかけで見た大人コーデにおめかしした理佐ちゃんだ!

「あんま見ないでよ・・・」
大人コーデ理佐ちゃんの美しさに言葉を失ない立ち尽くす俺に

「これでもおめかししちゃダメ?」
なんて聞いてくる理佐ちゃんだから好き

9 :三蔵な理佐ちゃん 第248話 前編:2019/01/21(月) 23:07:26.60 ID:GFhU1YXra.net
「ねぇ、聞いて欲しいことあるんだけど」

理佐ちゃんの隣で牛タンにがっつく俺に改まる三蔵な理佐ちゃん

「うん?どうしたの?」 
理佐ちゃんの方見ないで返事する俺

「ねぇ、真面目な話だからちゃんとこっち見てよ」
俺の顔を横から覗き込む愛しの理佐ちゃん

「う、うん・・・」
かって見たことがない色気を漂わす大人コーデの理佐ちゃんにさっきからドキドキが止まらない俺

ダメだ、こんな色っぽい理佐ちゃんを前にしたら鼻血が出てしまう・・・

なんて慌てて鼻を押さえる観音菩薩な俺

「わっ!?どうしたの急に鼻血出して」
慌てて布巾で俺の顔を拭いてくれる優しい理佐ちゃん

「どうしたんすか!?大人コーデのお師匠様のエロに負けて触ろうとして殴られたんすか〜」
無神経な心配の仕方する八戒を

「人聞き悪いこと言わないでよ!」
なんて一喝して黙らせる理佐ちゃん


「本当にどうしたの?」
退散する八戒を尻目に鼻血ブーの俺を膝枕で介抱してくれる優しい理佐ちゃん

「今日の理佐ちゃん可愛い過ぎて・・・」
心配そうに覗き込む理佐ちゃんに虫の息で答える俺

「バカ・・・急に何言ってんの・・・」
なんて照れちゃって俺の頭を放っぽり出して背中向ける理佐ちゃん

ガン!

なんて音を立ててフロアーに落ちる俺の後頭部

「いたたたた〜」
後頭部押さえて悲鳴上げる俺

「あっ、ごめんね」
慌てて俺の頭を膝の上に戻す理佐ちゃん

「乱暴に扱わないでもらいたいものだよ・・・」
ドキドキしてまた鼻血出すとヤバイので横向いて理佐ちゃんの太ももの感触に集中する俺に

「俺君が恥ずかしがらせるからだよ」
なんて優しく微笑む理佐ちゃん

「ふむ・・・むにゃむにゃむにゃ・・・zzz」
理佐ちゃんの微笑みがまぶし過ぎるので寝た振りする照れ屋な俺

「ねぇ俺君、寝た振りしたままで良いから聞いて」
なんて俺のことはまるっとお見通しの理佐ちゃん

10 :三蔵な理佐ちゃん 第248話 後編:2019/01/21(月) 23:10:36.52 ID:GFhU1YXra.net
「それでね・・・欅寺で仲良かった子が新潟に居るから会って来たいんだ・・・」

俺の様子を伺いながら話す理佐ちゃん

先ほどから新潟に住む旧友に一人で会いに行きたいと珍しく長々と話す理佐ちゃん

どうやら修羅の街新潟を理佐ちゃん一人で出かけるなんて過保護な俺が許すわけないと回りくどい話になってたみたいな愛しの理佐ちゃん


「ひとつだけ条件がある」
今までにないぐらい真摯に話をする理佐ちゃんに何かを感じて条件付きながら許可する俺

「条件?」
俺の言葉に首を傾げる理佐ちゃん

「うん、大人コーデは俺と二人で居る時だけにしてくれ、魅力的過ぎるから誰にも見せたくないんだ」
なんて珍しく嫉妬心出す俺に

「うん、私も俺君に見てもらいたかっただけだから良いよ」
なんて可愛い過ぎること言っちゃう理佐ちゃんだから好き

11 :割り込み失礼:2019/01/21(月) 23:18:26.40 ID:qthBgg9x0.net
三蔵まだ続いてたんか…すごい
理佐ちゃんの成人はおめでたいけど、98年組も寂しくなりましたね

ともかく新スレ乙です

12 :名無しって、書けない?:2019/01/21(月) 23:30:31.29 ID:GFhU1YXra.net
>>11
お久しぶりでありますw

ずーみんともなちゃんが居ないのはかなり戦力ダウンなんですかね

三蔵な理佐ちゃんじゃないともなちゃんとまほほんが出せないんで復活しましたw

13 :三蔵な理佐ちゃん 第249話:2019/01/22(火) 22:57:01.03 ID:7MU44KQsa.net
「色々あって欅寺に居られなくなっちゃってさ、それでもしばらくは行き来してたんだけど段々会わなくなっちゃったんだ・・・」

思いがけず俺があっさり一人でのお出かけを許可してあげて気が軽くなったのか旧友のもなちゃんについて語り続ける三蔵な理佐ちゃん

女同士の友情に熱い理佐ちゃんに心和む俺

と、そこに常人では聞き取れないほどの微かな女性の悲鳴が!?

ガタッ!

身に備わった観音力で微かな声の主が理佐ちゃんクラスの美人であることを感知して椅子を蹴り立ち上がる俺

「わっ!?急に立ち上がらないでよ!」
突然立ち上がる俺に驚き文句の理佐ちゃん

「理佐ちゃん大変だ!理佐ちゃんクラスの美人が悲鳴上げてる」
世にも稀なほどの美人である理佐ちゃんと同クラスの美人が存在することに興奮を隠せず大声になる俺

「ちょっと大声出さないでよ・・・みんな見てるよ・・・」
頬染めてうつむき恥じらいの理佐ちゃん

「なんで声だけで美人って分かるんすか?」
店中の客の視線に地蔵になった理佐ちゃんに成り代わり俺に聞いてくる八戒

「あまねく人々の声を観るから観音菩薩だからな、美人の声は聞き逃さんよ」
なんて胸を張り威張る俺

と言うわけで悲鳴の美人を求めて街に繰り出す我等三蔵一行



「八戒とカッパはあっちだ、俺は一人で平気だから俺君はお師匠様とあの辺をお願いします」
てきぱきと捜索チームの編成と捜索範囲を決めながらも俺と理佐ちゃんを同じチームにしてくれる心憎い配慮する悟空に

「俺君と二人だけなんて心細いんだけど・・・」
なんて文句言ってる愛しの理佐ちゃん

理佐ちゃんから見て俺はそんなに頼りないのか・・・

なんてちょっと俺を傷つける理佐ちゃんだけど・・・

悟空たちと離れて二人だけになった途端に

「しばらくぶりの二人っきりはちょっと嬉しいな」
なんて手を繋いで来る理佐ちゃん

悟空に文句言ってたのはどうやら照れ隠しのポーズだった理佐ちゃんだから好き

14 :三蔵な理佐ちゃん 第250話 前編:2019/01/23(水) 19:45:28.54 ID:tow5L/aka.net
「ぼっ、僕は・・・理佐ちゃんと居る時が一番し、幸せなんだな・・・」

大人コーデの理佐ちゃんに手を繋いでもらい緊張している俺

理佐ちゃんクラスの美人の悲鳴なんかもう忘れている俺

「私も・・・かな・・・」
俺同様良い雰囲気で緊張している大人コーデで色っぽさを増してるけど中身はおぼこいままの理佐ちゃん

あまねく音を感知する観音菩薩な俺と違い常人である理佐ちゃん

いや、外見こそ人類未到の領域まで可愛さを切り開いた存在ではあるが中身は凡人な理佐ちゃんには美人の悲鳴が聞こえていないのだから呑気なのも仕方あるまい

「ちょっと座ろうか?」
なんてとあるマンションの前にあバス停のベンチに愛しの理佐ちゃんを誘う俺

「うん」
なんて素直にうなずく可愛い理佐ちゃん



「見上げてごらん夜空の星が俺と理佐ちゃんの幸せを祈ってくれてるようだよ」
なんて坂本九ちゃんばりに夜空を見上げながら理佐ちゃんの肩を抱くチュー狙いの俺

「綺麗〜」
肩を抱かれた緊張から声が裏返る理佐ちゃん

そんな可愛い理佐ちゃんに時間よ止まれ!って俺が祈った時

15 :三蔵な理佐ちゃん 第250話 中編:2019/01/23(水) 19:46:58.16 ID:tow5L/aka.net
「きゃあ〜モゴモゴ・・・」
なんて先ほど聞いた美人の悲鳴の続きが目の前のマンションから

声の感じから口を塞がれたなって冷静に分析する俺

目を見合わせる俺と理佐ちゃん

「聞こえた?」って聞く理佐ちゃん

「いや、何も・・・」
理佐ちゃんとチューしたいからとぼける俺に

「さっき八戒ちゃんにあまねく声を聞き逃さないから観音菩薩なんだって威張ってたよね?」
どうでもいいようなことはちゃんと覚えてる理佐ちゃん

16 :三蔵な理佐ちゃん 第250話 後編:2019/01/23(水) 19:47:23.22 ID:tow5L/aka.net
理佐ちゃんに促されて美人を救出するべくマンション進入の俺

「理佐ちゃん、美人がチビ二人に顔を掴まれてるから助けてくるからここに居てくれ」
踊り場の角から様子を伺い理佐ちゃんに指示する俺

「俺君一人で大丈夫?」
俺を心配してくれる優しい理佐ちゃん

「悟空をボコったの見てたろ?」
笑顔で理佐ちゃんを安心させる余裕の俺

「そうだね、俺君本当は強いんだもんね」
理佐ちゃんを狙ってると勘違いして悟空を秒殺した俺を思い出し安心する理佐ちゃん



「やい悪党ども!その手を放しやがれ!」
頼もしげに俺の背中を見てるであろう理佐ちゃんの視線に励まされ啖呵切る俺

しかし、あっという間にボコられボロ雑巾の俺

「なんで今日は弱いのよ〜」
なんて堪らず飛び出してくる理佐ちゃんだから好き

17 :三蔵な理佐ちゃん 第251話 :2019/01/23(水) 22:55:25.31 ID:ijWqrj/+a.net
「なんで今日は弱いの〜」

悟空を軽く秒殺した俺があっさりチビ二人組にのされてしまい錯乱して声が裏返る三蔵法師理佐ちゃん

「理佐ちゃんが絡まないと力が出ないみたい・・・」
理佐ちゃんに膝枕してもらい情けないこと宣う理佐ちゃん専用機な俺

「それはそれで嬉しいかも・・・」
場面も忘れて照れる理佐ちゃん

こんな場面でも可愛い・・・

なんて理佐ちゃんの可愛さを再認識して感動するこれまた呑気な俺 


「わっ!凄え美人が飛び込んで来やがった!まほほんクラスの美人だヤッホー」
飛んで火に入る夏の虫ならぬ天地開闢以来の美人理佐ちゃんを見てテンション上がるチビ二人組

この美人まほほんって名前なのね

なんて美人の名前ちゃんと記憶する抜け目無い俺

おっと、それどころじゃねえ


「やい!理佐ちゃんがまほほんクラスの美人じゃなくてまほほんが
理佐ちゃんクラスの美人じゃボケ!言い直せや!」
理佐ちゃんに膝枕してもらったままチビ二人組を怒鳴る俺

理佐ちゃんが美人の基準じゃないと許せない理佐ちゃん至上主義者の俺なのだ

「うるせえ!雑魚野郎!」
恐れ多くも極楽のプリンス観音菩薩な俺に蹴りを入れるチビ二人組

「う〜ん、やられた・・・」
後は三蔵法師理佐ちゃんに任せてこれ以上蹴られないように気絶した振りして戦線離脱な俺

「俺君大丈夫!?」
気絶した振りの俺に取りすがる理佐ちゃん

「こっち来いよ」
なんて理佐ちゃんを立ち上がらせようとするチビ二人組

「やめて〜」
貞操の危機に悲鳴あげるもやはり声が裏返る理佐ちゃん

「うお〜!!!」
俺が気絶してたと油断してるチビ二人組にタックルかます奇襲成功の俺

「理佐ちゃん!まほほん連れて逃げろ!」
理佐ちゃんに指示しながらタックルした勢いでチビ二人組と階段転げ落ちる俺

「俺君やだ〜」
なんて俺の身を案じて悲鳴あげる理佐ちゃんだから好き

18 :三蔵な理佐ちゃん 第252話 前編:2019/01/23(水) 23:58:36.03 ID:ijWqrj/+a.net
「いてててて〜」

階段から転がり落ちたショックで体中痛い俺

「コイツらがクッションになってくれたお陰でたいした怪我じゃなくすんたのね」 
俺の下敷きになってくれたチビ二人組を拝み我が応援歌の延命十句観音経を唱える俺

「俺君〜」
めっちゃでかい声を裏返しながら階段降りてくる愛しの理佐ちゃん

その後をついてくるまほほん

慌てて地べたに寝転がり痛い振りする俺

「俺君死んじゃやだよ〜」
地べたに寝転がる俺に泣きながら抱きついてくる理佐ちゃん

めっちゃ嬉しい〜

「理佐ちゃんの処女を守って命尽きるなら本望・・・」
理佐ちゃんを抱きしめながらやや演技過剰な俺に

「人前で変なこと言わないでよ!」
まほほんの視線を気にして俺を突き飛ばす恥ずかしがり過ぎる理佐ちゃん

理佐ちゃんに突き飛ばされ頭を打ち意識が遠のく俺

「わ〜っ!?俺君大丈夫!?」
意識が薄れ行く俺を呼ぶ理佐ちゃん

19 :三蔵な理佐ちゃん 第252話 後編:2019/01/23(水) 23:58:57.30 ID:ijWqrj/+a.net
「ここはどこだ・・・」

目を覚ましたら自分が何処にいるか分からない僕

「この綺麗な女性は誰だろう?」
自分の寝ているベッドの横に簡易式のベッドを並べて眠る美人に心当たりが無い僕

「うっ、頭が痛い」
ガンガンと響く頭の痛みに思わず悲鳴あげるも寝ている美人を起こしてわと配慮する僕

「俺君!?目が覚めたの?」
配慮したにも関わらず目を覚ます美人

「俺・・・君・・・?」
目の前の美人がただの美人ではなく人類史上最高に可愛い美人だと知って驚く僕

それと同時に美人が呼んだ俺君というのがどうやら自分の名前らしいと知り自分に記憶が無いことを理解する僕

「ねぇ、どうしたの?」
僕を覗き込んでくる美人

しかし物凄い美人だ・・・
畏れ多いからさん付けで呼ぶか?

そんなことを考えながら美人さんの顔の近さにドキドキしてしまう僕

「すいません、俺君というのが僕の名前ですか?」
物凄い美人さんに聞く僕

「ぼ、僕・・・」
ようやく僕の様子がおかしいと気づいた物凄い美人さん

「わ〜ん、ごめんなさい〜」
俺に抱きつき子供泣きしながら謝る物凄い美人さん

「理佐ちゃん・・・?」
なんか頭に浮かんだ名前を呼んでみる俺

夢中で泣きながら謝ってるせいで俺の声が耳に入ってないらしく返事しない物凄い美人さん・・・

たぶん理佐ちゃんだから好き

20 :三蔵な理佐ちゃん 第253話 前編:2019/01/24(木) 18:13:56.07 ID:FS7pG2ata.net
「・・・理佐ちゃん?」

記憶を失った僕に謝りながら泣きついてる天地開闢以来の美人を脳裏に浮かんだ名前で呼んでみる僕

「えっ?」
僕に名前を呼ばれて顔を上げる、どう見ても天地開闢以来の美人にしか見えない美人

「思い出したの?」
どうやら名前が合っていたらしく泣き腫らした目が希望に輝く理佐ちゃん

「なんか理佐ちゃんって名前が浮かんだもので・・・あとはよく分からないです」
絶世の美女理佐ちゃんの期待に添えず思い出したのが理佐ちゃんの名前だけなのを伝える僕

「そうか・・・」ってため息つく理佐ちゃん

何故だろう?理佐ちゃんが浮かない顔をするとなんとか笑顔になって欲しいと思ってしまうな・・・

「でも私の名前思い出してくれて嬉しいな・・・」
小さく呟く理佐ちゃん

照れたのだろうか?

「ちょっとお花のお水換えてくるね」
なんて頬を染めて病室を出ていく理佐ちゃん

照れても可愛い・・・

なんて理佐ちゃんの後ろ姿を見送る僕

もしかして理佐ちゃんは僕の恋人なのだろうか・・・

世にも稀なる美女がまさか自分の恋人なのかもとドキドキする僕

21 :三蔵な理佐ちゃん 第253話 後編:2019/01/24(木) 18:14:15.73 ID:FS7pG2ata.net
「・・・それでね、命より大事な私を助けるために悪人二人を道連れに階段から転げ落ちたの・・・」

先ほどから熱心に僕が記憶を失った状況を説明してくれる理佐ちゃんではあるが・・・

「なんとなく理解出来るけど何か大事なピースがぬけてるような・・・」
理佐ちゃんのストロングポイントである小声と口下手が災いしてるせいか階段から転げ落ちての記憶喪失に納得出来ない僕

そうこうするうちに頭が痛くなりうずくまる僕に

「あんまり考えない方がいいよ、階段から落ちたショックで錯乱してピースがあるような気がしてるだけだから」
自分が突き飛ばして頭を強打させたのが原因なのに僕が記憶喪失なのを良いことに隠蔽はかる姑息な理佐ちゃん

「そうですね、きっと頭を強打したせいで混乱しているのかも」
優しい理佐ちゃんに促されベッドに寝転がる僕に

「はーい、おやすみ」
なんて僕に毛布かけてくれる優しい理佐ちゃん

隣のベッドに座りファッション誌読み始める理佐ちゃん

「あのう・・・もうひとつだけ・・・」
記憶喪失の原因よりもっと知りたいことがある僕

「うん?どうしたの?」
ファッション誌から顔を上げる理佐ちゃん

「もしかして理佐ちゃんは僕の恋人ですか・・・?」
恥ずかしさに顔が赤くなる僕

「うん・・・結婚の約束してるよ」
僕以上に顔を赤くしながら答える理佐ちゃん

僕の記憶が無いのを良いことに結婚の約束してるなんて言っちゃう理佐ちゃんだから好き

22 :三蔵な理佐ちゃん 第254話 前編:2019/01/24(木) 19:59:44.60 ID:FS7pG2ata.net
「僕の婚約者さんでしたか・・・」

美人過ぎる理佐ちゃんの婚約者発言に嬉しさよりこんな美人とどうやって暮らしていくべきなのか戸惑うオクテな僕

どうやら記憶喪失でキャラも一変してしまったらしく美人過ぎる理佐ちゃんに気後れしてる僕・・・


「ギャハハハハ〜wwwお師匠様いつ俺君と婚約したんすか〜」
腹を抱えながら病室に入ってくる下品な豚の妖怪

怖い・・・

豚の妖怪にからかわれさらに顔を赤くする僕の理佐ちゃん

「こら八戒!お師匠様をからかうんじゃない!」
豚の妖怪を追うように今度は猿の妖怪が・・・

なんなんだこの妖怪たちは・・・

ビビる僕を尻目になおも喋り続ける猿の妖怪

「お師匠様はな俺君を突き飛ばして記憶喪失にさ・・・」
言葉途中に頭を抱えてうずくまる猿の妖怪

「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ」
なんて僕のことを大好きって唱える理佐ちゃん

「お師匠様すんません!」
泡を吹いて失神する猿の妖怪を見て慌てて土下座しながら許しを乞う豚の妖怪

なんだこのカオスは・・・

23 :三蔵な理佐ちゃん 第254話 後編:2019/01/24(木) 20:00:10.83 ID:FS7pG2ata.net
「理佐ちゃんが天竺にありがたいお経を取りに行くのにお供をしてるんですか?」
八戒こと豚の妖怪に理佐ちゃんとの関係を説明されてる僕

「そうっよ、俺君が兄貴や俺やカッパを誘ったんじゃないっすか〜」
なんて僕を背中を叩き親愛の情を示す八戒

なんだか下品でゲスで仲良くなれそうもないな・・・

豚の妖怪八戒に微かな嫌悪感を抱く僕

「早く記憶戻してまたキャバレー経営や他所の店を乗っ取りましょうよ」
なんて俄に信じがたいことを僕に語りかける八戒

「俺君のこと悪の道に呼び戻さないでよ」
僕の夕飯を運んで来てくれた理佐ちゃんが八戒を睨む

「酷いな〜どっちかって言ったら俺の方が引き込まれた方ですよ」
などと理佐ちゃんに言い訳する八戒

「うるさい!黙って!」
八戒を一喝する愛しの理佐ちゃん



「俺君ご飯たべさせてあげる」
なんて八戒には厳しいけど僕にはあ〜んしてくれる優しい理佐ちゃんだから好き

24 :名無しって、書けない?:2019/01/24(木) 21:31:25.81 ID:JPBSM6kY0.net
まほほんスレから見に来ました
最近まほほんスレを見るようになった他店オタですが・・・

25 :名無しって、書けない?:2019/01/24(木) 21:34:29.79 ID:FS7pG2ata.net
>>24
いらっしゃいませm(__)m

まほほんヲタの方ですか?

26 :名無しって、書けない?:2019/01/24(木) 21:37:00.84 ID:FS7pG2ata.net
【妄想】まほほんだから好き【小説】
https://mao.5ch.net/test/read.cgi/ngt/1548332954/

NGT 板にフランチャイズ1号店が出来ました

理佐ちゃんヲタ、欅坂ヲタの皆さんもまほほんを応援してあげてくださいm(__)m

27 :名無しって、書けない?:2019/01/24(木) 21:42:31.19 ID:JPBSM6kY0.net
>>25
最近気になってるから見に来てるただの他店オタでございます
でも基本的に真面目メンは好き

28 :名無しって、書けない?:2019/01/24(木) 21:45:15.15 ID:FS7pG2ata.net
>>27
俺も今回のことでまほほんを心配してたら好きになってしまいましたw
早く騒ぎが落ち着けば良いんですけどね
運営がなかなか酷くてまほほんが心配でなりません

29 :三蔵な理佐ちゃん 第255話 前編:2019/01/26(土) 07:29:54.66 ID:tLHjZ884a.net
「僕が観音様・・・?」

理佐ちゃんが話してくれる自分の素性に驚きを隠せない僕

「うん、それでね、お釈迦様に末法の世を救うために天竺取経の旅のプロデューサーに任命されたの」
怪我明けの僕がまた頭痛を起こさないようにゆっくりと話してくれる優しい理佐ちゃん

こんなに美人でこんなに優しいなんて世界一の女性だな・・・ 
しかも結婚を約束してるらしい恋人だなんか

我が身の幸福さに感動にうち震えるおぼこい僕

「なんで俺君自分のこと僕なんて言ってんすかね、上品な俺君なんか気味悪いな・・・」
なぞと理佐ちゃんの話の腰を折る八戒

「なんかさ、記憶と一緒に邪悪な部分も喪失しちゃったみたいなんだよね、私にエッチなことして来ないし」
案の定八戒の話しに乗ってしまう流されやすい理佐ちゃん

「マジですか!?隙あらばお師匠様にエロいことしようとしてた俺君が・・・」
何故か寂しそうな八戒

理佐ちゃんにエロいことしようとしてたり邪悪な部分を持っていた・・・

僕は本当に観音菩薩なのだろうか?なんて自分の存在に疑問が生じる僕

「上品で真面目な俺君はちょっと違和感ですね」
これまた八戒同様寂しそうな悟空に

「いいじゃん可愛くて」
なんて口を尖らせる僕には滅法甘い理佐ちゃん

30 :三蔵な理佐ちゃん 第255話 後編:2019/01/26(土) 07:30:28.13 ID:tLHjZ884a.net
「あんたたち騒がないでよ、俺君が疲れちゃうから」
僕の病室で宴会始めちゃった悟空と八戒に命じて夕飯の後かたづけしに行く理佐ちゃん

「あのう・・・」
守ってくれる理佐ちゃんが居なくなってビビりながら悟空に話しかける僕

「なんですか?」
妖怪のくせに優しい対応の悟空

「あちらの方は・・・」
先ほどから一言も喋らずに僕を睨み続けるカッパを指差す僕

「ああ、沙悟浄ってカッパの妖怪ですよ」
カッパの方をチラリと見ながら答える悟空

「あいつは俺君のこと怨んでるから気をつけてください」
すかさず注意してくる八戒

「えっ!?」
カッパに怨まれてると聞かされ恐怖心が沸き上がる僕

「お師匠様のお供になるの拒んだあいつを俺君たちがボコってかなりの大怪我させちまったらしいっすよ、仲間に加わった後もイジメてたし」
ビビる僕に記憶が有った頃の悪行を語る悟空

「温厚な僕がそんなことを・・・」
呟きこちらを睨むカッパにさらにビビり布団かぶり怯える僕

「わっ、どうしたの?」
布団の中で震える僕に病室に戻るなり驚く理佐ちゃん

「熱出ちゃったかな?」
寒くて震えてると勘違いしておでことおでこをくつっけて熱計ってくれそうな理佐ちゃんだから好き

31 :名無しって、書けない?:2019/01/26(土) 23:30:59.30 ID:AplQpFh/a.net
【妄想】ゆいぽんだから好き【小説】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1548508906/

フランチャイズ2号店です
よろしくお願いしますm(__)m

32 :三蔵な理佐ちゃん 第256話 前編:2019/01/27(日) 12:09:44.15 ID:UNkbn8Aza.net
「お師匠様、皆が見てますよ」

僕のおでこにおでこをくっつけて熱を計る理佐ちゃんに囁く悟空

「えっ!?」
悟空に注意されて正気に帰る三蔵な理佐ちゃん

どうやら怯える僕を見て母性本能が全開になり回りが見えなくなってしまったみたいだ

「もう遅いからあんたたちはホテルに帰んなよ、私は今日も泊まってけら」
恥ずかしさも手伝ってか早々に悟空たちをホテルに帰す愛しの理佐ちゃん

「今日も泊まるんですか?俺君が入院してから毎晩泊まりでお師匠様の方が参ってしまいますよ」
理佐ちゃんを心配する悟空

「そうですよ、だいたい完全介護の病室なのに無理矢理泊まって病院にも迷惑だろうし・・・まあ、愛しの俺君のそばに居たいの分かりますけどね」
なんてニヤニヤしながら僕の方を見ながら理佐ちゃんをからかう八戒

照れてうつむく僕とは対照的に

「からかってんじゃねーよ」
なんて八戒にドス効かせて世紀末救世主三蔵法師の威厳を見せつける理佐ちゃん

こんなに綺麗で美しいのにドス声も出せるんだ・・・

おそらく理佐ちゃんに最もドス効かされてる身なのにそれを忘れて理佐ちゃんのギャップに惚れ惚れする記憶喪失な僕


「明日の朝一で俺君の退院手続きするから車調達して迎えに来て」
悟空たちに命じる理佐ちゃん

「分かりやした」
なんて理佐ちゃんに挨拶して病室を出て行く妖怪三人衆

33 :三蔵な理佐ちゃん 第256話 後編:2019/01/27(日) 12:10:10.21 ID:UNkbn8Aza.net
「理佐ちゃんに聞きたい事があるんだ」
理佐ちゃんと二人だけになるのを待って切り出す僕

先ほど悟空が言いかけてた理佐ちゃんに僕が突き飛ばされた話
最後まで話させずに悟空を緊箍児で失神させた理佐ちゃんに記憶喪失あんたのせいちゃうんか?疑惑を抱く僕

「うーん?私も俺君とお話したいけどまた頭痛くなっちゃうからお話するのは退院してからにしよう」
ちょっと思案するもあくまで僕の体調を優先する心配性な理佐ちゃん

「うん」
優しくて美人なママみたいな理佐ちゃんに素直にうなずくそこら辺は記憶喪失でも変わらない僕

「退院したら美味しいご飯作ってあげるからね」
なんて頭を撫でてくれる理佐ちゃんに

「夜の病院怖いから添い寝したいな」
理佐ちゃんの優しさに漬け込む記憶喪失でも俺君の片鱗見せつける僕

「甘えてんじゃねーよ」
すかさずドス効かす理佐ちゃん

「すいません・・・」
記憶喪失後初の理佐ちゃんのドスにマジでビビる気の弱い僕に

「あっ!?ごめんね、つい記憶なくす前の図々しくてエッチな俺君思い出しちゃったから」
なんて苦笑いする愛しの理佐ちゃん

なんだかんだありながらも

「明日退院だから添い寝してあげるよ」
なんて僕を甘やかし過ぎる理佐ちゃんだから好き

34 :名無しって、書けない?:2019/01/28(月) 04:17:40.09 ID:B4StYBo6a.net
理佐ちゃん2列目センター

35 :三蔵な理佐ちゃん 第256話 後編:2019/01/28(月) 07:03:59.30 ID:mgpikimta.net
「ちょっと買い物行ってくるから俺君のことよろしくね」

僕をホテルに残し悟空を伴い夕飯の材料を調達しに行く三蔵な理佐ちゃん


「俺君すっかり人が変わっちゃいましたよね」
ソファーに座り難しい本を読んでる僕に話しかけながら紅茶をいれてくれる八戒

「はあ、そうですか・・・」
本を読むのを中断して八戒のお喋りに付き合う人の良い僕

「初めて会った時にお師匠様のお風呂覗いた罪で俺の目を潰そうとしてたんですよ」
でかい声で笑う八戒

「そうなんですか・・・」
無神経な八戒の笑い声に苛立ちを押し殺す僕

ふと視線を感じる僕

鏡越しに感じる先を見やると壁の角から僕を睨む沙悟浄

「カッパの奴すっかり仲間になったとおもったんですけどね、ずっと俺君への怨みを隠し持ってたんてしょうね、俺君が弱くなった途端に露骨に態度変えやがって」
沙悟浄の方に一瞥くれながら声を潜める八戒

「お師匠様もカッパが弱くなった俺君になんかしないか心配で俺をガード役に残したんですよ、俺君本当に大事にされてますよ」
理佐ちゃんの僕に対する細やかな配慮に感心しながらうなずく八戒

理佐ちゃん・・・

なんて理佐ちゃんの優しさに感動してたら

「買い物し過ぎて荷物思いから助けに来て〜」
なんて俺をガードさせてたの忘れて八戒を呼び寄せる迂闊な理佐ちゃんだから好き

36 :名無しって、書けない?:2019/01/28(月) 07:04:53.84 ID:mgpikimta.net
>>35
257話の間違いですm(__)m

37 :名無しって、書けない?:2019/01/28(月) 22:52:52.10 ID:EwfH/L04a.net
次のフランチャイズ乃木坂行きたいけどアイデアが浮かばん・・・

38 :名無しって、書けない?:2019/01/29(火) 02:11:39.41 ID:izu6n3eG0.net
>>37
乃木坂ならいくちゃんか飛鳥ちゃんは如何でしょう

39 :名無しって、書けない?:2019/01/29(火) 02:33:14.27 ID:wQe/g0XBa.net
>>38
どっちが妄想民多いですかね?

いっそ乃木坂は「推しメンだから好きスレ」にしようかな

40 :三蔵な理佐ちゃん 第258話 前編:2019/01/29(火) 13:11:04.01 ID:2FrHe1mEaNIKU.net
八戒が理佐ちゃんに荷物持ちの助っ人に駆り出されたせいて沙悟浄と二人きりの僕・・・

買い物に浮かれて僕をガードするのを忘れる理佐ちゃんにやや不満な僕ではあるが・・・

「あれほどの美人だから多少パラメーターに偏りがあるのも仕方ないのかな」
なんてソファに寝そべり読書を続ける僕

そんな僕を見下ろしながら

「俺君、掃除手伝ってもらっていいですかね?」
不遜な物言いな沙悟浄

なんや!使用人の分際で!

とは思ってはみたものの

「すいません、理佐ちゃん帰ってくるとちょっかい出されて読み進めらんないので・・・」
遠慮気味に断る僕

この家の主人理佐ちゃんの僕が掃除などするわけないわな
少しづつ俺君の不遜な考え方が戻って来てる僕


バシッ!

僕の言葉を聞くなりいきなり床に箒を叩きつける沙悟浄

「なんだ〜この箒バカ野郎!!」
箒を怒鳴りつける沙悟浄

僕に直接なんかしたら理佐ちゃんに怒られるから箒を怒鳴ることで僕を威嚇するという高等戦術な沙悟浄

怖い・・・

41 :三蔵な理佐ちゃん 第258話 後編:2019/01/29(火) 13:11:25.20 ID:2FrHe1mEaNIKU.net
「俺君!ここまだ埃溜まってますよ」
窓枠の頭を指でなぞり嫌味ったらしい注意する沙悟浄

もうかれこれ二時間近く掃除させられフラフラになる病み上がりな僕

なんて陰険な奴なんだ

地味な復讐の仕方する沙悟浄に腹が立つも怖いので言いなりになる僕

愛しの理佐ちゃん早く帰って来てくれ〜
なんて祈ってたら八戒から電話だ

「俺君すんません、お師匠様がUFOキャッチャーで尾関のぬいぐるみ取れるまで帰らないなんで言い出しましてしばらく帰れそうにありません」
なんて理佐ちゃんの負けず嫌いに火が点いてしまったことを伝える無情な八戒

「・・・!?」
あまりの理佐ちゃんのポンコツぶりに絶句したあとに慌てて沙悟浄にイジメられてるの伝えようとしたら

「俺君はすやすや寝てるから安心してください」
俺から素早くスマホを奪い伝える沙悟浄

それ聞いて

「俺君起きたら赤ちゃんみたいに可愛い尾関のぬいぐるみ取って帰るからねって伝えといて」
なんて呑気な理佐ちゃんだから好き

42 :三蔵な理佐ちゃん 第258話 後編:2019/01/29(火) 13:31:31.46 ID:2FrHe1mEaNIKU.net
>>38
いくちゃんで立てるとタイトルは『いくちゃんだから好き』で良いんですかね?

