【脳】寝不足は肥満のもと、レム睡眠が関係筑波大が研究

名前はないないナイアガラよ！

寝不足だと太りやすくなるのは、夢を見る浅い眠り（レム睡眠）の減少が関係している、とする研究成果を筑波大などのチームがまとめたわ。
レム睡眠が少なくなると、砂糖（ショ糖）や脂質を過剰に食べることがマウスの実験で確かめられたそうなの。英科学誌イー・ライフに発表されたわ。

睡眠不足の人は、十分な睡眠を取っている人に比べて高カロリーの食品をたくさん食べる傾向があって
肥満になりやすくなることが知られていたんだけど、その仕組みはわかっていなかったの。

筑波大のミハエル・ラザルス准教授と東京大のクリストファー・マキュワン特任講師らは、飼育ケースの底に金網を敷いた不安定な環境にマウスをおくと、レム睡眠だけが極端に減る現象を応用。
この状態で味の違う複数の餌を自由に選ばせたところ、
通常の状態で飼育したマウスに比べて、ショ糖のたくさん含まれる甘い餌と高脂質の餌を約３割多く食べたそうよ。

次に、味や香りなどを判断する役割を担う脳の「前頭前皮質」と呼ばれる部分の働きを遺伝子改変技術で抑えて同じ実験をすると、
高脂質の餌はたくさん食べても、甘い餌を余計に食べようとはしなかったの。
寝不足で甘い物を食べたくなるのは、この前頭前皮質の働きが関わっている可能性があるそうよ。

http://www.asahi.com/articles/ASK164PSGK16ULBJ009.html

【関連研究】
ADHDは脳の成長の遅れ特に前頭前野皮質（アメリカ国立精神衛生研究所プレスリリース） http://mui-therapy.org/newfinding/brain_mature_late.html

【脳】寝不足は肥満のもと、レム睡眠が関係 筑波大が研究

【脳】寝不足は肥満のもと、レム睡眠が関係筑波大が研究