43 :三蔵な理佐ちゃん 第259話:2019/01/29(火) 22:35:41.86 ID:2FrHe1mEaNIKU.net
「俺君、掃除終わったら運動しましょうよ」

掃除を終えて疲労困憊の僕に追い討ちをかけてくる陰湿な沙悟浄

「少し休ませてください」
堪らず土下座で許しを乞う僕

「あんたに両手両足ぶち折られた時の俺もそんな風に許しを乞うたよな?そんな俺にあんたは何をした?」
土下座する僕を見下ろしながら呟く沙悟浄

「記憶無いんで分かんねっす」
申し訳無さから首をふりふり答える僕

「笑いながら俺の奥歯抜いたやろがい」
僕の頭を踏みつける沙悟浄

うーん、記憶を喪う前の自分のクズ加減に驚きじゃわい・・・



「もう勘弁してください・・・」

竹刀持って僕の回りをうろちょろしてる沙悟浄に嘆願するヒンズースクワット244回目の僕

「何言ってんすか?3000回までまだまだですよ」
竹刀で僕の頭を叩く沙悟浄

ひぃ〜こんな復讐されるぐらいならひとおもいに刺された方がましや

なんて意識が遠退く僕の耳に

「俺君いじめてんじゃねーよ」
なんて理佐ちゃんのドス声が

それと同時に

「すんません」
条件反射で土下座する沙悟浄

天竺への旅を供にするうちにドS理佐ちゃんに完全に逆らえなくなってしまったドMな沙悟浄


「ひぃ〜女王様堪忍してください」
理佐ちゃんに命じられて僕の代わりにヒンズースクワット3000回を目指し悲鳴あげる沙悟浄

「ダメだよ」
無情に言いながら僕のために夕飯を作る愛しの理佐ちゃん

「それ終わったら腕立て3000回だからね」
楽しそうに命じるドS理佐ちゃん

可愛いけど恐ろしい・・・

「尾関のぬいぐるみ取れなくて八つ当たりしてるんだと思います」
僕にそっと耳打ちする八戒

八戒の言葉に冷や汗かきながらも複雑な理佐ちゃんにますます牽かれる僕に

「俺君ご飯出来たよ〜」
なんてあ〜んしてくれる理佐ちゃんだから好き

44 :オダオシ :2019/01/30(水) 18:59:47.22 ID:fM3mk6bNa.net
実は、理佐ちゃんだから好き、はちょこちょことしか読んでなかったのですが、通して読むと小説として十分面白いです。

夏目雅子さんに劣らない美貌の理佐ちゃんだけに、イメージも湧きます。
しかも競馬お好きなんですね。
G1シーズンになったら、小説版に馬券師オダナナみたいな内容で書こうと考えてます♪

45 :名無しって、書けない?:2019/01/30(水) 19:23:29.52 ID:RT+eGe3ja.net
>>44
「夏目雅子さんに劣らない美貌の理佐ちゃん」
良い響きや〜理佐ちゃんを褒めていただきありがとうございますm(__)m

馬券師オダナナ今から楽しみにしています

46 :三蔵な理佐ちゃん 第260話:2019/01/31(木) 12:22:10.28 ID:kQ3cMA6ja.net
「この河で私がカッパに・・・小玉抜かれちゃったの」

僕の記憶を取り戻すために思い出の地を辿る旅に出た僕と理佐ちゃん

「なんで尻はボカシ入れちゃうんですか?」
素朴な疑問を抱く僕

「そっ、それは・・・」
記憶喪失と共に邪悪さを喪ってしまった僕の無邪気な質問に下向く恥ずかしがりな理佐ちゃん

やっぱり可愛いな・・・

なんて照れる理佐ちゃんに改めて感動する俺

「お師匠様は自分のケツがでかいのがコンプレックスなんだからそんなの聞いちゃダメですよ」
恥ずかしがる理佐ちゃんを慌てて庇い失言する悟空

「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」
恥ずかしさに頬を染めながらも悟空を緊箍児で制裁することはきっちりやるドSな理佐ちゃん

「お師匠様悪気があった訳じゃないのにやり過ぎですよ〜」
頭の痛みに失神してしまった悟空を助け起こす八戒と沙悟浄

「うるさい!黙って!」ってキレる理佐ちゃん

「そんな無体な・・・」
超機嫌悪い理佐ちゃんに下向く悟空、八戒、沙悟浄

「だいたいなんであんた達がついて来てんのよ」
どうやら僕と二人だけの旅について来られたのが不機嫌の理由らしい愛しの理佐ちゃん



「ここで私が俺君にさよならしたんだよ・・・」
当時のことを思い出したのかちょっと涙ぐむ理佐ちゃん 

「うーん?全然思い出せないや・・・」
理佐ちゃんへの申し訳なさで下向く僕に

「体が動かなくなっちゃった私のために一生車椅子押して生きてくって泣きながら言ってくれたんだけどね」
僕の記憶が無いのを良いことに若干話を盛る理佐ちゃん・・・

愛しの理佐ちゃんのために必死に記憶を取り戻そうとするが

「うっ、頭が・・・」
なんて頭の痛みに悲鳴あげる僕

「俺君無理しないで!?」
慌てて俺に駆け寄る理佐ちゃん

「すまない・・・」
力なく理佐ちゃんに詫びる僕に

「焦らなくていいよ、私と俺君の思い出の場所巡ってるうちになんか思い出すからさ」
俺の頭を撫でながら優しく言ってくれる理佐ちゃんだけど

「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」
なんて隠れてついて来てる悟空に緊箍児で八つ当たりするのを忘れない理佐ちゃんだから好き

47 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第29話:2019/02/01(金) 12:50:38.01 ID:74PnkGQ4a.net
「明日の朝は雪積もってるかな?」

愛しの理佐ちゃんが作ってくれた朝ご飯を食べながら早くもワクワクが止まらない俺

「うーん?積もんないんじゃない」
なんて俺のワクワクをあっさり遮断するクールな理佐ちゃん

この低体温こそ理佐ちゃんの真髄やな〜

なんて惚れてしまってるから冷たい理佐ちゃんにさえ可愛さを覚えてしまう理佐ちゃんにベタ3乗なぐらいベタ惚れな俺

もっとも惚れてなくても理佐ちゃんが世界一可愛い美人なのは真理なんだよなぁ
などと朝から哲学的に理佐ちゃんの凄さを分析する俺に

「ぶつぶつ言ってないで早く食べないと遅刻しちゃうよ」
なんて笑いながら俺のほっぺに付いたご飯粒を取ってくれる理佐ちゃん


「あっ、待って〜」
会社に行けうと玄関でカッコつけてる俺を小走りしながら必死に呼び止めようと声が裏返る可愛すぎる理佐ちゃん

「うん?なんか忘れ物したかな?」
慌ててスーツのポッケを探る俺

「ううん、珍しく忘れ物はしてないよ」
小走りで乱れた息を整えながら微笑む愛しの理佐ちゃん

これは!
理佐ちゃんの様子見てピンときた奥ゆかしい理佐ちゃんの性格丸っとお見通しな俺

「ごめん、大事なこと忘れてたね」
言いざま理佐ちゃんを抱き寄せ行ってきますのキスしようとする俺に

「勘違いしてんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら手を突っ張りキスをガン拒否の理佐ちゃん

行ってきますのキスを拒否る恥ずかしがりな理佐ちゃんも可愛い・・・
なんてもはや理佐ちゃんは何をしても可愛い状態な俺の脳

「今日は早く帰って来て欲しいの・・・」
ドスを効かせたのがウソみたいに照れながら頼むやっぱり可愛い理佐ちゃん

やはり天下一可愛くて美人の嫁ですわ
またも感動してドーパミン出まくりの俺の脳

「愛する理佐ちゃんが待っててくれるんだから早く帰ってくるのなんて当たり前さ」
胸を叩き理佐ちゃんに快諾して会社に向かおうとする俺を

「あっ、待って!」
再び呼び止める理佐ちゃん

「うん?何」って振り向く俺に

「行ってきますのキスがまだなんだけど・・・」
なんてモジモジしながら呟く恥ずかしがりな理佐ちゃんだから好き

48 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第30話 前編:2019/02/01(金) 21:07:23.67 ID:mOgrj6vBa.net
「雨は夜ふけ過ぎに雪へと変わるだろ〜サイレンナイウウウ〜理佐〜ちゃん〜♪」

朝から理佐ちゃんとイチャイチャしてドーパミンが出たせいか快調に仕事に勤しむ午前中の俺

これなら楽勝で早く帰れるな
なんて理佐ちゃんが早く帰ってこいと言った以上は万難を排してでも早く帰る覚悟な俺

男と生まれて男で死にたい俺にとって理佐ちゃんとの約束ほど世尊いものは無いのだ

てな矢先に

「おい俺君、今から取引先に出向くから付き合ってくれ」
なんて俺と理佐ちゃんの幸せを邪魔しくさる無神経な上司

「ちょっ、勘弁してくださいよ」
なんてキムタクの真似して拒否を意思表示する俺

「うん、なんだ昼から約束でもあるのか?」
まんざら話が通じないわけでもない感じの上司

「へい、本日は私の自慢の世界一の美人嫁理佐ちゃんから早く帰ってきてねなんて言われちゃいまして」
なんて素直に話す純な俺に

「バッカモ〜ン!!!取引先との約束ならいざ知らず、仕事より嫁を優先させるとは何事だ!」
俺の話を聞くなりサザエさんの波平みたいな怒り方する俺の上司

49 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第30話 後編:2019/02/01(金) 21:08:39.41 ID:mOgrj6vBa.net
そんなわけで上司に付き合わされる俺

ずるいよ・・・話の分かる振りして怒り出すなんてブラック上司やん
なんてイジケながら電車に揺られる俺

自分を慰めようとスマホの壁紙になってるピースする理佐ちゃんを見る俺

「なに見てるのかね」
無神経に俺のスマホ覗き込むブラック上司

「こっ、これは・・・」
俺のスマホ見るなり絶句してしまうブラック上司

「俺の嫁の理佐ちゃんです」
何を人の嫁見て絶句しとんねんってなもんでスマホの中の理佐ちゃんを紹介する俺

「君から世界一の美人だとか天地開闢以来の美人だとは聞いていたが・・・いやいや、本当に凄い美人で驚いたよ」
なんて理佐ちゃんの美人力の前に脱帽な上司

「こんな美人に言われたら君が言うこと聞くのも納得だな」
なんて笑う上司

「美人だけじゃなくて怒ると怖いんです・・・内弁慶のくせに気は強いから、でも俺にだけ怖いとこが気を許してくれてて嬉しいと言うか・・・」
頭を掻き掻き上司に世界一美人だけど気難しく、でもそこか可愛いという理佐ちゃんの複雑な魅力を語る俺

「ハハハ、怖いどころか愛妻の日に早く帰って来いなんて可愛いじゃないか」
笑いながら愛妻の日とか謎の言葉を発する上司

「なんすか愛妻の日って?」
それが理佐ちゃんに関係あんのかよ?な疑問抱く俺

「知らないのか?日頃苦労かけてる妻に感謝を捧げる日だよ」
そんなことも知らないで嫁自慢してたとわ・・・って呆れながらも教えてくれる上司

愛妻の日だから早く帰って来て欲しかったのかよ理佐ちゃん・・・

でも、それをはっきり言えない不器用な理佐ちゃんだから好き

50 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第31話 前編:2019/02/02(土) 22:46:58.82 ID:OfF9UYzca.net
「なあ俺君、商談帰りにちょっと寄り道したいんだがいいかな?」

取引先に伺う前に昼飯だってことになり

理佐ちゃん手作りの愛妻弁当を公園で食べてる俺に立ちソバ屋から戻って来た上司が告げる

この野郎〜てめえで愛妻の日だなんて教えてくれたくせに寄り道だと・・・

呑気にもほどがあるぜ!おっさん

などとは心に思っても口に出さない宮仕えな俺 

なにしろ愛しの理佐ちゃんに結婚してもらったは良いけど、それに人生全ての運を使い果たしてしまった俺
気づいたら何度も会社をクビになり理佐ちゃんのお父さんであるねぇ三郎に紹介してもらい潜りこんだ会社だけにしくじる訳にいかないと我慢することに・・・
なにしろこの世で最も大事な理佐ちゃんに頭を下げさすような真似だけはさせたくない俺なのだ

「寄り道すんのは良いっすけどなるべく早くしてくださいね」
なんて揉み手しながら上司の機嫌とる俺

「心配しなくても頼んどいた妻へのプレゼントを取りに寄るだけだよ」
理佐ちゃんのためならいくらでも媚びかねない俺に苦笑いする上司

51 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第31話 後編:2019/02/02(土) 22:47:25.30 ID:OfF9UYzca.net
「プレゼントか・・・」
顔に似合わず愛妻の日に合わせて嫁への贈り物を注文していた上司に感銘を受ける俺

「君も奥さんに何か贈り物するんだろ?」
俺の呟きに何を勘違いしたのか照れながら訊ねる上司

「いえ、愛妻の日なんて今さっき知ったから何も用意してないっす」
上司の質問に首を横に振る俺

「そうか、しかしそれはいかんな・・・」
なんて腕を組み思案する上司

俺のために色々考えてくれてめっちゃ良いおっさんやん
なんて持つべきものは良い上司を実感する俺に

「よし、私の知り合いの宝飾店が有るからそこにも寄ろう」
なんておいおい?早く帰りたいって言ってるじゃんってツッコミ入れたくなること言い出す上司

約束通りに早く帰れるか分からないけど愛妻の日のプレゼント貰えそうな理佐ちゃんだから好き

52 :名無しって、書けない?:2019/02/02(土) 22:49:07.58 ID:OfF9UYzca.net
理佐ちゃんにプレゼント贈る妄想いっぱいしたい俺にはプレゼントがNG ワードなんて納得いかない

53 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第32話 前編:2019/02/03(日) 21:21:20.98 ID:VNIOciVwa.net
「すまないね、知り合いに捕まってしまってねw」

俺を店の前で待たせること1時間・・・

何をヘラヘラ笑っとんねん!おっさん!
愛しの理佐ちゃんが早く帰って来てって言ってる言いよるやろがい!
などと嫁へのプレゼントを持って出て来た上司にあくまで心の中で毒づく処世術な俺


「もう5時過ぎてるから急いで帰りたいんすけど・・・」

そんな俺の願いも虚しく近所だからと強引に俺の腕を引っ張る上司

やはり仕事の出来るおっさんは強引や・・・


「うおっ!?どれも理佐ちゃんに似合いそう!」
嫌々上司に連れて来られた店で指輪やらネックレスやら見て興奮する俺

やはり宝石ってのは富の象徴だけあって男の心を揺さぶるぜ

「遅れ馳せながら結婚指輪贈っちゃお♪」
なんて指輪を物色する俺

「なっ、来てよかったろ」
理佐ちゃんにお似合いの指輪を見つけて興奮する俺に得意顔になる上司

「はぁ、確かに綺麗な指輪なんすけどお金が無いっす・・・」
なんて肝心なこと思い出し夢から覚める俺に

「ははは、なんのために知り合いの店に連れて来たと思ってるんだね」
急に頼もしく見えてきた俺の上司

これって・・・もしや・・・くれるとか?

なんて虫のいい話は有るわけもなく上司の顔で特別に全額ローン組んでくれることに

「どうせローンなら100万ぐらいのいったれ!」
なんて世界一の美人理佐ちゃんには100万でも安物だか上司に止められ30万の指輪で手を打つ俺

54 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第32話 後編:2019/02/03(日) 21:21:41.78 ID:VNIOciVwa.net
「やべぇ・・・」

店を出るなり理佐ちゃんからのまだ帰って来ないの?LINEが・・・

まだ夕方6時だというのに早目にプレッシャーかけてくる理佐ちゃん

「ひぃ〜ここから1時間で帰って7時に着いても怒ってそうやないか〜い」
などと厳しい理佐ちゃんの時間管理に頭を抱え嘆く俺

「それは不味いね、急いで帰りなさい」
嘆く俺見て帰宅を促す上司

「ありがとうございます」
言うやいなや駅に向かい駆け出す俺

「電車よ急いでくれ」
なんて祈りながら電車に飛び乗りスマホ見たら

『既読スルーしてんじゃねーよ』
なんて理佐ちゃんからドスを効かせたLINEが・・・

「やべぇ・・・絶対怒ってるよ」
電車の中で再び頭を抱えて嘆く俺に

『雨が降ってきたから駅まで迎えに来ちゃったんだけど・・・』
なんてLINEしてくる優しい理佐ちゃんだから好き

55 :名無しって、書けない?:2019/02/04(月) 00:49:06.55 ID:2TkyDEPza.net
理佐ちゃん写真集発売おめでとう
そしてありがとうm(__)m

56 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第33話 前編:2019/02/04(月) 20:34:35.01 ID:iuZ6ip7oa.net
「7時過ぎてんだけど・・・」

人波に紛れて駅から出て来た俺に一瞬嬉しそうに手を振りそうになるも慌てて手を後ろに引っ込め拗ねたポーズの理佐ちゃん

拗ねた振りするためにぶっきらぼうに文句言ってる理佐ちゃんってわけだ

可愛さ余って可愛さ100倍とはこの理佐ちゃんのことだな・・・

「ねぇ、めっちゃ寒いんだけど」
愛しの理佐ちゃんの可愛さにデレデレな俺になおも拗ねてる振りを続行する棒理佐ちゃん

「ごめんね、上司の買い物に付き合わされちゃってさ」
拗ね理佐ちゃんの可愛さに素直に謝る俺に

「うん、許してあげるよ」
なんてあっさり拗ねた振りするの止める愛しの理佐ちゃん

「愛妻の日だしせっかくだから何か食べてく?」
愛妻の日だから理佐ちゃんにご馳走したくなった俺

「わぁ!?俺君のくせに愛妻の日知ってたんだ」
なんて驚く俺を見くびってた理佐ちゃん

「当たり前だろ、何日も前から用意しといたんだから感謝して欲しいな」
さすがに今さら過ぎて照れくさいのでそっぽ向いて無造作に理佐ちゃんに結婚指輪を渡す俺

「えっ・・・」
突然結婚指輪渡されて呆然とする想定外の事態に弱い理佐ちゃん

「大分遅れちゃったけど俺みたいなダメ男と結婚してくれてありがとう」
早口に言って歩き出す照れ屋な俺に

「ちょっと待ってよ」
なんて慌ててついてくる理佐ちゃん

57 :帰ってきた愛しの嫁理佐ちゃん 第33話 後編:2019/02/04(月) 20:37:15.70 ID:iuZ6ip7oa.net
「ねぇ、手繋いで帰ろうか?」
俺に追いつきそう手を繋ごうとする理佐ちゃん

「えっ、照れくさいよ」
いつになく積極的な理佐ちゃんに怯み手を引っ込める俺に

「照れてんじゃねーよ」
なんて笑いながらドス効かす理佐ちゃん

「いつもは自分の方から手繋ごうってうるさいのに」
文句言いながら強引に俺の手を取る理佐ちゃん

「なんだか今日は照れくさいんだよね」ってぶつぶつ言う俺に

「うるさい、手繋ぎたいんだから黙って繋いでてよ」
なんて強権発動する俺には強い理佐ちゃん

「ありがとうね・・・」 
なんて小声で呟き俺の肩に頭をちょこんと預けて微笑む理佐ちゃん

今日は甘えてくるな・・・

なんて理佐ちゃんに甘えられて嬉しい俺

俺が理佐ちゃんの甘えたがりに諦めるのを待ちかねたように雨が雪に変わり始める

「俺君雪だよ」
空を見上げテンション上がる理佐ちゃん

「なに食べてこうか?理佐ちゃんの好きな物ご馳走するよ」
雪にはしゃぐ理佐ちゃんには申し訳ないがお腹空き始めた俺に

「気持ちは嬉しいんだけどさ・・・俺君のこと驚かせようと思ってご馳走作っちゃったから家で食べようよ」
なんて愛妻の日を自ら祝うためにご馳走作って俺を待ってる可愛い理佐ちゃんだから好き

58 :名無しって、書けない?:2019/02/04(月) 20:58:27.98
AKBグループの妄想作品とか
http://story2.ichaos.me
体験談
http://lazoo.ichaos.me

59 :三蔵な理佐ちゃん 第261話 前編:2019/02/05(火) 07:59:42.18 ID:uHuaNmmua.net
「お疲れ様です」

理佐ちゃんの実家がある駅に着くなりホームで、待機していた威勢のいい若い衆さん達が近より恭しく理佐ちゃんと僕にお辞儀する

「八戒ちゃんのバカだ・・・」
頭抱え呟く理佐ちゃん

地元茨城で目立たくないからと悟空、八戒、沙悟浄の3人を新潟に帰し僕と二人だけで里帰りの理佐ちゃん

「理佐ちゃんこの人たち誰・・・?」
どう見ても堅気には見えない若い衆に囲まれ申し訳なさそうな理佐ちゃんに訊かずにはいられない俺

「八戒ちゃんの双子の弟が作った北関東軍正規軍の人たち、たぶん私たちのこと心配した八戒ちゃんが連絡しちゃったんだよ、きっと」
あくまでお忍びで里帰りしたかった目立つことが嫌いな理佐ちゃん


「えっ!?あんな醜い妖怪がまだ一匹いるの?」
理佐ちゃんの言葉に悲鳴あげる僕

「うん、それでね、その弟が俺君の事気に入って北関東正規軍の若頭にしてくれたの」

それでこんなヤクザな方々が丁重にもてなしてくれてるのか・・・

理佐ちゃんの説明にようやくこの街での自分の立場を理解した僕

「それじゃあ、今も僕は若頭なんですか?」
理佐ちゃんに訊く僕

「ううん、それはあとで話してあげるからとりあえず私の実家に行こう、お母さんたちも俺君が来るの楽しみにしてるから」
若い衆たちの視線を気にして話を変える理佐ちゃん

そのまま北関東正規軍の用意した車で理佐ちゃんの実家に向かう理佐ちゃんと僕

60 :三蔵な理佐ちゃん 第261話 後編:2019/02/05(火) 08:00:05.93 ID:uHuaNmmua.net
「お帰り〜」
理佐ちゃんの実家に着くなり笑顔で迎えてくれるお義母さんとねぇ三郎

「ただいま」
照れくさいのか素っ気なく返事する理佐ちゃん

「その節は奴隷にまで成り下がった私を助けていただきありがとうございます」
理佐ちゃんのお父様にも関わらず僕に恭しく挨拶するねぇ三郎

「お義父さんお止めください、何があったかは僕分かりませんがお義父さんの方が目上の立場なのですから」
なんて記憶を喪いながらもちゃっかりねぇ三郎をお義父さんと呼ぶ婿気取りの僕

それ見て

「記憶喪失になっても相変わらずなのね」
なんて笑うお義母さん

「笑い事でも無いんだけどね・・・」
複雑な気持ちの理佐ちゃん

「そうそう、あんた達の家掃除しといたわよ」
表情曇らす理佐ちゃんを励まそうと話題を変えるお義母さん

「えっ、私やるから良かったのに」
やはり持つべきものは母親だなぁ、なんて感謝の理佐ちゃんに

「でもね・・・」
なんて理佐ちゃんの実家の隣の僕と理佐ちゃんの家の方を見るお義母さん

「うん?どうしたの?」
意味あり気なお義母さんの視線に釣られて家の方を見る理佐ちゃん

「え〜〜っ!?なんで居んの・・・」
僕と理佐ちゃんの家の窓から手を振る悟空、八戒、沙悟浄に絶句する理佐ちゃん

僕と二人だけで過ごす思惑外れてガッカリする理佐ちゃんだから好き

61 :名無しって、書けない?:2019/02/06(水) 01:22:55.58 ID:Z/2+ub07a.net
可愛さは山を抜き美しさは世を蓋う理佐ちゃん

62 :名無しって、書けない?:2019/02/06(水) 01:23:33.49 ID:Z/2+ub07a.net
褒めまくるスレと間違いちゃった・・・

63 :名無しって、書けない?:2019/02/06(水) 16:35:02.48 ID:KQq9ZwQ1M.net
理佐ちゃんの写真集は家宝国宝世界遺産(´3`)
理佐ちゃんのおっp$♯★@!☆♂▲♪

64 :名無しって、書けない?:2019/02/06(水) 18:02:47.79 ID:Z/2+ub07a.net
>>63
褒めまくるスレ見ましたねw

65 :三蔵な理佐ちゃん 第262話:2019/02/06(水) 23:52:34.68 ID:3OOESNE4a.net
「勝手に私と俺君の家に入らないでよ!」

実家の隣に立つ僕と理佐ちゃんの家で僕たちを待ってた悟空、八戒、沙悟浄に怒り心頭の三蔵法師こと理佐ちゃん

「まあまあ理佐ちゃん、僕たちを心配してのことだからさ」
さきほど窓越しに手を振る3匹の妖怪の姿に理佐ちゃんへの愛情を感じて怒る理佐ちゃんを止める僕

怒ってはみたものの3匹の自分を思いやる気持ちはちゃんと感じてる理佐ちゃんではあるが・・・

「もう、新潟で待ってって言ったのに・・・」
引っ込みつかないので一応拗ねたふりする可愛い理佐ちゃん

それ見て思わず笑みがこぼれる僕と3匹の妖怪

「なに笑ってんの?」
なんて拗ねた振りのままの理佐ちゃん

「いや、意地っ張りな理佐ちゃん可愛いなと思って・・・」
3匹に背中に隠れられたまま苦笑いしながら答える僕に

「きゅ、急に変なこと言わないでよ・・・」
顔を赤くして拗ねた振りするどころではない理佐ちゃん

「あんた達は実家に泊めてもらってよ」
照れ隠しに我が家からの追放を3匹に宣告する愛しの理佐ちゃん



「俺君なに食べたい?」
3匹を実家に押しつけて夕飯の準備始めるエプロン姿の理佐ちゃん

徳誰制服にエプロンというのはなかなかエロいな・・・
なんて記憶を喪う前の俺君の片鱗見せる僕

とそこに

「お師匠様、お母さんが歓迎会の準備出来たから来て欲しいそうです」
お義母さんから理佐ちゃんと僕をよんでくるように命じられた悟空が

「もう、全然俺君と二人だけになれないじゃん」
なんて今度は本当に拗ねちゃう理佐ちゃんだから好き

66 :三蔵な理佐ちゃん 第263話:2019/02/07(木) 22:16:02.14 ID:vW4LmYn+a.net
「お母さんに迷惑かけないでよ」

悟空、八戒、沙悟浄に注文つける愛しの理佐ちゃん

渡邉家での歓迎会も終えてそろそろ我が家に戻りお寝むの時間な僕と理佐ちゃん

「本当に二人だけで大丈夫ですか?記憶喪失で品行方正になったとはいえ所詮俺君ですよ、襲われて貞操喪ってから泣いてもしりませんよ」
なんて理佐ちゃんを心配するあまり僕をディスる猿

「親の前で変なこと言わないでよ!俺君行くよ」
お義母さんとねぇ三郎の前で悟空に貞操の心配されてキレる理佐ちゃん

「お風呂入って行きなさいよ、せっかく沸かしたんだから」
僕の手を引っ張り玄関に向かう理佐ちゃんに声かけるお義母さん

「う〜ん?、俺君が湯冷めして風邪引いたらやだから家で入るよ」
しばし悩むも連れないお返事の理佐ちゃん

「湯冷めって・・・すぐ隣じゃないか・・』」
さすがに俺を過保護にし過ぎる理佐ちゃんにお義母さんと顔を見合わせ絶句するねぇ三郎

「わっ、分かったわよ・・・」
ねぇ三郎の指摘に恥ずかしくなったのか?しぶしぶお風呂ゴチになる理佐ちゃん

それ見てお義母さんとねぇ三郎の背中に隠れて笑う悟空を

「オレクンダイスキ!オレクンダイスキ!」
なんて見逃すことなく緊箍児で制裁するドSな理佐ちゃん



「俺君が甘やかすからどんどん気が強くなっちゃってるんです・・・」
僕と入れ替わりに理佐ちゃんがお風呂に入ってる隙にお義母さんにチクる小物な悟空

「俺君のせいじゃないよ、元々気は強いでしょお師匠様は」
なんて俺を庇う八戒

「そうなのよ、小さい頃から人前に出ると借り猫なくせに身内や親しい人だけだと気が強い内弁慶な娘なのよね・・・」
なんて苦笑いするお義母さん

「てことは?我々のことは身内同然なんですかね?」
なんて目を輝かせる悟空

「たぶん・・・」
うなずくお義母さん

「それは・・・嬉しいな」
幸せ気分になる単細胞な3匹の妖怪

「誤解されやすい娘ですけど悪い娘ではないと思いますので、これからもよろしくお願いします」
絶妙なタイミングで3匹の妖怪に理佐ちゃんのお守りを頼むお義母さん

理佐ちゃんのお母さんとは思えないぐらい器用に妖怪たちを転がしてる・・・

理佐ちゃんの不器用さはねぇ三郎似なのか?

なんて酔い潰れてるねぇ三郎を見る俺

本当はとっくにお風呂から上がってるけど皆の雰囲気に負けて廊下で待機してる理佐ちゃんだから好き

67 :名無しって、書けない?:2019/02/08(金) 22:45:25.36 ID:gj9eqKgEa.net
本日はツイッターで理佐ちゃんの素晴らしさを呟いてるのでお休みですm(__)m

68 :冬の華の理佐ちゃん2 第1話 前編:2019/02/09(土) 14:19:49.28 ID:vvVJnxA+a.net
駅を出ると外はもう暗くなっていた

「20年振りか・・・」
男はタバコに火を点けそう呟き夜の街に消えて行く


1時間後

渡邉という表札のかかった家を見張るように道の角に立つ男

眩しいライトとともに車が家の前で止まる

運転手がドアを開けに走るのを止め自分でドアを開け後部座席から出てくる男

この家の主人なのだろう

主人に頭を下げ運転手が車に乗り走り去る



「しばらくぶりだな、ねぇ三郎」
車が見えなくなると同時に家の主人に声をかける

「おっ、お前・・・」
男に声をかけられ驚きに絶句する家の主人ねぇ三郎

「20年・・・長かったよ」
ねぇ三郎に呟き地面に落としたタバコを踏みつける  

「なっ、何しにきた!ここはお前のような男が来るところじゃないぞ!」
落ち着いた男の声とは対象的に甲高い声が動揺を顕すねぇ三郎

「自分の娘に会いに来ちゃ悪いかね?」
コートのポケットに両の手を入れ無造作にねぇ三郎に近づく

「り、理佐は私の娘だ・・・」
近づく男に動揺しながらも絞り出すように呟くねぇ三郎

そのねぇ三郎の腹を蹴り上げる

吐瀉物を撒き散らして腹を抱えて蹲るねぇ三郎

無言でねぇ三郎の顔を蹴り上げる

仰向けに倒れるねぇ三郎

タバコに火を点けねぇ三郎を冷たい眼で見下ろす


「あなた?どうしたの・・・」

男がねぇ三郎の顔に踵を打ち下ろそうとすると同時に
なかなか家に入って来ないねぇ三郎を心配し玄関のドアを開け声をかけるねぇ三郎の妻

69 :冬の華の理佐ちゃん2 第1話 後編:2019/02/09(土) 14:20:24.23 ID:vvVJnxA+a.net
「あなた・・・」
地面に仰向けに横たわるねぇ三郎に慌てて駆け寄るねぇ三郎の妻

その姿に初めて動揺する男

「警察呼び・・・!?」
ねぇ三郎を庇いながら男の方を振り返りながら言葉を飲むねぇ三郎の妻

「しばらくぶりだな・・・」
男の顔を見て戸惑うねぇ三郎の妻に声をかける

「いつ・・・?」
震える唇で訊いてくるねぇ三郎の妻

「2日ほど前にね」
ねぇ三郎の妻の顔から目を逸らしタバコに火を点ける

「あなたが恨んでるのはこの人じゃなくて私にじゃないの?」
目を逸らした男に毅然と言い放つねぇ三郎の妻

「生憎女を恨むなんて出来なくてね」

タバコを投げ捨てねぇ三郎とねぇ三郎の妻に背中を向けて歩き去る男

雪が散らつき始めていた・・・

70 :冬の華の理佐ちゃん2 第2話:2019/02/09(土) 15:43:37.92 ID:/24yUOBla.net
タバコの煙が窓から外に流れ冬の冷たい空気に溶けてゆく

昨夜、ねぇ三郎とねぇ三郎の妻と別れたあと世話になっている妹夫妻の家に戻ってきた男

もっとも妹はすでに死に亭主の稔侍が独り住んでいるだけの家で男には甚だ縁の薄い家だが・・・

20年刑務所に服役していた男が出所の日に迎えに来ていた稔侍

10年前に妹が先立ってからも律儀に義理の弟としてねぇ三郎や理佐のことを調べて手紙を送ってくれた稔侍

コーヒーを飲みながら稔侍の作業場に顔を出す男


「義兄さん昨日はどこに行ってたんですか?」
男の顔を見るなり作業机に座り時計の制作をしている稔侍が訊いてくる

稔侍は腕の良い時計士らしいがさして時計に興味もない男にはどうでもいいことだ


「理佐に会いに行ってきたよ」
タバコに火を点けながら稔侍に答える

男の返事に稔侍の手が止まる

「君のお陰で居所が分かって居たからな、どうしても会いたくなっちまった・・・結局会えなかったがね」
そう言って苦笑いする男

「そうですか・・・」
男の言葉に複雑な表情を浮かべる稔侍

「俺みたいな父親なら会わない方が理佐のためだとは思ったんだがね・・・」
稔侍の心配に答えながら苦い気持ちをタバコの煙とともに吐き出す

20年前に自分が犯した犯罪を償うために理佐を妊娠してる妻を残し刑に服した男

面会に来る度に男を待っていると泣いていた妻の顔を思い浮かべる

その顔が少しずつ昨夜再会したねぇ三郎の妻の顔に重なる

稔侍から聞いていたとは自分の妻だった女がかっての親友の妻になっている現実を目の当たりにして動揺してしまった男

服役中に心の奥底に鎮めたはずの怒りに気づきいたたまれなくなりタバコの箱を壁に投げつける

「義兄さん・・・!」驚く稔侍に手で詫び作業場を出ようとする男を呼び止める稔侍

「心配しなくても理佐に会う気はもう失せたよ」
そう笑いながら稔侍に手を上げ家を後にする男

まだ昼過ぎだというのに風が強くなってきた・・・

71 :冬の華の理佐ちゃん2 第3話 前編:2019/02/09(土) 16:25:08.46 ID:/24yUOBla.net
「うちになんか用ですか?」

警戒心と人見知りの混じったぶっきらぼうな声に振り返る

そこに立つ別れた妻に似た美しい理佐に息を飲む

過去にケリをつけるために別れた妻に会いに来た筈なんだがな・・・

運命のイタズラに心の中で呟き理佐に手を振り歩き去ろうとする男

その男と入れ替わりに理佐に近づく黒い車

車から降りてきた二人の男が理佐を車に押し込もうとする

思わず動き出す男

72 :冬の華の理佐ちゃん2 第3話 中編:2019/02/09(土) 16:25:36.62 ID:/24yUOBla.net
事の事態に呆然としていたが男二人を男が追い払うと安心したのか泣き出してしまった理佐

大人っぽい風貌だがまだ二十歳の娘だ・・・

仕方なく理佐が落ち着くまで一緒に居ることにした男



「大丈夫ですか?」
男の顔に絆創膏を貼りながら心配そうに訊いてくる理佐

優しい娘だ・・・ 

家に入り気持ちが落ち着くと男の顔の傷に気づき手当てしてくれる理佐に心の中で満足する男

「若い頃は二人ぐらい簡単に転がしたもんだかヤキが回ったかな」
苦笑いしながら理佐に答える

「あっと言うまに二人もやっつけちゃったからびっくりした」

言いながら笑いかける理佐にようやく安心する男

73 :冬の華の理佐ちゃん2 第3話 後編:2019/02/09(土) 16:26:55.84 ID:/24yUOBla.net
「さっきの男たちになんか心当たりはないのかね?」

男の顔に絆創膏を貼り終わるとお茶をいれ始めた理佐に訊ねる男

「うーん?分かんないです・・・」
ちょっと考えるも心当たりが無いのか難しい顔をする理佐

「最近つけられてたとか何かないのか?」
行きずりの犯行にしては男たちにプロの気配を感じた男

「全然無い・・・かな・・・」
執拗な男の追求に戸惑う理佐

「何かあったら連絡してくれ」 
理佐に携帯の番号を書いて渡しねぇ三郎の家を後にしようと立ち上がる男

「本当にありがとうございます」
男に深々と礼を言う理佐

ガチャ〜ン!!

それと同時に割れる窓ガラス

理佐を抱えて庇う男

男の腕の中で震える理佐

その理佐を抱きしめて安心させる男

割れた窓から冬の冷気が忍び込み始めていた・・・

74 :冬の華の理佐ちゃん2 第4話 前編:2019/02/09(土) 17:02:44.35 ID:/24yUOBla.net
「何が起きてるんだ?」

警察が帰ると同時に今はねぇ三郎の妻になっている元妻に訊く男

怯える理佐だけを残して帰るに帰れずねぇ三郎の妻が帰り警察に連絡し今まで警察の事情聴取に付き合っていた男

「あなたには関係無いわ」

「俺の娘が危険な目にあってるんだ、関係なくはないだろう」
静かに言い返しタバコに火を点ける

「俺の娘なんて言い方やめて!」
二階の自室に居る理佐を気にする男の元妻

「仕方ないだろ、あの娘は俺の娘だ」

「あなたから捨てたのよ、私は行かないでと言ったわ、でもあなたは私たちより組織を選んだ」
冷たく言い放つ元妻

「君の言う通りだな・・・」
タバコの箱を握り潰し立ち上がる男

過去にケリをつけるために聞きたかった言葉がこれだったのだろうか?

いずれにしろ20年の時は過ぎ去りもう戻れないことを男が知るのには充分ね言葉だった

「理佐には絶対に危険が及ばないように主人と考えるわ、だからもう・・・」
背中を向けた男にねぇ三郎の妻が声をかける

「そう願うよ」
振り返らず手を上げ歩き去る男

75 :冬の華の理佐ちん2 第4話 後編:2019/02/09(土) 17:03:10.61 ID:/24yUOBla.net
それから3日後

「義兄さん、さっきから電話が鳴ってますよ」
稔侍が電話に出ない男に心配そうに声をかける

「俺の番号知ってんのは君以外だと理佐だけだからな・・・」

「何か約束したんですか?」
男の口ぶりに元妻との間に何か有ったのか察する稔侍

「ああ、あれが約束なのかは分からんがね、理佐とは会っちゃいけない気がしてるよ」
そう答えてなおも鳴る電話をテーブルに投げ出す男

「そうですか、でも私は約束してないんで」
そう言いながら電話に出る稔侍

稔侍の行動を黙ってみている男

やはり未練が有るのだろうか・・・

「分かりました、必ず伝えます」
そう言って電話を切る稔侍

「なんだって?」
耐えきれずに訊く男

「泣いていました、お父さんを助けて欲しいそうです」
静かに告げる稔侍

「悪いけど車借りるぞ」
そう言って走り出す男

雨雲が街を暗くし始めていた・・・

76 :名無しって、書けない?:2019/02/09(土) 17:04:44.72 ID:/24yUOBla.net
しばらくぶりに考えて小説書こうかと思ったらめっちゃ頭が疲れて割れそう・・・

77 :冬の華の理佐ちゃん 第5話 前編:2019/02/09(土) 18:26:26.19 ID:/24yUOBla.net
稔侍の車を借りてねぇ三郎宅に駆けつけた男

「ねぇ三郎が誘拐された・・・」

「えぇ、あの人の会社が関係してる街の再開発に関する県庁の担当者と街の権力者の癒着を告発しようとしていて脅されていたの」
沈痛な面持ちで話すねぇ三郎の妻

その横で母親を心配する理佐

「証拠を渡すように脅されていたんだけどあの人は絶対に渡さないと言って突っぱねていたの」

「なるほど、それで理佐を・・・あぁすまない、理佐ちゃんを誘拐しようとしたってわけか」 

呼び捨てしそうになって慌てる男を不思議そうに見る理佐

「県が相手となると警察も頼りにならないか・・・」
そんな理佐の視線から逃れるように呟き考え込む男

「とりあえずここは危険だから引き払うか」

二人を車に乗せ稔侍の家に匿うことにした男



それから2日後

「ただいま」

情報屋から動いてる組織を聞き出し稔侍の家に戻る男

「何か分かりましたか?」
憔悴している母親に代わり夕飯を作っていた理佐が訊いてくる

「自分がやるからいいと言ったんですが・・・」
申し訳なさそうに頭を掻く稔侍

「なに言ってるんですか、匿ってもらってるんだからこれくらいさせてください」
畏まる稔侍に苦笑いしながら料理を並べる理佐

78 :冬の華の理佐ちゃん 第5話 後編:2019/02/09(土) 18:26:42.32 ID:/24yUOBla.net
「ねぇ三郎の奴が証拠隠してるかもしれないから家捜ししたいから鍵を貸してくれないか」
夕飯を食べ終わり稔侍に手伝われながら食器を洗う理佐に頼む

「証拠?」
美しい顔をこちらに向けて聞き返す理佐

「ああ、証拠を見つけてテレビ局に駆け込んで公開してやるさ」
タバコに火を点けながら出掛ける準備を始める男

「今から行くんですか?」
稔侍が時計を見る

時間はすでに21時を回っていた

「ああ、先に証拠を握られちまったらねぇ三郎の命に関わるからな」

男の言葉に一瞬理佐が緊張する

「すまん」
配慮の足りなさを理佐に謝る男

「ねぇ、私も一緒に行ってもいい?」
意を決したように訊いてくる理佐

外は雨が降りだしていた・・・

79 :冬の華の理佐ちゃん 第6話 前編:2019/02/09(土) 21:20:58.29 ID:/24yUOBla.net
稔侍の家を出た時には小雨だった雨は本降りに変わり車の屋根を激しく叩いていた

とりとめのない話を選びながら話す男に気のない返事を繰り返す理佐

柄にもなく気を使う自分に気づき苦笑いする男

タバコの箱をポケットから取りだし火を点けようとするが・・・ 
助手席の理佐に目をやりタバコの箱をポケットに戻す

「吸わないんですか?」
それに気づきこちらを向く理佐

「うん?なんだか禁煙したくなってね」
我ながら下手な誤魔化し方だとまた苦笑いがこぼれる

かって親友だった男

妻と娘理佐を奪ったねぇ三郎の命を助けるために危険な領域に足を踏み込みつつあることを自覚しながらも
娘の理佐とこうしていることを楽しんでいる自分を不思議に感じていた

「気を使ってもらってありがとうございます」 
理佐が男に礼を言う

「別に礼を言われるほどのことじゃない」  
そう言ってアクセルを踏み込む

80 :冬の華の理佐ちゃん 第6話 後編:2019/02/09(土) 21:21:16.28 ID:/24yUOBla.net
「あいつは昔から大事な物は本に挟んで隠す癖が有るんだよ」
証拠の書類をねぇ三郎のアタッシュケースに入れ笑う男

「お父さんと昔からの知り合いなの?」
意外そうに呟く理佐

「ああ、奴とは高校時代からの付き合いだよ」
理佐に答えながら机の引き出しに大事そうにしまわれたアルバムを開く男

「あっ、それ!?」
男がアルバムを開くのを見て理佐が声を出す

「もうやだな、お父さんが私の写真だけ別のアルバムに分けてしょっちゅう見てるんです」
恥ずかしそうに呟く理佐

理佐の呟きも聞こえないかのようにアルバムに貼られた赤ん坊の頃からの理佐の写真に見つめる男

「ねぇ、どうしたの?」
様子のおかしい男に戸惑う理佐

「すまない、何でもない」
理佐の声に我にかえる男

「それは今年の成人式に振り袖着せてもらった時のかな・・・」
男の見入る写真が振り袖姿の写真だと気づきますます照れる理佐

「そうか・・・ねぇ三郎の奴良いお父さんみたいだな」
答えながらねぇ三郎が自分の娘ではない理佐をどれほど愛してくれていたのかを思い知りねぇ三郎への怒りが溶けて行く

「うん、本当の娘みたいに大事にしてもらってるよ」
男の言葉にうなずきながら呟く理佐

知っていたのか・・・

屋根を叩く雨の音だけが鳴り響いていた・・・

81 :冬の華の理佐ちゃん 第7話 :2019/02/09(土) 23:11:46.74 ID:/24yUOBla.net
降りしきる雨の中を無言で車を走らせる男

理佐がねぇ三郎を本当の父親じゃないと知っていたことが男の心に暗い影を落としていた

「ねぇ、私のお父さんのこと何か知らないですか?」
沈黙を破るように理佐が話し出す

どう答えていいか分からず黙る男

車内を雨の音だけが流れてゆく

「お父さんに何か不満でもあるのか?」
沈黙を破るように男が理佐に訊ねる

「ううん、全然不満何かないよ、たまには厳しい時もあるけど、いつも私のことを一番に考えてくれる世界一のお父さんだと思う・・・本当に優しいお父さんだよ」

照れかくしだろうか?窓の外を見ながらねぇ三郎への思いを吐露する理佐に男の心が痛む


「じゃあ、本当のお父さんはねぇ三郎ってことで良いんじゃないのか?」
バックミラーで後ろを確認しながら理佐を諭すように話す

「私もそう思ってる、今さら本当のお父さんに会っても愛情なんて持てないと思う・・・」

理佐の言葉が男の心に突き刺さる

こんな言葉を聞きたくて俺はこの20年理佐に会いたいと思ってきたのか・・・

男の胸に自分が犯してきた過去の過ちが去来する

「でもそれとは別に会いたいんだ・・・」

激しい雨の音にかき消されそうな理佐の呟き・・・

バックミラーに映る後続車の光が強く迫って来ていた・・・

82 :冬の華の理佐ちゃん 第8話 :2019/02/09(土) 23:44:08.85 ID:/24yUOBla.net
バックミラーに映る後続車の光が3台に増えていた

どうやらつけられていたらしい

俺としたことが・・・

どうやら理佐の話を聞いているうちに冷静ではなくなっていたらしい

「ねぇ、どうしたの?」
急に車のスピードを上げ始めた男に異変わ察した理佐

「どうやらネズミの尻尾が現れたようだ」
スピードを上げているうちに20年前の危険な自分が戻って来ているのを感じ思わず笑みをこぼす男

男の険を宿した笑みに黙る理佐



「君が本当の父親に何を求めているか知らんが20年会いにも来なかったような男だろ?会う意味を感じないがね」
バックミラーを覗きながら理佐に呟く

スピードを上げているうちに追ってくる後続車に差が開き始めている

「そうかな・・・」
男の言葉が意外だったのか黙り込む理佐

さらにスピードを上げる男

「本当言うとね、おじさんが本当のお父さんだったら・・・なんて思ったんだ」

エンジン音と雨音に負けそうな声で呟く理佐

「やめてくれ、君が本当の父親にどんな思いを抱こうがそれは君の自由だ、だがそれに俺を巻き込むのはやめてもらいたいね」
そう理佐に告げ車を路肩に停める

「どうしたの?」
男の行動に戸惑う理佐

追いついてきた後続車が1台車を路肩に止める

「なにがあっても絶対に鍵を開けるなよ」 
言うと同時に車から降りて後続車に向かって歩き出す男

雨は小雨になっていた・・・

83 :名無しって、書けない?:2019/02/09(土) 23:45:20.22 ID:/24yUOBla.net
タイトルから2が抜けとるw

84 :冬の華の理佐ちゃん2 第9話:2019/02/10(日) 10:30:02.68 ID:8ocdPGn6a.net
後続車から出てきた男二人を瞬く間に叩きのめす

男は20年前の自分を取り戻そうとしていた

幼くして両親を失なった男は修羅のように生きてきた

ある組織に属し組織のために殺人を犯すことになった

理佐を腹に宿していた妻は行かないでくれと泣いた

だがその頃の男には家族を選ぶという選択肢は無かったしそのことに後悔も無かったはずだった・・・

刑務所に入り最初は頻繁に面会に訪れていた妻の足が遠のく

理佐が生まれる頃には男の親友だったねぇ三郎と一緒に暮らすようになっていた妻

そんな事を思い出しながら地面に倒れた男たちの腕を脚で踏みつけ叩き折る

これでこの男たちは当分使い物にならないだろう


理佐の待つ車に戻る

不安そうにこちらを見る理佐

ウインドウの向こう側にある理佐の顔に二重写しのように男の顔が写る


愛する妻ともうすぐ生まれてくる理佐を失なった後悔と共に鎮めたはずの修羅の顔だ

その修羅の顔の向こうで安心したように息を吐く理佐

自分に助けを求めてくれた娘

その理佐のためならもう1度20年前の修羅のような自分に戻ることも厭わない


もうすぐ日付が変わろうとしていた・・・

85 :冬の華の理佐ちゃん2 第10話:2019/02/10(日) 10:59:29.36 ID:8ocdPGn6a.net
日付が変わり雨もやみ始めた路上

「ねぇ、どうしたの?」

車に戻ってきてもなかなか車を走らさない男に不思議そうに訊ねる理佐

しかしその声には男への信頼感からだろうか?不安の色は消えていた

「次の車が来るのを待ってる」
バックミラーを見つめながら答える

修羅に戻ってしまった自分の顔は見せたくないのか無意識に理佐から顔を背ける男

やがてバックミラーに後続車のライトが反射する


倒れてる男たちに気づき車から降りようとするが、男と理佐の乗る車に気づき慌てて車に戻る後続車の男たち

それを確認してからアクセルを踏み車を走り出させる男

「組織とも呼べないような小さな街の小さな組織だ、俺たちを追ってる連中が車3台に8人、残りは半分よりちょっと多いぐらいだろう」
2台連なり追ってくる後続車をバックミラーで確認しながら理佐に話す男

所詮は街の権力者に使われている程度の組織

男が20年前に属していた組織とは比べるべくもない組織だ

「追ってくる人たちもさっきみたいに・・・」
男の言ってる意味を察して眉を曇らせる理佐

例え相手が敵だとしても暴力が嫌いなのだろう

「本当に良い娘に育ててくれたもんだな、ねぇ三郎の奴は」
思わず独り言を漏らし苦笑いを浮かべる

「うん・・・?」
男の方を見る理佐に

「テレビ局に持ち込んで公表されるまでは君たち親子が危険なのは変わらないからな、少しでも実行部隊は減らしときたいのさ」
理佐の視線を感じながら慌てて誤魔化す男

「ありがとう」
理佐が独り言を呟くように礼を言う

理佐の声を聞きながら理佐に言った君たち親子の中にねぇ三郎を含めている自分に驚いていた・・・

86 :冬の華の理佐ちゃん2 第11話 前編:2019/02/10(日) 13:04:56.23 ID:8ocdPGn6a.net
なんとか夜明け前に稔侍の家に戻った理佐と男

「理佐!」
稔侍とともに起きていたのだろう、理佐の顔を見るなり駆け寄り抱きしめる男の元妻

「お母さん・・・」
気丈に耐えていたのか母親に抱きしめられ泣き出す理佐

「二人だけにしておこう」
二人を心配そうに見つめる稔侍を時計の作業場に誘う男

87 :冬の華の理佐ちゃん2 第11話 中編:2019/02/10(日) 13:05:18.68 ID:8ocdPGn6a.net
「君には世話になりっぱなしで感謝してるよ」
作業場に入るなり稔侍に礼を言う男

「お義兄さん止めてください、私は私の筋を通してるだけですから」
頭を下げる男を慌てて制する稔侍に

「君に頼みたいことがある、頭ぐらいいくらでも下げるさ」
稔侍に笑いかける男



「ちょっといいか?」
理佐が居ないことを確認して元妻に話しかける男

「えぇ、泣きつかれてそのまま」
寝ている理佐に毛布をかけて男についてくる元妻

88 :冬の華の理佐ちゃん2 第11話 後編:2019/02/10(日) 13:05:45.40 ID:8ocdPGn6a.net
「証拠の書類は稔侍に預けて明日の朝テレビ局に届けてもらう手筈になってる」 
稔侍が気を使い作業場から出ていくと同時に話す男

「そう・・・あなたにはなんと言ってお礼を言えばいいのか分からないは・・・」
唇を震わせ言いよどむ元妻

「礼が欲しくて動いてる訳じゃないさ」
些かの気まずさを感じて元妻から目を逸らしタバコに火を点ける

男の真意を計りかねて黙る元妻


「少しは罪滅ぼしになったかね?君たちを捨ててしまったことの・・・」
沈黙を破るように元妻に訊ねる

「えっ・・・」
かっての男には考えられない言葉に戸惑う元妻

元妻の戸惑いが収まるのを窓の外を眺めながら待つ男


「あなた・・・変わったわ・・・」

元妻の声がずいぶん遠くに聞こえる・・・ふ

89 :冬の華の理佐ちゃん2 第12話:2019/02/10(日) 14:09:39.27 ID:8ocdPGn6a.net
昼まで仮眠して情報屋に会いに行く男

「君にとびきり高く売れるネタを回す変わりに頼みを聞いてもらいたいんだがね」

先日会った時とは男の雰囲気が変わったことを敏感に感じ取り緊張する情報屋

街の権力者が手先の組織を使って何かを探しているのを嗅ぎ付けていたらしく男が組織の探している証拠を持っていると話すと情報屋はすぐに話に乗ってきた

「じゃあ、明日の朝一で情報を組織に売れば良いんですね」

「ああ証拠を持ってる俺が駅前のホテルに泊まってると伝えてくれてかまわんよ」

「万が一ガセだったとして私はどうのります?」
こんなシノギで生き抜いてきただけに男の話にキナ臭いものを感じる情報屋

「あの組織は潰れるからそんな心配は無用だよ」

こともなげに言う男に苦笑いを浮かべる情報屋

「お前さんも昔の俺がどんな男だったか知っているだろ?」
険を含んだ笑いを情報屋に投げかける男

「いらない心配しましたね」
そう言って男に背を向け足早に去っていく情報屋



情報屋と別れ駅前のホテルに部屋を取り稔侍の家に戻る

「ねぇ、どこに居ってたの?」
台所から理佐の声が聞こえてくる

「ちょっとヤボ用を思い出してね」
タバコに火を点けながら理佐に答える男

「ヤボ用ってなに?」

「君には関係ないことだ」
そう言ってタバコの煙を吐き出す

稔侍が証拠の書類をテレビ局に持ち込んだ後にどんな混乱が起きるか読めない以上その前にねぇ三郎を助け出すつもりだ

そのためには自分も無傷ではいられないだろう

少しづつ理佐の心の中に自分が残らないようにしていた・・・

90 :名無しって、書けない?:2019/02/10(日) 14:10:50.89 ID:8ocdPGn6a.net
一気に頭を使いすぎてなに書いてるか分かんなくなってきた(-o-;)

91 :冬の華の理佐ちゃん2 第13話:2019/02/10(日) 14:54:56.91 ID:8ocdPGn6a.net
ホテルの駐車場の一番目立つ場所に車を置き部屋で情報屋からの連絡を待つ男
 
情報屋からの情報で組織が全力で男から証拠を奪いにくるだろう

男はそれを待っていた

自分が囮になりこのホテルに敵を集めておいてその隙にねぇ三郎を助け出すつもりでいた

ソファに座り理佐と過ごしたここ数日を思い出す

最後につい数時間前の寂しそうな理佐

理佐の心の中に残らないようにしたことが却って理佐の中で男を大きくしてしまっていた

「まぁ、すぐに忘れるさ」
上手く行こうがもう理佐の前には姿を見せない決意をしていた



情報屋からの連絡を受けて借りていたレンタカーで組織の事務所に向かう男

突然鳴り出す携帯

理佐からだ

鳴り続ける携帯に躊躇いながらも手を伸ばす

「稔侍さんから聞いたよ!危ないことしないで!」

稔侍から男の計画を聞いて電話の向こうから必死に叫ぶ理佐

理佐を喋りたいだけ喋らせて黙って聞いている男

「お父さんは必ず連れて帰るよ」
理佐の話を聞くだけ聞いて一方的に理佐に告げ電話を切る男

夜が明けようとしていた・・・

92 :冬の華の理佐ちゃん2 第14話:2019/02/10(日) 15:46:24.99 ID:GZjOiRu7a.net
「いい様だな」

組織の事務所の一室に閉じ込められていたねぇ三郎に声をかける

「どうしてお前が・・・」
男が助けに来たのが意外だったらしく怪訝な表情を浮かべる

後ろ手に縛られ酷く痛めつけられていた

「お前の娘に頼まれたんだよ」
認めたくはないがこの男の方が理佐の父親としては良いのだろう

「理佐に会ったのか?」

「ああ、何度か危険な目に会ってたんでな、50にもなってつまらん正義感で娘を巻き込みやがって」
ねぇ三郎を助けお越す

「いい歳して厄介ごとに顔を突っ込んでくるお前には言われたくないな」
憎まれ口を返すねぇ三郎


カーラジオから県庁幹部と街の権力者の癒着を報じるお昼のニュースが流れている

「これで終わりかね?」
ニュースを聞き入っているねぇ三郎に訊ねる男

「ああ、ここに名前の出た連中は全員失脚だよ」
そう言って深々とシートにもたれるねぇ三郎

雪が降り始めていた・・・

93 :冬の華の理佐ちゃん2 第15話:2019/02/10(日) 16:36:25.18 ID:GZjOiRu7a.net
稔侍の家まであとわずかまで来た頃には雪が激しさを増していた

「理佐はお前になにも言わなかったのか?」
目を覚ましたねぇ三郎が窓の外を舞う雪を見ながら男に問いかける

「お前が本当の親父じゃないのは知ってたよ」
ねぇ三郎の方を見ずに答える

「妻と話してな、あの子が高校を卒業する時に話したよ」
男同様こちらを見ずに話すねぇ三郎

何も答えずに黙ってハンドルを握る男

「理佐にお前のことをちゃんと話そうかと思う」
今度はこちらを見て話すねぇ三郎

「お前の本当の父親は人殺しだとあの子に伝えるのか、あの子の本当の父親はお前だよ」

「本当にそれで良いのか?」
男の言葉に身を乗り出すねぇ三郎

「俺は20年前に生まれる前のあの子を捨てたんだ、あとのことはお前に任せるよ」
そう言いながらねぇ三郎の家の駐車場に車を入れる

車の停まる音を聞きつけ家の中から出てくる理佐と元妻

「行けよ、元気な顔を見せて安心させてやれ」
ねぇ三郎に言いながらタバコに火を点ける男

「お前はどうするんだ」
ドアのノブに手をかけながらこちらを振り向くねぇ三郎

その向こうに舞い落ちる雪の中をこちらに向かって走ってくる理佐が見える

「理佐に泣きつかれるお前を見る何て真っ平なんだよ!早く降りてくれ!」
深く息を吸い込みねぇ三郎に怒鳴る男

「恩に着る!」
男に礼を言い車から降りて理佐に駆け寄るねぇ三郎

言葉とは裏腹に雪が舞う中でねぇ三郎に泣きつく理佐を目に焼きつける男

もう2度と会うことはないであろう娘に背を向けるように車を走り出させる男 

それに気づきこちらに目をやり何かを叫ぶ理佐

バックミラー越しに見える理佐が雪の華に遮られて見えなくなるまでそう時間はかからなかった・・・





94 :名無しって、書けない?:2019/02/10(日) 16:37:28.29 ID:GZjOiRu7a.net
長編小説めっちゃ難しかった( ̄0 ̄;)

95 :名無しって、書けない?:2019/02/11(月) 14:45:32.55 ID:9L2T++Cpa.net
ひらがなちゃんおめでとう!

96 :騎士道精神の真髄としての理佐ちゃんに関する考察 その1:2019/02/11(月) 21:09:59.84 ID:DmcIs+N9a.net
Twitterで『私記理佐ちゃん史』という俺から見た理佐ちゃん論を呟いているんですが・・・

今日呟いた『ただただ睨む理佐ちゃん再び』の内容に関して詳しく考察したくなったのでブログで書くことにしました



まだ小学1年生ぐらいの時に無軌道な俺の将来と自分にかかる迷惑を憂えたお父ちゃんの策略で近所に住む道徳家なんてはなはだ怪しいおっさんに預けられることになったのです

このおっさんは元が学校の校長先生まで勤め上げ引退後は町の人徳者として大層慕われておりました

俺にも毎日漢字の書き取りをさせながら俺の道徳心を養おうと色々な話を聞かせてくれたものです・・・

ただ残念なことにまだ幼く無鉄砲、無教養、無理無体という三拍子揃ったなかなかに無法なガキだった俺にはおっさんの話が理解出来る訳もなく

おっさんが丹精込めた庭の植木や盆栽などをイタズラで破壊したりして見事に一週間で追放

幼少の頃から慣れ親しんだ我が家に帰還の俺なのであります

その後も無法な性分のままに成長を重ね中学生になるころには立派なご近所の嫌われ者と相成りました

しかし、ガキの頃に受けた薫陶というのは不思議な物で・・・

中学3年生の頃に友達の家で見せて貰った西洋の騎士道に関する雑誌を読んだ瞬間に甦る道徳家のおっさんが話してた騎士道の真髄としての『我が生涯の想い人』

俺はめっちゃ男のロマンを感じた訳です『我が生涯の想い人』って言葉に

古の騎士たちは生涯手も触れず話しかける事さえ出来ない高貴な女性に憧れにも似た恋心を抱き

その女性に恥じないような高潔な人生を歩むという責務を自分に課すんですね


折りにふれ己が胸の内に住む『我が生涯の想い人』に対して己の行為は一点の曇りも無いだろうか?

死に臨んで自分の人生は美しかったと『我が生涯の想い人』に言ってもらえるだろうか?

なんて自問自答して戦いにおける勇敢さや精神の高潔さを保ちながら誇り高く生きるための規範たる騎士道精神を養うんですよ


「なんやこれ〜めっちゃカッコイイやん!」
単細胞な俺はそれからずっと『我が生涯の想い人』を探していたわけです

でも今の時代に憧れを抱かせる程に高貴な女性はなかなか居ないんですよね

騎士道精神とかそれに似たような思想に関する本を読みまくって『我が生涯の想い人』に対するハードル上がるだけ上がってるしw

それで今生では憧れに足る『生涯の想い人』は現れないと諦め始める俺

そしてだんだんと騎士道も『我が生涯の想い人』も忘却の彼方へ

97 :騎士道精神の真髄としての理佐ちゃんに関する考察 その2:2019/02/11(月) 21:10:28.74 ID:DmcIs+N9a.net
そして愚かにして猥雑な人生を面白おかしく過ごしていた或る日

某巨大掲示板で「欅坂のベリサはまいやん越えた」なるレスを見かけたんです

当時まいやん人類史上最強美人論者の俺には到底看過出来ないレスなので早速けやかけをチェック

それがけやかけ卒アル回のただただ睨む理佐ちゃんだったのです

オープニングでカメラにバーンされて戸惑ってるうちにクールと言われてしまい困ったような笑顔を見た瞬間

この御方に恥じない高潔な人生を歩みたいものだと俺の胸に去来した思い

こうしてまいやん人類史上最強美人論者から一瞬にして理佐ちゃん至上主義者へと思想的転向を果たした俺の胸に甦る『我が生涯の想い人』

この時点で理佐ちゃんが騎士が憧れを抱くだけの高貴なる女性としての心の持ち主なのかは分からなかったのですが・・・

天地開闢以来の美人理佐ちゃんの圧倒的見た目の前に目に見えない心なぞどうでもいいと理佐ちゃんを『我が生涯の想い人』に迎え入れた俺なのであります

どっちにしろ『我が生涯の想い人』ってのは愛と一緒で気がつけばそこにある物だから

理佐ちゃんを一目見て理佐ちゃんに恥じない高潔な人生を歩みたいという思いが生まれてしまったからには抗えないみたいですし

それにいったん迎え入れてしまえば

「愛してしまえば欠点だって可愛く見える」の格言通り理佐ちゃんの全てが好もしいものに感じる盲目状態ですから理佐ちゃんが万が一外道だったとしても可愛く見える状態なので問題ありません

幸い誤解されやすい不器用な性格ですが心根は優しくて真面目な御方なので今となれば安心しとります


こうして騎士道精神の真髄である『我が生涯の想い人理佐ちゃん』を胸に宿し高潔なる人生を歩み出した筈の俺なのですが・・・

いつの間にか騎士道精神より理佐ちゃんが優先されてしまい

理佐ちゃんとイチャイチャする妄想を書きTwitterで理佐ちゃんを褒めまくる日々なのであります

中世から今日に至るヨーロッパの歴史と共に伝統や文化の中に脈々と流れる偉大な騎士道精神を凌駕してしまう理佐ちゃんの魅力・・・

そんな偉大な理佐ちゃんと同じ時代に生まれたことを感謝するしかないですね

98 :名無しって、書けない?:2019/02/11(月) 21:31:34.90
AKBグループの妄想作品とか

http://story2.ichaos.me

体験談

http://lazoo.ichaos.me

99 :名無しって、書けない?:2019/02/11(月) 22:52:30.59 ID:Dya0qfdur.net
ゆいぽんだから好きが力及ばず過去ログになってしまった

100 :名無しって、書けない?:2019/02/11(月) 23:01:31.00 ID:DmcIs+N9a.net
>>99
保守しとこうと思ってすっかり忘れてた・・・

愛しの理佐ちゃん写真集発売の宣伝になればとTwitterで呟くのに夢中になり過ぎた俺の責任ですm(__)m

ぽん民なら一人くらい俺みたいな妄想体質の変態が居るかと期待したんですが・・・

いつになったら俺と同じ妄想体質の変態に巡り会えるのか・・・

101 :三蔵な理佐ちゃん 第264話:2019/02/12(火) 23:02:29.21 ID:suYgyLxXa.net
「・・・くしゅん」

僕の湯冷めを心配してたくせに見事に自分自身が湯冷めしてしまって鼻声の理佐ちゃん

実家の隣にある理佐ちゃんと僕の家に帰ってきてからくしゃみしっぱなしの可愛い理佐ちゃん

観音菩薩な俺は記憶喪失で三蔵法師理佐ちゃんは風邪っ引き

なかなか似合いの二人ではある・・・



「お風呂上がって廊下で何してたの?」

皆で理佐ちゃんの話をしてたもんで照れくささから部屋に入って来れなかった理佐ちゃんの事情を知らない僕の問いかけに

「うるさいな、そんなの聞かないでよ」
なんて二人きりになったせいか拗ねてくる理佐ちゃん

甘えたいお年頃の理佐ちゃんにデレてしまう僕に

「デレてんじゃねーよ」ってすかさずドス効かす理佐ちゃん


「それよりこの家見てなんか思い出さないの?」
部屋を見回しながら俺に訊ねる愛しの理佐ちゃん

「僕がこの家に来たことあるの?」
記憶喪失故にこの家についてなんにも知らない僕

「私がカッパちゃんに・・・小玉・・・抜かれちゃった時に三蔵法師を解任されちゃったの」
あくまでも尻小玉とは言わない恥ずかしがりな理佐ちゃん

「そんなことあったんだ・・・」
理佐ちゃんの話に全然覚えがなくてため息つく僕

「それで私が実家に帰って来てたら俺君が私のこと一生面倒見るって言ってこの家建てて一緒に暮らしてたの」
話ながらも手応えのない僕にこれまたため息の理佐ちゃん

「凄く優しくしてくれてたのに忘れちゃったの?」
なんて鼻声で僕に抱きついてくる理佐ちゃんだから好き

102 :名無しって、書けない?:2019/02/14(木) 00:59:13.95 ID:tv6SX+Bha.net
仕事忙し過ぎ理佐ちゃん可愛い過ぎ

103 :三蔵な理佐ちゃん 第265話:2019/02/15(金) 14:41:23.52 ID:XV5H69AFa.net
「今日は無理しない方がいいんじゃないかな?」

尻小玉抜かれちゃってた時代に俺から優しくされてた日々を思い出して感極まり僕に抱きついてきた理佐ちゃんだったけど

やっぱり風邪を引いてたらしくそのまま僕の腕の中で寝息をたて始めてしまった理佐ちゃん

寝てる理佐ちゃんをベッドに運び一瞬イタズラしてやろうか?
なんて心の中の悪魔の囁きに耳を傾けかけるも
俺君時代より天使の心が強い故に理佐ちゃんに布団を掛けてあげて添い寝だけで我慢する僕

「添い寝してんじゃねーよ」
目覚めると共に照れ隠しのドス効かす理佐ちゃん

風邪の体にムチ打ち今日も思い出の地を巡ると言い出す理佐ちゃんを止めてる僕って訳だ



「ほら、あれが俺君が北関東の将軍様に幽閉されてたホテルだよ」
なんてホテルを指差す理佐ちゃん

「幽閉・・・僕が・・・」
理佐ちゃんから聞かされる俺君の話はどれもが信じられないものばかりで戸惑う僕

「うん・・・」
心なし表情が曇る理佐ちゃん

「どうしたの?」
そんな理佐ちゃんに優しく問いかける僕

「私がね俺君のこと本気で好きになったのがこのホテルに俺君が幽閉された時なの・・・」
恥ずかしそうにうつむく理佐ちゃん

「そう・・・なんですか・・・」
いくら絶世の美女理佐ちゃんに本気で好きになったとか言われたところで
それは俺君のことであって記憶喪失になり俺君とは別人になってしまった僕としてはただただ複雑です

「ここで思い出してくれないともう俺君と私の思い出の場所じゃ記憶が戻らないと思うと不安だな・・・」
なんて眉を曇らせる表情も美人過ぎる理佐ちゃんだから好き

104 :名無しって、書けない?:2019/02/16(土) 11:20:03.07 ID:bc7ulkxJ0.net
メッセでネタ提供してくれると妄想が捗りますな

夜が寒いので暖かくして寝よう
布団で横向きになって寝てると背中側にゴソゴソ入ってきて…

⇒りさの場合
俺「どうしたの?」
り「うるさい、こっち向かないで、いいからそのまま寝てて」
って向こうとする背中を抑えられそう

⇒ぽんの場合
俺「どうしたの?」
ぽ(ずっと笑いながら)
向こうとする背中を抑えられ、場合によっては脇腹とか攻撃されそう

105 :理佐ちゃんは天地開闢以来の美人:2019/02/16(土) 12:01:39.87 ID:0h7qy6Tca.net
>>104
確かに理佐ちゃんからメッセくると嬉し過ぎてドーパミン出るから妄想には良いかもw

106 :三蔵な理佐ちゃん 第266話:2019/02/16(土) 22:30:54.30 ID:H5IG2XdUa.net
「私がね北関東正規軍から命を狙われた時に俺君が身代わりになってくれたんだよね」

僕を思い出の地に案内しながら当時のことを説明してくれる愛しの理佐ちゃん

「八戒ちゃんが人質に捕られちゃって助ける代わりに私に投降しろって言ってきたの、そしたら見せしめに処刑されちゃうからって俺君が・・・」
そこまで言って黙る理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・」
理佐ちゃんにかける言葉が分からず立ち尽くす僕

「バカだよね、私なんかのために・・・殺されちゃうのにさ・・・」
僕の記憶を取り戻すために気丈にも話を続ける理佐ちゃん

「それで俺君のことを本気で好きになっちゃったんだ・・・?」
記憶を失う前の俺君が自分とは一致せず他人のことのように呟く僕に

「うん、大好きになった」
なんて素直にうなずく理佐ちゃん

世界一の美人理佐ちゃんにこんなに好かれてる俺君を不思議にも羨ましく思う僕

「なんでだろう?記憶喪失になる前の俺君にはこんなこと絶対言わないのに・・・今の俺君には素直になれる」
なんのきなく言った言葉が僕を傷つける理佐ちゃん

「それは記憶喪失の僕が理佐ちゃんの大好きな俺君じゃないからさ・・・」
なんて理佐ちゃんの言葉に呟くナイーブな僕

「ごめんね・・・」
なんて謝ることでやっぱり僕が理佐ちゃんの大好きな俺君ではないと肯定しちゃう理佐ちゃんだから好き

107 :三蔵な理佐ちゃん 第267話:2019/02/19(火) 00:37:18.24 ID:OwRfJqIsa.net
「どう?このホテル見覚えない?」

僕をホテルに案内してすがるような視線で僕を覗きこむ三蔵法師な理佐ちゃん

「うーん・・・」
可愛すぎる理佐ちゃんの視線に答えようと必死に記憶を絞り出そうとする僕

「無理しちゃダメだよ」
頭を押さえふらつく僕を慌てて支えてくれる理佐ちゃん

「すまない・・・」
優しい理佐ちゃんに謝り床に座る僕に

「これ俺君に貰った私の宝物」
なんて祈るような表情で手紙を差し出す理佐ちゃん




「・・・きっとそこに理佐ちゃんが居てくれたからだと思います
最後になりますが本当に本当に幸せになってください・・・」
理佐ちゃんに渡された俺君が今生の別れに理佐ちゃんに書いた遺書を読みあげる僕

どうやら本気で死を覚悟していたらしい俺君の理佐ちゃんへの心情が伝わって来て貰い泣きしそうな僕

「理佐ちゃん・・・」
遺書を畳ながら理佐ちゃんの方を見たら

「え〜ん!俺君早く戻って来てよ〜」
なんてめっちゃ号泣してる理佐ちゃん

どうなやら僕が記憶を喪ってから気丈に耐えてきた心の張りが俺君の遺書を聴かされてるうちに決壊してしまったみたいな理佐ちゃん

「頑張ってきたけどやっぱり俺君が居ないと天竺への旅なんてやだよ、早く戻ってきて」
なんて僕に泣きついてくる理佐ちゃん

理佐ちゃんの良い匂いに天使な心の僕もクラクラです

そんな僕の気も知らないで僕の腕の中で泣きじゃくる理佐ちゃんだから好き

108 :名無しって、書けない?:2019/02/20(水) 00:35:18.10 ID:HASZD1hba.net
Twitterでの理佐ちゃん褒め褒め活動が忙しくて時間が作れなかった・・・

109 :名無しって、書けない?:2019/02/21(木) 00:58:08.22 ID:yurJocfVa.net
やべえ・・・Twitterの妄ツイにハマってしまった・・・

110 :三蔵な理佐ちゃん 第268話:2019/02/21(木) 23:56:32.63 ID:pN3EYrpea.net
「俺君戻って来て〜」

僕が記憶を喪って以来気丈に振る舞っていたけど本当は不安に押し潰されそうな日々だった理佐ちゃん

最後の希望を託した思い出の場所でも記憶が戻らない僕に遂に涙腺が決壊してしまい大号泣の理佐ちゃんなのだ


「理佐ちゃん・・・ごめんね」
理佐ちゃんを少しでも慰めてあげたくて抱きしめる僕に

「謝るぐらいなら記憶戻してよ」
泣きながらも無茶ぶりしてくるそこはドSな理佐ちゃん

仕方なく黙り理佐ちゃんが気のすむまで抱きしめるしかできない僕



「大丈夫?」
まだ横隔膜に泣き癖が残る理佐ちゃんを気遣う僕

「大丈夫じゃない」
泣いてしまった気恥ずかしさからか拗ねたふりする理佐ちゃん


「それ返して」
僕の手から宝物の遺書を奪い取る愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん・・・?」
拗ねたふりじゃなくてマジ怒りな雰囲気の理佐ちゃんに胸がざわつく僕

「記憶戻らない俺君なんて嫌い」
呟きぷいと横向く理佐ちゃん

どうやら悲しみが高じて怒りに転化してしまったみたいな理佐ちゃんだから好き

111 :名無しって、書けない?:2019/02/22(金) 10:12:00.99 ID:pstrbkexK.net
着々とあちこちで更新乙であります

ところで理佐ちゃんの水着写真公開に合わせて地下板にスレが立ちまして
まあ毎度のことながら内容はひどいんですが
中にブラ紐氏のことを知ってる人がいてちょっとびっくりしたのでご報告いたします(笑)

112 :理佐ちゃんの水着解禁にちょっと複雑:2019/02/22(金) 15:15:35.91 ID:CNtkLUOva.net
>>111
マジですかw

理佐ちゃんの応援スレにはカップ氏が現れてましたw

僕は神聖なる神様からのプレゼント理佐ちゃんの水着に邪心を抱いてしまったのでブラ紐は引退しようか悩んでいます・・・

113 :名無しって、書けない?:2019/02/22(金) 20:06:33.47 ID:pstrbkexK.net
>>112
降臨乙でした(笑)

114 :名無しって、書けない?:2019/02/23(土) 15:20:59.15 ID:CKwlSjgva.net
>>113
覗きに行ったついでに何となくw

115 :三蔵な理佐ちゃん 第269話:2019/02/23(土) 17:44:29.32 ID:CKwlSjgva.net
「理佐ちゃん待ってよ〜」

記憶喪失以来ママのように優しかった理佐ちゃんの豹変に驚き取りすがる僕を

「うるさい!謝って!」
なんて歩き去りながら一喝する怒理佐ちゃん

怒ることで悲しみを埋めようとする女性が時折見せる可愛い愚かさ全開の理佐ちゃん

「私と色んなことしたのにみんな忘れちゃってさ、私だけバカみたいじゃん」
僕を振り返りむくれる理佐ちゃん

むくれても可愛い・・・
理佐ちゃんの可愛さに感動する僕に

「いちいち見惚れてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「ごめん、あんまり可愛い過ぎたから・・・」
理佐ちゃんに謝る僕

「見惚れるほど可愛い子に初めてあげるって言われたのも忘れちゃったくせに!あんな約束して私がどんなに恥ずかしかったか分かってんの!」
怒りに乗り過ぎてとんでも無いこと口走る三蔵法師な理佐ちゃん

「はっ、初めて〜!?」
理佐ちゃんの初めてってあれしかないよな?って大興奮の僕に

「大きい声出さないでよ!」
なんて怒鳴り下向く耳まで真っ赤な赤面理佐ちゃん

「理佐ちゃん!約束思い出した!」
理佐ちゃんの初めてを貰いたい一心で記憶戻った振りする記憶喪失以来聖人だったけど所詮中身は俺君な僕に

「調子いいウソついてんじゃねーよ」
なんて僕のウソなんて丸っとお見通しの理佐ちゃん

「ウソじゃないよ!信じてくれ理佐ちゃん」
叫びながら理佐ちゃんの胸騒ぎの腰つきにサカリ青春のタックルかます僕

と、その瞬間天空に生じた稲光か凄まじいって雷音と共に僕を貫く

「え〜〜っ!?」
それ見て呑気な悲鳴上げる理佐ちゃんだから好き

116 :三蔵な理佐ちゃん 第270話:2019/02/23(土) 20:30:35.69 ID:pHxPwLtSa.net
「俺君大丈夫!?」

理佐ちゃん最大のストロングポイントである胸騒ぎの腰にタックル行ったけど
その寸前に落雷にあい真っ黒に焦げる俺

「なにこれ?状況がわかんねんだけど・・・」
観音菩薩故に雷に撃たれたぐらいでは致命傷にはならないけどイマイチ状況が掴ずに戸惑う俺


「理佐ちゃんと美人さんを襲おうとしてた輩たちは?」
なんて落雷のショックで記憶が戻り時間まで記憶喪失以前に戻る俺
 
「なんでこんなホテルに居るの?理佐ちゃんも大人理佐ちゃんから徳誰の制服理佐ちゃんに戻ってるし」
記憶戻ってもチンプンカンプンな俺に

「俺君もしかして記憶・・・」
そこまで言って俺に抱きつき泣き始める愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃんどうした?もう輩居ないみたいだから怖くないよ・・・」
なんてとりあえず理佐ちゃんを抱きしめたまま頭をよしよししてあげる俺

記憶戻ったばかりで状況は分からないけど理佐ちゃんを愛し理佐ちゃんに愛されるために生まれた男の本能で理佐ちゃんが頑張ってた気がするのだ

そんな俺に抱きしめられてるうちに安心したのか泣き寝入り決め込む可愛い理佐ちゃんだから好き

117 :三蔵な理佐ちゃん 第271話:2019/02/25(月) 01:12:27.35 ID:dCuoFMHDa.net
「俺君が急に私に襲いかかって来て・・・そしたら雷が俺君に落ちたの」

記憶を取り戻し何故こんなとこに居るのかという前提をはしょる相変わらず説明下手の理佐ちゃん

まったく訳が分からんけど理佐ちゃんの俺へのアモールが高まってるみたいだな

なんて理佐ちゃんを抱き寄せる俺

「俺君・・・?」
戸惑いながらも頼りになる俺が戻ってきた安心感から身を委ねる流されやすい理佐ちゃん

なんだか行けそうな気がするな・・・

なんて理佐ちゃんにキスを迫る俺

「俺君・・・」
目を閉じキスOKな合図出す理佐ちゃん

と、その時またも激しい雷が俺を襲う


「俺君大丈夫!?」

何故かピンポイントで俺を狙い撃ちしてくる雷のせいで無傷な理佐ちゃんが心配してくれる

「さすがに1日2回はキツい・・・」
なんて気絶する俺



「俺君大丈夫ですか?」
目を覚ました俺に声をかける悟空

「あれ?理佐ちゃんは」
ベッドから起き上がり聞く俺

「俺君が雷に撃たれてから大騒ぎして今は疲れたらしく寝てます」
俺の隣のベッドで寝てる理佐ちゃんを指差す悟空

「なんだか久しく見てなかった気がするな」
なんて天地開闢以来の美人理佐ちゃんの顔を覗き込む俺

「そりゃあそうですよ、1ヶ月以上記憶喪失だったんだから」
理佐ちゃんの説明に欠けてたピースを埋めてくれる悟空

「うーん、ムニャムニャ」
なんて起きそうになる理佐ちゃん

「俺君が記憶喪失の間ずっと不安なの我慢してたんだから優しくしてあげてくださいよ」
目覚めた理佐ちゃんを俺と二人だけにしてあげようと笑いながら部屋を出ていく悟空

気を利かせやがって・・・って理佐ちゃんの方見たら

起きるどころかますます深い眠りに入ってる理佐ちゃんだから好き

118 :名無しって、書けない?:2019/02/25(月) 17:48:58.15 ID:u2q+sBFJa.net
神様頼みますm(__)m

理佐ちゃんが元気になるまでキャバ断ちしますから早く理佐ちゃんを元気にしてあげてください!

119 :名無しって、書けない?:2019/02/26(火) 12:03:29.27 ID:46Fdfooja.net
理佐ちゃんが心配でやる気が起きない・・・

120 :団子屋の理佐ちゃん 第1話:2019/02/26(火) 21:33:23.77 ID:46Fdfooja.net
団子屋の看板娘理佐ちゃんは天地開闢以来の美人とここら辺では評判の美人だ

一方の俺はと言えば・・・

家出同然に故郷から出てきて理佐ちゃんの団子屋の裏にある工場で職工の身だ

今時身分違いなんて恋を諦める理由にはならないが


「おい理佐ちゃん、理佐ちゃんは俺のお気に入りだから観光気分で超幸せ人生楽しんできな」 

なんて神様に言われてこの世に生まれて来たとしか思えない理佐ちゃん

だって天地開闢以来と評される美貌だけじゃなくて

本当はめっちゃ優しくて気が利くくせにそれをぶっきらぼうな態度で隠してしまう不器用な性格

馴れた人には強気な性格と負けず嫌いに相応しい暴言癖
そのくせ人見知りが激しいから馴れてない人の前では地蔵になっちゃうギャップ萌えな内弁慶

そして時折見せる守ってあげたくなっちゃうぽんこつぶり

他にも引っ込み思案拗らせてて自分の意見を言えずに回りに流されやすいだとかそのくせ愛情表現が激しすぎだとか

とにかく魅力の塊なわけさ

そんな理佐ちゃんは神様に愛されてるとしか思えんわけよ

だから結婚なんてしたいなんて思っちゃいけないわけ

俺のようなしがない職工の幸せには縁遠い人生に愛しの理佐ちゃんを巻き込めないじゃん

だから窓から見える理佐ちゃんの部屋を覗くだけでいいんです俺は・・・


なんて理佐ちゃんの部屋を覗こうとする俺に

「覗いてんじゃねーよ」
なんてドス効かす理佐ちゃん

「すんません」 
理佐ちゃんのドスに食いぎみに謝罪の俺

「今日は謝ったって許してあげない!毎日毎日覗いてるせいで長々と私のこと説明出来るようになっちゃてるじゃん!」
なんて人見知りの内弁慶なくせに何故か俺には強気な理佐ちゃんだから好き

121 :名無しって、書けない?:2019/02/26(火) 21:47:15.72 ID:46Fdfooja.net
>>120
原案は『男はつらいよ』だけど全然違う世界観になりそう(-o-;)

122 :団子屋の理佐ちゃん 第2話:2019/02/27(水) 12:49:37.51 ID:Ap+T5fPYa.net
「なんだい俺君またとらやさんに迷惑かけてんのかい?」 

覗きの罪で理佐ちゃんに怒鳴られる俺をからかう工場の社長澤部

「やかましい!てめえみてぇなタコはすっこんでろ!」
理佐ちゃんには弱いが澤部ごときにまで弱腰になる謂れはない俺

貧乏工場ゆえ職工を増やす余裕が無く俺頼みの澤部の足元見て強きな俺なのだ

「社長にそんな口きいちゃダメでしょ」
俺の耳を引っ張りタコ社長澤部の肩もつ理佐ちゃん

「理佐ちゃん痛いよ〜」
なんて泣き入れる俺

「だいたいさ、さっきは私を不幸にしたくないから諦めるみたいなこと言ってたけど、工場に来てから毎日うちのお店に来て私にしつこく付きまとってるじゃん」
人聞きの悪いことのたまう理佐ちゃん

「それは理佐ちゃんの幸せを考えたら俺みたいなもんと一緒になるよりは・・・」
なんて口ごもる俺に

「結婚するのが前提みたいに話てんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

「そんな冷たいこと言わないでよもう3年も理佐ちゃんに片想いしてんだよ、俺」
17の時に工場に来てからずっと理佐ちゃん恋してる一途な俺に

「うるさい!謝って!」
厳しく命じるドSな理佐ちゃん

と、そこに

「理佐ちゃん大変だよ〜、俺君とイチャイチャしてないでちょいと来ておくれよ」
なんて団子屋のおばちゃんが理佐ちゃんを呼びに来る

「イチャイチャなんてしてません!」
真っ赤な顔で下向く照れ屋な理佐ちゃん

「あんたのお兄さんが帰って来たんだよ」
照れる理佐ちゃんに構わず話すおばちゃん

「お兄ちゃんが?」
聞き返す理佐ちゃん

「そうだよ、早く来ておくれよ」
理佐ちゃんを急かすおばちゃん 

団子屋に向かって駆け出すも立ち止まり躊躇する理佐ちゃん

俺の方を振り返り

「お兄ちゃんに会うの10何年ぶりで人見知りしちゃうから俺君も来て」
なんて俺を頼りにしてる理佐ちゃんだから好き

123 :団子屋の理佐ちゃん 第3話 前編:2019/02/27(水) 22:29:37.29 ID:ISy5QLMKa.net
「理佐ちゃんお兄さん居たんだ」

おばちゃんの背中を追いながら歩く理佐ちゃんに訊く俺

一見俺を嫌ってるように見えながらなんだかんだ俺を頼る理佐ちゃんに脈アリを感じてる俺
 
3年間毎日団子食べ続けて良かった・・・
 
めっちゃ人見知りの理佐ちゃんだからこそ毎日顔を見せていれば馴れて来るから逆に親しみを覚えてくれるだろうと目論んだ俺の見立ての確かさよ

なんて俺の深謀遠慮んを知らないおぼこい理佐ちゃん

「うん、10年前に大学受験に失敗した挙げ句おいちゃんとケンカして追い出されちゃったんだ」
懐かしいような、それでいて少し不安そうに話す理佐ちゃん

早くに両親を失い団子屋のおいちゃんとおばちゃんに引き取られた理佐ちゃん

やはり身内に会えるのは嬉しいのだろう






 

124 :団子屋の理佐ちゃん 第3話 後編 :2019/02/27(水) 22:30:09.69 ID:ISy5QLMKa.net
「ちょっと待って!」
団子屋の前で息を整え緊張をやわらげる理佐ちゃん

「理佐ちゃん大丈夫?」
緊張し過ぎな理佐ちゃんを心配する俺に

「うん、大好きなお兄ちゃんだから緊張してるだけ・・・ 」

なんて超小声で理佐ちゃんかが心の準備してたら


「なにおう〜バカ野郎!出て行きやがれ!」
店の中からおいちゃんの怒鳴り声

「それを言っちゃぁおしまいだよおいちゃん」
なんておいちゃんに応じる声

「ちょいと!あんたもトラちゃんも止めとくれよ」
二人をいさめるおばちゃんの声

「お兄ちゃんの声だ」
10年ぶりに聞くお兄ちゃんの声に緊張もぶっ飛び嬉しそうに呟く理佐ちゃん

大好きなお兄ちゃんの声に俺のこと忘れて団子屋に飛び込む理佐ちゃんだから好き

125 :名無しって、書けない?:2019/02/28(木) 17:28:40.01 ID:j41BZw5K0.net
小説スレがdat落ちしてしまいました·····
という報告

126 :名無しって、書けない?:2019/02/28(木) 18:19:22.76 ID:Y9+fYj7xK.net
>>125
ひょっとしてまほほんスレも落ちました?
NGT板は比較的過疎なのかなあと見てたんですが

127 : :2019/02/28(木) 19:29:02.29 ID:sCKRfJyfa.net
>>125
小説スレに書かなくなっちゃった俺が挙げるのは失礼かなと思いそっとしときましたがやっぱり落ちましたか

まあ本来小説スレやネタスレは短命が普通ですから仕方ないのかな

これからは自分専用のスレ立てた方が気儘に書けるから専用スレがおすすめですかね


>>126
まほほんスレは大丈夫みたいですw

ゆいぽんスレもそうだったけど意外と毎日書ける人が居ないと分かったのでフランチャイズ化は断念です

毎日妄想が湧く自分が特異体質なのか?
それとも理佐ちゃんの魅力のせいなのか?
悩み始めています(-o-;)

128 :団子屋の理佐ちゃん 第4話:2019/02/28(木) 19:48:15.09 ID:sCKRfJyfa.net
「お兄ちゃん〜」

なんて声を裏返しながら俺を置き去りにして団子屋に飛び込む理佐ちゃん



「お、お前理佐か・・・?」

突然飛び込んできた天地開闢以来の美人理佐ちゃんに度肝抜かれておいちゃんとのケンカどころではない理佐ちゃんのお兄さんことトラさん

10年前に大学受験に失敗したっていうから俺や理佐ちゃんより8才上のはずだけど・・・思ったより若いな

10年ぶりに再会した妹理佐ちゃんの美しさに呆然と立ち尽くすトラさんを冷静に観察する俺

なにしろ将来のお義兄さんだからな

「理佐なのか?」
もう一度理佐ちゃんに訊ねるトラさん

トラさんに答えるどころか案の定下向いて地蔵になる愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃんどうした?あんなに喜んでたんだからしっかりしろよ」
お兄ちゃんの出現に嬉しそうだった理佐ちゃん見てるだけに肝心なとこで人見知りしちゃう理佐ちゃんを励ます俺

理佐ちゃんの返事を待つために黙るトラさん

「お、お、おに・・・」
お兄ちゃんと言おうとするも小声と緊張でお兄ちゃんのたった6文字が言えないぽんこつ理佐ちゃん

「あぁ焦れったいね!そうだよ、あんたの妹の理佐ちゃんだよ」
恥ずかしがりが過ぎる理佐ちゃんに痺れを切らすおばちゃん

「ババア!理佐ちゃんの良い場面横取りするな!」
愛しの理佐ちゃんを思うあまりおばちゃんを怒鳴る俺

「おばちゃん怒鳴ってんじゃねーよ」
なんて肝心な場面では地蔵のくせにこんな時だけ威勢よくドス効かす理佐ちゃん

「やっぱり理佐か〜」
理佐ちゃんのドス聞いた瞬間に理佐ちゃんを抱き締めるトラさん

理佐ちゃんに抱きつくなんて金玉蹴り上げられるぞ!?

なんて俺の心配をよそ

「お兄ちゃん〜」
なんて泣き出す理佐ちゃんだから好き

129 :団子屋の理佐ちゃん 第5話:2019/03/01(金) 06:48:15.02 ID:0NR39zr9a.net
「俺の理佐ちゃんは可愛い美人〜わかっちゃいるんだ俺だって♪いつか理佐ちゃんをお嫁にもらい〜立派な団子屋になりた〜くて〜♪」

朝も早から理佐ちゃん家の営む団子屋の前を掃除する理佐ちゃんに恋するしがない職工の俺に

「朝から変な歌歌ってんじゃねーよ」
これまた朝も早からドス効かす理佐ちゃん

「理佐ちゃんおはよう、お義兄どうだった?」
昨日は感動の再会を果たした理佐ちゃんとトラさんの邪魔してはならじとそっと引きあげた気の利く俺に 


「なんであんたがお義兄ちゃんとか呼んでんのよ」
なんてつっけんどんな愛しの理佐ちゃん

昨日はトラさんとの再会にビビり俺に付き添いを頼んでたくせにトラさんとの再会果たしたらこの変わりよう・・・
 
悪くない・・・

女の愚かさは可愛い

まして絶世の美女理佐ちゃんの愚かさは凄く可愛い

「何ぼうっとしてんの?」
理佐ちゃんの可愛い愚かさに酔う俺を訝しげに見ながら俺の手からホウキとチリトリを取り上げ道を掃き始める理佐ちゃん

「いやあ、愚か可愛い理佐ちゃんも可愛いと思ってさ」
団子屋の前だけでなくご近所さんの店前も掃き始める理佐ちゃんに将来の良き嫁を予感する俺に

「褒めてくれてんのかな・・・」
なんて?マークの理佐ちゃんを


「相変わらず仲良いね」
なんて冷やかすおばちゃん

「変なこと言わないでよ!」
おばちゃんにキレる男女関係に潔癖おぼこい理佐ちゃん

「ふ〜ん、仲良しなのかい」
理佐ちゃんにキレられてタジタジなおばちゃんの背後から理佐ちゃんに声かけるトラさん

「お兄ちゃん〜!?」
俺と仲良しなところをトラさんに見られて慌てる見栄っ張りな理佐ちゃん

「全然仲良しじゃないよ、あいつが私に付きまとってるだけ」
などとトラさんの目を誤魔化すために酷い物言いの理佐ちゃん

「お義兄さんおはようございます、毎朝の日課でお店の前掃いときました」
理佐ちゃんのネガキャンのせいで将来のお義兄様に悪印象を持たれてはたまらんと媚びを売る俺に

「あんたのお義兄さんじゃないでしょ」
口を尖らせて文句言う理佐ちゃん

「ははは、まあ言いじゃないか」
口を尖らせても可愛い妹理佐ちゃんを笑いながら宥めてくれる優しいトラさんに

「もう知らない」
なんて匙を投げてお店の中に逃げ込む理佐ちゃんだから好き

130 :名無しって、書けない?:2019/03/02(土) 00:08:13.50 ID:UDH7xXnUa.net
理佐ちゃんが元気になって良かった

131 :団子屋の理佐ちゃん 第6話:2019/03/02(土) 21:44:21.80 ID:KU1XvS7Ta.net
「あんたもよく飽きずに団子ばっかり食べてるね」

今日も今日とて看板娘の理佐ちゃん目当てにお昼ご飯にとらやの団子食べてる俺

「1日1回は理佐ちゃんの顔を見て元気か確かめとかないと心配なんだよね」
おばちゃんに答える振りしながら本当は理佐ちゃんに聞いて欲しい健気な俺に

「なに言ってんのよ、今朝も一緒にお店の前掃いたでしょ!」
なんて手厳しい理佐ちゃん

俺が自分に惚れてると思って強気に出てくるな・・・

理佐ちゃんの内弁慶さを考えたらこれは良い傾向だな
なんてほくそ笑む俺に

「企み笑い怖いよ」
お茶を出しながら注意してくる理佐ちゃん

いかん、いかん、つい理佐ちゃんへの邪心が顔に出てしまった・・・

なんて俺が反省してたら

「たまたま茶柱立ってたからありがたく飲みなよ」
偶然の産物である茶柱を恩に着せるちゃっかり理佐ちゃん

惚れた弱味で理佐ちゃんに逆らえない俺がお茶に手を合わせて感謝捧げてたら


「理佐、俺にも団子くれないか」

大学から帰還の理佐ちゃんの兄トラさん登場

「俺君のお茶かい?」
聞くより早く理佐ちゃんがいれてくれた俺のお茶に手を伸ばすトラさん

俺の茶柱やぞ!
なんて思いながらも将来のお義兄さんに嫌われてはならじと我慢してたら

「ちょっと!そのお茶はダメ!」
思いかけずトラさんに注文つける愛しの理佐ちゃん

「なんで?お茶ぐらい良いじゃないか」
聞き分けの悪いトラさん

「なあ俺君?」
なんて俺に理佐ちゃんの兄貴という権威で同意を求めるトラさん

トラさん自体には何の権威も感じないが理佐ちゃんの兄貴という属性に負けて同意しそうになる俺

それ見て茶柱が立ったお茶に手を伸ばすトラさん

と、その時

「そのお茶は俺君のために頑張って茶柱立てたんだから俺君のなの!」
なんてトラさんからお茶を取り上げて俺に差し出す理佐ちゃん

事の成り行きに俺が唖然としてたら

「早く飲みなよ、冷めちゃうじゃん」
なんて照れ隠しに機嫌の悪い振りする理佐ちゃんだから好き

132 :団子屋の理佐ちゃん 第7話:2019/03/03(日) 16:58:57.38 ID:z4zYaRBLa0303.net
「なんだかんだ理佐ちゃん俺のこと悪く思ってない気がするんですよ」

『理佐ちゃんが俺のために茶柱立ててくれた事変』についてトラさんに見解を尋ねる俺

日曜日の夜にわざわざトラさんとメシを食べるにはそれなりに理由があるもんで・・・

10年も離れていたとは言え本当の兄貴だから理佐ちゃん攻略に参考になるような話も聞かせてもらいたい算段の俺なのだ


「理佐はああ見えておぼこいからなぁ、あんまり深読みしない方がいいんじゃないかな、俺君の顔は我が渡邉一族には好かれない相だよ」
俺が競馬で稼いだ金で焼肉を喰らいながらいきなり無慈悲な一撃を加えるトラさん

「一族に好かれない相って何なんすか!言いがかりじゃないですか!」
トラさんに文句言いながらヤケ酒開始の気が早い俺

そして数時間後

「理佐ちゃん大好きだ〜」
とらやの前で叫ぶ酔っぱらいの俺

「そんな小さな声で恋に鉄壁ガードの理佐が心開くかバカ野郎!」
なんて俺を煽るこれまた酔っぱらいのトラさん

ガラガラと扉を開けて出てくる愛しの理佐ちゃん

「俺君に変なこと叫ばせてんじゃねーよ」
なんてトラさんにドス効かす理佐ちゃん

お兄ちゃんとはいえ俺以外の男にドス効かす理佐ちゃんに寂しさ覚える複雑な俺

やっぱりお兄ちゃんにもつんデレなのか・・・

なんて密かに理佐ちゃんがツンデレしてくれることにアムールを感じてた俺

もっとも照れ屋でドSな理佐ちゃんのだからツン9に対してデレ1という塩なツンデレではあるが・・・


俺だけ特別扱いな訳じゃないのか・・・

なんて落ち込んでたら


「酔っぱらいは家に入れてあげないから」
俺の前で冷たくトラさんに野宿を命じる理佐ちゃん

例えそれが9対1の塩ツンデレでも・・・

ツンの後にデレるのは俺にだけみたいな理佐ちゃんだから好き

133 :団子屋の理佐ちゃん 第8話:2019/03/03(日) 19:01:26.46 ID:z4zYaRBLa0303.net
「理佐の奴怒ってたな・・・」

理佐ちゃんに家に入れてもらえずに野宿するかと思いきや強引に俺の部屋に着いてきたトラさん

最愛の妹理佐ちゃんに冷たくされて一気に酔いも覚めて落ち込んでるってわけだ

「怒ってましたね〜」
トラさんとは対照的に理佐ちゃんがツンデレなのは俺だけと知りニヤニヤが止まらない単純な俺

「君はこの緊急事態に何をニヤニヤしてるんだね」
俺に絡んでくるトラさん

哀しみや悩みを怒りに転化して俺に絡んでくる理不尽さは理佐ちゃんそっくりだな・・・

「絡まないでくださいよ、お義兄さんの自業自得なんですから・・・」
腐っても愛しの理佐ちゃんのお兄ちゃんに無下な態度も出来ず精一杯の苦笑いする俺に

「迷惑顔してんじゃねーよ」ってドス効かすトラさん

「理不尽に絡んだり怒りをぶっけるのは君に心を許してる証拠なんだから喜んでくれよ」
なんて理佐ちゃんばりのツンデレかますトラさん

さすが兄弟や・・・って感心する俺

しかし理佐ちゃんのツンデレと違って全然ときめかないな

なんて理佐ちゃんのツンデレの偉大さを再確認してたら

「俺君!」
なんて窓の外から俺の名を呼ぶ小声の理佐ちゃん

なんぞ!?って慌てて窓開ける俺に

「うちのお兄ちゃん居る?」
自分の部屋の窓から尋ねる理佐ちゃん

どうせ俺の部屋に無理矢理転がり込んでるだろうと予測していた鋭い理佐ちゃん

理佐ちゃんを安心させようと返事しようとする俺を首を振って制止するトラさん

「いや、居ないよ」
トラさんに強要されて畏れ多くも理佐ちゃんにウソをつく俺

「そう・・・」
俺のウソに浮かない顔で返事する理佐ちゃん

「それより理佐ちゃんさっきの俺の叫び・・・」

なんて必死な俺の話の途中で

「うるさい!謝って!」って謝罪を強要する理不尽な理佐ちゃん

「すんません」
理佐ちゃんに強要されて素直に謝る俺なのに

「やだ、許さない」
なんてますます理不尽に窓を閉める八つ当たり理佐ちゃん

理不尽に八つ当たりするってことは俺に心を許してる証拠な理佐ちゃんだから好き

134 :名無しって、書けない?:2019/03/04(月) 02:13:05.47 ID:ijUb1rqMa.net
理佐ちゃんおやすみなさい(-_-)zzz

135 :名無しって、書けない?:2019/03/05(火) 00:05:18.79 ID:eSV5rie9a.net
ネプリーグの理佐ちゃん大活躍で妄想してる暇が無かったw

136 :団子屋の理佐ちゃん 第9話:2019/03/06(水) 01:40:21.74 ID:kVqBXQqWa.net
「トラさん・・・理佐ちゃんが理不尽なのは俺に心を許してる証拠ですよね」

理佐ちゃんの部屋の窓が閉まると同時にトラさんに確認する俺

「虫の居所が悪かっただけだろ」
なんて無下に答えるトラさん

「なんでですか〜さっき理不尽になるのは心を許してるからだって言ってたじゃないですか〜」
予想外のトラさんの言葉に気が動転しトラさんにすがり付く俺

「それはぼくのことで理佐のことは分からないよ」
頼りないお返事のトラさん


「そんなことより最愛の妹理佐がこんなに冷たい女と知ってショックだよ」
落ち込む俺に構わず嘆く理佐ちゃんのアホ兄貴トラさん

「なに言ってんすか?理佐ちゃんトラさんのこと心配してましたよ」
愛しの理佐ちゃんを冷たい女呼ばわりされて腹を立てる俺に

「他人の君には分からないよ、さっきのは君の顔が見たかっただけさ」
なんて10年間の別離には勝てず最愛の妹理佐ちゃんの性格を全く理解してないトラさん

このボンクラ仕方ねえ野郎だな

ボンクラトラさんに呆れてたら

「俺君!大変だよ〜」
窓の外から俺を呼ばわるおばちゃんの声

呼んでるのが理佐ちゃんじゃないので無視して窓も開けないクールな俺

「理佐ちゃんがトラさんを心配して探しに行った切り帰って来ないんだよ」
窓も開けない俺に必死の訴えするおばちゃん

おばちゃんの声に脱兎の如く駆け出すトラさん

「ちょっとトラさんどうしたんですか!?」
慌ててトラさんを追い走り出す俺

「理佐の奴・・・俺なんかを心配して危険なことしやがって」
なんて理佐ちゃんのこと冷たい女だなんて文句いってたくせに

自分を心配して夜中に探しに出てくれてる理佐ちゃんに涙ちょちょ切れてるトラさん

怖がりのくせに夜中の町にトラさんを探しに出てしまうお兄ちゃん思いな優しい理佐ちゃんだから好き

137 :名無しって、書けない?:2019/03/07(木) 01:20:01.09 ID:AoINeG8ta.net
眠い

138 :名無しって、書けない?:2019/03/07(木) 22:42:57.18 ID:e9P8LFC+a.net
ねるちゃん辞めちゃやだよ〜

139 :団子屋の理佐ちゃん 第10話:2019/03/08(金) 19:52:32.49 ID:2m7EBw6ma.net
「理佐ちゃ〜ん!」

「理佐〜!」

夜中だと言うのに近所迷惑かえりみず理佐ちゃんを探して大声出す俺と理佐ちゃんの兄トラさん

「俺君はあっち頼む」
なんて俺に帝釈天の境内を任せ自分は駅の方に走ってくトラさん


「あれはバカ兄貴だな」
まるで小学生を心配するように理佐ちゃんを探し回るトラさんに呆れる俺

「可愛いの分かるけど理佐ちゃんだって小学生じゃないんだから・・・」
肩をすくめながら境内の中に入ったら

「え〜んお兄ちゃんどこ行ったの〜」
なんて小学生みたいな子供泣きしながら縁の下を覗く理佐ちゃん

ネコじゃあるまいし・・・


「理佐ちゃん・・・」
探し所の勘がずれてる理佐ちゃんに呆れながらもいつも強気で大人っぽい理佐ちゃんの子供みたいな姿に驚く俺

「俺君・・・」
俺に気づきこっち向く泣きべそ理佐ちゃん

やはり可愛い・・・

泣いてても可愛い、いやむしろますます可愛い理佐ちゃんにときめきシンクロな俺


「理佐ちゃんトラさんだっ・・・」

「俺君!」

早く安心させてあげようとする俺の言葉を遮るように胸に飛び込んでくる愛しの理佐ちゃん

「私がイジワルしたからお兄ちゃんがまた家出しちゃった」
なんて泣きじゃくる理佐ちゃんだから好き

140 :名無しって、書けない?:2019/03/10(日) 02:36:07.97 ID:YQ2JV6xFa.net
理佐ちゃんのピアスになりたい

141 :名無しって、書けない?:2019/03/11(月) 23:57:14.02 ID:Kt44cL5la.net
あげ

142 :名無しって、書けない?:2019/03/13(水) 14:00:47.89 ID:KyW+FLh0K.net
自分も主に絵の整理用にアメブロか何か始めてみようかとぼんやり考えながら保守

143 :名無しって、書けない?:2019/03/13(水) 17:43:14.09 ID:as57Z9iNa.net
>>142
賛成です!

チワンさんの絵とネタは絶対残した方が良いです

Twitter始めたらフォローしてくださいねw

144 :団子屋の理佐ちゃん 第11話:2019/03/14(木) 00:34:36.50 ID:7w4vIHUia.net
「俺君どうしよう・・・?」

自分がトラさんのことを閉め出したせいでトラさんが再び旅に出てしまったと思い込んだ理佐ちゃん

「理佐ちゃん落ち着け」
泣いてる理佐ちゃんを守りたいと沸き上がる理佐ちゃんへのアムール

とりあえず愛しの理佐ちゃんを抱きしめる俺

「うん・・・ありがとう・・・(泣)」
俺の優しさにほだされちょっと落ち着く理佐ちゃん

理佐ちゃんが落ち着いてほっとしたのか沸き上がる下心

「理佐ちゃん大好きや!」
下心に背中を押され理佐ちゃんを強く抱きしめる俺

「えっ、なに・・・」
なんて素になる理佐ちゃん

「初めて会った時から好きでした!」
下心に後押しされてついに理佐ちゃんに告白の俺

「え〜っ!?」
突然の告白に嬉しい悲鳴あげる理佐ちゃん

流されやすい理佐ちゃんならチュー行けるだろ!
なんてチュー行こうとする俺を

「今はやだ!」
チューを拒否する流されやすいけど身持ちは堅い女性の鑑理佐ちゃん



「お兄ちゃんこのまま帰って来なかったらどうしよう・・・」
理佐ちゃんにチュー拒否されてがっかり落ち込む俺の横に座りトラさんを心配する理佐ちゃん

「そんなに心配せんでもひょっこり帰ってくるよ」
告白が空振りもはやトラさんのことなどどうでもいい俺に

「拗ねてんじゃねーよ」って呟く理佐ちゃんだけど

「今はやだって言った意味分かんないの?」
なんてさりげなく俺の告白をOKしてくれる理佐ちゃんだから好き

145 :名無しって、書けない?:2019/03/16(土) 08:56:53.03 ID:igSfqD8VK.net
アメブロでいいのかそれともlivedoorにしようかとか迷い始めて結局やらなそうな気配も漂いつつ保守

146 :名無しって、書けない?:2019/03/16(土) 12:13:49.72 ID:PcBwNIuLa.net
>>145
やってくださいw

147 :名無しって、書けない?:2019/03/17(日) 09:14:14.22 ID:ReAX6XFOK.net
地下板でひさびさに描いたけど
確かに志田っぽくもある
http://o.8ch.net/1erlh.png

という保守

148 :名無しって、書けない?:2019/03/17(日) 14:34:39.23 ID:fnowO237a.net
>>147
確かにもなちゃんに見えるw

149 :団子屋の理佐ちゃん 第12話 前編:2019/03/18(月) 21:59:12.36 ID:iaVZZINw0.net
「俺君おかわりは?」

今日も今日とてとらやでお昼ご飯食べてる俺に優しく聞いてくる理佐ちゃん

しかし、昨夜の理佐ちゃんへのどさくさ紛れの告白が功を奏したのか?

団子ではなく普通にお昼ご飯をご一緒している俺

「どうしちゃったんだい理佐ちゃん、急に優しくなっちゃって?」
などと昨日までとは一変した理佐ちゃんの俺に対する態度に不思議顔のおばちゃん

やはり昭和の遺物たるおばちゃんには好きだからこそ素っ気なくなってしまう理佐ちゃんならではのツンデレは理解出来まい・・・


「別に優しくないよ」
おばちゃんの指摘を照れ隠しの素っ気なさでかわす可愛い理佐ちゃん


「そういえばトラさんは?」

なおも理佐ちゃんを追求しようとするおばちゃんの気を逸らすナイスアシストな俺

と、そこに

「理佐ちゃん〜てちちゃんが帰ってきてるってよ」
なんて帝釈天の寺男小宮が駆け込んでくる

「え〜っ!?てちが〜」
声を裏返すことで驚きを表す理佐ちゃん

150 :団子屋の理佐ちゃん 第12話 後編:2019/03/18(月) 21:59:36.55 ID:iaVZZINw0.net
「てちって誰なの?」
小宮と連れ立ち駅に駆けってくおきゃんな理佐ちゃんは放っておいておばちゃんに訊ねる冷静な俺

「やだねぇあんた、てちちゃんのことも知らないのかい?」
てちを知らない俺に呆れ顔するおばちゃん

「有名人なの?」
なんて欅坂も知らないしがない職工な俺

「有名なんてもんじゃねぇよ、この前デビューしたと思ったらあっと言う間にカリスマなんて呼ばれるようになっちゃったんだから」
ジジイのくせにカリスマなんて言葉を駆使しててちの凄さを講釈するおいちゃん

「ふ〜ん、そんな有名人が理佐ちゃんの知り合いなんだ」
理佐ちゃんが居ないので仕方なくおばちゃんにご飯のおかわりを要求する俺

「理佐ちゃんとてちちゃんは幼なじみだからね、きっと理佐ちゃんに会いにきたんだよ」
俺なおかわりをわたしながらなぜか得意顔するおばちゃん

「幼なじみか〜」
理佐ちゃん以外の女性のことはさして興味ないので適当に相づち打つ俺に

「呑気にご飯食べてんじゃねーよ」
なんてドス効かす不意打ち理佐ちゃん

「うっ・・・どっ・・・どうしたの?」
理佐ちゃんに不意打ちのドス効かされたせいでご飯が喉につっかえる俺

「わっ!?なにやってんの!?」
慌てて背中をさすってくれる理佐ちゃん

「理佐ちゃんが急に戻ってくるから・・・」って呟く俺に

「なんかさ・・・今日はついてきて欲しいんだよね」
照れながら呟く愛しの理佐ちゃん

「まだ理佐ちゃんの手料理食べ終わってないから・・・」
せっかくの理佐ちゃんの手料理が惜しくて難色示す俺に

「だったら夕飯も作ってあげるよ、ほら行くよ」
なんて俺の手を握る理佐ちゃん

なんだかんだ俺の告白が効いてる理佐ちゃんだから好き

151 :名無しって、書けない?:2019/03/19(火) 22:28:29.97 ID:Ky7opmpZK.net
HKT48に新しく加入した5期生の子の1人が
仲の良い友達がアイドルになったのを見てからアイドルを目指すようになったそうなのだが
その友達というのがパリピちゃんだったと今日知ってびっくり

という保守

152 :名無しって、書けない?:2019/03/21(木) 01:36:28.23 ID:gNTmpdhC0.net
>>151
マジですかw

153 :名無しって、書けない?:2019/03/22(金) 16:45:31.80 ID:a/zHaw/BK.net
>>152
ちなみに市村愛里ちゃんと言いまして
細長くしたねる系の顔立ちです
※個人の感想です
http://o.8ch.net/1edfm.png

というスレチ保守

154 :めろんぱん:2019/03/23(土) 08:50:18.58 ID:Ooc5rxye0.net
わい失礼します(?)←初コメ

155 :名無しって、書けない?:2019/03/23(土) 11:49:07.72 ID:75sIgbHda.net
>>154
めろんちゃんありがとうΨ( ̄∇ ̄)Ψ

156 :名無しって、書けない?:2019/03/23(土) 11:51:12.27 ID:75sIgbHda.net
>>153
名前検索で見てきました( ̄0 ̄)/

まほほんの件で48Gへの関心が薄れてしまいノーマークでしたw

157 :名無しって、書けない?:2019/03/24(日) 23:48:45.48 ID:O/hn7XZv0.net
風邪が辛いから保守

158 :名無しって、書けない?:2019/03/26(火) 01:11:08.88 ID:uaw9Gv0lK.net
ほぼほぼ関係ないけど
まゆゆの誕生日保守

159 :団子屋の理佐ちゃん 第13話:2019/03/28(木) 02:21:10.87 ID:BqLyTeqI0.net
「ほら!早く走ってよ」

お昼ご飯の途中で理佐ちゃんに引っ張り出されモタモタしてる俺を急かす愛しの理佐ちゃん

幼なじみのてちこと欅坂46の平手友梨奈が帰って来て町は大騒ぎさ・・・

「俺君がのんびりご飯食べてるせいで凄い人だかりになっちゃったじゃん」
てちを一目見ようと集まった群衆に駅までの道を阻まれ俺を睨む理佐ちゃん

「すいませんね」
お昼ご飯の途中に連れ出され文句のひとつも言いたいが惚れた弱味で拗ねながらも謝罪な俺に

「拗ねてんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

早くもかかあ天下を予感させる理佐ちゃんに悪い気はしない俺

と、その時

「理佐〜」
なんて人波を掻き分け理佐ちゃんの前に現れた理佐ちゃんの兄トラさん

そのトラさんの後ろに佇むてちこと平手友梨奈

ショートカットでめっちゃクールやん

「お兄ちゃんなにやってんの!?」
てちの荷物を持ちながらめっちゃ笑顔のトラさんに事態が分からず驚きの理佐ちゃん

「たまたま電車が一緒になってさ」
驚く理佐ちゃんにニヤニヤ笑いながら答えるトラさん

「理佐久しぶり〜」
トラさんの言葉が終わらないうちに理佐ちゃんに飛びつくてち

クールな印象とは違うキャロなてちに戸惑う俺とは対照的に

「てち〜」
なんててちを良い子良い子してあげるおねえさんな理佐ちゃんだから好き

160 :名無しって、書けない?:2019/03/29(金) 19:10:46.93 ID:A15Aq/d70NIKU.net
>>158
いつもありがとうございますm(__)m

161 :名無しって、書けない?:2019/03/31(日) 09:43:38.75 ID:JxEmnUR3K.net
予備知識無く本屋に行ったら
理佐ちゃんがnon・noの表紙になっててびっくらぽん
という保守

162 :名無しって、書けない?:2019/04/01(月) 12:38:58.17 ID:5KIdokXkK.net
理佐ちゃんのイニシャルR・Wを元にして新元号の文字を選んだに違いない

と妄想しながら

ぺーちゃんも同じだと気付いた昼休みの保守

163 :名無しって、書けない?:2019/04/03(水) 10:10:18.13 ID:/5XTxuo2K.net
絵の整理用にアメブロでも始めようかと思ったものの
よく考えると
アメブロに絵をupするためにはいったん画像をPCかスマホにDLすることになるわけで
だとしたらダウンロードした画像をフォルダー内で整理すればええやんってことに気がついて
ますます実現が遠のきつつある今日この頃の保守

164 :名無しって、書けない?:2019/04/04(木) 06:20:27.70 ID:iau5oaSua0404.net
>>163
やらないんすか(-o-;)

165 :名無しって、書けない?:2019/04/06(土) 12:29:35.78 ID:68TmmgVca.net
アニラや理佐ちゃんの写真集発売だというのに仕事が忙しくて理佐ちゃんに集中出来ない( ̄ー ̄)

166 :名無しって、書けない?:2019/04/07(日) 10:40:05.55 ID:mDYVLKHAK.net
アニラ終わったんですね
皆さんお疲れ様でした
という保守

167 :名無しって、書けない?:2019/04/08(月) 12:53:50.37 ID:CsKyw65kK.net
昨夜TVをつけた瞬間(けやかけの時間ではない)に理佐ちゃんがどーんって映ったんだけど
あれは何のCMだったんだろう

という保守

168 :名無しって、書けない?:2019/04/09(火) 13:52:09.05 ID:4vxDmHryK.net
調べたらイオンカードのCMだったらしい

という保守

169 :名無しって、書けない?:2019/04/09(火) 23:45:40.97 ID:EZF45QVW0.net
>>168
あの理佐ちゃんは素晴らしい

170 :名無しって、書けない?:2019/04/11(木) 15:49:05.93 ID:7huLnPRTK.net
ぺーちゃんでさえ眼差しは饒舌ってされたのに
無口と表現される理佐ちゃんはどんだけ奥ゆかしいのか

と感嘆しつつ保守

171 :名無しって、書けない?:2019/04/12(金) 00:16:33.97 ID:4uKIhKKd0.net
>>170
理佐ちゃんらしいタイトルだけど雑ですよねw

172 :名無しって、書けない?:2019/04/12(金) 22:51:17.61 ID:KB3OXQxWK.net
昨日から始めて
今日は共通の知り合い(ネット上の)のところに現れてみました

という保守

173 :名無しって、書けない?:2019/04/14(日) 00:36:13.67 ID:fEGfBadk0.net
何を始めたのか言わない奥ゆかしさw

174 :名無しって、書けない?:2019/04/14(日) 19:24:27.14 ID:fEGfBadk0.net
上げ

175 :名無しって、書けない?:2019/04/15(月) 20:41:34.92 ID:NftgIZwnK.net
アメブロ開設当時の庭先生の苦労に思いをはせながら保守

176 :名無しって、書けない?:2019/04/17(水) 10:24:55.67 ID:tqaaRdlaK.net
奥ゆかしい自分が仕事の合間に保守

177 :名無しって、書けない?:2019/04/18(木) 20:41:31.01 ID:g2rBQB4d0.net
>>176
ありがたし(  ̄ー ̄)ノ

178 :無口の理佐ちゃん 第1話:2019/04/18(木) 21:58:07.19 ID:g2rBQB4d0.net
「なんじゃこりゃ〜」

スポーツ新聞を飾る水着の理佐ちゃんに怒りと哀しみの入り雑じった悲鳴上げる俺

欅坂46の人気メンにして俺と同棲中の愛しの理佐ちゃんがこんなに肌を露にするなんて・・・

独占欲と嫁入り前の理佐ちゃんをオタに邪な眼で見られたくないという親心からショック半端ない俺

「ねえ、どうしたの?朝から悲鳴上げて」
なんて俺の親心も知らないで呑気に朝ごはん作る理佐ちゃん

うっ、エプロン姿可愛い・・・

理佐ちゃんの可愛いが過ぎるエプロン姿に怒りと哀しみを忘れデレる単細胞な俺

「なにデレデレしてんの?」
デレる俺を訝し気に睨む理佐ちゃん

「なっ、なんでもない」
水着の理佐ちゃんが頭に焼き付き理佐ちゃんをまともに見れない照れ屋な俺

「なんでもなくないでしょ〜新しいエプロン似合う?」
エプロン理佐ちゃんに俺が照れてると勘違いしてエプロンアピールしてくる可愛い理佐ちゃん

「理佐ちゃんならどんなエプロンも似合うに決まっとる・・・」
エプロンアピールの理佐ちゃんに合わせる健気な俺

「そんなことないよ・・・」
俺の言葉に顔を赤らめ過剰に照れる褒められるのが苦手な理佐ちゃん

「そんなことある、天地開闢以来の美人理佐ちゃんに似合わないものは何もない」
照れる理佐ちゃんにほだされさらに褒める理佐ちゃんを褒めるために生まれてきた俺に

「褒めてんじゃねーよ」
なんて照れ隠しにドス効かす可愛いが過ぎる理佐ちゃん

「可愛い・・・」
ドス効かす理佐ちゃんに感動する俺

「わざと照れさせようとするから朝ごはん食べさせてあげないよ」
なんて可愛く拗ねる理佐ちゃんだから好き

179 :名無しって、書けない?:2019/04/20(土) 09:00:49.37 ID:MbhEZXFmK.net
ひさびさの投稿嬉しいっす

やっともんたとかずみことかちょっと出てきました
という謎の独り言で保守

180 :名無しって、書けない?:2019/04/21(日) 12:04:45.87 ID:ilFTLyKn0.net
>>179
もっと詳しく(-o-;)

181 :名無しって、書けない?:2019/04/21(日) 13:17:59.58 ID:tJS1ATpPK.net
>>180
(元)ニャンコ先生のあちらの投稿を見ればわかります(笑)

182 :名無しって、書けない?:2019/04/21(日) 14:59:23.57 ID:ilFTLyKn0.net
>>181
フォローしてきました

ついでにリブログしてTwitterで紹介しておきましたw

183 :名無しって、書けない?:2019/04/21(日) 16:41:48.21 ID:tJS1ATpPK.net
>>182
マジだった(笑)
ありがとうございます

ちなみに169と172の書き込みもそういうことです(笑)

184 :名無しって、書けない?:2019/04/22(月) 23:39:47.71 ID:eeS48ZGs0.net
>>183
そのうち過去の小説も投稿してくださいね(  ̄ー ̄)ノ

185 :名無しって、書けない?:2019/04/22(月) 23:58:27.15 ID:+Rm+NSCYK.net
>>184
それももちろん考えているんですが
再編集必須のものが多い気がするので
面倒くささが優先しております(笑)

186 :名無しって、書けない?:2019/04/24(水) 17:34:04.58 ID:N1Eip4hRK.net
ということで過去スレで自分の書いたネタをいくつか読み返してみたら
あまりのくだらなさにめまいがしてきた(笑)

天才かも知れない(笑)←

という保守

187 :名無しって、書けない?:2019/04/24(水) 18:27:47.98 ID:GOEUmLzL0.net
>>186
まごうことなき天才ですよ(  ̄ー ̄)ノ

188 :千葉県だったりdion軍だったりする人:2019/04/24(水) 23:42:12.42 ID:gPspxgJD0.net
みんなAmebaにお引越し、しとる!?

189 :名無しって、書けない?:2019/04/25(木) 00:12:49.85 ID:bvvMmO2fK.net
>>188
おひさしぶりです!←雑談スレ化

自分は過去の作品の検索を容易にするために保管庫として立ち上げただけでして
とくに読者を増やそうとか作品を見てもらおうとかは二の次三の次でございます

ところで千葉県先生のブログがなかなか見つけられなくて苦闘中ですm(_ _)m

190 :雑談スレになってて申し訳ございません:2019/04/25(木) 00:21:45.68 ID:lTbjgVAl0.net
>>189

すいません。
こちらです。
https://ameblo.jp/tunatomatolemon

191 :名無しって、書けない?:2019/04/25(木) 12:51:57.57 ID:bvvMmO2fK.net
>>190
ありがとうございますm(_ _)m

ご要望にもお答えして過去のネタのほうもアメブロにちょっとずつ上げることにしました
下ネタがはじかれるらしいので最も得意なやつが上げられないですが(笑)

という保守

192 :名無しって、書けない?:2019/04/27(土) 06:23:28.53 ID:3+Q9hiDnK.net
自分でも書いたの忘れてたネタがいろいろ発掘されて頭抱えながら保守

193 :名無しって、書けない?:2019/04/27(土) 11:13:02.58 ID:oedWeXmh0.net
>>188
引っ越し途中でTwitterにハマってしまい妄想放棄中ですw

>>191
マジですか!?
下ネタこそチワンさんの真骨頂なのに・・・


>>192
そこに加筆修正したい欲が出ると移植地獄ですよw

194 :名無しって、書けない?:2019/04/27(土) 11:14:38.84 ID:oedWeXmh0.net
こうなると大阪府さんの作品やぽん民さんの作品も残しておきたかったですな( ̄ー ̄)

195 :名無しって、書けない?:2019/04/27(土) 11:30:20.29 ID:3+Q9hiDnK.net
>>193
>
> >>191
> マジですか!?
> 下ネタこそチワンさんの真骨頂なのに・・・

そうなんですよ(笑)
多分マジで一番完成度の高いのが乃木坂板でのド下ネタ群なんですけどね(笑)
5chと違って普通な良識ある人たちが見るところだから無理なんでしょう

196 :名無しって、書けない?:2019/04/29(月) 09:22:51.18 ID:6D5GOzEEK.net
なんかおかしいなと思っていたら
庭先生と千葉県先生のアメブロがフォローできてなかったm(_ _)m
改めてフォローいたしました

という保守

197 :名無しって、書けない?:2019/05/01(水) 00:20:33.74 ID:ohWxzujVK0501.net
アメブロ更新してる間に時代が変わっていたでござる

198 :名無しって、書けない?:2019/05/01(水) 01:46:44.97 ID:c7zl+Kik00501.net
>>197
熱心やないですかw

199 :名無しって、書けない?:2019/05/01(水) 01:56:29.69 ID:c7zl+Kik00501.net
>>196
フォローありがとうございますm(__)m

200 :千葉県だったりdion軍だったりする人:2019/05/01(水) 18:51:40.23 ID:SyAxRUq700501.net
>>196
ありがとうございます。

201 :名無しって、書けない?:2019/05/02(木) 08:43:20.49 ID:DD0HER2IK.net
>>199
>>200
遅くなりましたがこちらこそフォローありがとうございます
欅ちゃんネタが少ないので申し訳ない

絵の方はコンプリートに近づけるように発掘していますが(100%にするのは無理です)
小説のほうは適当にピックアップになります

202 :名無しって、書けない?:2019/05/02(木) 23:43:52.06 ID:Ku9eHzxR0.net
>>201
俺もあちこちのスレに書いてたから収集するのに苦労しましたw

203 :名無しって、書けない?:2019/05/04(土) 13:46:55.77 ID:OdjuR3Ju0.net
理佐ちゃん・・・

204 :名無しって、書けない?:2019/05/05(日) 00:05:09.64 ID:HwzegABz0.net
シチュエーションを先に考えつくせいか、そのあとでシチュエーションに会う人物を作るのに苦労する。という保守。

205 :名無しって、書けない?:2019/05/07(火) 22:22:06.57 ID:iT332XbbK.net
自分はそういう場合はシチュエーションに合わせた人物をというよりは
登場人物によってシチュエーションが歪んだりあらぬ方向へ行くのが楽しいタイプでした

という保守

206 :名無しって、書けない?:2019/05/10(金) 01:23:16.02 ID:+63p5MNu0.net
俺にいたっては理佐ちゃんありきの妄想任せだからそもそもシチュエーション考えたことがないというw

そのぐらい適当だったからあんな大量な妄想が湧いてきたんだろうな

という保守

207 :名無しって、書けない?:2019/05/10(金) 08:55:53.02 ID:iR2KrhJNK.net
妄想作家としても一部で有名なHKT48田島芽瑠先生が昨日東京でずーみんとお出かけしたらしいので記念カキコ
http://o.8ch.net/1g2fp.png

ハリネズミカフェにも行ったようで、なーこちゃんを思い出しました(笑)

208 :名無しって、書けない?:2019/05/12(日) 02:37:22.21 ID:RMmftblf0.net
>>207
めるちゃんとずーみんとは不思議な組み合わせですなw

209 :名無しって、書けない?:2019/05/12(日) 22:56:11.51 ID:V4fWCbUPK.net
>>208
どちらもニコニコして元気なのに中はかなり病んでるところとかかなり似てると思ってます
という独り言

210 :名無しって、書けない?:2019/05/13(月) 10:03:42.15 ID:sCxsYltRK.net
ずーみんが昨日はこじまこの卒業公演を見にきてくれたので記念カキコ
坂道AKB以来の共演(2ショットあり)ですかね

211 :名無しって、書けない?:2019/05/15(水) 17:27:00.92 ID:rfZoa1S6K.net
そろそろ落とした方がいいですかねここ

212 :名無しって、書けない?:2019/05/15(水) 23:44:27.36 ID:iNuSWGEQ0.net
>>209
めるちゃんもやんでるんすか(-o-;)

>>210
坂道AKBで仲良くなったんでしょうね

>>211
実は悩み中(-o-;)

213 :名無しって、書けない?:2019/05/16(木) 00:20:41.42 ID:ZFhJBA9r0.net
いよいよ5ちゃんから撤退か.......

214 :名無しって、書けない?:2019/05/16(木) 00:43:14.89 ID:z4H8bT920.net
>>213
夢見術やってたら理佐ちゃんがめっちゃ夢に出て来てくれるようになって妄想する必要性が薄れとるw

215 :名無しって、書けない?:2019/05/16(木) 00:54:22.69 ID:MOcFeyGNK.net
一旦撤退することになったとしても
まあまたその気になったらスレ立てればいいわけでね

216 :名無しって、書けない?:2019/05/16(木) 01:15:05.07 ID:z4H8bT920.net
そうですね

また妄想したくなったら復活しようかな(  ̄▽ ̄)

217 :無口の理佐ちゃん 第2話:2019/05/20(月) 03:15:10.55 ID:+v7pbYOF0.net
「ねぇ、なにやってんの?」

理佐ちゃんに内緒でTwitterに投稿するツイートを書いてる俺に声かける愛しの理佐ちゃん

「う〜ん、ちょっとね」
なんて適当な返事で理佐ちゃんをやり過ごしブログに上げた理佐ちゃんとのイチャイチャ妄想を宣伝するツイート完了な俺

2ちゃんに妄想書くことは許してくれてるとはいえ、それをブログに転載しなおかつTwitterと連動させて宣伝ツイートしてるとなったら恥ずかしがり屋の理佐ちゃんから禁止令が発令されるは必定

バレないように細心の注意を払う俺なのであった

一方その理佐ちゃんも俺に内緒で水着仕事をしていたわけで同棲中の2人には嵐の予感なのだ(-o-;)



「ほら、早く食べよう」
俺に無断で全国に水着で肌をさらす暴挙に出たくせに無邪気に俺を手招きする理佐ちゃん

うっ、可愛い過ぎる・・・

なんて俺を手招きする理佐ちゃんの可愛さに一瞬怯む俺

理佐ちゃんが可愛いすぎるから水着仕事を怒ることが出来ずに忸怩たる思いで夕飯の食卓につく俺


「美味しい?」
何事もないかのように聞いてくる理佐ちゃん

「うん、美味しい」
天地開闢以来の美人理佐ちゃんに聞かれて一も二もなく返事する俺

「良かった」
なんて笑う理佐ちゃん


「ねぇ、なんか隠し事してない?」
夕飯の片づけを終えた理佐ちゃんが絡んでくる

隠し事してんのは己やないかい(-o-;)

「隠し事なんてないよ」
理佐ちゃんとのイチャイチャ妄想を執筆しながらやはり適当な返事する俺

「ウソついてんじゃねーよ」
そんな俺にドス効かす理佐ちゃん

しばらくぶりの理佐ちゃんのドスにたじろぐ俺に

「ねぇ、悩んでることあるならちゃんと相談しなよ」
なんて悩みの源のくせに俺を心配してくれる理佐ちゃんだから好き

218 :名無しって、書けない?:2019/05/20(月) 03:15:58.02 ID:+v7pbYOF0.net
復活したりしてw

219 :名無しって、書けない?:2019/05/20(月) 16:48:04.29 ID:1Dct0Q14a.net
落ちるの速いw

220 :無口の理佐ちゃん 第3話 前編:2019/05/22(水) 02:52:38.50 ID:I9UWQSQM0.net
「俺君!早く起きないと遅刻しちゃうよ!」

なかなか起きない俺にやや苛立ちながら朝ご飯の支度する愛しの理佐ちゃん

結局理佐ちゃんに水着のことは聞けずなかなか寝れなかった俺

理佐ちゃんが欅坂を卒業するまではエッチはお預けな俺だけに水着の理佐ちゃんは刺激が強かったのだ(-o-;)


「いつまであくびしてんの!」
なんて言いながら出社前の俺のネクタイを直してくれる奥さんみたいな理佐ちゃん


「今日さ、大事な話があるから早く帰って来てよ」
ドアを開ける俺の背中に声かける理佐ちゃん

「大事な話・・・?」
理佐ちゃんの大事な話に心当たりありありでちょっと心弾む俺

そのくせ

「仕事次第だけどなるべく早く帰るよ」
なんて愛しの理佐ちゃんの前でカッコつけたいために素っ気なく手を振る俺に

「ダメ、今日は絶対早く帰ってきて」
いつになく真剣な理佐ちゃん

「うん、早く帰ってくるね」
カッコつけたわりにあっさり素直になってしまう理佐ちゃんには弱い俺



「大事な話ってのは水着のことだわな・・・」
などと駅に向かいながら推理する俺

「きっと言うに言えなかったんだろうな・・・理佐ちゃん恥ずかしがりだから」
理佐ちゃんのせつない胸の内を慮る優しい俺

「アイドルやってたら水着だって断れないのも仕方ないから快く認めてあげようじゃないか」
なんて遅ればせながらも理佐ちゃんが打ち明けてくれるみたいなんで気を良くして水着仕事に理解を示す優しい彼な俺

221 :無口の理佐ちゃん 第3話 後編:2019/05/22(水) 02:53:12.88 ID:I9UWQSQM0.net
そしてあっさり日は暮れて愛しの理佐ちゃんが待つ我が家に帰宅な俺

「ただいま〜」
理佐ちゃんの話に寛大な気持ちで向き合うと決めてるので自然と笑顔な俺

「お帰りなさい」
いつもの様に小さい声で出迎えてくれる笑顔が天使な理佐ちゃん


「理佐ちゃん大事な話って何?」
テーブルに着くなり単刀直入な俺

「うん、ちょっと待ってて」
なんて返事しながら俺のご飯の用意を済ませてそそくさと何か取りに行く理佐ちゃん

いざとなったら恥ずかしくなったのかな・・・

何やら恥ずかしそうな理佐ちゃんに愛しさ増し増しな俺

「それはそれとして味噌汁にケチャップは何とかならないものか・・・」
などと理佐ちゃん自慢のミネストローネ風味噌汁を嘆く俺

と、そこに

「ミネストローネ風味噌汁に文句言ってんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら戻って来る理佐ちゃん

「最初はなに作ったって美味しい美味しい喜んでたくせに」
なんて背中になにやら隠しながら唇尖らす理佐ちゃん

恋する男の戯れ言を間に受けてたおぼこい理佐ちゃんだから好き

222 :名無しって、書けない?:2019/05/24(金) 01:27:20.95 ID:M7V/grdF0.net
眠い

223 :名無しって、書けない?:2019/05/25(土) 15:57:07.42 ID:v06Ux3XZa.net
あげ

224 :無口の理佐ちゃん 第4話:2019/05/28(火) 04:00:59.48 ID:mvPmnxQW0.net
「理佐ちゃんこれ」

不機嫌に傾きつつある愛しの理佐ちゃんに理佐ちゃんの水着が掲載されたスポーツ新聞差し出す俺

畏れ多くも理佐ちゃん自慢のミネストローネ風味噌汁への愚痴を呟いてしまった謀反な俺(-o-;)

「それ・・・」
俺の差し出したスポーツ新聞に機先を取られて口ごもる理佐ちゃん

やはり可愛い・・・

水着仕事を快く許すことで怒りの矛先をずらしてもらう作戦がズバリはまったことに安堵し
戸惑う理佐ちゃんの可愛さにやや感動を覚える策士な俺

「綺麗に撮れてるじゃん、愛しの理佐ちゃんの水着を俺以外の男に見られるのは不本意だけどアイドルである以上は避けては通れないから応援するよ」
理佐ちゃんが戸惑ってるうちに一気に勝負決めようと早口に捲し立てる俺

「見ちゃったんだ・・・」
俺の早口に気が抜けたように呟く愛しの理佐ちゃん

「たまたまね」
然り気無く呟きとどめにミネストローネ風味噌汁を一気に平らげ理佐ちゃんへの愛をアピールする俺に

「無理してんじゃねーよ」
気持ちを立て直すかのような静かなドス効かす理佐ちゃん

「無理なんかしてないよ、ミネストローネ風味噌汁は大好物だからね」
疑われてはならじと気色ばむ俺

「お味噌汁のことじゃないよ」
俺の勘違いに少し笑いながスポーツ新聞を指差す理佐ちゃん

「あぁ〜こっちのこと・・・」
勘違いを理佐ちゃんに指摘されて恥ずかしさを誤魔化そうと大声で頭掻く粗忽な俺

そんな俺にかまわずに

「俺君のことだから怒るかと思ってなかなか言い出せなかったんだ」
なんて俺のヤキモチを心配してた理佐ちゃん

「怒るわけないだろ水着ぐらいで」
恥ずかしさを誤魔化すために器の大きな男アピな俺に

「うん、応援してくれるって嬉しかった」
なんて妙に素直な理佐ちゃんだから好き

225 :名無しって、書けない?:2019/05/29(水) 23:23:19.56 ID:95/vPryr0NIKU.net
あげ

226 :名無しって、書けない?:2019/05/31(金) 22:14:44.49 ID:KWUuRsyGa.net
あがるか?

227 :名無しって、書けない?:2019/06/04(火) 12:12:09.63 ID:TwVFU47va.net
あげ

228 :無口の理佐ちゃん 第5話 前編:2019/06/07(金) 06:04:49.75 ID:eQPuqQ2o0.net
「ところで理佐ちゃん、大事な話ってなんやろか?」

水着仕事にも理解を見せる俺の器の大きさに嬉しそうな理佐ちゃんに尋ねる俺

「うん・・・」

返事をするものの黙りこむ理佐ちゃん

可愛い・・・

なにやら恥ずかしそうにもじもじしてる理佐ちゃんの地蔵可愛いに感動を覚える俺

「まあ気が向いたら話してよ」
地蔵可愛い理佐ちゃんに鷹揚に声かけてお風呂な俺



「世界中の誰よりきっと 可愛い理佐ちゃんだから ずっと抱きしめていたい 季節を越えて〜いつでも♪」

地蔵可愛い理佐ちゃんの余韻を名曲『世界中の誰よりきっと』の替え歌で歌い上げる俺

と、そこに

「恥ずかしい歌歌わないでよ」
なんて脱衣場から文句言ってくる理佐ちゃん

どうやらバスタオルとパジャマを段取ってくれてる気が利く理佐ちゃん

「理佐ちゃんも一緒に入ろうよ」
理佐ちゃんの水着を見たせいで理佐ちゃんと同棲開始した時からの悲願を叶えようと声かけてみる俺に

「入りません!」
先ほどの地蔵可愛いがウソのようにピシャリと拒否る愛しの理佐ちゃん

きつい・・・

こんな時だけきつい性格出してくる理佐ちゃんにビビる俺

229 :無口の理佐ちゃん 第5話 後編:2019/06/07(金) 06:05:12.65 ID:eQPuqQ2o0.net
「ねぇ、私先に寝るからさ・・・」

一緒にお風呂拒否られ大人しくなった俺になにやら言い淀む理佐ちゃん

「うん、良い夢見てね」
きつい性格モードに入ってる理佐ちゃんを刺激しないように素直な俺

「ありがとう・・・テーブルに写真集の見本置いとくから見てね」
早口にまくし立てて走り去る理佐ちゃん


「なんや慌てて・・・?」

走り去る理佐ちゃんの足音にポカーンな俺ではあったが

って、おい!?

写真集ってなんやねん!?

すぐさま写真集ってワードに食いつく俺

「理佐ちゃん〜まだ寝ないでよ〜」
慌ててお風呂出ながら声かける俺に

「もう寝ちゃうから無理!」
なんて寝室の向こうから返事して狸寝入りな理佐ちゃん

よほど恥ずかしかったのかどさくさ紛れに写真集発売を告知して寝た振り開始の理佐ちゃんだから好き

230 :名無しって、書けない?:2019/06/10(月) 17:29:44.81 ID:0OCOC/RzK.net
まだ保守しといたほうがよさげ?

231 :名無しって、書けない?:2019/06/10(月) 20:49:12.60 ID:VY8uki340.net
>>230
助かりますm(__)m

232 :名無しって、書けない?:2019/06/10(月) 20:59:03.73 ID:0OCOC/RzK.net
申し遅れましたがこの度5chの県名表示方法の変更があったらしくチワンからガラパゴス県になりましたm(_ _)m

233 :名無しって、書けない?:2019/06/10(月) 21:16:09.64 ID:VY8uki340.net
>>232
気づいたら俺も東京都になってましたw

234 :無口の理佐ちゃん 第6話:2019/06/12(水) 22:35:21.52 ID:uDWE7/9w0.net
「う〜ん、、、困ったもんだわい」

愛しの理佐ちゃんの写真集を前に腕組みで悩む風呂上がりの俺

雑誌のグラビアぐらい大目に見ようかと思ったが写真集とは、、、

「だいたいあのアマ同棲してんのに指一本触れさせないどころかお風呂覗いたぐらいで大騒ぎするくせに写真集で水着ってどういうことやねん」

などとついつい理佐ちゃんへの文句もこぼれる俺なのであります



愚痴を言ってても始まらないので恐る恐る表紙を覗き込む俺

「無口、、、」

時に地蔵可愛くなってしまう理佐ちゃんに相応しいタイトルに床を叩いて笑い転げる俺

「笑ってんじゃねーよ」
なんてドス効かせながら背後から俺を蹴るおきゃんな理佐ちゃん

「起きてたんですか、、、」
本能で危険を察知し敬語で理佐ちゃんを見る俺

「せっかく俺君に一番に見せてあげようと思ったのに」
横向いて拗ねる理佐ちゃん

「すんません、、、上手いこと付けるもんだと思いまして、、、」
拗ねる理佐ちゃんの可愛さも格別だと感動しながら謝る俺

「まぁ、、、確かに私らしいかな、、、」
ちょっと自嘲的に寂しく笑う地蔵に自覚のある理佐ちゃん

「喋らなくても可愛さが通じるって意味だから『無口』ってタイトルなんだと思うよ」
タイトル見て笑い転げてたのは棚に上げて理佐ちゃんを慰める優しい俺に

「可愛くないよ」
凄い勢いで首を横に振る謙虚が過ぎる理佐ちゃん

「可愛いから写真集だせると思う、、、」
理佐ちゃんの勢いに押されながらも控えめに抗弁する理佐ちゃんを褒めたい俺に

「うるさい!黙って!」
なんて写真集抱えて自分の部屋に逃げ込む理佐ちゃんだから好き

235 :無口の理佐ちゃん 第7話:2019/06/13(木) 22:25:17.52 ID:Ro4vLn3Z0.net
なんだかよく分からないテンションで寝てしまった理佐ちゃん、、、

それは良しとして独り残された俺の立場はどうなんの、、、

「あのアマ、、、天地開闢以来の美人だからといって我が儘が過ぎてねえか、、、?」
写真集見てくれなんて言ってたくせにその写真集持ったまま自分の部屋に逃げ込んだ理佐ちゃんにちょっと御立腹な俺

「だいたい付き合ったその日から理佐ちゃんの体は俺の物なんだから勝手に水着仕事なんてしやがって!」
怒りと共に勝手な理屈で理佐ちゃんの体の所有権主張する理佐ちゃん以上に我が儘な俺


てなわけで理佐ちゃんの部屋に忍び込み写真集を盗み見ることにした俺

「いざ行かん!」
気合いと共に部屋の扉を静かに開く俺

静かに寝息を立てる理佐ちゃん

「さすが天地開闢以来の美人、、、寝てても可愛い、、、」
寝姿も可愛い理佐ちゃんに感動する俺

「可愛い過ぎるじゃねえか、こんにゃろw」
可愛い過ぎる理佐ちゃんのほっぺを突っつくイタズラな俺

「う〜ん...ムニャムニャzzz...」
なんて寝返りうつ理佐ちゃん

「しめしめw」
愛しの理佐ちゃんが寝返りうって反対側むいてる隙に写真集に手をかける俺に

「う〜ん...俺君のバカzzz...」
なんて寝てても危機察知能力高い理佐ちゃんだから好き

236 :無口の理佐ちゃん 第8話:2019/06/14(金) 22:26:21.61 ID:+u9ceDNr0.net
「理佐ちゃんの写真集は家宝国宝世界遺産」

幸せそうに寝言呟いてる理佐ちゃんは置いといて機嫌良く写真集開く俺

「なんやこれ〜」
そして開くなりランジェリー理佐ちゃんに悲鳴あげ戦慄く俺

「うるさい!」
俺の悲鳴に間髪入れず怒鳴る理佐ちゃん

「すいません」
条件反射で土下座する飼い慣らされてる俺に

「隠れてキャバクラ行った罰だよ、、、ムニャムニャzzz、、、」
なんて寝ぼけて夢の中で俺に悲鳴上げさせてるらしい愛しの理佐ちゃん


脅かしやがるぜ、、、

理佐ちゃんが目を覚ましたわけじゃないと分かり思わず冷や汗ぬぐう小心者な俺


いや待て!

呑気に寝かせてる場合じゃない

水着だって嫌なのにランジェリーとはこれいかに?

「叩き起こして説教したる」
理佐ちゃんを起こそうと立ち上がるも、、、

「その前に、、、」
なんて俺より先に勃ち上がった俺の股間のJrに促されて理佐ちゃんのランジェリー姿を目に焼き付けようと正座する律儀な俺に

「ねぇ、何やってんの?」
なんてお目覚めの理佐ちゃん

「うっ、、、」
理佐ちゃんに突然声かけられて言葉失う俺

まずいやないか、、、

申し開き出来ない状況の中で理佐ちゃんのランジェリー姿を前に正座で硬直する俺と俺のJrに

「人の部屋に忍び込んで変なことしてんじゃねーよ」
なんてドス効かす絶対誤解してそうな理佐ちゃんだから好き

237 :無口の理佐ちゃん 第9話:2019/06/16(日) 03:48:13.95 ID:McIogXYq0.net
「理佐ちゃん誤解だ聞いてくれ!?」

理佐ちゃんの部屋に忍び込み理佐ちゃんのランジェリー姿を目に焼き付けているという不埒な状況で理佐ちゃんにあられもない誤解をされて慌てふためく俺

「人の部屋に忍び込んでそんなページ見てるくせに何が誤解なのよ、、、」
蔑んだ視線とランジェリー姿を見られた恥ずかしさが交錯した視線で俺を見下ろす愛しの理佐ちゃん


「本当に違うんだよ!?理佐ちゃんが見てくれって言ったから、、、」

とっとと叩き起こして嫁入り前の娘がランジェリー姿なんて晒した事を説教すればよかったのに理佐ちゃんのランジェリー姿を目に焼き付ける作業してたせいで言い訳する羽目になるドジな俺に

「言い訳してんじゃねーよ」
当然の如く怒りのドス効かす理佐ちゃん





「かくかくしかじかでありまして、、、けしてやましいことはありません」

正座させられて理佐ちゃんに申し開きさせられる憐れな俺

「ふ〜ん、私の写真集の出来映えをチェックしてくれてたんだ、、、」
ベッドの端に座り俺に蔑みと疑いの視線を向ける理佐ちゃん

「はい、、、天地開闢以来の美人理佐ちゃんの写真集のともなれば人類が続く限り未来永劫残るかと思いまして、、、」

「大げさ!」
俺の言葉をピシャリと遮る褒められるのが苦手な理佐ちゃん

しばし沈黙、、、


だいたい彼氏の俺にも見せたことないのに水着やらランジェリーやら派手に傾きやがって

長い沈黙と足の痺れから不遜にも理佐ちゃんへの不満が再炎してきた俺

そんな不穏な俺の気も知らないで

「ねぇ、感想聞かせてよ、、、」
なんて呑気な理佐ちゃんだから好き

238 :名無しって、書けない?:2019/06/17(月) 18:26:39.84 ID:qRtBFt+OK.net
何気なくTVつけたら未だにねる主役のケヤキセのCMが流れててびっくらぽん

という保守

239 :無口の理佐ちゃん 第10話:2019/06/18(火) 22:17:38.75 ID:CgvzBHZH0.net
「感想聞かせてよ?」

いまだ見ぬ理佐ちゃんのランジェリー姿を写真集で見ることになった俺の憤懣やるかたないジェラシーも知らないで写真集の感想求めてくる鈍感な俺の彼女理佐ちゃん


いくら写真集のためとはいえやり過ぎやろ、、、

俺のジェラシーはジェラシーとして嫁入り前の理佐ちゃんを心配する俺を嘲笑うように水着通り越してランジェリー姿まで披露していた傾き者の理佐ちゃんに憤るジェラシーな俺


「エロ本かと思いましたわ(-o-;)」
憤ってはいるけど理佐ちゃんの機嫌を損ねたくないのでささやかなイヤミを小声で呟く俺に

「ひどい、、、」
なんて声を裏返して嘆く愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃん違うんだ、、、!?良い意味で言ったんだよ、、、」
ささやかなイヤミに思ったよりダメージ受ける理佐ちゃんに慌てふためきフォロー入れる小心な俺

「人の写真集をエロ本呼ばわりしといて何が良い意味なのよ、、、」

「うっ、、、」
確かにエロ本というパワーワードは男同士ならば良い意味しかないけど女子からみたら身も蓋も無いわけで、、、

まして自分の写真集に使われた理佐ちゃんの身になってみたらと返す言葉も無い俺

「私がどんな気持ちで頑張ったかなんて知らないくせに、、、」
なんて涙ぐんじゃう理佐ちゃん

「本当に違うんだよ理佐ちゃん!ヨーロッパ辺りだとアーティスティックな作品をあえてエロ本みたいに褒めるのがトレンドなんだよ」
理佐ちゃんの涙の前に彼氏としてのジェラシーも憤りも吹き飛び機嫌とりに励む優しい俺

「ウソつかないでよ!」
涙から一転攻勢に転じる愛しの理佐ちゃん

「ウソじゃないよ、理佐ちゃんヨーロッパのトレンドなんて分からないだろ」
なんとか理佐ちゃんの弱点である情報の浅さを突く俺に

「俺君なんて嫌いだよ!」
なんて布団かぶっちゃう理佐ちゃんだから好き

240 :名無しって、書けない?:2019/06/18(火) 22:19:17.19 ID:CgvzBHZH0.net
>>238
保守ありがとうございますm(__)m

運営はまだねるちゃんの逆転残留を諦めていないと思いたい、、、

241 :名無しって、書けない?:2019/06/18(火) 23:20:45.17 ID:Rzvn3zjHK.net
最近欅ちゃんに関しては情弱を通り越して無知なんですが
ねるはまだ卒業してないんすか?(笑)

242 :名無しって、書けない?:2019/06/19(水) 09:18:37.88 ID:IQr+Feo50.net
>>241
まだしてませんw

でも全然表に出て来ないのでしてしまったも同然かもです(-o-;)

243 :名無しって、書けない?:2019/06/20(木) 12:42:18.94 ID:aU6UX+AjK.net
>>242
まだなんですか!
CM見たのよりさらにびっくらこいた(笑)

確かにこれは一発逆転で二代目ひらがなけやきとかを無理やり作って電撃復帰とかあるのか?(笑)

244 :名無しって、書けない?:2019/06/23(日) 19:30:12.28 ID:i/UAchbDK.net
とか言ってたら7月末に卒業イベントが決まったのね

245 :無口の理佐ちゃん 第11話:2019/06/24(月) 03:26:42.05 ID:petUDgNX0.net
「ねぇ、聞いてんの?」

俺を嫌いだと宣い布団の中に潜り込み寝るかと思いきやもう1時間以上俺に説教してる愛しの理佐ちゃん

頑張った写真集をエロ本呼ばわりしたのがいたく気に障ったらしい、、、

いや、当然か、、、

「聞いてます」
意外と深い理佐ちゃんの怒りに平身低頭謝罪の意を表す正座な俺

「だいたいさ、私がどれだけ恥ずかしいの我慢したと思ってんのよ?」
なんてひたすら謝罪の俺になおも攻め込む理佐ちゃん

「ならやらなきゃいいのに、、、」
正座からくる足の痺れに気をとられうっかり本音を漏らしてしまうやはり理佐ちゃんの水着仕事には反対派な俺

「そんなこと言わないでよ、、、写真集出したメンバーみんな頑張ったのに私だけ嫌だなんて言えないじゃん、、、」
力なく呟き俺に背を向ける理佐ちゃん

「アイドルやってたら損得考えないで割り切らなきゃならない事もあんの、、、」
なんてけやかけロケで行ったニューハーフバーのくま子ママに影響されたであろう言葉を残し部屋に立ち去る理佐ちゃん

写真集のためとはいえ露出することには理佐ちゃんなりに葛藤があったのだろう

「理佐ちゃん恥ずかしがりだもんな、、、」
なんて理佐ちゃんの悩みを思い呟く俺

「理佐ちゃん寝ちゃったし浜辺美波ちゃんの動画見ながら真剣に考えるか、、、」
愛しの理佐ちゃんの悩みや葛藤に共感する方法を模索する決心な理佐ちゃんアムールな俺



「ひびけ〜恋の歌〜♪」

数分後、理佐ちゃんへのアムールな決心を忘れて浜辺美波ちゃんのCMを集めたお手製動画を見ながら浜辺美波ちゃんと一緒に小さな恋のうたを歌う俺

「やっぱりLINE MUSICの浜辺美波ちゃんは神様からのプレゼントやな」
などと大げさに感動する俺に

「人のこと悩ましといて浮かれてんじゃねーよ」
なんて背後からドス効かす理佐ちゃん

「寝たんじゃなかったの!?」
隙を突かれて動揺半端無い俺に

「俺君が心配して追いかけてくるの待ってたんだけどな、、、」
なんてガッカリしてる理佐ちゃんだから好き

246 :名無しって、書けない?:2019/06/24(月) 03:28:04.72 ID:petUDgNX0.net
>>243
>>244
しかもめみたんまで卒業という悲劇付きですよ😭

247 :名無しって、書けない?:2019/06/26(水) 13:58:11.61 ID:7zahMeAq0.net
そろそろ小説スレを再興したいものだよ( ̄ー ̄)

248 :名無しって、書けない?:2019/06/26(水) 14:59:39.03 ID:yjMAmt15K.net
>>247
再興してみてもいいんじゃないですか
ウズウズしてる人もいるかもしれないし

人がいなかったら自然に落ちるだけだし(笑)←悪魔のささやき

249 :名無しって、書けない?:2019/06/27(木) 21:58:16.67 ID:TBBctwdX0.net
>>248
立てれそうだったら立てます(  ̄ー ̄)ノ

250 :無口の理佐ちゃん 第12話:2019/06/29(土) 15:45:01.50 ID:IWUEBiCx0NIKU.net
「ねぇ、なにやってんの?」

理佐ちゃんの写真集発売を知ってから数日後、、、

心機一転写真集の売り上げに貢献することにした俺に声かけてくるきっと人類誕生以来一番可愛い理佐ちゃん

正直な気持ちを言えば理佐ちゃんの水着やらランジェリー姿を見られたくない気持ちは旺盛ではあるが、、、

それ以上に自慢の彼女理佐ちゃんの写真集の売り上げが大爆死なんてことになったら、、、

そんな訳でTwitterで理佐ちゃんの写真集の宣伝しようって複雑な俺なのだ、、、

「理佐ちゃんの写真集発売に向けてキャンペーン中です」
照れくさいので素っ気ない素振りを演出するために理佐ちゃんの方を見ないで返事する俺

「キャンペーン、、、」
俺の言葉に訝しげに眉をひそめる理佐ちゃん

「難しい言葉を使ってごめんね、キャンペーンって言うのは理佐ちゃんの写真集が発売されることを広く世間に訴えていくことなんだ」
見た目に全振りしたせいか知識面にやや疎さがある理佐ちゃんを優しくフォローする俺に

「キャンペーンぐらい知ってるよ」
むくれる愛しの理佐ちゃん

「それはすまない」
見た目に全振り女と理佐ちゃんのことを見くびっていたことを謝る俺

「あやまんなくてもいいけどさ、なんでキャンペーンなんてやってんの?」
質問してくる知りたがりな理佐ちゃん

「天地開闢以来の美人理佐ちゃんの写真集は人類の宝だからさ、全国津々浦々に広めることが俺の役目だと思うんだよね」
さりげなくむくれる理佐ちゃんの機嫌をとるそつがない俺

「ねぇ、それってさ、、、」
なんて目を輝かす意外と単純な理佐ちゃん

「もちろん理佐ちゃんの応援したいからさ」
理佐ちゃんの注文通りのセリフを宣う分かってる俺に

「やっぱり俺君な優しいな」
なんて俺の背中に抱きつく理佐ちゃんだから好き

251 :名無しって、書けない?:2019/06/30(日) 01:24:10.43 ID:6+63nAnd0.net
>>248
悪魔のささやきに乗せられて立てちゃいましたw

【物語】欅坂46の小説【エロも可】
https://rio2016.5ch.net/test/read.cgi/keyakizaka46/1561824913/

252 :名無しって、書けない?:2019/07/01(月) 22:07:21.39 ID:LsiY6LPQ0.net
小説スレで忙しいのであげ

253 :無口の理佐ちゃん 第13話:2019/07/03(水) 08:41:02.88 ID:Mqh/lyyY0.net
「私記理佐ちゃん史、、、」

俺が理佐ちゃんの写真集の売上に貢献しようと始めたツイート私記理佐ちゃん史を見て目をぱちくりする理佐ちゃん

「手っとり早く理佐ちゃんの素晴らしさを伝えようと思ってさ、俺が歴代理佐ちゃんを紹介してくつもりなんだ」
我ながらナイスアイデアと胸を張る俺

「なんか嫌な予感しかしないんだけど、、、」
自信満々の俺とは対照的に不安気な心配性理佐ちゃん

「心配しなくても大丈夫だよ、まさか俺のツイートが本物の理佐ちゃん監修だなんて誰も思わないよ」
可愛いが過ぎる彼女理佐ちゃんの不安を取り除いてあげる優しさの極み俺

「そんな心配してません、あんたの場合は変なこと書く心配の方がね、、、」
なんて眉を曇らす表情が色っぽい理佐ちゃん

うん?

今までの理佐ちゃんにはなかった色気が俺の理佐ちゃん心配レーダーに引っかかる

このアマ、、、水着やランジェリー以外にもまだなんか隠してやがるな、、、

ジェラシーを餌に高まる俺の猜疑心



「うん?なに?」
俺の疑惑の視線に気づく理佐ちゃん

やや天然ながらも警戒心強いくせにあどけなく聞いてくるのが可愛い過ぎてヤバイ理佐ちゃん

俺を信頼してくれてる証しやな

なんて油断な理佐ちゃんに幸せを噛み締める俺

「ねぇ、なにぼーっとしてんの?」
自分が原因で俺を呆けさせてるくせになに聞いてんだいな理佐ちゃん

「なんか隠してない?」
ド直球に聞く単刀直入な俺に

「えっ!?なにが、、、」
なんて分かりやすく動揺する理佐ちゃん

むむっ

やっぱりなんか隠してやがる

思わず怪訝な表情になる俺


「変なこと言ってないで早く会社行かないと遅刻しちゃうよ」
俺の雰囲気になにやら不穏なものを感じたのか慌てて俺を急かす誤魔化し下手な不器用な理佐ちゃん

隠し事の出来ない素直な理佐ちゃんだから好き

254 :無口の理佐ちゃん 第14話:2019/07/04(木) 22:01:48.37 ID:J26C/dIM0.net
「結局可愛さに負けて追及しきれなかったな、、、」

愛しの理佐ちゃんの可愛さに気圧されて急き立てられるままに家を出たことを後悔しながらホームで電車を待つ俺

「可愛いが過ぎる彼女を持つと気苦労が絶えないよな、、、」
そこはかとない色気が出てきた理佐ちゃんに水着やランジェリー以外にも何かやってると確信してまたもジェラってる俺なのだ


「まさかカメラマンと浮気なんてことないよな、、、」
電車に乗り込み綺麗なお姉さんの横というベストポジションをキープした途端に極端な方向に思考が空回り始める俺

「理佐ちゃん流されやすいから旅先でカメラマンに口説かれて、、、」
なんて恐ろしい推理を始める俺

「うぉ〜神も仏もないんか〜」
自分自身の推理に怯え頭抱える俺

当然仕事なんて手につくわけもなくいつも通り失敗続きの俺

結果居残り残業な俺

「もう、何やってんのよ!先に寝ちゃうからね」
己れのせいやろがい!なくせに電話の向こうから厳しいお言葉の理佐ちゃん

「なんて日だ!」
なんてバイキング小峠で深夜0時を過ぎて帰宅の俺に

「遅いよ!」
なんて追い討ちかけてくるくせに

「お腹空いたから早くご飯たべよ」
なんてお味噌汁温め直してくれる理佐ちゃんだから好き

255 :名無しって、書けない?:2019/07/05(金) 14:13:21.35 ID:XwKu1XwE0.net
理佐ちゃん共和国楽しんでね〜(  ̄▽ ̄)

256 :名無しって、書けない?:2019/07/06(土) 08:30:27.02 ID:zz92D1h00.net
>>254
妄想のなかにとんでもなく現実性を感じるのはなぜなんでしょうかw

しかしいずれ理佐ちゃんにもこんな男の人が現れるのかと思うと少し寂しいです
もういたりして…

257 :名無しって、書けない?:2019/07/07(日) 08:29:10.53 ID:pIzbTCNw00707.net
>>256
おそらく妄想と現実がシンクロときめき起こして理佐ちゃんが俺の嫁になる日が近づいているからでしょう

258 :無口の理佐ちゃん 第15話:2019/07/07(日) 13:48:59.27 ID:pIzbTCNw00707.net
「美味しい?」

ガツガツご飯に食らいつく俺に優しい笑顔で聞いてくる愛しの彼女理佐ちゃん

「めっちゃ美味しい、、、(T_T)」
なんて涙ぐみながら理佐ちゃんに答える俺

帰りの遅い俺に怒ってたかと思いきや夕飯を食べずに待っててくれた優しい理佐ちゃんに感動の涙流す俺ってわけだ

「えっ!?なに泣いてんの、、、」
泣きながらご飯かっ込む俺にドン引きする理佐ちゃん

「どっか痛いの?」
なんて優しく聞いてくれる理佐ちゃん

さすが保育士になりたかっただけあって俺の涙の理由を幼い方向に予測するたまに天然な理佐ちゃん


「大丈夫、ちょっと朝から色々あって情緒が不安定半端ないだけ、、、」
33にもなってどっか痛くて泣きますかいな、、、ってな気持ちを隠しながら答える気遣いな俺

「そうなんだ、、、」
俺の言ってることの意味がイマイチ分からないが納得したことにしてご飯を食べる流されやすい理佐ちゃん

「俺は気にしないから、、、」
そんな理佐ちゃんに思いきって呟く俺

「うん?」
なんやこいつ、、、深刻な顔して?みたいな顔してこっち見る理佐ちゃん

「人は誰でも1度ぐらい過ちを犯すものだよ、、、」
箸を運ぶ手を止め訝しげに俺を見る理佐ちゃんに優しく呟く俺

「過ち、、、」
俺の言葉をリフレインする理佐ちゃん

やや呆然とする表情も可愛い理佐ちゃん

「それが取り返しのつかない過ちだとしても、、、俺は許すから、、、」
可愛い理佐ちゃんに勇気をもらい躊躇いながらも宣言するキリストの境地な俺

「意味わかんないんだけど、、、」
なんて呟く遠回しな言い方に自分の浮気のこと言われてるとピンとこない理佐ちゃん

「俺、、、処女かどうかとか気にしないから、、、」
勘の悪い理佐ちゃんに単刀直入に切り込む俺

「しょ、処女〜〜!?」
俺の口から飛び出した処女って単語に
過剰反応して悲鳴あげる理佐ちゃん

「俺は理佐ちゃんが好きなんであって処女が好きなわけじゃないから」
なんて決めのセリフ告げて理佐ちゃんを抱きしめようとする俺に

「わけ分かんない事言ってんじゃねーよ」
なんてドス効かす理佐ちゃんだから好き

259 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第1話 前編:2019/07/07(日) 17:43:06.94 ID:pIzbTCNw00707.net
「あぁ明日の今頃は僕は理佐ちゃんとデート♪」

1年ぶりに織姫こと愛しの嫁理佐ちゃんと会える喜びを名曲心の旅を理佐ちゃん替歌にして歌うやや字余りな彦星な俺

「理佐ちゃんも今頃浮かれてるかな〜」
なんて浮かれながら機織りに精出す理佐ちゃんを頭に描く俺


「浮かれてるとこ申し訳ないっすけど明日の天気は雨ですよ」
浮かれ気分に水を差す種牛の安平

この安平は宮崎牛を全国的なブランドに押し上げた伝説の種牛って呼ばれてる凄い奴だ

感染症の口蹄疫とかで殺処分されそうになったのを憐れんだ天帝が天界の牛飼いたる俺に預けた客分なのだ

「マジかよ、、、」
安平の言葉に愕然として落ち込む俺

天帝こと理佐ちゃんの親父ねぇ三郎の理不尽な裁定により年に1回七夕の夜にしか会えない縛りを与えられた俺と理佐ちゃん

「雨降ったら天の川が氾濫して理佐ちゃんに会いに行けないじゃねえか!」
泣きながら地面を叩く俺に

「天気だけはいかんともしようがないからね」
なんて齢100を過ぎ全てに達観している安平

さすが伝説の種牛やな、、、

「理佐ちゃんに会えないなんてこの1年の努力はなんだったんだよ、、、」

伝説の種牛安平の協力もあって天界一の牛飼いてして富も名声も得た1年を振り返る俺

「確かに頑張ってたな」
そんな俺に声をかける天帝ことねぇ三郎

「お義父さん!?」
「天帝様!?」

突然のねぇ三郎登場に同時に気色ばむ俺と安平

「どうしたんすか?」
愛想笑いで聞くものの内心穏やかではない俺

この腐れ外道が娘離れ出来ないせいでこんな寂しい日々なんだから当たり前や

「お前に頼みがあってよ」
俺の内心の怨みに気づかずに頼み事しようなんて図々しいねぇ三郎

「そうなんすか」
図々しいねぇ三郎に空返事してキッチンに走る俺

260 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第1話 後編:2019/07/07(日) 17:43:39.00 ID:pIzbTCNw00707.net
「安平ちょっと待て」
キッチンでねぇ三郎に出すお茶を蹄で器用にいれてる安平を制する俺

「どうしたんすか?」
俺の様子に不穏なものを感じたのか緊張する安平

「あのボケ天帝やいうてのぼせ上がってるからよ、ちょっと懲らしめてやるんや」
なんて痺れ薬をねぇ三郎のお茶に混入する俺

「そんなことしたらまずいっすよ、、、」
大恩あるねぇ三郎のピンチに慌てる牛のくせに恩義に厚い安平

「うるせえ!すっこんでろ!子牛22万頭も作ったスケベ牛に愛妻と離れ離れにされた俺の気持ちなんて分かるわけねえんだ!」
めっちゃ羨ましい気持ちも相俟って伝説の種牛安平を怒鳴る俺

なかなか出番が回って来ない理佐ちゃんだから好き

261 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第2話:2019/07/07(日) 18:08:41.81 ID:pIzbTCNw00707.net
「てめえ!天帝にこんな真似してただですむと思ってんのか!」

先ほどから天界の主宰者とは思えない怒声を発する理佐ちゃんの父ねぇ三郎

痺れ薬入りのお茶を飲まされて拘束されてさらずっと怒鳴りっぱなしの天帝なのだ

「うるせえ!てめえこそ怨まれてるのも忘れてのこのこ訪ねて来やがって!頼みがあるだ〜!この野郎!理佐ちゃんに会えなくて自棄起こしてんだ口に気をつけやがれボンクラ!」

理佐ちゃんと会えない淋しさから自暴自棄になったアウトレイジな俺

小気味良く啖呵も出るってもんだ

「俺君落ち着いてくださいよ、例え明日会えなくても来年が有るじゃないですか」
自暴自棄の俺を宥める伝説の種牛安平

「うるせえ!俺みたいに無茶を押し通してきたイケイケな極道に来年なんてあるか分かんねえだろが!」
なんて荒ぶる俺に

「なに言ってんですか、さっきまで平々凡々なただの牛飼いだったじゃないですか、、、」
破天荒ヤクザ成りきる俺に平凡な牛飼いだった自分を思い出させようと必死な安平

「おい安平、この縄ほどけや」
安平が自分側の牛だと見極め高圧的に命じるねぇ三郎

「勝手に喋るなボケ!」
言うが早いかねぇ三郎に馬乗りになりデコピンかます俺の耳に

「お父さんイジメてんじゃねーよ」
なんて懐かしくも恋しいドス声が

振り向く俺の目に飛び込む天地開闢以来の美人織姫こと理佐ちゃん


「理佐ちゃん、、、」
突然の理佐ちゃん登場に嬉しさより戸惑う俺

「なんて顔してんのよ、1年ぶりに会えたのに嬉しくないの?」
なんて反応いまいちな俺にむくれる理佐ちゃん

「うお〜理佐ちゃん」
理佐ちゃんの言葉に我に帰り理佐ちゃんに抱きつく俺

「わっ!?何やってんのよ」
突然抱きつく俺にびっくりして離れようとする理佐ちゃん

「会いたかったよ〜」
離れようとする理佐ちゃんになおも抱きつき号泣な俺に

「1年ぶりだから仕方ないか」
なんて微笑みながらいいこいいこしてくれる理佐ちゃんだから好き

262 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第3話 前編:2019/07/08(月) 04:49:06.54 ID:1hr0p5580.net
「理佐ちゃ〜ん」

1年ぶりの理佐ちゃんのいいこいいこにゴロニャンな俺

「相変わらずバカなんだから」
苦笑いしながら膝枕してくれる愛しの嫁理佐ちゃん

「理佐ちゃんが可愛い過ぎるからバカになるんだぜ」
理佐ちゃんに耳掃除してもらいながら答える俺

「バカ、、、」
なんて照れる可愛いが過ぎる理佐ちゃん

1年に1回しか会えないから初々しくていいな

なんて夫婦なのにラブラブカップルな感じに1年1回生活も悪くないなんて思いながら理佐ちゃんの膝枕に酔いしれる俺


「おい!」

そんな2人の幸せを破るねぇ三郎のダミ声

「わっ!?」
なんてねぇ三郎が居たのを思い出し立ち上がる理佐ちゃん

ゴーンなんて音立てて床に落ちる俺の頭

「ごめん俺君!?大丈夫?」
頭抱えてうずくまる俺に駆け寄る理佐ちゃん

「めっちゃ痛い、、、」
さして痛くもないが理佐ちゃんに甘えたいから痛いふりに力入る俺

「ごめんね〜」
なんて俺の後頭部に息を吹きかけてふ〜ふ〜してくれる優しい理佐ちゃん

幸せ独り占めや〜

なんて浮かれてたら


「だから親の前でイチャイチャすんなや!」
なんて再度理佐ちゃんに存在を忘れられてイラつくねぇ三郎

「ごめん、、、」
恥ずかしそうにねぇ三郎に謝る理佐ちゃん

263 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第3話 後編:2019/07/08(月) 04:49:45.72 ID:1hr0p5580.net
「えっ!?それじゃあお義父が理佐ちゃんを?」

ねぇ三郎の拘束を解きながらねぇ三郎が理佐ちゃんを呼んだことを理佐ちゃん聞かされ驚く俺

「うん、急に洋服届けてくれなんて言うから、、、」
天界の洋服を全て作ってる機織り職人だから織姫と呼ばれる理佐ちゃん

「でも天界への配送はクロネコヤマトがやってるんじゃないの?」
機織り職人の理佐ちゃんに直接配送頼むねぇ三郎の職権乱用を訝しむ俺

「うん、普段はヤマトさんなんだけどね、、、」
なんてねぇ三郎を見る理佐ちゃん


「明日雨だって聞いたからよ、、、」
拘束を解かれた両手で俺を突飛ばし照れくさそうに理佐ちゃんに背を向けるねぇ三郎に

「えっ!?」
「えっ!?」
2人同時に驚くシンクロときめきな俺と理佐ちゃん

「理佐ちゃん、、、」
シンクロときめきに胸がときめき理佐ちゃんを見つめる目が💓な俺に

「こっち見ないで、、、」
なんて真っ赤な顔で下向く恥ずかしがりな理佐ちゃんだから好き

264 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第4話:2019/07/08(月) 21:47:08.35 ID:1hr0p5580.net
「照れんなよ〜」

突然起きた俺とのシンクロときめきに嬉しいくせに拗ねたふりする織姫理佐ちゃんをからかう彦星な俺

「別に照れてないよ」
照れ隠しにことさらツンな物言いになる可愛いが過ぎる理佐ちゃん

「またまたぁw」
そんな理佐ちゃんが可愛い過ぎてますます調子に乗る俺に

「うるさい!謝って!」
なんて苦し紛れにキレる姿も可愛い理佐ちゃん

再びイチャイチャモードに突入しそうになる俺と理佐ちゃんに

「だ〜か〜ら!親の前でいちゃつくな言うとるやろがい!」
なんて怒る天帝のくせに娘離れ出来てないねぇ三郎


「お義父さん〜」
こいつ居たのを忘れっとったわ、、、なんて感涙に咽びながらねぇ三郎に泣きつく俺

七夕は雨と聞いてなんだかんだと理由をつけて理佐ちゃんを呼んでくれたねぇ三郎には感謝しても感謝しきれないのだ

「くっ、お前のためじゃねえや、離しやがれバカ野郎!」
俺に抱きしめられながらめっちゃイヤイヤするねぇ三郎

そんな俺とねぇ三郎見て

「バカやってんじゃねーよ」
なんてドス効かすと同時に後ろ向く理佐ちゃんだけど

肩の震えは父親の優しさに思わず涙な理佐ちゃんなのだ



「じゃあ、洋服届けたし私は帰るね」

小一時間ほど俺と話したら帰り仕度始める生真面目過ぎる理佐ちゃん

「うそ!?まだ来てから1時間しか経ってないじゃん、お昼ご飯ぐらい食べてきなよ」
心残り半端なく理佐ちゃんを引き止める俺

「でも7月7日以外の日に俺君と会うのはルール違反だからさ」
体育会系女子らしく頭の固いこと言う理佐ちゃん

「天界で一番偉いお義父さんの依頼で来てるんだからお昼ご飯食べてくぐらい大丈夫だよ」
すでに酔いつぶれて高イビキな天帝ねぇ三郎をチラ見しながら理佐ちゃんを説得する俺

「そんなのダメ」
頑なに首を振る生真面目理佐ちゃんだけど

「理佐ちゃんのために牛一頭焼肉にするつもりだったのにな、、、」
未練がましい俺の嘆きを聞いた途端

「やっぱりお腹空いたからお昼食べてこうかな、、、」
なんて恥ずかしそうに座り直す焼肉の誘惑に簡単に負けちゃう理佐ちゃんだから好き

265 :無口の理佐ちゃん 第16話:2019/07/09(火) 12:34:54.21 ID:QkMt67mC0.net
「急に変なこと言わないでよ、、、」

ドスを効かせたものの最も苦手とするジャンルの話だけに顔を赤らめうつむく世界で一番可愛い理佐ちゃん

「いや、、、理佐ちゃんが気にしてるかと思ってさ、、、」
アイドルとしても人気に関わるデリケートな部分だけに慎重な俺

「意味分かんない、なんか朝から様子おかしいと思ったら、、、」
ため息つき呆れ顔の理佐ちゃん

「なんか急に色っぽくなった気がしたからさ」
呆れ顔の理佐ちゃんを褒める俺

「ありがとう、写真集に備えてダイエットしたり運動してた効果だよ」
俺の褒め言葉につまんなそうに呟く愛しの理佐ちゃん

「そうなの・・・」
そんなこととは露知らない迂闊な俺

「だいたいあんたさ毎日のように愛しの理佐ちゃんとか天地開闢以来の美人とか騒いでるくせに私の変化に気づいてなかったわけ?」
ここぞとばかりに攻勢に転じる負けず嫌いな理佐ちゃん

「言われてみればいつもと様子が違ってたような、、、」
理佐ちゃんの勢いにタジタジな俺に

「普段から私のことちゃんと見てくれてないから変な心配しちゃうんじゃないの?」
なんて拗ねる愛しの理佐ちゃんに

「じゃあ、、、理佐ちゃんまだ処女守ってくれてるの?」
希望湧いて来たせいか躊躇いがちにアホなこと聞いちゃう俺

「変なこと聞かないでよ!」
真っ赤な顔で怒る理佐ちゃん

この反応は、、、

理佐ちゃんのおぼこい反応に希望が確信に変わりニヤニヤが隠しきれない俺に

「なんかこわ〜い」
なんて逃げてく理佐ちゃんだから好き

266 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第5話:2019/07/11(木) 14:50:37.99 ID:jjymHxnc0.net
「すぐに用意するから待っててね」

理佐ちゃんに手を振り伝説の種牛安平と供に牧場に向かう彦星な俺

牛飼いの俺が振る舞う焼肉はさぞ美味しかろうってな感じでお昼食べてから帰ることにした織姫な理佐ちゃん

そんな食べ物の誘惑に弱い理佐ちゃんの期待に応えるために最上級の肉を用意するつもりの俺


「安平相談あるからこっち来てくれ」
安平を牧場への道とは反対の森へと続く道に誘う俺

「相談なんてしなくても牛肉の目利きなら私に任せてくれれば天界でも最上級の肉を理佐ちゃんにお出ししますよ」

約22万頭もの子の父として伝説の種牛と呼ばれる自信が漲る安平のお言葉

そんな種牛安平の言葉には答えずに無言で大鉈を振りかぶる屠殺者な俺

「えっ!?」
突然己に向けられた凶暴な殺意にビビりおしっこチビる安平

「な、な、な、な、なぜですか、、、?」
おしっこが止まらない股間を手で隠しながら理由を訊ねるも恐怖から吃りまくる安平

「天地開闢以来の美人理佐ちゃんに振る舞う牛肉もまた天地開闢以来の種牛と呼ばれるお前が相応しいと思ってよ、理佐ちゃんに食べてもらえることを誉れに思い往生せいや!」

天帝の覚えめでたく天界の食肉産業の頂点に君臨していた驕りと油断ゆえか伝説の種牛とは思えない醜態を晒す安平に一喝よろしく引導渡す俺

そんな俺を

「やめんかい!」
なんて大声と共に蹴り飛ばす黒い影

「誰や!?」
地べたに転がり叫ぶ俺

「天帝ねぇ三郎様より天界の運営を任されてるNo.2の天神土田〜」
なんてデカイ顔の男

「牛は天神の使いにして聖なる眷族やババカタレが」
言うやいなや俺をボコボコにする天神土田

大鉈という武器を持っていながら素手の土田に一方的にボコられる弱いが過ぎる俺

「日頃から天帝の娘婿なのを良いことに横暴な振る舞いが多いからお前は天界の牛飼いクビにすっから」
ボコられ地べたに這いつくばる俺に無情な宣告な天神土田

「あばよ」
なんて俺の顔に唾吐きかける伝説の種牛安平



「えっ〜〜!?牛飼いクビになっちゃったの・・・」
最上級牛肉を持ち帰るどころかボコボコの姿で帰参した俺の哀れな現状に悲鳴あげる理佐ちゃん

「天界のNo.2天神土田とかいう奴がいきなり因縁つけてきて、、、不意打ち喰らわなきゃあんな奴一方的にボコってやるのに」
愛しの理佐ちゃんの前でささやかなプライドを覗かせる俺に

「不意打ち喰らわくてもあんた弱いじゃん」
なんて身も蓋もない理佐ちゃんだから好き

267 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第6話:2019/07/12(金) 14:26:46.31 ID:REdNYNdi0.net
「うまく貼れないから動かないでよ」

痛みでジタバタする俺を諭しながら絆創膏貼りに余念がない理佐ちゃん

天界No.2の地位に君臨する天神土田とかいうデカブツに一方的にボコられた挙げ句天界の牛飼いを解任された俺

「ねぇ、土田さんに文句言ってよ」

まさか俺が天界の宝とも言うべき伝説の種牛安平を理佐ちゃんのために焼肉にしようとした罪で解任されたとは知らない理佐ちゃんが土田の上司にあたる天帝ねぇ三郎に詰め寄る

「う〜ん、面倒くさい業務は全部アイツに任せて来たから俺が言っても無駄じゃねえかな、、、なんだったらアイツの方が立場上みたいなもんだしよ、、、」
なんて自嘲的に笑う頼りにならないねぇ三郎

「じゃあ私の俺君どうなっちゃうのよ!」
不当に職を追いやられた俺の身の上を案じる不安を怒りに変えてねぇ三郎に八つ当たりする身内には強気な内弁慶理佐ちゃん


「牛飼いの身分が無くなったら天界に居場所無くなるから人間界に追放だろうな」
所詮は気に入らない娘婿の俺がどうなろうと知ったこっちゃないらしく他人事みたいに呟くねぇ三郎

「え〜っ!?じゃあ私と俺君の七夕伝説めちゃくちゃじゃない」
なんて泣き出すなんだかんだ俺にベタ惚れな理佐ちゃん

「理佐ちゃん泣くなよ、理佐ちゃんのために頑張って天界に舞い戻ってくるからさ、それまで夜空に輝くベガでいてくれよ」
泣き出しちゃった理佐ちゃんを慰める俺

「そんなのやだよ〜」
なんて子供みたいに駄々こねて俺を困らせる理佐ちゃんだから好き

268 :名無しって、書けない?:2019/07/13(土) 19:16:26.58 ID:UVODzXmB0.net
織姫シリーズがだんだん崇高な神話に思えてきてならない…

「ローソク出せよ」でおなじみの旭川市出身のとある女性の話では北海道は旧暦の8月7日に七夕するらしいので、あと一ヶ月くらいは続けても大丈夫でしょうw

269 :名無しって、書けない?:2019/07/14(日) 01:51:54.63 ID:ww8Ju3tO0.net
>>268
俺もどんな話になるのか予想つかないですw

8月7日までには書き終わりたいw

270 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第7話 前編:2019/07/14(日) 03:13:07.94 ID:ww8Ju3tO0.net
「お疲れ様で〜す」

残業している先輩方に愛想振り撒き退社な俺

天界の牛飼いというセレブな立場を追われ人間界に追放されてからもうすぐ1年、、、

なんだかんだ会社に潜りこみ上手くやってる俺なのだ



「俺君お帰りなさい」
アパートに帰ってきた俺に声をかけてきたのは隣の部屋に住んでる菅井様だ

なんでも大層お金持ちな家の娘さんらしいが社会勉強のためにアパートで独り暮らしをしているらしい、、、

「あっ!?お金は月末に必ず返しますからお許しください」
慌てたふりしながら土下座で猶予を乞う天界一の牧場を経営し牛飼いの彦星と呼ばれた男のプライドは微塵もない俺

「違います!?違います!?」
どっちがお金貸してるか分からないぐらい狼狽して俺を立ち上がらせる菅井様

なんでもお金にだらしない俺がお金を使い果たし困っていないか心配で待っててくれたとのこと、、、

「ありがとうございます、ありがとうございます」
菅井様から追加ゆうしを受け米つきバッタの如くペコペコしながら我が部屋に消える俺




「理佐ちゃん七夕までには必ず戻るから待っててね〜」
俺が天界を追放されてから彦星こと恒星アルタイルが消えてしまい夜空に独り輝く織姫理佐ちゃんに祈る俺

271 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第7話 後編:2019/07/14(日) 03:13:39.14 ID:ww8Ju3tO0.net
「今日もお祈り捧げてるんですか?」
窓から身を乗り出し祈る俺に笑いかける菅井様とは反対側の隣人白石麻衣ちゃん

不動産屋さんに連れられ部屋の内覧に訪れた俺に優しい笑顔で会釈してくれた人類史上最高美人の麻衣ちゃん

俺が即決で入居を決めたのは言うまでもない



「あのう、、、今日も夕飯作り過ぎちゃったんですけど、、、」
麻衣ちゃんと出会った日を思い出してる俺にモジモジしなが切り出す麻衣ちゃん

「えっ!?今日もですか!?」
わざとらしく驚く俺

なんというか?この幸せ

可愛いお金持ち令嬢の菅井様といい人類史上最高美人のまいやんといい

恒星アルタイルがもたらす摩訶不思議な力で人間界に来て以来モテ期突入な俺なのであります



「アルタイルが居なくなっちゃってからなんだかベガが寂しそうですよね」
麻衣ちゃんの部屋でご飯食べ終わり食後のデザートを食べてる俺に窓を開けて話しかける麻衣ちゃん

「織姫様は彦星にベタ惚れだからね、でも必ず戻ってくるよ、彦星はそれ以上に織姫様にベタ惚れだからさ」
人類史上最高美人のまいやんにさりげなく理佐ちゃんへの変わらぬアムールを宣言する彦星な俺

人類史上最高美人のまいやんにモテてる俺に変わらぬ愛を誓わせる理佐ちゃんだから好き

272 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第8話 前編:2019/07/15(月) 09:46:17.55 ID:8u8T7qLP0.net
「はぁ、疲れたび〜」

今日も今日とて仕事に精を出し疲れきって帰宅な俺

天界に居た頃は天帝の娘婿というコネと伝説の種牛安平を抱えてたせいで従業員任せな経営方針に胡座をかいて居られた彦星な俺

しかし、コネも従業員も居ない人間界では地べたに這いつくばって生きるしかないのだ、、、

「天地開闢以来の美人理佐ちゃん!必ず功なり成り名を遂げて再び夜空に輝く恒星アルタイルに戻ってみせるから待っててね!」
お風呂上がりに窓を開けて夜空に輝く恒星ベガこと織姫理佐ちゃんに誓う俺


「おかえりなさい」
そんな俺に部屋の窓を開けて声をかけてくる人類史上最高美人の白石まいやん




「なんだか毎日申し訳ないっす」
理佐ちゃんへの誓いとは裏腹にまいやんからの夕飯の誘いに鼻の下を伸ばす下心な俺

「たまたま作り過ぎただけだから遠慮しないでください」
ほぼ毎日同じ言い訳のまいやん

愛しの理佐ちゃんとは25光年なんて気の遠くなるほど遠く離れてしまったけどこんな凄い美人に慕われるなら人間界もそう悪くないな

なんて考える浮気な俺

273 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第8話 中編:2019/07/15(月) 09:47:35.27 ID:8u8T7qLP0.net
「こんな美味しいご飯食べさせもらえる麻衣ちゃんの彼氏さんが羨ましいな」
さりげなく探りを入れる俺に

「そんな人居ませんよ〜」
恥ずかしそうに答える期待を裏切らない美人まいやん

「俺さんこそ遠距離の彼女さんの所に早く戻れると良いですね」
ちょっと淋しそうにこっち見るまいやん

「いや〜、彼女なんかじゃないよ、彼女居なくて淋しいから頭の中で作り出した架空の彼女だから気にしないでよ」
淋し気なまいやんの美人過ぎる視線にいとも容易く理佐ちゃんを裏切る背信の俺

「そうなんですか、、、」
戸惑いながらもちょっと嬉しそうなまいやん

「なんだかモテない男みたいで恥ずかしいなぁ、、、」
しらじらしい芝居する俺に

「ちょっと嬉しいかも」
なんて呟くまいやん

「えっ!?」
まいやんの呟きを見逃さず大げさに驚く俺に

「あっ!?なんでもないです」
慌てて窓を開けて誤魔化す白石まいやん

可愛いな〜

まいやんの可愛さに感動する俺を

「あれ?ベガも見えなくなっちゃいましたよ」
なんて窓際に誘うまいやん

「天変地異の前触れかもよ」
まいやんの誘いに浮かれながら冗談言う俺に

「もう、脅かさないでくださいよ」
なんて甘え声で文句言うまいやんだから好き

なんて締めの文句もまいやんに改変しちゃうほど浮気心に流され理佐ちゃんを忘れる裏切りの俺

274 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第8話 後編:2019/07/15(月) 09:48:15.35 ID:8u8T7qLP0.net
「あぁ〜人生って素晴らしいな〜、彦星に生まれて良かった」
恒星アルタイルの力とはいえ人類史上最高美人のまいやんにモテて浮かれまくりながら部屋に戻る俺

「あれ?電気点けっぱなしで出ちゃったかw」
呟きながら部屋のドア開けるニヤニヤが止まらない俺に


「浮かれてんじゃねーよ」

なんていきなりのドス声!?

「り、理佐ちゃん!?」
懐かしくも恋しいドス声に驚く俺

「私のこと覚えてくれてたんだ」
嫌味を言いながら氷の眼差しで俺を睨む理佐ちゃん

「理佐ちゃん会いたかったよ〜」
理佐ちゃんの嫌味も構わず嬉し過ぎて理佐ちゃんに抱きつき号泣開始な俺に

「ウソついてんじゃねーよ」ってドス効かすくせに

「後でお説教だからね」
なんて俺の頭いい子いい子してくれる理佐ちゃんだから好き

275 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第9話 前編:2019/07/16(火) 21:01:51.99 ID:ylDUR7by0.net
「理佐ちゃん・・・そろそろ足を崩してもいいでしょうか・・・?」

正座しながら理佐ちゃんにお伺い立てる俺

1年近く遠く25光年も離れだった彦星な俺と織姫の理佐ちゃん

再会出来た感動に号泣してしまった俺に頭いい子いい子してくれた理佐ちゃんだったけど、、、

それが済むと隣の部屋に住む人類史上最高美人の白石まいやんとイチャイチャしてた俺を正座させて予告通りに説教始めた理佐ちゃんだったのである、、、


「本当に反省してる?」
疑いの眼差しで聞いてくる理佐ちゃん

「反省してます」
すかさず床に手をつき土下座で答える俺

そんな俺を腕組みして見下ろすドSな理佐ちゃん

ヤバイぐらいのクールビューティーや・・・

土下座しながらも天地開闢以来の美人理佐ちゃんの美しさに感動する俺

「じゃあ許してあげる」
俺の感動が伝わったのかやっと許してくれる以心伝心な理佐ちゃん




「相変わらずだらしないなぁ」

散らかし放題の俺の部屋にため息つきながら片づけしている整理整頓大好き理佐ちゃん

「もう遅いから明日にして寝ようよ」
さきほどから布団に寝転がり理佐ちゃんを誘うヤル気満々な俺

何しろ1年ぶりに再会果たしたんだから当然だわな

どんな理由で俺を訪ねて来てくれたかは知らないが

1年に1回しか会えない2人なんだからこのチャンス逃してなるかな俺なのだ

276 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第9話 後編:2019/07/16(火) 21:02:18.88 ID:ylDUR7by0.net
「ねぇ理佐ちゃん〜寝ようよ〜」
さかりのついた猫よろしく猫なで声出す俺

「うるさい!ちょっとは手伝ってよ!」
俺のヤル気に苛立つ愛しの理佐ちゃん

「すいません」
謝ると同時に片づけの手伝い始める理佐ちゃんに忠実な俺

どうやら愛する俺の部屋が散らかり放題なのを見かねて片づけに来てくれたらしい理佐ちゃん

甲斐甲斐しい理佐ちゃんを手伝はねばバチが当たる

それに2人で片づければ早く済むからエッチする時間も作れるってもんだ

あくまで前向きな俺だったのではあるが、、、



「やっと終わった」
空も白み始める頃に片づけが終わり疲れ果てると共に1年ぶりのエッチを逃した事を悟る俺

せっかく理佐ちゃんが25光年もかけて訪ねてくれたのに、、、

一夜限りの逢瀬を部屋の片づけに費やし無に帰してしまい来年の七夕まで待たねばならない自分にガッカリな俺



「これからはあんまり散らかさないでよ」
注文つけてくる理佐ちゃん

「うん・・・」
日ごろのだらしなさが祟り理佐ちゃんとのエッチを逃した悲しみに肩を落とす俺

「なにガッカリしてんの?」
俺の気も知らずに無邪気な理佐ちゃん

「いや、別に・・・」
25光年離れた場所から愛する俺の部屋を片づけに来てくれた理佐ちゃんにエッチ出来なくて落ち込んでるとは言えない切ない俺に

「まぁ、これからは私が一緒だから散らかる心配無いか」
なんてポツリと呟く超絶サプライズな理佐ちゃんだから好き

277 :名無しって、書けない?:2019/07/17(水) 21:13:27.22 ID:1Rnj2ElM0.net
あげ

278 :名無しって、書けない?:2019/07/18(木) 21:51:53.24 ID:FchZ0wOO0.net
あげ

279 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第10話:2019/07/19(金) 15:29:17.29 ID:UJvoKWz70.net
「一緒!?今一緒だからって言ったの!?」

俺のだらしなさに呆れながらも優しく微笑む理佐ちゃんにめっちゃ嬉しい期待に浮かれながら聞く俺

織姫理佐ちゃんが俺を愛するあまり七夕を待ちきれずに1年に1度の逢瀬にやって来たと思ってた俺


「うん、俺君が彦星じゃなくなっちゃったからさ、私も織姫辞めたら七夕縛りも意味無いからね」
俺の期待に応えるようにとびきりの笑顔な理佐ちゃん

やっぱり天地開闢以来の美人理佐ちゃんは可愛いなぁ

理佐ちゃんの可愛いが過ぎる笑顔に思わず感動する俺


そして俺のために朝ご飯作りたいなんて言ってくれる理佐ちゃんと早朝からやってるスーパーに向かう俺と理佐ちゃん

「ところでさ、理佐ちゃん居なくなったら天界の衣服が足りなくなるんじゃない?」

理佐ちゃんと手を繋ぎながらスーパーに向かう俺の素朴な疑問

「う〜ん?分かんないけど土田さんが何とかするんじゃない」
人間界で俺と暮らせる嬉しさからかもはや天界に未練が無いらしく投げやりに答える理佐ちゃん

「土田か・・・1年前は引き分けで許してやったけど近い内に決着つけないとな」
理佐ちゃんと手を繋いでエネルギーがチャージされたせいか強気に笑う俺に

「一方的にボコボコにされたの忘れちゃったの!?」
なんて驚く空気読めないとこも可愛い愛しの理佐ちゃん

「あれは敵に先にやられた方が盛り上がるからわざとだよ」
愛する理佐ちゃんの前で虚勢張る俺


「まあ見てなよ、この1年で土田の野郎をボコボコにして天界の牛飼いに復帰する算段はとっくについてんだ」

本当は恒星アルタイルの摩訶不思議な力のお陰で両隣の菅井様と白石まいやんにモテまくりのほほんと時を無駄にした俺、、、

つい理佐ちゃんの前では意気がってしまう俺なのだ


「弱いくせに意気がってんじゃねーよ」
手を繋いだままドス効かせ立ち止まる理佐ちゃん

「うん・・・」
久しぶりの理佐ちゃんのドスに戦々恐々な俺に

「天界に復帰したらまた1年に1回しか会えなくなっちゃうじゃん」
なんて俺を見つめながら乱暴に呟く照れ隠しな理佐ちゃんだから好き

280 :名無しって、書けない?:2019/07/21(日) 01:27:23.41 ID:BJiDrqUQ0.net
なんか落ちるの早いなw

281 :名無しって、書けない?:2019/07/22(月) 21:14:02.99 ID:PVastFvC0.net
あげ

282 :名無しって、書けない?:2019/07/23(火) 21:59:35.74 ID:2lMc4DoN0.net
保守

283 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第11話:2019/07/24(水) 14:01:58.50 ID:CikRAAJx0.net
「行ってきま〜す」

台所で朝ごはんの片づけしてる理佐ちゃんに声かけ出社の俺


一晩中部屋の片づけに付き合わされ寝不足である

しかし、、、

いかに織姫理佐ちゃんと暮らし始めたとはいえ地上に降りて生活するには日々の糧を稼がねばならない彦星な俺


「ちょっと待って〜」
なんて声が裏返るほど慌てて玄関に駆けてくる愛しの理佐ちゃん

「どうしたの声裏返してw」
可愛すぎる裏声理佐ちゃんをからかう俺

「うるさい!黙って」
からかう俺を一喝する負けず嫌いの理佐ちゃん

「すいません」
お約束の恐縮する俺に

「うん、許してあげる」
なんて微笑みながらお弁当差し出す理佐ちゃん




「なんだか新婚に戻ったみたいで嬉しいな〜」
アパートの窓から手を振る理佐ちゃんに手を振り返しながら駅に急ぐ俺

理佐ちゃんと玄関でイチャイチャしてたせいで遅刻寸前って訳だ


「おっ!麻衣ちゃん発見!」
駅の手前で前を歩く隣人白石まいやんに気づきラッキーな俺

「麻衣ちゃんおはよ〜」
最高の笑顔でまいやんにシッポ振る俺

理佐ちゃんという最愛の嫁と暮らしながらもまいやんにモテていたい俺なのだ、、、


「あっ、おはようございます」
そんな俺の気持ちとは裏腹に素っ気ない人類史上最高美人の白石まいやん

まいやんの素っ気ない態度にショック受けてる俺を置き去りにして早歩きで駅に消えてく理佐ちゃんの次に愛しのまいやん

「なんでや〜昨日まであんなに俺に惚の字やったのに〜」
なんてTwitterの親友トラさんの関西弁がちょっと伝染りながらも地面叩いて嘆く俺に

「嘆いてんじゃねーよ」
いつの間にか現れドス効かす理佐ちゃん

「浮気防止のためにアルタイルの力封印しといたから」
なんて俺がモテないように恒星アルタイルの力を封じるヤキモチ妬きな理佐ちゃんだから好き

284 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第12話 前編:2019/07/25(木) 11:55:55.11 ID:N9HgViXI0.net
「やっかいな事になっちまったぜ・・・」

ヤキモチ妬きな恒星ベガこと織姫の理佐ちゃんに恒星アルタイルのモテパワーを封じられた俺

隣人にして菅井財閥のお嬢様であるゆっかーに見つからないように息を潜めながら帰宅ってわけだ

アルタイルの力で菅井様に惚れてもらうことで借金の催促を止めてた俺

その力が封印されたらもはや借金返済待った無しやろが〜


「ヤキモチ妬かれるのは悪い気はしないけど時と場合によるよな・・・」
なんてアパートの廊下を抜き足差し足忍び足してたら

「わっ!」
なんて背後から嚇かす声

慌てて振り向く俺の目に飛び込む可愛いが過ぎる理佐ちゃん

「なにやってんの?」
微笑みながら聞いてくる呑気な理佐ちゃん

そんな理佐ちゃんの口を塞ぎアパートの外に連れ出す俺



「いきなり何すんのよ!」
アパートの外に出た途端キレる理不尽な理佐ちゃん

「キレたいのはこっちだよまったく、かくかくしかずか・・・etc」
理佐ちゃんのせいでモテパワーを失った俺に菅井様が借金返済を迫るであろうことを説明する俺

285 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第12話 後編:2019/07/25(木) 11:56:22.40 ID:N9HgViXI0.net
「え〜〜っ!?あんた借金あんの・・・」
大げさに悲鳴あげる愛しの理佐ちゃん

「そんなビビんなくても大丈夫だよw」

天界の支配者天帝の娘として育ってきたせいか借金という言葉に過剰な拒絶反応しめす理佐ちゃんの気持ちをやわらげようとことさら笑う俺

「いくらぐらい借りてんの・・・?」
恐る恐る聞いてくる理佐ちゃん

「返す気ないから憶えてないけど50万ぐらいかなw」
ビビる理佐ちゃんを力づけようと胸を叩き高笑いする俺

「えっ!?返さないの?」
踏み倒し上等な俺に驚く理佐ちゃん


「いざとなったら踏み倒すつもりでか弱い女から借りたんだから心配無用だよwww」

今はしがないサラリーマンに身をやつしているが元は天界一の牛飼いと呼ばれた彦星アルタイルな俺

いかに可愛い菅井様に借りたとはいえ下々たる人間相手の借金なんぞ踏み倒すのに些かの罪悪感も躊躇も無いのだw


「俺君手出して」
高笑いする俺にクールな顔して手を伸ばす理佐ちゃん

「うん?」
なんの疑いもなく手を出す俺に

「人間相手に卑劣なことするのは私の大好きな俺君じゃないだっちゃ!」
なんてラムちゃんばりの電撃喰らわすうる星やつらな理佐ちゃん

「いつの間に電撃なんて身につけたんや・・・」
電撃に痺れながら倒れる俺、、、

深田恭子も良いが東京ガスの新CMは理佐ちゃんで見てみたいと思わせるラムちゃんみたいな理佐ちゃんだから好き

286 :名無しって、書けない?:2019/07/26(金) 13:42:25.45 ID:K2bJWUVf0.net
明日は美人という形容詞が「やっと心から形容出来る!」って思わずガッツポーズしたといわれる理佐ちゃんの誕生日ですな

理佐ちゃんを形容するために生まれた『美人』にしてみたら理佐ちゃん以外の女性を形容するのに忸怩たる思いもあったのでしょう、、、

287 :名無しって、書けない?:2019/07/27(土) 00:12:57.32 ID:+X5zDyAJK.net
>>286
天地開闢以来の最高傑作を自分の画力で描けるわけがないんですが
お祝いの気持ちだけでも
http://o.8ch.net/1i2yj.png

288 :名無しって、書けない?:2019/07/28(日) 10:34:13.97 ID:NYMYZkv30.net
>>287
ありがとうございます

理佐ちゃんは神の最高傑作ですから我々人間の筆で表すのはなかなか難しいとは思いますが、、、
その難事に果敢に挑戦したチワン先生の勇気に感動していますm(__)m

289 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第13話:2019/07/30(火) 13:37:33.89 ID:hhi3sZ8G0.net
「借りたお金はちゃんと返しなよ」

俺の卑劣なやり口に怒りの電撃喰らわした織姫理佐ちゃん

電撃に痺れ地べたに突っ伏す俺を腕組んで見下ろし借金返済令を発令するの図ってわけだ、、、

さすが天界ではドSの理佐様で有名な理佐ちゃん、、、

男を見下ろす姿も絵になるじゃねえか


なんて呑気なこと言ってる場合じゃない俺、、、




「お許しください菅井様」
なんて土下座で憐れみを乞う俺

踏み倒す積もりの借金を理佐ちゃんの返済令に押されて返すための分割案を菅井様の部屋にて交渉中ってわけだ

「う〜ん、私は返していただけるなら分割でもいいんですけど・・・ 」
困ったように呟き横を見る菅井様

うっ、理佐ちゃんが恒星アルタイルのモテ力を封じるまでは返済なんていつでもいいとか言ってたくせに・・・

なんだったら返さなくてもいいぐらいの風情だったのに今は分割でも返すのが前提みたいな菅井様の心変わりに寂しさを感じる俺

「お嬢様、こんなどこの馬の骨とも分からない小僧に甘い顔は禁物ですよ」
なんて菅井様の横で俺にライフル突きつける菅井様の執事こと爺や

くっ、天界の支配者天帝の娘婿たるこの俺をどこの馬の骨呼ばわりしやがって・・・

菅井様に見えないように爺やを睨む俺

「そんな、どこの馬の骨なんて言い過ぎよ」
さすがはややポンコツなれど性格の良さには定評のある菅井様

「お嬢様、お言葉ですが甘うございます、この者の顔は典型的な踏み倒し野郎の面相でごさいますぞ」
なんて俺を睨み返す気骨溢れる爺や

さすが菅井財閥のお屋敷を采配する執事や・・・

爺やに睨み返されガクブル半端ない俺

290 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第13話 後編:2019/07/30(火) 13:38:05.30 ID:hhi3sZ8G0.net
「しかしアルタイルのモテ力が無いと俺はこんなにも無力なのか・・・」

なんだかんだ優しい菅井様が爺やをなだめてくれたけど結局折衷案の2回払いで返済させられることになりただただ疲れきって我が部屋に戻る俺

そんな俺を

「おかえり〜」
可愛い過ぎるエプロン姿で迎えてくれる理佐ちゃん

「理佐ちゃん居るからアルタイルのモテ力なくても別にいいかw」
可愛い過ぎるエプロン理佐ちゃんに一瞬で上がる俺の気持ち

「なにニヤニヤしてんのよ?キモいから俺君の大好物の肉豆腐はお預けね」
なんてイタズラに笑う愛しの理佐ちゃん

恒星アルタイルのモテ力が無くても変わることなく俺を愛してくれる理佐ちゃんだから好き

291 :名無しって、書けない?:2019/07/30(火) 13:39:03.20 ID:hhi3sZ8G0.net
>>289
タイトルに前編入れ忘れた(-o-;)

292 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第14話:2019/07/31(水) 22:30:01.11 ID:/zlENVpN0.net
「え〜っ!?貯金全然無いの・・・」

菅井様との交渉を終えて理佐ちゃんの作ってくれたご飯を食べながら我が家の財政を聞いて悲鳴あげる織姫の理佐ちゃん

「当たり前だろ、そんな余裕があったら借金なんて作るわけないだろ」
理佐ちゃんの作ってくれた俺の大好物豚のしょうが焼きを夢中で口にかきこみながら答える俺

「威張ってんじゃねーよ」
そんな俺に呆れながらもドス効かす理佐ちゃん

「もうご飯つぶ付いてるよ」
なんて俺の頬に付いたご飯を摘まむと自分の口に放り込む理佐ちゃん

「なんだか照れるじゃねーか」
理佐ちゃんのちょっとした仕草にも愛情感じて照れる俺

「いちいち照れなくいいよ」
俺の照れが伝染しないようにことさらクールな理佐ちゃん

「よく考えたら俺君が貯金なんて出来るわけないか」
俺への愛情は愛情として思わずため息つく理佐ちゃん

「理佐ちゃんおかわりちょうだい」
理佐ちゃんのため息もなんのその4回目のおかわりを求めお茶碗差し出す大飯喰らいな俺を

「財政難の招いたくせに何杯おかわりすんのよ〜」
なんて悲鳴あげながらもご飯をよそってくれる愛しの理佐ちゃん

「理佐ちゃんの作るご飯が美味しすぎるから箸が止まらんのや」
なおも豚のしょうが焼きにがっつきながら答える俺

「もう、もう少し焼いちゃおうかな」
なんてウキウキしながら追加のしょうが焼きを作りに台所に向かう流されやすい理佐ちゃん


財政難はどうしたんじゃい・・・

なんて唖然としながらも愛おしい理佐ちゃんの背中を見送る俺

豚のしょうが焼き作りながらお味噌汁にケチャップ入れてる上機嫌な理佐ちゃんだから好き

293 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第15話 前編:2019/08/05(月) 05:32:19.64 ID:I9ICIKDQ0.net
「理佐ちゃんまだ寝ないの?」

ここ数日夜遅くまで何やらやってる理佐ちゃんに声かける寝落ち寸前の俺

「う〜ん、もうちょっと起きてるから先に寝てて」
なんて連れない返事する理佐ちゃん

「天界から地上に降りて来てすっかり夜更かしになっちゃったな・・・」
夜空に輝くベガの化身織姫のくせに深夜番組にでもハマったのかなかなか寝ない理佐ちゃんに呆れる俺

「うるさい!俺君こそ会社有るんだから早く寝なよ!」
なんて箱ティッシュ投げてくる短気な理佐ちゃん

「すいません・・・」
すかさず謝罪する理佐ちゃんファーストな俺ではあるが


ちっ、太古の昔から七夕の晩に年に1回しか会えなかった空白を埋めるために毎晩エッチしたいのにな・・・

なんて愛と情欲が同居するかのような哀しみを抱えながら理佐ちゃんの様子を窺う彦星な俺

その目に飛び込んできた機織り機で布作りに励む理佐ちゃん

「流石は天界一の機織り職人織姫や・・・」
手際よく機織り機を操る理佐ちゃんに感嘆のため息つく俺に

「覗いてんじゃねーよ」
なんてドス効かす理佐ちゃん

「毎晩やってたの・・・」
思いがけない理佐ちゃんの姿に疑問符な俺

「家計の足しになればと思ってさ、誰かの借金が有るからさ」
照れ隠しに俺の借金を責める可愛いが過ぎる内助の功な理佐ちゃん

「理佐ちゃんありがとう〜てっきり深夜番組にハマって夜更かししてんのかと思ってたよ〜」
思わず涙チョチョ切れな俺

「あんたと一緒にしないでよ」
俺の言葉が心外でむくれる理佐ちゃん

「すまなんだ〜」
謝罪しながら理佐ちゃんに抱きつこうとする抜け目ない俺を

「うざい!邪魔だがら早く寝て!」
なんて軽い一喝で軽くいなす内職心に火が点いてる理佐ちゃん

「おやすみなさい」
理佐ちゃんの一喝に回れ右して寝室に消える俺

理佐ちゃんの機織り機の音だけが夜明け近くまで響く渡邉家・・・

294 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第15話 後編:2019/08/05(月) 05:36:22.53 ID:I9ICIKDQ0.net
「ふぁ〜、眠すぎる」
なんてアクビしながら朝ごはん作ってくれる理佐ちゃん

「俺も眠すぎるから会社休もうかな」
内職疲れからアクビする理佐ちゃんに朝寝の気配を感じてスケベ心出す俺

「あんたは早く寝たでしょ」
俺に冷たい視線送る理佐ちゃん

「あっ、遅刻しちゃうから行くかな」
理佐ちゃんの氷の眼差しにビビり立ち上がる前言撤回の俺

そんな俺に満足そうな笑顔浮かべてたくせに

「あ〜っ、やっちゃった」
なんてとっぜん悲鳴上げる理佐ちゃん

「どうした理佐ちゃん!?」
愛しの理佐ちゃんの悲鳴に色めき立つ俺に

「ごめ〜ん、お弁当忘れてた・・・」
なんて申し訳無さそうに両手合わせる理佐ちゃんだから好き

295 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第16話 前編:2019/08/06(火) 12:35:52.63 ID:FG7wAyge0.net
「やはり理佐ちゃんのお弁当食べれないのは大問題だよなぁ」

愛しの理佐ちゃんには明け方近くまで内職頑張ったんだから気にしないでよなんて言ってはみたものの・・・

吉牛で味気ないお昼ご飯を済ましてみたらやはり嘆かずにはいられない彦星な俺


「だいたい機織り機なんてどこで調達したんやろか?」
お昼休みの公園でOLさん見物しながらベンチに寝ころがる俺

「それは私が天界から運びましたんや」
話しかけてくる隣のベンチの怪しい人影

いや、牛影か・・・


「わっ!?お前なにやってんだよ!?」
突然現れた伝説の種牛安平にびっくり仰天な俺

「そんなに驚かなくてもいいんやで」
驚く俺にちょっと尊大な口利く安平

「別に驚いてねえよ」
伝説の種牛安平の尊大な態度に気圧されまいと虚勢張る俺

「天神土田様から理佐ちゃんの護衛頼まれましてね、ついでに機織り機も運ぶように言われますてん、面倒くさいけどわし天神の使いなもんで断れませんのや」
苦笑いしながらタバコに火を点ける安平

「おい!タバコは種牛には禁物だろが!」
種牛のくせにタバコを吸い出す安平に注意する元牛飼いの俺

「ふっ、地上に降りて人らしく暮らしててもやっぱり素性は隠せまへんな」
なんて嬉しそうに目を輝かせる安平

296 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第16話 後編:2019/08/06(火) 12:36:52.83 ID:FG7wAyge0.net
なんやこいつ?牛の分際でイキりやがって・・・

なんだって安平が俺の前に現れたのか意味が分からず途方に暮れてたら

「おまえコラー!公園でタバコ吸うとは何事じゃボケー!」
なんて安平を怒鳴る公園の管理人A

「今晩は焼肉かすき焼きやなw」
嬉しそうに鉈を回す管理人B

太陽を反射する鉈の煌めきに冷や汗ダラダラな伝説の種牛安平


「あんちゃんこの牛の飼い主かい?」
念のため俺に確認してくる管理人A

「全然知らないっす」
面倒に巻き込まれたくないので華麗にスルーして会社に戻ろうと歩き出す俺

「あんちゃん賢いな」
ニヤリと笑う公園の管理人さんたち

牛のくせに脱兎のごとく逃走する安平

昼休みが終わる前に帰らねばと喧騒に包まれる公園を足早に去る俺



「あっ!帰ってきた!」
なんて会社の前で俺を見つけて手を振る天地開闢以来の美人理佐ちゃん

「理佐ちゃんどうした〜」
昼休み終了寸前に間に合った喜びとまさか居るはずの無い理佐ちゃんが居る喜びに理佐ちゃんを抱きしめようと駆け出す俺


「こんなとこで抱きついてんじゃねーよ」
俺の手から逃れながらドス効かす理佐ちゃん

「まさか理佐ちゃんが居ると思わないから気が動転してしまった」
言い訳する俺

「動転するたびに抱きつかないでよね」
人目を気にしてむくれるふりする恥ずかしがりな理佐ちゃん

「ところでどうしたの?」

早いとこ会社に戻らないとヤバイので理佐ちゃんのむくれるふりはスルーして聞く俺に

「お弁当作り忘れちゃったからさ、慌てて作ってきたんだ」
なんてお弁当差し出す理佐ちゃんだから好き

297 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第17話 前編:2019/08/10(土) 09:40:30.66 ID:b/AlH52Nd.net
「ねぇ、そろそろ戻った方が良くない?」

とっくにお昼休みも終わったというのに呑気に理佐ちゃんの持ってきてくれたお弁当食べてる俺を心配する理佐ちゃん

「ちょとぐらい大丈夫だよw」
理佐ちゃんの心配をよそに理佐ちゃんと束の間のデートを楽しみたい俺

「それになんだか騒がしいしさ」
喧騒半端ない公園に落ち着かない様子の理佐ちゃん


それはそうだろう

ついさっきまで公園の管理人たちが伝説の種牛安平をすき焼きにするために追いかけ回して修羅場だったんだからw


「さっきまで牛追い祭りしてたからねw」
空になったお弁当箱を理佐ちゃんに渡しながら高笑いする俺

なんだかんだ天界を追放される原因になった安平がすき焼きにされるのは悪い気がしない俺

「訳分かんないこと言ってんじゃねーよ」
弁当箱しまいながら高笑いする俺に軽いドス効かす理佐ちゃん




「じゃあ頑張ってね」
俺に手を振りながら地下鉄の駅へと続く階段に消えてく理佐ちゃん

「やっぱり天地開闢以来の美人は後ろ姿も美人だわ」
なんて理佐ちゃんの美しい後ろ姿を見送りながらうなづく俺

仕事に戻れとしぶる理佐ちゃんを説得して駅までお見送りにきた仕事より理佐ちゃんファーストな俺

男の人生で1番尊いのは仕事人間であるなんて価値観で天界一の牛飼いに成り上がった俺ではあるがこの地上では仕事より理佐ちゃんというクオリティーライフな俺なのである、、、

298 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第17話 後編:2019/08/10(土) 09:40:55.62 ID:b/AlH52Nd.net
「こんな時間に戻ってきて何考えてんだ〜」
めっちゃ怒る俺の上司

理佐ちゃんを見送りさらなるクオリティーライフを目指しパチンコ屋さんに寄ってしまった俺、、、

「チキショー、タイムカード押しに戻ったのが運の尽きってわけか!」
おこづかいはパチンコでやられ残業まで押し付けられ泣き面に蜂な俺

理佐ちゃんに帰り遅くなるって知らせねば

なんてスマホ取り出ししばし思案な俺

電話だと怒られるかもだからLINE選択する姑息な俺


さあ、理佐ちゃんにも帰宅遅れるの知らせたから仕事頑張んべえ!

なんて張りきってた矢先に

「七夕ぐらいは早く帰ってきてよ」
愛しの理佐ちゃんからのLINEだ

「やべえ!?完全に忘れてた」
理佐ちゃんのLINEで織姫と彦星たる理佐ちゃんと俺の宿命の1日を思い出す俺

地上で一緒に暮らしてても年に1度の七夕を大切にしたい理佐ちゃんだから好き

299 :名無しって、書けない?:2019/08/12(月) 19:10:52.28 ID:OToFdO9td.net
上げ

300 :名無しって、書けない?:2019/08/14(水) 11:33:21.71 ID:R1WxI6XoK.net
わたしたちの地球が
たんじょうしてから
なん十億年の歴史の中で
べっぴんさんとしての
りそうを具現化した
さいこう傑作と呼ばれる

わたなべりさです♪

という保守

301 :名無しって、書けない?:2019/08/16(金) 13:24:01.87 ID:jqtT2nLDd.net
保守

302 :名無しって、書けない?:2019/08/18(日) 16:41:25.86 ID:wf1h8FJc0.net
>>300
理佐ちゃんの本質を鋭くえぐるさすがの縦読みw

303 :名無しって、書けない?:2019/08/20(火) 16:19:30.42 ID:bYRBUj2t0.net
忙しい(-o-;)

304 :名無しって、書けない?:2019/08/22(木) 21:48:36.88 ID:Lq/iYrDa0.net
迷いの中やで(-o-;)

305 :名無しって、書けない?:2019/08/23(金) 23:51:51.97 ID:ZA/agERNK.net
ぺー「なーこちゃん何してるの」
なーこ「マヨネーズ一気飲み」
ぺー「一本もう空になってるね」
なーこ「マヨ、胃の中やで」

306 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第18話 前編:2019/08/26(月) 00:39:31.32 ID:3RiIze300.net
「七夕ぐらいは早く帰ってきてよ」

なんて織姫な理佐ちゃんの願いを叶えるため仕事を放りだし会社を飛び出し街に出る彦星な本性に忠実な俺


「めっちゃ雨やないか・・・」
勢いよく飛び出したはいいが異常な暑さの反動で外は豪雨さ、、、涙


「ちきしょ〜肝心な時に運に見放されるなんて何のために日頃の行ないを良くしてるか分からねえじゃねえか!」
思わず天を睨み嘆息する健気さが報われない俺

しかしそんな俺を天は見放していなかったらしく

「俺さん何やってるんですか?」

なんて声かけてきたのは隣の部屋の白石麻衣ちゃんだ!?

「麻衣ちゃんこそこんな時間にどうしたの?」
嬉し過ぎるシンクロときめきに聞かずにはいられない恋に生きる宿命を背負ったアルタイルな俺

「先輩の残業に付き合わされてたんですよ〜」
なんてわざとらしくしかめっ面する可愛い麻衣ちゃん

「うわっ、俺と一緒だよ、嬉しい偶然やな〜」
なんて麻衣ちゃんに調子を合わせる俺

調子のいい俺を思案顔で見つめる麻衣ちゃん

なんちゅう美人やねん、、、

麻衣ちゃんの美しさに圧倒される俺


さすがにわざとらしかったか、、、

麻衣ちゃんの様子にシンクロときめきを大げさに喜んだことをやや後悔する俺に

「入ります?」
なんて傘を差し掛けながら聞いてくれる優しい麻衣ちゃんなのだ

307 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第18話 後編:2019/08/26(月) 00:40:03.94 ID:3RiIze300.net
もしかしたらアルタイルの力抜きで惚れられてるのかも・・・

女を惹き付けてやまない恒星アルタイルの魔力を理佐ちゃんに封印されてる俺と相合い傘してくれる麻衣ちゃんに都合のいいifを思い浮かべる俺


「いやぁ、助かったよ、ついつい仕事に夢中になりすぎて雨降ってるなんて全然気づかなくてさ」
わざとらしく頭をかきかきしながら仕事熱心な男アピールな俺

さっきまでの豪雨はやや小降りや

「もう少し寄ってくれないと濡れちゃいますよ」
遠慮して右肩を傘の外に出してる俺のためにくっついてくる絶世の美女麻衣ちゃん

「あっ、奥さんに怒られちゃいますね」
なんて申し訳なさそうに呟き傘を俺に差し掛けたままちょっと離れる麻衣ちゃん

「おっ、おくさん!?」
離れた麻衣ちゃんの肩が濡れないように傘を押し返しながら麻衣ちゃんの美しい口から飛び出した奥さんなる言葉に驚く俺

「この前奥さんに聞きましたよ、彼女さんかと思ってたからちょっとビックリしちゃいました」
ちょっと寂しそうにする麻衣ちゃん

愛しの理佐ちゃん恐るべし、、、

恒星アルタイルの持つモテモテ力を封じただけじゃなく麻衣ちゃんに奥さんアピールしてた理佐ちゃんに冷や汗や、、、

用意周到に俺の浮気チャンスを事前に潰す理佐ちゃんだから好き

308 :名無しって、書けない?:2019/08/26(月) 00:41:09.11 ID:3RiIze300.net
>>305
ダジャレ保守ありがとうございますm(__)m

309 :名無しって、書けない?:2019/08/28(水) 12:13:36.37 ID:mPeol3/B0.net
雨ですわ

310 :名無しって、書けない?:2019/08/30(金) 10:18:32.25 ID:xXhsCNkPK.net
わたしをいつも
たすけてくれるのは
なぜかって
べつに
りゆうを
さがす必要もない俺君が好き

わたなべりさです♪

311 :名無しって、書けない?:2019/08/30(金) 22:24:46.23 ID:kOydFJBD0.net
>>310
ありがとうございますm(__)m

312 :名無しって、書けない?:2019/09/02(月) 13:19:35.64 ID:bQ2o7CRJ0.net
モチが湧かない(-o-;)

313 :名無しって、書けない?:2019/09/03(火) 00:20:14.91 ID:7v39KREhK.net
なーこ「このスレ、と掛けまして」
ぺー「なぞかけ珍しいね」
なーこ「大学受験の志望校、と解きます」
ぺー「その心は?」
なーこ「どちらも『落とせば楽になるよ』」フフッ
ぺー「悪魔のささやきってやつだ」

314 :名無しって、書けない?:2019/09/03(火) 11:28:34.18 ID:zqLbQluk0.net
>>313
まさに悪魔の囁き(-o-;)

315 :名無しって、書けない?:2019/09/04(水) 22:44:18.90 ID:0s+qJ1Xf0.net
ねるちゃんや
あぁねるちゃんや
ねるちゃんや
欅の事は 夢のまた夢

などと短歌で保守

316 :名無しって、書けない?:2019/09/06(金) 22:41:24.44 ID:aI/KRcTV0.net
悩むぜ

317 :名無しって、書けない?:2019/09/07(土) 13:15:07.09 ID:TM6q8kxzK.net
なーこ「このスレ、と掛けまして」
ぺー「またやってる」
なーこ「テーブルマナーの講習と解きます」
ぺー「その心は?」
なーこ「落としちゃだめなの(音しちゃだめなの)?」フフッ
ぺー「…落としちゃダメ(音しちゃダメ)!でいいんじゃないかな」

318 :名無しって、書けない?:2019/09/08(日) 07:54:00.50 ID:4o2ZiNh50.net
>>317
なんて悩ましい漫談なんやw

319 :名無しって、書けない?:2019/09/09(月) 00:49:46.45 ID:c1AECFfX0.net
選抜ドキドキや(-o-;)

320 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第19話:2019/09/10(火) 09:48:20.84 ID:boME0+dE0.net
「あぁ眠い...」

七夕ぐらい早く帰ってきてなんて理佐ちゃんの甘い誘いにほだされて

残業を途中でバックレて雨の中を帰宅し熱い夜を過ごしたせいでアクビを連発する彦星な俺なのであった


「おはよ〜早くしないと遅刻しちゃうよ」
なんて熱い夜を過ごしたせいで朝からご機嫌な織姫理佐ちゃん

男より女のほうが性欲旺盛という事実は清純にして聖女な理佐ちゃんも例外ではないのだ、、、

「エロに迷う若者たちにこの事実に早く気づいて欲しいものだよ・・・」
なんて高校生の頃に先輩に教わった女の性欲は男の数倍説をエロに臆病と言われる昨今の若者にも教えてあげたい俺

そんな俺に

「朝から変なこと呟いてないで早くご飯食べてよ!」
山の天気より変わりやすい理佐ちゃんのご機嫌


雷を落とされてはならじと朝ご飯を平らげるやほうほうのていで会社へと逃げ出す俺




「あれは!理佐ちゃんのGスポット!Gスポット!たとえ理佐ちゃんがつれなくても永遠の俺の女神〜♪」

七夕の夜の熱く甘〜い夜を思い出しながら久しぶりの理佐ちゃん替え歌を自慢の喉で奏でながらご機嫌に出社するサザンな俺

しかし、そこに待っていたのは日頃からの良からぬ職務態度と昨夜の残業バックレのペナルティで累積レッドカード

かくして職を失ない街をさ迷う流れ彦星な俺

そんなん知ってか知らずか内職に励んでそうな理佐ちゃんだから好き

321 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第20話:2019/09/11(水) 22:20:49.04 ID:0otJwrTs0.net
「ちょっと!いつまでぶらぶらしてんの!」

パチンコからお昼ご飯食べに帰ってきた俺に喝を入れる織姫理佐ちゃん

会社をクビになり早くも1ヶ月

ヤケを起こしたってわけでもないけど内職を頑張ってくれてる理佐ちゃんに甘えて日々ぶらぶらしてる俺ってわけだ、、、


「定職に就くより今は気儘な流れ星でいたい気分なんだ...」
自身恒星アルタイルの化身である自分に掛けて洒落の効いたセリフ宣う彦星な俺

理佐ちゃんの母性スイッチを押そうとちょっと影のある男を演じてるってわけだ


「気の効いた言い訳してないで早く就寝してよ!」
なんてドス効かせながら俺のこめかみに拳でグリグリの刑してくる厳つい理佐ちゃん

「ひぃ〜明日には必ず〜」
理佐ちゃんのお仕置きに許しを乞い仕事を探すことを誓う俺に

「明日じゃなくて今すぐ行って!」
無情にも即刻の就寝活動を発注するせっかちな理佐ちゃん

「そんな殺生な・・・」
なんだかんだと言いながらも優しい理佐ちゃんに甘えてヒモ暮らしを目論んでた俺絶句、、、

「もう、ちょっと甘やかしたらすぐ堕落してダメ男になっちゃうんだから・・・」
働けと言ったぐらいで鬼落ち込みな俺に呆れる理佐ちゃん

しめた!

怒りから呆れに変わってきたぞw

理佐ちゃんの心の変化に怒りは現状の変化を促すけど呆れは現状を受け入れてしまう諦めへの道標だと希望を見出し安心する俺

理佐ちゃん宣うように確かにダメ男な俺なのではある

そして理佐ちゃんにお昼ご飯食べさせてもらうさ迷う恒星アルタイルな俺

「やっぱり天地開闢以来の美人が作ってくれたご飯は天地開闢以来のうまさやな」
満足しながらお昼寝開始な俺に

「仕事探しに行けって言ってんでしょ!」
なんて怒声発する理佐ちゃん

俺を働かすことを全然諦めてない理佐ちゃんだから好き

322 :名無しって、書けない?:2019/09/12(木) 18:15:24.71 ID:qQhTIHrW0.net
最近みいちゃんに惹かれとる(-o-;)

323 :名無しって、書けない?:2019/09/14(土) 10:35:05.27 ID:aNk4Z2kS0.net
あげ

324 :名無しって、書けない?:2019/09/16(月) 09:34:39.16 ID:2kpt6Ogt0.net
まだまだや!

325 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第21話:2019/09/17(火) 10:53:48.61 ID:2G2BQLpF0.net
「しかし人生ってのは分からんもんだな・・・」

哲学的に呟きながら川に釣糸たれる彦星な俺

織姫こと理佐ちゃんに再就職のために精出せや!なんて喝を入れられたものの働く気にならずにハローワークに行くふりして毎日釣りをしてるってわけだ

「だいたい天界にその人在りなんて言われてた天下の牛飼いたる俺がサラリーマンなんて無理があるんだよな」
ウキが沈むのに合わせて竿を跳ねあげながら愚痴る俺

「ちっ、また外したか・・・」
天下の牛飼いだけど釣りは苦手な俺


天界に居た頃には叶わなかった愛しの理佐ちゃんとの生活を守りたいのはやまやまなれど人間界の下々に混ざる難しさに途方に暮れてる俺なのであった



「うっひょ〜!また釣れたのっす!」

途方に暮れてる俺の横で魚を釣り上げはしゃぐ麦わら帽子のガキ・・・

「貴様!釣り場で騒ぐな喧しい!」
ガキに向かい怒鳴るとともに石を拾い上げる俺

理想と現実の狭間で揺れる煩悶を先ほどから目障りだったガキにぶつけるこにした俺

おもむろに振りかぶり麦わら帽子のガキに石を投げる俺

すかさず石を釣竿で打ち返すガキ

アウトコース低めというバッターが最も捉えにくい場所に投げたにもかかわらずいとも容易く打ち返され川の向こう岸に消えてく石を呆然と見送る俺

「コースも球威も申し分無いけどそれではわしを打ち取れんよ」
俺の背中に話しかけるガキにあらずしてジジイの声

なんぞ!?

なんて振り向いたらそこに居たのは釣りキチ三平ならぬ野村監督が!?

「ノムさん!?」
釣りキチ三平から野村監督への変化に驚く俺

「なんだよノムて?わしは釣りの神様こと恵比寿だよ」
などと人違いの俺に文句言う恵比寿様

なんだかよく分からない展開に突入しながらも人類史上最高可愛い理佐ちゃんだから好き

326 :名無しって、書けない?:2019/09/18(水) 11:29:53.69 ID:TwIj6WLE0.net
初代小説スレから書き始めこのスレに居を移してからもつらつらと書き続けブログに転載することはや1年以上

訪れる人も絶え果て孤独と向き合い心の奥底に潜む狂気を見つめる日々をなんとか乗り越えついに1700を越えました

ビバ理佐ちゃんブエナビスタ理佐ちゃんの心境でありますm(__)m

327 :名無しって、書けない?:2019/09/19(木) 13:13:42.57 ID:CHqD1Eey0.net
ドームに生霊飛ばして理佐ちゃんを見守りたい

328 :名無しって、書けない?:2019/09/19(木) 14:00:06.16 ID:zvzXXKfhK.net
>>327
俺君が生霊飛ばして仕事中の理佐ちゃんを邪魔すr…もとい、見守る短編ができそうですね(笑)

329 :名無しって、書けない?:2019/09/20(金) 13:29:59.29 ID:QxuWXJh00.net
>>328
そろそろイタコの理佐ちゃんシリーズを復活させようかと画策しとりますw

330 :名無しって、書けない?:2019/09/22(日) 12:59:29.56 ID:hYNYixwR0.net
上げ

331 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第22話 前編:2019/09/24(火) 17:11:52.29 ID:D4RxkrHx0.net
「わしだけ日本古来の神様だから何かと嫌がらせされてさ、そんで天界を飛び出して来たってわけよ」

愛しの理佐ちゃんに仕事探しのふりして釣りしてた俺の前に現れたノムさん似の恵比寿様

どうやら七福神の他の神様たちがインドや中国由来の神様だから上手くいってないらしい、、、


「だからって家出しなくても...」
大人げない恵比寿様に呆れる俺

「ねぇ三郎から理佐ちゃんが家出中って聞いてよ、わしも地球に来たろう思ったんや」
なんて理佐ちゃんのお父さんと知り合いみたいなこと言い出す恵比寿様


「そりゃ神様同士だから顔見知りや、恋女房のサッチーが亡くなった時には一番に駆けつけてくれたもんや」
なんて目を閉じて呟く恵比寿様

「恋女房のサッチー!?やっぱりあんたノムさんやろ!」
恵比寿様のなにげない呟きを聞き逃さないさすがの俺

「なに訳の分からんこと言うとんねん、そろそろお前の家に案内せんかい」
なんて俺の詰問には答えない限りなくノムさん疑惑濃厚な恵比寿様

俺のもやもやとは裏腹に恵比寿様の言葉に合わせて出現する牛車

「俺君お久しぶりっす」

恵比寿様のイリュージョンに驚く俺にウインクしてくる牛車を引いてる安平

「お前なにやってんだよ?」
しばらくぶりに現れた伝説の種牛安平に思わず愕然とする俺

「天神土田の所からFAしましてね、今は恵比寿様の元で牛車引いてますねん」
いつの間にか天神土田と手切れしていた安平

「俺君には色々知らせなきゃいけないことがあるんでここはノムさんに従ってください」
なんて恵比寿様をノムさん呼びする伝説の種牛安平

それ見て満足そうな微笑み浮かべる恵比寿様

「やっぱりノムさんなの?」
小声で安平に尋ねる俺

「奥さんに家出されてから心労でボケが進行してしまい自分を野村監督と思い込んでるだけです・・・」
首を横に振りながら答える安平

「ボケ老人・・・じゃあ恵比寿様ってのも?」
安平の言葉に更なる疑惑な俺

「それは本当です、私が牛車を引いてるのが証拠ですわ」
俺の疑いを否定する安平

こうしてボケ始めた恵比寿様を我が家に連れてくことになった俺

332 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第22話 後編:2019/09/24(火) 17:22:47.07 ID:D4RxkrHx0.net
「お客さん連れてくるなら先に知らせてよね!」

時々に自分をノムさんと思い込むボケ進行中の恵比寿様への挨拶もそこそこに俺を台所に連れ込むなりお怒りな理佐ちゃん

「ごめんなさい...」
俺が悪いわけではないけど美し過ぎる理佐ちゃんのお怒り顔に条件反射で土下座謝罪する俺

「俺君と私の分しか用意してないんだけど・・・」
土下座する俺を見下ろしながら困り顔すら美し過ぎる理佐ちゃん

そこに

「奥さん夕飯はまだですか?」
なんて理佐ちゃんをますます困らせる図々しい恵比寿様


「だいたいなんであんたが野村監督と知り合いなのよ!」
図々しい恵比寿への怒りを俺にぶつけるも当然のごとく恵比寿様をノムさんと思い込む迂闊な理佐ちゃん

「え〜ん、せっかく俺君と食べようと思ってローストビーフ作ったのに〜」
なんて悔しそうな理佐ちゃんだから好き

333 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第23話 前編:2019/09/26(木) 15:14:32.54 ID:qjLXj5it0.net
「美味しいですか?」

なんて恵比寿様に聞いてる愛しの理佐ちゃん

なんだかんだ文句言いながらも恵比寿様にローストビーフを振る舞ってるってわけだ

「理佐ちゃんジジイに聞くまでもないよ、理佐ちゃんが作ってくれただけで人類がローストビーフを生み出して以来史上最高美味しいよ」
理佐ちゃんの作る物ならなんでも史上最高美味しい俺の感想に

「うるさいな、俺君の感想は参考にならないから黙っててよ」
照れ隠しが可愛い理佐ちゃん



「それにしても野村監督が俺君と知り合いだったなんて驚いたな」

照れ隠しに話題変えてくる奥ゆかしい理佐ちゃんではあるがまだ恵比寿様をノムさんだと思い込んでるあたりはちょっとヤバイか・・・

まあそっくりだから仕方あるまい

「理佐ちゃん、このジジイはノムさんじゃなくてたまに自分をノムさんだと思い込んでしまうボケ老人な恵比寿様なんだよ」
ド直球に理佐ちゃんの勘違いを正してあげる優しい俺

「え〜!?恵比寿様!?」
などと驚きの悲鳴あげてる理佐ちゃん

詳しく説明しようと理佐ちゃんの手を引っ張り台所へ向かう俺

334 :帰ってきた織姫の理佐ちゃん 第23話 後編:2019/09/26(木) 15:16:54.18 ID:qjLXj5it0.net
「そうなんだよ、たまたま河原で話しかけられただけで知り合いでもなんでもないんだよ」
好きで恵比寿様を家に連れて来たわけではないとようやく説明出来た俺

「七福神の恵比寿様が本当に居るなんてちょっとびっくりした」

己とて七夕伝説の織姫なくせに恵比寿様が実在することにびっくりする天然ぶりが可愛い理佐ちゃんではあるが・・・

「そんなことより理佐ちゃん、恵比寿様が泣いてるよ」
台所からテーブルの恵比寿様を指差しながら理佐ちゃんに小声でささやく俺

「どうしたんだろ?」
小声で呟く理佐ちゃん

「ローストビーフが不味かったのか・・・うっ!?」
言い終わらぬうちに理佐ちゃんに腹パンされて黙る俺

それでも怒りが収まらずパン!パン!パン!なんて小気味いい音させて俺の頬を往復ビンタしながら

「さっきまで人類史上最高に美味しいとか騒ぎながら食べてたのあんたじゃないの?」
なんてのたまうちょっと猛々しい愛しの理佐ちゃん

どうやら忠実なしもべたる俺の暴言にリミッターが外れてしまい本来の荒っぽい性質が出てしまったようだ・・・

「申し訳ありません、もしも天が許すなら舌を切ってお詫びしたい気分です」
暴力的な織姫理佐ちゃんに平身低頭謝罪する彦星な俺

「うるさい、もう作ってあげないからね」
俺を徹底制裁したあげく拗ねちゃう理佐ちゃんだから好き

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